JP2015232264A - フェンス - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者がひとりでもパネルの仮置作業が容易になされて施工しやすいフェンスを提供する。
【解決手段】支柱1間に設けられた胴縁5を介してパネル2が取付けられ、前記パネル2は、複数の縦桟3と横桟4とを備え、前記縦桟3は横桟4の前面に固定されるようになされ、前記横桟4は、胴縁5の上面部51に載置されるとともに、前記上面部51が収納される収納部42が設けられるようにフェンスPを構成すれば、パネル2の横桟4を胴縁5に載置して、横桟4の収納部42に胴縁5を収納させることができるので、胴縁5に対するパネル2の仮置きが容易となって、施工作業を効率的に実施することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、住宅、工場、公共施設等の敷地境界部や隣地境界部に設けられるフェンスに関する。
一般に、道路と敷地の境界、敷地同士の境界等を仕切るために、その境界部に沿ってフェンスが取付けられている。前記フェンスは、通常、境界に沿って立設された支柱間にパネルが取付けられたものであり、支柱の側面間に該支柱とパネルとが略同一面上に取付けられる、いわゆる固定柱タイプと、支柱の前面側にパネルが取付けられる、いわゆる自由柱タイプとがある。
前記フェンスにおいて、例えば、自由柱タイプの場合は、支柱の前面にパネルを直接固定する場合と、支柱に固定したブラケットや胴縁を介して固定する場合等がある。例えば、特許文献1には、割型一方及び他方の胴縁部材を相互に嵌合自在とした割型胴縁を用い、その割型一方の胴縁部材に多数の縦桟を固定したフェンス本体を形成する一方、支柱に固定したブラケットを介して割型他方の胴縁部材に上記割型一方の胴縁部材を嵌合してフェンス本体を配置した傾斜地用フェンスが提案されている。
特開2008−82028号公報
ところで、前記のような傾斜地用フェンスにおいては、胴縁部材を嵌合自在な割型胴縁とすることによって、該割型胴縁同士を連結するためのボルトやビス等の連結具が不要となり、部材点数を削減することができるが、当該特許文献の図4、図8に示されるような割型胴縁を上下2段用いると、該割型胴縁同士を嵌合させる際に、スナップイン嵌合にしても、スライド嵌合にしても作業者ひとりでは嵌合作業が困難であり、また一旦嵌合させると取り外しは容易ではないので、フェンス本体の仮置作業も困難であった。
本発明は、前記の如き問題点を解消し、作業者がひとりでもパネルの仮置作業が容易になされて施工しやすいフェンスを提供する。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわち本発明に係るフェンスは、間隔をあけて立設された支柱間に設けられた胴縁を介してパネルが取付けられ、前記パネルは、複数の縦桟と横桟とを備え、前記縦桟は横桟の前面に固定されるようになされるとともに、前記横桟には、胴縁の上端部が収納される収納部が設けられていることを特徴とするものである。
また本発明に係るフェンスにおいて、前記胴縁は、パネルの縦桟側が長手方向に沿って連続的に切り欠かれた連続切欠部が設けられていてもよい。
更に本発明に係るフェンスにおいて、前記胴縁と横桟とは前後に貫通するボルトを介して締結されていてもよい。
また本発明に係るフェンスにおいて、前記パネルの横桟は、縦桟が固定される縦板部と、前記胴縁の上面部に位置する横板部と、前記横板部から胴縁と支柱の間に向けて垂下する垂下部とを備え、前記横板部は、支柱に取付けられた止め具と前記胴縁の上面部との間に位置するとともに、前記胴縁の上面部と前記止め具との上下方向の距離は、前記垂下部の上下方向の長さよりも短くなされていてもよい。
また本発明に係るフェンスにおいて、前記パネルの横桟は、縦桟が固定される縦板部と、胴縁上に位置する横板部と、前記横板部から胴縁の背面と支柱との間に向けて垂下する垂下部と、前記垂下部から支柱に向けて突出する突出部とを備え、前記垂下部は、支柱に取付けられた止め具と前記胴縁の背面との間に位置し、前記突出部は、前記止め具より下方に位置するとともに、前記胴縁の背面と前記止め具との前後方向の間隔は、前記突出部の前後方向の長さより短くなされていてもよい。
本発明によれば、前記横桟には、胴縁の上端部が収納される収納部が設けられているので、作業者がひとりであっても、パネルの横桟を胴縁よりわずかに持ち上げて、前記収納部に胴縁が収納されるように胴縁上に載置することによって、胴縁を介して支柱間にパネルを仮置きすること可能となり、容易には外れないようにすることができる。
また本発明に係るフェンスにおいて、前記胴縁は、パネルの縦桟側が長手方向に沿って連続的に切り欠かれて連続切欠部が設けられていれば、胴縁内に配置される部材の位置確認を連続切欠部から視認できるので、施工性を高めることができる。
また本発明に係るフェンスにおいて、前記パネルの横桟の垂下部が、支柱に取付けられた止め具と胴縁とによって上下方向への移動が制限されるようになされていれば、パネル施工後は、パネルが容易には取り外されないようにすることができる。
また本発明に係るフェンスにおいて、前記パネルの横桟は、縦桟が固定される縦板部と、前記胴縁の上面部に位置する横板部と、前記横板部から胴縁と支柱の間に向けて垂下する垂下部とを備え、前記横板部は、支柱に取付けられた止め具と前記胴縁の上面部との間に位置するとともに、前記胴縁の上面部と前記止め具との上下方向の距離は、前記垂下部の上下方向の長さよりも短くなされていれば、パネル施工後は、パネルが容易には取り外されないようにすることができる。
また本発明に係るフェンスにおいて、前記パネルの横桟は、縦桟が固定される縦板部と、胴縁上に位置する横板部と、前記横板部から胴縁の背面と支柱との間に向けて垂下する垂下部と、前記垂下部から支柱に向けて突出する突出部とを備え、前記垂下部は、支柱に取付けられた止め具と前記胴縁の背面との間に位置し、前記突出部は、前記止め具より下方に位置するとともに、前記胴縁の背面と前記止め具との前後方向の間隔は、前記突出部の前後方向の長さより短くなされていれば、パネル施工後は、パネルが容易には取り外されないようにすることができる。
本発明に係るフェンスにおいて実施の一形態を示す正面図である。 図1の側面図である。 図1の支柱付近における拡大説明図である。 図3の分解説明図である。 図1の支柱付近の一部を省略した説明図である。 図1の胴縁の連結箇所付近の説明図である。 第二の実施形態を示す部分分解図である。 図7において胴縁の連結構造を示す説明図である。 図8のA−A断面図である。 図7のパネルの固定構造を示す説明図である。 図7の拡大縦断面図である。 図7の胴縁の他の形態を示す断面図である。 本発明に係るフェンスにおいて第三の実施形態を示す部分分解図である。 図13において胴縁の連結構造を示す説明図である。 図14のC−C断面図である。 本発明に係るフェンスにおいて第四の実施形態を示す説明図である。 本発明に係るフェンスにおいて第四の実施形態を示す説明図である。 本発明に係るフェンスにおいて第四の実施形態を示す斜視図である。 図18の支柱付近の部分拡大縦断面図である。 本発明に係るフェンスにおいて第五の実施形態を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。
図1〜3は本発明に係るフェンスにおいて実施の一形態を示すものであり、図1は正面図である。
図面において、1は設置面に間隔をおいて立設された支柱、2は支柱1の前面に取付けられたパネル、3及び4はパネルを構成する縦桟及び横桟、5は支柱間に取付けられた胴縁であって、胴縁5を介して支柱1間にパネル2が取付けられている。
支柱1は、その下部が設置面に埋設されて適宜間隔をあけて立設されている。支柱1は一般に強度的に安定している鋼管が用いられるが、鋼材以外に他の金属を用いてもよい。他の金属としては、アルミニウム合金、ステンレス合金等を挙げることができる。支柱1の断面形状は、本形態のように、胴縁5が取付けやすい平坦な箇所を有した前面が平坦な角型形状の鋼管が好適に用いられる。なお、支柱1の前面とは、支柱1に対してパネル2が配置される面を前面としたものであり、実施例についてもその様に説明するが、フェンスPが敷地境界部に設置される場合は、道路等に面した外側を前面としてもよく、また家屋側を前面としてもよい。
パネル2は、左右に間隔をあけて配置された多数の縦桟3と、上下に間隔をあけて配置された横桟4とが、その交差部21で固定具により固定され縦格子状に形成されている。
縦桟3は、一般にはアルミニウムやアルミニウム合金製の角パイプが好適に用いられるが、他の金属を用いてもよく、ステンレス合金や鋼材を用いることができる。隣り合う縦桟3のピッチは特に限定されるものではないが、フェンスPを設置した時に、通行人等が横桟4に足を掛けてパネル2を容易に乗り越えないように、該縦桟3間のピッチは靴が入りにくい方が好ましく、本形態では約50mmとしている。
縦桟3の断面形状は、本形態に限定されるものではなく、多角形状の断面でもよく、円形状の断面でもよく、これらを組み合わせた形状でもよいが、横桟4との交差部21では、横桟4と重なりやすい形状が好ましく、一般には上下にわたって平坦な平坦部が形成されているものが好ましい。
縦桟3の装飾性を高めるために、縦桟3の外周面に装飾用シート(図示せず)を貼着してもよい。この場合は、装飾用シートが縦桟3の背面で上下に重ね合わされて、該重ね合わせ箇所に横桟4が交差して重ね合わされるようになされれば、装飾用シートが剥がれにくくなり好ましい。
図2は図1の側面図である。横桟4は、縦桟3を所定の間隔あけて固定するための縦板部41と、胴縁5が収納される収納部42とを備えている。
縦板部41と縦桟3とは、それぞれが交差する交差部21において、固定具としてのリベット31で固定され、パネル2が形成されている。一般に平坦な箇所に連続してフェンスPを設置する場合は、本形態のように、前記交差部21において、上下2個のリベット31を介して連結されており、縦板部41に対して縦桟3が回動しないようになされている。なお、設置面が途中から傾斜している箇所にフェンスPを設置する場合は、図示しないが、交差部21において1個のリベット31で縦桟3と横桟4とを固定することによって、それぞれの交差部21において、リベット31を軸として縦桟3に対して縦板部41が設置面の傾斜に沿うように回動させて、二個の縦桟3と横桟4とによって平行四辺形を形成するように変形させてもよい。
次に、図2〜4を参考にして、パネル2の横桟4と胴縁5との関係について更に詳しく説明する。図3は図1の支柱付近の拡大説明図、図4は図3の分解説明図である。横桟4は、本形態では、薄板を屈曲させて形成した如き形態であって、前記縦板部41と、縦板部41の上端を水平に屈曲して形成された横板部43と、横板部43の先端を下方に垂下して設けられた垂下部44を備えている。そして、縦板部41、横板部43、及び垂下部44によって、下方に開口された収納部42が形成されている。一方、胴縁5は、本形態では、角パイプ状に形成されており、支柱1の間に取付けられている。
パネル2の横桟4を胴縁5に固定する際は、図4に示すように、横桟4の収納部42内に胴縁5の上面部51が収納されるようにパネル2をY方向、すなわち上方から下方に移動させて胴縁5上に載置する。これにより、図3に示すように、胴縁5を介して支柱1間にパネル2を仮置きすることができる。仮置きした後は、胴縁5の前後に縦板部41と垂下部44が配置されるので、パネル2が自重によって前方に滑ることを抑えて、横桟4が胴縁5から容易に外れないようにすることができる。
また、図2に示すように、支柱1と胴縁5との間に横桟4の垂下部44が配置される隙間11を設けておけば、垂下部44は、胴縁5の背面側に配置しても支柱1とが干渉することないので、仮置き作業が更に容易となる。本形態では、垂下部44は横桟4の長手方全長にわたって設けられているが、例えば、前記隙間11が形成されておらず、支柱1と胴縁5とが重なりあっている場合は、図示しないが、支柱1と干渉しない箇所のみに垂下部44が設けられた形態でもよく、この場合であっても、パネル2を仮置きすることができる。
横桟4は、一般には強度的に安定しておりコストの安い鋼板が好適に用いられ、また該鋼板のプレス加工やロールフォーミング等の曲げ加工によって作製される。また横桟4は、本形態のように、パネル2の上部と下部に合わせて二個配置されていればよいが、強度を高めるに、上下に合わせて三本以上の横桟4を配置してもよい。
胴縁5は、一般には強度的に安定しておりコストの安い角形の鋼管が好適に用いられる。これにより、胴縁5上にパネル2の横桟4を載置した際に、パネル2の自重によってパネル2の縦桟3が位置する胴縁5の前側に向けて荷重がかかるが、角形にすることによって胴縁5の撓みや変形を抑えることができる。
次に、図2、図5を参考にして、支柱1に対する胴縁5の取付構造について詳しく説明する。図5は図1の支柱付近の一部を省略した説明図である。胴縁5の背面には、支柱1に固定するための取付部材6が取付けられている。取付部材6は、本形態では、縦板状であって、その中央部には胴縁5と反対側に開口する溝部61が横方向に設けられて、断面ハット状に形成されている。
一方、支柱1の前面には、上方に向けて開口する取付溝7が設けられている。そして、胴縁5の取付部材6の下端部62を支柱1の取付溝7に挿入することができるようになされており、該下端部62を支柱1の取付溝7に挿入することによって、取付部材6を支柱1に取付けることができる。
取付部材6は、図2に示すように、ボルトB1によって胴縁5の背面に締結されている。具体的には、ボルトB1の頭部が取付部材6の溝部61に収納されるように形成されているので、前記ボルトB1の頭部が支柱1に接触するような不必要な干渉が起こらない。また、本形態では、ボルトB1に螺着されるナットN1は胴縁5の内部に配置されている。具体的には、図4に示すように、胴縁5の前面部が切り欠かれて切欠部52が設けられており、該切欠部52からナットN1を入れて、取付部材6側から挿入されたボルトB1のねじ部に螺着させて、胴縁5に取付部材6を締結することができる。胴縁5に係止されるパネル2の横桟4の縦板部41と干渉しないため好ましい。
取付溝7は、本形態では、支柱1と支柱1に取付けられた溝部材71とによって形成されており、支柱1の前面に固定される固定片72と、前記固定片72の上部から前方に向けて屈曲されて更に途中で上方に向けて屈曲された張出壁部73とを備えている。そして前記張出壁部73と支柱1との間に該取付溝7が形成されており、固定片72及び支柱1を前後に貫通するビスB2にナットN2が螺着されて、溝部材71が支柱1に固定されるようになされている。
取付部材6の上端部63は、支柱1の前面側から離れない様に、前記上端部63の前面に配置される止め具8が支柱1に取付けられている。これにより、支柱1に胴縁5を強固に取付けることができる。
止め具8は、図4に示された溝部材71を上下に反転させた形態であって、支柱1と該止め具8とによって下方に開口する溝形となされているので詳しい説明は省略するが、ビスB2、ナットN2を介して支柱1に取付けられており、部品の共通化を図ることができる。
図6は、胴縁5の連結箇所付近の説明図であって、(a)は拡大正面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(b)のB−B断面図である。胴縁5同士の連結は、本形態では、左右に隣り合う2個の胴縁の側端において、それぞれに跨って胴縁に挿入したスリーブ9を介して連結されて、連結部Rが形成されている。スリーブ9は、断面矩形状の角型形状である胴縁5の内形状に対応した上壁部91と下壁部92とこれらを接続する縦壁部93とからなる断面コ字状に形成されたものである。
スリーブ9の上壁部91と下壁部92には、ビスB3のねじ部が螺着される雌ねじ部91a、92aがそれぞれ設けられており、胴縁5の上面、下面に設けられた透孔から挿通されたビスB3のねじ部が該雌ねじ部91a、92aに螺入されるようになされている。前記雌ねじ部91a、92aはビスB3が螺着されるものであれば、バーリング加工によって雌ねじ部としたものでもよく、ナットを接合させて雌ねじ部としたものでもよい。
更に、本形態では、前記ビスB3を用いてパネル2の横桟4を胴縁5に固定している。具体的には、(c)に示すように、横桟4の横板部43にビスB3が挿通される透孔が設けられ、ビスB3を介して横板部43が胴縁5に固定される。これにより、胴縁5の連結作業と胴縁5に対する横桟4の固定作業を合わせて実施することができる。
胴縁5に対する横桟4の固定方法は、上記に限定されるものではなく、例えば、横桟4の縦板部41及び胴縁5の前面部にビス用の挿通孔を設けて、該ビスを介して締結するものでもよく、横桟4の垂下部44及び胴縁5の背面部にビス用の挿通孔を設けて、該ビスを介して締結するものでもよい。この際、胴縁内部に挿入された前記スリーブ9に該ビスが螺入される雌めじ部を設けていてもよい。
図7〜12は、本発明に係る第二の実施形態を示すものであって、図7は第二の実施形態を示す部分分解図、図8は図7において胴縁の連結構造を示す説明図、図9は図8のA−A断面図、図10は図7のパネルの固定構造を示す説明図、図11は図10の拡大縦断面図、図12は図7の胴縁の他の形態を示す断面図である。本形態では、図1〜6に示されたフェンスPと比べて、主に胴縁5、スリーブ9の形態が異なるものであり、既に説明した内容と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本形態に係る胴縁5は、図7〜8に示すように、パネル2の縦桟3側が一端から他端にわたって長手方向に沿って連続的に切り欠かれて連続切欠部56が設けられるとともに、該胴縁の下面部の先端部から上方に立ち上がる立上片53が設けられたものである。これにより、図4に示された胴縁5の切欠部52のように、特定箇所に切り欠いた部分を設ける必要がなく、胴縁5に対するボルトB1、ナットN1の取付作業性が向上する。
胴縁5同士の連結するためにスリーブ9を用いることは、図6に示された形態と同様であるが、スリーブ9の形態が異なるため、以下に詳しく説明する。すなわち、図8〜9に示すように、スリーブ9は、主に上壁部94、下壁部95、縦壁部96とからなる断面コ字状に形成され、前記縦壁部96が前方側に配置されるように胴縁5の端部に跨って挿入される。そして、下壁部95に設けられた雌ねじ部95aに胴縁5の下面の透孔54から挿通されたビスB4のねじ部を螺入して、締め付けることによって、図10に示すように、スリーブ9を介して胴縁5同士を連結することができる。また、胴縁5の端部に挿入されたスリーブは、胴縁5の立上片53により、胴縁5の外側へ落ちにくくなる。
続いて、胴縁5に対するパネル2の固定構造について図7、図10、図11を用いて詳しく説明する。図11において、(a)は図7のB−B断面の主要部の拡大断面図、(b)図10のC−C断面の主要部の拡大断面図である。横桟4の収納部42内に胴縁5の上面部51が収納されるようにパネル2をY方向、すなわち上方から下方に移動させて胴縁5上に載置することによって、胴縁5にパネル2を仮置きする。続いて、胴縁5同士を連結しているスリーブ9の縦壁部96の雌ねじ部96aに、横桟4の縦板部41に設けられた透孔41aから挿通したビスB5のねじ部を螺入して締め付けることによって、図7、図11の(a)に示すように、スリーブ9を介してパネル2が胴縁5に固定される。
本形態では、図11の(b)に示すように、パネル2の交差部21において、縦桟3と横桟4とが1個のリベット31で固定されており、これによって、リベット31を軸として、縦桟3に対して横桟4を回動させることができる。また、リベット31の横桟4の縦板部41から胴縁5に向けて突出した突出部31aは、胴縁5の上面部51と立上片53との間に配置されるので、施工性を向上させることができる。
これにより、スリーブ9を介して胴縁5同士を連結する際、また横桟4をスリーブ9にビスB5を用いて固定する際に、胴縁5の連続切欠部56からスリープを視認できるので、胴縁5内に配置される部材を視認しやすくなり、施工性を高めることができる。
胴縁5の形状は、本形態に限られるものではなく、図12の(a)に示すように、図9の胴縁5において立上片53を有さない、断面略コ字状としたものでもよい。また(b)に示すように、該上面部51の先端部から下方に向けて垂下片55を設けることによって、胴縁5の上面部51の下方への撓みを抑えることができる。更に(c)に示すように、立上片53と垂下片55とを備えたものとしてもよい。
胴縁5に対する横桟4の固定方法の更に他の実施形態として、横桟4の縦板部41及び胴縁5の前面部にビス用の挿通孔を設けて該ビスを介して締結する形態について、図13〜15を用いて具体的に説明する。本形態では、図10〜11に示されたフェンスPと比べて、主に胴縁5、スリーブ9の形態が異なるものであり、既に説明した内容と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本形態に係る胴縁5は、図13〜15に示すように、胴縁5の上面部51と下面とを連結する縦板状の胴縁本体57には前後に貫通した挿通孔57aが設けられている。横桟4の縦板部41の透孔41aから挿通孔57aに向けてビスとしてのボルトB6を挿通し、該ボルトB6のねじ部にワッシャWを通して、ねじ先端部にナットN3を螺着させることによって、横桟4と胴縁5とを締結する。これにより、横桟4の縦板部41と胴縁5の立上片53とが当接又は圧着されて、胴縁5に対して横桟4をしっかり固定することができる。なお、本形態では、ボルトB6は、スリーブ9の縦壁部96に設けられた貫通孔96bに挿通されたものであるが、縦板部41及び胴縁本体57の任意の位置にボルトB6が挿通される挿通孔を設けた、該ボルトB6が前記貫通孔96bに挿通されない形態で、横桟4と胴縁5とを締結してもよい。また本形態では、ボルトB6にナットN3を螺着させることによって横桟4と胴縁5とを締結しているが、胴縁5の胴縁本体57に、挿通孔57aの代わりにバーリング加工によってねじ孔を形成して、前記ねじ孔にボルトB6を螺着させることによって横桟4と胴縁5とを締結する形態でもよい。
図16〜19は、本発明に係るフェンスの第四の実施形態を示すものであって、図16〜17は本形態に係るフェンスの説明図、図18は本形態に係るフェンスの斜視図、図19は図18の支柱付近の部分拡大縦断面図である。本形態では、図1〜6に示されたフェンスPと比べて、主に止め具8の形態が異なるものであり、既に説明した内容と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本形態に係る止め具8は、図17に示すように、支柱1の前面に固定される固定部81と、固定部81の下部から前方に向けて屈曲された押さえ部82とを備え、側面視略L字状に形成されている。
次に、前記止め具8を用いたフェンスPの組立方法を説明する。まず、図16に示すように、支柱1に取付けられた胴縁5上にパネル2の横桟4の横板部43が位置し、垂下部44が胴縁5の背面側に位置するように、パネル2をY方向、すなわち上方から下方に移動させて胴縁5上に載置する。次に、図17に示すように、止め具8の押さえ部82が横板部43上に載置されるように配置するとともに、固定部81の透孔81aから支柱1に設けられた前後に貫通する透孔12にボルトB7を挿通し、ワッシャWを介してナットN4を螺入ることによって、固定部81を支柱1の前面に仮固定する。本形態では、正面視において、透孔81aとパネル2の縦桟3とが重合しない位置にパネル2が胴縁5に載置されている。
続いて、正面視において、縦桟3とボルトB7とが重合するようにパネル2を横方向に移動させ、ボルトB7を増し締めして止め具8を支柱1に締結する。本形態では、ボルトB7の長さL1は、支柱1と縦桟3と前後方向の間隔K1よりも長いので、ボルトB7は、支柱1から容易には外せないようにすることができる。更に、横桟4の縦板部41の透孔41aから前後にボルトB6を挿通し、ナットN3を螺着させることによって、横桟4と胴縁5とを締結する。
これらの構造により、垂下部44が押さえ部82によって上方向の移動を制限されるので、横桟4は胴縁5から容易には外れなくなる。また、パネル2を施工後は、ボルトB6を外しても、ボルトB7は緩めることはできても容易に外せないため、パネル2が容易には取り外されないようになる。また、本形態では、横板部43は、胴縁5の上面部51と止め具8の押さえ部82によって上下方向から挟持されたものであるが、パネル2の施工後に、パネル2が容易に取り外されなければよい。具体的には、パネル2を胴縁5から取り外すために横桟2を上方に移動させた際、垂下部44が胴縁5と止め具8との間を通り抜けにくい形態が好ましく、上面部51と止め具8との上下方向の間隔K2が、垂下部44の上下方向の長さL2よりも短くなされていることが好ましい。
図20は、本発明に係る第五の実施形態を示すものであって、支柱1付近における部分拡大縦断面図である。本形態では、図1〜6に示されたフェンスPと比べて、主にパネル2の横桟4の形態が異なるものであり、既に説明した内容と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本形態に係る横桟4は、パネル2の横桟4の垂下部44の下端部から縦板部41とは反対方向である外側に向けて突出する突出部45を有するものである。また、止め具8は、支柱1の前面に固定される固定部81と、該固定部81の上部から前方に向けて屈曲されて更に途中で下方に向けて屈曲された張出壁部83とを備えている。
本形態に係るパネル2を支柱1に取付ける時は、例えば、図16〜20に示されたフェンスPと同様な組立方法によって組み立てればよい。すなわち、止め具8の張出壁部83を支柱1と胴縁5との隙間に配置する点が異なるが、他は同様な組立方法を利用することができる。
本形態では、垂下部44は、支柱1に取付けられた止め具8と胴縁5の背面との間に位置し、突出部45は、止め具8より下方に位置するとともに、胴縁5の背面と止め具8との前後方向の間隔K3は、前記突出部45の前後方向の長さL3より短くされている。これにより、パネル2を持ち上げた際、突出部45は、胴縁5の背面と止め具8との間を通り抜けて張出壁部83の下端より上方に移動しにくくなり、垂下部44の少なくとも一部は、張出壁部83に胴縁5の背面と止め具8との間にとどまり、横桟4は胴縁5から容易には外れなくなる。
本発明に係るフェンスによれば、支柱間にパネルを取付ける際に、パネルの仮置作業を容易に実施できるので、パネルの仮置きした状態で、パネル位置の微調整やパネルの固定作業が必要なフェンスに好適に用いることができる。
1 支柱
11 隙間
12 透孔
2 パネル
21 交差部
3 縦桟
31 リベット
4 横桟
41 縦板部
41a 透孔
42 収納部
43 横板部
44 垂下部
45 突出部
5 胴縁
51 上面部
52 切欠部
53 立上片
54 透孔5
55 垂下片
56 連続切欠部
57 胴縁本体
57a 挿通孔
6 取付部材
61 溝部
62 下端部
63 上端部
7 取付溝
71 溝部材
72 固定片
73 張出壁部
8 止め具
81 固定部
81a 透孔
82 押さえ部
83 張出壁部
9 スリーブ
91 上壁部
91a 雌ねじ部
92 下壁部
92a 雌ねじ部
93 縦壁部
94 上壁部
95 下壁部
95a 雌ねじ部
96 縦壁部
96a 雌ねじ部
96b 貫通孔
B1 ボルト
B2、B3、B4、B5 ビス
B6、B7 ボルト
K1、K2、K3 間隔
L1、L2、L3 長さ
N1、N2、N3、N4 ナット
P フェンス
R 連結部
W ワッシャ
X X方向

Claims (5)

  1. 間隔をあけて立設された支柱間に設けられた胴縁を介してパネルが取付けられ、前記パネルは、複数の縦桟と横桟とを備え、前記縦桟は横桟の前面に固定されるようになされ、前記横桟は、胴縁の上面部に載置されるとともに、前記上面部が収納される収納部が設けられていることを特徴とするフェンス。
  2. 前記胴縁は、パネルの縦桟側が長手方向に沿って連続的に切り欠かれた連続切欠部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフェンス。
  3. 前記胴縁と横桟とは前後に貫通するボルトを介して締結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフェンス。
  4. 前記パネルの横桟は、縦桟が固定される縦板部と、前記胴縁の上面部に位置する横板部と、前記横板部から胴縁と支柱の間に向けて垂下する垂下部とを備え、前記横板部は、支柱に取付けられた止め具と前記胴縁の上面部との間に位置するとともに、前記胴縁の上面部と前記止め具との上下方向の距離は、前記垂下部の上下方向の長さよりも短くなされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のフェンス。
  5. 前記パネルの横桟は、縦桟が固定される縦板部と、胴縁上に位置する横板部と、前記横板部から胴縁の背面と支柱との間に向けて垂下する垂下部と、前記垂下部から支柱に向けて突出する突出部とを備え、前記垂下部は、支柱に取付けられた止め具と前記胴縁の背面との間に位置し、前記突出部は、前記止め具より下方に位置するとともに、前記胴縁の背面と前記止め具との前後方向の間隔は、前記突出部の前後方向の長さより短くされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のフェンス。
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