JP5641632B1 - 太陽光発電パネル取付用金具、屋根パネル、および、屋根構造 - Google Patents

太陽光発電パネル取付用金具、屋根パネル、および、屋根構造 Download PDF

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Abstract

【課題】主に、簡単な構成で屋根フレームに確実に太陽光発電パネルを取付けられるようにする。【解決手段】屋根2を構成する屋根フレーム11に対して、太陽光発電パネル3を直接取付けるのに用いられる太陽光発電パネル取付用金具4に関する。この太陽光発電パネル取付用金具4は、上記屋根フレーム11の上面に当接可能な上面当接部21と、この上面当接部21の端部から上記屋根フレーム11の内側位置に沿って下方へ延びる段差部22と、この段差部22の下端部から上記上面当接部21とは反対の側へ延びる下部張出部23とを有する金具本体24を有するものとされる。この金具本体24に対して、上記屋根フレーム11に固定可能な屋根固定部12と、上記太陽光発電パネル3の縁部13に嵌合係止可能なパネル嵌合部14と、が設けられる。【選択図】図6

Description

この発明は、太陽光発電パネル取付用金具、および、この太陽光発電パネル取付用金具によって太陽光発電パネルが取付けられた屋根パネル、並びに、この屋根パネルを備えた建物の屋根構造に関するものである。
建物の屋根などに対し、太陽光発電パネルを取付けることが行われている。
そして、建物の屋根に太陽光発電パネルを取付けるのに、各種の金具類が用いられている(例えば、特許文献1〜特許文献4参照)。
特開2000−114577号公報 特開2006−16790号公報 特開2007−123730号公報 特開2013−2244号公報
しかしながら、上記公報の金具類は、既設の屋根に対して、後から太陽光発電パネルを取付けるためのものであるため、屋根の構造や太陽光発電パネルの構造などによって様々な形状や構造のものとなって種類が多く、また、構造や取付け方などについてもそれぞれ異なっているため、かなり複雑な状況になっていた。
そこで、本発明は、上記した問題点を解決し、簡単な構成で屋根に対して確実に太陽光発電パネルを取付けられるようにすることを、主な目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、
屋根を構成する屋根フレームに対して太陽光発電パネルを直接取付けるのに用いられる太陽光発電パネル取付用金具であって、
前記屋根フレームの上面に当接可能な上面当接部と、
該上面当接部の端部から前記屋根フレームの内側位置に沿って下方へ延びる段差部と、
該段差部の下端部から前記上面当接部とは反対の側へ延びる下部張出部と、を有する金具本体を備え、
該金具本体に対して、
前記屋根フレームに固定可能な屋根固定部と、
前記太陽光発電パネルの縁部に嵌合係止可能なパネル嵌合部と、が設けられたことを特徴としている。
本発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。
即ち、太陽光発電パネル取付用金具は、屋根を構成する屋根フレームに対して太陽光発電パネルを直接取付けるのに用いられる。
そして、太陽光発電パネル取付用金具の金具本体を、上面当接部と段差部と下部張出部とを有する段差形状のものとした。これにより、金具本体の構成を簡略化することができる。
この際、太陽光発電パネル取付用金具のパネル嵌合部を太陽光発電パネルに取付け、この太陽光発電パネルを屋根フレームの所定位置にセットし、太陽光発電パネル取付用金具の屋根固定部を屋根フレームに固定することにより、屋根フレームに対して簡単に太陽光発電パネルを取付けることが可能となる。
特に、太陽光発電パネルの縁部にパネル嵌合部を嵌合係止させるだけの簡単な作業によって、太陽光発電パネルに太陽光発電パネル取付用金具を確実に係止保持させることが可能であるので、作業性が良い。
本発明の実施の形態にかかる、屋根部に太陽光発電パネルを有する屋根パネルが取付けられた建物の斜視図である。 建物に屋根パネルを取付ける状態を示す部分拡大斜視図である。 図2における建物と屋根パネルとの取付部分の拡大縦断面図である。 屋根パネル間にカバー部材を取付ける状態を示す屋根部の部分拡大斜視図である。 屋根パネルの分解斜視図である。 太陽光発電パネル取付用金具を示す図である。このうち、(a)は側面図、(b)は平面図である。 屋根パネルに太陽光発電パネル取付用金具を用いて太陽光発電パネルが取付けられた状態を示す部分拡大縦断面図である。 太陽光発電パネル取付用金具に太陽光発電パネルが取付けられた状態を示す部分拡大縦断面図である。 太陽光発電パネルの取付手順を示す作動図である。 図9に続く作動図である。 図10に続く作動図である。 配線部の取り回し状態を示す部分拡大斜視図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図12は、この実施の形態の実施例およびその変形例を説明するためのものである。
<構成>以下、構成について説明する。
図1(〜図4)に示すように、建物1の屋根2などに対して、太陽光発電パネル3を取付ける。そして、建物1の屋根2に太陽光発電パネル3を取付けるのに、図5に示すように、太陽光発電パネル取付用金具4を用いる。
ここで、先ず、太陽光発電パネル取付用金具4を取付ける建物1について簡単に説明する。
この建物1は、この場合、ユニット建物とされている。このユニット建物は、工場で予め製造された建物ユニット6を、トラックなどの輸送手段で建築現場へ複数搬送し、建築現場で複数の建物ユニット6を組み立てることなどによって短期間のうちに構築できるようにしたものである。上記した建物ユニット6は、例えば、鉄骨系ユニットの場合、4本のユニット柱6aの上端部間を4本の梁材6b(天井梁または屋根梁)で矩形状に連結すると共に、4本のユニット柱6aの下端部間を4本の梁材(床梁、不図示)で矩形状に連結して成る直方体状のユニットフレームを有するものとされる。このユニットフレームは、ユニット柱6aと梁材6bとの間を溶接によって剛接合されたボックスラーメン構造のものとされる。そして、複数の建物ユニット6によって建物本体8が構成される。但し、建物1は、ユニット建物に限るものではない。
次に、上記建物1の屋根構造(即ち、屋根2の構造)について説明する。
この屋根構造は、図2に示すように、予め工場で製造された屋根パネル9を、上記した建物ユニット6の水平な梁材6b(屋根梁)の上に水平に並設することによって構築するものとされている。この屋根パネル9は、複数並設された建物ユニット6間に跨って延びる長尺物とされている。なお、屋根パネル9の詳細などについては、後述する。
以下、この実施例の太陽光発電パネル取付用金具4について説明する。
(構成1)
図5に示すように、この太陽光発電パネル取付用金具4は、屋根2(屋根パネル9)を構成する屋根フレーム11に対して太陽光発電パネル3を直接取付けるのに用いられる。
そして、太陽光発電パネル取付用金具4は、図6(〜図8)に示すように、上記屋根フレーム11に固定可能な屋根固定部12(図6参照)と、
上記太陽光発電パネル3の縁部13(図7参照)に嵌合係止可能なパネル嵌合部14とを有するものとされる。
(補足説明1)
上記した「屋根フレーム11」については、後述する。
上記した「屋根固定部12」は、この場合、屋根フレーム11に形成された取付穴に合致する取付穴とされている。図7に示すように、太陽光発電パネル取付用金具4と屋根フレーム11とは、屋根固定部12にて、ボルトb1などの固定具によって上下方向に固定される。屋根固定部12は、パネル嵌合部14に嵌合係止された太陽光発電パネル3の上面よりも低い位置に設けられている。
上記した「縁部13」は、太陽光発電パネル3の周縁部のことである。太陽光発電パネル3は、矩形状のパネル本体3aと、このパネル本体3aの周縁部に一体的に取付けられた枠状部3bと、パネル本体3aの裏面側に接続された配線部3cとを有するものとされている。そして、上記した枠状部3bは、パネル本体3aの周縁部から裏面側へ向けて面直方向に延びる側枠部と、この側枠部の下端部からパネル本体3aの内方へ向けてパネル本体3aの面方向へ向けて所要の幅寸法に延びる底枠部と、を有する断面ほぼL字状のものとされている。そして、この底枠部の内方縁部が、上記した縁部13とされている。
その他に、枠状部3bの底枠部には、取付穴が形成されている。また、側枠部の上端部には、パネル本体3aの周縁部を嵌合固定するためのほぼC字状をした本体縁部収容部が形成されている。なお、上記した太陽光発電パネル3は、装置製造業者により製造されて、建築業者へ納入されるものである。そして、太陽光発電パネル3の規格や仕様は、装置製造業者によってそれぞれ異なっている。そのため、底枠部の上記した取付穴は、製品(太陽光発電パネル3)ごとに位置や大きさなどがそれぞれ異なるものとされている。
上記した「パネル嵌合部14」は、この場合、太陽光発電パネル3の縁部13を差込んで係止させるようにした、係止片とされている。
(構成2)
上記太陽光発電パネル取付用金具4が、上記屋根固定部12と上記パネル嵌合部14とを一体に有するものとされる。
(補足説明2)
ここで、上記した「一体に有する」とは、文字通り、屋根固定部12とパネル嵌合部14とが、同一の部材上に同時に設けられていることである。
(構成3)
より詳しくは、太陽光発電パネル取付用金具4は、上記屋根フレーム11の上面に当接可能な上面当接部21と、
この上面当接部21の端部から上記屋根フレーム11の内側位置に沿って下方へ延びる段差部22と、
この段差部22の下端部から上記上面当接部21とは反対の側へ延びる下部張出部23とを有する金具本体24を有するものとされる。
そして、このような太陽光発電パネル取付用金具4に対し、上記した屋根固定部12が、上記上面当接部21に設けられると共に、
上記したパネル嵌合部14が、上記下部張出部23の上面側に設けられるようにする。
更に、上記パネル嵌合部14が、太陽光発電パネル3の縁部13を、上記上面当接部21とは反対の側には外れないように嵌合係止するものとされる。
(補足説明3)
ここで、上記した「上面当接部21」は、ほぼ水平方向へ向けられた面などとされている。
上記した「段差部22」は、上面当接部21の内方端部に設けられて、ほぼ上下方向へ向けられた面、または、上面当接部21の内方端部から下方へ延びる下方延長部などとされている。
上記した「下部張出部23」は、ほぼ水平方向へ向けられた面などとされている。
上記した「金具本体24」は、所要の肉厚を有する短冊状の金属状を、ほぼクランク形状に曲げ形成したようなものとされている。
そして、上記した「パネル嵌合部14」は、下部張出部23の張り出し方向のほぼ中間部に対し、太陽光発電パネル3の縁部13を挿入可能な(肉厚分の)間隔を有して、下部張出部23と平行に分岐された形状を有するものとされている。そして、このパネル嵌合部14は、段差部22の側へ向かって延びるもの、または、段差部22の側に開いたものとされる。これによって、パネル嵌合部14は、太陽光発電パネル3の縁部13を、段差部22の側から挿入するものなどとなる。
このパネル嵌合部14は、下部張出部23に切起し加工を施すことによって一体に形成することもできるし、または、下部張出部23とは別部材で構成して、下部張出部23に接合するようにして形成することもできる。この場合には、後者とされている。
(構成4)
上記パネル嵌合部14と、上記下部張出部23との間に、上記太陽光発電パネル3の縁部13を挟着状態で固定可能なパネル固定部31を設ける。
(補足説明4)
ここで、上記した「パネル固定部31」は、太陽光発電パネル3の底枠部に形成された取付穴に合致する取付穴とされている。パネル固定部31は、パネル嵌合部14や、下部張出部23に設けられる。但し、パネル固定部31は、太陽光発電パネル3の底枠部の取付穴と同じ大きさである必要はない。そして、図8に示すように、パネル固定部31およびパネル嵌合部14によって挟着保持された太陽光発電パネル3の底枠部は、パネル固定部31にて、リベットrや、ボルト・ナットなどの固定具を用いて上下方向に固定される。
(構成5)
上記下部張出部23の上記段差部22とは反対側の端部に、上方へ向けて屈曲するフック状部41を設ける。
(補足説明5)
ここで、上記した「フック状部41」は、上記した下部張出部23における、上記パネル嵌合部14よりも端部側の部分に、上記した配線部3cを載置状態で通すのに必要な配線スペースを有して設けられる。このフック状部41は、配線部3cの直径とほぼ等しいか、または、それ以上の高さに形成される。
(構成6)
上記段差部22と上記下部張出部23との境界部分に、上記下部張出部23よりも下側へ迂回する水逃部51を設ける。
(補足説明6)
ここで、上記した「水逃部51」は、側方から見て、ほぼU字状の凹み部などとされる。
以上が、太陽光発電パネル取付用金具4の構成である。そして、以下に、上記した屋根パネル9のより詳しい構成について説明する。
(構成7)
図5または図7に示すように、この屋根パネル9は、上記一対の平行な屋根フレーム11と、
この一対の屋根フレーム11間を塞ぐように設置された屋根葺材61と、
上記屋根フレーム11に沿って複数枚配設された太陽光発電パネル3とを備えたものとされる。
そして、この太陽光発電パネル3が、上記した太陽光発電パネル取付用金具4を用いて、上記屋根葺材61の上方に離隔させた状態で(図7の間隔62参照)、上記屋根フレーム11に固定される。
(補足説明7)
ここで、上記した「屋根フレーム11」は、上下のフランジ部と、両フランジ部間を連結するウェブ部とを有する断面ほぼC字状をした金属製の枠材によって構成される。上下のフランジ部は、上側が短く、下側が長くなるように構成されている。一対の屋根フレーム11は、それぞれC字状の開口部分が内側へ向くように設置される。
上記した「屋根葺材61」は、例えば、溶融アルミニウムメッキ鋼板などによって構成される。屋根葺材61は、平坦な面部61aの両側部に、上方へ向けて立ち上がる立上部61bと後述するフレーム被覆用縁部67とを一体に有するほぼ逆ハット形状のものとされている。
そして、一対の平行な屋根フレーム11の内側部間には、屋根フレーム11の長手方向に沿って勾配を有するガイド部64が形成され、上記屋根葺材61は、勾配を有するガイド部64の上部に、ガイド部64に沿って取付けられることにより(所要の排水)勾配を有するものとされる。なお、屋根葺材61とガイド部64との間には、ポリエチレンルーフィングなどの防水シートが介在される。
上記したガイド部64は、屋根フレーム11の内面に斜めに取付けられた木桟などの支持材65と、この支持材65の上面に取付けられた斜めの野地板(下地板66)とによって構成される。屋根フレーム11(のウェブ部)と支持材65との間は、ネジb2(図7参照)などによって左右方向に固定される。
更に、一対の屋根フレーム11間を連続して塞ぐ面状の屋根葺材61には、その両側部(立上部61bの上端部)に、一対の屋根フレーム11(の上側のフランジ部)の上面に載置される屈曲したフレーム被覆用縁部67が設けられる。屋根フレーム11(の上側のフランジ部)と屋根葺材61のフレーム被覆用縁部67との間は、ネジb3(図7参照)などによって上下方向に固定される。
以上が、屋根パネル9の構成である。そして、以下に、屋根構造について説明する。
(構成8)
この屋根構造は、図2に示すように、建物1(建物本体8)の上部に対し、上記した屋根パネル9を複数枚並べて設置して成るものとされる。
(補足説明8)
このような構造の屋根パネル9は、上記した建物ユニット6の梁材6b(屋根梁)の上面に対して屋根フレーム11を接合することによって取付けられる。建物ユニット6の梁材6bと屋根フレーム11との接合は、梁材6bに設けられた取付穴と、屋根フレーム11の下側のフランジ部に設けられた取付穴との間を、ボルトb6、ナットなどの固定具で上下方向に締結することによって行われる。
また、図3に示すように、隣接する屋根パネル9間は、吹上防止金具71によって連結される。この吹上防止金具71は、隣接する屋根パネル9において互いに隣接する一対の屋根フレーム11のうち、一方の屋根フレーム11の外側面と他方の屋根フレーム11の上面との間に取付けられるものとされる。
この吹上防止金具71は、一方の屋根フレーム11の外側面(ウェブ部)に取付可能な縦面部と、他方の屋根フレーム11の上面(上側のフランジ部)に取付可能な横面部と、を有する側面視L字状のものとされる。この吹上防止金具71は、予め、工場で縦面部を一方の屋根フレーム11の外側面(ウェブ部)に対しネジb4で横方向に取付られ、建築現場で、横面部を他方の屋根フレーム11の上面(上側のフランジ部)にネジb5で上下方向に固定されるものである。
そして、吹上防止金具71によって連結された隣接する屋根パネル9の、隣接する一対の屋根フレーム11の上面間には、図4に示すように、これらを覆うようにカバー部材72が取付けられる。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
図9〜図12は、工場での太陽光発電パネル3の取付手順を示すものである。先ず、図9に示すように、裏返しにした太陽光発電パネル3の縁部13に、太陽光発電パネル取付用金具4を取付ける。この場合には、太陽光発電パネル3の縁部13の両側部における、各コーナー部に近い4箇所の取付穴が設けられた位置に、太陽光発電パネル取付用金具4を取付けるようにしている。
次に、図10に示すように、太陽光発電パネル3を表側に向けて、予め屋根葺材61が取付けられた一対の屋根フレーム11間に設置し、ボルトb1で屋根フレーム11に取付ける。
この際、例えば、図11に示すように、一方の屋根フレーム11に一側部を支持させた状態で太陽光発電パネル3の他側部を持ち上げて、配線部3cが現れるようにし、図12に示すように、配線部3cを太陽光発電パネル取付用金具4におけるフック状部41の内側に位置させるようにして、配線部3cの取り回しを行う。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(作用効果1)
上記した太陽光発電パネル取付用金具4は、屋根2を構成する屋根フレーム11に対して太陽光発電パネル3を直接取付けるのに用いられる。
この際、太陽光発電パネル取付用金具4のパネル嵌合部14を太陽光発電パネル3に取付け、この太陽光発電パネル3を屋根フレーム11の所定位置にセットし、太陽光発電パネル取付用金具4の屋根固定部12を屋根フレーム11に固定することにより、屋根フレーム11に対して簡単に太陽光発電パネル3を取付けることが可能となる。
特に、太陽光発電パネル3の縁部13にパネル嵌合部14を嵌合係止させるだけの簡単な作業によって、太陽光発電パネル3に太陽光発電パネル取付用金具4を確実に係止保持させることが可能であるので、作業性が良い。
また、屋根固定部12を、パネル嵌合部14に嵌合係止された太陽光発電パネル3の上面よりも低い位置に設けることにより、太陽光発電パネル3の上面よりも上側に突出するものをなくすことができるので、太陽光発電パネル3を見栄え良く設置することが可能となると共に、太陽光発電パネル3の上面よりも上側に突出するものの影によって太陽光発電パネル3の発電効率が低下されるのを防止することができる。
(作用効果2)
この太陽光発電パネル取付用金具4は、基本的に、屋根固定部12とパネル嵌合部14とを一体に有する簡単な構成のものとされているので、小型化および構造簡略化が可能であり、その他の機能を持たせるのも容易である。
(作用効果3)
そして、太陽光発電パネル取付用金具4の金具本体24を、上面当接部21と段差部22と下部張出部23とを有する段差形状のものとした。これにより、金具本体24の構成を簡略化することができる。
そして、下部張出部23の上面側に設けられたパネル嵌合部14に太陽光発電パネル3の縁部13を嵌合係止して、屋根フレーム11の上面に上面当接部21が当接されるように、屋根フレーム11に対して太陽光発電パネル3をセットし、上面当接部21に設けられた屋根固定部12にて屋根フレーム11に固定することにより、簡単に太陽光発電パネル3の取付けを行うことができる。
しかも、この時、太陽光発電パネル3は、段差部22によって、上面当接部21側への移動を規制されることになるので、太陽光発電パネル3をパネル嵌合部14から簡単に外れないようにすることができる。
(作用効果4)
パネル嵌合部14と、上記下部張出部23との間に、上記太陽光発電パネル3の縁部13を挟着状態で固定可能なパネル固定部31を設けた。これにより、太陽光発電パネル3の縁部13を嵌合係止した状態で確実に挟着固定することが可能となる。この際、パネル嵌合部14が太陽光発電パネル3の縁部13に対する裏当材として機能するので、太陽光発電パネル3の縁部13に予め設けられている取付穴の穴径に拘わらず、太陽光発電パネル3の縁部13を安定して固定することが可能となる。
(作用効果5)
下部張出部23の端部に上方へ向けて屈曲するフック状部41を設けた。これにより、例えば、下部張出部23の上を配線が通るように施工するだけで、フック状部41が、配線を下部張出部23から脱落し難くするので、配線を容易且つ確実に取り回すことができる。
しかも、下部張出部23の端部にフック状部41を形成するだけの簡単な構成で、太陽光発電パネル取付用金具4に配線の取り回し機能を持たせることができる。
(作用効果6)
段差部22と下部張出部23との境界部分に水逃部51を設けた。そのため、屋根フレーム11と太陽光発電パネル3との間から入り込んだ雨水などが、下部張出部23よりも下側へ迂回する水逃部51へと積極的に導かれることとなり、その分、下部張出部23の側への雨水の入り込みが抑えられるので、水逃部51を設けない場合と比べて下部張出部23を濡れ難い状態に保つことができる。これにより、下部張出部23の上面側に配索されている配線などを雨水から保護することができる。
しかも、段差部22と下部張出部23との境界部分に水逃部51を設けるだけの簡単な構成で、太陽光発電パネル取付用金具4に配線などを雨水から保護する機能を持たせることができる。
(作用効果7)
上記した屋根パネル9によれば、上記と同様の作用効果を得ることができる。
(作用効果8)
上記した屋根構造によれば、上記と同様の作用効果を得ることができる。
以上、この発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、実施の形態はこの発明の例示にしか過ぎないものである。よって、この発明は実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施の形態に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、実施の形態に複数の実施例や変形例がこの発明のものとして開示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。
1 建物
2 屋根
3 太陽光発電パネル
4 太陽光発電パネル取付用金具
9 屋根パネル
11 屋根フレーム
12 屋根固定部
13 縁部
14 パネル嵌合部
21 上面当接部
22 段差部
23 下部張出部
24 金具本体
31 パネル固定部
41 フック状部
51 水逃部
61 屋根葺材

Claims (11)

  1. 屋根を構成する屋根フレームに対して太陽光発電パネルを直接取付けるのに用いられる太陽光発電パネル取付用金具であって、
    前記屋根フレームの上面に当接可能な上面当接部と、
    該上面当接部の端部から前記屋根フレームの内側位置に沿って下方へ延びる段差部と、
    該段差部の下端部から前記上面当接部とは反対の側へ延びる下部張出部と、を有する金具本体を備え、
    該金具本体に対して、
    前記屋根フレームに固定可能な屋根固定部と、
    前記太陽光発電パネルの縁部に嵌合係止可能なパネル嵌合部と、が設けられたことを特徴とする太陽光発電パネル取付用金具。
  2. 前記パネル嵌合部が、太陽光発電パネルの縁部を、前記上面当接部とは反対の側へ嵌合係止するものとされたことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電パネル取付用金具。
  3. 前記パネル嵌合部と、前記下部張出部との間に、前記太陽光発電パネルの縁部を挟着状態で固定可能なパネル固定部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の太陽光発電パネル取付用金具。
  4. 前記パネル嵌合部が、前記下部張出部の上面側に設けられたことを特徴とする請求項3に記載の太陽光発電パネル取付用金具。
  5. 前記下部張出部の前記段差部とは反対側の端部に、上方へ向けて屈曲するフック状部を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の太陽光発電パネル取付用金具。
  6. 前記段差部と前記下部張出部との境界部分に、前記下部張出部よりも下側へ迂回する水逃部を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の太陽光発電パネル取付用金具。
  7. 前記屋根固定部が、前記パネル嵌合部に嵌合係止された前記太陽光発電パネルの上面よりも低い位置に設けられたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の太陽光発電パネル取付用金具。
  8. 前記屋根固定部が、前記上面当接部に設けられたことを特徴とする請求項7に記載の太陽光発電パネル取付用金具。
  9. 前記屋根固定部と前記パネル嵌合部とが一体に設けられたことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の太陽光発電パネル取付用金具。
  10. 一対の平行な屋根フレームと、
    該一対の屋根フレーム間を塞ぐように設置された屋根葺材と、
    前記屋根フレームに沿って複数枚配設された太陽光発電パネルと、を備えると共に、
    該太陽光発電パネルが、請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の太陽光発電パネル取付用金具を用いて、前記該屋根葺材の上方に離隔させた状態で、前記屋根フレームに固定されたことを特徴とする屋根パネル。
  11. 建物の上部に対し、請求項10に記載の屋根パネルを複数枚並べて設置して成ることを特徴とする屋根構造。
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