JP2006233458A - 押出成形セメント板の縦積み工法及びその構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】セメント板の上下2段当たりの通しアングル等の部材点数を半減させ、工期の短縮、材料費削減及び施工品質の向上を図る。
【解決手段】梁26に固定された水平方向の通しアングル24の長手方向中央部にセメント板自重受け部材27を固定し、該セメント板自重受け部材27に上段セメント板19を載置する。該上段セメント板19にZクリップ33の上部をボルト固定し、且つ、該Zクリップ33の下部を通しアングル24に溶接する。又、下段セメント板15に連結プレート35の下部をボルト固定し、且つ、該連結プレート35の上部を通しアングル24に溶接する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、押出成形セメント板(以下、本明細書ではセメント板と略す)の縦積み工法及びその構造に関するものであり、特に、建造物の梁に縦張りのセメント板を上下段に建て込む際に好適に用いられる押出成形セメント板の縦積み工法及びその構造に関するものである。
従来、複数の押出成形セメント板(パネル壁材)1,2を縦張り方式で上下多段にビル等の梁に建て込むときは、図50に示すように、先ず、床スラブ3下面に設けたH形鋼製梁4の上側水平フランジ部に、断面L字形のピースアングル(連結金具)5を介して、上段壁材載置支持用の断面L字形通しアングル6を水平方向に連結固定し、次に、前記梁4の下側水平フランジ部に、下段壁材固定支持用の通しアングル7を水平方向に連結固定する。
この後、上段の通しアングル6の水平フランジ部にセメント板1を載置し、上段通しアングル6の鉛直フランジ部に断面Z形のZクリップ(連結金具)8を挟むと共に、該Zクリップ8とセメント板1をボルト9で締め付けることにより、上段の通しアングル6に上段のセメント板1を締結固定する。
又、下段通しアングル7の鉛直フランジ部に前記Zクリップ8の上部を溶接すると共に、該Zクリップ8と下段のセメント板2をボルト9で締め付けることにより、下段通しアングル7に該セメント板2を締結固定する(特許文献1参照)。尚、符号10はモルタル、11は層間閉塞用ロックウール、12は無機質断熱材、13はシーリング材である。
特開2003−090094号公報
特許文献1記載の上記セメント板の縦積み工法によれば、梁4の上部、下部に上段通しアングル6、下段通しアングル7を取り付け、下段通しアングル7の鉛直フランジ部に下段セメント板2を連結固定すると共に上段通しアングル6の水平フランジ部に上段セメント板1を載置して連結固定する。
従って、上下2段のセメント板1,2を建て込むには、上下2本の通しアングル6,7を必要とし、且つ、2本の通しアングル6,7に夫々専用の連結金具を使用しなければならない。このため、前記セメント板1,2の上下2段当たりの通しアングル6,7及び連結金具の数が多くなり、工期が長期化すると共に材料費が嵩むという問題があった。
特に、下段セメント板2の上端部が固定されていないため、長期に渡る乾湿繰返しによる、セメント板表裏面の寸法変化差等により、反りや撓みによる仕上がり面の目違いが生じて施工品質が低下する。又、上記梁4に取り付けたピースアングル5に、セメント板1を支持するための通しアングル6を溶接し、該上段通しアングル6の短い溶接部に上段セメント板1の重量が集中的に作用するので、該セメント板1に対する支持強度が低下する。更に、例えば、複数の縦張りセメント板1,2間に地震力が作用した場合、両者間に地震力による大きな変位が発生し易いため、防水上の観点からも構造的に不利になる。
そこで、セメント板の上下2段当たりの通しアングル及び連結金具等の部品点数を少なくし、工期の短縮、材料費の削減及び施工品質の向上を図るために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、建造物の梁に水平固定された断面L字形の通しアングルに、複数の縦張り用セメント板を上下段に連結固定するセメント板の縦積み工法であって、前記梁に前記通しアングルの水平フランジ部を溶接する工程と、該通しアングルの長手方向中央部の鉛直フランジ部にセメント板自重受け部材を嵌合溶接する工程と、該セメント板自重受け部材に前記上段セメント板を載置すると共に該上段セメント板に上段用連結金具の上部をボルト止めして、該上段用連結金具の下部で前記通しアングルの鉛直フランジ部を挟み締付ける工程と、前記下段セメント板に下段用連結金具の下部をボルト止めして、該下段用連結金具の上部を前記通しアングルの鉛直フランジ部に固着する工程とを具備するセメント板の縦積み工法を提供する。ここに、固着するとは、例えば溶接又はボルト等による締着が含まれ、この場合、鉛直フランジ部に上段用連結金具の下部を嵌合又は挟持した状態で締め付ける態様も採用できるが、勿論これに限定されない。
請求項1記載の発明によれば、建造物の梁に断面L字形の縦張り用通しアングルの水平フランジ部を水平に溶接で固定し、該通しアングルの長手方向中央部の鉛直フランジ部にセメント板自重受け部材を嵌合して溶接で固定する。次に、該セメント板自重受け部材に上段セメント板を載置すると共に、該上段セメント板に上段用連結金具の上部をボルト止めして、該上段用連結金具の下部で前記通しアングルの鉛直フランジ部を挟み締め付ける。又、前記下段セメント板には下段用連結金具の下部をボルト止めして、該下段用連結金具の上部を前記通しアングルの鉛直フランジ部に溶接又はボルト締付け等にて固着する。又、斯くして、上下段のセメント板は1本の通しアングルにより支持固定して縦張りされる。
請求項2記載の発明は、建造物の梁に水平固定された断面L字形の通しアングルに、複数の縦張り用セメント板を上下段に連結固定するセメント板の縦積み構造であって、前記梁に前記通しアングルの水平フランジ部を溶接し、該通しアングルの長手方向中央部の鉛直フランジ部にセメント板自重受け部材を嵌合溶接し、該セメント板自重受け部材に前記上段セメント板を載置すると共に該上段セメント板に上段用連結金具の上部をボルト止めして、該上段用連結金具の下部で前記通しアングルを挟み締め付け、前記下段セメント板に下段用連結金具の下部をボルト止めして、該下段用連結金具の上部を前記通しアングルの鉛直フランジ部に固着するセメント板の縦積み構造を提供する。
請求項2記載の発明によれば、梁に断面L字形の縦張り用通しアングルの水平フランジ部を水平に溶接し、該通しアングルの長手方向中央部の鉛直フランジ部にセメント板自重受け部材を嵌合して溶接する。該セメント板自重受け部材には上段セメント板を載置すると共に、該上段セメント板に上段用連結金具の上部をボルト止めして、該上段用連結金具の下部で前記通しアングルの鉛直フランジ部を挟み締め付ける。又、前記下段セメント板には下段用連結金具の下部をボルト止めして、該金具の上部を前記通しアングルの鉛直フランジ部に溶接又はボルト締付け等にて固着する。斯くして、上下段のセメント板は1本の通しアングルにより支持固定して縦張りされる。
請求項3記載の発明は、上記セメント板自重受け部材は、上記通しアングルの鉛直フランジ部に上方より係止嵌合する嵌合空間部を有する請求項2記載のセメント板の縦積み構造を提供する。
請求項3記載の発明によれば、前記通しアングルにセメント板自重受け部材を連結するときは、該セメント板自重受け部材の嵌合空間部を通しアングルの鉛直フランジ部の上端部に上方より係止嵌合させ、嵌合後に通しアングルにセメント板自重受け部材を溶接固定する。
請求項4記載の発明は、上記上段用連結金具の下部、下段用連結金具の上部が夫々、上記通しアングルの長手方向両側部における鉛直フランジ部の外面、内面に溶接又は締付けにて固着される請求項2又は3記載のセメント板の縦積み構造を提供する。
請求項4記載の発明によれば、上記上段用連結金具、下段用連結金具は、上記通しアングルの長手方向両側部、即ち、上記セメント板自重受け部材の固定箇所とは離間した箇所に配設され、且つ該通しアングルの外面側(一側面)、内面(他側面)に上記上段用連結金具、下段用連結金具がそれぞれ互いに反対側面に溶接又は締付けにて固着される。従って、前記上段用連結金具と下段用連結金具が相互に干渉することなく固着連結される。
請求項1記載の発明は、セメント板の上下2段当たり従来2本の通しアングルを必要としていたのが、1本の通しアングルを使用すれば良いので、従来に比べて通しアングル及び連結金具等の部材点数が半分に済み、大幅な工期短縮及び材料費の削減を図ることができる。
請求項2記載の発明は、上下2段のセメント板を縦積みする場合、前記通しアングルの数が1本で済むので、部材点数が半減して工期の短縮が図れる。又、該通しアングル及び上下の連結金具により、前記セメント板の跳ね出しが防止されるので、反りや撓みによるセメント板の仕上がり面の目違いが生じ難くなる。
請求項3記載の発明は、前記セメント板自重受け部材の嵌合空間部を通しアングルに係止嵌合するだけで両者が強固に取り付けられるので、請求項2記載の発明の効果に加えて、セメント板自重受け部材の通しアングルへの連結作業を容易迅速に行える。又、上記通しアングルに対するセメント板自重受け部材の溶接部を所要の長さに設定できることと相まって、セメント板自重受け部材を介する前記通しアングルと上段セメント板との間の支持強度を増大させることができる。
請求項4記載の発明は、前記上段用連結金具と下段用連結金具が相互に干渉せず、且つ、前記セメント板自重受け部材とも干渉しない位置に取り付けられるので、請求項2又は3記載の発明の効果に加えて、前記上段用連結金具と下段用連結金具の組付け作業ないし溶接作業を効率良く行うことができる。又、下段用連結金具の上部により上段セメント板を鉛直状態で支持固定できるので、複数の上段セメント板間の段差を抑止すると共に該セメント板のバタツキを防止することができる。
本発明は、建造物の梁に水平固定された断面L字形の通しアングルに、複数の縦張り用セメント板を上下段に連結固定するセメント板の縦積み工法であって、前記梁に前記通しアングルの水平フランジ部を溶接する工程と、該通しアングルの長手方向中央部の鉛直フランジ部にセメント板自重受け部材を嵌合溶接する工程と、該セメント板自重受け部材に前記上段セメント板を載置すると共に該上段セメント板に上段用連結金具の上部をボルト止めして、該上段用連結金具の下部で前記通しアングルの鉛直フランジ部を押圧挟持して固定する工程と、前記下段セメント板に下段用連結金具の下部をボルト止めして、該下段用連結金具の上部を前記通しアングルの鉛直フランジ部に溶接又は螺子締付け等にて固着する工程とを具備することにより、セメント板の上下2段当たりの通しアングル及び連結金具の部材点数が半減して、工期の短縮、材料費の削減が図れるという目的を実現した。
以下、本発明の一実施の形態(実施例1)を図1乃至図8に従って説明する。図1に於いて、15は縦方向の中空部16を複数有する下段のセメント板であり、該セメント板15の一側部、他側部には夫々、縦張り用の嵌合空間部15a、嵌合凸部15bが形成されている。図2に示すように、前記セメント板15の左右両側部には、これと同一構造のセメント板17,18が嵌合連結して縦張りされている。
又、前記セメント板15の上には、図3に示すように、上段のセメント板19が載置固定されている。これら隣接するセメント板15,17,18,19間には、ガスケット21、シーリング材22及び無機質断熱材23等が適宜介装され、必要な気密性及び断熱性などが付与されている。
上下2段のセメント板15,19間の水平接合部近傍には、通しアングル24が水平方向に配設されている。該通しアングル24は、前記水平接合部と近接して平行に延びる鉛直フランジ部24aと、該鉛直フランジ部24aの下端内面側に連接された水平フランジ部24bとを有し、断面L形に形成されている。又、前記水平フランジ部24bの下面は、床スラブ25の上部隅角部に固設したL形又はH形鋼製梁26の上面に直接溶接にて連結されている。尚、図7(a)にL形鋼製梁26の固設例の要部拡大図を示し、図7(b)にH形鋼製梁26の固設例の要部拡大図を示す。
前記通しアングル24の長手方向中央部には、セメント板19を載置支持するためのセメント板自重受け部材27が設けられている。該セメント板自重受け部材27は、前記通しアングル24の上部を内外両面側から互い違い状に挟持するための折曲形状部を有する。即ち、セメント板自重受け部材27は、図5に示すように、外面が上段セメント板19内面に当たる鉛直フランジ部28aと、該鉛直フランジ部28aの下端外面側に連接された上段壁材載置用水平フランジ部28bとから成るL形本体部28を有する。
前記本体部28の左右両側には、該本体部28内面側で折曲して垂下する垂下部29が連接されている。該垂下部29の断面形状は、後述のZクリップ33の断面形状と略同一のZ形に形成されている。該断面Z形垂下部29と本体部28間には嵌合用隙間(嵌合空間部)Sが形成され、図6に示すように、隙間Sは側面方向からみると、所定サイズの嵌合幅tを有する。
嵌合用隙間Sには、前記通しアングル24の上端部が下方側から嵌合して挟持固定されている。即ち、セメント板自重受け部材27は、嵌合用隙間Sを通しアングル24の鉛直フランジ部24bに上方より係止嵌合でき、嵌合後に通しアングル24にセメント板自重受け部材27を溶接固定する。又、前記セメント板自重受け部材27の本体部28の水平フランジ部28bには、上段セメント板19が載置支持して固定されている。
なお、前記セメント板自重受け部材27と上段セメント板19の間には、本実施例では、内水切りシート30の上側鉛直フランジ部を配設しているが、該内水切りシート30は必ずしも設けなくてもよく省略することも可能である。
図1及び図2に示すように、前記通しアングル24の左右両側には、縦断面Z形のZクリップ(上段用Z形連結金具。稲妻プレ−トともいう。)33が設けられ、各Zクリップ33は、前記セメント板自重受け部材27の両側において適当間隔あけて配置されている。又、該Zクリップ33は上下方向中間部に段差部33aを有し、該段差部33aよりも上側の鉛直フランジ部には縦長のボルト用長孔33bが形成されている。更に、Zクリップ33は、長孔33bを貫通するボルト34により上段セメント板19に締結固定され、前記段差部33aよりも下側の鉛直フランジ部33cには、前記通しアングル24の鉛直フランジ部24a内面が締め付けにて固定されている。
各Zクリップ33と対応する通しアングル24の外面側には縦長の連結プレート(上段用平形連結金具。短冊プレ−トともいう。)35が設けられ、該連結プレート35の下部には、図8に示すように、縦長のボルト用長孔35aが形成されている。又、前記連結プレート35は、長孔35aを貫通するボルト36により、下段セメント板15の上部に締結固定されている。更に、該連結プレート35の上側端部は、下段セメント板15よりも上側に突出し、該突出部分は前記通しアングル24の鉛直フランジ部24aに溶接にて固定されている。尚、符号37はナット、38は層間閉塞用ロックウールである。
次に、上記断面L字形の通しアングル24を1本のみ用いて、建造物の梁26に上下2段の縦張り用セメント板(中空パネル壁材)15,19を建込む際の手順について説明する。先ず、前記梁26の水平上面に通しアングル24の水平フランジ部24bを溶接し、該通しアングル24の長手方向中央部の鉛直フランジ部24aにセメント板自重受け部材27を嵌合して溶接する。この場合、セメント板自重受け部材27の嵌合用隙間Sを通しアングル24の鉛直フランジ部24aに上方より係止嵌合し、嵌合後に通しアングル24にセメント板自重受け部材27の周縁部を溶接固定する。
又、下段セメント板15には連結プレート35の下部をボルト36により固定する。固定後、連結プレート35の上部を前記通しアングル24の鉛直フランジ部24aの内面側に溶接固定する。従って、前記通しアングル24に下段セメント板15が強固に支持固定される。斯くして、前記梁26に固設した1本の通しアングル24に、上下2段のセメント板15,19が強固に建て込まれる。
次に、前記セメント板自重受け部材27の水平フランジ部28bに上段セメント板19を載置すると共に、該上段セメント板19にZクリップ33の上部をボルト34により固定する。すると、該Zクリップ33の下部により前記通しアングル24の鉛直フランジ部24aの外面部が挟んで締め付け固定される。
斯くして、前記通しアングル24に上段セメント板19が強固に支持固定される。即ち、通しアングル24内面側に前記Zクリップ33の下側鉛直フランジ部33cを挟み付けて固定することにより、該通しアングル24に上段セメント板19が一体的に連結される。
従来技術では、上下2段のセメント板15,19を建て込む際に、2本の通しアングル5,6及びピースアングル7を使用する必要があったが、本発明では、通しアングル24の数が1本で済み、且つ、ピースアングル(連結金具)が不要になる。従って、通しアングル及び連結金具等を大幅に削減できるので、その分だけ部品点数が削減されると共に、該部品の組付け工数も少なくなり、大幅な工期短縮が達成される。
本発明は、従来例とは異なり、下段セメント板15上端部の跳ね出しがなくなり、反りや撓みによる仕上がり面の目違いが生じ難くなる。更に、従来は、梁に取り付けたピースアングルに上段セメント板19の重量が作用し、且つ、通しアングル24の短い溶接部分のみで上段セメント板19を支持する構造であるので、支持強度の面で不利になっていた。
この点、本発明では、上段セメント板19の重量を十分支持するべく、上記セメント板自重受け部材27の溶接長を所要寸法に設定でき、且つ、セメント板自重受け部材27が通しアングル24の上端部に掛止連結される二股形状部を有するので、上段セメント板19に対する支持強度が著しく増大する。
更に、本発明は、縦張りのセメント板15,19間の取り合い部において、接点が横一本であるため、従来の持ち出し構造に比べて、縦張りのセメント板の相互間の変位が少なくなり、防水面でかなり有利になる。
更に又、縦張りのセメント板15等の取付け部は、4点止め方式の構造を有するので、セメント板15等の加重負担が増大する恐れはない。又、下段セメント板15上部に取り付けた連結プレート35は、その上側鉛直フランジ部が上段セメント板19の下部を鉛直状態で支持固定するので、上段セメント板19の幅方向中央部がセメント板自重受け部材27により鉛直状態で支持固定されることと相俟って、該セメント板19のバタツキを良好に防止することができる。
尚、セメント板自重受け部材27のセメント板15に掛止される二股形状部の幅は所要寸法(約80mm)に設定できるので、両者のロッキングを一層容易に実施できるメリットを有する。
次に、本発明の実施例2について図9乃至図21に基づいて説明する。本実施例の特徴1つは、連結プレート40の下部を下段セメント板15に締付け固定し、且つ、連結プレート40の上部をZクリップ41に重合させて締付け固定したことにある。なお、セメント板自重受け部材27の構成は実施例1と同様である(図6参照)。
図9に示すように、連結プレート40の下部中央箇所には、ボルト42が貫通する縦長の長孔43が形成されていると共に、連結プレート40の上縁部中央箇所には、縦長のボルト44貫通用長孔45が切り欠けられている。
前記Zクリップ41は、上下方向中央部の左右両側に傾斜して形成された段差部46と、該段差部46の下側に連設された枠形の下側鉛直フランジ部47と、段差部46の上側に連設された上側鉛直フランジ部48とから成り、上側鉛直フランジ部48の上縁部には、縦長のボルト44貫通用長孔49が切り欠けられている。
更に、上側鉛直フランジ部48の下端部には挟持板51が垂下して延設され、該挟持板51と下側鉛直フランジ部47との間には、通しアングル24の鉛直フランジ部24aを挟持嵌合するためのアングル用隙間T1が形成されている。また、枠形下側鉛直フランジ部47の下縁両側部は縦断L字形状に形成されている。さらに、該L字形状部50と対応する下側鉛直フランジ部47内には、連結プレート40の上部を上方へ挿通させるために、挟持板51と下辺部52の間にプレート用隙間T2が形成されている。
実際に壁材を建込む際の手順の一例について説明すると、図10及び図11に示すように、先ず、梁26の上面に通しアングル24の水平フランジ部24bを溶接すると共に、下段セメント板15の左右方向(LR)両側部の上部にそれぞれ連結プレート40をボルト42により締付け固定し、この後、連結プレート40の上下方向中間部を通しアングル24の鉛直フランジ部24aに接する様に建て込む。
次に、連結プレート40の真上にZクリップ41を配置し、該Zクリップ41を連結プレート40側に下降させる(図12及び図13)。これにより、下側鉛直フランジ部47のプレート用隙間T2を連結プレート40が上側へ挿通して嵌合すると、下側鉛直フランジ部47と挟持板51間のアングル用隙間T1に通しアングル24の鉛直フランジ部24aが仮止めされる(図14及び図15)。この状態では、連結プレート40がZクリップ41の下側鉛直フランジ部52により水平方向への移動が拘束され、下段セメント板15が仮止めされ、且つ、双方の長孔45及び長孔49が互いに一致するように位置して、連結プレート40がZクリップ41の外面側に相互重合する。
而して、図16及び図17に示すように、通しアングル24の長手方向中央部の真上にセメント板自重受け部材27を配置し、セメント板自重受け部材27を通しアングル24側へ下降させる。これにより、通しアングル24の鉛直フランジ部24aがセメント板自重受け部材27の隙間Sに嵌合して係止固定される(図18及び図19)。この後、セメント板自重受け部材27の周縁部を鉛直フランジ部24aに溶接にて固着する。
固着後、セメント板自重受け部材27の水平フランジ部28b上に上段セメント板19を載置し、上段セメント板19の下部に連結プレート40及びZクリップ41をボルト44にて締付け固定する(図20及び図21)。すると、該Zクリップ41の下部が前記通しアングル24の鉛直フランジ部24aの外面部を挟んで締め付け固定する。斯くして、1本の通しアングル24に、上下2段のセメント板15,19が強固に建て込まれ、実施例1と同様の効果を奏する。
次に、本発明の実施例3について図22乃至図35に基づいて説明する。本実施例の特徴は、下段用連結金具を、通しアングル24の鉛直フランジ部24aに係合する逆J形係止部材55と、該係止部材55の下部を保持するための上面開口形保持部56を有する取付け部材57とから構成したことにある。逆J形係止部材55は、その下部を取付け部材57の保持部56に挿通保持させた状態で、保持部56及び通しアングル24に嵌合仮止めして固着される。
実際に壁材を建込む際は、図22及び図23に示すように、先ず、梁26に通しアングル24の水平フランジ部24bを溶接すると共に、下段セメント板15の左右方向両側部の上部にそれぞれ、取付け部材57の下部をボルト42により締付け固定する。この後、図24及び図25に示すように、取付け部材57の真上に逆J形係止部材55を配置し、該係止部材55を取付け部材57側に下降させる。これにより、逆J形係止部材55の上側係合部59内側に通しアングル24の鉛直フランジ部24aが嵌合係止されると共に、係止部材55の下部が取付け部材57の保持部56に挿通保持される(図26及び図27)。この状態で、係止部材55を下部保持部56及び通しアングル24に嵌合仮止めして固着する。
而して、図28及び図29に示すように、通しアングル24の長手方向中央部の真上にセメント板自重受け部材27を配置して、セメント板自重受け部材27を通しアングル24側に下降させる。これにより、通しアングル24の鉛直フランジ部24aがセメント板自重受け部材27の隙間Sに嵌合して固定される(図30及び図31)。このあと、セメント板自重受け部材27の周縁部を通しアングル24に溶接にて固着する
固着後、セメント板自重受け部材27の水平フランジ部28b上に上段セメント板19を載置させる。そして、係止部材55及び取付け部材57に対して、セメント板自重受け部材27側(通しアングル24の長手方向中央側)の箇所にZクリップ41を配置し、Zクリップ41を上段セメント板19の下部にボルト44にて締付け固定する(図32及び図33)。すると、該Zクリップ41の下部が前記通しアングル24の鉛直フランジ部24aの外面部を挟んで締め付け固定する。斯くして、1本の通しアングル24に、上下2段のセメント板15,19が強固に建て込まれ、実施例1と同様の効果を奏する。
尚、図示例では、係止部材55及び取付け部材57に対して、セメント板自重受け部材27側の箇所にZクリップ41を取り付けているが、Zクリップ41の取付け位置は特に限定されるべきではなく、図34及び図35に示すように、係止部材55及び取付け部材57に対して、セメント板自重受け部材27と反対側(通しアングル24の長手方向外端側)の箇所にZクリップ41を取り付けてもよい。
次に、本発明の実施例4について図36乃至図46に基づいて説明する。本実施例の特徴は、図36に示すように、連結金具60の下部側外面の中間部に、縦断面L形の下段セメント板用保持部61を連設すると共に、連結金具60の上部側内面の両側縁部にそれぞれ、側面視L形のアングル用保持部62を連設したことにある。更に、連結金具60の上部を平面視コ字形に形成し、該コ字形部63の内側に、ボルト挿通用長孔64を有するZクリップ41の下部が上方から嵌合係止するように構成されている。なお、下段セメント板用保持部61及びアングル用保持部62の形状はそれぞれ、下段セメント板15及び通しアングル24に嵌合する形状であれば、任意の形状を採用しうる。
連結金具60を側方から見ると、連結金具60の下部外面と保持部61との間に空間部が形成され、該空間部には下段セメント板15の上縁部が嵌合係止される。また、連結金具60の上部内面と保持部62との間にも空間部が形成され、該空間部には通しアングル24の鉛直フランジ部24aが嵌合係止される。
実際に壁材を建込む際は、図37及び図38に示すように、梁26に通しアングル24の水平フランジ部24bを溶接する。そして、下段セメント板15の左右方向両側部の真上に連結金具60を配置し、連結金具60を下段セメント板15側に下降させる。これにより、連結金具60の下側保持部61が下段セメント板15の内側上縁部に嵌合係止されると共に、連結金具60の上部内面と保持部62間の空間部に、通しアングル24の鉛直フランジ部24aが嵌合係止される(図39及び図40)。
そして、図41及び図42に示すように、通しアングル24の長手方向中央部の真上にセメント板自重受け部材27を配置して、これを下降させる。このことにより、通しアングル24の鉛直フランジ部24aにセメント板自重受け部材27が嵌合固定される。この後、セメント板自重受け部材27の周縁部を通しアングル24に溶接にて固着する(図43及び図44)。
固着後、セメント板自重受け部材27の水平フランジ部28bに上段セメント板19を載置させる。そして、連結金具60の上縁部にZクリップ41の下部を嵌合係止させ、この状態で、上段セメント板19にZクリップ41をボルト44にて締付け固定する(図45及び図46)。すると、該Zクリップ41の下部が前記通しアングル24の鉛直フランジ部24aの外面部を挟んで締め付け固定する。斯くして、1本の通しアングル24に、上下2段のセメント板15,19が強固に建て込まれ、実施例1と同様の効果を奏する。
本発明において、通しアングルの鉛直フランジ部に嵌合溶接されるセメント板自重受け部材は、上記実施例1〜4の態様例に限定されものではなく、多様な応用変形例を適宜採択することができる。図47及び図48は他の態様例を示すものである。図示例の特徴は、下端外面に水平フランジ部66bを有するセメント板自重受け部材66の本体上部の左右方向W全域に、所定隙間T(鉛直フランジ部24aの厚み寸法と略同一の寸法)を有する縦断面U字形状を形成し、該U字形状部67の隙間Tに、通しアングル24の鉛直フランジ部24aを嵌合装着して挟持係止させるように構成したことにある。これによれば、セメント板自重受け部材66の形状寸法が小さい場合でも、通しアングル24に対する所要の連結強度を容易に確保できる。
また、図49はセメント板自重受け部材の更に他の態様例を示すものである。図示例の特徴は、水平フランジ部69bを有するセメント板自重受け部材69の本体上部の左右両側部のみにそれぞれ、所定隙間Tを有する縦断面U字形状を形成し、各U字形状部70の隙間Tに、通しアングル24の鉛直フランジ部24aを嵌合装着して挟持係止させるように構成したことにある。これによれば、セメント板自重受け部材69の形状寸法が大きい場合でも、所要の連結強度を確保しつつセメント板自重受け部材69の軽量化が図れる利点を有する。
更に、本発明において、連結プレート及びZクリップも、上記実施例1〜4の態様例に限定されものではなく、多様な応用変形例を適宜採択することができる。例えば、連結プレート及びZクリップの位置関係は任意である。又、Zクリップに、通しアングル24の鉛直フランジ部24aを挟み締め付けるための部材を重ねて、上段セメント板19にボルト締めして固定してもよい。更に、逆J形係止部材55の下部を段差状に形成し、該段差状部分を下段セメント板19の上縁部に嵌合固定させることもできる。この係止部材55の上部形状は、J形でなくとも通しアングル24の鉛直フランジ部24aと嵌合する形状であれば任意の形状でもよい。
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明の一実施の形態(実施例1)を示し、セメント板の縦積み構造の斜視図。 実施例1に係るセメント板の縦積み構造の平面図。 図2におけるA−A線断面図。 図2におけるB−B線断面図。 実施例1に係るセメント板自重受け部材を示す斜視図。 図5の側面図。 (a)は実施例1に係るL形鋼製梁の固設例を示す要部拡大断面図。(b)は実施例1に係るH形鋼製梁の固設例を示す要部拡大断面図。 実施例1に係る連結プレートを示す正面図。 本発明の実施例2を示し、連結プレート及びZクリップの分解斜視図。 実施例2の連結プレートを下段セメント板の固定した時の状態を示す斜視図。 図10の一部断面側面図。 実施例2の連結プレートの真上にZクリップを配置した時の状態を示す斜視図。 図12の一部断面側面図。 実施例2の連結プレートにZクリップを重合させた時の状態を示す斜視図。 図14の一部断面側面図。 実施例2のセメント板自重受け部材を通しアングルの真上に配置させた時の(嵌合前の)状態を示す斜視図。 図16の一部断面側面図。 実施例2のセメント板自重受け部材を通しアングルに嵌合させた時の状態を示す斜視図。 図18の一部断面側面図。 実施例2の通しアングルに上下2段のセメント板を建て込んだ時の状態を示す斜視図。 図20の一部断面側面図。 本発明の実施例3を示し、下段用連結金具を下段セメント板の固定した時の状態を示す斜視図。 図22の一部断面側面図。 実施例3の下段用連結金具の真上に係止部材を配置させた時の(嵌合前の)状態を示す斜視図。 図24の一部断面側面図。 実施例3の下段用連結金具及び通しアングルに係止部材を嵌合させた時の状態を示す斜視図。 図26の一部断面側面図。 実施例3のセメント板自重受け部材を通しアングルの真上に配置させた時の(嵌合前の)状態を示す斜視図。 図28の一部断面側面図。 実施例3のセメント板自重受け部材を通しアングルに嵌合させた時の状態を示す斜視図。 図30の一部断面側面図。 実施例3の通しアングルに上下2段のセメント板を建て込んだ時の状態を示す斜視図。 図31の一部断面側面図。 実施例3の変形例を示し、下段用連結金具と係止部材の取り付け箇所を異ならせて上下2段のセメント板を建て込んだ時の状態を示す斜視図。 図34の一部断面側面図。 本発明の実施例4を示し、連結金具及びZクリップの分解斜視図。 実施例4の通しアングルの真上に連結金具を配置させた時の(嵌合前の)状態を示す斜視図。 図37の一部断面側面図。 実施例4の通しアングルに連結金具を嵌合させた時の状態を示す斜視図。 図39の一部断面側面図。 実施例4のセメント板自重受け部材を通しアングルの真上に配置させた時の(嵌合前の)状態を示す斜視図。 図41の一部断面側面図。 実施例4のセメント板自重受け部材を通しアングルに嵌合させた時の状態を示す斜視図。 図43の一部断面側面図。 実施例4の通しアングルに上下2段のセメント板を建て込んだ時の状態を示す斜視図。 図45の一部断面側面図。 本発明に係るセメント板自重受け部材の変形例を示す斜視図。 図47の側面図。 本発明に係るセメント板自重受け部材の他の変形例を示す斜視図。 従来のセメント板の縦積み構造を示す断面図。
符号の説明
1,2 セメント板(中空ALCパネル壁材)
3 床スラブ
4 形鋼製梁
5 ピースアングル(L形連結金具)
6 上段通しアングル
7 下段通しアングル
8 Zクリップ(Z形連結金具)
9 ボルト
10 モルタル
11 ロックウール
12 無機質断熱材
13 シーリング材
15 下段セメント板
15a 嵌合空間部
15b 嵌合凸部
16 中空部
17,18 セメント板
19 上段セメント板
21 ガスケット
22 シーリング材
23 無機質断熱材
24 通しアングル
24a 鉛直フランジ部
24b 水平フランジ部
25 床スラブ
26 L形又はH形鋼製梁
27 セメント板自重受け部材
28 L形本体部
28a 鉛直フランジ部
28b 水平フランジ部
29 垂下部
30 内水切りシート
31 無機質断熱材
33 Zクリップ(上段用Z形連結金具)
33a 段差部
33b 長孔
33c 下側鉛直フランジ部
34 ボルト
35 連結プレート(下段用平形連結金具)
35a 長孔
36 ボルト
37 ナット
38 層間閉塞用ロックウール
40 連結プレート(下段用連結金具)
41 Zクリップ
42 ボルト
43 長孔
44 ボルト
45 長孔
46 段差部
47 下側鉛直フランジ部
48 上側鉛直フランジ部
49 長孔
50 L字形状部
51 挟持板
52 下辺部
55 係止部材(下段用連結金具)
56 保持部
57 取付け部材(下段用連結金具)
59 係合部
60 下段用連結金具
61 下部側保持部
62 上部側保持部
63 連結金具
64 長孔
66 セメント板自重受け部材
66b 水平フランジ部
67 U字形状形部
69 セメント板自重受け部材
70 U字形状形部



Claims (4)

  1. 建造物の梁に水平固定された断面L字形の通しアングルに、複数の縦張り用押出成形セメント板を上下段に連結固定する押出成形セメント板の縦積み工法であって、前記梁に前記通しアングルの水平フランジ部を溶接する工程と、該通しアングルの長手方向中央部の鉛直フランジ部にセメント板自重受け部材を嵌合溶接する工程と、該セメント板自重受け部材に前記上段押出成形セメント板を載置すると共に該上段押出成形セメント板に上段用連結金具の上部をボルト止めして、該上段用連結金具の下部で前記通しアングルの鉛直フランジ部を挟み締め付ける工程と、前記下段押出成形セメント板に下段用連結金具の下部をボルト止めして、該下段用連結金具の上部を前記通しアングルの鉛直フランジ部に固着する工程とを具備することを特徴とする押出成形セメント板の縦積み工法。
  2. 建造物の梁に水平固定された断面L字形の通しアングルに、複数の縦張り用押出成形セメント板を上下段に連結固定する押出成形セメント板の縦積み構造であって、前記梁に前記通しアングルの水平フランジ部を溶接し、該通しアングルの長手方向中央部の鉛直フランジ部にセメント板自重受け部材を嵌合溶接し、該セメント板自重受け部材に前記上段押出成形セメント板を載置すると共に該上段押出成形セメント板に上段用連結金具の上部をボルト止めして、該上段用連結金具の下部で前記通しアングルを挟み締め付け、前記下段押出成形セメント板に下段用連結金具の下部をボルト止めして、該下段用連結金具の上部を前記通しアングルの鉛直フランジ部に固着することを特徴とする押出成形セメント板の縦積み構造。
  3. 上記セメント板自重受け部材は、上記通しアングルの鉛直フランジ部に上方より係止嵌合する嵌合空間部を有することを特徴とする請求項2記載の押出成形セメント板の縦積み構造。
  4. 上記上段用連結金具の下部、下段用連結金具の上部が夫々、上記通しアングルの長手方向両側部における鉛直フランジ部の外面、内面に溶接又は締付けて固着されることを特徴とする請求項2又は3記載の押出成形セメント板の縦積み構造。


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