JP7226810B2 - アングル材用受け金具 - Google Patents

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Description

本発明は、基材に対しアングル材の垂直辺部を保持した状態で受け止めるようにしたアングル材用受け金具に関する。
一般に、このようなアングル材用受け金具としては、基材とこの基材に固着した基部側に対し2段の折曲げ加工による段差によって生じるの先部側との間の隙間に、アングル材の垂直辺部を挿通により保持した状態で受け止めるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
この場合、受け金具本体は、略長方形平板状に形成され、その周囲面の各辺に比して表面積が広い表裏両面を備えている。また、受け金具本体には、基材の固着面に対し周囲面を基材の固着面に対し略直交させた状態で基部側が固着される基部側固着部と、基部側固着部に対し2段の折曲げ加工による段差によって基材の固着面との間に生じる隙間を存して先部側へ延びる先部側延設部とが設けられている。そして、アングル材は、基材と受け金具本体の先部側延設部との間の隙間に垂直辺部を受け金具本体との間の隙間に挿通により保持した状態で受け止めている。
特許第6405591号公報
ところが、前記従来のアングル材用受け金具では、その受け金具本体と基材の固着面との間の隙間が基部に対する2段の折曲げ加工による段差によって生じるようにしているため、受け金具本体の先端部側が基部の固着面に対して離間する方向(折り曲げ加工方向)へ変形し易いものとなる。これでは、基材との間の隙間が拡張してしまい、基材に対するアングル材の保持性能が著しく低下する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、受け金具本体の変形による基材の固着面との間の隙間の拡張を確実に防止して、基材に対するアングル材の保持性能を向上させることができるアングル材用受け金具を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、基材とこの基材に基部側を固着した受け金具本体の先部側との間に隙間を設け、この隙間に挿通されたアングル材の垂直辺部を受け止めるようにしたアングル材用受け金具を前提とする。そして、前記受け金具本体に、その周囲面の各辺に比して表面積が広い平板状の表裏両面を設け、前記表裏両面を前記基材の固着面に対し略直交させた状態で前記受け金具本体の周囲面の基部側辺を固着する。更に、前記隙間を、前記基材の固着面に沿った状態での前記アングル材の垂直辺部の挿通を可能とするように前記受け金具本体に切り欠いた挿通穴部により形成することを特徴としている。
また、前記受け金具本体の周囲面に、前記基部側辺よりその受け金具本体の先部側へ向かって延びる一対の延設辺を設ける。そして、前記各延設辺のうちの前記隙間側の延設辺を、前記受け金具本体の前記隙間よりも先部側の部分を当該受け金具本体の先部に近付くに従い前記基材の固着面に対し離間するように傾斜させていてもよい。
また、前記アングル材として、互いに垂直辺部の厚さが異なる2種類のアングル材を用いる。そして、前記挿通穴部に、前記2種類のアングル材のうちの厚さが厚いアングル材の垂直辺部を前記基材の固着面に沿った状態で挿通可能とするように当該固着面に対して広い間隔の第1挿通穴部と、この第1挿通穴部の底部に傾斜状の段部を介して延設され、前記2種類のアングル材のうちの厚さが薄いアングル材の垂直辺部を前記基材の固着面に沿った状態で挿通可能とするように当該固着面に対して狭い間隔の第2挿通穴部とを設けていてもよい。
更に、前記隙間に垂直辺部が挿通された前記アングル材の水平辺部を、前記受け金具本体の周囲面の先部側辺に対し当接させていてもよい。
以上、要するに、受け金具本体の表裏両面を基材の固着面に対し直交させた状態で周囲面の基部側辺を固着し、基材の固着面に沿った状態でのアングル材の垂直辺部の挿通を可能とするように受け金具本体に挿通穴部を切り欠いて基材の固着面との間に隙間を設けることで、受け金具本体の先端部側が基材の固着面に対して離間する方向へ変形し難いものとなる。これにより、受け金具本体の変形による基材との間の隙間の拡張を確実に防止し、基材に対するアングル材の保持性能を向上させることができる。
また、前記受け金具本体の周囲面の基部側辺より先部側へ向かって延びる一対の延設辺のうちの隙間側の延設辺の隙間よりも先部側の部分をその受け金具本体の先部に近付くに従い基材の固着面に対し離間するように傾斜させることで、受け金具本体に切り欠いた挿通穴部と基材との間の隙間にアングル材の垂直辺部を挿通する際に、当該垂直辺部を隙間側の延設辺の隙間よりも先部側の部分の傾斜に沿ってスムーズに案内でき、挿通穴部と基材との間の隙間に対するアングル材の垂直辺部の挿通を円滑に行うことができる。
また、互いに垂直辺部の厚さが異なる2種類のアングル材のうち、厚さが厚いアングル材の垂直辺部を、基材の固着面に対して広い間隔の第1挿通穴部に挿通する一方、厚さが薄いアングル材の垂直辺部を固着面に対して狭い間隔でかつ第1挿通穴部の底部に傾斜状の段部を介して延設された第2挿通穴部に挿通している。これにより、互いに垂直辺部の厚さが異なる2種類のアングル材を基材の固着面に基部を固着した単一の受け金具本体の挿通穴部に対し円滑に挿通することができる。
更に、隙間に垂直辺部を挿通したアングル材の水平辺部を受け金具本体の周囲面の先部側辺に対し当接させることで、基材に対し受け金具本体を介してアングル材の垂直面部及び水平辺部を確実に受け止めてアングル材の保持能力を効果的に高めることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るアングル材用受け金具により基材としての断面略L字状のL形鋼に対し第1のアングル材を受け止めて保持した状態を示す側面図である。 図1のアングル材用受け金具によりL形鋼に対し第1のアングル材を受け止めて保持した状態を示す正面図である。 図1のアングル材用受け金具によりL形鋼に対し第1のアングル材を受け止めて保持した状態を示す平面図である。 図1のアングル材用受け金具によりL形鋼に対し第1のアングル材を受け止めて保持した状態を示す斜視図である。 図1のアングル材用受け金具によりL形鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す側面図である。 図1のアングル材用受け金具を用いて複数のL形鋼に対し受け止めた第2のアングル材の水平辺部上に複数の主筋を支持した状態を示す側面図である。 図6のアングル材用受け金具を用いて各L形鋼に対し受け止めた第2のアングル材の水平辺部上に複数の主筋を支持した状態を示す正面図である。 図6のアングル材用受け金具を用いて各L形鋼に対し受け止めた第2のアングル材の水平辺部上に複数の主筋を支持した状態を示す平面図である。 図6のアングル材用受け金具を用いて各L形鋼に対し受け止めた第2のアングル材の水平辺部上に複数の主筋を支持した状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係るアングル材用受け金具により基材としてのみぞ形鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す側面図である。 図10のアングル材用受け金具によりみぞ形鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す正面図である。 図10のアングル材用受け金具によりみぞ形鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す平面図である。 図10のアングル材用受け金具によりみぞ形鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態のその他の変形例に係るアングル材用受け金具により基材としての角形鋼管に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す側面図である。 図14のアングル材用受け金具により角形鋼管に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す正面図である。 図14のアングル材用受け金具により角形鋼管に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す平面図である。 図14のアングル材用受け金具により角形鋼管に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態のその他の変形例に係るアングル材用受け金具により基材としての異形棒鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す側面図である。 図18のアングル材用受け金具により異形棒鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す正面図である。 図18のアングル材用受け金具により異形棒鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す平面図である。 図18のアングル材用受け金具により異形棒鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態のその他の変形例に係るアングル材用受け金具により基材としてのH形鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す側面図である。 図22のアングル材用受け金具によりH形鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す正面図である。 図22のアングル材用受け金具によりH形鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す平面図である。 図22のアングル材用受け金具によりH形鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るアングル材用受け金具により基材としてのL形鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す側面図である。 図26のアングル材用受け金具によりL形鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す正面図である。 図26のアングル材用受け金具によりL形鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す平面図である。 図26のアングル材用受け金具によりL形鋼に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る網筋の組立装置を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るアングル材用受け金具により基材としての断面略L字状のL形鋼に対し第1のアングル材を受け止めて保持した状態を示す側面図、図2は図1のアングル材用受け金具によりL形鋼に対し第1のアングル材を受け止めて保持した状態を示す正面図をそれぞれ示している。また、図3は図1のアングル材用受け金具によりL形鋼に対し第1のアングル材を受け止めて保持した状態を示す平面図、図4は図1のアングル材用受け金具によりL形鋼に対し第1のアングル材を受け止めて保持した状態を示す斜視図をそれぞれ示している。
図1~図4に示すように、アングル材用受け金具1は、受け金具本体10を備えている。この受け金具本体10は、略平行四辺形状となる平板状の表裏両面11,12と、この表裏両面11,12の周囲の周囲面13とを備えている。
受け金具本体10の周囲面13は、当該受け金具本体10の下端部を基材としてのL形鋼2の一方の辺部20の外側面に対峙するように略垂直に延び、かつ当該L形鋼2の一方の辺部20の外側面に固着される基部側辺14と、この基部側辺14の内外両端にそれぞれ下端が連結されて受け金具本体10の先部側(上端部側)へ向かって延びる内外一対の延設辺15,16と、両延設辺15,16の先端同士(上端同士)を略水平方向へ延びて連結する先部側辺17とを備えている。基部側辺14と対峙するL形鋼2の一方の辺部20の外側面は、受け金具本体10の周囲面13の基部側辺14を固着する固着面21とされている。
また、L形鋼2は、上下方向へ延び、一方の辺部20に対し略直角に折曲された他方の辺部22を備え、所謂等辺山形鋼状とされている。また、受け金具本体10の表裏両面11,12は、周囲面13の各辺14~17に比して表面積が広くなっている。
受け金具本体10の周囲面13の延設辺15,16のうちの内側(後述する隙間23側)の延設辺15は、基部側辺14の上端よりも先部側の部分を当該受け金具本体10の先部側へ向かうに従いL形鋼2の一方の辺部20の固着面21に対し離間するように斜め外方向きに傾斜している。一方、外側の延設辺16は、基部側辺14の下端より外方へ向かって略水平に延びたのち湾曲部を介して受け金具本体10の先部側へ向かうに従い斜め外方向きに傾斜している。この内外一対の延設辺15,16においてそれぞれ受け金具本体10の先部側へ向かう直線部分は、互いに略平行となっている。
受け金具本体10の周囲面13の基部側辺14は、その表裏両面11,12をL形鋼2の一方の辺部20の上端部において固着面21に対し直交させた状態で溶接により固着されている。そして、L形鋼2の一方の辺部20の固着面21と、受け金具本体10の周囲面13の内側の延設辺15との間には、第1のアングル材3の垂直辺部31を挿通する隙間23が設けられている。
第1のアングル材3は、垂直辺部31と、この垂直辺部31の上端より外方へ向かって略水平に延びる水平辺部32とを備えている。この場合、第1のアングル材3は、垂直辺部31の一辺(図1では上下方向の辺)の長さが50mmに、水平辺部32の一辺(図1では左右方向の辺)の長さが50mmに、両辺部31,32の厚さが6mmにそれぞれ設定されている。また、第1のアングル材3は、その垂直辺部31の外方端(反水平辺部32側端)及び水平辺部32の外方端(反垂直辺部31側端)と当該両辺部31,32の内側面との角がそれぞれ丸面取りされてなる。この場合、第1のアングル材3は、鋼材などにより形成されている。
隙間23は、L形鋼2の一方の辺部20の固着面21に沿った状態での第1のアングル材3の垂直辺部31の挿通を可能とするように受け金具本体10の内側の延設辺15の基部(下部)を切り欠いた挿通穴部24により形成されている。この挿通穴部24は、L形鋼2の一方の辺部20の固着面21に対して広い間隔の第1挿通穴部25と、この第1挿通穴部25の底部に傾斜状の段部26を介して下方に延設され、L形鋼2の一方の辺部20の固着面21に対して狭い間隔の第2挿通穴部27とを備えている。
また、第1挿通穴部25はL形鋼2の固着面21に対して広い6mmの間隔に、第2挿通穴部27はL形鋼2の固着面21に対して狭い4mm弱の間隔にそれぞれ設定されている。そして、第1挿通穴部25には、第1のアングル材3の垂直辺部31がL形鋼2の固着面20に外側面を沿わせた状態で先端(下端)が段部24に当接するまで挿通されている。更に、隙間23(第1挿通穴部25)に垂直辺部31が挿通された第1のアングル材3の水平辺部32の内側面は、受け金具本体10の周囲面13の先部側辺17に対し当接している。
図5は図1のアングル材用受け金具1によりL形鋼2に対し第2のアングル材を受け止めて保持した状態を示す側面図を示している。この図5に示すように、受け金具本体10により受け止められるアングル材としては、第1のアングル材3の垂直辺部31及び水平辺部32の厚さよりも厚い垂直辺部41及び水平辺部42を備えた第2のアングル材4も適用可能とされている。
第2のアングル材4は、垂直辺部41の一辺(図5では上下方向の辺)の長さが50mmに、水平辺部42の一辺(図5では左右方向の辺)の長さが50mmに、両辺部41,42の厚さが6mmにそれぞれ設定されている。また、第2のアングル材4は、その垂直辺部41の外方端(反水平辺部42側端)及び水平辺部42の外方端(反垂直辺部41側端)と当該両辺部41,42の内側面との角がそれぞれ丸面取りされてなる。この場合、第2のアングル材4は、鋼材などにより形成されている。
そして、挿通穴部24の第2挿通穴部27には、第2のアングル材4の垂直辺部41がL形鋼2の一方の辺部20の固着面21に外側面を沿わせた状態で先端(下端)が段部26に当接するまで挿通されている。更に、隙間23(第2挿通穴部27)に垂直辺部41が挿通された第2のアングル材4の水平辺部42の内側面は、受け金具本体10の周囲面13の先部側辺17に対し当接している。
図6は図1のアングル材用受け金具1を用いて複数のL形鋼2に対し受け止めた第2のアングル材4の水平辺部42上に複数の主筋を支持した状態を示す側面図、図7は図6のアングル材用受け金具1を用いて各L形鋼2に対し受け止めた第2のアングル材4の水平辺部42上に複数の主筋を支持した状態を示す正面図をそれぞれ示している。また、図8は図6のアングル材用受け金具1を用いて各L形鋼2に対し受け止めた第2のアングル材4の水平辺部42上に複数の主筋を支持した状態を示す平面図、図9は図6のアングル材用受け金具1を用いて各L形鋼2に対し受け止めた第2のアングル材4の水平辺部42上に複数の主筋を支持した状態を示す斜視図をそれぞれ示している。
図6~図9に示すように、複数の受け金具本体10,10,…(図9では4つのみ示す)の周囲面13の基部側辺14は、それぞれの表裏両面11,12を複数のL形鋼2,2,…における一方の辺部20の上端部において固着面21に対し直交させた状態で溶接により固着されている。また、各受け金具本体10の挿通穴部24の第2挿通穴部27には、第2のアングル材4の垂直辺部41がL形鋼2の一方の辺部20の固着面21に外側面を沿わせた状態で先端(下端)が段部26に当接するまでそれぞれ挿通されている。このとき、各受け金具本体10の周囲面13の先部側辺17に対し内側面が当接する各第2のアングル材4の水平辺部42の外側面は、各L形鋼2の上端よりも若干上方に位置している。
そして、各第2のアングル材4の水平辺部42の外側面には、当該各第2のアングル材4の固着面21に対し略直交する方向へ延びる主筋S,S,…が所定間隔置き(例えば100mm間隔置き)に載置した状態で支持されている。
したがって、本実施の形態では、受け金具本体10の表裏両面11,12をL形鋼2の固着面21に対し直交させた状態で周囲面13の基部側辺14を固着し、L形鋼2の固着面21に沿った状態での第1又は第2のアングル材3,4の垂直辺部31,41の挿通を可能とするように受け金具本体10に挿通穴部24を切り欠いてL形鋼2の固着面21との間に隙間23が設けられているので、受け金具本体10の先端部側がL形鋼2の固着面21に対して離間する方向へ変形し難いものとなる。これにより、受け金具本体10の変形によるL形鋼2との間の隙間23の拡張を確実に防止し、L形鋼2に対する第1又は第2のアングル材3,4の保持性能を向上させることができる。
また、受け金具本体10の周囲面13の基部側辺14より先部側へ向かって延びる一対の延設辺15,16のうちの内側の延設辺15の隙間23(挿通穴部24)よりも先部側の直線部分がその受け金具本体10の先部に近付くに従いL形鋼2の固着面21に対し離間するように傾斜しているので、受け金具本体10に切り欠いた挿通穴部24とL形鋼2との間の隙間23に第1又は第2のアングル材3,4の垂直辺部31,41を挿通する際に、当該垂直辺部31,41を内側の延設辺15の隙間23よりも先部側の直線部分の傾斜に沿ってスムーズに案内でき、挿通穴部24とL形鋼2の固着面21との間の隙間23に対する第1又は第2のアングル材3,4の垂直辺部31,41の挿通を円滑に行うことができる。
また、互いに垂直辺部31,41の厚さが異なる第1及び第2のアングル材3,4のうち、厚さが厚い第1のアングル材3の垂直辺部31が、L形鋼2の固着面21に対して広い間隔の第1挿通穴部35に挿通される一方、厚さが薄い第2のアングル材4の垂直辺部41が、L形鋼2の固着面21に対して狭い間隔でかつ第1挿通穴部25の底部に傾斜状の段部26を介して延設された第2挿通穴部27に挿通されることになる。これにより、互いに垂直辺部31,41の厚さが異なる2種類の第1及び第2のアングル材3,4をL形鋼2の固着面21に基部を固着した単一の受け金具本体10の挿通穴部24に対し円滑に挿通することができる。
更に、隙間23に垂直辺部31,41を挿通した第1及び第2のアングル材3,4の水平辺部32,42が受け金具本体10の周囲面13の先部側辺17に対し当接しているので、L形鋼2の固着面21に対し受け金具本体10を介してアングル材3,4の垂直面部31,41及び水平辺部32,42を確実に受け止めてアングル材3,4の保持能力を効果的に高めることができる。
次に、本発明の第1の実施の形態の変形例を図10~図13に基づいて説明する。
この変形例では、基材の構成を変更し、基材としてみぞ形鋼を用いている。なお、みぞ形鋼を除くその他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図10は本発明の第1の実施の形態の変形例に係るアングル材用受け金具1により基材としてのみぞ形鋼に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す側面図、図11は図10のアングル材用受け金具1によりみぞ形鋼に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す正面図をそれぞれ示している。また、図12は図10のアングル材用受け金具1によりみぞ形鋼に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す平面図、図13は図10のアングル材用受け金具1によりみぞ形鋼に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す斜視図をそれぞれ示している。
図10~図13に示すように、みぞ形鋼5は、上下方向へ延び、ウエブ50と、このウエブ50の両端にそれぞれ一端が一体的に連結されたフランジ52,52とを備えている。みぞ形鋼5のウエブ50の外側面は、受け金具本体10の周囲面13の基部側辺14と対峙し、その基部側辺14を溶接により固着する固着面51とされている。そして、みぞ形鋼5のウエブ50の固着面51と、受け金具本体10の周囲面13の内側の延設辺15との間には、第1及び第2のアングル材3,4の垂直辺部31,41を挿通する隙間53が設けられている。
したがって、この変形例では、受け金具本体10の表裏両面11,12をみぞ形鋼5のウエブ50の固着面51に対し直交させた状態で周囲面13の基部側辺14を固着し、みぞ形鋼5の固着面51に沿った状態での第1又は第2のアングル材3,4の垂直辺部31,41の挿通を可能とするように受け金具本体10に挿通穴部24を切り欠いてみぞ形鋼5の固着面51との間に隙間53が設けられているので、受け金具本体10の先端部側がみぞ形鋼5の固着面51に対して離間する方向へ変形し難いものとなる。これにより、受け金具本体10の変形によるみぞ形鋼5との間の隙間53の拡張を確実に防止し、みぞ形鋼5に対する第1又は第2のアングル材3,4の保持性能を同様に向上させることができる。
次に、本発明の第1の実施の形態のその他の変形例を図14~図17に基づいて説明する。
この変形例では、角形鋼管よりなる基材の構成を変更し、基材として角形鋼管を用いている。なお、角形鋼管を除くその他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図14は本発明の第1の実施の形態のその他の変形例に係るアングル材用受け金具1により基材としての角形鋼管に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す側面図、図15は図14のアングル材用受け金具1により角形鋼管に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す正面図をそれぞれ示している。また、図16は図14のアングル材用受け金具1により角形鋼管に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す平面図、図17は図14のアングル材用受け金具1により角形鋼管に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す斜視図をそれぞれ示している。
図14~図17に示すように、角形鋼管6は、上下方向へ延び、4つの辺部60,60,…によって断面略4角筒形状に形成されている。角形鋼管6の各辺部60のうちの1つの辺部60の外側面は、受け金具本体10の周囲面13の基部側辺14と対峙し、その基部側辺14を溶接により固着する固着面61とされている。そして、角形鋼管6の固着面61と、受け金具本体10の周囲面13の内側の延設辺15との間には、第1及び第2のアングル材3,4の垂直辺部31,41を挿通する隙間63が設けられている。
したがって、この変形例では、受け金具本体10の表裏両面11,12を角形鋼管6の固着面61に対し直交させた状態で周囲面13の基部側辺14を固着し、角形鋼管6の固着面61に沿った状態での第1又は第2のアングル材3,4の垂直辺部31,41の挿通を可能とするように受け金具本体10に挿通穴部24を切り欠いて角形鋼管6の固着面61との間に隙間63が設けられているので、受け金具本体10の先端部側が角形鋼管6の固着面61に対して離間する方向へ変形し難いものとなる。これにより、受け金具本体10の変形による角形鋼管6との間の隙間63の拡張を確実に防止し、角形鋼管6に対する第1又は第2のアングル材3,4の保持性能を同様に向上させることができる。
次に、本発明の第1の実施の形態のその他の変形例を図18~図21に基づいて説明する。
この変形例では、基材の構成を変更し、基材として異形棒鋼を用いている。なお、異形棒鋼を除くその他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図18は本発明の第1の実施の形態のその他の変形例に係るアングル材用受け金具1により基材としての異形棒鋼に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す側面図、図19は図18のアングル材用受け金具1により異形棒鋼に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す正面図をそれぞれ示している。また、図20は図18のアングル材用受け金具1により異形棒鋼に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す平面図、図21は図18のアングル材用受け金具1により異形棒鋼に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す斜視図をそれぞれ示している。
図18~図21に示すように、異形棒鋼7は、上下方向へ延び、断面略円形状に形成されている。また、異形棒鋼7は、その周方向に互いに180°隔てた位置を上下方向へ延びるリブ70,70と、このリブ70,70同士の間を長手方向略等間隔置きに連結する半円環状の節72,72,…とを備えている。これらの節72,72,…は、互いに相隣なるリブ70,70同士の間で長手方向に段違いとなるように配置されている。
異形棒鋼7の一方のリブ70の外側面は、受け金具本体10の周囲面13の基部側辺14と対峙し、その基部側辺14を溶接により固着する固着面71とされている。そして、異形棒鋼7の一方のリブ70の固着面71と、受け金具本体10の周囲面13の内側の延設辺15との間には、第1及び第2のアングル材3,4の垂直辺部31,41を挿通する隙間73が設けられている。
したがって、この変形例では、受け金具本体10の表裏両面11,12を異形棒鋼7の固着面71に対し直交させた状態で周囲面13の基部側辺14を固着し、異形棒鋼7の固着面71に沿った状態での第1又は第2のアングル材3,4の垂直辺部31,41の挿通を可能とするように受け金具本体10に挿通穴部24を切り欠いて異形棒鋼7の固着面71との間に隙間73が設けられているので、受け金具本体10の先端部側が異形棒鋼7の固着面71に対して離間する方向へ変形し難いものとなる。これにより、受け金具本体10の変形による異形棒鋼7との間の隙間73の拡張を確実に防止し、異形棒鋼7に対する第1又は第2のアングル材3,4の保持性能を同様に向上させることができる。
次に、本発明の第1の実施の形態のその他の変形例を図22~図25に基づいて説明する。
この変形例では、基材の構成を変更し、基材としてH形鋼を用いている。なお、H形鋼を除くその他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図22は本発明の第1の実施の形態のその他の変形例に係るアングル材用受け金具1により基材としてのH形鋼に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す側面図、図23は図22のアングル材用受け金具1によりH形鋼に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す正面図をそれぞれ示している。また、図24は図22のアングル材用受け金具1によりH形鋼に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す平面図、図25は図22のアングル材用受け金具1によりH形鋼に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す斜視図をそれぞれ示している。
図22~図25に示すように、H形鋼8は、上下方向へ延び、ウエブ80と、このウエブ80の両端がそれぞれ中央に一体的に連結されたフランジ82,82とを備えている。H形鋼8の一方のフランジ82の外側面は、受け金具本体10の周囲面13の基部側辺14と対峙し、その基部側辺14を溶接により固着する固着面81とされている。そして、H形鋼8の固着面81と、受け金具本体10の周囲面13の内側の延設辺15との間には、第1及び第2のアングル材3,4の垂直辺部31,41を挿通する隙間83が設けられている。
したがって、この変形例では、受け金具本体10の表裏両面11,12をH形鋼8の固着面81に対し直交させた状態で周囲面13の基部側辺14を固着し、H形鋼8の固着面81に沿った状態での第1又は第2のアングル材3,4の垂直辺部31,41の挿通を可能とするように受け金具本体10に挿通穴部24を切り欠いてH形鋼8の固着面81との間に隙間83が設けられているので、受け金具本体10の先端部側がH形鋼8の固着面81に対して離間する方向へ変形し難いものとなる。これにより、受け金具本体10の変形によるH形鋼8との間の隙間83の拡張を確実に防止し、H形鋼8に対する第1又は第2のアングル材3,4の保持性能を同様に向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態を図26~図29に基づいて説明する。
この実施の形態では、アングル材用受け金具の構成を変更し、基材としてL形鋼を用いている。なお、アングル材用受け金具を除くその他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図26は本発明の第2の実施の形態に係るアングル材用受け金具により基材としてのL形鋼2に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す側面図、図27は図26のアングル材用受け金具によりL形鋼2に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す正面図をそれぞれ示している。また、図28は図26のアングル材用受け金具によりL形鋼2に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す平面図、図29は図26のアングル材用受け金具によりL形鋼2に対し第2のアングル材4を受け止めて保持した状態を示す斜視図をそれぞれ示している。
図26~図29に示すように、アングル材用受け金具9は、受け金具本体90を備えている。この受け金具本体90は、略平行四辺形状となる平板状の表裏両面91,92と、この表裏両面91,92の周囲の周囲面93とを備えている。
受け金具本体90の周囲面93は、当該受け金具本体90の下端部をL形鋼2の一方の辺部20の外側面に対峙するように略垂直に延び、かつ当該L形鋼2の一方の辺部20の外側面に固着される基部側辺94(基部側)と、この基部側辺94の内外両端にそれぞれ下端が連結されて受け金具本体90の先部側(上端部側)へ向かって延びる内外一対の延設辺95,96と、両延設辺95,96の先端同士(上端同士)を略水平方向へ延びて連結する先部側辺97とを備えている。基部側辺94と対峙するL形鋼2の一方の辺部20の外側面は、受け金具本体90の周囲面93の基部側辺94を固着する固着面21とされている。
また、受け金具本体90の表裏両面91,92は、周囲面93の各辺94~97に比して表面積が広くなっている。受け金具本体90の周囲面93の延設辺95,96のうちの内側(後述する隙間98側)の延設辺95は、基部側辺94の上端よりも先部側の部分を当該受け金具本体90の先部側へ向かうに従いL形鋼2の一方の辺部20の固着面21に対し離間するように斜め外方向きに傾斜している。一方、外側の延設辺96は、基部側辺94の下端より外方へ向かって略水平に延びたのち湾曲部を介して受け金具本体90の先部側へ向かうに従い斜め外方向きに傾斜している。この内外一対の延設辺95,96においてそれぞれ受け金具本体90の先部側へ向かう直線部分は、互いに略平行となっている。
受け金具本体90の周囲面93の基部側辺94は、その表裏両面91,92をL形鋼2の一方の辺部20の上端部において固着面21に対し直交させた状態で溶接により固着されている。そして、L形鋼2の一方の辺部20の固着面21と、受け金具本体90の周囲面93の内側の延設辺95との間には、第2のアングル材4の垂直辺部41を挿通する隙間84が設けられている。
隙間84は、L形鋼2の一方の辺部20の固着面21に沿った状態での第2のアングル材4の垂直辺部41の挿通を可能とするように受け金具本体90の内側の延設辺95の基部(下部)を切り欠いた挿通穴部85により形成されている。具体的には、挿通穴部85は、L形鋼2の一方の辺部20の固着面21に対して対峙するように受け金具本体90の内側の延設辺95の基部より固着面21に向かって突出する凸部86の先端を切り欠いて形成されている。この凸部86の先端面は、L形鋼2の固着面21に対して平行な平坦面に形成され、L形鋼2の固着面21との間の間隔が4mmに設定されている。
そして、L形鋼2の固着面20に外側面を沿わせた状態で隙間84内に挿通された第2のアングル材4の垂直辺部41は、受け金具本体90の凸部86の先端面とL形鋼2の固着面21との間の挿通穴部85内に密接した状態で隙間なく保持されている。更に、隙間84(挿通穴部85)に垂直辺部41が挿通された第2のアングル材4の水平辺部42の内側面は、受け金具本体90の周囲面91の先部側辺97に対し当接している。
したがって、本実施の形態では、受け金具本体90の表裏両面91,92をL形鋼2の固着面21に対し直交させた状態で周囲面93の基部側辺94を固着し、L形鋼2の固着面21に沿った状態での第2のアングル材4の垂直辺部41が、受け金具本体90に挿通穴部85を切り欠いた隙間84内における凸部86の先端面とL形鋼2の固着面21との間に挿通されているので、受け金具本体90の先端部側がL形鋼2の固着面21に対して離間する方向へ変形し難いものとなる。これにより、受け金具本体90の変形によるL形鋼2との間の隙間84の拡張を確実に防止し、L形鋼2に対する第2のアングル材4の保持性能を同様に向上させることができる。
更に、L形鋼2の固着面20に外側面を沿わせた状態で隙間84内に挿通された第2のアングル材4の垂直辺部41が、受け金具本体90の凸部86の先端面とL形鋼2の固着面21との間の挿通穴部85内に密接した状態で隙間なく保持されているので、受け金具本体90とL形鋼2との間の挿通穴部85に第2のアングル材4の垂直辺部41を挿通すれば、挿通穴部85内に密接した状態で第2のアングル材4の垂直辺部41が確実に保持され、L形鋼2に対する第2のアングル材4の保持性能を高める上で非常に有利なものとなる。
なお、本発明は前記各実施の形態及び各変形例に限定されるものではなく、その他種々の変形例をさらに包含している。例えば、前記第1の実施の形態では、挿通穴部24に第1挿通穴部25と第2挿通穴部27とを設けたが、挿通穴部に第1挿通穴部及び第2挿通穴部のいずれか一方のみが設けられていてもよい。この場合には、第1挿通穴部及び第2挿通穴部のいずれか一方と合致する第1又は第2のアングル材の垂直辺部のみが挿通された状態で受け止められる。
また、前記第1の実施の形態では、第1又は第2のアングル材3,4の垂直辺部31,41及び水平辺部32,42の厚さを4mm又は6mmにそれぞれ設定したが、両辺部の厚さが同じでなくてもよい。例えば、第1又は第2のアングル材の垂直辺部の厚さが同じであってもよく、その場合には、挿通穴部には第1挿通穴部及び第2挿通穴部のいずれか一方のみが設けられていればよい。
また、前記第1の実施の形態では、第1、第2のアングル材3,4の垂直辺部31,41及び水平辺部32,42の一辺の長さを50mmに設定したが、アングル材の垂直辺部及び水平辺部の一辺の長さはこれに限定されるものではなく、用途に応じて変更可能である。このとき、隙間に垂直辺部が挿通された第1又は第2のアングル材の水平辺部の内側面が受け金具本体の周囲面の先部側辺に対し当接することを考慮して受け金具本体の周囲面の内側及び外側の延設辺の長さを設定してもよい。
更に、前記第2の実施の形態では、挿通穴部85の凸部86の先端面とL形鋼2の固着面21との間の間隔を4mmに設定したが、挿通穴部の凸部の先端面と基材の固着面との間の間隔が、挿通穴部に挿通されるアングル材の垂直辺部の厚さに応じて変更してもよいのはいうまでもない。
1 アングル材用受け金具
10 受け金具本体
11 表面
12 裏面
13 周囲面
14 基部側辺
15 内側の延設辺
16 外側の延設辺
17 先部側辺
2 L形鋼(基材)
23 隙間
24 挿通穴部
25 第1挿通穴部
26 段部
27 第2挿通穴部
3 第1のアングル材
31 垂直辺部
32 水平辺部
4 第2のアングル材
41 垂直辺部
42 水平辺部
5 みぞ形鋼(基材)
51 固着面
53 隙間
6 角形鋼管(基材)
61 固着面
63 隙間
7 異形棒鋼(基材)
71 固着面
73 隙間
8 H形鋼(基材)
81 固着面
83 隙間
84 隙間
85 挿通穴部
9 アングル材用受け金具
90 受け金具本体
91 表面
92 裏面
93 周囲面
94 基部側辺
95 内側の延設辺
96 外側の延設辺
97 先部側辺

Claims (4)

  1. 基材とこの基材に基部側を固着した受け金具本体の先部側との間に隙間を設け、この隙間に挿通されたアングル材の垂直辺部を受け止めるようにしたアングル材用受け金具であって、
    前記受け金具本体は、その周囲面の各辺に比して表面積が広い平板状の表裏両面を備え、前記表裏両面を前記基材の固着面に対し略直交させた状態で前記周囲面の基部側辺が固着されており、
    前記隙間は、前記基材の固着面に沿った状態での前記アングル材の垂直辺部の挿通を可能とするように前記受け金具本体に切り欠かれた挿通穴部により形成されていることを特徴とするアングル材用受け金具。
  2. 前記受け金具本体の周囲面は、前記基部側辺よりその受け金具本体の先部側へ向かって延びる一対の延設辺を備え、
    前記各延設辺のうちの前記隙間側の延設辺は、前記受け金具本体の前記隙間よりも先部側の部分を当該受け金具本体の先部に近付くに従い前記基材の固着面に対し離間するように傾斜している請求項1に記載のアングル材用受け金具。
  3. 前記アングル材としては、互いに垂直辺部の厚さが異なる2種類のアングル材が用いられ、
    前記挿通穴部は、前記2種類のアングル材のうちの厚さが厚いアングル材の垂直辺部を前記基材の固着面に沿った状態で挿通可能とするように当該固着面に対して広い間隔の第1挿通穴部と、この第1挿通穴部の底部に傾斜状の段部を介して延設され、前記2種類のアングル材のうちの厚さが薄いアングル材の垂直辺部を前記基材の固着面に沿った状態で挿通可能とするように当該固着面に対して狭い間隔の第2挿通穴部とを備えている請求項1又は請求項2に記載のアングル材用受け金具。
  4. 前記隙間に垂直辺部が挿通された前記アングル材の水平辺部は、前記受け金具本体の周囲面の先部側辺に対し当接している請求項1~請求項3のいずれか1つに記載のアングル材用受け金具。
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