JP3615422B2 - 中空金属パイプの組み立て構造及び組み立て方法 - Google Patents

中空金属パイプの組み立て構造及び組み立て方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中空パイプを所定の合わせ位置で仮止めし、接合によって三次元構造体を形成する中空パイプの組み立て構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から直線状の中空パイプを所定の合わせ位置で接合し、三次元構造体を形成することが行われてきた。このような三次元構造体を形成する場合には、各中空パイプを合わせ位置で正確に仮止めして接合することにより、精度良く形成することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、各中空パイプを合わせ位置で精度良く仮止めするためには、大掛かりな治具を必要とすると共に熟練した技量が要求される。したがって、限られた場所でないと、中空パイプの三次元構造体が精度良く形成できないという不都合があった。
【0004】
本発明は、上記事実を考慮し、精度良く簡単に形成できる中空パイプの組み立て構造を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、空金属パイプを用いて構造体を形成する組み立て構造であって、折り曲げ位置に切欠部が形成され、この切欠部位置で中空金属パイプを折り曲げることにより、この切欠部の一方の周縁部に形成された係合凸部が、他方の周縁部に形成された係合凹部に挿入され係合されることにより形成されることを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載の発明では、空金属パイプを折り曲げることによって構造体を形成する。この折り曲げ加工時に、中空金属パイプに形成された切欠部の一方の周縁部に形成された係合凸部を、他方の周縁部に形成された係合凹部に挿入することによって折り曲げた基材同士が係合するため、折り曲げ加工部分にスプリングバックが発生することを防止する。この結果、中空金属パイプ等を位置決め固定するための治具等を使用せずに、簡単に中空金属パイプを組み立てることができる。
また、係合凸部と係合凹部は、請求項9に記載の発明のように構成されている。 すなわち、切欠部の一方の周縁部に形成された係合凸部は、係合部と前記係合部より狭い幅の首部とから構成されており、また、切欠部の他方の周縁部に形成された係合凹部は、挿入凹部と前記挿入凹部より狭い幅の係止凹部とから構成されている。
この構成により、中空金属パイプを折り曲げることにより、首部が挿入凹部に進入し、係合部が係止凹部へ係止されることで、折り曲げた基材同士が係合するため、折り曲げ加工部分にスプリングバックが発生することが防止できる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、空金属パイプを用いて三次元構造体を形成する組み立て構造であって、折り曲げ位置に切欠部が形成され、この切欠部位置で中空金属パイプを折り曲げる際に、この切欠部の一方の周縁部に形成された係合凸部が、他方の周縁部に形成された係合凹部に挿入され係合されることにより形成される二次元構造体と、前記二次元構造体を組み合わせるための合わせ位置を決めると共に仮止めする仮止め手段と、を有し、前記二次元構造体と中空金属パイプ又は二次元構造体同士を仮止め手段で仮止めすることで三次元構造体を形成することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明では、中空金属パイプの折り曲げ加工時に、中空金属パイプに形成された切欠部の一方の周縁部に形成された係合凸部を、他方の周縁部に形成された係合凹部に挿入することによって折り曲げた基材同士が係合するため、折り曲げ加工部分にスプリングバックが発生しない二次元構造体を形成することができる。
また、二次元構造体を仮止め手段によって中空金属パイプ等と正確な位置に仮止めすることによって三次元構造体が形成できるため、直線の中空金属パイプのみで形成するよりも組み立て工程が簡単になる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、空金属パイプを用いて三次元構造体を形成する組み立て構造であって、折り曲げ位置に切欠部が形成され、この切欠部位置で中空金属パイプを折り曲げる際に、この切欠部の一方の周縁部に形成された係合凸部が、他方の周縁部に形成された係合凹部に挿入され係合されることにより形成された二次元構造体をさらに折り曲げることにより形成される三次元構造体本体と、
前記三次元構造体本体を組み合わせるための合わせ位置を決めると共に仮止めする仮止め手段と、を有し、前記三次元構造体本体と前記中空金属パイプ又は三次元構造体本体同士を仮止め手段で仮止めすることで三次元構造体を形成することを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明では、中空金属パイプの折り曲げ加工時に、中空金属パイプに形成された切欠部の一方の周縁部に形成された係合凸部を、他方の周縁部に形成された係合凹部に挿入することによって折り曲げた基材同士が係合するため、折り曲げ加工部分にスプリングバックが発生しない二次元構造体を形成し、さらに二次元構造体を折り曲げることで三次元構造体本体を形成することができる。
また、三次元構造体本体を仮止め手段によって中空金属パイプ等と正確な位置に仮止めすることによって三次元構造体が形成できるため、直線の中空金属パイプのみや二次元構造体で形成するよりも組み立て工程がさらに簡単になる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、前記仮止め手段は、一方が前記二次元構造体又は三次元構造体本体に設けられ、他方が前記二次元構造体、三次元構造体本体、又は前記中空金属パイプに設けられた係合凸部と係合孔部で構成され、前記係合凸部が前記係合孔部に挿入されることで仮止めされることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明では、仮止め手段が係合凸部と係合孔部で構成されており、係合凸部を係合孔部に挿入することで、例えば、二次元構造体又は三次元構造体本体と中空金属パイプを仮止めすることできる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、前記係合凸部はフック状に形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、係合凸部をフック状とすることで、確実に仮止めすることができる。
【0023】
請求項6に記載の発明は、曲げ加工が必要な第1の部材と、この第1の部材の屈曲部に先端部が突き当てられて位置決めされる第2の部材と、を掛止して三次元構造体を形成する場合に、前記第2の部材の突き当て面に予め形成された略L字型の掛止突起部と、前記第1の部材の屈曲部に、前記掛止突起部に対向して設けられ、この屈曲部に前記第2の部材の突き当て面が位置決めされた状態で前記第1の部材の曲げ加工移動に伴って前記掛止突起部が入り込み、当該移動完了後には前記掛止突起部と掛止状態となって、第2の部材の引き抜き方向の移動を阻止する掛止溝と、を備えた抜け止め手段を、有することを特徴としている。
【0024】
請求項7に記載の発明は、前記請求項6に記載の発明において、前記第1の部材が二次元構造体又は三次元構造体であり、前記第2の部材が中空パイプ或いは中空パイプによって組立てられた二次元構造体又は三次元構造体であることを特徴としている。
【0025】
請求項6及び請求項7に記載の発明によれば、例えば請求項1乃至請求項5に記載の係合手段では完全に組み付け後には係合されるものの、組み立て途中、例えば、二次元構造体に中空金属パイプの一端部を組み付けたサブアッセンブリ状態の場合、中空金属パイプの他端部がフリーであるため、二次元構造体に対して中空金属パイプが不安定であり、脱落する可能性もある。
また、請求項8に記載の発明は、空金属パイプを用いて構造体を形成する中空金属パイプの組み立て方法であって、折り曲げ位置に切欠部を形成し、この切欠部位置で中空金属パイプを折り曲げる際に、この切欠部の一方の周縁部に形成した係合凸部を、他方の周縁部に形成した係合凹部に挿入し係合することにより構造体を形成することを特徴とする。
【0026】
そこで、このようなサブアッセブリ状態において、抜け止め手段を設けることにより、サブアッセンブリ状態を保持することができる。
【0027】
抜け止め手段は、略L字型の掛止突起部と、掛止溝とで構成され、例えば、中空パイプの一端部に掛止突起部を形成し、二次元構造体の屈曲部に掛止溝を形成しておく。中空パイプを二次元構造体の屈曲部に突き当てた状態で二次元構造体の曲げ加工移動すると、掛止突起部が掛止溝に入り込み、曲げ加工の完了後には、掛止突起部が掛止溝に掛止され、中空パイプは引き抜こうとしても、当該掛止突起部と掛止溝との掛止状態により、その方向に移動が阻止され、サブアッセンブリ状態を保持することができる。
請求項10に記載の発明は、中空金属パイプの切欠加工、係合凸部の加工、係合凹部の加工がレーザー加工により実施されることを特徴としている。
また、請求項11では、中空金属パイプの切欠加工、係合凸部の加工、係合凹部の加工がレーザー加工により実施されることを特徴としている。
【0028】
【発明の実施の形態】
「第1の実施の形態」
先ず、本発明の一実施形態に係る中空パイプの組み立て構造(三次元構造体)について詳細に説明する。
【0029】
(三次元構造体の概略説明)
三次元構造体10は、図1、図2に示すように、コの字型に形成された二次元構造体12A、12B、12Cと、直線状の中空パイプ14A、14B、14Cとを合わせ位置で仮止めし、接合することによって形成される。
【0030】
(二次元構造体の概略説明)
二次元構造体12A、12B、12Cは、直線である四角形の中空パイプ16を90度に折り曲げ加工したものである。すなわち、図3に示すように、中空パイプ16を構成する対向した面16A、16C及び面16Bを、例えばNCレーザ加工、NCによる溶断加工等によって部分的に切除し、折り曲げ中心線CLを境に一方の基材20と他方の基材22の二つに分けて設定する。さらに、一方の基材20を他方の基材22に近接させるように(折り曲げ中心線CLを中心として)折り曲げ切除部分の周縁同士を当接することで、90度に折り曲げて形成される。
【0031】
一方の基材20の切除部分の周縁と折曲げ中心線CLとの成す角度θ1は45度に設定されている(好ましくは、材料の寸法にもよるが45.5度〜46.5度である)。また、基材20の切除部分における折り曲げ内方側の周縁には、接合凹部24が設けられている。接合凹部24は、基材20の長手軸線に対して垂直に切欠かれた第1接合辺26と、この基材20の長手軸線に対して平行に(したがって、第1接合辺26に対して直角に)切欠かれた第2接合辺28と、から構成されている。
【0032】
また、他方の基材22の切除部分の周縁と折曲げ中心線CLとの成す角度θ2は45度に設定されている(好ましくは、材料の寸法にもよるが45.5度〜46.5度である)。また、基材22の切除部分における折り曲げ内方側の周縁には、接合凸部30が設けられている。接合凸部30は、接合凹部24の第1接合辺26に対応する第3接合辺32と、接合凹部24の第2接合辺28に対応する第4接合辺34と、から構成されている。
【0033】
さらに、基材20、22の面16Bには、それぞれ係合凸部36と係合凹部38とが形成されている。係合凸部36は、幅W1の係合部36Aと幅W1よりも狭い幅W2の首部36Bから構成される。一方、係合凹部38は、幅W1の挿入凹部38Aと幅W2の係止凹部38Bから構成された切欠である。
【0034】
(二次元構造体の折り曲げ加工)
折り曲げ加工においては、図4に示すように、面16Dが当接するように中空パイプ16をブロック40に当接させ(2点鎖線参照)、折り曲げ治具42の先端を折り曲げ中心線CLに沿って切除部分につきあてることによって折り曲げ加工を行う。これによって、接合凹部24と接合凸部30とを当接させることで基材20、22が90度に折り曲げられる。
【0035】
ここで、この中空パイプ16では、基材20の接合凹部24と基材22の接合凸部30とを当接させることで90度(所定の角度)に折り曲げられた構成(図6参照)であるため、この接合凹部24と接合凸部30を好適に設定すれば、中空パイプ16の切除部分の他の周縁の加工(切除)精度が部材の折り曲げ角度の精度に影響することがない。換言すれば、接合凹部24と接合凸部30とが部材の折り曲げ合わせ面を構成し両者が折曲げ角度を決定する構成であるため、接合凹部24と接合凸部30を折曲げ角度(90度)に対応させて形成すれば、高精度に折り曲げ加工することができる。
【0036】
この際、折り曲げに伴って、係合凸部36の係合部36Aが係合凹部38の挿入凹部38Aから基材22の内部に進入する(図5参照)。さらに、折り曲げられることによって、係合凸部36の首部36Bが係合凹部38の係止凹部38Bに進入し、係合凸部36の係合部36Aが係合凹部38の係止凹部38Bに係止されることになる(図6参照)。この結果、係合凸部36と係合凹部38の係合によって、折り曲げ加工された基材20、22がスプリングバックを生ずることを防止できる。なお、二次元構造体12A、12B、12Cは、必要とされる強度に応じて溶接等による接合を行えばよい。
【0037】
(三次元構造体の組み立て)
このように製造された二次元構造体12A、12B、12Cと中空パイプ14A、14B、14Cを係合手段によって仮止めし、接合することによって三次元構造体10を形成する。
【0038】
二次元構造体12A、12B、12Cと中空パイプ14A、14B、14Cには、合わせ位置に仮止め手段である係合凸部50および係合孔部52が形成されている。
【0039】
例えば、図7に示すように、二次元構造体12Aの端部に形成された一対の係合凸部50Aが、二次元構造体12Bの折り曲げ部を構成する両基材側に形成された一対の係合孔部52Aに挿入されることによって、二次元構造体12Bが二次元構造体12Aの合わせ位置に正確に仮止めされる。
【0040】
また、二次元構造体12Aにおける中空パイプ14Aの合わせ位置には、一対の係合孔部52Bが形成されており、中空パイプ14Aの端部に形成された係合凸部50Bが挿入されることによって中空パイプ14Aが二次元構造体12Aに対して正確な合わせ位置に仮止めされる。
【0041】
このように、三次元構造体10は、二次元構造体12A、12Bの係合孔部52に中空パイプ14A、14B、14C、二次元構造体12Cの係合凸部50を挿入することによって合わせ位置に正確に仮止めできる。したがって、中空パイプ14等を合わせ位置に仮止めするために大掛かりな治具などを用いることなく、簡単に三次元構造体10を精度良く形成することができる。
【0042】
また、二次元構造体12A、12B、12Cは、接合凹部24と接合凸部30を当接して接合することによって精度良く90度の折り曲げ加工が行われ、しかも係合凸部36が係合凹部38によって係止されることによってスプリングバックを防いでいる。したがって、三次元構造体10を直線状の中空パイプ16を切断して直接組み立てるのではなく、精度良く折り曲げ加工された二次元構造体12Aに他の二次元構造体12B、12Cおよび中空パイプ14A、14B、14Cを仮止めすることによって三次元構造体10を精度良く形成することができる。
【0043】
このように、本実施形態の三次元構造体10は、大掛かりな治具を用いることなく、簡単な組み立て工程で精度良く形成することができる。なお、三次元構造体10は、必要とされる強度によっては接合を不要とする、または接合部分を減らすこともできる。
【0044】
また、二次元構造体12A、12B、12Cの係合方法には、以下のようなバリエーションも考えられる。
【0045】
すなわち、図8に示すように、二次元構造体12Aの合わせ位置において、面16Cの端部側に係合孔部52が形成されている。一方、中空パイプ14Aの端部には、一対の係合凸部54が形成されている。係合凸部54は、その基部に凹部56が形成されたフック形状である。したがって、中空パイプ14Aの係合凸部54を二次元構造体12Aの係合孔部52に挿入すると共に、凹部56に二次元構造体12Aの面16Dが進入する。この結果、中空パイプ14Aは二次元構造体12Aに対して長手軸線方向にも長手軸線方向に直交する方向にも移動不可能となり、中空パイプ14Aが二次元構造体12Aの合わせ位置に精度良く仮止めされる。
【0046】
また、図9に示すように、二次元構造体12Bの合わせ位置に孔部52が形成されると共に、中空パイプ14Cの端部にL字型のフック状の係合凸部58が形成されている。この係合凸部58を孔部52に挿入させ、矢印P方向に移動させることによって、中空パイプ14Cが長手軸線方向に移動不可能となる。したがって、中空パイプ14Cが二次元構造体12Bの合わせ位置に精度良く仮止めされる。
【0047】
さらに、二次元構造体12Aと二次元構造体12Cの他の係合方法は、図10、図11に示すように、二次元構造体12Aの面16C、16Dの角に形成された孔部52に対して、中空パイプ16の端部に角部から長手軸線方向に突出し先端部分でL字型に折り曲げられて形成されたフック状の係合凸部60を進入させることによって二次元構造体12Aの合わせ位置に対して中空パイプ16を精度良く仮止めする。この結果、中空パイプ16が長手軸線方向およびこれに直交する方向に移動しないように正確に仮止めされるため、接合によって精度良く三次元構造体10が形成される。
【0048】
「第2の実施の形態」
次に、本発明の第2実施形態に係る三次元構造体10について図12を参照して説明する。第1実施形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0049】
第1実施形態の二次元構造体12A、12B、12Cに替えて三次元構造体本体70を用いたものである。三次元構造体本体70は、直線状の中空パイプ16の折り曲げ位置に第1実施形態で説明した切欠、接合凹部24、接合凸部30および係合凸部36、係合凹部38を設けることによって精度良く折り曲げ加工したものである。
【0050】
このように折り曲げ加工された三次元構造体本体70の合わせ位置に中空パイプ14を第1実施形態と同様にして仮止めすることによって、三次元構造体10を精度良く形成することができる。しかも、第1実施形態の三次元構造体10と比較して一本の中空パイプ16から製造した部分が増加しているため、一層簡単かつ精度良く組み立てできる。
【0051】
なお、第2実施形態でも、三次元構造体本体70と中空パイプ14との接合に、第1実施形態の接合方法を適用可能である。
【0052】
「第3の実施の形態」
さらに、本発明の第3実施形態に係る三次元構造体10について図13を参照して説明する。第1、第2実施形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0053】
本実施形態に係る三次元構造体10は、三次元構造体本体80と二次元構造体12Bおよび中空パイプ14A〜14Dとから構成されたものである。これらを、第1実施形態あるいは第2実施形態と同様に当接させることによって、三次元構造体10を精度良く且つ簡単に構成することができる。
【0054】
「第4の実施の形態」
以下に本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、上記第1乃至第3の実施の形態と同一構成部材については、同一の符号を付し、その構造の説明を省略する。
【0055】
第4の実施の形態は、中空パイプ100、二次元構造体(又は三次元構造体)102の組み立て途中、すなわちサブアッセンブリ状態における各部材の組み付け状態の保持を目的としている。
【0056】
以下、図14乃至図16に従い、サブアッセンブリ状態保持の構造について説明するが、この場合、中空パイプ100と二次元構造体102との組み付けを例にとり説明する。
【0057】
本発明において、この第4の実施の形態に対応する構造としては、図10及び図11に示す構造が該当する。図10及び図11では、完全に屈曲部が曲げ終わった状態の二次元構造体12Aに対して、この屈曲部に中空パイプ16を組み付ける構造を示しているが、このときの係合凸部60が、係合孔部52に対して横方向から挿入されて係合されるのみで、所謂仮止めとしての機能は持つが、立設される中空パイプを所定の位置に保持するには、所謂片持ち状態であり不安定な構造となっている。なお、次工程において中空パイプ16の上端部等を他の部材に組み付けるのであれば、この仮止め状態であっても問題はないが、当該工程までの間に時間がある場合には、不安定な状態が継続されることになる。
【0058】
これに対して、第4の実施の形態では、図14に示される如く、二次元構造体102の屈曲部102Aに対して中空パイプ100を組み付ける構造であり、かつこの立設した中空パイプ100を二次元構造体102に対して安定して相対位置を保持することができる構造としている。
【0059】
すなわち、二次元構造体102には、屈曲部102Aが完全に曲げ終わっていない状態となっており、斜めにカットされた合わせ面の一方102Bに前記係合孔部52が形成され、合わせ面の他方102Cに円弧状の掛止溝104が設けられている。この掛止溝104の円弧中心は、当該屈曲部102Aの外角部の近傍となっている。
【0060】
一方、中空パイプ100には、その下端面に前記係合孔部52と対抗する係合凸部60が突出形成されると共に、この係合凸部60が形成される辺に対向する辺には、略L字型の掛止突起部106が形成されている(図15参照)。
【0061】
ここで、中空パイプ100を二次元構造体102へ組み付ける場合、二次元構造体102は、依然として半開きの状態とされており、この状態で係合凸部60が係合孔部52に横方向から挿入され、係合される。
【0062】
このとき、前記掛止突起部106は、半開きとなった一対の合わせ面102B、102Cの間の隙間に入るため、二次元構造体102に対しての干渉はない。
【0063】
係合凸部60が係合孔部52に挿入され、係合されている状態で、二次元構造体102の合わせ面を合わせるべく、屈曲作業を行うが、このとき、一対の合わせ面102B、102Cの間に位置する前記掛止突起部106は、掛止溝104が逃げ溝となっているため、曲げ加工時に掛止突起部106と合わせ面102B、102Cとが干渉することはない(図16(A)参照)。
【0064】
二次元構造体102の曲げ加工完了時は、前記掛止突起部106は、掛止溝104に入り込んでおり、かつL字型の内面が掛止溝104の終端縁部に掛止されることになる(図16(B)参照)。このため、中空パイプ100は、前記係合凸部60と係合孔部52との係合位置と、掛止突起部106と掛止溝104との掛止位置との2点で保持されるため、安定感が増し、当該サブアッセンブリ状態を維持することができる。
【0065】
なお、上記第4の実施の形態では、掛止突起部106と掛止溝104とで構成される抜け止め手段を、図10及び図11に示す係合凸部60及び係合孔部52の係合手段と、組み合わせて適用したが、一対の抜け止め手段を用いることも可能であり、この場合には、二次元構造体102に対して中空パイプ100を突き当て方向に移動させて位置決めすることができ、二次元構造体102の曲げ加工後には、2点支持することができるため、中空パイプ100を横方向からのみならず、上方からの位置合わせも可能となり、組み付け手順のバリエーションを増すことができる。
【0066】
また、上記では、中空パイプ100と二次元構造体102との組み付けを例にとり説明したが、中空パイプ、二次元構造体、三次元構造体の内、いずれの組み合わせでも可能である。また、中空パイプの単体以外は同一部材の組み合わせも可能である。
【0067】
「第5の実施の形態」
次に、本発明の第5実施形態に係る三次元構造体10について図17を参照して説明する。第1実施形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0068】
この第5の実施の形態では、図8に示す凹部50と係合凸部54との組合わせによる係合構造(図17の矢印A矢視円内)と、図14に示す係合孔部52と係合凸部50との組み合わせによる係合構造、並びに掛止溝104と掛止突起部106との組み合わせによる係合構造(図17の矢印B矢視円内)と、を適宜個所に適用し、三次元構造体10を構成したものである。
【0069】
図17では、二次元構造体12Aが既に構成(略コ字状に屈曲形成された状態)されて記載されているが、当然、図14に示すように掛止溝104と掛止突起部106の嵌め合い時は、合わせ面が離れた状態で行われる。
【0070】
ここで、図17に示した枠で囲んだ数字は、最適な組み付けの順番を示しているが、この順番に限定されるものではない。
【0071】
なお、本発明の実施形態では、中空パイプ14、16、100に四角形の角パイプに適用したが、これに限定されるものではなく、中空パイプであれば長方形の角パイプ、丸パイプ等にも適用可能である。
【0072】
【発明の効果】
本発明に係る中空パイプの組み立て構造では、直線の中空パイプを精度良く折り曲げ加工して形成された二次元構造体等を、係合手段によって合わせ位置で正確に仮止めして三次元構造体を形成するため、簡単且つ精度良く三次元構造体を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る三次元構造体の分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る三次元構造体の斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係る中空パイプの折り曲げ加工部分の概略図である。
【図4】本発明の実施形態において中空パイプの折り曲げ加工状態説明図である。
【図5】本発明の実施形態において中空パイプの折り曲げ加工状態説明図である。
【図6】本発明の実施形態において中空パイプの折り曲げ加工状態説明図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る中空パイプの組み付け説明図である。
【図8】本発明の他の例に係る中空パイプの組み付け説明図である。
【図9】本発明の他の例に係る中空パイプの組み付け説明図である。
【図10】本発明の他の例に係る中空パイプの組み付け説明図である。
【図11】本発明の他の例に係る中空パイプの組み付け説明図である。
【図12】本発明の第2実施形態に係る中空パイプの組み立て構造の概略構成図である。
【図13】本発明の第3実施形態に係る中空パイプの組み立て構造の概略構成図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係り、中空パイプと二次元(三次元)構造体との組み立て及び保持構造を示す斜視図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係り、図14に対して反対側から見た斜視図である。
【図16】(A)は中空パイプの位置決め状態を示し、(B)中空部パイプの係合状態を示す二次元構造体の角部近傍の斜視図である。
【図17】本発明の第5の実施の形態に係り、(A)は中空パイプ、二次元構造体との組み立て構造を示す斜視図、(B)は図17(A)の矢印A矢視(二重丸)円内の拡大図、(C)は図17(A)の矢印B矢視(二重丸)円内の拡大図である。
【符号の説明】
10 三次元構造体
12 ニ次元構造体
14 中空パイプ
16 中空パイプ
24 接合凹部(切欠部)
30 接合凸部(切欠部)
36 係合凸部(係合手段)
38 係合凹部(係合手段)
50 係合凸部(係合手段)
52 係合孔部(係合手段)
54 係合凸部(係合手段)
58 係合凸部(係合手段)
60 係合凸部(係合手段)
70 三次元構造体本体
80 三次元構造体本体
100 中空パイプ
102 二次元構造体
102A 屈曲部
102B 合わせ面
102C 合わせ面
104 掛止溝部(抜け止め手段)
106 掛止突起部(抜け止め手段)

Claims (11)

  1. 空金属パイプを用いて構造体を形成する組み立て構造であって、
    折り曲げ位置に切欠部が形成され、この切欠部位置で中空金属パイプを折り曲げることにより、この切欠部の一方の周縁部に形成された係合凸部が、他方の周縁部に形成された係合凹部に挿入され係合されることにより形成されることを特徴とする中空金属パイプの組み立て構造。
  2. 空金属パイプを用いて三次元構造体を形成する組み立て構造であって、
    折り曲げ位置に切欠部が形成され、この切欠部位置で中空金属パイプを折り曲げることにより、この切欠部の一方の周縁部に形成された係合凸部が、他方の周縁部に形成された係合凹部に挿入され係合されることにより形成される二次元構造体と、
    前記二次元構造体を組み合わせるための合わせ位置を決めると共に仮止めする仮止め手段と、を有し、
    前記二次元構造体と中空金属パイプ又は二次元構造体同士を仮止め手段で仮止めすることで三次元構造体を形成することを特徴とする中空金属パイプの組み立て構造。
  3. 空金属パイプを用いて三次元構造体を形成する組み立て構造であって、
    折り曲げ位置に切欠部が形成され、この切欠部位置で中空金属パイプを折り曲げることにより、この切欠部の一方の周縁部に形成された係合凸部が、他方の周縁部に形成された係合凹部に挿入され係合されることにより形成された二次元構造体をさらに折り曲げることにより形成される三次元構造体本体と、
    前記三次元構造体本体を組み合わせるための合わせ位置を決めると共に仮止めする仮止め手段と、を有し、
    前記三次元構造体本体と前記中空金属パイプ又は三次元構造体本体同士を仮止め手段で仮止めすることで三次元構造体を形成することを特徴とする中空金属パイプの組み立て構造。
  4. 前記仮止め手段は、一方が前記二次元構造体又は三次元構造体本体に設けられ、他方が前記二次元構造体、三次元構造体本体、又は前記中空金属パイプに設けられた係合凸部と係合孔部で構成され、前記係合凸部が前記係合孔部に挿入されることで仮止めされることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の中空金属パイプの組み立て構造。
  5. 前記係合凸部はフック状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の中空金属パイプの組み立て構造。
  6. 曲げ加工が必要な第1の部材と、この第1の部材の屈曲部に先端部が突き当てられて位置決めされる第2の部材と、を掛止して三次元構造体を形成する場合に、
    前記第2の部材の突き当て面に予め形成された略L字型の掛止突起部と、
    前記第1の部材の屈曲部に、前記掛止突起部に対向して設けられ、この屈曲部に前記第2の部材の突き当て面が位置決めされた状態で前記第1の部材の曲げ加工移動に伴って前記掛止突起部が入り込み、当該移動完了後には前記掛止突起部と掛止状態となって、第2の部材の引き抜き方向の移動を阻止する掛止溝と、を備えた抜け止め手段を、有することを特徴とした中空金属パイプの組み立て構造。
  7. 前記第1の部材が二次元構造体又は三次元構造体であり、前記第2の部材が中空金属パイプ或いは中空金属パイプによって組立てられた二次元構造体又は三次元構造体であることを特徴とする請求項6記載の中空金属パイプの組み立て構造。
  8. 空金属パイプを用いて構造体を形成する中空金属パイプの組み立て方法であって、
    折り曲げ位置に切欠部を形成し、この切欠部位置で中空金属パイプを折り曲げることにより、この切欠部の一方の周縁部に形成した係合凸部を、他方の周縁部に形成した係合凹部に挿入し係合することにより構造体を形成することを特徴とする中空金属パイプの組み立て方法。
  9. 前記切欠部の一方の周縁部に形成された係合凸部は、係合部と前記係合部より狭い幅の首部とから構成され、
    前記切欠部の他方の周縁部に形成された係合凹部は、挿入凹部と前記挿入凹部より狭い幅の係止凹部とから構成され、
    中空金属パイプを折り曲げることにより、前記首部が前記係止凹部に進入し、前記係合部が係止凹部へ係止されることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の中空金属パイプの組み立て構造
  10. 中空金属パイプの切欠加工、係合凸部の加工、係合凹部の加工がレーザー加工により実施されることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の中空金属パイプの組立て構造。
  11. 中空金属パイプの切欠加工、係合凸部の加工、係合凹部の加工がレーザー加工により実施されることを特徴とする請求項8に記載の中空金属パイプの組み立て方法。
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