JP2000345623A - 中空パイプの組み立て構造 - Google Patents
中空パイプの組み立て構造Info
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Abstract
立て構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 三次元構造体10は、直線の中空パイプ
を精度良く折り曲げ加工した二次元構造体12A、12
Bの合わせ位置に形成された係合孔部52に、二次元構
造体12A、12Cおよび中空パイプ14A、14B、
14Cの係合凸部50を挿入することによって合わせ位
置に精度良く仮止めし、接合することによって形成され
ている。したがって、大掛かりな治具等を合わせ位置に
仮止めするために使用することなく、簡単に組み立てで
きると共に精度良く形成することができる。
Description
の合わせ位置で仮止めし、接合によって三次元構造体を
形成する中空パイプの組み立て構造に関する。
わせ位置で接合し、三次元構造体を形成することが行わ
れてきた。このような三次元構造体を形成する場合に
は、各中空パイプを合わせ位置で正確に仮止めして接合
することにより、精度良く形成することができる。
パイプを合わせ位置で精度良く仮止めするためには、大
掛かりな治具を必要とすると共に熟練した技量が要求さ
れる。したがって、限られた場所でないと、中空パイプ
の三次元構造体が精度良く形成できないという不都合が
あった。
単に形成できる中空パイプの組み立て構造を提供するこ
とを課題とする。
は、直線の中空パイプを用いて三次元構造体を形成する
組み立て構造であって、折り曲げ位置に切欠部が形成さ
れ、この切欠部位置で中空パイプを折り曲げることによ
り形成される二次元構造体と、二次元構造体を組み合わ
せるための合わせ位置を決めると共に仮止めする係合手
段と、を有し、二次元構造体と係合手段を係合すること
で三次元構造体を形成することを特徴とする。
について説明する。
によって二次元構造体を形成し、その二次元構造体を係
合手段によって正確な位置に仮止めすることによって三
次元構造体を形成するため、直線の中空パイプのみで形
成するよりも組み立て工程が簡単になる。また、係合手
段によって合わせ位置に正確に仮止めすることができる
ため、中空パイプ等を位置決め固定するための治具等を
使用せずに三次元構造体を精度良く簡単に形成すること
ができる。
イプを用いて三次元構造体を形成する組み立て構造であ
って、折り曲げ位置に切欠部が形成され、この切欠部位
置で中空パイプを折り曲げることにより形成される三次
元構造体本体と、前記三次元構造体本体と前記中空パイ
プを組み合わせるための合わせ位置を決めると共に仮止
めする係合手段と、を有し、前記三次元構造体本体と前
記係合手段を係合することで三次元構造体を形成するこ
とを特徴とする。
について説明する。
によって三次元構造体本体を形成し、その三次元構造体
本体を係合手段によって正確な位置に仮止めすることに
よって三次元構造体を形成するため、直線の中空パイプ
のみで形成するよりも組み立て工程が簡単になる。ま
た、係合手段によって合わせ位置に正確に仮止めするこ
とができるため、中空パイプ等を位置決め固定するため
の治具等を使用せずに三次元構造体を精度良く簡単に形
成することができる。
イプを用いて三次元構造体を形成する組み立て構造であ
って、折り曲げ位置に切欠部が形成され、この切欠部位
置で中空パイプを折り曲げることにより形成される二次
元構造体および三次元構造体本体と、前記二次元構造体
および三次元構造体本体を組み合わせるための合わせ位
置を決めると共に仮止めする係合手段と、を有し、前記
二次元構造体および三次元構造体本体と前記係合手段を
係合することで三次元構造体を形成することを特徴とす
る。
について説明する。
によって二次元構造体および三次元構造体本体を形成
し、その二次元構造体および三次元構造体本体を係合手
段によって正確な位置に仮止めすることによって三次元
構造体を形成するため、直線の中空パイプのみで形成す
るよりも組み立て工程が簡単になる。また、係合手段に
よって合わせ位置に正確に仮止めすることができるた
め、中空パイプ等を位置決め固定するための治具等を使
用せずに三次元構造体を精度良く簡単に形成することが
できる。
のいずれか1項記載の発明において、前記係合手段は、
中空パイプの折り曲げ位置に形成された切欠部の周縁部
に形成された一対の係合凸部と係合凹部とから構成さ
れ、折り曲げ加工時に前記係合凸部が係合凹部に挿入さ
れることによって係止されることを特徴とする。
について説明する。
た切欠部の周縁部に形成された係合凸部が係合凹部に挿
入されることによって折り曲げた基材同士が係止される
ため、二次元構造体あるいは三次元構造体本体の折り曲
げ加工部分にスプリングバックが発生することを防止す
る。この結果、簡単な組み立てで精度の良い三次元構造
体を形成することができる。
のいずれか1項記載の発明において、前記係合手段は、
一方が前記構造体に設けられ、他方が前記構造体または
中空パイプに設けられた一対の係合凸部と前記合わせ位
置に形成された係合孔部であって、係合凸部が係合孔部
に挿入されることを特徴とする。
について説明する。
方が構造体または中空パイプに設けられた一対の係合凸
部と合わせ位置に設けられた係合孔部からなるため、係
合凸部を係合孔部に挿入するだけで一方の構造体の正確
な合わせ位置に他方の構造体または中空パイプを簡単に
仮止めできる。この結果、簡単な組み立てで精度の良い
三次元構造体を形成することができる。
のいずれか1項記載の発明において、前記係合手段は、
一方が前記構造体に設けられ、他方が前記構造体または
中空パイプに設けられた一対の係合凸部と前記合わせ位
置に形成された係合孔部であって、フック状に形成され
た係合凸部を係合孔部に挿入して係止されることを特徴
とする。
について説明する。
方が構造体または中空パイプに設けられた一対の係合凸
部と係合孔部からなるため、フック状に形成された係合
凸部を係合孔部に挿入して一方の構造体に他方の構造体
または中空パイプを係止させることによって、構造体ま
たは中空パイプが長手軸線方向に変位することなく正確
な合わせ位置に簡単に仮止めできる。この結果、簡単な
組み立てで精度の良い三次元構造体を形成することがで
きる。
な第1の部材と、この第1の部材の屈曲部に先端部が突
き当てられて位置決めされる第2の部材と、を掛止して
三次元構造体を形成する場合に、前記第2の部材の突き
当て面に予め形成された略L字型の掛止突起部と、前記
第1の部材の屈曲部に、前記掛止突起部に対向して設け
られ、この屈曲部に前記第2の部材の突き当て面が位置
決めされた状態で前記第1の部材の曲げ加工移動に伴っ
て前記掛止突起部が入り込み、当該移動完了後には前記
掛止突起部と掛止状態となって、第2の部材の引き抜き
方向の移動を阻止する掛止溝と、を備えた抜け止め手段
を、有することを特徴としている。
記載の発明において、前記第1の部材が二次元構造体又
は三次元構造体であり、前記第2の部材が中空パイプ或
いは中空パイプによって組立てられた二次元構造体又は
三次元構造体であることを特徴としている。
ば、例えば請求項1乃至請求項6に記載の係合手段では
完全に組み付け後には係合されるものの、組み立て途
中、例えば、二次元構造体に中空パイプの一端部を組み
付けたサブアッセンブリ状態の場合、中空パイプの他端
部がフリーであるため、二次元構造体に対して中空パイ
プが不安定であり、脱落する可能性もある。
おいて、抜け止め手段を設けることにより、サブアッセ
ンブリ状態を保持することができる。
と、掛止溝とで構成され、例えば、中空パイプの一端部
に掛止突起部を形成し、二次元構造体の屈曲部に掛止溝
を形成しておく。中空パイプを二次元構造体の屈曲部に
突き当てた状態で二次元構造体の曲げ加工移動すると、
掛止突起部が掛止溝に入り込み、曲げ加工の完了後に
は、掛止突起部が掛止溝に掛止され、中空パイプは引き
抜こうとしても、当該掛止突起部と掛止溝との掛止状態
により、その方向に移動が阻止され、サブアッセンブリ
状態を保持することができる。
明の一実施形態に係る中空パイプの組み立て構造(三次
元構造体)について詳細に説明する。
10は、図1、図2に示すように、コの字型に形成され
た二次元構造体12A、12B、12Cと、直線状の中
空パイプ14A、14B、14Cとを合わせ位置で仮止
めし、接合することによって形成される。
12A、12B、12Cは、直線である四角形の中空パ
イプ16を90度に折り曲げ加工したものである。すな
わち、図3に示すように、中空パイプ16を構成する対
向した面16A、16C及び面16Bを、例えばNCレ
ーザ加工、NCによる溶断加工等によって部分的に切除
し、折り曲げ中心線CLを境に一方の基材20と他方の
基材22の二つに分けて設定する。さらに、一方の基材
20を他方の基材22に近接させるように(折り曲げ中
心線CLを中心として)折り曲げ切除部分の周縁同士を
当接することで、90度に折り曲げて形成される。
中心線CLとの成す角度θ1は45度に設定されている
(好ましくは、材料の寸法にもよるが45.5度〜4
6.5度である)。また、基材20の切除部分における
折り曲げ内方側の周縁には、接合凹部24が設けられて
いる。接合凹部24は、基材20の長手軸線に対して垂
直に切欠かれた第1接合辺26と、この基材20の長手
軸線に対して平行に(したがって、第1接合辺26に対
して直角に)切欠かれた第2接合辺28と、から構成さ
れている。
折曲げ中心線CLとの成す角度θ2は45度に設定され
ている(好ましくは、材料の寸法にもよるが45.5度
〜46.5度である)。また、基材22の切除部分にお
ける折り曲げ内方側の周縁には、接合凸部30が設けら
れている。接合凸部30は、接合凹部24の第1接合辺
26に対応する第3接合辺32と、接合凹部24の第2
接合辺28に対応する第4接合辺34と、から構成され
ている。
それぞれ係合凸部36と係合凹部38とが形成されてい
る。係合凸部36は、幅W1の係合部36Aと幅W1よ
りも狭い幅W2の首部36Bから構成される。一方、係
合凹部38は、幅W1の挿入凹部38Aと幅W2の係止
凹部38Bから構成された切欠である。
加工においては、図4に示すように、面16Dが当接す
るように中空パイプ16をブロック40に当接させ(2
点鎖線参照)、折り曲げ治具42の先端を折り曲げ中心
線CLに沿って切除部分につきあてることによって折り
曲げ加工を行う。これによって、接合凹部24と接合凸
部30とを当接させることで基材20、22が90度に
折り曲げられる。
0の接合凹部24と基材22の接合凸部30とを当接さ
せることで90度(所定の角度)に折り曲げられた構成
(図6参照)であるため、この接合凹部24と接合凸部
30を好適に設定すれば、中空パイプ16の切除部分の
他の周縁の加工(切除)精度が部材の折り曲げ角度の精
度に影響することがない。換言すれば、接合凹部24と
接合凸部30とが部材の折り曲げ合わせ面を構成し両者
が折曲げ角度を決定する構成であるため、接合凹部24
と接合凸部30を折曲げ角度(90度)に対応させて形
成すれば、高精度に折り曲げ加工することができる。
の係合部36Aが係合凹部38の挿入凹部38Aから基
材22の内部に進入する(図5参照)。さらに、折り曲
げられることによって、係合凸部36の首部36Bが係
合凹部38の係止凹部38Bに進入し、係合凸部36の
係合部36Aが係合凹部38の係止凹部38Bに係止さ
れることになる(図6参照)。この結果、係合凸部36
と係合凹部38の係合によって、折り曲げ加工された基
材20、22がスプリングバックを生ずることを防止で
きる。なお、二次元構造体12A、12B、12Cは、
必要とされる強度に応じて溶接等による接合を行えばよ
い。
造された二次元構造体12A、12B、12Cと中空パ
イプ14A、14B、14Cを係合手段によって仮止め
し、接合することによって三次元構造体10を形成す
る。
空パイプ14A、14B、14Cには、合わせ位置に仮
止め手段である係合凸部50および係合孔部52が形成
されている。
12Aの端部に形成された一対の係合凸部50Aが、二
次元構造体12Bの折り曲げ部を構成する両基材側に形
成された一対の係合孔部52Aに挿入されることによっ
て、二次元構造体12Bが二次元構造体12Aの合わせ
位置に正確に仮止めされる。
イプ14Aの合わせ位置には、一対の係合孔部52Bが
形成されており、中空パイプ14Aの端部に形成された
係合凸部50Bが挿入されることによって中空パイプ1
4Aが二次元構造体12Aに対して正確な合わせ位置に
仮止めされる。
構造体12A、12Bの係合孔部52に中空パイプ14
A、14B、14C、二次元構造体12Cの係合凸部5
0を挿入することによって合わせ位置に正確に仮止めで
きる。したがって、中空パイプ14等を合わせ位置に仮
止めするために大掛かりな治具などを用いることなく、
簡単に三次元構造体10を精度良く形成することができ
る。
Cは、接合凹部24と接合凸部30を当接して接合する
ことによって精度良く90度の折り曲げ加工が行われ、
しかも係合凸部36が係合凹部38によって係止される
ことによってスプリングバックを防いでいる。したがっ
て、三次元構造体10を直線状の中空パイプ16を切断
して直接組み立てるのではなく、精度良く折り曲げ加工
された二次元構造体12Aに他の二次元構造体12B、
12Cおよび中空パイプ14A、14B、14Cを仮止
めすることによって三次元構造体10を精度良く形成す
ることができる。
0は、大掛かりな治具を用いることなく、簡単な組み立
て工程で精度良く形成することができる。なお、三次元
構造体10は、必要とされる強度によっては接合を不要
とする、または接合部分を減らすこともできる。
Cの係合方法には、以下のようなバリエーションも考え
られる。
体12Aの合わせ位置において、面16Cの端部側に係
合孔部52が形成されている。一方、中空パイプ14A
の端部には、一対の係合凸部54が形成されている。係
合凸部54は、その基部に凹部56が形成されたフック
形状である。したがって、中空パイプ14Aの係合凸部
54を二次元構造体12Aの係合孔部52に挿入すると
共に、凹部56に二次元構造体12Aの面16Dが進入
する。この結果、中空パイプ14Aは二次元構造体12
Aに対して長手軸線方向にも長手軸線方向に直交する方
向にも移動不可能となり、中空パイプ14Aが二次元構
造体12Aの合わせ位置に精度良く仮止めされる。
2Bの合わせ位置に孔部52が形成されると共に、中空
パイプ14Cの端部にL字型のフック状の係合凸部58
が形成されている。この係合凸部58を孔部52に挿入
させ、矢印P方向に移動させることによって、中空パイ
プ14Cが長手軸線方向に移動不可能となる。したがっ
て、中空パイプ14Cが二次元構造体12Bの合わせ位
置に精度良く仮止めされる。
体12Cの他の係合方法は、図10、図11に示すよう
に、二次元構造体12Aの面16C、16Dの角に形成
された孔部52に対して、中空パイプ16の端部に角部
から長手軸線方向に突出し先端部分でL字型に折り曲げ
られて形成されたフック状の係合凸部60を進入させる
ことによって二次元構造体12Aの合わせ位置に対して
中空パイプ16を精度良く仮止めする。この結果、中空
パイプ16が長手軸線方向およびこれに直交する方向に
移動しないように正確に仮止めされるため、接合によっ
て精度良く三次元構造体10が形成される。
実施形態に係る三次元構造体10について図12を参照
して説明する。第1実施形態と同様の構成要素には同一
の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
B、12Cに替えて三次元構造体本体70を用いたもの
である。三次元構造体本体70は、直線状の中空パイプ
16の折り曲げ位置に第1実施形態で説明した切欠、接
合凹部24、接合凸部30および係合凸部36、係合凹
部38を設けることによって精度良く折り曲げ加工した
ものである。
体本体70の合わせ位置に中空パイプ14を第1実施形
態と同様にして仮止めすることによって、三次元構造体
10を精度良く形成することができる。しかも、第1実
施形態の三次元構造体10と比較して一本の中空パイプ
16から製造した部分が増加しているため、一層簡単か
つ精度良く組み立てできる。
体70と中空パイプ14との接合に、第1実施形態の接
合方法を適用可能である。
3実施形態に係る三次元構造体10について図13を参
照して説明する。第1、第2実施形態と同様の構成要素
には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
次元構造体本体80と二次元構造体12Bおよび中空パ
イプ14A〜14Dとから構成されたものである。これ
らを、第1実施形態あるいは第2実施形態と同様に当接
させることによって、三次元構造体10を精度良く且つ
簡単に構成することができる。
の実施の形態について説明する。なお、上記第1乃至第
3の実施の形態と同一構成部材については、同一の符号
を付し、その構造の説明を省略する。
二次元構造体(又は三次元構造体)102の組み立て途
中、すなわちサブアッセンブリ状態における各部材の組
み付け状態の保持を目的としている。
センブリ状態保持の構造について説明するが、この場
合、中空パイプ100と二次元構造体102との組み付
けを例にとり説明する。
対応する構造としては、図10及び図11に示す構造が
該当する。図10及び図11では、完全に屈曲部が曲げ
終わった状態の二次元構造体12Aに対して、この屈曲
部に中空パイプ16を組み付ける構造を示しているが、
このときの係合凸部60が、係合孔部52に対して横方
向から挿入されて係合されるのみで、所謂仮止めとして
の機能は持つが、立設される中空パイプを所定の位置に
保持するには、所謂片持ち状態であり不安定な構造とな
っている。なお、次工程において中空パイプ16の上端
部等を他の部材に組み付けるのであれば、この仮止め状
態であっても問題はないが、当該工程までの間に時間が
ある場合には、不安定な状態が継続されることになる。
14に示される如く、二次元構造体102の屈曲部10
2Aに対して中空パイプ100を組み付ける構造であ
り、かつこの立設した中空パイプ100を二次元構造体
102に対して安定して相対位置を保持することができ
る構造としている。
部102Aが完全に曲げ終わっていない状態となってお
り、斜めにカットされた合わせ面の一方102Bに前記
係合孔部52が形成され、合わせ面の他方102Cに円
弧状の掛止溝104が設けられている。この掛止溝10
4の円弧中心は、当該屈曲部102Aの外角部の近傍と
なっている。
に前記係合孔部52と対抗する係合凸部60が突出形成
されると共に、この係合凸部60が形成される辺に対向
する辺には、略L字型の掛止突起部106が形成されて
いる(図15参照)。
102へ組み付ける場合、二次元構造体102は、依然
として半開きの状態とされており、この状態で係合凸部
60が係合孔部52に横方向から挿入され、係合され
る。
きとなった一対の合わせ面102B、102Cの間の隙
間に入るため、二次元構造体102に対しての干渉はな
い。
係合されている状態で、二次元構造体102の合わせ面
を合わせるべく、屈曲作業を行うが、このとき、一対の
合わせ面102B、102Cの間に位置する前記掛止突
起部106は、掛止溝104が逃げ溝となっているた
め、曲げ加工時に掛止突起部106と合わせ面102
B、102Cとが干渉することはない(図16(A)参
照)。
前記掛止突起部106は、掛止溝104に入り込んでお
り、かつL字型の内面が掛止溝104の終端縁部に掛止
されることになる(図16(B)参照)。このため、中
空パイプ100は、前記係合凸部60と係合孔部52と
の係合位置と、掛止突起部106と掛止溝104との掛
止位置との2点で保持されるため、安定感が増し、当該
サブアッセンブリ状態を維持することができる。
起部106と掛止溝104とで構成される抜け止め手段
を、図10及び図11に示す係合凸部60及び係合孔部
52の係合手段と、組み合わせて適用したが、一対の抜
け止め手段を用いることも可能であり、この場合には、
二次元構造体102に対して中空パイプ100を突き当
て方向に移動させて位置決めすることができ、二次元構
造体102の曲げ加工後には、2点支持することができ
るため、中空パイプ100を横方向からのみならず、上
方からの位置合わせも可能となり、組み付け手順のバリ
エーションを増すことができる。
元構造体102との組み付けを例にとり説明したが、中
空パイプ、二次元構造体、三次元構造体の内、いずれの
組み合わせでも可能である。また、中空パイプの単体以
外は同一部材の組み合わせも可能である。
実施形態に係る三次元構造体10について図17を参照
して説明する。第1実施形態と同様の構成要素には同一
の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
部50と係合凸部54との組合わせによる係合構造(図
17の矢印A矢視円内)と、図14に示す係合孔部52
と係合凸部50との組み合わせによる係合構造、並びに
掛止溝104と掛止突起部106との組み合わせによる
係合構造(図17の矢印B矢視円内)と、を適宜個所に
適用し、三次元構造体10を構成したものである。
成(略コ字状に屈曲形成された状態)されて記載されて
いるが、当然、図14に示すように掛止溝104と掛止
突起部106の嵌め合い時は、合わせ面が離れた状態で
行われる。
は、最適な組み付けの順番を示しているが、この順番に
限定されるものではない。
14、16、100に四角形の角パイプに適用したが、
これに限定されるものではなく、中空パイプであれば長
方形の角パイプ、丸パイプ等にも適用可能である。
では、直線の中空パイプを精度良く折り曲げ加工して形
成された二次元構造体等を、係合手段によって合わせ位
置で正確に仮止めして三次元構造体を形成するため、簡
単且つ精度良く三次元構造体を形成できる。
解斜視図である。
視図である。
加工部分の概略図である。
げ加工状態説明図である。
げ加工状態説明図である。
げ加工状態説明図である。
付け説明図である。
明図である。
明図である。
説明図である。
説明図である。
み立て構造の概略構成図である。
み立て構造の概略構成図である。
プと二次元(三次元)構造体との組み立て及び保持構造
を示す斜視図である。
対して反対側から見た斜視図である。
(B)中空部パイプの係合状態を示す二次元構造体の角
部近傍の斜視図である。
中空パイプ、二次元構造体との組み立て構造を示す斜視
図、(B)は図17(A)の矢印A矢視(二重丸)円内
の拡大図、(C)は図17(A)の矢印B矢視(二重
丸)円内の拡大図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 直線の中空パイプを用いて三次元構造体
を形成する組み立て構造であって、 折り曲げ位置に切欠部が形成され、この切欠部位置で中
空パイプを折り曲げることにより形成される二次元構造
体と、 二次元構造体を組み合わせるための合わせ位置を決める
と共に仮止めする係合手段と、 を有し、二次元構造体と係合手段を係合することで三次
元構造体を形成することを特徴とする中空パイプの組み
立て構造。 - 【請求項2】 直線の中空パイプを用いて三次元構造体
を形成する組み立て構造であって、 折り曲げ位置に切欠部が形成され、この切欠部位置で中
空パイプを折り曲げることにより形成される三次元構造
体本体と、 前記三次元構造体本体と前記中空パイプを組み合わせる
ための合わせ位置を決めると共に仮止めする係合手段
と、 を有し、前記三次元構造体本体と前記係合手段を係合す
ることで三次元構造体を形成することを特徴とする中空
パイプの組み立て構造。 - 【請求項3】 直線の中空パイプを用いて三次元構造体
を形成する組み立て構造であって、 折り曲げ位置に切欠部が形成され、この切欠部位置で中
空パイプを折り曲げることにより形成される二次元構造
体および三次元構造体本体と、 前記二次元構造体および三次元構造体本体を組み合わせ
るための合わせ位置を決めると共に仮止めする係合手段
と、 を有し、前記二次元構造体および三次元構造体本体と前
記係合手段を係合することで三次元構造体を形成するこ
とを特徴とする中空パイプの組み立て構造。 - 【請求項4】 前記係合手段は、中空パイプの折り曲げ
位置に形成された切欠部の周縁部に形成された一対の係
合凸部と係合凹部とから構成され、折り曲げ加工時に前
記係合凸部が係合凹部に挿入されることによって係止さ
れることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載
の中空パイプの組み立て構造。 - 【請求項5】 前記係合手段は、一方が前記構造体に設
けられ、他方が前記構造体または中空パイプに設けられ
た一対の係合凸部と前記合わせ位置に形成された係合孔
部であって、係合凸部が係合孔部に挿入されることを特
徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の中空パイプ
の組み立て構造。 - 【請求項6】 前記係合手段は、一方が前記構造体に設
けられ、他方が前記構造体または中空パイプに設けられ
た一対の係合凸部と前記合わせ位置に形成された係合孔
部であって、フック状に形成された係合凸部を係合孔部
に挿入して係止されることを特徴とする請求項1〜5の
いずれか1項記載の中空パイプの組み立て構造。 - 【請求項7】 曲げ加工が必要な第1の部材と、この第
1の部材の屈曲部に先端部が突き当てられて位置決めさ
れる第2の部材と、を掛止して三次元構造体を形成する
場合に、 前記第2の部材の突き当て面に予め形成された略L字型
の掛止突起部と、 前記第1の部材の屈曲部に、前記掛止突起部に対向して
設けられ、この屈曲部に前記第2の部材の突き当て面が
位置決めされた状態で前記第1の部材の曲げ加工移動に
伴って前記掛止突起部が入り込み、当該移動完了後には
前記掛止突起部と掛止状態となって、第2の部材の引き
抜き方向の移動を阻止する掛止溝と、を備えた抜け止め
手段を、有することを特徴とした中空パイプの組み立て
構造。 - 【請求項8】 前記第1の部材が二次元構造体又は三次
元構造体であり、前記第2の部材が中空パイプ或いは中
空パイプによって組立てられた二次元構造体又は三次元
構造体であることを特徴とする請求項7記載の中空パイ
プの組み立て構造。
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