JP2021173108A - パネルの四周フレームの組立構造 - Google Patents
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Abstract
シンプルな作業で組立可能な構造でありながら、組立後には、枠材の連結状態が外れ難い四周フレームの組立構造を提供する。
【解決手段】
縦枠(縦枠4、5)の長さ方向端部には、第1突起8、第2突起8が幅方向に突成されており、横枠(上枠2ないし下枠3)の長さ方向端部には、孔部6と溝部7(係止受部70)が対向して形成されており、第1突起8は孔部6に差し込むことで孔部6に係止可能となっており、第2突起8は、溝部7のガイド部71から係止受部70に係止可能となっており、縦枠の第1突起8が孔部6に係止され、第2突起8が溝部7の係止受部70に係止されており、縦枠と横枠の見付面が面一となっている。
【選択図】図18
Description
上下の横枠と左右の縦枠からなる四周フレームの組立構造であって、
前記横枠と前記縦枠のいずれか一方を第1枠材、他方を第2枠材とし、
第1枠材の長さ方向端部には、第1突起、第2突起が幅方向に突成されており、
第2枠材の長さ方向端部には、前記第1突起が係止する第1係止受部と、前記第2突起が係止する第2係止受部が、対向して形成されており、
前記第2係止受部は、当該第2係止受部とガイド部からなる溝部として形成されており、
前記第1枠材の前記第1突起は、前記第2枠材の前記第1係止受部に差し込むことで当該第1係止受部に係止可能となっており、
前記第1枠材の前記第2突起は、前記溝部のガイド部から前記第2係止受部に係止可能となっており、
前記第1枠材と前記第2枠材の見付面が面一となっており、前記第1突起が前記第1係止受部に係止し、前記第2突起が前記第2係止受部に係止している、
パネルの四周フレームの組立構造、である。
1つの態様では、前記第1係止受部は孔部である。
前記溝部の縁における前記第2突起の幅寸法は、前記第2係止受部の幅寸法よりも小さく、前記ガイド部の奥側の幅寸法よりも大きい。
1つの態様では、前記第2係止受部には、前記ガイド部に隣接して角部が形成されており、前記角部が前記第2突起の被係止部となっている。
前記第1突起が前記第1係止受部に係止し、前記第2突起が前記第2係止受部に係止した状態において、前記第2枠材に対して前記第1枠材が見込方向に移動可能な遊びがあり、前記第1突起が前記第1係止受部に深く差し入れられ、前記第2突起が前記第2係止受部に浅く差し入れられており、前記第1枠材と前記第2枠材の見付面がずれている第1状態と、前記第1状態に比べて前記第2突起が前記第2係止受部に深く差し入れられており、前記第1枠材と前記第2枠材の見付面が面一である第2状態をとることが可能となっており、
組立状態では、前記第1枠材と前記第2枠材の見付面が面一の第2状態にある。
組立状態において、前記溝部の内縁における前記第2突起の幅寸法を前記ガイド部の奥側の幅寸法よりも大きくすることで、前記第1枠材が、前記第2突起が前記第2係止受部から外れる方向に回動することが規制され、組立状態が維持される。
組立状態にある四周フレーム1の表面に表面材を貼り付けてパネルを構成することで、前記第2状態が保持される。
前記第2枠材の前記第1係止受部の側方の第1側方部位が、前記第1凹溝内に位置しており、
前記第1枠材には、前記第2突起に隣接して第2凹溝が形成されており、
前記第2枠材の前記溝部の側方の第2側方部位が、前記第2凹溝内に位置している。
1つの態様では、前記第2状態において、前記第1側方部位と前記第1凹溝の底縁は近接(離間)しており、前記第2側方部位と前記第2凹溝の底縁は近接(離間)している。
1つの態様では、前記第2状態において、前記第2枠材に対して前記第1枠材が第
1の見込方向に少し移動すると、前記第1側方部位が前記第1凹溝の底縁に当接することで移動が規制され、前記第2枠材に対して前記第1枠材が第2の見込方向に少し移動すると、前記第2側方部位が前記第2凹溝の底縁に当接することで移動が規制される。
前記第2突起の第1側縁と第2側縁との間の寸法は、前記突出端縁から離間する方向に大きくなっている。
1つの態様では、前記第1側縁と前記第2側縁の少なくとも一方は傾斜縁である。
1つの態様では、前記第2突起の前記第1側縁は、前記第2凹溝に面しており、前記第2側縁は傾斜縁である。
1つの態様では、前記第1突起の幅寸法は、先端から離間する方向に大きくなっている。
1つの態様では、前記第1突起は、先端の突出端縁と、第1側縁と、第2側縁と、を備え、
前記第1突起の第1側縁と第2側縁との間の寸法は、前記突出端縁から離間する方向に大きくなっている。
1つの態様では、前記第1側縁と前記第2側縁の少なくとも一方は傾斜縁である。
1つの態様では、前記第1突起の前記第1側縁は、前記第1凹溝に面しており、前記第2側縁は傾斜縁である。
実施形態では、前記第1突起と前記第2突起は、対称状の同一形状である。
1つの態様では、前記第1枠材の前記延出部の先端縁は、前記第1突起の傾斜状の第2側縁の先端と前記第2突起の傾斜状の第2側縁の先端を接続する。
1つの態様では、前記延出部の先端縁は、前記第2枠材の前記面部の内面に近接している。
前記第2枠材は、面部と、面部の幅方向両側から立ち上がる第1側面部、第2側面部と、を備え、前記第1側面部及び前記第2側面部の外面が見付面となっており、
前記第1枠材の面部の長さ方向端部は、第1側面部及び第2側面部の長さ方向端縁を越えて突出する延出部を備えており、前記延出部の幅方向両側には、前記第1突起、前記第2突起がそれぞれ形成されており、
前記第2枠材の第1側面部の長さ方向端部には前記第1突起が係止する前記第1係止受部が、第2側面部の長さ方向端部には前記第2突起が係止する前記第2係止受部が、対向して形成されており、
前記溝部の前記ガイド部は前記第2枠材の前記第2側面部の縁部において開口している。
前記溝部の前記ガイド部の開口は、前記長さ方向端部の端縁に形成されている。
この場合、前記ガイド部は、前記第2枠材(第2側面部)の長さ方向に延びている。
1つの態様では、前記第2枠材の前記第2側面部の縁部は、長さ方向端部の端縁と、幅方向端部の側縁と、を含み、
前記溝部の前記ガイド部の開口は、前記側縁に形成されている。
この場合、前記ガイド部は、前記第2枠材(第2側面部)の幅方向に延びる第1部分と、長さ方向に延びる第2部分と、からなる。
前記第1側方部位は、前記第2枠材の前記第1側面部における前記第1係止受部と側縁との間の部位であって、当該第1側方部位が前記第1凹溝内に位置しており、
前記第2凹溝は、前記第2突起と前記第1枠材の前記第2側面部の長さ方向端部の端縁との間に形成されており、
前記第2側方部位は、前記第2枠材の前記第2側面部における前記第2係止受部と側縁との間の部位であって、当該第2側方部位が前記第2凹溝内に位置している。
すなわち、前記第1突起と前記第1枠材の前記第1側面部の長さ方向端部の端縁との間には第1凹溝が形成されており、
前記第2枠材の前記第1側面部における前記第1係止受部と側縁との間の部位が、前記第1凹溝内に位置しており、
前記第2突起と前記第1枠材の前記第2側面部の長さ方向端部の端縁との間には第2凹溝が形成されており、
前記第2枠材の前記第2側面部における前記第2係止受部と側縁との間の部位が、前記第2凹溝内に位置している。
図1〜図4を参照しつつ、本実施形態に係る鋼製扉(鋼製ドアパネル)Pについて説明する。図1に示すように、鋼製扉Pは、開き戸に用いられる扉体であり、幅方向の一方が戸先側、他方が戸尻側であり、戸先側部位には、高さ方向中間部位に位置して錠装置Jが内蔵されており、戸尻側部位には、高さ方向に間隔を存して複数の丁番Hが設けてある。
図5、図6に示すように、四周フレーム1は、第1の方向に延びる上枠2、下枠3と、第1の方向に垂直の第2の方向に延びる左右の縦枠4、5と、から組み立てられる。具体的には、上枠2の長さ方向の一方の端部と一方の縦枠4の高さ方向の上端部、上枠2の長さ方向の他方の端部と他方の縦枠5の高さ方向の上端部、下枠3の長さ方向の一方の端部と一方の縦枠4の高さ方向の下端部、下枠3の長さ方向の他方の端部と他方の縦枠5の高さ方向の下端部を、それぞれ嵌め合わせることで、四周フレーム1が形成される。各枠材2、3、4、5の端部同士の連結は、溶接や螺子止めを行うことなく、互いの枠材2、3、4、5の嵌め合いのみで行われる。
図7に示すように、上枠2は、所定の長さ寸法と幅寸法を備えた面部20と、面部20の幅方向両端部から対向状に立ち上がる第1側面部21、第2側面部22と、から断面視コ字形状を備えた長尺部材である。本実施形態に係る四周フレーム1において、上枠2は、面部20が上面となり、第1側面部21、第2側面部22が面部20から垂下した姿勢となっている(図3、図5、図6参照)。すなわち、四周フレーム1においては、図7に示す上枠2は、180度回転した姿勢となっている。四周フレーム1において、上枠2の第1側面部21の外面、第2側面部22の外面が見付面となる。鋼製扉Pにおいては、上枠2の面部20の幅方向は、鋼製扉Pの見込方向ないし厚さ方向となり、面部20の長さ方向は、鋼製扉Pの幅方向となる。
図7に示すように、下枠3は、所定の長さ寸法と幅寸法を備えた面部30と、面部30の幅方向両端部から対向状に立ち上がる第1側面部31、第2側面部32と、から断面視コ字形状を備えた長尺部材である。本実施形態に係る四周フレーム1において、下枠3は、面部30が下面となり、第1側面部31、第2側面部32が面部30から垂直に立ち上がった姿勢となっている(図3、図5、図6参照)。四周フレーム1において、下枠3の第1側面部31の外面、第2側面部32の外面が見付面となる。鋼製扉Pにおいては、下枠3の面部30の幅方向は、鋼製扉Pの見込方向ないし厚さ方向となり、面部20の長さ方向は、鋼製扉Pの幅方向となる。
図10に示すように、縦枠4は、所定の長さ寸法(高さ寸法)と幅寸法を備えた面部40と、面部40の幅方向両端部から対向状に立ち上がる第1側面部41、第2側面部42と、から断面視コ字形状を備えた長尺部材である。本実施形態に係る四周フレーム1において、縦枠4は、面部40が戸先側の垂直面となり、第1側面部41、第2側面部42が面部40から戸先側に向かって延びた姿勢となっている(図4参照)。四周フレーム1において、縦枠4の第1側面部41の外面、第2側面部42の外面が見付面となる。鋼製扉Pにおいては、縦枠4の面部40の幅方向は、鋼製扉Pの見込方向ないし厚さ方向となり、面部40の長さ方向は、鋼製扉Pの高さ方向となる。
縦枠5は、所定の長さ寸法(高さ寸法)と幅寸法を備えた面部50と、面部50の幅方向両端部から対向状に立ち上がる第1側面部51、第2側面部52と、から断面視コ字形状を備えた長尺部材である。本実施形態に係る四周フレーム1において、縦枠5は、面部50が戸尻側の垂直面となり、第1側面部51、第2側面部52が面部50から戸先側に向かって延びた姿勢となっている(図4参照)。四周フレーム1において、縦枠5の第1側面部51の外面、第2側面部52の外面が見付面となる。鋼製扉Pにおいては、縦枠5の面部50の幅方向は、鋼製扉Pの見込方向ないし厚さ方向となり、面部50の長さ方向は、鋼製扉Pの高さ方向となる。
本実施形態では、横枠(上枠2、下枠3)と縦枠4、5の断面形状及び寸法は同じである。すなわち、上枠2の面部20、下枠3の面部30、縦枠4の面部40、縦枠5の面部50の幅寸法は同じであり、厚さも同じである。上枠2の第1側面部21、第2側面部22、下枠3の第1側面部31、第2側面部32、縦枠4の第1側面部41、第2側面部42、縦枠5の第1側面部51、第2側面部52の幅寸法(立ち上がり寸法)は同じであり、板厚も同じである。本明細書において、上枠2、下枠3、縦枠4、5の板厚をdとする。縦枠4、5に形成された突起8の厚さもdである。四周フレーム1の組立状態では、上枠2の第1側面部21、下枠3の第1側面部31、縦枠4の第1側面部41、縦枠5の第1側面部51は面一となって、四周フレーム1の第1見付面を形成し、上枠2の第2側面部22、下枠3の第2側面部32、縦枠4の第2側面部42、縦枠5の第2側面部52が面一となって、四周フレーム1の第2見付面を形成する。
横枠(上枠2、下枠3)の長さ方向端部と、縦枠4、5の長さ方向端部は、縦枠4、5の面部40、50の長さ方向端部に延出形成した延出部40´、50´の幅方向両側に突成した各突起8が、上枠2の第1側面部21と第2側面部22、下枠3の第1側面部31と第2側面部32、の長さ方向端部に対向状に形成した孔部6、溝部7にそれぞれ係止することで連結される。すなわち、孔部6、溝部7は、突起8が係止する係止受部である。本明細書において、孔部6に係止する突起8を第1突起8、溝部7に係止する突起8を第2突起8と表現し、また、第1突起8に隣接する凹溝9を第1凹溝9、第2突起8に隣接凹溝9を第2凹溝9と表現する場合がある点に留意されたい。
本実施形態では、上枠2の第1側面部21、下枠3の第1側面部31の長さ方向両端部に形成された孔部6は正円の丸孔である。図8に示すように、孔部6の幅方向の寸法(丸孔においては直径)をL1とする。孔部6の幅方向に直交する方向の寸法D1(=L1)は、突起8の板厚dよりも大きい。上枠2の第1側面部21において、孔部6が形成される位置は、第1側面部21の幅方向の中央に対して、上枠2の面部20から離間する側(第1側面部21の側縁212に近い側)に少し偏倚した位置である。下枠3の第1側面部31において、孔部6が形成される位置は、第1側面部31の幅方向の中央に対して、下枠3の面部30から離間する側(第1側面部31の側縁312に近い側)に少し偏倚した位置である。上枠2の第1側面部21、下枠3の第1側面部31において、孔部6と側縁212、312との間の部位21A、31Aの幅方向の寸法をL2とする。本実施形態に係る孔部6は丸孔であるが、孔部6の形状は、突起8が係止可能な形状であれば、丸孔に限定されるものではなく、例えば、楕円形、方形であってもよく、あるいは、係止受部は溝部であってもよい。
本実施形態では、上枠2、下枠3の第2側面部22、32の長さ方向両端部に形成された溝部7の開口は、第2側面部22の長さ方向端縁220、221、第2側面部32の長さ方向端縁320、321に形成されている。図9に、上枠2、下枠3の第2側面部22、32の長さ方向の一側に形成された溝部7の拡大図を示す。溝部7は、第1側面部21、31に形成された孔部6に対向して位置する係止受部70と、係止受部70から第2側面部22、32の端縁220、321に向かって形成されたガイド部71と、からなり、溝部7の開口は第2側面部22、32の端縁220、321に形成されている。
図11に示すように、縦枠4の延出部40´の幅方向両端に形成された突起8は、縦枠4の幅方向に突成されている。突起8は、平面視台形状であり、縦枠4の長さ方向に延びる突出端縁80と、突出端縁80の後端から突出端縁80に対して垂直に縦枠4の幅方向に延びる第1側縁81と、突出端縁80の前端から縦枠4の長さ方向端縁(延出部40´の先端側)に向かって傾斜状に延びる第2側縁82と、を備えている。突起8の後側に隣接して凹溝9が形成されており、凹溝9の底縁90は、縦枠4の長さ方向に延びている。延出部40´の幅方向両端の各突起8の傾斜状の第2側縁82の先端間を接続するように、延出部40´の先端縁400´が縦枠4の幅方向に延びており、先端縁400´は、縦枠4の長さ方向に対して垂直(直角)に延びている。先端縁400´は、縦枠4の長さ方向の端縁を形成している。延出部40´は、幅方向両側の突出端縁80、80、第1側縁81、81、第2側縁82、82、底縁90、90、及び、先端縁400´を備えている。
[E−1]突起と孔部の寸法の関係
孔部6の幅方向の寸法L1は、第1突起8を孔部6に差し入れることで孔部6に係止可能な寸法となっており、突起8の突出端縁80の幅寸法L8よりも大きい寸法となっている。孔部6は、突起8の突出端縁80の長方形状の領域(L8×板厚d)よりも大きい。さらに、孔部6の幅方向の寸法L1は、突起8の突出端縁80から板厚d(dは孔部6の深さ寸法でもある)だけ離れた部位の幅寸法L9よりも大きく、孔部6は、突起8の断面(上記幅寸法L9×板厚d)よりも大きい。こうすることで、突起8は、先端の突出端縁80が少なくとも孔部6の外縁(第1側面部21の外面、第1側面部31の外面)に達するまで差し込み可能となっており、本実施形態では、突起8の突出端縁80は、第1側面部21の外面、第1側面部31の外面を越えて突出可能となっている(図15参照)。
第1突起8を孔部6に深く差し入れた状態で縦枠4、5を回動させて、第2突起8を溝部7のガイド部71に沿って移動させる時に、ガイド部71の第2部分71Bの寸法L5は、第2突起8の通過を許容する寸法となっている。すなわち、第1突起8を孔部6に深く差し入れた状態において、溝部7の内縁(内面側)における第2突起8の幅寸法L9は、ガイド部71の第2部分71Bの寸法L5よりも小さい(図16参照)。
縦枠4の延出部40´の突出寸法、縦枠5の延出部50´の突出寸法は、上枠2の第1側面部21、第2側面部22、下枠3の第1側面部31、第2側面部32、縦枠4の第1側面部41、第2側面部42、縦枠5の第1側面部51、第2側面部52の幅寸法(立ち上がり寸法)と略同じであり、第1突起8を孔部6に係止させ、第2突起8を溝部7の係止受部70に係止させた状態において、延出部40´の先端縁400´、延出部50´の先端縁500´が、上枠2の面部20の内面、下枠3の面部30の内面に近接している(図6、図18参照)。
[F−1]横枠と縦枠の連結方法
図13〜図18を参照しつつ、横枠(上枠2、下枠3)と縦枠4、5の端部同士の連結方法について説明する。ここで、横枠(上枠2、下枠3)の長さ方向をX方向、横枠(上枠2、下枠3)の幅方向をZ方向、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向とし、縦枠4、5の長さ方向をy方向、縦枠4、5の幅方向をz方向、y方向及びz方向に直交する方向をx方向とする。横枠(上枠2、下枠3)と縦枠4、5の端部が連結された状態では、横枠(上枠2、下枠3)のX方向と縦枠4、5のy方向が直交しており、横枠(上枠2、下枠3)のZ方向と縦枠4、5のz方向が一致している。すなわち、四周フレーム1において、横枠(上枠2、3)はX方向に延び、縦枠4、5はY方向に延び、横枠(上枠2、下枠3)及び縦枠4、5の幅方向はZ方向であり、Z方向は、四周フレーム1の見込方向である。
図13上図、中図において、上枠2ないし下枠3の長さ方向(X方向)と縦枠4、5の長さ方向(y方向)は直交しているが、縦枠4、5のz方向は、上枠2ないし下枠3のZ方向に対して傾斜している。
上枠2の戸先側端部と戸先側縦枠4の上端部、上枠2の戸尻側端部と戸尻側縦枠5の上端部、下枠3の戸先側端部と戸先側縦枠4の下端部、下枠3の戸尻側端部と戸尻側縦枠5の下端部を、それぞれ嵌め合わせることで、図5、図6に示す四周フレーム1が形成される。四周フレーム1の組立状態では、上枠2と縦枠4、5、下枠3と縦枠4、5の係止状態は上記第2状態にあり、上枠2の第1側面部21、下枠3の第1側面部31、縦枠4の第1側面部41、縦枠5の第1側面部51の外面は面一となって、四周フレーム1の第1見付面を形成し、上枠2の第2側面部22、下枠3の第2側面部32、縦枠4の第2側面部42、縦枠5の第2側面部52の外面が面一となって、四周フレーム1の第2見付面を形成する。
図2〜図4に示すように、四周フレーム1に対して、第1表面材10、第2表面材11を貼り付けることで、四周フレーム1を構成する上枠2、下枠3、縦枠4、5の位置を固定して、鋼製扉Pを得る。四周フレーム1が組まれた第2状態では、各連結部位には若干の遊びがあるが、第1表面材10、第2表面材11を貼り付けることで、上枠2の第1側面部21、下枠3の第1側面部31、縦枠4の第1側面部41、縦枠5の第1側面部51の外面の面一状態、及び、上枠2の第2側面部22、下枠3の第2側面部32、縦枠4の第2側面部42、縦枠5の第2側面部52の外面の面一状態が固定される。
図19を参照しつつ、上枠2ないし下枠3の第2側面部22ないし第2側面部32に形成される溝部7の他の実施形態を説明する。図19では、上枠2の第2側面部22の一方の端部に形成された溝部7´を代表して示すが、図19に基づく記載は、上枠2の第2側面部22の他方の端部に形成された溝部7及び下枠3の第2側面部32の長さ方向端部にそれぞれ形成された溝部の説明に援用することができる。溝部7´には、既述の第2突起8が係止可能となっている。
2 上枠(横枠)
20 面部
21 第1側面部
22 第2側面部
222 側縁
22A 溝部と第2側面部の側縁との間の部位
3 下枠(横枠)
30 面部
31 第1側面部
32 第2側面部
322 側縁
32A 溝部と第2側面部の側縁との間の部位
4 縦枠
40 面部
40´ 延出部
41 第1側面部
42 第2側面部
410、411、420、421 端縁
5 縦枠
50 面部
50´ 延出部
51 第1側面部
52 第2側面部
510、511、520、521 端縁
6 孔部(第1係止受部)
7 溝部
70 係止受部(第2係止受部)
71 ガイド部
8 突起
9 凹溝
L3 係止受部の幅寸法
L5 溝部7の奥側の幅寸法
L7 溝部と第2側面部の側縁との間の部位の最大幅寸法
L9 突起の幅寸法
L11 凹溝の幅寸法
Claims (7)
- 上下の横枠と左右の縦枠からなる四周フレームの組立構造であって、
前記横枠と前記縦枠のいずれか一方を第1枠材、他方を第2枠材とし、
第1枠材の長さ方向端部には、第1突起、第2突起が幅方向に突成されており、
第2枠材の長さ方向端部には、前記第1突起が係止する第1係止受部と、前記第2突起が係止する第2係止受部が、対向して形成されており、
前記第2係止受部は、当該第2係止受部とガイド部からなる溝部として形成されており、
前記第1枠材の前記第1突起は、前記第2枠材の前記第1係止受部に差し込むことで当該第1係止受部に係止可能となっており、
前記第1枠材の前記第2突起は、前記溝部のガイド部から前記第2係止受部に係止可能となっており、
前記第1枠材と前記第2枠材の見付面が面一となっており、前記第1突起が前記第1係止受部に係止し、前記第2突起が前記第2係止受部に係止している、
パネルの四周フレームの組立構造。 - 前記溝部において、前記第2係止受部の幅寸法は、前記ガイド部の奥側の幅寸法よりも大きく、
前記溝部の縁における前記第2突起の幅寸法は、前記第2係止受部の幅寸法よりも小さく、前記ガイド部の奥側の幅寸法よりも大きい、
請求項1に記載のパネルの四周フレームの組立構造。 - 前記第2係止受部には、前記ガイド部に隣接して角部が形成されており、前記角部が前記第2突起の被係止部となっている、
請求項1、2いずれか1項に記載のパネルの四周フレームの組立構造。 - 前記第2突起の幅寸法は、先端から離間する方向に大きくなっており、
前記第1突起が前記第1係止受部に係止し、前記第2突起が前記第2係止受部に係止した状態において、前記第2枠材に対して前記第1枠材が見込方向に移動可能な遊びがあり、前記第1突起が前記第1係止受部に深く差し入れられ、前記第2突起が前記第2係止受部に浅く差し入れられており、前記第1枠材と前記第2枠材の見付面がずれている第1状態と、前記第1状態に比べて前記第2突起が前記第2係止受部に深く差し入れられており、前記第1枠材と前記第2枠材の見付面が面一である第2状態をとることが可能となっており、
組立状態では、前記第1枠材と前記第2枠材の見付面が面一の第2状態にある、
請求項1〜3いずれか1項に記載のパネルの四周フレームの組立構造。 - 前記第1枠材には、前記第1突起に隣接して第1凹溝が形成されており、
前記第2枠材の前記第1係止受部の側方の第1側方部位が、前記第1凹溝内に位置しており、
前記第1枠材には、前記第2突起に隣接して第2凹溝が形成されており、
前記第2枠材の前記溝部の側方の第2側方部位が、前記第2凹溝内に位置している、
請求項1〜4いずれか1項に記載のパネルの四周フレームの組立構造。 - 前記第1枠材は、面部と、面部の幅方向両側から立ち上がる第1側面部、第2側面部と、を備え、前記第1側面部及び前記第2側面部の外面が見付面となっており、
前記第2枠材は、面部と、面部の幅方向両側から立ち上がる第1側面部、第2側面部と、を備え、前記第1側面部及び前記第2側面部の外面が見付面となっており、
前記第1枠材の面部の長さ方向端部は、第1側面部及び第2側面部の長さ方向端縁を越えて突出する延出部を備えており、前記延出部の幅方向両側には、前記第1突起、前記第2突起がそれぞれ形成されており、
前記第2枠材の第1側面部の長さ方向端部には前記第1突起が係止する前記第1係止受部が、第2側面部の長さ方向端部には前記第2突起が係止する前記第2係止受部が、対向して形成されており、
前記溝部の前記ガイド部は前記第2枠材の前記第2側面部の縁部において開口している、
請求項1〜5いずれか1項に記載のパネルの四周フレームの組立構造。 - 前記第1凹溝は、前記第1突起と前記第1枠材の前記第1側面部の長さ方向端部の端縁との間に形成されており、
前記第1側方部位は、前記第2枠材の前記第1側面部における前記第1係止受部と側縁との間の部位であって、当該第1側方部位が前記第1凹溝内に位置しており、
前記第2凹溝は、前記第2突起と前記第1枠材の前記第2側面部の長さ方向端部の端縁との間に形成されており、
前記第2側方部位は、前記第2枠材の前記第2側面部における前記第2係止受部と側縁との間の部位であって、当該第2側方部位が前記第2凹溝内に位置している、
請求項6(請求項5を従属するものに限る)に記載のパネルの四周フレームの組立構造。
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