JPH108567A - フレームユニットの柱材と梁材の接合部材 - Google Patents

フレームユニットの柱材と梁材の接合部材

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JPH108567A
JPH108567A JP18665596A JP18665596A JPH108567A JP H108567 A JPH108567 A JP H108567A JP 18665596 A JP18665596 A JP 18665596A JP 18665596 A JP18665596 A JP 18665596A JP H108567 A JPH108567 A JP H108567A
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JP
Japan
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joining
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Application number
JP18665596A
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English (en)
Inventor
Shuji Hori
修二 堀
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MISAWA CERAMIC CHEMICAL KK
Misawa Ceramics Corp
Original Assignee
MISAWA CERAMIC CHEMICAL KK
Misawa Ceramics Corp
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Publication date
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Publication of JPH108567A publication Critical patent/JPH108567A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレームユニットの柱材と梁材の接合を作業
性よく、且つ精度よく行える接合部材を提供する。 【解決手段】 柱材51の開口端部52へ内挿される所
要長の角筒形状をした差し込み継ぎ手11の端部の側面
に、梁受けブラケット21,22を接合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、いわゆるユニッ
ト住宅におけるフレームユニットの柱材と梁材の接合部
材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、図4に示すように鋼製の柱材61
と梁材62を接合して六面体を形成したフレームユニッ
ト60に、所要の壁材や天井材あるいは屋根材、内装
材、設備機器等を付設して構成した住宅ユニットを、所
要数並設したり積層したりして住宅を形成するユニット
住宅が提供されている。
【0003】従来、前記フレームユニット60を形成す
る柱材61と梁材62の接合は、四隅の柱材端部63間
に梁材を架設接合するため、例えば、図5に示すよう
に、柱材61の上下端部の側面に梁材の取付ブラケット
(腕金物)64を突設して、この取付ブラケット64に
断面コ字形等の梁材62を架設し、接合する方式(例え
ば特開平5−140986号に示される。)が提供され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記方式にあっては、
長尺の柱材61の両端部に取付ブラケット64を溶接す
ることになるので、いわゆる加工取り回しが面倒であ
り、またユニットとしての精度の面からは、柱材61の
長さ精度や取付ブラケット64の位置決めを正確に行う
必要があり、これが前記ブラケットの溶接作業性と相俟
って煩雑で必要以上の労力を要する問題を有していた。
【0005】また、前記加工取り回しを改善するものと
して、図6に示すように、取付ブラケットを接合部品7
0として柱材61とは別個に形成し、この接合部品70
を後工程で柱材61の端面65に接合する方式(例えば
特開平4−302632号に示される。)も知られてい
る。
【0006】しかしながら、この改善方式においても、
接合部品70と柱材61とは突き合わせ状態で接合され
るので、柱材61の長さ精度に依然として正確さが要求
され、また、突き合わせ接合の回転軸角度が不正確であ
ると、取付ブラケット部分71の向きが不正確になる。
従って、対向する取付ブラケット間に架設される梁材6
2を柱61に精度よく接合するのが困難な問題があり、
改善手段としては未だ不十分なものであった。
【0007】この発明は、これらの問題点を解決するも
ので、フレームユニットの柱材と梁材の接合を作業性よ
く、且つ精度よく行える接合部材を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、柱材の開口
端部へ内挿される所要長の角筒形状をした差し込み継ぎ
手の端部側面に、梁受けブラケットを接合してなるフレ
ームユニットの柱材と梁材の接合部材に係る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る接
合部材による接合状態を示す斜視図、図2は同接合部材
による接合時を示す斜視図、図3は同接合部材の分解斜
視図である。
【0010】図1ないし図3に示すこの発明の一実施例
に係る接合部材10は、断面が正四角形からなる鋼製の
角筒状柱材51にCチャンネル材等からなる梁55を接
合するのに用いられるもので、柱材51の開口端部52
に内挿される差し込み継ぎ手11の端部側面に、二つの
梁受けブラケット21, 22を接合した鋼製部材からな
る。
【0011】差し込み継ぎ手11は、柱材51に対して
この接合部材10を簡単且つ正しく取り付けられるよう
にするためのもので、一端側が柱材51の開口端部52
への内挿側12、他端側が梁受け側13となっている。
この差し込み継ぎ手11は、前記柱材51の開口端部5
2に内挿可能なように、外形が前記柱材51の内形より
所定寸法小さくされた断面が正四角形の角筒状からな
る。特には、前記内挿時に、差し込み継ぎ手11がガタ
ツキ難く、柱材51に対して角度の狂いを生じ難くする
ため、前記内挿を妨げない範囲で、差し込み継ぎ手11
の外形寸法を柱材51の内形寸法に近づけるのが好まし
い。
【0012】また、前記差し込み継ぎ手11の長さ(高
さ)は、梁受けブラケット21, 22の高さより所定量
長く(高く)されるが、前記柱材51における長さ(高
さ)のバラツキを考慮して、フレームユニットとしての
柱材51の長さを調節できる長さであればよい。例え
ば、梁受けブラケット21,22より上方の内挿側12
の長さが20cm程度に設定される。
【0013】二つの梁受けブラケット21, 22は、梁
材55を保持するためのもので、図2および図3からよ
りよく理解されるように、垂直なウェッブ23, 24と
その上下の水平なフランジ25,26, 27,28とよ
りなり、梁材55の内形に合わせて断面略コの字形に形
成されている。この梁受けブラケット21, 22は、各
々の一端側(基部側)が、前記差し込み継ぎ手11の梁
受け側13端部において隣接する側面14,15に溶接
で固着される。このとき、ウェッブ23,24の外面2
3a,23bが前記差し込み継ぎ手の他の側面16,1
7と一致するようにされる。なお、前記差し込み継ぎ手
11の隣接する側面14,15は直角なため、梁受けブ
ラケット21,22も直角を構成する。
【0014】この実施例では、一方の梁受けブラケット
22は、その上下フランジ27,28の先端がウェッブ
24の先端から突出して互いに内側へ屈曲し、先すぼま
り状になった爪29,30を構成する。そのため、前記
爪29,30の先端から梁材55の端部をこの梁受けブ
ラケット22の外面に被せる際に、梁材55の端部が梁
受けブラケット22の外面に挿通し易くなり、作業が容
易となる。なお、他方の梁受けブラケット21にも、前
記爪29,30と同じものを設けてもよい。
【0015】また、この実施例では、前記差し込み継ぎ
手11に溶接された梁受けブラケット21,22の上側
フランジ25,27間には補強板31が溶接されてい
る。この補強板31は、梁材55からの荷重を有効に分
散して差し込み継ぎ手11を介して柱材51へ逃がすも
ので、直角二等辺三角形の直角の頂点を差し込み継ぎ手
11の角に合わせて切除した形状からなる。なお、この
補強板31は、梁受けブラケット21,22の剛性等を
十分に設定すれば、必ずしも必要なものではない。
【0016】さらに、この実施例の接合部材10におい
ては、前記差し込み継ぎ手11の梁受け側13の端面
に、取付板41が溶接されている。この取付板41は、
上下方向に隣接する他のフレームユニット等との連結あ
るいは位置決め等に用いられるもので、固定用のナット
42や位置決め孔43や、ボルト用の孔44等を有す
る。
【0017】前記構造からなる接合部材10によるフレ
ームユニットの柱材51と梁材55との接合は、次のよ
うにしてなされる。まず、適宜の治具(図示せず)上に
前記柱材51とその両端側に接合部材10を配置し、そ
の接合部材10を移動させて差し込み継ぎ手11の内挿
側12部分を、柱材51の開口端部52内に挿入する。
前記治具には、得ようとするフレームユニットの規定寸
法に応じたストッパーを設けたり指標を設けておき、そ
れによって前記差し込み継ぎ手11の柱材51内への挿
入量を調節できるようにする。この挿入量の調節によ
り、例え、柱材51の長さ(高さ)にバラツキがあって
も、そのバラツキを吸収することができる。そして、前
記柱材51の開口端部52内に規定位置まで差し込み継
ぎ手11を挿入した後、柱材51の端部と差し込み継ぎ
手11とを溶接により接合する。
【0018】次いで、前記柱材51に接合された接合部
材10の梁受けブラケット21,22の外面に梁材55
を挿通し、梁材55の端部と梁受けブラケット21,2
2とを溶接すれば、柱材51と梁材55の接合が終了す
る。このとき、前記ブラケット21,22のウェッブ2
3,24の外面が差し込み継ぎ手の11の側面と一致し
ていて、柱材51の側面とウエブ23,24の外面間に
は柱材51の肉厚に相当する段差が存在する。従って、
前記梁材55の板厚を柱材51の肉厚と一致させておく
ことにより、格別の位置決め等を行うことなく柱材51
と梁材55を、その外面を面一にして接合できる。
【0019】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
フレームユニットの柱材と梁材の接合部材は、接合部材
として部品化できるので、従来のように梁材の取付ブラ
ケットを長尺の柱材に直接接合するのに比べ、取り扱い
及び加工が容易であり、簡単に作業できる。
【0020】また、この発明の接合部材は、柱材の長さ
にバラツキがあっても、柱材の開口端部に対する差し込
み継ぎ手の内挿量を調節することによって、前記バラツ
キを吸収でき、容易に、しかも精度よくフレームユニッ
トの柱材を設定寸法にすることができる。
【0021】さらに、通常、フレームユニットにおいて
は、柱材の側面と梁材のウェッブ面とは面一にされるこ
とが多く、そのため、従来にあっては、梁材の取付ブラ
ケットを梁材のウェッブの板厚分だけ柱の中程にずらし
て柱材に溶接する必要があり、作業が煩わしかった。し
かし、この発明によれば、差し込み継ぎ手の外面と柱材
の側面間に柱材の肉厚に相当する段差ができるので、梁
材の板厚を柱材の肉厚と等しくしておくことにより、何
ら面倒な位置決め等を行うことなく、柱材と梁材との接
合を、その外面を面一にして行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る接合部材による接合
状態を示す斜視図である。
【図2】同接合部材による接合時を示す斜視図である。
【図3】同接合部材の分解斜視図である。
【図4】フレームユニットの斜視図である。
【図5】従来の柱材と梁材の接合を示す斜視図である。
【図6】従来のさらに別の接合を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 差し込み継ぎ手 21 梁受けブラケット 22 梁受けブラケット 51 柱材 52 柱材の開口端部 55 梁材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】二つの梁受けブラケット21, 22は、梁
材55を保持するためのもので、図2および図3からよ
りよく理解されるように、垂直なウェッブ23, 24と
その上下の水平なフランジ25,26, 27,28とよ
りなり、梁材55の内形に合わせて断面略コの字形に形
成されている。この梁受けブラケット21, 22は、各
々の一端側(基部側)が、前記差し込み継ぎ手11の梁
受け側13端部において隣接する側面14,15に溶接
で固着される。このとき、ウェッブ23,24の外面2
3a,24aが前記差し込み継ぎ手の他の側面16,1
7と一致するようにされる。なお、前記差し込み継ぎ手
11の隣接する側面14,15は直角なため、梁受けブ
ラケット21,22も直角を構成する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱材の開口端部へ内挿される所要長の角
    筒形状をした差し込み継ぎ手の端部側面に、梁受けブラ
    ケットを接合してなるフレームユニットの柱材と梁材の
    接合部材。
JP18665596A 1996-06-26 1996-06-26 フレームユニットの柱材と梁材の接合部材 Pending JPH108567A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4678822A (en) * 1984-06-21 1987-07-07 Maxwell Victor Lane Resin impregnated fibre batt
CN102312486A (zh) * 2011-07-13 2012-01-11 宝钢钢构有限公司 大型铸钢节点及在超高层建筑结构中的应用
WO2012149829A1 (zh) * 2011-05-05 2012-11-08 Yang Dongzuo 一种梁柱连接件及成型方法、建筑框架结构及安装方法
CN102852230A (zh) * 2011-12-31 2013-01-02 何晓虹 一种梁柱连接件,建筑框架结构与安装方法
JP2021042643A (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 長瀬 健一 鉄骨軸組構造建造物

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