JPH03228938A - 柱・梁接合部構造 - Google Patents

柱・梁接合部構造

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Publication number
JPH03228938A
JPH03228938A JP2266490A JP2266490A JPH03228938A JP H03228938 A JPH03228938 A JP H03228938A JP 2266490 A JP2266490 A JP 2266490A JP 2266490 A JP2266490 A JP 2266490A JP H03228938 A JPH03228938 A JP H03228938A
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JP
Japan
Prior art keywords
slit
reinforcing plate
beam joint
steel pipe
column
Prior art date
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Pending
Application number
JP2266490A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Tanaka
直樹 田中
Toshiyuki Fukumoto
敏之 福元
Yasushi Akiyama
靖司 穐山
Akio Tomita
昭夫 富田
Kansuke Honma
完介 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
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Publication of JPH03228938A publication Critical patent/JPH03228938A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は鋼管柱と鉄骨梁とを接合する為の柱・梁接合
部構造に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、鋼管は方向性がなく、プレース等による補強も
不要な為、鋼管を建物の柱として利用すると、建物の平
面計画の自由度は高い。
この為、最近の建物には鋼管が柱として広く利用されて
いる。
しかし、その一方で鋼管柱の梁接合部にはこの部分の剛
性を高め、応力の伝達をスムーズにする目的でダイアフ
ラムを設置する必要がある。
このダイアフラムは一般に柱の内側に取り付けられるも
のであり、その取り付は方法も種々あるが、多くの場合
柱を一旦切断する必要があり取り付けが極めて面倒であ
る。
この為、当山願人はその改良に努め、柱を切断しなくと
も良い梁接合部の補強方法を開発し、幾つか出願もして
いる。
その一つの方法として、鋼管柱の梁接合部にスリットを
水平に設け、このスリットから柱の内側にダイアフラム
を挿入すると共に当該ダイアフラムをスリットに鋼管の
外側より溶接固着する方法を開発した。
この補強方法により、従来の最大のネックであった柱の
切断が不要にり、施工が大幅に改善できた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、この補強方法には柱が密閉断面である為、溶接
時に裏当て金や裏はつり等の作業ができず溶接部の品質
確保が極めて困難であった。
この発明は前記発明を改良発展させたもので、ダイアフ
ラムに対し適正なりリアランスを有した裏当て金をダイ
アフラムよりも先に鋼管内に設置することで溶接部の品
質を著しく高められることを可能にした柱・梁接合部構
造を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は鋼管柱と鉄骨梁との柱・梁接合部構造に関す
るもので、第1の発明は前記鋼管柱の梁接合部に横スリ
ットを設け、当該横スリットの内側に裏当て金を取り付
け、前記鋼管柱の梁接合部の内側に水平補強プレートを
設置し、且つ当該水平補強プレートの縁端部を前記裏当
て金を用いて溶接固着してなることを特徴とする。
また、第2の発明は前記鋼管柱の梁接合部に縦スリット
を設け、当該縦スリットの内側に裏当て金を取り付け、
前記梁接合部の内側に鉛直補強プレートを設置し、且つ
当該鉛直補強プレートの左右縁端部を前記裏当て金を用
いて溶接固着してなることを特徴とする。
〔実施例〕
以下、この発明を図示する一実施例に基づいて説明する
第1図は角形鋼管からなる鋼管柱を示したものである。
当該鋼管柱1の梁接合部2の各コーナ部に、この部分に
接合される鉄骨梁3の上下フランジ3a、3aに対応し
て横スリット4.4が水平に形成されている。
各横スリット4は鋼管柱1の梁接合部2の一側面1a、
laに跨がって鋼管の四隅部の形状に内接するように略
し字状に形成されている。
当該横スリット4の開口幅は梁接合部2の内側に補強の
目的で設置される水平補強プレート5(ダイアフラム)
の厚さに応じて決められ、水平補強プレート5の厚さよ
り広めに形成されている。
従来のように裏当て金6が無い場合、横スリット4の開
口幅Wと水平補強プレート5の板厚Tとの間の上下クリ
アランスSoが施工性及び溶接精度に大きな影響を及ぼ
す(第3図参照)。
横スリット4の開口幅Wが大き過ぎると、前記上下クリ
アランスSOが大きくなり過ぎて水平補強プレート5の
設置は容易であるものの溶接ができなくなってしまう。
一方、横スリット4の開口幅Wが小さすぎると、上下ク
リアランスSOが小さ過ぎて水平補強プレート5の設置
が困難となる恐れがある。
本発明は裏当て金6を用いることにあり、裏当て金6と
水平補強プレート5のクリアランスSが一般に1ミ、以
下ならば健全な溶接が可能となる。
このクリアランスSの確保は、裏当て金6と水平補強プ
レート5が小物なこと及び水平補強プレート5の板厚を
把握した上で裏当て金6の加工が行われるので充分可能
である。
尚、裏当て金6は水平補強プレート5を鋼管柱1に挿入
する前に鋼管柱1内に溶接設置する。
したがって、横スリット4の開口幅Wは水平補強プレー
ト5及び裏当て金6の設置作業がスムーズに行えるよう
可能な限り大きくすることができる。
水平補強プレート5は略三角形板状に形成されている。
また、水平補強プレート5は梁接合部2の内側に水平に
添え付けられていると共にその基端側2辺5a、5aが
横スリット7に挿入され、且つその先端部が鋼管柱1の
スリット3内に若干突出している。
そして、各水平補強プレート5の基端側2辺5a、5a
が鋼管柱1のコーナ部にスリット3の外側より一体的に
溶接固着されている。
第5図〜第8図は、第2の発明を示したもので、以下図
に基づいて説明する。
鋼管柱1の梁接合部2の各コーナ部に、この部分に接合
される鉄骨梁3の上下フランジ3a3aに対応して縦ス
リット8,8が前記フランジ3aと略垂直に形成されて
いる。
各縦スリット8.8は鋼管柱1の梁接合部2の二側面1
a、laに上下方向に略平行に形成されている。
当該縦スリット8の開口幅W及び鉛直補強プレート9の
板厚Tとの間の左右クリアランスSoの大きさは第1の
発明と全く同様で、補強プレート9及び裏当て金10の
設置作業がスムーズに行えるよう可能な限り大きくする
ことができる。
各縦スリット8の内側には裏当て金10が溶接によって
取り付けられている。
裏当て金10は鋼管柱1の内側に縦スリット8に沿って
添え付けることができるように幅及び長さが横スリット
8より一回り大きい縦長の長方形板状に形成され、その
略中央部に縦スリット11が裏当て金10の長手方向に
沿って鉛直に形成されている。
縦スリット11は断面でみると、鉛直補強プレート9と
同し角度に形成されている。
また、鉛直補強プレート9と裏当て金6のクリアランス
Soは第1の発明と全く同じ要領できめられている。
鉛直補強プレート9は縦長の長方形板状に形成されてい
る。
また、鉛直補強プレート9は梁接合部2の内側に鉛直に
添え付けられていると共にその左右縁端部9a、9aが
左右縦スリット8,8に挿入され、且つその先端部が鋼
管柱1のスリット3内に若干突出している。
そして、各鉛直補強プレート9の左右縁端部9a、9a
が鋼管柱1のコーナ部にスリット3の外側より一体的に
溶接固着されている。
このような構成によって鋼管柱1の梁接合部の内側に水
平補強プレート5及び鉛直補強プレート9を取り付ける
ことにより鋼管柱1の梁接合部が補強されている。
〔発明の効果〕 この発明は以上の構成からなるので以下の効果を有する
水平及び鉛直補強プレートの縁端部を鋼管の梁接合部の
スリットに裏当て金を用いて溶接し、しかも、裏当て金
のスリットと鉛直及び水平補強プレートとの間に溶接に
最も適したクリアランス(1ミv程度以下)を正確に確
保することができる為、鉛直及び水平補強プレートを確
実に溶接でき、溶接部の品質を著しく高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図はこの発明の一実施例を示したもので、
第1図及び第5図は鋼管柱の斜視図、第2図及び第6図
は柱梁接合部の横断面図、第3図及び第7図は水平及び
鉛直補強プレートの取付状態を示す梁接合部の一部断面
図、第4図及び第8図は裏当て金の斜視図及び断面図で
ある。 1・・・鋼管柱、2・・・柱・梁接合部、3・・・鉄骨
梁、4・・・横スリット、5・・・水平補強プレート5
(ダイアフラム)6・・・裏当て金、7・・・横スリッ
ト、8・・・緬スリ ット、 9・・・鉛直補強プレ ト、 O・・・裏当て金、 1・・・縦スリッ ト。 ■ 第 5 図 第 図 第 図 第 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼管柱と鉄骨梁との柱・梁接合部構造であり、前
    記鋼管柱の梁接合部に横スリットを設け、当該横スリッ
    トの内側に裏当て金を取り付け、前記鋼管柱の梁接合部
    の内側に水平補強プレートを設置し、且つ当該水平補強
    プレートの縁端部を前記裏当て金を用いて溶接固着して
    なることを特徴とする柱・梁接合部構造。
  2. (2)鋼管柱と鉄骨梁との柱・梁接合部構造であり、前
    記鋼管柱の梁接合部に縦スリットを設け、当該縦スリッ
    トの内側に裏当て金を取り付け、前記梁接合部の内側に
    鉛直補強プレートを設置し、且つ当該鉛直補強プレート
    の左右縁端部を前記裏当て金を用いて溶接固着してなる
    ことを特徴とする柱・梁接合部構造。
  3. (3)裏当て金は鋼管の四隅部の形状に内接するように
    略L字状に形成してあると共にその略中央部に水平補強
    プレートの縁端部を挿入可能な横スリットが設けてある
    ことを特徴とする請求項第1項記載の柱・梁接合部構造
  4. (4)裏当て金は縦長の板状に形成してあると共にその
    略中央部に鉛直補強プレートの縁端部を挿入可能な縦ス
    リットが設けてあることを特徴とする請求項第2項記載
    の柱・梁接合部構造。
JP2266490A 1990-02-01 1990-02-01 柱・梁接合部構造 Pending JPH03228938A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6957519B2 (en) 2002-10-29 2005-10-25 Minoru Hiragaki Construct for buildings and a method for manufacturing the same

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5021424A (ja) * 1973-06-29 1975-03-07

Patent Citations (1)

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JPS5021424A (ja) * 1973-06-29 1975-03-07

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US6957519B2 (en) 2002-10-29 2005-10-25 Minoru Hiragaki Construct for buildings and a method for manufacturing the same

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