JP3319619B2 - 柱の接合装置 - Google Patents

柱の接合装置

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JP3319619B2 JP30044192A JP30044192A JP3319619B2 JP 3319619 B2 JP3319619 B2 JP 3319619B2 JP 30044192 A JP30044192 A JP 30044192A JP 30044192 A JP30044192 A JP 30044192A JP 3319619 B2 JP3319619 B2 JP 3319619B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、角型鋼管柱の端部を
梁へ固定するための柱の接合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に角型鋼管柱の端部を梁で接
合する場合には、図6で示すように、鋼管柱(1)の端
面に、その柱(1)の断面よりも大きいエンドプレート
(2)を溶接しておき、このエンドプレート(2)と梁
(3)とをボルト(4)で相互に接合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような柱の接合構造においては、柱(1)と梁(3)と
の接合を、その柱(1)の断面よりも外側においてボル
ト(4)で接合することになり、例えば、この柱(1)
の端部に近接して梁(3)の上面等に床板等を設置する
場合に、この接合部分が邪魔になるという不都合があ
る。また、梁(3)側のボルト(4)挿入用のボルト穴
が、柱(1)の断面内にしか形成できないような場合に
は、接合できない不都合がある。
【0004】この発明は、このような従来の欠点を解消
して、柱端部の接合部分におけるボルトその他の接合部
分が、その柱の断面内に納まるようにして、柱が接合さ
れる梁その他の平面部に床板等を施工する際の妨げにな
らないようにした接合構造を提供することを目的として
なされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、角形鋼管からなる柱の端面、H形
鋼からなる短尺材のフランジ端面を溶接して、その短尺
材のフランジが柱の延長方向と平行で且つウエブの開放
端が上下両側となるようにして突設し、柱端部を接合す
る平面より突出させた垂直な接合プレートとこの短尺材
のウエブとを、相互にボルトで接合したことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】上記のように、この発明の構成によれば、H型
鋼からなる短尺材のウエブと、柱を接合する平面より突
出させた接合プレートとをボルトで接合できるので、接
合部を柱の断面内に完全に納めることが可能となる。
【0007】
【実施例】図1〜図3は、柱の下端をH型鋼からなる梁
の上面に接合する場合の構造を示している。図におい
て、(11)はH型鋼からなる梁であり、その梁(11)の
上部側のフランジ(12)の上面には、水平プレート(1
3)とその水平プレート(13)より上方に垂直に立上げ
た垂直プレート(14)とからなるT字型の接合プレート
(15)が、水平プレート(13)部分をそのフランジ(1
2)上面へ重ねて、ボルト(16)によって予め固定され
ている。
【0008】(18)は、角型鋼管柱であり、この柱(1
8)の下端には、そのフランジ(19)(19)間の幅が、
柱(18)の一辺の長さと略同じ長さで、かつ、そのフラ
ンジ(19)の幅が、同じく柱(18)の幅よりも小さいH
型鋼の短尺材(20)が、それらのフランジ(19)(19)
垂直となるとともに、ウエブ(21)の開放端が上下両
側となるようにし、前記フランジ(19)(19)の端面を
溶接するようにして予め接合されている。これにより、
短尺材(20)のウエブ(21)は、柱(18)の端面の中央
部を横切るようにして下側に突出している。そして、こ
のウエブ(21)が、前記梁(11)側の接合プレート(1
5)における垂直プレート(14)へ側面部において重ね
るとともに、これらのボルト穴に差し込んだ水平方向の
ボルト(22)によって、相互に接合されている。
【0009】上記は、柱(18)の下端部分の接合構造を
示したが、その上端部分においても同様の構造とするこ
とができる。また、これらの図において、(25)は、前
記梁(11)の側面に直角に接合されるH型鋼からなる別
の梁であり、その端部に予め固着した平面L字型の接合
プレート(24)を介して、梁(11)の側面にボルト(2
5)で接合されている。
【0010】図4及び図5は、柱同士を接合する場合の
実施例であって、この場合の一方の柱(27)の端部内周
面に溶接したダイヤフラムプレート(28)の上面に、垂
直な接合プレート(29)を予め溶接しておき、この接合
プレート(29)の側面に、前記と同一構造の柱(18)下
端の短尺材(20)におけるウエブ(21)部分を、水平方
向のボルト(22)で接合するようにしている。この柱
(18)(27)の上下関係は逆となっても良い。
【0011】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、柱の
端部に突出するようにして固着した短尺材のウエブは、
その柱の断面内に納まることになり、このウエブを相手
方の接合プレートへ接合することによって、その接合ボ
ルト等も完全に柱の断面内に納めて接合できるので、こ
の接合部分が柱の外方に突出して床板等の妨げになると
いう不都合がない。この場合、図1で示すように、梁側
にT字型の接合プレートをボルトで固着する場合でも、
この接合プレートの取付け部分を柱の断面内に納めるこ
とができる。加えて、柱と接合プレートの接合は、短尺
材のウエブ部分が完全に外側に開放されているので、ボ
ルトの締付け作業も容易に行うことができる。しかも、
柱端面の開口部はウエブが横切るのみで略解放されたま
まであるので、それだけ作業スペースが上方に広くな
り、より作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す柱下端の接合部分の要
部縦断面図である。
【図2】図1の側面方向から見た側面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】この発明の別の実施例を示す柱接合部分の側面
図である。
【図5】同じく縦断側面図である。
【図6】従来の柱下端の接合部分の側面図である。
【符号の説明】
(11) 梁 (15) 接合プレート (18) 柱 (19) フランジ (20) 短尺材 (21) ウエブ (22) ボルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角形鋼管からなる柱の端面、H形鋼か
    らなる短尺材のフランジ端面を溶接して、その短尺材の
    フランジが柱の延長方向と平行で且つウエブの開放端が
    上下両側となるようにして突設し、柱端部を接合する平
    面より突出させた垂直な接合プレートとこの短尺材のウ
    エブとを、相互にボルトで接合したことを特徴とする柱
    の接合装置。
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