JPH11141026A - フレ止め装置付金属製角型柱 - Google Patents
フレ止め装置付金属製角型柱Info
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- E04B—GENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
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- E04B2/74—Removable non-load-bearing partitions; Partitions with a free upper edge
- E04B2/76—Removable non-load-bearing partitions; Partitions with a free upper edge with framework or posts of metal
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Abstract
き、しかも方向性を全く考慮することのない万能型のフ
レ止め装置付金属製角型柱を提供する。 【解決手段】 中空な金属製四角柱1の相対向する二面
5,6に、フレ止め部材11を挿入支持するための切欠
開口9,10をそれぞれ形成するとともに、該切欠開口
9,10のいずれか一方の周縁部に、前記フレ止め部材
11を前記切欠開口9,10のいずれか一方の口縁に対
して圧接固定する固定手段19を取り付けて、切欠開口
9,10のいずれか一方の周縁部に固定手段19を取り
付けるだけで、前記切欠開口9,10に挿入支持された
フレ止め部材11が前記切欠開口9,10のいずれか一
方の口縁に対して圧接固定されるようにしている。
Description
おいて金属製下地材として使用されるフレ止め装置付金
属製角型柱に関するものである。
地材として一般的に普及しているものは、日本工業規格
JISA6517建築用鋼製下地材(壁、天井)に規定
されており、壁材として規定されているスタッドとして
は、断面コの字状を呈しているものが知られている。こ
の壁材用スタッドは、三面は金属に囲まれているが、残
る一面は開放部分となっているため、開放部分の対面す
る面に単独または複数個のフレ止め通し穴を設け、フレ
止め用のチャンネルをこれに通して下地材の補強をしな
くては使用できないという不具合があった。
を嵌め込んではずれないようにするため、コの字形状の
端部が互いに内側に向くようにオーバーベンド形状にし
ている。
面とも当然ボード貼り面となるので、そのために開放部
分にオーバーベンドを矯正するスペーサが嵌め込まれる
が、スペーサが嵌め込まれる部分は点であり、それ以外
の部分ではオーバーベンドの状態のままになっている。
この場合、オーバーベンド状態のままとなっている部分
にボードとボードとの継ぎ目がくると、継ぎ目に段差が
できる目違いが生ずるという不具合もある。
の相対向する二面に、フレ止め用のチャンネルを嵌合す
るためのチャンネル嵌合溝を下端に有する正面側切欠開
口と、該正面側切欠開口と相対向する裏面側切欠開口と
をそれぞれ形成するとともに、該裏面側切欠開口の片側
口縁に、該片側口縁を折曲部として開閉自在とされ且つ
閉止時に前記チャンネルの上面に圧接される圧接舌部を
有する圧接固定片を一体に突設した構成のフレ止め装置
付金属製角型柱について出願している(特開平8−21
8520号公報参照)。
知例の場合、圧接固定片の閉止時に圧接舌部とチャンネ
ル上面との圧接により大きな上向きの力が圧接固定片に
作用する場合があり、圧接固定片が上向きに変形してし
まって、チャンネルを確実に圧接固定できない場合が生
ずるおそれがある。また、上記公知例の場合、チャンネ
ルの形状によってはフレ止めが行えない場合が生じた
り、チャンネルの姿勢に自由度がなく、方向性が限定さ
れてしまうという問題がある。
ので、どのような形状のフレ止め部材にも適用でき、し
かも方向性を全く考慮することのない万能型のフレ止め
装置付金属製角型柱を提供することを目的とするもので
ある。
は、上記課題を解決するための手段として、中空な金属
製四角柱1の相対向する二面5,6に、フレ止め部材1
1を挿入支持するための切欠開口9,10をそれぞれ形
成するとともに、該切欠開口9,10のいずれか一方の
周縁部に、前記フレ止め部材11を前記切欠開口9,1
0のいずれか一方の口縁に対して圧接固定する固定手段
19を取り付けている。
口9,10のいずれか一方の周縁部に固定手段19を取
り付けるだけで、前記切欠開口9,10に挿入支持され
たフレ止め部材11が前記切欠開口9,10のいずれか
一方の口縁に対して圧接固定されることとなり、切欠開
口9,10の形状およびフレ止め部材11の断面形状に
かかわらず、フレ止め部材11と金属製四角柱1とを強
固に結合させることができる。
手段19を、前記フレ止め部材11を前記切欠開口9,
10のいずれか一方の口縁に対して圧接する圧接部20
aおよび該圧接部20aから前記フレ止め部材11の両
側に沿うように一体に延設される一対の挟持部20b,
20bからなるコ字状部材20と、該コ字状部材20の
両側から前記切欠開口9,10のいずれか一方の口縁に
向かって一体に突設された嵌挿固定片22,22とによ
って構成するとともに、前記切欠開口9,10のいずれ
か一方の周縁部に、前記嵌挿固定片22,22を嵌挿固
定するための一対の嵌挿穴17,17あるいは18,1
8を形成した場合、切欠開口9,10のいずれか一方の
周縁部に形成された嵌挿穴17,17あるいは18,1
8に対して嵌挿固定片22,22を嵌挿固定するだけ
で、フレ止め部材11を切欠開口9,10のいずれか一
方の口縁に対して圧接固定するための固定手段19の取
付が行えることとなり、作業性が向上する。
開口9,10の両方の周縁部に嵌挿穴17,17および
18,18を形成した場合、切欠開口9,10の形状お
よびフレ止め部材11の断面形状にかかわらず、フレ止
め部材11を確実に固定することができる。
穴17,17および18,18を、所定の位相差をもっ
て複数対形成した場合、フレ止め部材11の固定方向を
複数種類選択することができることとなり、設計自由度
が大きくなる。
製四角柱1を、所定の幅に切断された金属板をその両端
がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲し
て構成し、前記金属板の一方の端部に、内側に折曲さ
れ、さらにその先端部が外側に向かって折曲されてなる
逆J字状折曲部3を設け、前記金属板の他方の端部に、
内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部4を設
けて、両者を連続して嵌合圧着せしめて上下方向に連続
するコーナ型接続部2として成形した場合、金属製四角
柱1の使用自由度を拡大することができる。
製四角柱1に、前記コーナ型接続部2における逆U字状
折曲部4の基端から内側に向かってコの字状に突出する
リブ12を上下方向に連続して形成すれば、コーナ型接
続部2の外れ防止および四角柱1の剛性強化を図ること
ができる。
発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
5,6に対応) 図1および図2には、本願発明の第1の実施の形態にか
かるフレ止め装置付金属製角型柱が示されている。
に示すように、所定の幅に切断された金属板をその両端
がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲し
て構成された中空な金属製四角柱1によって構成されて
いる。
記金属製四角柱1の内側に折曲され、さらにその先端部
が外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部3が設
けられ、前記金属板の他方の端部には、内側に逆U字状
に折曲されてなる逆U字状折曲部4が設けられており、
両者を連続して嵌合圧着せしめて上下方向に連続するコ
ーナ型接続部2として成形されている。そして、該コー
ナ型接続部2における逆U字状折曲部4の基端から内側
に向かってコの字状に突出するリブ12が上下方向に連
続して形成されている。このように構成したことによ
り、金属製四角柱1のいずれの四面5〜8を、後述する
切欠開口形成部およびボード貼付面として選択すること
が可能となる、また、コーナ型接続部2の外れを前記リ
ブ12により防止できるとともに金属製四角柱1の剛性
強化も図れる。
方の相対向する二面5,6は正面および裏面とされ、該
正面5と裏面6の横方向ほぼ中央部には、断面コの字状
の金属製のフレ止め部材11を挿入するための略円形の
切欠開口9,10がそれぞれ形成されている。該切欠開
口9,10は、同形状であって、フレ止め部材11がど
のような姿勢でも挿入できる大きさとされており、正面
側切欠開口9の口縁における幅方向両側上下には、前記
フレ止め部材11が係止される段部13,13および1
4,14が形成され、裏面側切欠開口10の口縁におけ
る幅方向両側上下にも、前記フレ止め部材11が係止さ
れる段部15,15および16,16が形成されてい
る。つまり、金属製四角柱1を上下逆に使用した場合で
あっても、フレ止め部材11が段部13,13および1
5,15、あるいは段部14,14および16,16に
係止され得るようになっているのである。なお、前記段
部13〜16は、必ずしも必要ではなく、切欠開口9,
10の口縁でフレ止め部材11を支持するようにしても
よい。
幅方向両側には、後述する固定手段の嵌挿固定片22,
22が嵌挿固定される縦長の嵌挿穴17,17および1
8,18が形成されている。
材11を切欠開口9,10の口縁に対して圧接固定する
ための固定手段19が取り付けられる。
1を前記切欠開口9,10の口縁に対して圧接する圧接
部20aおよび該圧接部20aから前記フレ止め部材1
1の両側に沿うように一体に延設される一対の挟持部2
0b,20bからなるコ字状部材20と、該コ字状部材
20の両側端部から背面側(換言すれば、前記切欠開口
9,10の口縁)に向かって一体に突設されたリブ2
1,21と、該リブ21,21から背面側(換言すれ
ば、前記切欠開口9,10の口縁)に向かって一体に突
設され且つ前記嵌挿穴17,17および18,18に嵌
挿固定される嵌挿固定片22,22とによって構成され
ている。前記リブ21,21は、固定手段19における
嵌挿固定片22,22を嵌挿穴17,17および18,
18に嵌挿固定した時に、圧接部20aと金属製四角柱
1の正面5および裏面6との間に所定の隙間を確保する
作用をなす。
細くなる楔形状を有しており、基端部22aの上下幅が
前記嵌挿穴17,18の縦寸法とほぼ同じとされてい
る。また、前記各嵌挿固定片22には、外向きに切り起
こされた弾性片23がそれぞれ形成されており、前記嵌
挿固定片22を前記嵌挿穴17,18に嵌挿したとき、
前記弾性片23の自由端が前記嵌挿穴17,18の口縁
内面に当接されて嵌挿固定片22が固定されることとな
っている。
止め部材11の両側との間に若干のクリアランスSを介
在させ得るように形成されている。該クリアランスS
は、前記嵌挿固定片22を嵌挿穴17,18に嵌挿する
際に、フレ止め部材11と挟持部20b,20bとが接
触することによる抵抗をなくし、固定手段19の取付を
容易にする作用をなす。
材として使用する場合について具体的に説明する。
ブ面と床面とにコの字状のランナー24,24をそれら
の開放側が対向するようにして配設する。
1・・の上下端を上下のランナー24,24に嵌め込ん
でいき、金属製四角柱1,1・・をランナー24,24
の流れ方向(即ち、図3の矢印A,B方向)に所定間隔
で建て込む。このようにすると、ランナー24,24の
スパン方向に平行して各金属製四角柱1におけるボード
貼付面7,8が並ぶこととなる。
角柱1の切欠開口9,10に次々に挿入し、段部13,
13および15,15に係止する。次に、各金属製四角
柱1における正面5あるいは(および)裏面6に形成さ
れた嵌挿穴17,17あるいは(および)18,18に
対して固定手段19における嵌挿固定片22,22を指
力により嵌挿して、固定手段19を取り付ける。する
と、各嵌挿固定片22は、弾性片23の嵌挿穴17ある
いは(および)18の内面側口縁への当接により固定さ
れる。この状態においては、フレ止め部材11は圧接部
20aによる圧接力によって切欠開口9あるいは(およ
び)10の下部口縁に圧接固定されて上下方向への移動
が規制されるとともに、幅方向への移動は挟持部20
b,20bにより規制されることとなる。
9,10が形成されている場合には、上記作業を複数回
繰り返す。
み付けると、フレ止め部材11は、固定手段19におけ
る圧接部20aによって上方への移動が規制されるとと
もに、挟持部20b,20bによって横方向の移動が規
制されることとなり、金属製四角柱1,1・・相互間が
フレ止め部材11により強固に連結されることとなる。
この状態においては、金属製四角柱1,1・・のランナ
ースパン方向へのユレが完全に防止されることとなり、
堅牢な壁面下地構造が仕上がる。
るいは両方に対してドライウォールスクリュー(小ビ
ス)を用いて上貼り用のボード25が張設されるが、金
属製四角柱1,1・・がフレ止め部材11による連結性
確保によってユレ防止された堅牢な壁面下地構造が得ら
れているところから、ボード貼付作業が極めて迅速且つ
確実に行えるのである。
6に固定手段19を取り付けるようにした場合、切欠開
口9,10は、円形以外の各種形状(例えば、三角形、
四角形、六角形等の多角形、楕円形等)とすることがで
きる。しかも、切欠開口9,10の形状およびフレ止め
部材11の断面形状にかかわらず、固定手段19の形状
を若干変更するだけで、フレ止め部材11を確実に固定
することができる。
め装置付金属製角型柱が示されている。
断された金属板をその両端が四面のうちの一面の中央部
において接するように四角筒状に折曲して構成されてお
り、前記金属板の両端部には、四角柱1の内側および外
側に向かってU字状に折曲されてなるU字状折曲部2
7,28が設けられ、両者を連続して嵌合圧着せしめて
長手方向に連続する平面型接続部26として形成されて
いる。この場合、ボード貼付面は、側面7,8のうち平
面型接続部26が形成されない側面のみとされる。即
ち、片壁用下地材として用いられる。その他の構成およ
び作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので
説明を省略する。
5,6に対応) 図5には、本願発明の第3の実施の形態にかかるフレ止
め装置付金属製角型柱が示されている。
幅寸法が段部13,13(および14,14)および段
部15,15(および16,16)間の幅より小さい断
面コ字状の部材が用いられている。従って、固定手段1
9における圧接部20aおよび挟持部20b,20bの
幅を大きくするだけで、フレ止め部材11を、切欠開口
9,10の口縁に対して固定手段19により圧接固定す
ることができる。なお、金属製四角柱1における切欠開
口9,10の形状は、円形とすることもできるし、円形
以外の各種形状(例えば、三角形、四角形、六角形等の
多角形、楕円形等)とすることもできる。さらに、フレ
止め部材11の断面形状も、切欠開口9,10の口縁に
係止できる形状であれば、断面コ字状以外の形状(例え
ば、断面H形状、断面四角形形状等)とすることができ
る。その他の構成および作用効果は第1の実施の形態に
おけると同様なので説明を省略する。
め装置付金属製角型柱が示されている。
7,17および18,18が90°の位相差をもって2
対形成されている。また、段部13〜16から90°の
位相差をもつ位置にも段部13〜16が形成されてい
る。このようにすると、フレ止め部材11の固定方向を
2種類選択することができることとなり、設計自由度が
大きくなる。なお、前記段部13〜16を省略して金属
製四角柱1における切欠開口9,10を円形形状とする
とともに、前記嵌挿穴17,17および18,18を、
所定の位相差をもって複数対形成する場合もある。その
場合、フレ止め部材11の固定方向を複数種類選択する
ことができることとなり、設計自由度がさらに大きくな
る。その他の構成および作用効果は第1の実施の形態に
おけると同様なので説明を省略する。
求項5,6に対応) 図7および図8には、本願発明の第5の実施の形態にか
かるフレ止め装置付金属製角型柱が示されている。
切欠開口9は、フレ止め部材11の幅寸法より少し大き
い長さの一辺を有する正方形形状とされる一方、裏面側
切欠開口10は、フレ止め部材11の幅寸法と同等な幅
寸法を有する嵌合開口10aと該嵌合開口11aの上方
に連続する余剰開口11bとからなる略四角形形状とさ
れている。この場合、正面側切欠開口9の両側周縁部に
のみ嵌挿穴17,17が形成されている。なお、切欠開
口9,10の大きさは、フレ止め部材11がどのような
姿勢でも挿入できる大きさとされる。従って、フレ止め
部材11は、正面5側においては固定手段19により切
欠開口9の下部口縁に対して圧接固定される一方、裏面
6側においては嵌合開口10aにより幅方向移動が規制
されることとなる。この場合、固定手段19は1個で済
むものの、裏面側切欠開口10の形状が限定されるた
め、上下、左右および前後を逆に使用することはできな
い。
9,10を同じ大きさの正方形形状とし、裏面側切欠開
口10の周縁部にも嵌挿穴を形成すれば、上下、左右お
よび前後を逆に使用することはできる。また、嵌挿穴1
7,17の他に該嵌挿穴17,17と90°の位相差を
もつ嵌挿穴を形成することもでき、その場合、フレ止め
部材11の固定方向を2種類選択することができること
となり、設計自由度が大きくなる。その他の構成および
作用効果は第1の実施の形態におけると同様なので説明
を省略する。
め装置付金属製角型柱が示されている。
口9,10は、フレ止め部材11の幅寸法より少し大き
い長さの一辺を有する正方形形状とされており、嵌挿穴
17,17および18,18が、90°の位相差をもっ
て2対形成されている。このようにすると、フレ止め部
材11の固定方向を2種類選択することができることと
なり、設計自由度が大きくなる。その他の構成および作
用効果は第1の実施の形態におけると同様なので説明を
省略する。
求項5,6に対応) 図10および図11には、本願発明の第7の実施の形態
にかかるフレ止め装置付金属製角型柱が示されている。
正方形形状の中空角材が用いられている。そして、金属
製四角柱1における正面側切欠開口9は、フレ止め部材
11の幅寸法より少し大きい長さの一辺を有する正方形
形状とされる一方、裏面側切欠開口10は、フレ止め部
材11の幅寸法と同等な幅寸法を有する嵌合開口10a
と該嵌合開口11aの上方に連続する余剰開口11bと
からなる略四角形形状とされている。この場合、正面側
切欠開口9の両側周縁部にのみ嵌挿穴17,17が形成
されている。なお、切欠開口9,10の大きさは、フレ
止め部材11がどのような姿勢でも挿入できる大きさと
される。従って、フレ止め部材11は、正面5側におい
ては固定手段19により切欠開口9の下部口縁に対して
圧接固定される一方、裏面6側においては嵌合開口10
aにより幅方向移動が規制されることとなる。この場
合、固定手段19は1個で済むものの、裏面側切欠開口
10の形状が限定されるため、上下、左右および前後を
逆に使用することはできない。
9,10を同じ大きさの正方形形状とし、裏面側切欠開
口10の周縁部にも嵌挿穴を形成すれば、上下、左右お
よび前後を逆に使用することはできる。また、嵌挿穴1
7,17の他に該嵌挿穴17,17と90°の位相差を
もつ嵌挿穴を形成することもでき、その場合、フレ止め
部材11の固定方向を2種類選択することができること
となり、設計自由度が大きくなる。その他の構成および
作用効果は第1の実施の形態におけると同様なので説明
を省略する。
求項5,6に対応) 図12には、本願発明の第8の実施の形態にかかるフレ
止め装置付金属製角型柱が示されている。
H字形状の部材が用いられている。そして、金属製四角
柱1における正面側切欠開口9は、フレ止め部材11の
幅寸法より少し大きい長さの一辺を有する正方形形状と
される一方、裏面側切欠開口10は、フレ止め部材11
の幅寸法と同等な幅寸法を有する嵌合開口10aと該嵌
合開口11aの上方に連続する余剰開口11bとからな
る略四角形形状とされている。この場合、正面側切欠開
口9の両側周縁部にのみ嵌挿穴17,17が形成されて
いる。なお、切欠開口9,10の大きさは、フレ止め部
材11がどのような姿勢でも挿入できる大きさとされ
る。従って、フレ止め部材11は、正面5側においては
固定手段19により切欠開口9の下部口縁に対して圧接
固定される一方、裏面6側においては嵌合開口10aに
より幅方向移動が規制されることとなる。この場合、固
定手段19は1個で済むものの、裏面側切欠開口10の
形状が限定されるため、上下、左右および前後を逆に使
用することはできない。
9,10を同じ大きさの正方形形状とし、裏面側切欠開
口10の周縁部にも嵌挿穴を形成すれば、上下、左右お
よび前後を逆に使用することはできる。また、嵌挿穴1
7,17の他に該嵌挿穴17,17と90°の位相差を
もつ嵌挿穴を形成することもでき、その場合、フレ止め
部材11の固定方向を2種類選択することができること
となり、設計自由度が大きくなる。その他の構成および
作用効果は第1の実施の形態におけると同様なので説明
を省略する。
中空な金属製四角柱1の相対向する二面5,6に、フレ
止め部材11を挿入支持するための切欠開口9,10を
それぞれ形成するとともに、該切欠開口9,10のいず
れか一方の周縁部に、前記フレ止め部材11を前記切欠
開口9,10のいずれか一方の口縁に対して圧接固定す
る固定手段19を取り付けて、切欠開口9,10のいず
れか一方の周縁部に固定手段19を取り付けるだけで、
前記切欠開口9,10に挿入支持されたフレ止め部材1
1が前記切欠開口9,10のいずれか一方の口縁に対し
て圧接固定されるようにしたので、切欠開口9,10の
形状およびフレ止め部材11の断面形状にかかわらず、
フレ止め部材11と金属製四角柱1とを強固に結合させ
ることができるという優れた効果がある。しかも、前記
切欠開口9,10の形状を同形とすれば、金属製四角柱
1を設置する場合に、上下、左右および表裏の方向性が
全くなくなるという効果もある。
手段19を、前記フレ止め部材11を前記切欠開口9,
10のいずれか一方の口縁に対して圧接する圧接部20
aおよび該圧接部20aから前記フレ止め部材11の両
側に沿うように一体に延設される一対の挟持部20b,
20bからなるコ字状部材20と、該コ字状部材20の
両側から前記切欠開口9,10のいずれか一方の口縁に
向かって一体に突設された嵌挿固定片22,22とによ
って構成するとともに、前記切欠開口9,10のいずれ
か一方の周縁部に、前記嵌挿固定片22,22を嵌挿固
定するための一対の嵌挿穴17,17あるいは18,1
8を形成した場合、切欠開口9,10のいずれか一方の
周縁部に形成された嵌挿穴17,17あるいは18,1
8に対して嵌挿固定片22,22を嵌挿固定するだけ
で、フレ止め部材11を切欠開口9,10のいずれか一
方の口縁に対して圧接固定するための固定手段19の取
付が行えることとなり、作業性が向上する。
開口9,10の両方の周縁部に嵌挿穴17,17および
18,18を形成した場合、切欠開口9,10の形状お
よびフレ止め部材11の断面形状にかかわらず、フレ止
め部材11を確実に固定することができる。
穴17,17および18,18を、所定の位相差をもっ
て複数対形成した場合、フレ止め部材11の固定方向を
複数種類選択することができることとなり、設計自由度
が大きくなる。
製四角柱1を、所定の幅に切断された金属板をその両端
がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲し
て構成し、前記金属板の一方の端部に、内側に折曲さ
れ、さらにその先端部が外側に向かって折曲されてなる
逆J字状折曲部3を設け、前記金属板の他方の端部に、
内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部4を設
けて、両者を連続して嵌合圧着せしめて上下方向に連続
するコーナ型接続部2として成形した場合、金属製四角
柱1の使用自由度を拡大することができる。
製四角柱1に、前記コーナ型接続部2における逆U字状
折曲部4の基端から内側に向かってコの字状に突出する
リブ12を上下方向に連続して形成すれば、コーナ型接
続部2の外れ防止および四角柱1の剛性強化を図ること
ができる。
装置付金属製角型柱の部分分解斜視図である。
装置付金属製角型柱の正面図である。
装置付金属製角型柱を用いた壁面下地構造を示す部分斜
視図である。
装置付金属製角型柱の部分分解斜視図である。
装置付金属製角型柱の正面図である。
装置付金属製角型柱の正面図である。
装置付金属製角型柱の正面図である。
装置付金属製角型柱の裏面図である。
装置付金属製角型柱の正面図である。
め装置付金属製角型柱の正面図である。
め装置付金属製角型柱の裏面図である。
め装置付金属製角型柱の正面図である。
折曲部、4は逆U字状折曲部、5は正面、6は裏面、9
は正面側切欠開口、10は裏面側切欠開口、11はフレ
止め部材、12はリブ、17,18は嵌挿穴、19は固
定手段、20はコ字状部材、20aは圧接部、20bは
挟持部、22は嵌挿固定片。
Claims (6)
- 【請求項1】 中空な金属製四角柱(1)の相対向する
二面(5),(6)には、フレ止め部材(11)を挿入
支持するための切欠開口(9),(10)がそれぞれ形
成されており、該切欠開口(9),(10)のいずれか
一方の周縁部には、前記フレ止め部材(11)を前記切
欠開口(9),(10)のいずれか一方の口縁に対して
圧接固定する固定手段(19)が取り付けられているこ
とを特徴とするフレ止め装置付金属製角型柱。 - 【請求項2】 前記固定手段(19)は、前記フレ止め
部材(11)を前記切欠開口(9),(10)のいずれ
か一方の口縁に対して圧接する圧接部(20a)および
該圧接部(20a)から前記フレ止め部材(11)の両
側に沿うように一体に延設される一対の挟持部(20
b),(20b)からなるコ字状部材(20)と、該コ
字状部材(20)の両側から前記切欠開口(9),(1
0)のいずれか一方の口縁に向かって一体に突設された
嵌挿固定片(22),(22)とからなり、前記切欠開
口(9),(10)のいずれか一方の周縁部には、前記
嵌挿固定片(22),(22)を嵌挿固定するための一
対の嵌挿穴(17),(17)あるいは(18),(1
8)が形成されていることを特徴とする前記請求項1記
載のフレ止め装置付金属製角型柱。 - 【請求項3】 前記切欠開口(9),(10)の両方の
周縁部に嵌挿穴(17),(17)および(18),
(18)が形成されていることを特徴とする前記請求項
2金属製のフレ止め装置付金属製角型柱。 - 【請求項4】 前記嵌挿穴(17),(17)および
(18),(18)が、所定の位相差をもって複数対形
成されていることを特徴とする前記請求項2および請求
項3のいずれか一項記載のフレ止め装置付金属製角型
柱。 - 【請求項5】 前記金属製四角柱(1)は、所定の幅に
切断された金属板をその両端がコーナの一点において接
するように四角筒状に折曲して構成されており、前記金
属板の一方の端部には、内側に折曲され、さらにその先
端部が外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部
(3)が設けられ、前記金属板の他方の端部には、内側
に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部(4)が設
けられ、両者を連続して嵌合圧着せしめて上下方向に連
続するコーナ型接続部(2)として成形されていること
を特徴とする前記請求項1ないし請求項4のいずれか一
項記載のフレ止め装置付金属製角型柱。 - 【請求項6】 前記金属製四角柱(1)には、前記コー
ナ型接続部(2)における逆U字状折曲部(4)の基端
から内側に向かってコの字状に突出するリブ(12)が
上下方向に連続して形成されていることを特徴とする前
記請求項5記載のフレ止め装置付金属製角型柱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31051297A JP3983352B2 (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | フレ止め装置付金属製角型柱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31051297A JP3983352B2 (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | フレ止め装置付金属製角型柱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11141026A true JPH11141026A (ja) | 1999-05-25 |
JP3983352B2 JP3983352B2 (ja) | 2007-09-26 |
Family
ID=18006128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31051297A Expired - Lifetime JP3983352B2 (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | フレ止め装置付金属製角型柱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3983352B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20180266109A1 (en) * | 2018-03-16 | 2018-09-20 | Telling Industries, LLC | Bridge clip |
US10563401B2 (en) | 2018-03-16 | 2020-02-18 | Telling Industries, LLC | Bridge clip |
CN113431225A (zh) * | 2021-07-05 | 2021-09-24 | 昌达建筑科技有限公司 | 墙板地基的嵌合式连接机构 |
JP2022080255A (ja) * | 2020-10-25 | 2022-05-27 | 浦江県頤碩科技開発有限公司 | ロック式パネル壁キール構造及び施工方法 |
-
1997
- 1997-11-12 JP JP31051297A patent/JP3983352B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US10508446B2 (en) * | 2018-03-16 | 2019-12-17 | Telling Industries, LLC | Bridge clip |
US10563401B2 (en) | 2018-03-16 | 2020-02-18 | Telling Industries, LLC | Bridge clip |
JP2022080255A (ja) * | 2020-10-25 | 2022-05-27 | 浦江県頤碩科技開発有限公司 | ロック式パネル壁キール構造及び施工方法 |
CN113431225A (zh) * | 2021-07-05 | 2021-09-24 | 昌达建筑科技有限公司 | 墙板地基的嵌合式连接机构 |
CN113431225B (zh) * | 2021-07-05 | 2022-07-12 | 昌达建筑科技有限公司 | 墙板地基的嵌合式连接机构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3983352B2 (ja) | 2007-09-26 |
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