JP6198496B2 - 天井補強金具ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、天井構造の耐震性を向上させるための天井補強金具ユニットに関する。
上部に形成される幅広な係止隆部と下部に形成される幅広な設置縁部とを、幅狭な垂直辺部で上下に連繋してなる断面形状を有する杆状の天井下地材を格子状に組み付けて天井枠体を構成し、該天井枠体に天井板を設置するとともに、天井枠体に連結した吊金具を介して、天井スラブから垂下する吊ボルトに天井枠体を吊持させる天井構造はよく知られている。
こうした天井構造では、天井板以外にも照明装置や空調装置などの重量物が天井枠体に設置される。また、天井枠体を構成する天井下地材の設置縁部には、室内を区画するパーティションの上端部が連結されることもある。このため、かかる天井構造では、地震時に、天井下地材に強い水平荷重が加わることが想定される。そして、従来の天井構造では、かかる水平荷重に耐え得るように、吊ボルトにブレースを取り付けたり、天井下地材の連結交差部分を補強する補強金具を取り付けたりすることによって、耐震性を向上させている(例えば、特許文献1)。
特許第4806239号公報
従来の天井構造では、上述したブレースや補強金具などによって、天井構造の耐震性の向上が図られているが、近年では、天井構造に対して、より優れた耐震性が求められており、新たな天井構造や、従来の天井構造の新しい補強方法が検討されている。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、従来の天井構造の耐震性を向上させ得る、新たな天井補強金具の提供を目的とする。
発明者は、上記課題を解決するために、上記のブレースや補強金具では補強されていない、従来の天井構造の弱点を検討したところ、既存の天井構造では、地震時に、吊金具と天井下地材の連結部分で、天井下地材の垂直辺部が変形するおそれが高いことを見出した。これは、吊金具の連結部分では、天井支持材の係止隆部が吊金具によって拘束されているため、地震時に天井下地材の設置縁部に強い水平荷重が加わった時に、吊金具に拘束された係止隆部と、水平荷重の加わる設置縁部とを繋ぐ垂直辺部に応力が集中して、吊金具の下方で、垂直辺部に強い曲げモーメントが発生するためと考えられる。そして、発明者は、かかる弱点を補強すべく鋭意検討を行った結果、本発明に至った。
すなわち、本発明は、上部に形成される幅広な係止隆部と下部に形成される幅広な設置縁部とを、幅狭な垂直辺部で上下に連繋してなる断面形状を有する杆状の天井下地材を格子状に組み付けて天井枠体を構成し、さらに、天井下地材の設置縁部に天井板を設置するとともに、天井下地材の係止隆部に天井枠体を吊持するための吊金具を連結してなる天井構造に取り付けられる天井補強金具であって、吊金具と天井下地材の連結部分の上方で、直接又は間接的に該吊金具と一体的に固定される固定板部と、該固定板部から当該天井下地材の垂直辺部の高さに延出する連繋板部と、当該天井下地材の垂直辺部の高さで、該連繋板部から当該天井下地材の垂直辺部方向に延出して、当該天井下地材の係止隆部の直下方で、垂直辺部の側面に近接する支持板部とを備えることを特徴とする天井補強金具である。
かかる構成にあっては、吊金具と天井下地材との連結部分において、天井補強金具が、吊金具と一体的に固定されるとともに、支持板部を天井下地材の垂直辺部の側面に近接させるから、地震時に、吊金具の下方で天井下地材の垂直辺部に強い曲げモーメントが発生した場合でも、垂直辺部が変形しないよう、天井補強金具の支持板部によって支持することが可能となる。
本発明にあって、天井補強金具の支持板部は、天井下地材の垂直辺部の側面に当接させることが望ましい。支持板部と垂直辺部との間の空隙が少ないほど、地震の際に、垂直辺部を強固に支持できるためである。また、支持板部は、垂直辺部の広範囲にわたって近接させることが望ましい。垂直辺部に近接する範囲が広くなるほど、垂直辺部を強固に支持できるためである。また、支持板部は、垂直辺部の少なくとも下部に近接させることが望ましい。天井補強金具は、吊金具に一体的に固定されるため、吊金具が連結される係止隆部側よりも、設置縁部側で垂直辺部を支持する方が、垂直辺部の変形を適切に防止できるためである。
本発明の天井補強金具は、吊金具と天井下地材の連結部分に対して2つ取り付けて、各天井補強金具の支持板部を、天井下地材の垂直辺部を両側から挟み込むように配置することが望ましい。かかる構成とすれば、吊金具の下方で、天井下地材の垂直辺部を両側から支持できるため、地震時に吊金具との連結部分で天井下地材が変形するのを、より確実に防止できる。
本発明にあって、連繋板部は、吊金具が連結する前記天井下地材よりも高い部分に、ブレースの下端部を固定可能な平板状のブレース固定部を備えることが提案される。
かかる構成にあっては、本発明の天井補強金具が、ブレース固定用の金具を兼用するため、ブレースを取り付ける天井構造にあって、ブレースの下端部を固定するための専用金具を省略して、部品点数を削減可能となる。また、天井補強金具にブレースを固定することで、天井補強金具が天井構造により強固に固定されることとなるため、天井補強金具によって垂直辺部を一層強固に支持可能となる。
また、本発明の天井補強金具は、吊金具が天井下地材に連結する部分であって、かつ、該天井下地材に対して他の天井下地材が直角に連結される部分に取り付けられるものであり、連繋板部は、前記他の天井下地材の係止隆部に側方から外嵌する、上部嵌合部を備えることが提案される。
かかる構成にあっては、天井補強金具の上部嵌合部を、他の天井下地材の係止隆部と嵌合させることで、当該他の天井下地材に、天井補強金具の連繋板部を支持させることができるから、連繋板部から延出する支持板部によって、吊金具の連結する天井下地材の垂直辺部を一層強固に支持可能となる。
また、本発明の天井補強金具は、吊金具が天井下地材に連結する部分であって、かつ、該天井下地材に対して他の天井下地材が直角に連結される部分に取り付けられるものであり、連繋板部は、前記他の天井下地材の、係止隆部の下縁と設置縁部の上縁との間に内嵌する下部嵌合部を備えることが提案される。
かかる構成にあっては、天井補強金具の下部嵌合部を、他の天井下地材の、係止隆部の下縁と設置縁部の上縁との間に内嵌させることで、当該他の天井下地材に、天井補強金具の連繋板部を支持させることができるから、連繋板部から延出する支持板部によって、吊金具の連結する天井下地材の垂直辺部をより強固に支持可能となる。
また、本発明の別の態様は、上記天井補強金具であり、天井下地材の垂直辺部に支持板部を一側から近接させる第一の天井補強金具と、該垂直辺部に対して支持板部を、該第一の天井補強金具の支持板部の反対側から近接させる第二の天井補強金具とを備える天井補強金具ユニットであって、第一の天井補強金具と第二の天井補強金具は、夫々の支持板部を相互に離近移動可能となるよう連結されて、夫々の支持板部の間の間隙を、天井下地材の係止隆部の幅よりも広くする拡開状態と、係止隆部の幅よりも狭くする近接状態とに変換可能となっていることを特徴とする天井補強金具ユニットである。
本発明の天井補強金具ユニットでは、2つの天井補強金具が予め連結されているから、2つの天井補強金具を個別に取り付ける場合に比べて、取付作業を簡単に行うことができるという利点がある。なお、かかる天井補強金具ユニットは、拡開状態にすることで、天井下地材の係止隆部と干渉させることなく、各天井補強金具の支持板部を垂直辺部の両側に配置でき、かかる状態で近接状態に変換することで、各天井補強金具の支持板部を、垂直辺部の両側に近接させることができる。
また、上記天井補強金具ユニットにあって、第一の天井補強金具と第二の天井補強金具の固定板部には、吊金具に直接又は間接的にネジ止めするための固定用ネジ貫通孔が形成されており、前記近接状態では、第一の天井補強金具と第二の天井補強金具の固定板部が、固定用ネジ貫通孔を貫通方向に一致させるように重なり合うことが提案される。
かかる構成にあっては、2つの天井補強金具を、吊金具等に対して同時に螺着可能となる。また、各固定板部の固定用ネジ貫通孔を一致させた状態で螺着するため、螺着する際に、2つの天井補強金具の相対位置を、正確かつ容易に位置合わせ可能となる。
また、本発明の別の態様は、上部に形成される幅広な係止隆部と下部に形成される幅広な設置縁部とを、幅狭な垂直辺部で上下に連繋してなる断面形状を有する杆状の天井下地材を格子状に組み付けてなる天井枠体と、天井下地材の設置縁部に設置される天井板と、天井下地材の係止隆部に連結されて天井枠体を吊持する吊金具と、上記天井補強金具又は天井補強金具ユニットとを備える天井構造である。
以上に述べたように、本発明によれば、地震時に、吊金具との連結部において、天井下地材の垂直辺部が変形するのを好適に防止して、天井構造の耐震性を向上させることが可能となる。
天井補強金具を取り付ける天井構造の斜視図である。 吊金具6の正面図である。 吊金具6の側面図である。 吊金具6の平面図である。 天井下地材2a,2bの縦断面図である。 天井下地材2a,2bの連結構造を示す説明図である。 天井補強金具1aの斜視図である。 天井補強金具1a,1bの施工例を示す正面図である。 天井補強金具1a,1bの施工例を示す側面図である。 天井補強金具1a,1bの施工例を示す平面図である。 (a)は、別の天井補強金具1bの斜視図であり、(b)は、(a)の天井補強金具1bと図7の天井補強金具1aを組み合わせた状態の斜視図である。 天井補強金具1a,1bの別の施工例を示す正面図である。 天井補強金具1a,1bの別の施工例を示す正面図である。 天井補強金具1a,1bの別の施工例を示す正面図である。 実施例2の天井補強金具ユニット11の正面図であり、(a)は近接状態を、(b)は拡開状態を示す。 (a)は、別の天井補強金具1cの斜視図であり、(b)は、(a)の天井補強金具1cと図7の天井補強金具1aを組み合わせた状態の斜視図である。 (a)は、別の天井補強金具1dの斜視図であり、(b)は、(a)の天井補強金具1dと図16(a)の天井補強金具1cを組み合わせた状態の斜視図である。
本発明の天井補強金具の実施例を説明する前に、まず、実施例の天井補強金具を取り付ける天井構造について説明する。
図1は、本発明の天井補強金具を装着可能な天井構造の斜視図である。なお、図1は、後述する天井補強金具1a,1bを装着していない状態である。かかる天井構造は、複数本の天井下地材2a,2bを格子状に組み付けてなる天井枠体3と、該天井枠体3に設置される天井板4と、吊ボルト5の下端に連結されて、天井枠体3を吊持する吊金具6とを備えている。
吊ボルト5は、一般的な天井構造に用いられているものであり、上端部を天井スラブ7(図12参照)などに埋設されて下端部を天井近くに垂下させている。
吊金具6は、図2〜4に示すように、金属板を成形加工してなる正面視縦長矩形状の金属片である。詳述すると、吊金具6は、縦長矩形板状の主板部86の上端に吊ボルト接続用突片部88を形成するとともに、該主板部86の下端に天井下地材2aを挟持する挟持具87を配設してなるものである。吊ボルト接続用突片部88は、主板部86の上縁から水平方向に延成されてなるものであり、その中央には吊ボルト5を挿通する貫通孔91が形成される。挟持具87は、天井下地材2aの係止隆部21を挟持して連結するためのものである。この挟持具87は、ネジで離近可能に連結された一対の鉤状挟持片部89a,89bで構成されるものであり、鉤状挟持片部89a,89bの間に天井下地材2aの係止隆部21を挟んでネジで締め付けることにより、係止隆部21と密着係合するよう構成されたものである。なお、かかる挟持具87は、公知技術が好適に採用され得る。
また、吊金具6の上部であって、吊ボルト接続用突片部88の下方位置は、天井補強金具1aを固定する金具固定部90を構成している。この金具固定部90は、主板部86の上部に形成されるベース部92と、該ベース部92の両側縁から直交方向に延成される延出部93,93とからなり、平面視コ字状をなすように形成されて、その外側の三面に天井補強金具を螺着可能としている。
天井下地材2a,2bは、帯状鋼板を成形してなる長尺杆状部材であり、図1に示すように、格子状に組み付けられて天井枠体3を構成する。天井枠体3を構成する天井下地材2a,2bは、一定間隔で平行配置される第一下地材2aと、該第一下地材2aの側面に直角に連結して、隣り合う第一下地材2aの間に架設される第二下地材2bとに大別される。第一下地材2aと第二下地材2bとは、長さと連結構造は相違するものの、その断面形状は同じである。
図5に示すように、天井下地材2a(2b)の断面形状は、上下方向の薄幅な垂直辺部20と、該垂直辺部20の上端に形成される幅広な係止隆部21と、該垂直辺部20の下端に形成される幅広な設置縁部22とで構成され、中心線に対して左右対称となっている。天井下地材2a(2b)は、垂直辺部20と係止隆部21を形成する吊持杆23と、該吊持杆23に組み付けられて設置縁部22を形成する係止梁24との、二片の金属片によって構成される。
図6に示すように、第一下地材2aの垂直辺部20の側面には、第二下地材2bとT字状に連結するための連結部30aが設けられる。この連結部30aは、板面に沿った長手方向の嵌挿溝31と、嵌挿溝31の出口近傍で、垂直辺部20の板面を一面側に切起こしてなる係合突起33とを備えている。ここで、第一下地材2aの連結部30aは、垂直辺部20の表裏に対をなすように形成されており、これにより、第一下地材2aの表裏対称位置に第二下地材2bを十字状に連結し得るようになっている。
一方、図6に示すように、第二下地材2bの両端部には、第一下地材2aとT字状に連結するための連結部30bが配設される。この連結部30bは、平面視L字状に屈曲させた金属板片を、垂直辺部20の端部側面にかしめ部35を介して一体的に接合してなるものであり、垂直辺部20の端縁から直角状に突出する先端部の辺部を、第一下地材2aの連結部に挿入する連結挿入部36としている。連結挿入部36は、嵌挿溝31に挿入可能な形状をなし、その先端には、係合突起33と係合する係合溝孔37が形成される。
第一下地材2aと第二下地材2bとは、図6に示すように、第二下地材2bの連結挿入部36を第一下地材2aの嵌挿溝31に挿入して、係合突起33と係合溝孔37とを係合させることによってT字状に連結される。そして、垂直辺部20の表裏に第二下地材2bを連結することで、第一下地材2aに対して2本の第二下地材2bを十字状に連結できる。また、第二下地材2bの両端部の連結部30bを、隣り合う2本の第一下地材と連結させれば、第一下地材2aの間に第二下地材2bをH字状に架設できる。なお、この天井下地材2a,2bの形状及び製造法は、公知技術であるため詳細は省略する。
そして、本実施例の天井構造では、多数の天井下地材2a,2bを相互連結することで、図1に示すように、天井下地材2a,2bによって碁盤目状の天井枠体3を形成する。そして、図1,6に示すように、第一下地材2aと第二下地材2bが相互連結する部位で、吊金具6を第一下地材2aの係止隆部21に連結させることで、天井枠体3が吊ボルト5に吊持される。
矩形板状の天井板4は、図1に示すように、天井枠体3の開口部8に上方から嵌め込まれる。天井板4は、天井枠体3の開口部8の寸法よりも、一回り大きい矩形状をなしており、開口部8に嵌め込まれた状態で、図5に示すように、その端縁を天井下地材2a,2bの設置縁部22の上面によって支持される。この天井板4には、ロックウール板や金属パネルなど公知の天井板全般を使用できる。
なお、本実施例の天井構造では、天井板4以外にも、天井枠体3の開口部8に照明装置や空調装置などが設置され得る。また、天井下地材2a,2bには、設置縁部22の底部に開口する溝孔26(図5参照)に、パーティションの上端部が固定されることがあり得る。
図7は、上記天井構造に取り付ける実施例1の天井補強金具1aである。この天井補強金具1aは、厚さ約2mmの薄板状のスチール製鋼板(金属板)を折曲加工、又はプレス加工等されて成形されるものである。この天井補強金具1aの外形は、図7に示すように、吊金具6などに固定されることとなる固定板部41と、該固定板部41に連成されて天井下地材2a,2bの垂直辺部の高さまで垂下する連繋板部40と、該連繋板部40の下部側縁に形成される支持板部42とを備えている。
固定板部41は、連繋板部40の上部側縁から直角に延出する直交部44と、該直交部44の端部を90°に屈曲させた平行部45とからなる平面視L字状をなしている。平行部45には、固定用ネジ貫通孔46が形成されており、吊金具6の側面に該固定板部41を宛がって、固定用ネジ貫通孔46の部分でねじ止めすることで、天井補強金具1aは吊金具6に一体的に固定される。
連繋板部40は、正面視縦長矩形状をなしており、図8,9に示すように、吊ボルト5が連結する第一下地材2aの垂直辺部20と、板面を直交させるよう配置される。この連繋板部40は、垂直平板状のブレース固定部48と、ブレース固定部48の下縁に形成される断面略コ字状の上部嵌合部49と、上部嵌合部49の下縁に形成される垂直平板状の下部嵌合部51とを備えてなる。ブレース固定部48は、連繋板部40の上部から中央部は平板状をなしており、図8に示すように、天井下地材2a,2bより高い位置に配置される。このブレース固定部48には、後述するように、ブレース9(図12参照)の下端部を固定可能となっている。また、上部嵌合部49は、天井下地材2a,2bの係止隆部21に外嵌可能な形状をなしており、図8,9に示すように、天井下地材2a,2bの係止隆部21の高さに配置されて、第二下地材2bの係止隆部21に側方から外嵌し得るよう構成されている。また、この上部嵌合部49にはネジ貫通孔50が形成されており、必要に応じて、かかる部分で連繋板部40を第二下地材2bに螺着することで、天井構造の強度を高め得るよう構成される。また、下部嵌合部51は、図8,9に示すように、上部嵌合部49の下縁から垂下して、第二下地材2bの係止隆部21の下縁と設置縁部22の上縁との間に内嵌し得るよう構成される。
支持板部42は、図7に示すように、連繋板部40の下部嵌合部51の側縁を、下部嵌合部51の板面に沿って、水平方向に延出させてなるものであり、その先端には垂直方向の支持縁52が形成される。この支持板部42は、図8〜10に示すように、天井補強金具1aを吊金具6に固定した状態では、支持縁52下部嵌合部51から、吊金具6の連結する第一下地材2aの垂直辺部20方向に延出して、第一下地材2aの係止隆部21の直下方で、当該垂直辺部20に対して先端の支持縁52を直角に突き当てるように近接させる。
図8〜10は、上記天井構造に、実施例1の天井補強金具1aを取り付けた施工例を示すものである。かかる施工例では、吊金具6に対して2つの天井補強金具1a,1bが、一体的に固定される。2つの天井補強金具1a,1bのうち、一方は、図7に示した天井補強金具1aであり、他方の天井補強金具1bは、図11(a)に示すように、図7の天井補強金具1aと、略左右対称形状をなすものである。この天井補強金具1bの構成は、図7の天井補強金具1aと同様であるため、文中及び図中で共通符号を付して説明を省略する。そして、かかる施工例では、2つの天井補強金具1a,1bが、吊金具6が連結する第一下地材2aの垂直辺部20に対して、両側から支持板部42,42を近接させることで、当該垂直辺部20を両側から支持する。
具体的には、図8〜10に示すように、各天井補強金具1a,1bは、夫々の固定板部41の平行部45を重ね合わせた状態で、吊金具6の金具固定部90に螺着されて、吊金具6と一体化される。そして、かかる状態で、一方の天井補強金具1aは、吊金具6が連結する第一下地材2aの垂直辺部20に対して、吊金具6の直下方で、支持板部42を直交方向から突き当てるように近接させる。これに対して、他方の天井補強金具1bは、一方の天井補強金具1aの反対側から、当該垂直辺部20に対して、支持板部42を直交方向から突き当てるように近接させる。ここで、2つの天井補強金具1a,1bは、図11(b)に示すように、夫々の固定板部41の平行部45を重ね合わせた状態で、夫々の支持板部42が対向配置されるよう構成されており、かかる施工例では、吊金具6の直下方で、第一下地材2aの垂直辺部20が、2つの天井補強金具1a,1bの支持板部42,42によって挟持されることとなる。
このように、かかる施工例では、吊金具6と天井下地材2aの連結部分の直下で、天井補強金具1a,1bによって、吊金具6と連結する天井下地材2aの垂直辺部20が挟持されるため、地震時に、垂直辺部の当該部分に強い曲げモーメントが発生した場合でも、垂直辺部が変形しないよう、天井補強金具1a,1bで支持することが可能となる。すなわち、本実施例の天井補強金具1a,1bによれば、吊金具6と天井下地材2aの連結部分における天井下地材2aの変形を防ぎ、天井構造の耐震性を向上させることが可能となる。
ここで、かかる施工例にあっては、図8〜10に示すように、各天井補強金具1a,1bは、夫々の上部嵌合部49と下部嵌合部51を第二下地材2bに嵌合させることで、連繋板部40が第二下地材2bによって支持されているため、第一下地材2aの垂直辺部20を、連繋板部40から延出する支持板部42によって強固に支持できるという利点がある。
なお、上記施工例は、本実施例の天井補強金具1aの好ましい施工例の1つであるが、本実施例の天井補強金具1aは、その他の施工方法でも使用可能である。例えば、天井補強金具1aは、図12に示すように、吊金具6に固定された状態で、ブレース固定部48にブレース9の下端部を固定することができる。このように、本実施例の天井補強金具1aは、ブレース9を固定する金具として兼用すれば、ブレース9の下端部を固定するための専用金具が不要となり、部品点数を削減できる。また、天井補強金具1aにブレース9を固定することで、天井補強金具1aが天井構造に強固に固定されることとなるため、天井補強金具1aによって天井下地材2aの垂直辺部20をより強固に支持できるという利点がある。
また、図13は、天井補強金具1a,1bを吊金具6以外の金具に固定した施工例である。かかる施工例では、天井構造に吊ボルト5を支持する圧縮材10が取り付けられる。圧縮材は、断面コ字状をなす上下に長尺な金属材であり、吊ボルト5を囲むように配置されて、その上端部を吊ボルト5に固定され、その下端部を吊金具6に固定される。この圧縮材10の構造は公知であるため詳細な説明は省略する。そして、かかる施工例では、天井補強金具1a,1bは、吊金具6に直接固定されるのではなく、固定板部41を、圧縮材10の下端部にねじ止めされることによって、吊金具6に間接的に固定される。このように、本実施例の天井補強金具1aは、吊金具6に固定される圧縮材10などの金具に固定することによって、吊金具6に対して間接的に固定することもできる。
また、上記施工例では、吊金具6に対して2つの天井補強金具1a,1bをセットにして取り付けているが、本実施例の天井補強金具1aは、吊金具6に対して単独で使用することもできる。かかる場合は、第一下地材2aの垂直辺部20は、天井補強金具1aによって片側から支持されるだけとなるが、片側から支持するだけであっても一定の補強効果を得ることができる。
また、上記天井構造では、天井下地材2a,2bが相互連結する部位に吊金具6が取り付けられているが、本実施例の天井補強金具1aは、吊金具6が、天井下地材2a,2bの相互連結部位以外に取り付けられた場合でも好適に使用できる。
また、本実施例の天井補強金具1a,1bは、図14に示すように、支持板部42によって、第二下地材2bを側面から支持するように取り付けることも可能である。
また、本実施例の天井補強金具1aは、吊金具6が吊ボルト5の下端に連結される天井構造に限らず、吊金具が天井梁等に直接固定される天井構造にも使用できる。
本実施例は、2つの天井補強金具1a,1bを連結してユニット化した天井補強金具ユニットに関するものである。この天井補強金具ユニット11は、実施例1で示した2つの天井補強金具1a,1bを回動可能に連結してなるものであるため、実施例1と共通する構造については、文中及び図中で共通符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施例の天井補強金具ユニット11は、図15に示すように、上記実施例1の2つの天井補強金具1a,1bを、夫々の固定板部41,41で回動可能に連結してなるものである。具体的には、天井補強金具ユニット11では、2つの天井補強金具1a,1bが、夫々の固定板部41の平行部45,45を重ねて、かしめ部54でかしめることにより、かしめ部54を中心に相対回動可能に連結される。そして、天井補強金具ユニット11は、かしめ部54を中心に天井補強金具1a,1bを相対回動させることにより、夫々の支持板部42を接近させて、支持板部42の間に天井下地材2aの垂直辺部20よりわずかに大きな間隙を形成する近接状態(図15(a)参照)と、夫々の支持板部42を離間させて支持板部の間隔を、天井下地材2aの係止隆部21の幅よりも広くする拡開状態(図15(b)参照)とに変換可能となっている。
かかる天井補強金具ユニット11は、図15(b)に示すように、拡開状態にすることで、天井下地材2aの係止隆部21と干渉させることなく、天井補強金具1a,1bの各支持板部42,42を、垂直辺部20の高さに配置でき、かかる状態で、拡開状態から近接状態に変換すれば、天井補強金具1a,1bの各支持板部42,42を、垂直辺部20に近接させて、垂直辺部20を挟持できる。
ここで、各天井補強金具1a,1bに形成される固定用ネジ貫通孔46,46は、天井補強金具ユニット11の近接状態で、貫通方向に一致するよう構成されており、天井補強金具ユニット11は、図15(a)に示すように、天井下地材2aの垂直辺部20を支持板部42で挟持した近接状態で、重なり合った固定用ネジ貫通孔46に、タッピンねじを挿入して吊金具6に固定するよう構成される。
このように、かかる天井補強金具ユニット11は、2つの天井補強金具1a,1bを、天井下地材2aの垂直辺部20を挟持可能な状態で連結してなるものであるから、実施例1の施工例(図8〜10参照)ように、2つの天井補強金具1a,1bを個別に取り付ける場合に比べて、天井補強金具1a,1bを簡単に取り付けできるという利点がある。また、天井補強金具ユニット11は、近接状態で各天井補強金具1a,1bの固定用ネジ貫通孔46,46が重なり合うよう構成されているため、該固定用ネジ貫通孔46で、2つの天井補強金具1a,1bを同時に吊金具6に螺着でき、また、螺着する際に、2つの天井補強金具1a,1bの相対位置がずれにくいという利点がある。
本実施例の天井補強金具1cは、実施例1の天井補強金具1b(図11(a)参照)の固定板部41の形状を変更したものである。このため、以下の説明では、実施例1の天井補強金具1bと共通する構造については、文中及び図中で共通符号を付して詳細な説明を省略する。
図16(a)に示すように、本実施例の天井補強金具1cの固定板部41aは、平行部45の側縁から直角に延出する直角延出部47を備え、直交部44と、平行部45と、直交延出部47とからなる平面視略コ字状をなしている。そして、この天井補強金具1cは、図16(b)に示すように、その固定板部41aを、実施例1の天井補強金具1a(図7参照)の固定板部41に、略隙間なく外嵌し得るよう設計され、さらに、かかる外嵌状態で、夫々の支持板部42,42が、天井下地材2aの垂直辺部20を挟持可能な間隙を挟んで対向配置されるよう設計されている。すなわち、本実施例の天井補強金具1cは、実施例1の天井補強金具1a(図7参照)とセットで吊金具6に固定することで、吊金具6の下方で天井下地材2aの垂直辺部20を挟持し得るものである。
かかる天井補強金具1cは、実施例1の天井補強金具1aとセットで吊金具6に固定した時に、支持板部42,42が垂直辺部20を挟持する方向に、夫々の固定板部41,41aが係合することとなるため、支持板部42,42によって垂直辺部20を、より強固に支持可能となる。また、本実施例の天井補強金具1cと、実施例1の天井補強金具1aは、双方の固定板部41,41aを一体的に嵌合させた状態で吊金具6に固定できるため、2つの天井補強金具1a,1cを吊金具6に容易に固定できるという利点もある。
本実施例の天井補強金具1dは、実施例1の天井補強金具1a(図7参照)の固定板部41の形状を変更したものである。このため、以下の説明では、実施例1の天井補強金具1aと共通する構造については、文中及び図中で共通符号を付して詳細な説明を省略する。
図17(a)に示すように、本実施例の天井補強金具1dの固定板部41bは、平行部45の側縁から直角に延出する直角延出部47を備え、直交部44と、平行部45と、直交延出部47とからなる平面視略コ字状をなしている。すなわち、本実施例の天井補強金具1dは、実施例3の天井補強金具1c(図16(a)参照)と略左右対称形状をなしている。ここで、本実施例の天井補強金具1dの固定板部41bは、実施例3の天井補強金具1cの固定板部41aよりも一回り小さく設計されて、図17(b)に示すように、その固定板部41bを、実施例3の天井補強金具1cの固定板部41aに、略隙間なく内嵌させ得るよう構成され、さらに、かかる嵌合状態で、夫々の支持板部42,42が、天井下地材2aの垂直辺部20を挟持可能な間隙を挟んで対向配置されるよう設計されている。すなわち、本実施例の天井補強金具1dは、実施例3の天井補強金具1cとセットで吊金具6に固定することで、吊金具6の下方で天井下地材2aの垂直辺部20を挟持し得るものである。
本実施例の天井補強金具1dは、実施例1の天井補強金具1aと同様に、実施例3の天井補強金具1cとセットで吊金具6に固定した時に、双方の支持板部42,42によって垂直辺部20を、より強固に支持することができ、また、吊金具6に容易に固定できるという利点がある。
なお、本発明の天井補強金具及び天井補強金具ユニットは、上記実施例の形態に限らず本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。
1a,1b 天井補強金具
2a 第一下地材(天井下地材)
2b 第二下地材(天井下地材)
3 天井枠体
4 天井板
5 吊ボルト
6 吊金具
9 ブレース
11 天井補強金具ユニット
20 垂直辺部
21 係止隆部
22 設置縁部
30a,30b 連結部
31 嵌挿溝
40 連繋板部
41,41a,41b 固定板部
42 支持板部
44 直交部
45 平行部
46 固定用ネジ貫通孔
47 直交延出部
48 ブレース固定部
49 上部嵌合部
50 ネジ貫通孔
51 下部嵌合部
52 支持縁
54 かしめ部
60 タッピンねじ

Claims (2)

  1. 上部に形成される幅広な係止隆部と下部に形成される幅広な設置縁部とを、幅狭な垂直辺部で上下に連繋してなる断面形状を有する杆状の天井下地材を格子状に組み付けて天井枠体を構成し、さらに、天井下地材の設置縁部に天井板を設置するとともに、天井下地材の係止隆部に天井枠体を吊持するための吊金具を連結してなる天井構造に取り付けられる天井補強金具ユニットにおいて、
    吊金具と天井下地材の連結部分の上方で、直接又は間接的に該吊金具と一体的に固定される固定板部と、
    該固定板部から当該天井下地材の垂直辺部の高さに延出する連繋板部と、
    当該天井下地材の垂直辺部の高さで、該連繋板部から当該天井下地材の垂直辺部方向に延出して、当該天井下地材の係止隆部の直下方で、垂直辺部の側面に近接する支持板部とを具備する天井補強金具であり、
    天井下地材の垂直辺部に支持板部を一側から近接させる第一の天井補強金具と、該垂直辺部に対して支持板部を、該第一の天井補強金具の支持板部の反対側から近接させる第二の天井補強金具とを備え、
    第一の天井補強金具と第二の天井補強金具は、夫々の支持板部を相互に離近移動可能となるよう連結されて、夫々の支持板部の間の間隙を、天井下地材の係止隆部の幅よりも広くする拡開状態と、係止隆部の幅よりも狭くする近接状態とに変換可能となっていることを特徴とする天井補強金具ユニット。
  2. 第一の天井補強金具と第二の天井補強金具の固定板部には、吊金具に直接又は間接的にネジ止めするための固定用ネジ貫通孔が形成されており、
    前記近接状態では、第一の天井補強金具と第二の天井補強金具の固定板部が、固定用ネジ貫通孔を貫通方向に一致させるように重なり合うことを特徴とする請求項1に記載の天井補強金具ユニット。
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