JP2008255617A - 電磁シールドルーム - Google Patents

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Naotaka Obayashi
直高 大林
Takeshi Saito
健 斉藤
Takehiko Nabeshima
健彦 鍋島
Ikuro Suematsu
郁朗 末松
Shoji Takeda
彰治 武田
Jun Gotoda
純 後藤田
Koji Uno
浩司 夘野
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Abstract

【課題】施工現場でのシールドパネルの組み付け作業に要する労力を軽減できるようにする。
【解決手段】シールドフレーム材は、アルミニウム製であり、シールドパネル22は、アルミニウム製である。シールドフレーム材として、天井部と壁部との接合位置に配置される上フレーム材24と、壁部の下端部に配置される下フレーム材25と、上フレーム材24及び下フレーム材25を接合する縦フレーム材26と、上フレーム材24間に架設される天井フレーム材27との4種類のフレーム材が設けられている。これらフレーム材24,25,26,27は、何れも押出し成形されたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁シールドルームに関するものである。
従来、下記特許文献1に開示されているように、MRI室等の電磁シールドルームが知られている。この特許文献に開示されている電磁シールドルームは、天井部及び壁部に多数のシールドパネルが配設される構成である。具体的に、図15に示すように、シールドパネル91は、矩形状の周縁部の各辺が折り曲げられて、この折り曲げられた部位が接合リブ92として形成されている。そして、隣接するシールドパネル91の接合リブ92同士をボルト93で締結し、この接合リブ92にカバー部材94を固定するようにしている。このようにして多数のシールドパネル91が連結されて天井部及び壁部に配設されている。このシールドパネル91は、例えば亜鉛メッキ鋼板、ステンレス鋼板によって構成されている。
特開平2−104115号公報
前記特許文献1に開示された電磁シールドルームでは、鋼板製のシールドパネル91が用いられており、しかも、シールドパネル91の周縁部を折り曲げて接合リブ92を形成するとともにカバー部材94を被せることにより、この接合リブ92にフレーム材としての機能を持たせているため、フレーム材を含むシールドパネル91は重量物となっている。このため、施工現場での取り扱い作業が煩雑で、シールドパネルを組み付ける作業に多大な労力を要するという問題がある。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、施工現場でのシールドパネルの組み付け作業に要する労力を軽減できるようにすることにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、シールドフレーム材が組み合わせた構成の枠体が、天井部及び壁部に沿って多数配設され、前記枠体を塞ぐようにシールドパネルが配設されている電磁シールドルームであって、前記シールドフレーム材は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製であり、前記シールドパネルは、アルミニウム製又はアルミニウム合金製である電磁シールドルームである。
本発明では、鋼性のフレーム材及びパネル材を使用する場合に比べて、シールドフレーム材及びシールドパネルの重量が低減されるため、電磁シールドルーム全体の軽量化を図ることができるとともに、シールドフレーム材を枠体状に組み合わせる作業や、この枠体にシールドパネルを組み付ける作業における作業者の負担を軽減することができる。またシールドフレーム材及びシールドパネルの加工が容易なため、汎用性を持たせた形状で生産されたフレーム材等を現場寸法に応じて切断等の加工を施すことができる。このため、フレーム材及びパネルの量産化も可能となる。
前記電磁シールドルームにおいて、前記シールドフレーム材として、前記天井部と前記壁部との接合位置に配置される上フレーム材と、前記壁部の下端部に配置される下フレーム材と、前記上フレーム材及び前記下フレーム材を接合する縦フレーム材と、前記上フレーム材間に架設される天井フレーム材との4種類のフレーム材が設けられていてもよい。
この電磁シールドルームにおいて、前記シールドフレーム材は、押出し成形されたものであるのが好ましい。
この態様では、シールドフレーム部材の量産化に有利となる。
この態様において、前記縦フレーム材及び前記天井フレーム材は、ともに押出し成形されたものである場合において押出し方向に垂直な断面が互いに同じ形状であるのが好ましい。
この態様では、縦フレーム材と天井フレーム材を同じフレーム材から切り出して使用することが可能となる。
前記電磁シールドルームにおいて、前記上フレーム材及び前記下フレーム材は、長手方向に延びる取付け溝をそれぞれ備え、前記縦フレーム材は、前記上フレーム材の取付け溝に挿入可能なガイド体を有するジョイントプレートを介して前記上フレーム材に固定されるとともに、前記下フレーム材の取付け溝に挿入可能なガイド体を有するジョイントプレートを介して前記下フレーム材に固定されているのが好ましい。
この態様では、縦フレーム材を所定の位置に取付け易くなるとともに、縦フレームの支持剛性を向上することができる。
前記電磁シールドルームにおいて、前記天井フレーム材及び前記上フレーム材が、天井の躯体に吊り下げられた構成の場合には、前記下フレーム材と建物の躯体との結合部には、非導電性のボルトが用いられているのが好ましい。
この態様では、建物自体で受けた電波が床面から下フレーム材等を介して電磁シールドルーム内に漏れるのを回避することができる。
前記電磁シールドルームにおいて、天井部、壁部及び床面の少なくとも1つに、磁界をシールドするための磁性部材が配設されていてもよい。
この態様では、電磁波を効果的にシールドすることができる。また、磁界の発生源の近くのみに磁性部材を配設することも可能であり、この場合でもシールドの必要な電磁波の漏洩を防止することができる。
この態様において、前記磁性部材を保持する保持金具が設けられ、前記シールドフレーム材は、その長手方向に取付け溝が設けられ、前記保持金具は、前記取付け溝に保持された締結具に支持されているのが好ましい。
この態様では、シールドフレーム材の長手方向の任意の位置に保持金具を配設することができる。
以上説明したように、本発明によれば、施工現場でのシールドパネルの組み付け作業に要する労力を軽減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明にかかる電磁シールドルームの一実施形態を示している。同図に示すように、本実施形態にかかる電磁シールドルーム10は、天井部、壁部及び床部を備えた略直方体形状の箱型に形成されるものである。この電磁シールドルーム10は、建物内に構築されるものである。
壁部は内装壁13と外装壁14とを有し、また、天井部は内天井15(図8参照)と外天井(図示省略)とを有している。なお、図1は、天井部、壁部及び床部の一部を破断した状態で示している。
電磁シールドルーム10は、電磁シールド層17を有しており、この電磁シールド層17は、内装壁13と外装壁14との間に設けられたシールド層壁部18と、内天井15と外天井との間に設けられたシールド層天井部19と、床部に配設されるシールド層床部20(図5参照)とを備えている。
壁部の1つにはドア21が設けられている。このドア21はステンレス製のドアである。なお、ドア21は、導通性のある材質であれば、ステンレス製に限られるものではない。
シールド層壁部18とシールド層天井部19は、それぞれ多数のシールドフレーム材24,25,26,27とシールドパネル22とを備えている。
シールドフレーム材として、シールド層天井部19とシールド層壁部18との接合位置に配置される上フレーム材24と、シールド層壁部18の下端部に配置される下フレーム材25と、上フレーム材24及び下フレーム材25を接合する縦フレーム材26と、上フレーム材24間に架設される天井フレーム材27との4種類のフレーム材が設けられている。下フレーム材25は、シールド層壁部18とシールド層床部20との接合位置に配置される。
上フレーム材24、下フレーム材25及び天井フレーム材27は、水平方向に延びるように配設され、縦フレーム材26は垂直方向に延びるように配設されている。そして、上フレーム材24及び下フレーム材25間で、多数の縦フレーム材26が間隔をおいて平行に配設されることにより、シールド層壁部18には、矩形状の多数の枠体が形成されている。また、矩形状に上フレーム材24が組み合わされるとともに、平行な一対の上フレーム材24間に天井フレーム材27が架設されることにより、シールド層天井部19には、矩形状の多数の枠体が形成されている。シールドパネル22は多数設けられており、各枠体がそれぞれシールドパネル22によって塞がれている。シールドパネル22とシールドフレーム材24,25,26,27との接合の詳細については後述する。
上フレーム材24及び天井フレーム材27は、建物の天井の躯体に吊り下げられている。具体的には、天井の躯体には図略の吊り部材が吊り下げられていて、図2に示すように、この吊り部材に図略のターンバックル等を介して締結ボルト30が結合されている。上フレーム材24及び天井フレーム材27は、それぞれ長手方向に取付け溝24e,27b(図3(a)、図3(c)参照)が設けられており、この取付け溝24e,27bには、締結ボルト30の頭部がスライド可能で且つ抜け止めされた状態で挿入されている。これにより、上フレーム材24及び天井フレーム材27が建物の天井に吊り下げられた状態となっている。そして、上フレーム材24は縦フレーム材26及び下フレーム材25の荷重を受けている。取付け溝の詳細については後述する。
シールドフレーム材24,25,26,27及びシールドパネル22は、それぞれアルミニウム合金製である。また、シールドフレーム材24,25,26,27は押出し成形されたものである。アルミニウム合金としては、例えばJIS5000系、JIS6000系、JIS1000系を例示することができる。なお、シールドフレーム材24,25,26,27及びシールドパネル22を純アルミニウム製としてもよい。
上フレーム材24及び下フレーム材25は、それぞれ図3(a)又は図3(b)に示す断面形状を有する。これらの断面は押出し方向に垂直な方向の断面である。上フレーム材24及び下フレーム材25は、これらの図の左側が室外側を向くように配設される。
上フレーム材24は、断面L字状のフレーム本体24aを有しており、このフレーム本体24aには、取付け溝24b〜24eを構成する溝形成部が一体的に形成されている。溝形成部は4つ設けられており、各溝形成部は上フレーム材24の長手方向に沿って形成されている。したがって取付け溝24b〜24eも上フレーム材24の長手方向に延びるように形成されている。取付け溝24b〜24eは、ボルトの頭部又はナットを抜け止めされた状態で且つスライド可能に保持する。第1取付け溝24b及び第2取付け溝24cは、シールド層壁部18を構成するシールドパネル22を固定するために用いられる。第1取り付け溝24bは室外側に開口している。第3取付け溝24dは、シールド層天井部19を構成するシールドパネル22を固定するために用いられる。第4取付け溝24eは、上面が開口するように形成されるものであり、前記吊り部材に結合される締結ボルト30を保持するために用いられる。
下フレーム材25は、平板状のフレーム本体25aを有しており、この下フレーム材25はフレーム本体25aが水平になる姿勢で使用される。フレーム本体25aには、取付け溝25b,25cを構成する溝形成部が一体的に形成されている。溝形成部は2つ設けられており、各溝形成部は下フレーム材25の長手方向に沿って形成されている。取付け溝25b,25cは、ボルトの頭部又はナットを抜け止めされた状態で且つスライド可能に保持する。第1取付け溝25b及び第2取付け溝25cは、ともにシールド層壁部18を構成するシールドパネル22を固定するために用いられるが、第1取付け溝25bは横向きに開口し、第2取付け溝25cは上向きに開口している。
縦フレーム材26と天井フレーム材27は、図3(c)に示すように、互いに同じ断面形状を有している。これらの断面は押出し方向に垂直な断面である。すなわち、本実施形態では、縦フレーム材26として使用できるフレーム材と天井フレーム材27として使用できるフレーム材とが共通化されている。
縦フレーム材26(天井フレーム材27)は、フレーム材26(27)の長さ方向に延びる平板状のフレーム本体26a(27a)を有している。フレーム本体26a(27a)の幅方向両側には、取付け溝26b,26c(27b,27c)を構成する溝形成部が一体的に形成されている。すなわち溝形成部は2つ設けられている。溝形成部によって構成される取付け溝26b,26c(27b,27c)は、フレーム材26(27)の長手方向に沿って形成されており、取付け溝26b,26c(27b,27c)は、ボルトの頭部又はナットを抜け止めされた状態で且つスライド可能に保持する。これらフレーム材26(27)は、第1取付け溝26b(27b)が室外側に開口し、第2取付け溝26c(27c)が室内側に開口するように配設されて使用される。すなわち、第1取付け溝26b(27b)と第2取付け溝26c(27c)とは反対向きに開口している。
縦フレーム材26(天井フレーム材27)には、L字状の固定ブラケット32(図4参照)を保持するための保持部26d(27d)がフレーム本体26a(27a)に一体的に形成されている。
図4は、下フレーム材25と縦フレーム材26の組み付け前の状態を示し、図5は施工後の状態を示している。下フレーム材25は、建物の基礎体上に矩形の各辺を構成するように配置され、シールド層壁部18の下端部を構成している。縦フレーム材26は、保持部26dに固定ブラケット32が保持された状態で、下フレーム材25上に配置されている。
下フレーム材25と縦フレーム材26とは、固定ブラケット32及びジョイントプレート34を介して互いに結合されている。すなわち、下フレーム材25の第2取付け溝25cに頭部が挿入されたボルト35が固定ブラケット32に締結されている。また、下フレーム材25の第1取付け溝25bに頭部が挿入されたボルト36がジョイントプレート34のボルト孔34d(図6参照)に挿通されて締結されるとともに、縦フレーム材26の第1取付け溝26bに頭部が挿入されたボルト37(図5参照)がジョイントプレート34のボルト孔34eに挿通されて締結されている。これらにより、縦フレーム材26と下フレーム材25とが互いに結合されている。
下フレーム材25のフレーム本体25aには、ボルト挿通孔が形成されている。図5に示すように、このボルト挿通孔には、非導電性であるポリカーボネートで構成されたボルト38が挿通されている。このポリカーボネートボルト38は、ブラケット39に締結されている。このブラケット39は、コンクリート躯体との間に図略の絶縁シートを介装した状態でコンクリート躯体に結合されている。また、下フレーム材25のフレーム本体25aとブラケット39との間には絶縁プレート40が介装されている。
下フレーム材25のフレーム本体25aには、下方に延出された一対の脚部25dが一体的に形成されている。そして、脚部25dはコンクリート躯体42上に敷設された前記絶縁シートに接地している。一方の脚部25dには、シールドシート(又はシールドプレート)からなるシールド層床部20が結合されている。シールド層床部20は、電磁シールドルーム10の床部を構成する床板43内を通って対向する下フレーム材25に結合されている。
図6に示すように、ジョイントプレート34は、矩形状の平板からなるプレート本体34aと、このプレート本体34aに設けられたガイド体34b,34cとを有する。プレート本体34aには、ボルト孔34d,34eが形成されている。ジョイントプレート24が上フレーム材24と縦フレーム材26とを固定するために用いられる場合には、ボルト孔34dは、上フレーム材24の第1取付け溝24bに保持されたボルトが挿通され、ボルト孔34eは、縦フレーム材26の第1取付け溝26bに保持されたボルトが挿通される。
ガイド体34b,34cは、プレート本体34aの一方の面に突出するように形成された突起状のものである。ガイド体34b及びガイド体34cは、それぞれ直方体形状に形成されているが、これらは長手方向が互いに直交する向きに配設されている。ガイド体34bは、ボルト孔34dとボルト孔34eとの間に配置され、その幅は、フレーム材(例えば縦フレーム材26)の取付け溝(例えば第1取付け溝26b)に挿入可能な大きさとなっている。すなわち、ガイド体34bは、ボルト孔34eに挿通されるボルトを保持する取付け溝に挿入される。一方、ガイド体34cは、ボルト孔34dの両側に配置されており、この各ガイド体34cの幅は、フレーム材(例えば上フレーム材24)の取付け溝(例えば第1取付け溝24b)に挿入可能な大きさとなっている。すなわち、ガイド体34cは、ボルト孔34dに挿入されるボルトを保持する取付け溝に挿入される。
シールドパネル22は、図4に示すように、矩形状のパネル本体部22aと、このパネル本体部22aの縁部に設けられた折れ曲がり部22bとを備えている。折れ曲がり部22bは、シールドパネル22の縁部を所定の幅で略直角に折り曲げたものであり、パネル本体部22aと一体的に形成されている。折れ曲がり部22bは、パネル本体部22aの各辺に設けられている。なお、シールド層天井部19の一部を構成するシールドパネル22のように小さなシールドパネル22については、折れ曲がり部22bが形成されていない平板状のパネルとしてもよい。
シールドパネル22としては、パネル本体部22aが折れ曲がっていない平板状の平板パネルと、パネル本体部22aが2つに折り曲げられているコーナーパネルとの2種類のシールドパネル22が用いられている。平板パネルは、下フレーム材25、縦フレーム材26、上フレーム材24及び天井フレーム材27をこの順に組んだ後に取り付けられる。コーナーパネルは、下フレーム材25に縦フレーム材26を組み付ける際に取り付けられる。このように縦フレーム材26を組み付けるときにコーナーパネルを組み付けることで、枠体の揺れ、捩れを抑制することができる。
シールド層壁部18を構成するシールドパネル22は、上フレーム材24、隣り合う一対の縦フレーム材26及び下フレーム材25によって構成される枠体を塞ぐように配設されている。以下具体的に説明するが、その前に、図3(a)〜(c)に戻って縦フレーム材26等の構成について説明しておく。
縦フレーム材26には、第1取付け溝26bを構成する溝形成部の両側に一体的に形成された一対の翼部45が設けられている。この翼部45は、溝形成部から延出された基側部45aと、この基側部45aと平行に形成された先側部45bと、基側部45a及び先側部45bを接続する接続部45cとを備えている。基側部45a及び先側部45bはともにフレーム本体26aと直交する向きとなっている。そして、先側部45bと溝形成部との間には所定幅の間隙が形成されている。この間隙は、シールドパネル22の折れ曲がり部22bを受け入れるための間隙(受入れ間隙)45dである。
上フレーム材24には、縦フレーム材26と同様の翼部45が設けられている(図3(a))。上フレーム材24の翼部45は、第1取付け溝24bの下側に1つ設けられるとともに、第4取付け溝24eの片側に1つ設けられている。また、下フレーム材25にも同様の翼部45が設けられている(図3(b))。下フレーム材25の翼部45は、第1取付け溝25bの上側に1つ設けられている。
次に、図7を参照しつつ、縦フレーム材26及び上フレーム材24とシールドパネル22との結合関係について説明する。なお、図7は、結合関係を分かり易くするために、便宜的に縦フレーム材26及び上フレーム材24を破断させた状態で示している。
図7では省略しているが、縦フレーム材26と上フレーム材24とは、固定ブラケット32及びジョイントプレート34によって互いに固定されている。この状態で縦フレーム材26の翼部45は、基側部45aが室外側となり、先側部45bが室内側となっている。同様に上フレーム材24の翼部45も、基側部45aが室外側となり、先側部45bが室内側となっている。そして、縦フレーム材26では、受入れ間隙45dが上下方向に延び、上フレーム材24では、受入れ間隙45dが水平方向に延びている。
シールドパネル22の側辺に形成された折れ曲がり部22bは縦フレーム材26の受入れ間隙45dに室内側から挿入されており、またシールドパネル22の上辺に形成された折れ曲がり部22bは上フレーム材24の受入れ間隙45dに室内側から挿入されている。そして、室外側を向いているパネル本体部22aの外面のうち、周囲の所定範囲の部分が翼部45の先側部45bに接触している。すなわち、パネル本体部22aの側辺に沿って上下に延びる部分が縦フレーム材26の先側部45bに接触し、パネル本体部22aの上辺に沿って水平に延びる部分が上フレーム材24の先側部45bに接触している。また、図示していないが、パネル本体部22aの下辺に沿って水平に延びる部分が下フレーム材25の先側部45bに接触している。
図8〜図10に示すように、上フレーム材24とシールドパネル22との接触は、パネル本体部22aの隅角部が上フレーム材24に対してビス止めされることと、パネル押え部材50によってパネル本体部22aが上フレーム材24に押し付けられていることによる。すなわち、翼部45の先側部45bには、パネル本体部22aの隅角部に相当する位置にねじ孔45e(図9参照)が形成される一方、パネル本体部22aの隅角部にビス52の挿通孔22c(図9,10参照)が形成されている。そしてパネル本体部22aの挿通孔22cに挿通されたビス52が翼部45のねじ孔45eに螺合されることで、上フレーム材24とシールドパネル22とが締結されている。ただし、このビス止めだけでは、シールドパネル22と上フレーム材24との間に部分的に隙間ができてしまう。そこで、パネル押え部材50は、上フレーム材24とシールドパネル22とを隙間なく密着させるために用いられている。
パネル押え部材50は、1つのシールドパネル22の各辺ごとに設けられる。このため、矩形状のパネル本体部22aを有する1つのシールドパネル22に対して4つのパネル押え部材50が使用されている。各パネル押え部材50は、シールドパネル22の各辺に沿って延びるように配設されている。言い換えると、シールドパネル22の1つの辺は、1つのパネル押え部材50によって押え付けられている。
パネル押え部材50は、シールドパネル22の材質よりも高強度の材質によって構成されている。例えば、パネル押え部材50は非磁性材のステンレス鋼によって構成されている。このパネル押え部材50は、横部50aと縦部50bとを有して断面L字状に形成され、横部50aにはボルト挿通孔50cが形成されている。そして、例えばパネル本体部22aの上端部を押え付けるために用いられるパネル押え部材50では、水平配置されるとともに、図9に示すように、横部50aが水平になるとともに縦部50bが横部50aから下向きになる姿勢で配置される。この状態で上フレーム材24の締結具保持部としての第2取付け溝24cに保持されたボルト53が横部50aのボルト挿通孔50cに挿通されて、このボルト53にナット54を螺合させることにより、縦フレーム材26の固定ブラケット32とパネル押え部材50とが共締めされる。
パネル押え部材50は、シールドフレーム材24,25,26,27に締結されていない自然状態のときに、横部50aと縦部50bとのなす角度が90度よりも大きくなっている。これにより、横部50aをボルト53で締め付けるのに伴って、縦部50bがパネル本体部22aを押え付けるように付勢されるようになっている。したがって、パネル押え部材50を長さ方向の多数箇所でボルト締結をしなくても、パネル押え部材50の長さ全体に亘って縦部50bによる押付力をほぼ均一に得ることができる。これにより、シールドパネル22のパネル本体部22aと、縦フレーム材26の翼部45における先側部45bとが密着する。この先側部45bにおける室内側の面は、縦フレーム材26の長手方向に沿って延び、パネル押え部材50によってシールドパネル22が押え付けられる受け面45fとなっている。上フレーム材24、下フレーム材25及び天井フレーム材27についても、翼部45の先側部45bにおける室内側の面が同様に受け面45fとなっている。
パネル本体部22aのビス止め箇所は、パネル押え部材50と干渉しない場所となっている。例えば、パネル本体部22aの上端におけるビス止め箇所は、水平方向に配置されるパネル押え部材50の側方、すなわち長手方向の外側となっている。
シールド層壁部18を構成するシールドパネル22と上フレーム材24とを密着させる構成について説明したが、上フレーム材24とシールド層天井部19を構成するシールドパネル22とを密着させる構成についても前記とほぼ同様である。ただし、図8に示すように、パネル押え部材50は、ボルト挿通孔50cが形成された横部50aが垂直になるとともに、縦部50bが横部50aの上端部分から水平に突出する姿勢で配設される。このパネル押え部材50を固定するためのボルトは、上フレーム材24の締結具保持部としての第3取付け溝24dに保持される。
また、同図に示すように、シールド層天井部19を構成するシールドパネル22と天井フレーム材27とを密着させるパネル押え部材50も、ボルト挿通孔が形成された横部50aが垂直になるとともに、縦部50bが横部50aの上端部分から水平に突出する姿勢で配設される。このパネル押え部材50を固定するためのボルトは、天井フレーム材27のフレーム本体27aに形成されたボルト挿通孔に挿通されて保持される。すなわち、天井フレーム材27の保持部27dは、パネル押え部材50を固定するためのボルトを保持する締結具保持部としての機能も有する。
また、シールド層壁部18を構成するシールドパネル22と下フレーム材25とを密着させる密着させるパネル押え部材50は、図5に示すように、水平方向に配設されるとともに、横部50aが水平になるとともに、縦部50bが横部50aから上向きになる姿勢で配設される。そして、このパネル押え部材50を固定するためのボルトは、下フレーム材25の締結具保持部としての第2取付け溝25cに保持される。
また、シールド層壁部18を構成するシールドパネル22と縦フレーム材26とを密着させる密着させるパネル押え部材50は、縦フレーム材26等を上から見た図11に示すように、垂直配置とされ、このパネル押え部材50を固定するためのボルトは、縦フレーム材26のフレーム本体26aに形成されたボルト挿通孔に挿通されて保持される。すなわち、縦フレーム材26の保持部26dは、パネル押え部材50を固定するためのボルトを保持する締結具保持部としての機能も有する。
前述したように、シールド層壁部18の室内側には、内装壁13が設けられている(図1参照)。この内装壁13は、図5、図8、図11にも示すように、格子状に組み付けられた木軸13aと、この木軸13aに結合された化粧板13bとを備えている。なお図示省略しているが、木軸13aによって構成される格子の内側には断熱材が配設されている。
図5に示すように、水平に配設された一部の木軸13aは、アングル材55によって縦フレーム材26に結合されている。アングル材55にはビス孔が形成されていて、このビス孔に挿通されたビス56は、縦フレーム材26の第2取付け溝26cに装着されたビス固定部材57(図11参照)に締結されている。
また、内天井15を構成する一部の木軸13aは、図8に示すように、アングル材59及び吊り部材60を介して天井フレーム材27に結合されている。換言すれば、内天井15はシールド層天井部19に吊り下げられている。図8は、天井フレーム材27に結合された吊り部材60と、この吊り部材60に結合されたアングル材59と、このアングル材59に結合された木軸13aとを示している。吊り部材60は、天井フレーム材27の第2取付け溝27cに保持されている。なお、天井フレーム材27の第1取付け溝27bには、天井の躯体から吊り下げられた図外の吊り部材が結合される締結ボルト30が保持可能となっている。
また、図11に示すように、内天井15を構成する一部の木軸13aは、アングル材61及びパネルフレーム62を介してシールドパネル22に結合されている。パネルフレーム62は、一端部にビス孔を有するとともに他端部にボルト孔を有する。そして、パネルフレーム62は、ビス孔に挿通されたビスによってアングル材61に結合され、ボルト孔に挿通されたボルトによってシールドパネル22のパネル本体部22aに結合される。このように木軸13aとシールドパネル22とを互いに結合することにより、シールドパネル22及び木軸13aのたわみを抑制することができる。このため内装仕上げを容易に施工することもできる。
以上説明したように、本実施形態1によれば、鋼性のフレーム材及びパネル材を使用する場合に比べて、シールドフレーム材24,25,26,27及びシールドパネル22の重量が低減されるため、電磁シールドルーム10全体の軽量化を図ることができるとともに、シールドフレーム材24,25,26,27を枠体状に組み合わせる作業や、この枠体にシールドパネル22を組み付ける作業における作業者の負担を軽減することができる。またシールドフレーム材24,25,26,27及びシールドパネル22の加工が容易なため、汎用性を持たせ形状で生産されたフレーム材等を現場寸法に応じて切断等の加工を施すことができる。このため、シールドフレーム材24,25,26,27及びシールドパネル22の量産化も可能となる。
しかも本実施形態1では、上フレーム材24、下フレーム材25、縦フレーム材26及び天井フレーム材27の何れもが押出し成形された型材によって構成されているので、シールドフレーム材24,25,26,27の量産化に寄与する。さらに、シールドフレーム材24,25,26,27にシールドパネル22の保持機能、ジョイントプレート34の保持機能等の種々の機能を持たせるために断面形状が複雑になったとしても、その量産性が阻害されることはない。
さらに本実施形態1では、縦フレーム材26と天井フレーム材27とが押出し方向に垂直な断面が互いに同じ形状に形成されているので、縦フレーム材26と天井フレーム材27を同じフレーム材から切り出して使用することができる。
また、本実施形態1では、取付け溝に挿入されるガイド体を有するジョイントプレート34を介して縦フレーム材26と上フレーム材24及び下フレーム材25とが互いに結合されるので、縦フレーム材26を所定の位置に取付け易くなるとともに、縦フレーム26の支持剛性を向上することができる。
また、本実施形態1では、下フレーム材25と建物の躯体との結合部に非導電性であるポリカーボネートのボルト38が用いられているので、建物自体で受けた電波が床面から下フレーム材25等を介して電磁シールドルーム10内に漏れるのを回避することができる。
(実施形態2)
図12及び図13は本発明の第2実施形態に係る電磁シールドルーム10のうち、壁部と床部を部分的に示している。この電磁シールドルーム10が第1実施形態と異なる点は、高周波磁界をシールドするための磁性部材65,66が配設されている点である。以下具体的に説明するが、ここでは実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この第2実施形態に係る電磁シールドルーム10では、電磁シールド層17のシールド層壁部18に垂直方向に延びる第1磁性部材65と、水平方向に延びる第2磁性部材66とが配設されている。また、電磁シールド層17のシールド層天井部19には、図示省略しているが第3磁性部材と第4磁性部材とが配設されている。第1〜第4磁性部材65,66は何れも細長い板材によって構成され、これらは間隔をおいて多数配列されている。この間隔は等間隔に限られず、用途、環境に応じて適宜調整すればよい。
第3磁性部材と第4磁性部材とは、互いに直交する方向に配設されるとともに、それぞれ両端部においてシールド層壁部18の第1磁性部材65と接合されている。また、第1磁性部材65の下端部はシールド層床部20に接合されている。これにより、壁面及び天井に磁力線の通り道を確保でき、電磁波のシールドを効果的に行うことができる。
第2磁性部材66の保持金具(第2保持金具)70は、縦フレーム材26に固定可能に構成されている。この第2保持金具70は、縦フレーム材26との間で第2磁性部材66を保持する保持部70aと、この保持部70aの両端部につながり、縦フレーム材26に締結するための締結部70bとを有する。締結部70bは、挿通孔を有し、この挿通孔に挿通されたボルト73によって縦フレーム材26の第2取付け溝26cに締結されている。第2取付け溝26cは縦フレーム材26の長手方向の全体に亘って形成されているため、第2保持金具70を縦フレーム材26の長手方向の任意の位置に配置することが可能となっている。このため、水平方向の第2磁性部材66を所望の高さ位置に設定することができるとともに、隣り合う第2磁性部材66同士の間隔を所望のシールド性能が発揮されるように設定することが可能である。なお、第2取付け溝26cが室内側に開口しているので、第2保持金具70の取り付け作業は室内側から行うことになる。
第2保持金具70と第1磁性部材65の保持金具(第1保持金具)72とは、互いに結合可能に構成されている。すなわち、第1保持金具72は、第2保持金具70との間で第1磁性部材65を保持する保持部72aと、この保持部72aの両端部につながり、第2保持金具70に締結するための締結部72bとを有する。一方、第2保持金具70の保持部70aには段付き孔が形成されており、この段付き孔に挿入されたビス70cを第1保持金具72の締結部72bに締結することにより、第1保持金具72と第2保持金具70とが互いに結合されている。
図13に示すように、一部の第2保持金具70(図の中央の第2保持金具70)は、パネルフレーム62を介してシールドパネル22に結合されている。前述したように第2保持金具70は縦フレーム材26に固定可能に構成されているので、垂直方向の第1磁性部材65の配設位置は原則として縦フレーム材26の配設位置に一致することとなる。しかしながら、必要な磁気シールド性能を得るべく第1磁性部材65の間隔が縦フレーム材26の間隔よりも狭くなることもあるため、縦フレーム材26間で第1磁性部材65を保持すべく、縦フレーム材26間に第2保持金具70及び第1保持金具72が配設されている。この一部の第2保持金具70についてはパネルフレーム62を介してシールドパネル22に結合されている。したがって第1磁性部材65についても任意の位置に配設することが可能であり、しかも、磁性部材65,66及びシールドパネル22の撓みが抑制されている。
なお、各保持金具にそれぞれ磁性部材が保持されている必要はなく、用途や環境に応じて必要なところに磁性部材が保持させていればよい。
第1実施形態では、一部の木軸13aがアングル材55を介して縦フレーム材26に固定されているが、この第2実施形態では、一部の木軸13aがアングル材75を介して第1保持金具72に固定されている。
電磁シールドルーム10の壁部では、室外側から順に縦フレーム材26、第2保持金具70、第1保持金具72、木軸13a及び化粧板13bが配設されている。電磁シールドルーム10の施工時には、まず下フレーム材25、縦フレーム材26及び上フレーム材24を枠体状に組み立てて、そこにシールドパネル22を組み付けることによりシールド層壁部18を施工する。そして、このシールド層壁部18に第2保持金具70及び第1保持金具72を取り付けて磁性部材66,65を組み付けるが、この組み付け作業は、室内側からの作業となる。この組み付け作業において、前述したように第2保持金具70及び第1保持金具72を任意の位置に配設可能となっているので、施工現場において実際にシールド性能を測定しながら保持金具70,72の設置位置を調整することができる。このため、施工現場で磁性部材65,66を必要に応じて増量することも可能である。その後、内装壁13が施工されることになる。
本実施形態2によれば、天井部及び壁部に磁性部材65,66が配設されているので、電磁波を効果的にシールドすることができる。また、磁界の発生源の近くのみに磁性部材を配設することも可能であり、この場合でもシールドの必要な電磁波の漏洩を防止することができる。
また本実施形態2によれば、第2磁性部材66を保持する保持金具72が縦フレーム材26の第2取付け溝26cに結合できるように構成されているので、縦フレーム材26の長手方向の任意の位置に保持金具を配設することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、前記各実施形態では、大部分のシールドパネル22がパネル本体部22aと折れ曲がり部22bとからなる構成としたが、折れ曲がり部22bが省略された構成としてもよい。ただし、電磁シールド性能を向上するためには折れ曲がり部22bを有するのが好ましい。
また、前記各実施形態では、シールドフレーム材が建物の躯体に吊り下げられる構成について示したが、これに限られるものではない。
また、第2実施形態では、シールド層壁部18において垂直方向及び水平方向のそれぞれの磁性部材が設けられる構成としたが、これに限られるものではない。例えば第1磁性部材65及び第2磁性部材66の何れか一方のみが設けられる構成であってもよい。また、第3磁性部材及び第4磁性部材の何れかが省略される構成であってもよい。
また、第2実施形態では、第2保持金具70が縦フレーム材26に固定できる構成を示したが、これに限られるものではない。例えば、第1保持金具72が縦フレーム材26に固定できる構成にしてもよい。また、シールド層天井部19においては、第3磁性部材又は第4磁性部材の保持金具等が天井フレーム材27に固定されていてもよい。
また、第2実施形態では、水平方向に延びる第2磁性部材66が、その幅方向が上下になる姿勢で配設される構成としたが、図14に示すように、第2磁性部材66は、その幅方向が水平になるように配設されていてもよい。この構成でも第1保持金具72と第2保持金具70とが互いに結合された構成にすることができる。また、第1保持金具72と第2保持金具70とが互いに結合されていない構成としてもよい。
本発明の第1実施形態にかかる電磁シールドルームを一部破断して示す斜視図である。 シールドフレーム材の吊り構造を説明するための図である。 (a)は上フレーム材の断面形状を示し、(b)は下フレーム材の断面形状を示し、(c)は縦フレーム材(天井フレーム材)の断面形状を示す図である。 下フレーム材、縦フレーム材及びシールドパネルを示す斜視図である。 電磁シールドルームの壁部及び床部を部分的に示す断面図である。 ジョイントプレートの正面図である。 上フレーム材及び縦フレーム材にシールドパネルが組み付けられた状態を説明するための説明図である。 電磁シールドルームの天井部及び壁部を部分的に示す断面図である。 上フレーム材、これに組み付けられるシールドパネル及びパネル押え部材を示す断面図である。 シールド層天井部及びシールド層壁部のコーナー部を室内側から見上げた図であり、パネル押え部材を組み付ける位置を説明するための図である。 電磁シールドルームの壁部を上から見たときの断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる電磁シールドルームの壁部及び床部を部分的に示す断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる電磁シールドルームの壁部を上から見たときの断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例にかかる電磁シールドルームの壁部及び床部を部分的に示す断面図である。 従来の電磁シールドルームに設けられるシールドパネルを示す図である。
符号の説明
22 シールドパネル
24 上フレーム材
24b 第1取付け溝
24c 第2取付け溝
24d 第3取付け溝
24e 第4取付け溝
25 下フレーム材
25b 第1取付け溝
25c 第2取付け溝
26 縦フレーム材
26b 第1取付け溝
27 天井フレーム材
27b 第1取付け溝
32 固定ブラケット
34 ジョイントプレート
34b ガイド体
34c ガイド体
38 ボルト
50 パネル押え部材
65 第1磁性部材
66 第2磁性部材
70 第2保持金具
72 第1保持金具

Claims (8)

  1. シールドフレーム材が組み合わせた構成の枠体が、天井部及び壁部に沿って多数配設され、前記枠体を塞ぐようにシールドパネルが配設されている電磁シールドルームであって、
    前記シールドフレーム材は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製であり、
    前記シールドパネルは、アルミニウム製又はアルミニウム合金製である電磁シールドルーム。
  2. 前記シールドフレーム材として、前記天井部と前記壁部との接合位置に配置される上フレーム材と、前記壁部の下端部に配置される下フレーム材と、前記上フレーム材及び前記下フレーム材を接合する縦フレーム材と、前記上フレーム材間に架設される天井フレーム材との4種類のフレーム材が設けられている請求項1に記載の電磁シールドルーム。
  3. 前記シールドフレーム材は、押出し成形されたものである請求項1又は2に記載の電磁シールドルーム。
  4. 前記縦フレーム材及び前記天井フレーム材は、ともに押出し成形されたものであり、かつ押出し方向に垂直な断面が互いに同じ形状である請求項2に記載の電磁シールドルーム。
  5. 前記上フレーム材及び前記下フレーム材は、長手方向に延びる取付け溝をそれぞれ備え、
    前記縦フレーム材は、前記上フレーム材の取付け溝に挿入可能なガイド体を有するジョイントプレートを介して前記上フレーム材に固定されるとともに、前記下フレーム材の取付け溝に挿入可能なガイド体を有するジョイントプレートを介して前記下フレーム材に固定されている請求項2に記載の電磁シールドルーム。
  6. 前記天井フレーム材及び前記上フレーム材は、天井の躯体に吊り下げられた構成であり、
    前記下フレーム材と建物の躯体との結合部には、非導電性のボルトが用いられている請求項2に記載の電磁シールドルーム。
  7. 天井部、壁部及び床面の少なくとも1つに、磁界をシールドするための磁性部材が配設されている請求項1から6の何れか1項に記載の電磁シールドルーム。
  8. 前記磁性部材を保持する保持金具が設けられ、
    前記シールドフレーム材は、その長手方向に取付け溝が設けられ、
    前記保持金具は、前記取付け溝に保持された締結具に支持されている請求項7に記載の電磁シールドルーム。
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