JP2022011514A - 壁カバーとカバー構造 - Google Patents

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Toru Hayashi
祐治 法身
Yuji Hosshin
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Abstract

【課題】水平方向に隣接して構築された建築物同士の隙間を覆う壁カバーが、地震時において壁カバーの下方に設けられた構造部と干渉して壁カバーが損傷した場合に、壁カバーの交換コストを削減できるようにする。【解決手段】水平方向に隣接する建築物20,30は、両者の隙間Cの開口Coを区画する壁面20b,30bと、壁面20b,30bに交差する方向に壁面20b,30bから延びる構造部20c,30c、とを有する。壁カバー10は、一方の建築物30に結合され、かつ、他方の建築物20の構造部20cに上方から隣接するように壁面20b,30bに配置された状態で、開口Coを覆う。壁カバー10は、パネル状の本体部材3と、壁カバー10の下端部を構成するように本体部材3に取付可能であり、かつ本体部材3から取り外し可能な下端部材5とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、水平方向に隣接して構築された建築物同士の隙間を覆うための壁カバーとカバー構造に関する。
異なる構造の建築物を一体として利用する場合や、外観は1つの建築物であっても、構造的に2棟に切り離す必要がある場合に、隣接している建築物(棟)同士の間には、エキスパンションジョイントと呼ばれる隔離空間を設けている。この隔離空間は、主として、地震時における建築物の振動の違いなどを吸収するために設けられている。
上述のように水平方向に隣接している建築物同士の間に隔離空間を設けるとともに、当該両建築物の床や壁を跨るように、当該隙間を覆う床カバーや壁カバーが当該床や壁に設けられる。例えば、隣接している建築物において、一方の建築物から他方の建築物へ延びる通路が設けられており、この通路の上面を覆う床カバーと当該通路に面している上記壁には、上記隔離空間(エキスパンションジョイント。以下、隙間という)を覆うように床カバーと壁カバーが設けられている。
日本エキスパンションジョイント工業会による建築用エキスパンションジョイントの手引き、[online]、2020年2月13日検索、インターネット<URL:http://www.apajapan.org/EJ/tebiki20191211.pdf>
地震時において、隣接している建築物の揺れ方は互いに異なるので、壁カバーの下端が、当該下端に下方から隣接している構造部(例えば、上述の通路における通路面を形成する構造部)と干渉して、破損してしまうことがあった。この場合、破損した壁カバーを新しい壁カバーと交換する必要があるため、コストがかかる。
そこで、本発明の目的は、地震時において壁カバーが、当該壁カバーの下方に設けられた構造部と干渉して壁カバーが損傷した場合に、壁カバー本体の損傷を回避するとともに、壁カバーの修繕コストを削減できるようにすることにある。
上述の目的を達成するため、本発明によると、水平方向に隣接して構築された建築物同士の隙間を覆うための壁カバーであって、
前記建築物は、前記隙間の開口を区画する壁面と、該壁面に交差する方向に該壁面から延びる構造部とを有するものであり、前記壁カバーは、一方の前記建築物に結合され、かつ、他方の前記建築物の前記構造部に上方から隣接するように前記壁面に配置された状態で、前記開口を覆うためのものであり、
パネル状の本体部材と、
前記壁カバーの下端部を構成するように前記本体部材に取付可能であり、かつ前記本体部材から取り外し可能な下端部材とを備える、壁カバーが提供される。
また、本発明によると、水平方向に隣接して構築された建築物同士の隙間を覆うカバー構造であって、
前記建築物に形成され、前記隙間の開口を区画する壁面と、
前記建築物に形成され、前記壁面に交差する方向に該壁面から延びる構造部と、
上述の壁カバーとを備え、
前記壁カバーにおいて、前記壁カバーの下端部を構成するように前記下端部材が前記本体部材に取り付けられており、
前記壁カバーは、一方の前記建築物に結合され、かつ、他方の前記建築物の前記構造部に上方から隣接するように前記壁面に配置された状態で、前記開口を覆う、カバー構造が提供される。
本発明によると、地震により、壁カバーの下端が、下方に隣接する構造部に干渉した場合、干渉により破損するのは着脱可能な下端部材である。この場合、破損した下端部材を本体部材から取り外し、新しい下端部材を本体部材に取り付ければよいので、本体部材の交換が不要になる。したがって、本体部材に損傷を与えることを回避でき、かつ、壁カバーの修繕コストを削減できる。
2つの建築物同士が水平方向に隣接している構造の一例を示す。 図1の2A-2A断面図である。 図1の2B-2B断面図である。 図1において本発明の実施形態による壁カバーを設けた状態を示す。 図3の4A-4A断面図である。 図3の4B-4B断面図である。 図3のV-V断面図である。 本発明の変更例1によるカバー構造を示す。 図6のVII-VII断面図である。 本発明の変更例2によるカバー構造を示す。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
(建築物が隣接している構造)
図1は、2つの建築物20,30同士が水平方向に隣接している構造の一例を示す。図2Aは、図1の2A-2A断面図であり、図2Bは、図1の2B-2B断面図である。なお、図2Aには、図1に後述の壁カバー10を設けた場合における壁カバー10の本体部材3と下端部材5を図示している。図1のように、水平方向に隣接している建築物20,30同士の隙間Cがいわゆるエキスパンションジョイントである。エキスパンションジョイントは、主として、地震時における両建築物20,30の振動の違いなどを吸収するために設けられる。本実施形態では、上記エキスパンションジョイントは、例えば図1における符号Cが示す領域である。
隙間Cは、隣接する建築物20,30における互いに対向する端面20a,30aにより区画されている。隙間Cは、図2Bのように、この図の下側を向く水平方向への開口Coを有する。両建築物20,30は、この開口Coを区画し水平方向を向く壁面20b,30bを有している。また、開口Coは、鉛直方向に細長く延びている。図1と図2Bの左右方向における隙間C及び開口Coの幅は、例えば70mm~数百mmの範囲内であってよいが、この範囲に限定されない。
また、図1~図2Bに示すように、両建築物20,30は、壁面20b,30bと交差(例えば直交)する方向に壁面20b,30bから延びる(例えば突出する)構造部20c,30cを有している。本実施形態では、構造部20c,30cは、両建築物20,30における人の通路面を形成している。すなわち、構造部20c,30cの上面20c1,30c1は、人が通行可能な通路面(例えば廊下面)となっている。例えば、両建築物20,30は、それぞれ集合住宅の住棟であり、通路面20c1,30c1は、集合住宅の各住人が共通して通ることができる共用の通路面であってよい。なお、構造部20c,30cは、例えば片持ちスラブであってよいが、これに限定されない。
両建築物20,30の構造部20c,30cには、両通路面20c1,30c1同士の隙間を上方から塞ぐようにカバー部材22が設けられている。カバー部材22の上面22aは、通路面20c1と通路面30c1とを繋げている。カバー部材22は、後述の本体部材3の下方側に配置される。上方を向く上面22aは、構造部20c,30cの上面(すなわち、通路面20c1と通路面30c1)を含む仮想平面に沿って延びている。カバー部材22は、図1の例では、カバー部材22の一端部が、構造部30cの端面30c2に固定された支持部材21と当該端面30c2との間に水平方向に挟み込まれており、この状態で、支持部材21に下方から支持されている。カバー部材22の他端部は、構造部20cの上面20c1に下方から支持されている。
(壁カバーの構成)
図3は、図1において本発明の実施形態による壁カバー10を設けた状態を示す。図4Aは、図3の4A-4A断面図であり、図4Bは、図3の4B-4B断面図である。図5は、図3のV-V断面図である。壁カバー10は、一方の建築物30に結合され、かつ、他方の建築物20の構造部20cに上方から隣接するように壁面20b,30bに配置された状態で、開口Coを覆うためのものである。壁カバー10は、本体部材3と下端部材5を備える。
本体部材3は、パネル状に形成されている。本体部材3は、水平方向に隣接する2つの建築物20,30の一方に結合されている。例えば、本体部材3は、ブラケット2を介して一方の建築物30に結合されている。ブラケット2は、第1結合具4により端面30aに結合させられる平板状の第1部分2aと、本体部材3が第2結合具6により結合させられる平板状の第2部分2bとを有している。また、ブラケット2は、第1部分2aと第2部分2bの下端部に一体化されており、鉛直方向の厚みを有する平板状の第3部分2cを有していてよい。第1結合具4は、端面30aがコンクリートで形成されている場合には、例えば、コンクリートアンカーであってよい。第2結合具6は、例えばビス又はボルトであってよい。第2結合具6がビスである場合、ビス6が本体部材3の前面3b1側からブラケット2にねじ込まれて、ビス6の頭で本体部材3をブラケット2に締め付けることにより、本体部材3がブラケット2に結合されてよい。第2結合具6がボルトである場合、ボルト6が本体部材3の前面3b1側から本体部材3(例えば窪み部3c)のボルト穴(図示せず)とブラケット2のボルト穴(図示せず)を通過させ、本体部材3の裏面側においてボルト6の先端部にナットを螺合させ、当該ナットと、本体部材3の前面3b1側のボルト頭とで、本体部材3およびブラケット2を締め付けることにより、本体部材3がブラケット2に結合されてよい。なお、本体部材3は、他方の建築物30には結合されていなくてよい。すなわち、本体部材3は、一方の建築物30に支持されるが、他方の建築物30には支持されていなくてよい。
本体部材3は、一例では、図4Aと図4Bに示されるように、立上り部3aと前面部3bと窪み部3cとを有する。以下において、幅方向とは、本体部材3(壁カバー10)の幅方向を意味し、壁カバー10が隙間Cを覆うように壁面20b,30bに設けられた状態では、隙間Cの開口Coの幅方向(例えば図4Aの左右方向)に一致する。
立上り部3aは、本体部材3における幅方向の端部に位置し、本体部材3の裏面の側から前面3b1の側に立ち上がるとともに、幅方向に直交する高さ方向(鉛直方向)に延びている。このような立上り部3aは、図4Aと図4Bの例では、本体部材3の幅方向における両端部に設けられている。前面部3bは、立上り部3aの前端部から幅方向と高さ方向に延びて本体部材3の前面3b1を形成する。窪み部3cは、前面部3bの幅方向中間位置において、裏面の側に窪んでいる。窪み部3cは、本体部材3において前面3b1と反対側を向く裏面3c1を有している。
このように立上り部3aと前面部3bと窪み部3cを有する本体部材3は、金属製(例えばアルミ製)の板を折り曲げることにより形成されてよい。次のように本体部材3が裏面部3dを更に有する場合も、同様に、本体部材3は、金属製(例えばアルミ製)の板を折り曲げることにより形成されてよい。
本体部材3は、図4Aに示すように、裏面部3dを更に有していてもよい。裏面部3dは、立上り部3aに設けられ、本体部材3の裏面側において当該立上り部3aの基端部(本体部材3の裏面側の端部)から幅方向中央側へ延びている。裏面部3dの裏面3d1と、窪み部3cの裏面3c1は、本体部材3の裏面を成していてよい。裏面部3dは、図3のように幅方向両側の立上り部3aの各々に設けられてよい。裏面部3dと窪み部3cとの間には、図3のように空間が存在していてもよいし、裏面部3dは、幅方向に窪み部3cまで延びて窪み部3cと一体化されていてもよい。裏面部3dの裏面3d1と、窪み部3cの裏面3c1とは、同一平面に含まれていてよい。
なお、本体部材3は、鉛直方向において所定の長さを有し、その前面側から見た場合に、その形状は矩形であってよい。図3の例では、建築物20,30が住棟である場合に、この図の下側の構造部20c,30cに上方から隣接するように設けた本体部材3は、1つ上の階の構造部20c,30c(この図の上側の構造部20c,30c)の下面近傍まで延びていてよい。この場合、本体部材3は、鉛直方向において複数に分割されていてもよい。
下端部材5は、図5のように、取付部5aと突出部5bと結合部5cを有する。取付部5aは、平板状に形成されており、本体部材3の裏面(本実施形態では、窪み部3cの裏面3c1)に着脱可能である。突出部5bは、取付部5aが本体部材3の裏面(裏面3c1)に取り付けられた状態で、本体部材3から下方に突出している。結合部5cは、取付部5aが本体部材3の裏面(裏面3c1)に取り付けられた状態で、本体部材3の裏面の側から前面3b1の側へ取付部5aの下端から突出部5bの上端まで延びている。取付部5aと結合部5cと突出部5bとは一体となっていてよい。突出部5bは、本体部材3の水平幅方向の全体にわたって延びていてよい。突出部5bは、平板状であってよい。
一例では、壁カバー10が上述のように建築物30に結合された状態で、突出部5bは、例えば取付部5aの下端(本体部材3の下端)から下方へ5cm程度突出しており、突出部5bの下端は、構造部20c,30cの上面20c1,30c1から1cm程度の上方に位置している。
このような壁カバー10によると、カバー部材22の上面22aに硬貨などの物が落ちた場合に、当該物が、突出部5bの裏側に(図5では、突出部5bと壁面20bとの間に)、壁カバー10の幅方向(例えば図3の左右方向、図5の紙面手前側)から進入して、隙間C内へ落ちてしまう可能性がある。そこで、カバー部材22は、開口Co側の外縁部から上方に突出した開口閉塞部22bを有する。開口閉塞部22bは、本体部材3の下方であって突出部5bよりも壁面20b,30bの側(すなわち開口Co側)において開口Coを水平方向に覆う。したがって、上述のように硬貨などの物が上面22aに落ちた場合に、当該物が開口Coから隙間C内へ落ちてしまうことを防止できる。このようなカバー部材22は、本発明における補助カバーとして機能する。
窪み部3cには、本体部材3の前面3b1側から裏面(裏面3c1)側へ貫通する結合用穴3c2が形成されている。結合用穴3c2に設けた結合具7により、本体部材3と下端部材5の取付部5aとが互いに取り外し可能に結合される。結合具7は、ビス又はボルトであってよい。結合具7がビスである場合、ビス7が本体部材3の前面3b1側から結合用穴3c2を通して取付部5aにねじ込まれて、ビス7の頭で本体部材3を取付部5aに締め付けることにより、取付部5aが本体部材3に結合されてよい。結合具7がボルトである場合、ボルト7が本体部材3の前面3b1側から結合用穴3c2と取付部5aに設けたボルト穴(図示せず)を通過させ、ボルト7の先端部(雄ネジ部)を取付部5aに設けた雌ネジ部に螺合させて、前面3b1側におけるボルト7の頭で本体部材3を取付部5aに締め付けることにより、取付部5aが本体部材3に結合されてよい。なお、複数組の結合具7および結合用穴3c2が設けられてよい。例えば、図3のように、窪み部3cの複数箇所の各々に、結合具7および結合用穴3c2が設けられてよい。
本発明の実施形態によるカバー構造は、隙間Cの開口Coを区画する上述の壁面20b,30bと、上述の構造部20c,30cと、壁カバー10とを含んで構成される。
(実施形態による効果)
本実施形態による壁カバー10は、パネル状の本体部材3と、壁カバー10の下端部を構成するように本体部材3に着脱可能に取り付けられた下端部材5とを備える。したがって、建築物20,30同士の隙間Cの開口Coを覆うために、壁カバー10が、一方の建築物30に結合され、かつ、他方の建築物20の構造部20cに上方から隣接するように建築物20,30の壁面20b,30bに配置された場合に、地震により、壁カバー10の下端が、下方に隣接する構造部20cに干渉した場合、干渉により破損するのは着脱可能な下端部材5である。この場合、壁カバー10の全体を交換することが不要になる。すなわち、破損した下端部材5を本体部材3から取り外し、新しい下端部材5を本体部材3に取り付ければよくなる。このように、本体部材3の交換が不要になるので、壁カバー10の交換コストを削減できる。
上述のように地震により下端部材5が破損した場合には、結合用穴3c2に設けた結合具7(例えばビス)を、本体部材3の前面3b1の側から取り外し、次いで、下端部材5を、壁面20b,30bに沿って本体部材3の幅方向へ移動させて取り外す。その後、新しい下端部材5を、壁面20b,30bに沿って本体部材3の幅方向へ移動させることにより、その取付部5aを本体部材3の裏面と壁面20b,30bとの間に配置する。この状態で、結合用穴3c2に結合具7(例えばビス)を設けて当該結合具7により、取付部5aを本体部材3に結合させることができる。
本体部材3の裏面に取付部5aが取り付けられるので、本体部材3と下端部材5との取付箇所が、本体部材3の前面3b1側から見えないようにすることができる。
突出部5bは、本体部材3の水平幅方向の全体にわたって延びているので、本体部材3と本体部材3の下方の構造部20c,30cとの隙間のほぼ全体を、本体部材3の前面3b1の側から覆うことができる。したがって、本体部材3と構造部20c,30cとの鉛直方向の隙間に、本体部材3の前面側から物が入り込むことを防止できる。
本体部材3は、上述のように、互いに対して折れ曲がるように一体化されている立上り部3aと前面部3bと窪み部3cとを有するので、壁カバー10の厚みを確保した場合でも、本体部材3を軽量化して、その製造コストを抑えつつ、その剛性を確保できる。また、この場合、前面部3bに設けた窪み部3cに結合具7を設ける結合用穴3c2を形成されているので、壁カバー10の裏面側において取付部5aを結合具7(例えばビス又はボルト)により壁カバー10に取り付けることが容易になる。
本体部材3において、裏面部3dの裏面3d1と、窪み部3cの裏面3c1とは、同一平面に含まれるので、下端部材5における平板状の取付部5aを裏面部3dの裏面3d1と窪み部3cの裏面3c1とに接触させて安定して取り付けることができる。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、以下の変更例1、2の一方又は両方を採用してもよい。この場合、以下で述べない点は、上述と同じである。
(変更例1)
図6は、本発明の変更例1によるカバー構造を示す。図6は、図3において上面カバー9を設けた場合を示す。図7は、図6のVII-VII断面図である。図6のように、カバー構造は、更に、本体部材3の下方側に配置された上面カバー9を備えていてもよい。図6の場合、カバー部材22は開口閉塞部22bを有していなくてよい。上面カバー9は、壁カバー10の真下を含む所定範囲にわたって構造部20c,30cの上面20c1,30c1を覆う。上面カバー9は、上方を向く上面9a1を有する。この上面9a1は、構造物の上面20c1,30c1を含む仮想平面に沿って延びている。また、上面カバー9は、突出部5bよりも壁面20b,30bの側において上面9a1から上方へ突出した開口閉塞部9cを有する。開口閉塞部9cは、突出部5bよりも壁面20b,30b側において開口Coを水平方向に覆う。
図6の例では、上面カバー9は、上面20c1,30c1を覆い上面9a1を有する本体部9aと、壁面20b,30bと構造部20c,30cの上面20c1,30c1との境界に沿うように(すなわち、図7の紙面と垂直な方向に)延びる外縁9bを有する。、開口閉塞部9cは、外縁9bから開口Coと壁面20b,30bに沿って上方に突出している。
したがって、壁カバー10の幅方向(例えば図6の左右方向、図7の紙面手前側)から物(例えば硬貨)が、突出部5bと壁面20b,30bとの間に進入してしまった場合でも、当該物が開口Coから隙間C内へ落ちてしまうことを防止できる。上述した上面カバー9は、本発明における補助カバーとして機能する。
(変更例2)
図8は、図4Aに対応する図であるが、本発明の変更例2によるカバー構造を示す。図8のように、隣接する建築物20、30の壁面20b,30bは互いに交差(例えば直交)する方向を向いていてもよい。図8では、隙間Cを区画する端面30aの延長上に壁面30bが存在する。図8の例では、裏面部3dとブラケット2とを結合させる第2結合具6が更に設けられている。なお、図8において、図示を省略するが構造部30cとその上面30c1は、この図の下側に存在し、カバー部材22は、適宜の手段により、上面20c1と上面30c1とをかけ渡すように設けられてよい。
2 ブラケット、2a 第1部分、2b 第2部分、3 本体部材、3a 立上り部、3a1 前端、3b 前面部、3b1 前面、3c 窪み部、3c1 裏面、3c2 結合用穴、3d 裏面部、3d1 裏面、4 第1結合具、5 下端部材、5a 取付部、5b 突出部、5c 結合部、6 第2結合具、7 結合具、9 上面カバー(補助カバー)、9a 本体部、9a1 上面、9b 外縁、9c 開口閉塞部、10 壁カバー、20 建築物、20a 端面、20b 壁面、20c 構造部、20c1 上面(通路面)、21 支持部材、22 カバー部材(補助カバー)、22a 上面、22b 開口閉塞部、30 建築物、30a 端面、30b 壁面、30c 構造部、30c1 上面(通路面)、30c2 端面、C 隙間、Co 開口

Claims (8)

  1. 水平方向に隣接して構築された建築物同士の隙間を覆うための壁カバーであって、
    前記建築物は、前記隙間の開口を区画する壁面と、該壁面に交差する方向に該壁面から延びる構造部とを有するものであり、前記壁カバーは、一方の前記建築物に結合され、かつ、他方の前記建築物の前記構造部に上方から隣接するように前記壁面に配置された状態で、前記開口を覆うためのものであり、
    パネル状の本体部材と、
    前記壁カバーの下端部を構成するように前記本体部材に取付可能であり、かつ前記本体部材から取り外し可能な下端部材とを備える、壁カバー。
  2. 前記下端部材は、
    前記本体部材の裏面に着脱可能な取付部と、
    前記取付部が前記裏面に取り付けられた状態で、前記本体部材から下方に突出する突出部とを有する、請求項1に記載の壁カバー。
  3. 前記下端部材は、
    前記取付部が前記裏面に取り付けられた状態で、前記本体部材の下方において前記本体部材の前記裏面の側から前記本体部材の前面の側へ前記取付部から前記突出部まで延びている結合部を有し、
    前記取付部と前記結合部と前記突出部とは一体となっており、
    前記突出部は、前記本体部材の幅方向の全体にわたって延びている、請求項2に記載の壁カバー。
  4. 前記本体部材は、
    前記本体部材の幅方向の端部に位置し、本体部材の裏面の側から前面の側に立ち上がるとともに、該幅方向と直交する高さ方向に延びている立上り部と、
    前記立上り部の前端から前記幅方向と前記高さ方向に延びて前記本体部材の前面を形成する前面部と、
    前記前面部の幅方向中間位置において、前記本体部材の裏面の側に窪んでいる窪み部と、を有し、
    前記窪み部には、前記本体部材の前面の側から裏面の側へ貫通する結合用穴が形成され、
    前記結合用穴に設けた結合具により、前記本体部材と前記下端部材とが互いに取り外し可能に結合可能である、請求項1~3のいずれか一項に記載の壁カバー。
  5. 水平方向に隣接して構築された建築物同士の隙間を覆うカバー構造であって、
    前記建築物に形成され、前記隙間の開口を区画する壁面と、
    前記建築物に形成され、前記壁面に交差する方向に該壁面から延びる構造部と、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の壁カバーとを備え、
    前記壁カバーにおいて、前記壁カバーの下端部を構成するように前記下端部材が前記本体部材に取り付けられており、
    前記壁カバーは、一方の前記建築物に結合され、かつ、他方の前記建築物の前記構造部に上方から隣接するように前記壁面に配置された状態で、前記開口を覆う、カバー構造。
  6. 前記構造部の上面は、人が通行可能な通路面となっている、請求項5に記載のカバー構造。
  7. 前記建築物は、集合住宅の住棟である、請求項5又は6に記載のカバー構造。
  8. 前記下端部材は、
    前記本体部材の裏面に着脱可能な取付部と、
    前記取付部が前記本体部材の裏面に取り付けられた状態で、前記本体部材から下方に突出する突出部と、
    前記取付部が前記本体部材の裏面に取り付けられた状態で、前記本体部材の下方において前記本体部材の裏面の側から前記本体部材の前面の側へ前記取付部から前記突出部まで延びている結合部を有し、
    前記取付部と前記結合部と前記突出部とは一体となっており、
    前記突出部は、前記本体部材の幅方向の全体にわたって延びており、
    前記本体部材の下方側に配置された補助カバーを備え、
    前記補助カバーは、上方を向く上面を有し、該上面は、前記構造物の上面を含む仮想平面に沿って延びており、
    前記補助カバーは、前記突出部よりも前記壁面の側において前記上面から上方へ突出した開口閉塞部を有し、
    該開口閉塞部は、前記突出部よりも前記壁面側において前記開口を覆う、請求項5~7のいずれか一項に記載のカバー構造。
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