JP2021110209A - 太陽電池取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】主に、部品点数の削減や取付けの手間の削減などを図りつつ積雪補強金具などを使って太陽電池パネルを容易に設置し得る方法を提供する。【解決手段】太陽電池パネル3を屋根2に取付ける太陽電池取付構造に関する。太陽電池パネルを屋根の上面に支持すると共に、太陽電池パネルを積雪に対して補強する積雪補強金具21と、屋根の目地カバー9に対して固定を行う固定金具22とを、一体に連結して成る支持固定脚部23が設けられる。支持固定脚部は、積雪補強金具が、上下に延びて、太陽電池パネルと屋根との間に介在されると共に、積雪補強金具の上端部が太陽電池パネルに取付けられ、積雪補強金具の下端部が屋根の上面に載置される。固定金具が、積雪補強金具の下端部の側面に連結固定された状態で、目地カバーへ固定される。【選択図】図2

Description

この発明は、太陽電池取付構造に関するものである。
住宅などの建物の屋根に対して太陽電池パネルを取付けることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−047447号公報
特許文献1の太陽電池取付構造では、太陽電池パネルを固定金具のみを用いて屋根に固定するようにしている。そのため、多量降雪時に積雪した雪の重みから太陽電池パネルを保護するのが難しかった。
そこで、例えば、豪雪地帯などに設けられる建物の場合に、積雪(による雪の重み)に対して太陽電池パネルを補強するための積雪補強金具を追加で設けることなどが行われている。しかし、太陽電池パネルを屋根に固定する固定金具と、積雪に対して太陽電池パネルを補強する積雪補強金具とは、別の構成となっており、太陽電池パネルに対して別々に設置されるようになっていたため、部品点数が多くなり、太陽電池パネルの設置に手間がかかっていた。
そこで、本発明は、上記した問題点の改善に寄与することを主な目的としている。
上記課題に対して、本発明は、
太陽電池パネルを屋根に取付ける太陽電池取付構造であって、
前記太陽電池パネルを前記屋根の上面に支持すると共に、前記太陽電池パネルを積雪に対して補強する積雪補強金具と、
前記屋根の目地カバーに対して固定を行う固定金具とを、
一体に連結して成る支持固定脚部が設けられ、
該支持固定脚部は、
前記積雪補強金具が、上下に延びて、前記太陽電池パネルと前記屋根との間に介在されると共に、
前記積雪補強金具の上端部が前記太陽電池パネルに取付けられ、
前記積雪補強金具の下端部が前記屋根の上面に載置され、
前記固定金具が、前記積雪補強金具の下端部の側面に連結固定された状態で、前記目地カバーへ固定されることを特徴とする。
本発明によれば、上記構成によって、部品点数の削減や取付けの手間の削減などを図りつつ積雪補強金具などを使って太陽電池パネルを容易に設置することができる。
本実施の形態にかかる太陽電池取付構造を備えた屋根における、太陽電池パネルの設置状態を示す屋根の平面図である。 図1のA−A線に沿った縦断面図である。 図1のB−B線に沿った縦断面図である。 太陽電池パネルの底面に対する支持固定脚部の取付状態を示す分解斜視図である。 短い側の支持固定脚部を示す図である。このうち、(a)は側面図、(b)は正面図である。 長い側の支持固定脚部を示す図である。このうち、(a)は側面図、(b)は正面図である。 比較例にかかる太陽電池取付構造の図2と同様の縦断面図である。 図7の部分拡大図である。このうち、(a)は図7のC部、(b)は図7のD部、(c)は図7のE部の部分拡大図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図8は、この実施の形態を説明するためのものである。
<構成>以下、構成について説明する。
図1(〜図3)に示すように、住宅などの建物1の屋根2に太陽電池パネル3を取付ける。
建物1は、どのようなものであっても良いが、この実施例では、ユニット建物4などとしている。ユニット建物4は、予め工場で製造した箱型の建物ユニット5を建築現場へ搬送して、建築現場で組み立てることにより、短期間のうちに構築できるようした建物1である。
屋根2は、どのようなものとしても良いが、この実施例では、ほぼ傾斜のない陸屋根、または、非常に緩い勾配を有する傾斜屋根などとされている。屋根2の先端には軒2aが形成され、軒2aの水下側の先端部分には、軒樋6(図2)が設けられる。屋根2は、屋根面材7の上に複数枚の屋根仕上材8を並設したものとされており、隣接する屋根仕上材8間の合わせ目には、上から目地カバー9が取付けられている(図3では、都合上、目地カバー9の位置を下側から指している)。
太陽電池パネル3(図4)は、平面視ほぼ矩形状のパネルとして形成された、光エネルギーを電力に変換するための電力機器である。
この実施例では、以下のような太陽電池取付構造によって、太陽電池パネル3を屋根2に取付けるようにしている。
(1)太陽電池パネル3を屋根2の上面に支持すると共に、太陽電池パネル3を積雪(の荷重)に対して補強する積雪補強金具21と、
屋根2の目地カバー9に対して固定を行う固定金具22とを、
一体に連結して成る支持固定脚部23が設けられる。
支持固定脚部23は、
積雪補強金具21が、上下に延びて、太陽電池パネル3と屋根2との間に介在されると共に(図2、図3)、
積雪補強金具21の上端部が太陽電池パネル3に取付けられ(図4)、
積雪補強金具21の下端部が屋根2の上面に載置される。
また、支持固定脚部23は、
固定金具22が、積雪補強金具21の下端部の側面に連結固定された状態で、目地カバー9へ固定される(図5、図6)。
ここで、太陽電池パネル3は、屋根2と平行に設置しても良いが、この実施例では、屋根2がほぼ傾斜のない状態となっているので、太陽電池パネル3は、太陽光を効率的に受光できるように、屋根2に対して傾斜した状態で屋根2と非平行に設置されている(図2)。この実施例では、太陽電池パネル3を、目地カバー9の延設方向25に対して、一側(軒先側)が低くなり、他側(軒元側)が高くなるように配置している。目地カバー9の延設方向25は、目地カバー9が延びる方向(屋根仕上材8の長手方向)のことであり、目地カバー9は、通常、軒元側(水上側)から軒先側(水下側)へ向かって延ばされる。
屋根2の上面は、屋根仕上材8の上側の面のことである。
積雪補強金具21は、屋根2の上に、屋根2から離間した状態で太陽電池パネル3を支持させると共に、積雪の重みに太陽電池パネル3を耐えさせるための脚状などをした支持金具である。積雪補強金具21は、屋根2とほぼ面直な方向へ向けて上下に延ばされる。上記したように太陽電池パネル3が屋根2に対して傾斜されている場合、積雪補強金具21は、傾斜の低い側には短いもの(短脚状の積雪補強金具21(S)、図5)を使用し、傾斜の高い側には長いもの(長脚状の積雪補強金具21(H)、図6)を使用する。短脚状の積雪補強金具21(S)と長脚状の積雪補強金具21(H)は、基本的に長さが異なるだけでほぼ同じ構成とされる。そして、互いに等しい長さとされる積雪補強金具21どうし(短脚状の積雪補強金具21(S)どうし、または、長脚状の積雪補強金具21(H)どうし)は、目地カバー9の間隔と等しい間隔を有して目地カバー9の延設方向25と直交する方向26に複数並設されると共に、各目地カバー9の位置に設置される(図3)。これにより、この実施例の太陽電池パネル3では、4つのコーナー部またはその近傍と、高低差を有して対向する一対の辺の中間部との、合計6箇所の位置で屋根2に支持固定されている。積雪補強金具21は、目地カバー9の延設方向25と直交する方向26から見た場合に、太陽電池パネル3のほぼ縁部の位置の真下に取付けられている(図2)。なお、必要に応じて、目地カバー9の延設方向25を積雪補強金具21の縦方向、目地カバー9の延設方向25と直交する方向26を積雪補強金具21の横方向または積雪補強金具21の幅方向と言う。
目地カバー9は、ほぼ下向きU字状をした長尺の部材とされており、屋根仕上材8の両端部間に、これらを覆うように上から設置される。屋根仕上材8の両端部には、立上り部分が形成されており、目地カバー9と屋根仕上材8の立上り部分とは、立上り部分を目地カバー9で覆った状態で、両者間に設けられた係止部によって互いに上下に係止されるようになっている。
そして、目地カバー9は、屋根2の上面に対して、上方へ突出するように複数本設置される。複数本の目地カバー9は、屋根仕上材8の両端部に沿って、互いに平行に延設される。これにより、複数本の目地カバー9は、屋根仕上材8の幅方向(目地カバー9の延設方向25と直交する方向26)に対し、屋根仕上材8の幅とほぼ等しい間隔を有して設置される。
固定金具22は、目地カバー9の位置に設置されて目地カバー9に固定される金具である。固定金具22については、後述する。固定金具22は、目地カバー9に対して固定されるのみで、太陽電池パネル3には直接固定されないものとなっている。
支持固定脚部23は、固定金具22と積雪補強金具21とを連結して一体化した部品の総称である。支持固定脚部23は、固定金具22と積雪補強金具21とによって、屋根2の目地カバー9に対する固定機能と、太陽電池パネル3を屋根2の上面に支持すると共に積雪による荷重に耐えさせる支持補強機能と、太陽電池パネル3に対する取付機能とを有するものとなる。
積雪補強金具21の上端部は、積雪補強金具21の上端側のいずれかの部分のことである。積雪補強金具21の上端部は、太陽電池パネル3の下面に当接した状態で下側から上へ向けて取付ボルト27で太陽電池パネル3の下面に固定される。太陽電池パネル3には、固定金具22は固定されずに、積雪補強金具21の上端部のみが固定される。太陽電池パネル3に対する積雪補強金具21の取付けは、太陽電池パネル3を裏返しにした状態で行われる(図4)。積雪補強金具21は、太陽電池パネル3の周縁部に設けられたフレーム3aの部分などに取付けられる。積雪補強金具21と太陽電池パネル3のフレーム3aとの間には、必要に応じて電食防止用絶縁材28などが介在される。
積雪補強金具21の下端部は、積雪補強金具21の下端側のいずれかの部分のことである。積雪補強金具21の下端部は、屋根2の上面に対して非固定状態で載置される。
積雪補強金具21の下端部の側面は、積雪補強金具21の下端側の上下に延びるいずれかの面のことである。
連結固定は、固定金具22と積雪補強金具21とをボルト・ナットなどの連結具29で固定することで行われる。
(2)積雪補強金具21と固定金具22は、目地カバー9の延設方向25に対して隣接した状態で互いに連結固定されても良い(図2)。
ここで、隣接した状態とは、積雪補強金具21と固定金具22とが、互いに近接する位置に隣り合わせの状態で設置されることである。積雪補強金具21と固定金具22とは、離した状態で連結固定することも構造的には可能であるが、隣接状態にして近付けて連結固定するのが好ましい。
この実施例の支持固定脚部23では、固定金具22と積雪補強金具21とは、目地カバー9の延設方向25にほぼ隙間のない状態で並設されると共に、目地カバー9の延設方向25へ延びる1本の連結具29によって、互いに延設方向25に連結固定されている。
(3)固定金具22は、太陽電池パネル3に関して、積雪補強金具21の外側となる側面に連結固定されても良い(図2)。
ここで、太陽電池パネル3に関して、積雪補強金具21の外側とは、積雪補強金具21における、太陽電池パネル3の中心から遠い側のことである。反対に、太陽電池パネル3に関して、積雪補強金具21の内側とは、積雪補強金具21における、太陽電池パネル3の中心に近い側のことである。太陽電池パネル3の中心とは、平面視ほぼ矩形状をした太陽電池パネル3の対角線の交点の位置である。
固定金具22は、構造的には、積雪補強金具21に対し、太陽電池パネル3の内側と外側のどちらにも配置することが可能であるが、積雪補強金具21を内側、固定金具22を外側に配置することで、固定金具22は手の届き易い位置に設置されることになる。
具体的に図2では、短脚状の積雪補強金具21(S)は、積雪補強金具21の軒先側に設置され、長脚状の積雪補強金具21(H)は、積雪補強金具21の軒元側に設置されている。そして、上記したように、積雪補強金具21は、延設方向25と直交する方向26から見て、太陽電池パネル3のほぼ縁部の位置に取付けられているので、固定金具22が積雪補強金具21の外側に設置されることで、平面的に見て、全ての固定金具22は、太陽電池パネル3の周縁部よりも(全体または大部分が)外側へはみ出た状態になっている。
(4)積雪補強金具21は、下端部に、目地カバー9を収容する凹部41を有しても良い(図5、図6)。
固定金具22は、目地カバー9への固定を行うクランプ部42を、目地カバー9の延設方向25に対して凹部41と重なる位置に有しても良い。
ここで、積雪補強金具21は、上下に延びる縦面部43と、縦面部43の上縁部をほぼ横へ向くように屈曲した上面部44と、縦面部43の下縁部をほぼ横へ向くように上面部44と同じ側へ屈曲した底面部45と、縦面部43の左右の側縁部を上面部44および下面部と同じ側へ屈曲した両側壁部46とを有して、縦面部43とは反対側の面が開いた箱形状の部材とされている。このような開断面の箱形状とすることにより、積雪補強金具21は、雪の重みに耐え得る強度が得られるものとなる。なお、強度に余裕がある場合には、例えば、縦面部43などに軽量化のための抜穴などを適宜形成しても良い。この積雪補強金具21は、一枚の金属板を曲げ加工して形成することができる。縦面部43および両側壁部46が積雪補強金具21の側面となる。
積雪補強金具21は、縦面部43を、太陽電池パネル3の外側に向け、縦面部43とは反対側の開いた面を、太陽電池パネル3の内側に向けた状態で、屋根2の上に設置される。これにより、縦面部43が固定金具22を取付ける外側の側面となる。
上面部44は、積雪補強金具21の上端面として、太陽電池パネル3の傾斜角度に合うように、水平に対して傾斜される。上面部44には、取付ボルト27を通すための取付穴44aが横方向に複数形成される。取付穴44aは、上面部44の、横方向の中央部と両端側との3箇所に設けられている。
底面部45は、積雪補強金具21の下端面として、屋根2の上面と平行に形成され、屋根2の上面に載置される。なお、上面部44および底面部45は、平面視でほぼ横方向に長い長方形状をしている。
積雪補強金具21の上端部は、具体的には、縦面部43や両側壁部46の上縁部周辺および上面部44などの上端側の部分となる。また、積雪補強金具21の下端部は、具体的には、縦面部43や両側壁部46の下縁部周辺および底面部45などの下端側の部分となる。
凹部41は、目地カバー9の幅および高さよりも大きい幅寸法および高さ寸法を有して縦面部43の下縁部周辺に切欠形成されている。凹部41は、縦面部43の幅方向の中央部に形成される。これに伴い、積雪補強金具21の底面部45には、凹部41と連続して凹部41の一部となる凹部41と同じの幅の切除部分41aが、目地カバー9の延設方向25に、底面部45を幅方向に分断するように形成されている。
固定金具22のクランプ部42は、目地カバー9に固定できればどのような形状構造のものとしても良いが、目地カバー9の延設方向25から見て、凹部41とほぼ同じ大きさかそれよりも若干小さなものとされる。
具体的には、クランプ部42は、目地カバー9に上側から装着して、目地カバー9を延設方向25と直交する方向26に挟み付けるものとなっている。
クランプ部42は、目地カバー9の外形とほぼ同じ形状の内面を有する一対のクランプ片47を有しており、目地カバー9の上端部分と両側部分とを一対のクランプ片47でほぼ密着状態に包持できるようになっている。一対のクランプ片47は、下端部分に、目地カバー9の両側下部を係止可能な内向きの爪部を有している。一対のクランプ片47は、下向きU字状をした開閉アーム48の下端部に一体に形成されて、開閉アーム48によって開閉可能となっている。開閉アーム48は、上端の折曲部分を中心として下端部のクランプ片47を開閉させるようになっている。開閉アーム48は、目地カバー9の延設方向25から見て、凹部41よりも上側に配置されている。開閉アーム48には、延設方向25と直交する方向26へ延びるボルト・ナットなどの締付固定部材49が貫通配置されるようになっており、一対のクランプ片47は、締付固定部材49によって目地カバー9に締付固定される。
そして、固定金具22の開閉アーム48と積雪補強金具21の側面との間には、両者を連結する連結金具51が設けられる。連結金具51は、固定金具22の一部として構成しても良いし、積雪補強金具21の一部として構成しても良いし、これらとは独立した部材として構成しても良い。
連結金具51は、例えば、上下方向52に向いた面を有する金属板を屈曲して、互いに直交する2つの面を形成したアングル状のブラケットなどとされている。直交する2つの面は、延設方向25へ延びる第一取付片53、および、延設方向25と直交する方向26へ延びる第二取付片54とされる。第一取付片53は下向きU字状をした開閉アーム48の間へ挿入されると共に、締付固定部材49が貫通配置されて、開閉アーム48と共締めされるようになっている。第二取付片54は、積雪補強金具21の縦面部43と平行な方向へ向けられて、積雪補強金具21の縦面部43に外側から当接された状態で、連結具29によって延設方向25に締結固定される。連結具29と連結金具51とによって、積雪補強金具21と固定金具22との連結部が構成される。
凹部41と重なるとは、凹部41を目地カバー9の延設方向25に見たときに、固定金具22のクランプ部42が凹部41の内側に存在しているように見えることである。なお、凹部41を目地カバー9の延設方向25と直交する方向26に見た場合には、固定金具22は、凹部41内に位置していなくても良い。
以下、上記以外の構成について説明する。
図5、図6に示すように、積雪補強金具21は、上方から見て、底面部45が上面部44とほぼ同じ大きさとされても良い。この場合、底面部45には、ゴム製のスペーサー61が取付けられても良い。これにより、積雪補強金具21は、屋根2の上面に、ゴム製のスペーサー61を介在させた状態で載置されるようになる。このスペーサー61によって、積雪補強金具21による屋根2への負担を軽減することができる。
積雪補強金具21の底面部45は、屈曲部を介して上方へ向かう立上部63を有しても良い。この立上部63は、底面部45における目地カバー9の延設方向25と直交する方向26の縁部から上へ向けて屈曲されると共に、両側壁部46の下縁部に外側から当接係止されるようにしても良い。これにより、立上部63が両側壁部46の下縁部を押さえることによって、両側壁部46の変形を防止できるようになる。
積雪補強金具21の縦面部43には、凹部41の上側で且つ凹部41の両側に、左右のボルト穴64が形成されて、連結金具51を左右反対勝手に取付けられるようにしても良い。そして、連結金具51は、凹部41および固定金具22のクランプ部42から横方向へ外れた位置にて、連結具29によって積雪補強金具21に連結されるようにしても良い。これにより、支持固定脚部23では、目地カバー9に対する固定金具22の取付位置と、固定金具22および積雪補強金具21の連結位置(連結具29)とが、横方向へオフセットされるので、取付位置と連結位置とを横方向へオフセットさせずに単純に上下に配置した場合と比べて、積雪補強金具21を横方向へ転倒し難くできる。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
太陽電池取付構造は、積雪補強金具21と固定金具22とを備えても良い。積雪補強金具21は、太陽電池パネル3を屋根2の上面に支持すると共に、積雪(の荷重)に対して太陽電池パネル3を補強する。固定金具22は、屋根2の目地カバー9への固定を行う。
この際、図7、図8の比較例のように、太陽電池パネル3に対して、積雪補強金具121と固定金具122とを別々に設置すると、少なくとも固定金具122には、固定金具122を太陽電池パネル3に対して直接固定するための取付ブラケット123を設けなければならず、更に、補強のために、取付ブラケット123間を補強する補強アングル124や、隣接する積雪補強金具121の間(特に長脚側)を連結する連結梁125などを設ける必要が生じるため、全体としての構造が複雑となって、部品点数が多くなり、太陽電池パネル3の設置に手間がかかるものとなる。なお、比較例では、固定金具122は、積雪補強金具121から十分に離れた位置に設置されるようになっている。
そこで、この実施例では、太陽電池取付構造を上記したような構成とすることによって、以下のような効果が得られようにしている。
<効果>以下、この実施例の効果について説明する。
(効果 1)固定金具22を積雪補強金具21に一体に連結して支持固定脚部23を構成しても良い。そして、支持固定脚部23は、積雪補強金具21が、上下に延びて、太陽電池パネル3と屋根2との間に介在されると共に、積雪補強金具21の上端部が太陽電池パネル3に取付けられ、積雪補強金具21の下端部が屋根2の上面に載置されても良い。また、支持固定脚部23は、固定金具22が、積雪補強金具21の下端部の側面に連結固定された状態で、目地カバー9へ固定されても良い。
これにより、固定金具22と積雪補強金具21との一体部品化による部品点数の削減を図ることができる。また、積雪補強金具21の上端部を太陽電池パネル3に取付けるだけで、積雪補強金具21と一体の固定金具22が太陽電池パネル3に同時に設置されるので、太陽電池パネル3に対して個別に固定金具22を取付ける必要がなくなり、太陽電池パネル3に対する固定金具22の取付けの手間を削減することができる。また、固定金具22を太陽電池パネル3に直接取付ける必要がなくなるので、固定金具22をシンプル化することができる。
そして、屋根2に対して、予め支持固定脚部23が取付けられた太陽電池パネル3を載せることで、支持固定脚部23の積雪補強金具21によって、太陽電池パネル3を屋根2の上に安定して支持させることができ、この状態で固定金具22を屋根2の目地カバー9に取付けるだけで、太陽電池パネル3を安定した状態で簡単に屋根2に固定することができる。よって、屋根2に対する太陽電池パネル3の取付けの手間を削減することができる。また、固定金具22と積雪補強金具21とを一体化して支持固定脚部23とすることで、屋根2に対する太陽電池パネル3の取付精度を向上することができる。
更に、支持固定脚部23が、積雪補強金具21と固定金具22とを一対一に有していることで、積雪補強金具21が屋根2の目地カバー9に対してより強固に固定されるようになるため、隣接する積雪補強金具21間を横につなぐ横梁などを不要化することができる。
(効果 2)積雪補強金具21と固定金具22は、目地カバー9の延設方向25に対して隣接した状態で互いに連結固定されても良い。これにより、積雪補強金具21と固定金具22とを目地カバー9の延設方向25の最短の距離に配置することが可能になる。そのため、積雪補強金具21に対する固定金具22の連結強度を高めて、目地カバー9に対する支持固定脚部23の取付強度を高めることができる。また、固定金具22が積雪補強金具21の下端部に隣接して連結固定されることにより、固定金具22を、目地カバー9の延設方向25に対する積雪補強金具21の転倒防止部材として使うことができる。そして、支持固定脚部23および固定金具22の小型軽量化を図ることができる。
(効果 3)固定金具22は、太陽電池パネル3に関して、積雪補強金具21の外側となる側面に連結固定されても良い。これにより、固定金具22の配置が取付作業時に手の届き易い太陽電池パネル3の外側の位置となるので、屋根2の目地カバー9に対する固定金具22の取付けが容易になる。よって、屋根2に対する太陽電池パネル3の取付作業の効率化を図ることができる。
(効果 4)積雪補強金具21は、下端部に、目地カバー9を収容する凹部41を有しても良い。これにより、凹部41に目地カバー9が収容されるように屋根2の上に積雪補強金具21を載置することで、積雪補強金具21を、目地カバー9に干渉されずに目地カバー9の位置に設置することが可能となる。
固定金具22は、目地カバー9への固定を行うクランプ部42が、目地カバー9の延設方向25に対して凹部41と重なる位置に有するようにしても良い。これにより、積雪補強金具21を目地カバー9の位置に設置することで、延設方向25に対して凹部41と重なる位置に設けられた固定金具22のクランプ部42が、自然に目地カバー9と重なる位置に来るので、固定金具22を目地カバー9に対して簡単に固定することができる。
1 建物
2 屋根
3 太陽電池パネル
9 目地カバー
21 積雪補強金具
22 固定金具
23 支持固定脚部
25 延設方向
29 連結具
41 凹部
42 クランプ部
43 縦面部(側面)
51 連結金具

Claims (4)

  1. 太陽電池パネルを屋根に取付ける太陽電池取付構造であって、
    前記太陽電池パネルを前記屋根の上面に支持すると共に、前記太陽電池パネルを積雪に対して補強する積雪補強金具と、
    前記屋根の目地カバーに対して固定を行う固定金具とを、
    一体に連結して成る支持固定脚部が設けられ、
    該支持固定脚部は、
    前記積雪補強金具が、上下に延びて、前記太陽電池パネルと前記屋根との間に介在されると共に、
    前記積雪補強金具の上端部が前記太陽電池パネルに取付けられ、
    前記積雪補強金具の下端部が前記屋根の上面に載置され、
    前記固定金具が、前記積雪補強金具の下端部の側面に連結固定された状態で、前記目地カバーへ固定されることを特徴とする太陽電池取付構造。
  2. 請求項1に記載の太陽電池取付構造であって、
    前記積雪補強金具と前記固定金具は、前記目地カバーの延設方向に対して隣接した状態で互いに連結固定されていることを特徴とする太陽電池取付構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の太陽電池取付構造であって、
    前記固定金具は、前記太陽電池パネルに関して、前記積雪補強金具の外側となる前記側面に連結固定されていることを特徴とする太陽電池取付構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の太陽電池取付構造であって、
    前記積雪補強金具は、下端部に、前記目地カバーを収容する凹部を有しており、
    前記固定金具は、前記目地カバーへの固定を行うクランプ部を、前記目地カバーの延設方向に対して前記凹部と重なる位置に有していることを特徴とする太陽電池取付構造。
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