JP5851315B2 - 足場金具およびその取付け方法 - Google Patents

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Description

本発明は、山形鋼(アングル部材)により組み上げたビーム(梁)等の鉄骨構造物に足場を取付けるための足場金具およびその取付け方法に関する。
山形鋼により組み上げた鉄骨構造物に足場を設けるための足場金具およびその取付け方法として、例えば、山形鋼から成る縦部材の一方の側部片に重合する第一部片と、他の一方の側部片に重合する第二部片を互いに直角方向に連設して金具本体を構成し、その第一部片と第二の部片との間に、山形鋼を挾持するボルトを締付け自在に斜めに取付けて金具本体を山形鋼に固定し、その金具本体に足場を設けるようにした従来技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−331863号公報
しかし、前述の特許文献1に記載の従来技術では、山形鋼の垂直板や水平板の短辺長が変わった場合には、ボルトを交換する必要があり、山形鋼の短辺長に応じてボルトを複数用意しておかなければならず、部品点数が増えるという課題があった。
また、一般的に、鉄道の架線などを支持するために線路を挟んだ支持柱(鉄柱やコンクリート柱)の間に水平に渡されるビーム(梁)の支持柱との接合部付近は、山形鋼を傾斜させた構造をとり、水平部材に対する傾斜角度が予め決められているので、傾斜した山形鋼にも足踏み部を水平に設置できて、かつ、その短辺長の変更にもボルトなどの構成物品を交換せずに容易に対応して設置できると便利である。
そこで、本発明は、第1には山形鋼の垂直板または水平板の短辺長が変わった場合でも、ボルトなどの構成物品を交換せずに取付けることができ、第2には所定角度に傾斜した山形鋼に足場金具を取付ける場合でも、山形鋼の短辺長の変更にもボルトなどの構成物品を交換せずに対応しながら足踏み部を容易に平行に設置できる足場金具およびその取付け方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る足場金具は、水平板と垂直板とからなる山形鋼により組み上げた鉄骨構造物に足場を設けるための足場金具であって、足踏み部が取付けられると共に、長手方向の両側にそれぞれ本体用主ボルト孔が設けられた足場本体と、先端部側には山形鋼の垂直板の長辺端部に掛止する垂直板掛止用フック部を有すると共に、基端部側には垂直板の短辺長が異なる複数の山形鋼の各短辺長に対応した垂直板掛止用主ボルト孔を有し、長手方向の長さがその各短辺長のうち最長の短辺長よりも長い一対の垂直板掛止部材と、先端部側には山形鋼の水平板の長辺端部に掛止する水平板掛止用フック部を有すると共に、基端部側に水平板掛止用ボルト孔を有する一対の水平板掛止部材と、少なくとも、一対の水平板掛止部材の水平板掛止用ボルト孔と、一対の垂直板掛止部材の垂直板掛止用主ボルト孔とにそれぞれ通され、ネジ部におけるナットの装着位置によって水平板の短辺長が異なる複数の山形鋼に対応する一対のボルトとを有することを特徴とする。
ここで、一対の垂直板掛止部材には、垂直板の短辺長が異なる複数の山形鋼が所定角度で傾斜している場合でも、足踏み部が水平になるように、さらに、1または複数の垂直板掛止用副ボルト孔が設けられているようにすると良い。
また、足場本体の両側の本体用主ボルト孔の間には、一対の本体用副ボルト孔が設けられているようにすると良い。
また、本発明に係る足場金具の取付け方法は、前述の足場金具を山形鋼に取付けるための足場金具の取付け方法であって、山形鋼の垂直板の長辺端部に一対の垂直板掛止部材のフック部を掛止する一方、山形鋼の水平板の長辺端部に一対の水平板掛止部材のフック部を掛止して、一対のボルトのネジ部はそれぞれ少なくとも一対の水平板掛止部材の水平板掛止用ボルト孔と、一対の垂直板掛止部材の垂直板掛止用主ボルト孔とに通して、そのボルトのネジ部にナットを装着して締付けることを特徴とする。
本発明の足場金具は、足場本体と、基端部側には垂直板の短辺長が異なる複数の山形鋼の各短辺長に対応した垂直板掛止用主ボルト孔を有する一対の垂直板掛止部材と、一対の水平板掛止部材と、ネジ部におけるナットの装着位置によって水平板の短辺長が異なる複数の山形鋼に対応する一対のボルトとを有し、足場金具を山形鋼に取付ける場合には、山形鋼の垂直板の長辺端部に一対の垂直板掛止部材のフック部を掛止する一方、山形鋼の水平板の長辺端部に一対の水平板掛止部材のフック部を掛止して、一対のボルトを少なくとも一対の水平板掛止部材の水平板掛止用ボルト孔と、一対の垂直板掛止部材の垂直板掛止用主ボルト孔とにそれぞれ通して取付けるようにしたため、山形鋼の垂直板または水平板の短辺長が変わった場合でも、ボルトなどの構成物品を交換せずに取付けることができる。また、一対の垂直板掛止部材には、垂直板掛止用主ボルト孔以外に、さらに、1または複数の垂直板掛止用副ボルト孔を設けたため、所定角度に傾斜した山形鋼に足場金具を取付ける場合でも、山形鋼の短辺長の変更にもボルトなどの構成物品を交換せずに対応しながら足踏み部を容易に平行に設置できる。
本発明に係る足場金具の斜視図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る足場金具の正面図、背面図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る足場金具の平面図、底面図である。 本発明に係る足場金具の左側面図である。 (a)〜(c)それぞれ、本発明に係る足場金具を構成する足場本体の平面図、正面図、右側面図である。 (a)〜(c)それぞれ、本発明に係る足場金具を構成する垂直板掛止部材の正面図、右側面図、底面図である。 (a)〜(c)それぞれ、本発明に係る足場金具を構成する水平板掛止部材の正面図、左側面図、平面図である。 (a)〜(c)それぞれ、本発明に係る足場金具を短辺長が異なり、所定角度で傾斜した3つの等辺山形鋼に装着した状態を示す正面図である。 ボルトを4本使用した取付け方法の一例を示す正面図である。
以下、本発明に係る足場金具およびその取付け方法の本実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
この足場金具1は、鉄道の架線を支持するために線路を挟んだ支持柱の間にほぼ水平方向に渡され、支持柱との接合部付近において傾斜状態となるビーム(梁)を構成する等辺山形鋼2に足場を設けるために使用するもので、図1〜図4に示すように、足場本体11と、一対の垂直板掛止部材12,12と、一対の水平板掛止部材13,13と、一対のボルト14,14およびナット15,15を有している。ここで、本実施形態では、図4に示すように、垂直板(縦板)21の短辺長L01および水平板(横板)22の短辺長L02が等しい等辺山形鋼2を使用して説明するが、本発明では、垂直板(縦板)21の短辺長L01および水平板(横板)22の短辺長L02が異なる山形鋼を使用するようにしても良い。
足場本体11は、図1〜図5に示すように、水平板11a1および垂直板11a2を有する足踏み支持部11aと、その水平板11a1の上面に溶接などされて固定された足踏み部11bとから構成されている。なお、足踏み部11bの上面には、図示しない凸凹状の滑り止め部が設けられている。そして、足場本体11における垂直板11a2の長手方向の両側には、図5(b)に示すように、それぞれ本体用主ボルト孔11a21,11a21が設けられている、ここで、この本体用主ボルト孔11a21,11a21は、垂直板11a2の長手方向に長いダルマ形状の長孔としている。これにより、一対の垂直板掛止部材12,12間の距離を調整して取り付けたい場合に、本体用主ボルト孔11a21に挿入するボルト14の装着位置がその長手方向に多少ズレでも、そのズレを吸収することができる。なお、ダルマ形状の長孔は通常の長孔であっても良い。
また、足場本体11には、本体用主ボルト孔11a21,11a21の間に、一対の本体用副ボルト孔11a22,11a22が設けられている。これは、後述する図9に示すように、両側の本体用主ボルト孔11a21,11a21が使用できない場合や鉄骨構造物の既設のボルトに足場本体11を直付けする際に使用するもので、省略しても良い。なお、足踏み支持部11aの裏面側には、図5(b),(c)等に示すように、水平板11a1と垂直板11a2との間に2枚の補強板11a3,11a3が溶接されて補強されている。
一対の垂直板掛止部材12,12は、図1〜図3や図6に示すように、それぞれ、断面コ字状で構成されており、先端部に等辺山形鋼2の垂直板の長辺端部に掛止する垂直板掛止用フック部121,121を有している。ここで、一対の垂直板掛止部材12,12の長手方向の全長L1は、図4に示すように、取付ける予定または可能性のある等辺山形鋼2の垂直板21のうち、最長の垂直板21の短辺長L01よりも長くしている。そして、垂直板掛止用フック部121,121が設けられた先端部の反対側となる基端部側には、それぞれ、取付ける予定または可能性のある等辺山形鋼2の垂直板21の短辺長L01に対応させた垂直板掛止用主ボルト孔122,122を有している。
ここで、本実施形態では、ボルト14の直径(外径)を約16mm、取付ける予定または可能性のある等辺山形鋼2の垂直板21の短辺長L01を、例えば、65mm、75mm、90mmとする。そして、垂直板掛止用主ボルト孔122は、垂直板掛止部材12の長手方向に長い長孔とする。図6(a)に示す例では、ボルト14の直径(外径)の約16mmよりやや大きい円形孔が3連続したダルマ形状の長孔となり、垂直板掛止用主ボルト孔122の最上位のボルト孔部分が垂直板21の短辺長L01の65mmに対応し、中位(中間)のボルト孔部分が垂直板21の短辺長L01の75mmに対応し、最下位のダルマ孔部分が垂直板21の短辺長L01の90mmに対応することとして、それぞれ取り付け位置を明確にしている。また、3連続したダルマ形状の長孔は通常の長孔に比べ、負荷荷重を受けてボルト抜けや移動を防ぐ構造であり、より好適な実施形態である。なお、取付ける予定または可能性のある等辺山形鋼2の垂直板21の短辺長L01は、65mm、75mm、90mmに限定されることはない。また、取付ける予定または可能性のある等辺山形鋼2の垂直板21の短辺長L01が、例えば、65mm、90mmの場合には、ボルト14の直径(外径)を約16mmであるので、分離した2つの垂直板掛止用主ボルト孔となる。
また、一対の垂直板掛止部材12,12には、図6に示すように、垂直板掛止用主ボルト孔122,122以外に、さらに、垂直板21の短辺長L01が異なる複数の等辺山形鋼2が水平方向に対し所定角度で傾斜している場合でも、足踏み部11bが水平になるように、1または複数(ここでは、便宜上2個とする。)の垂直板掛止用副ボルト孔123,124が設けられている。ここで、本実施形態では、ボルト14として、頭部裏側に断面が正方形で突出した周り止め部を有する、いわゆる角根ボルトを使用するため、垂直板掛止用副ボルト孔123,124は、その周り止め部の形状に応じた正方形状に形成されている。なお、本発明では、垂直板掛止用副ボルト孔123,124を設けることは任意である。またその効果については後述する。
一対の水平板掛止部材13,13は、図1や図7などに示すように、一対の垂直板掛止部材12,12と同様に断面コ字状に構成されており、先端部に等辺山形鋼2の水平板22の長辺端部に掛止する水平板掛止用フック部131,131を有すると共に、基端部側にその水平板掛止用フック部131,131を中継する中継板132を有している。ここで、本実施形態では、ボルト14として前述の角根ボルトを使用するため、この中継板132にも、図7(a)に示すような正方形状の水平板掛止用ボルト孔132aが形成されている。そして、図4に示すように、水平板掛止部材13にボルト14を連結した場合の長手方向の全長L2は、取付ける予定または可能性のある等辺山形鋼2の水平板22のうち、最長の水平板22の短辺長L02よりも長くなる。
また、図4に示すように、一対の垂直板掛止部材12,12の垂直板掛止用フック部121,121と、一対の水平板掛止部材13,13の水平板掛止用フック部131,131とには、それぞれ、先端部の外側であって等辺山形鋼2に当接しない部分の角を斜めに落とした面取り部121aまたは面取り部131aを設けている。そのため、図4に示すように、等辺山形鋼2の内側にケーブル3などが配線されている場合でも、一対の垂直板掛止部材12,12の垂直板掛止用フック部121,121と、一対の水平板掛止部材13,13の水平板掛止用フック部131,131とを等辺山形鋼2に掛止させた際に、それらの先端部の面取り部121aと面取り部131aがケーブル3などの下側に潜り込む。その結果、ケーブル3などを押し潰すことなく足場金具1を確実に等辺山形鋼2に取り付けることができ、足場金具1を設置する作業が容易になる。なお、本発明では、面取り部121a,131aを設けることは任意である。
なお、ボルト14は、図3(a),(b)に示すように、頭部14aとネジ部14bとからなり、前述のように頭部14aの裏側に断面が正方形で突出した周り止め部を有する角根ボルトを使用する。
<水平な等辺山形鋼への取付け>
次に、以上のように構成された足場金具1を、水平な等辺山形鋼2に取付ける方法について説明する。
この場合、図4に示すように等辺山形鋼2の垂直板21の長辺端部に一対の垂直板掛止部材12,12の垂直板掛止用フック部121,121を掛止する一方、等辺山形鋼2の水平板22の長辺端部に一対の水平板掛止部材13,13の水平板掛止用フック部131,131を掛止する。なお、その掛止の前に、予め、図1や図4等に示すように一対の水平板掛止部材13,13の中継板132,132(図7参照。)の水平板掛止用ボルト孔132a,132aにそれぞれ一対のボルト14,14を通しておき、そのボルト14,14の頭部14a,14aをそれぞれ中継板132,132の水平板掛止用ボルト孔132a,132a側に位置させておいても良いし、等辺山形鋼2への掛止の際に中継板132,132(図7参照。)の水平板掛止用ボルト孔132a,132aにボルト14,14を通すようにしても良い。
そして、一対のボルト14,14のネジ部14b,14bを、それぞれさらに、図1および図4に示すように、一対の垂直板掛止部材12,12の垂直板掛止用主ボルト孔122,122(図6(a)参照。)と、足場本体11の長手方向両側の本体用主ボルト孔11a21,11a21(図5(b)参照。)とに通して、そのボルト14,14のネジ部14b,14bにそれぞれナット15,15を装着し締付けて足場金具1を鉄骨構造物の水平な等辺山形鋼2に取付ける。
従って、この足場金具1およびその取付け方法によれば、例えば、65mm、75mm、90mmというように短辺長L01,L02が異なる等辺山形鋼2に取付ける場合でも、等辺山形鋼2の垂直板21の短辺長L01の変更は、垂直板掛止部材12の垂直板掛止用主ボルト孔122によって対応する一方、等辺山形鋼2の水平板22の短辺長L02の変更は、ボルト14に装着(螺合)するナット15の装着(螺合)位置を変えることによって対応するため、等辺山形鋼2の垂直板21の短辺長L01や水平板22の短辺長L02が変更された場合でも、ボルト14などの足場金具1の構成物品を交換せずに取付けることができる。
特に、この足場金具1では、図5等に示すように、ボルト14の頭部14aは水平板掛止部材13の中継板132側であり、ボルト14のネジ部14bに装着(螺合)するナット15は足場本体11側としている。これは防鳥ネットを張りめぐらしたビーム(梁)等が存在することから、ナット15の装着および締付け作業をネットのない側で容易に行えるようにしたものである。
<傾斜した等辺山形鋼への取付け>
次に、以上のように構成された足場金具1を、傾斜した等辺山形鋼2に取付ける方法について説明する。
例えば、鉄道の架線を支持するために線路を挟んだ支持柱の間に渡されたビーム(梁)の支持柱との接合部付近には傾斜した等辺山形鋼2が設けられており、ビームの長手方向、すなわち水平方向に対し所定の角度をなす。ここでは所定の角度を約18度としたビームを例に説明する。足場金具1の一対の垂直板掛止部材12,12には、図6(a)等に示すようにそれぞれの垂直板掛止用主ボルト孔122,122以外に、2つの垂直板掛止用副ボルト孔123,124が設けられている。
まず、図8(a)に示すように図上右肩上がりに傾斜した短辺長L01,L02を65mmの等辺山形鋼2に足場金具1を取付ける場合は、まず、一対の垂直板掛止部材12,12では、それぞれ、3連ダルマ形状の垂直板掛止用主ボルト孔122,122における最上位のボルト孔部分にボルト14,14を通す。そして、この足場金具1を所定角度の約18度に傾斜した等辺山形鋼2に取付けた場合でも、足場本体11の足踏み部11bが水平を保つように、高さが低い左側の垂直板掛止部材12では、上側の垂直板掛止用副ボルト孔124(図6(a)参照。)に3本目のボルト14を挿入してナット15により締付ける。
また、図8(b)に示すように図上右肩上がりに傾斜した短辺長L01,L02を75mmの等辺山形鋼2に取付ける場合は、まず、図8(b)に示すように、一対の垂直板掛止部材12,12では、それぞれ、3連ダルマ形状の垂直板掛止用主ボルト孔122,122における中位(中間)のボルト孔部分にボルト14,14を通す。そして、この足場金具1を所定角度の約18度に傾斜した等辺山形鋼2に取付けた場合でも、足踏み部11bが水平を保つように、高さが低い左側の垂直板掛止部材12では、上側の垂直板掛止用副ボルト孔124(図6(a)参照。)に3本目のボルト14を挿入してナット15により締付ける。
また、図8(c)に示すように図上右肩上がりに傾斜した短辺長L01,L02が90mmの等辺山形鋼2に取付ける場合は、まず、図8(c)に示すように、一対の垂直板掛止部材12,12では、それぞれ、3連ダルマ形状の垂直板掛止用主ボルト孔122,122における最下位のダルマ孔部分にボルト14,14を通す。そして、この足場金具1を所定角度の約18度に傾斜した等辺山形鋼2に取付けた場合でも、足踏み部11bが水平を保つように、高さが低い左側の垂直板掛止部材12では、下側の垂直板掛止用副ボルト孔123(図6(a)参照。)に3本目のボルト14を挿入してナット15により締付ける。
従って、この足場金具1およびその取付け方法によれば、垂直板掛止部材12には、垂直板掛止用主ボルト孔122,122以外に、さらに、水平方向に対し所定角度で傾斜した等辺山形鋼2に対し足場金具1を取付ける場合でも、足踏み部11bが水平になるように、等辺山形鋼2の垂直板21の短辺長L01に応じた垂直板掛止用副ボルト孔123,124を複数設けたため、所定角度で傾斜した等辺山形鋼2にこの足場金具1を取付ける場合でも、ボルト14などの足場金具1の構成物品を交換せずに足踏み部11bを簡単に平行に設置することができる。
<ボルトを4本使用しての等辺山形鋼への取付け>
なお、上記の説明では、この足場金具1を水平な等辺山形鋼2に取付ける場合には、図1等に示すように2本のボルト14を本体用主ボルト孔11a21,11a21に挿入して取付ける一方、傾斜状態の等辺山形鋼2に取付ける場合には、図8に示すように3本のボルト14を本体用主ボルト孔11a21,11a21および垂直板掛止用副ボルト孔123,124のいずれかに挿入して取付けるように説明したが、例えば、図9に示すように4本のボルト14を使用して、足場金具1を等辺山形鋼2に取付けることもできる。
つまり、図9では、まず、2本のボルト14をそれぞれ一対の水平板掛止部材13,13の水平板掛止用ボルト孔132a,132aと、一対の垂直板掛止部材12,12の垂直板掛止用主ボルト孔122,122とに通してナット15,15により固定することにより、等辺山形鋼2の垂直板21の短辺長L01や水平板22の短辺長L02が変更された場合でも、ボルト14などの足場金具1の構成物品を交換せずに対応できるように取付ける。
次に、さらに2本のボルト14を、図9に示すように一対の垂直板掛止部材12,12それぞれの垂直板掛止用副ボルト孔123,124のいずれかと、足場本体11の本体用副ボルト孔11a22,11a22とに通してナット15,15により固定する。これにより、図9に示すように、等辺山形鋼2に対し足場本体11の取付け高さを調整(変更)できると共に、所定角度で傾斜した等辺山形鋼2の場合にも対応して足踏み部11bを簡単に平行に設置できる。なお、図9では、足場本体11では、本体用副ボルト孔11a22,11a22を使用しているが、その代わりに本体用主ボルト孔11a21,11a21を使用しても良い。また、図9では、所定角度で傾斜した等辺山形鋼2に足場金具1を取付けているが、水平な等辺山形鋼2にこの足場金具1を取付ける際に、4本のボルト14を使用して、等辺山形鋼2に対し足場本体11の取付け高さを調整(変更)するようにしても勿論良い。
1 足場金具
11 足場本体
11a 足踏み支持部
11a1 水平板
11a2 垂直板
11a21 本体用主ボルト孔
11a22 本体用副ボルト孔
11a3 補強板
11b 足踏み部
12 垂直板掛止部材
121 垂直板掛止用フック部
121a 面取り部
122 垂直板掛止用主ボルト孔
123,124 垂直板掛止用副ボルト孔
13 水平板掛止部材
131 水平板掛止用フック部
131a 面取り部
132 中継板
132a 水平板掛止用ボルト孔
14 ボルト
15 ナット
2 等辺山形鋼
21 垂直板
22 水平板

Claims (4)

  1. 水平板と垂直板とからなる山形鋼により組み上げた鉄骨構造物に足場を設けるための足場金具であって、
    足踏み部が取付けられると共に、長手方向の両側にそれぞれ本体用主ボルト孔が設けられた足場本体と、
    先端部側には山形鋼の垂直板の長辺端部に掛止する垂直板掛止用フック部を有すると共に、基端部側には垂直板の短辺長が異なる複数の山形鋼の各短辺長に対応した垂直板掛止用主ボルト孔を有し、長手方向の長さがその各短辺長のうち最長の短辺長よりも長い一対の垂直板掛止部材と、
    先端部側には山形鋼の水平板の長辺端部に掛止する水平板掛止用フック部を有すると共に、基端部側に水平板掛止用ボルト孔を有する一対の水平板掛止部材と、
    少なくとも、一対の水平板掛止部材の水平板掛止用ボルト孔と、一対の垂直板掛止部材の垂直板掛止用主ボルト孔とにそれぞれ通され、ネジ部におけるナットの装着位置によって水平板の短辺長が異なる複数の山形鋼に対応する一対のボルトとを有することを特徴とする足場金具。
  2. 請求項1記載の足場金具において、
    一対の垂直板掛止部材には、垂直板の短辺長が異なる複数の山形鋼が所定角度で傾斜している場合でも、足踏み部が水平になるように、さらに、1または複数の垂直板掛止用副ボルト孔が設けられていることを特徴とする足場金具。
  3. 請求項1または請求項2記載の足場金具において、
    足場本体の両側の本体用主ボルト孔の間には、一対の本体用副ボルト孔が設けられていることを特徴とする足場金具。
  4. 請求項1または請求項2に記載の足場金具を山形鋼に取付けるための足場金具の取付け方法であって、
    山形鋼の垂直板の長辺端部に一対の垂直板掛止部材のフック部を掛止する一方、山形鋼の水平板の長辺端部に一対の水平板掛止部材のフック部を掛止して、一対のボルトのネジ部はそれぞれ少なくとも一対の水平板掛止部材の水平板掛止用ボルト孔と、一対の垂直板掛止部材の垂直板掛止用主ボルト孔とに通して、そのボルトのネジ部にナットを装着して締付けることを特徴とする足場金具の取付け方法。
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