JP2011157715A - 防護柵 - Google Patents

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Abstract

【課題】支柱を地覆部上に固定する際に、支柱を強固に固定することができる防護柵を提供する。
【解決手段】道路側縁の地覆部Rに立設された支柱1の間に横桟2が取付けられた防護柵Pであって、支柱1はアンカーボルトAにより地覆部Rに固定されるベース部4に横桟2が取付けられる支柱本体3が固定され、前記ベース部4は、道路側となる前部左側及び前部右側と、後方左側及び後方右側とにアンカーボルトAが貫通する貫通孔5がそれぞれ設けられると共に、前記前部左側及び前部右側の貫通孔5を支柱本体3の下端より前方でベース部Bの前端より後方に配置し、かつ後方左側及び後方右側の貫通孔5を支柱本体3の下端における前後寸法Xの中央より前方に配置するように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、道路の側縁の地覆部に設置される防護柵に関するものである。
一般に、橋梁部や山間部の道路においては、通行車が道路の側縁を越えて道路外に落下することを防ぐために高欄等の防護柵が設けられている。そして、これらの防護柵は、一般に道路の側縁に設けられたコンクリート製の地覆部上に取付けられている。この地覆部の強度を高めるために、地覆部の内部には、長手方向及び幅方向にそれぞれ鉄筋が配設されている。
前記防護柵は、車両が道路から飛び出さないために設けられたものであるが、車両が防護柵に衝突すると車両や防護柵への破損等の影響も大きい。したがって、特に幅狭の地覆部に設けられた防護柵を取り替える場合は、防護柵の横桟を地覆部の道路側から離れた後方側に設置し、車両が地覆部の端部に乗り上げただけでは横桟に衝突しないようにする要望が増えている。この場合、該横桟を支える支柱も地覆部の後方側に移動するため、支柱が地覆部の後端側に偏って設置される場合がある。
例えば、特許文献1には、車道に沿って立設された地覆に配設されたアンカーボルトにより固定されるベースと、上記ベース上に一体に形成され且つ車道側に横梁の支持部を有するフランジとその中央部に直角に接続されたウエブと有する略T字状又は略H字状の支柱本体とからなり、前記ベースに穿孔されるアンカーボルトの貫通孔は、ウェブ下端の両側に対称に形成されると共に、フランジ下端の左右先端部の外側に位置している車道用防護柵の支柱が提案されている。
また、特許文献2には、表面フランジと背面フランジと中壁とからなる断面略H字状の支柱の下端にボトムプレートが設けられ、前記ボトムプレートには、中板の両側に左右対称にアンカーボルトのセット用孔が設けられた車道用防護柵の支柱が提案されている。
特開2001−234515号公報 特開昭55−101607号公報
一般に、高欄等に設置される防護柵は、特許文献1〜2に示されるように、支柱のベースの前後左右には挿入孔が形成されており、地覆部上に突設されるアンカーボルトが前記挿入孔に挿入されるものであるが、前記のように、防護柵の横梁を防護柵が設置される地覆等の後方に配置する場合に、横梁を支持する支柱等も地覆の後方へ配置される。一方地覆部に取付可能なアンカーボルトの位置を勘案すると支柱等の後方への移動幅も限定され、更にアンカーボルトの前後の設置間隔を狭くすると、支柱のベース部の挿入孔にアンカーボルトを挿入させやすくなるが、地覆部に対するアンカーボルトの固着力が低下し、防護柵に車両が衝突した際、その衝突荷重によってアンカーボルトが地覆から引き抜かれたり、地覆が破損したりするおそれがある。
本発明は、前記の如き問題点を解消し、支柱を地覆部上に固定する際に、支柱を強固に固定することができる防護柵を提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわちこの発明に係る防護柵は、道路側縁の地覆部に立設された支柱の間に横桟が取付けられた防護柵であって、前記支柱は、前記横桟が取付けられる支柱本体と、該支柱本体が固定されかつアンカーボルトにより地覆部に固定されるベース部とを備え、前記ベース部は、道路側となる前部左側及び前部右側と、道路側と反対側となる後方左側及び後方右側とにアンカーボルトが貫通する貫通孔がそれぞれ設けられると共に、前記前部左側及び前部右側の貫通孔は、支柱本体の下端より前方でベース部の前端より後方に配置され、かつ後方左側及び後方右側の貫通孔は、支柱本体の下端における前後寸法の中央より前方に配置されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、ベース部の前部左側及び前部右側の貫通孔は、支柱本体の下端より前方でベース部の前端より後方に配置され、かつ後方左側及び後方右側の貫通孔は、支柱本体の下端における前後寸法の中央より前方に配置されているので、車両の衝突荷重に対して、主に上方への引張力が生じる支柱本体の前部では、前後左右4個の貫通孔に挿入されたアンカーボルトによってベース部が捲り上がらないように強固に支持でき、支柱本体の極端な変形や、ベース部の前部の捲れ上がり等の不具合を抑えることができる。
本発明に係わる防護柵の第1の実施形態を示す正面図である。 本発明に係わる防護柵の第1の実施形態を示す側面図である。 図2の主要部を示す部分拡大側面図である。 図3のA−A部の拡大断面図である。 図2の他の主要部を示す部分拡大側面図である。 本発明に係わる防護柵の第2実施形態を示す正面図である。 本発明に係わる防護柵の第2実施形態を示す側面図である。 図7の主要部を示す部分拡大側面図である。 図7の主要部を示す部分拡大背面図である。 図8のB−B部の拡大断面図である。 図8の主要部を示す部分拡大平面図である。 図7の他の主要部を示す部分拡大側面図である。 本発明に係わる防護柵の第2の実施形態の変形を示す側面図である。 図13の主要部を表す拡大側面図である。 図14のC−C部の拡大断面図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。
図1〜2は本発明に係る防護柵Pにおいて第1の実施形態を示す説明図であり、図1は正面図、図2は側面図を示している。1は道路側縁の地覆部Rに立設された支柱、2は支柱1の間に架設された横桟であり、本発明に係る防護柵Pは支柱1、横桟2から主に構成され、支柱1はアンカーボルトAを介して地覆部Rに固定されている。尚、防護柵P及びその構成部材において、相対的に道路側を前部又は前方とし、その反対側を後部又は後方とする。
支柱1は、横桟2が取付けられる支柱本体3と、該支柱本体3の下端が固定されるベース部4とを備えている。
横桟2は、支柱1の間に架設されるものであり、車輌が衝突した際の衝撃を吸収して容易に破断しないための必要な強度を考慮すると、強度的に安定しておりコストの安い鋼管を適宜長さに切断したものが好適に用いられ、耐食性を向上させるために、亜鉛めっきや塗装を施してもよい。本実施形態では、横桟2の断面形状は円形であり、横桟2同士は横桟2内に挿入された筒状のスリーブ21とボルトBを介して横方向に連結されている。尚、横桟2の断面形状は矩形状あるいは楕円形状でもよい。
支柱本体3は、本実施形態では、前後に相対する前フランジ部31と、後フランジ部32と、前フランジ部31と後フランジ部32とを接続する連結板部33とから構成され、溶接によって一体化されている。前フランジ部31の前面には、後方に凹んで形成された支持部31aが設けられ、横桟2が該支持部31aに当接されて固定ボルトBを介して取付けられている。後フランジ部32は、前フランジ部31より左右方向の幅が短くなされている。尚、支柱本体3は、H鋼等を用いた横断面H字状でもよく、或いは、円形状、矩形状等のパイプ状の形態でもよい。
支柱本体3は、車輌が衝突した際の衝撃を吸収して容易に破断しないための必要な強度を考慮すると、強度的に安定しておりコストの安い鋼板を適宜形状に加工したものを接合したものが好適に用いられ、耐食性を向上させるために、亜鉛めっきや塗装を施してもよい。また支柱本体3は、鋳鉄、アルミニウム合金、ステンレス合金等の他の金属を用いてもよい。
図3〜5は、図2の主要部の説明図であり、図3は図2の部分拡大側面図、図4は図3のA−A部の拡大断面図、図4は図2の他の部分拡大側面図である。支柱1のベース部4は、図3〜5に示すように、横長長方形状で支柱本体3の下端が該ベース部4の中央よりも後方に偏った位置に固定されており、道路側となる前部左側と前部右側、道路側と反対側となる後方左側と後方右側とに貫通孔5が設けられている。そして前部左側及び前部右側の貫通孔5a、5bは、支柱本体3の下端の前端よりも前方で、かつベース部4の前端より後方に位置している。また後方左側及び後方右側の貫通孔5c、5dは、支柱本体3の下端の前後寸法Xの中央より前方に位置している。
地覆部Rには、アンカーボルトAが打設され、地覆部R上にアンカーボルトAの上端であるねじ部A1が突出している。このねじ部A1は、ベース部4の各貫通孔5に挿入され、更にナットN、スプリングワッシャW1及び平板状のワッシャW2が取付けられている。そしてねじ部A1にナットNを締め付けることにより、ベース部4が地覆部R上に固定される。
ベース部4は、車輌が衝突した際に、支柱本体3に加わる衝突荷重を吸収して容易に破断しないための必要な強度を考慮すると、強度的に安定しておりコストの安い鋼板を適宜長さに切断したものが好適に用いられ、耐食性を向上させるために、亜鉛めっきや塗装を施してもよい。また、ベース部4の形状は、設置される地覆部Rの幅寸法や必要な強度に応じて、正方形状や縦長の長方形状でもよく、隅部を切除した形態でもよい。
ベース部4の道路側となる前部左側と前部右側に設けられた貫通孔5a、5bは、本実施形態では、支柱本体の連結板部33を中央にして左右対称状に形成され、防護柵Pの長手方向である横方向に長い横長孔である。貫通孔5a、5bの形態は特に限定されるものではなく、アンカーボルトAの位置調整や支柱1の設置誤差が生じても貫通孔5a、5bにアンカーボルトAを挿入してナットN等によりベース部4が締結される形態であればよい。
貫通孔5a、5bより後方に設けられた貫通孔5c、5dは、これも支柱本体3の連結板部33を中央にして左右対称状に形成され、防護柵Pの長手方向である横方向に長い横長孔である。貫通孔5c、5dの形態は特に限定されるものではなく、アンカーボルトAの位置調整や支柱1の設置誤差が生じても前記貫通孔5c、5dにアンカーボルトAを挿入してナットN等によりベース部4が締結される形態であればよい。
次に、防護柵Pに車両が衝突した場合について詳しく説明する。本実施形態に係る防護柵Pは、車両が地覆部Rの前端に乗り上げただけでは、防護柵Pには衝突しにくくするために、防護柵Pの横桟2をなるべく地覆部Rの後方に配置されている。そして支柱1もなるべく地覆部Rの後方に位置するように、支柱本体3の下端をベース部4の中央よりも後方に偏った位置に固定した形態であるが、車両が地覆部R上に乗り上げて、防護柵Pに衝突した場合、その衝突荷重によって、支柱本体3の前部は上方へ引き上げられる引張力が働き、支柱本体3の後部は下方へ押し下げられる圧縮力が生じる。
前記引張力に対しては、ベース部4の貫通孔5a、5bは、支柱本体3の下端より前方でベース部4の前端より後方に配置され、貫通孔5c、5dは、支柱本体3の下端における前後寸法Xの中央より前方でかつ前フランジ部31より後方に位置しているので、ベース部4の前記4個の貫通孔5に挿入されたアンカーボルトAによってベース部4の前部が上方へ捲り上げられることを効率的に抑えることができる。更に、本実施形態では、貫通孔5a、5bの縁部間の間隔Y1、貫通孔5c、5dの縁部間の間隔Y2は、支柱本体3の下端前端の左右寸法Y3より短い間隔で形成されているので、比較的大きな引張力が生じる前フランジ部31が固定されたベース部4の前部は、前後に位置する貫通孔5a、5b、5c及び5dによって、上方への捲れ上がりを強固に抑えることができる。
アンカーボルトAは、地覆部Rに強固に固着できる形態であれば、地覆部Rに設けた挿入孔Cに挿入して接着剤により両者の隙間を充填する形態でもよく、また前記挿入孔Cに埋設した雌めじアンカー(図示せず)に螺合されるものでもよい。また、後方のアンカーボルトAは、地覆部R内の長手方向に最後方において配設された鉄筋6より前方に位置している方が好ましい。これにより、支柱1に掛かる衝突荷重において、後方左側及び後方右側の貫通孔5c、5dに挿入されたアンカーボルトAに掛かる後方への荷重は、地覆部R中の鉄筋6に分散させて支えることができる。
図6〜12は、本発明に係わる防護柵Pの第2の実施形態を示す説明図であり、図6は正面図、図7は側面図、図8は図7の主要部の部分拡大側面図、図9は図7の主要部の部分拡大背面図、図10は図8のB−B部の拡大断面図、図11は図7〜8に示された後記する補強部材7の拡大平面図、図12は図8の他の主要部の部分拡大側面図である。
本実施形態に係る防護柵Pは、図1〜5に示された防護柵Pと比べて、主に地覆部Rに固定される支柱1の位置や、支柱1のベース部4の貫通孔5に挿入されるアンカーボルトAの孔の位置や、ベース部4と地覆部Rとの間に位置する補強部材7が設けられている点が異なるものであるが、他の形態は同様である。
すなわち第2の実施形態に係る防護柵Pは、支柱1の支柱本体3の後部が地覆部Rの後端から張り出しており、該支柱本体3の後部が固定されるベース部4の後部も地覆部Rの後端から張り出された状態で固定されている。地覆部R上には、補強部材7が載置され、その上にベース部4が位置している。補強部材7は、ベース部4と同様な横長長方形状であり、ベース部4と同様に道路側となる前部左側と前部右側、その後方の後方左側と後方右側に上下に貫通する貫通孔8が設けられている。
地覆部RのアンカーボルトAは、補強部材7の各貫通孔8を通って、ベース部4の貫通孔5に挿入され、ねじ部A1にナットN、スプリングワッシャW1及び平板上のワッシャW2が取付けられている。ナットNをねじ部A1に締め付けることにより、ベース部4の後端が地覆部Rの後端より張り出した状態で固定される。
次に、第2の実施形態に係る防護柵Pに車両が衝突した場合について詳しく説明する。本実施形態に係る防護柵Pは、第1の実施形態に係る防護柵Pと比べて、主に支柱1の後部が地覆部Rの後端から張り出している点が相違している。そのため、衝突荷重によって支柱本体3の後部に生じる圧縮力によって、ベース部4の後部が下方に向けて大きく変形し、車両による衝突荷重を支柱1では吸収しきれず、地覆部Rから支柱1が後方に大きく倒れ、また支柱本体3とベース部4との接合部が破断してしまうおそれがある。
前記引張力に対しては、第1の実施形態の場合と同様に、ベース部4の貫通孔5a、5bは、支柱本体3の下端より前方でベース部4の前端より後方に配置され、ベース部4の貫通孔5c、5dは、支柱本体3の下端における前後寸法Xの中央より前方に位置しているので、ベース部4の4個の貫通孔5に挿入されたアンカーボルトAによってベース部4の前部が上方へ捲り上げられることを効率的に抑えることができる。また前記圧縮力に対しては、図8に示すように、補強部材7の後部が、ベース部4と同様に地覆部Rの後端から後方に張り出しているので、補強部材7によりベース部4が下方へ押し下げられることを抑えることができる。
これらの構造により、前記防護柵Pの第1の実施形態に記載した効果に加えて、支柱1が後方に向けて極端に倒れることを抑えることができる。また本実施形態のように、補強部材7の厚みをベース部4の厚みより厚くしておけば、前記ベース部4が下方へ押し下げられることをより効果的に抑えることができるので好ましい。また補強部材7の平面視形状は、ベース部4の平面視形状と同様としてもよいが、ベース部4よりも大きくすることによって、ベース部4が下方へ押し下げられることを更に効果的に抑えることができる。
また本実施形態では、貫通孔5a、5bの縁部間の間隔Y1は、支柱本体3の下端前端の左右寸法Y3より短い間隔で形成されているので、防護柵Pに車両が衝突した際、ベース部4の前部の中央部から捲れ上がりを貫通孔5a、5bに挿入されたアンカーボルトAにより効果的に抑えることができる。加えて貫通孔5c、5dの縁部間の間隔Y2は、前記貫通孔5a、5bの縁部間の間隔Y1よりも広く、当該間隔部分だけ衝突荷重が貫通孔5c、5dに挿入されたアンカーボルトAにも分散させることができるので、前記衝突荷重が貫通孔5a、5bに挿入されたアンカーボルトAの極端な変形も抑えることができる。また貫通孔5c、5dの縁部間の間隔Y2を、支柱本体3の下端の左右寸法Y3より広くすれば、前記衝突荷重が一層分散させることができる。
また補強部材7は、地覆部R上に載置できる形態であればよいので、例えば橋梁や山間部の道路の谷側のように地覆部の後方に足場等の設置が困難な場所に対しては、施工コストを抑え、施工作業も容易となる。
補強部材7は、本実施形態では、図11に示すように、平面視でベース部4と略同形となされ、また貫通孔8の形状及びその間隔は、ベース部4の各貫通孔5a、5b、5c及び5dと平面視で重なるように貫通孔8a、8b、8c及び8dとして配置されている。これにより、ベース部4の各貫通孔5と補強部材7の各貫通孔8との位置合わせが容易であり、外観上もベース部4と補強部材7とが一体的に見えるので好ましいが、補強部材7を介してベース部4を地覆部Rに強固に固定することが可能であり、加えてベース部4を支えるために充分な強度を備えていれば、補強部材7の形状は平面視でベース部4より大形でもよく、反対に小形でもよく、あるいは左右2個一対の形態でもよい。また、各貫通孔8は、少なくともアンカーボルトAが挿入されてベース部4の各貫通孔5に挿入できる形態であればよく、例えば、貫通孔8a、8b、又は貫通孔8cと8dとが繋がって1個の貫通孔となされた形態でもよい。
アンカーボルトAにおいて、後方のアンカーボルトAは、第1の実施形態に係る防護柵Pと同様に、地覆部R内の長手方向に最後方において配設された鉄筋8より前方に位置しているので、支柱1に掛かる衝突荷重において、後方左側及び後方右側の貫通孔5c、5dに挿入されたアンカーボルトAに掛かる後方への荷重は、地覆部R中の鉄筋8に分散させて支えることができる。
図13〜15は、本発明の第2の実施形態に係る防護柵Pの変形を示す説明図であり、図13は主要部の側面図、図14は図13の部分拡大側面図、図15は図14のC−C部の拡大断面図である。本実施形態に係る防護柵Pは、図6〜12に示された防護柵Pと比べて、横桟2の配置や外径、これら横桟2を支持する支柱本体3の前フランジ部31及び後フランジ部32の形態が主に異なるものであるが、他の形態は同様である。
すなわち、支柱本体3の形態、横桟2の外径や配置が異なるものであっても、ベース部4の貫通孔5a、5bは、支柱本体3の下端より前方でベース部4の前端より後方に配置され、貫通孔5c、5dは、支柱本体の下端寸法の中央より前方に位置し、加えて補強部材7の後部が、ベース部4と同様に地覆部Rの後端より後方に張り出しているので、車両が防護柵Pに衝突して、その衝突荷重が支柱本体3に掛かっても、前記と同様に、前記防護柵Pの第1の実施形態に記載した効果に加えて、支柱1が後方に向けて極端に倒れることを抑えることができる。
1 支柱
2 横桟
3 支柱本体
4 ベース部
5 貫通孔
5a、5b、5c、5d 貫通孔
6 鉄筋
7 補強部材
8 貫通孔
A アンカーボルト
N ナット
X 支柱本体の下端における前後寸法
R 地覆部
P 防護柵

Claims (1)

  1. 道路側縁の地覆部に立設された支柱の間に横桟が取付けられた防護柵であって、前記支柱は、前記横桟が取付けられる支柱本体と、該支柱本体が固定されかつアンカーボルトにより地覆部に固定されるベース部とを備え、前記ベース部は、道路側となる前部左側及び前部右側と、道路側と反対側となる後方左側及び後方右側とにアンカーボルトが貫通する貫通孔がそれぞれ設けられると共に、前記前部左側及び前部右側の貫通孔は、支柱本体の下端より前方でベース部の前端より後方に配置され、かつ後方左側及び後方右側の貫通孔は、支柱本体の下端における前後寸法の中央より前方に配置されていることを特徴とする防護柵。
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