JPH09170202A - 衝撃吸収部材 - Google Patents

衝撃吸収部材

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Publication number
JPH09170202A
JPH09170202A JP34917295A JP34917295A JPH09170202A JP H09170202 A JPH09170202 A JP H09170202A JP 34917295 A JP34917295 A JP 34917295A JP 34917295 A JP34917295 A JP 34917295A JP H09170202 A JPH09170202 A JP H09170202A
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JP
Japan
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absorbing member
shock absorbing
base plate
nut
ring body
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Pending
Application number
JP34917295A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Ikeyama
捷彦 池山
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NIPPON HOAN KIZAI SEIZO KK
Original Assignee
NIPPON HOAN KIZAI SEIZO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ボルトとナットで固定の支柱体に
衝撃荷重がかかったとき、その衝撃荷重を吸収可能とす
る吸収部材である。 【解決手段】 本発明の衝撃吸収部材10aは、固定さ
れたボルト3とナット15で支柱1を立設のベースプレ
ート2を固定する際に、ベースプレート2とナット15
の間に嵌挿し、上基台11aの下部と下基台11bの上
部とを薄肉13で連結して形成してなるものである。従
って、支柱1に衝撃荷重がかかると、ベースプレート2
が傾動して衝撃吸収部材10aを破壊して、ベースプレ
ート2が動くことによって衝撃を吸収し、大きな衝撃力
に耐え得ることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンカーボルトと
ナットで支柱体に立設固定のベースプレートを取り付け
るときに使用する衝撃吸収部材であって、支柱体にかか
る衝撃荷重を吸収可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、橋の両側には高欄が設置
してあり、この高欄の取付けを正面を示す図5(A)、
側断面を示す図5(B)を参照して説明する。高欄は、
適宜の間隔で設置の支柱体1と、その支柱体1の裏面側
に取付けの上横梁体6a、中横梁体6b、下横梁体6c
で構成してある。支柱体1は金属板を用いて略方形状に
形成の下端部をベースプレート2に溶接結合して、その
ベースプレート2を、基礎5に埋設の一対のアンカーボ
ルト(ボルト)3a、3bに、各々ダブルナット4a、
4bで固定して立設する、剛構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、前記高欄の構
造は、自動車等が衝突しても、高欄に阻止されて落下し
ない強度に構成してあるが、更に、強い衝撃力でも耐え
られることが望まれている。そのために、支柱体1や横
梁体6(6a、6b、6c)及びアンカーボルト3(3
a、3b)等、構造全体の強度増強を要する。しかしな
がら、既に設置の高欄を新たに新設交換することは困難
であると共に、前記部材を補強することも経済性等を考
慮すると難しい。そこで、本発明はかかる問題を解消可
能とする衝撃吸収部材を提供して、補強を図るものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の衝撃
吸収部材は、アンカーボルトとナットで支柱を立設固定
のベースプレートを取り付けるときに、ベースプレート
とナットの間に嵌挿し、上基台の下部と下基台の上部と
を薄肉で連結して形成してなるものである。従って、支
柱に衝撃荷重がかかると、ベースプレートが傾動して衝
撃吸収部材を破壊して、ベースプレートが動くことによ
って衝撃を吸収し、大きな衝撃力に耐え得ることとな
る。又、請求項2の衝撃吸収部材は、アンカーボルトと
ナットで支柱を立設固定のベースプレートを取り付ける
ときに、ベースプレートとナットの間に嵌挿し、この衝
撃吸収部材をアンカーボルトを貫通可能なセット体とリ
ング体とで構成し、セット体の下周囲部をリング体を載
置可能に形成するものである。この構成において、支柱
体に衝撃荷重がかかると、リング体がセット体内に進入
してリング体を拡開することによってベースプレートが
動いて、衝撃力を吸収する。
【0005】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の態様)図1(A)は衝撃吸収部材10a
の平面図、(B)は正面図、(C)はA〜A断面図を示
す。衝撃吸収部材10aは、反台形状でアンカーボルト
(M20)を挿通可能な貫通孔12を形成の高さt1
(5mm)の上基台11aと、リング状に形成の高さt
2(5mm)の下基台11bとを、前記上基台11aの
下部と前記下基台11bの上部とを厚みt3(2mm)
の薄肉板13で連結してなるものである。
【0006】次に、前記構成の衝撃吸収部材10aを、
従来の高欄を示す図5の支柱体1(ベースプレート)の
取付けに使用する状態を図2(A)に示す。支柱体1に
溶接のベースプレート2は基礎上に載置され、そのベー
スプレート2は、アンカーボルト3a、3bに、前記衝
撃吸収部材10aを介してナット15で固定する。
【0007】この様な衝撃吸収部材10aで固定の高欄
は、従来と同様な強度を保持する。そして、この高欄に
自動車等が衝突したときには、支柱体1にかかる衝撃荷
重は、ベースプレート2に反時計方向の転倒荷重とな
る。このベースプレート2に加わった力によって、前記
衝撃吸収部材10aはナット15とで圧縮力を得て、衝
撃吸収部材10aの弱い箇所、即ち、薄肉部13が破断
されて(押しつぶされて)、ベースプレート2がその分
だけ浮いて、支柱体1(高欄)が容易に傾動する(図2
(B))。その結果、自動車の衝撃力は、支柱体1(高
欄)の傾動作用によって吸収されることとなり、従来の
剛構造に比して、大きな衝撃力に耐え得ることとなる。
【0008】尚、前記衝撃吸収部材10aは、ナット1
5と別体で構成する例を示したが、図1(D)に示すよ
うに、ナット15と一体で構成する、衝撃吸収部材10
bとしてもよいことはいうまでもない。又、前記薄肉板
13の厚み等は、材質や耐衝撃荷重等を考慮して選定す
ることはいうまでもない。
【0009】(第2の実施の態様)次に、図3は、セッ
ト体20とリング体30で構成の他の衝撃吸収部材10
cを示す。図3(A1)(A2)(A3)は、セット体2
0の平面図、正面図及びB〜B断面図を示し、セット体
20は、アンカーボルト3a、3bを挿通可能な貫通孔
21を形成してあると共に、下外周部22は、外周面か
ら下傾斜状の傾斜部22aを形成すると共に、後述のリ
ング体30を載置可能に、そのリング体30の内周面に
嵌合可能となっている。尚、前記貫通孔の下部の開口径
23を大きく形成しておくと、後述する、リング体30
の破断時にアンカーボルト3a、3bの損傷を防止可能
となる。
【0010】又、リング体30は、図3(B1)、(B
2)、(B3)に平面図、正面図及びC〜C断面図に示す
ように、このリング体30は円筒形状であって、その上
端の内周面に形成の傾斜部31は、前記セット体20の
傾斜部22a及び外周面に嵌合する形状である。尚、こ
のように、セット体20に傾斜部22aを設けると共に
リング体30にも前記傾斜部22aに嵌合する傾斜部3
1を形成するのは、後記で詳述する、リング体30がセ
ット体20に挿入する際に、リング体30が拡開し易く
するためである。
【0011】尚、前記アンカーボルト3a、3b(M3
0)に対する各部の厚み等の一例を示すと、セット体2
0の外径D1は57mm、内径D2は36mm、下周囲部
の外径D3は53mm、高さHは25mmである。一
方、リング体30の外径Dは59.6mm、肉厚tは
2.8mmである。
【0012】次に、前記セット体20とリング体30で
構成の衝撃吸収部材10cを使用して、ベースプレート
2を取り付けた状態を図4(A)に示す。この図から明
らかなように、ベースプレート2にリング体30をセッ
トし、その上にセット体20を嵌合させて、ナット15
を介してアンカーボルト3a、3bを締めて固定する。
【0013】この状態において、自動車等が高欄に衝突
すると、支柱体1は傾動してベースプレート2を反時計
方向に傾ける。このベースプレート2にかかる転倒力
は、リング体30を押し上げてセット体20に挿入状態
となって、リング体30は拡開しながら押しつぶされ
る。尚、この時、リング体30は、リング体30の内周
面に形成の傾斜部31とセット体20に形成の傾斜部2
2aとで、円滑に挿入できて拡開を行う。このリング体
30が拡開して、セット体20が挿入状態になると、ベ
ースプレート2が浮く状態(傾斜状態)となることによ
って、剛構造に比して、衝撃力の吸収を図り、更なる衝
撃力に耐え得る。尚、前記衝撃吸収部材10cは、セッ
ト体20とリング体30及びナット15を介してアンカ
ーボルト3a、3bを固定するものであるが、ナット1
5とセット体20を一体とする、図3(C)に示す衝撃
吸収部材10dに構成することもできる。尚、前記リン
グ体30の厚み(t)は、材質や耐衝撃荷重等を考慮し
て選定することは言うまでもない。
【0014】以上のように、本発明の衝撃吸収部材10
a〜10dは、支柱体1にかかる衝撃力がベースプレー
ト2に転倒力として作用し、そのベースプレート2に作
用する力によって、押しつぶされたり、破壊されたり或
いは拡開することによって、ベースプレート2の傾動を
容易にして衝撃力を吸収するものであるため、かかる機
能を有する構造の衝撃吸収部材であればよく、前記図示
する形状に限定するものではない。
【0015】
【発明の効果】本発明の衝撃吸収部材は、衝撃力によっ
て押しつぶされる状態等を奏することによって衝撃力を
吸収するものであるために、簡便な構造であり、既存物
に対しても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の衝撃吸収部材を示す図であ
る。
【図2】第1の実施の形態の衝撃吸収部材の作用を示す
図である。
【図3】第2の実施の形態の衝撃吸収部材を示す図であ
る。
【図4】第2の実施の形態の衝撃吸収部材の作用を示す
図である。
【図5】高欄を示す図である。
【符号の説明】
1 支柱体 2 ベースプレート 3a、3b アンカーボルト 6a〜6c 横梁体 10a〜10d 衝撃吸収部材 11a 上基台 11b 下基台 13 薄肉板 15 ナット 20 セット体 22a 傾斜部 30 リング体 31 傾斜部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンカーボルトとナットで、支柱を立設
    固定したベースプレートを取り付けるときに、前記ベー
    スプレートとナットの間に嵌挿する衝撃吸収部材であっ
    て、上基台の下部と下基台の上部とを薄肉で連結して形
    成してなることを特徴とする衝撃吸収締体。
  2. 【請求項2】 アンカーボルトとナットで、支柱を立設
    固定したベースプレートを取り付けるときに、前記ベー
    スプレートとナットの間に嵌挿する衝撃吸収部材であっ
    て、この衝撃吸収部材を前記アンカーボルトを貫通可能
    なセット体とリング体とで構成し、前記セット体の下周
    囲部を前記リング体を載置可能に形成することを特徴と
    する衝撃吸収部材。
  3. 【請求項3】 衝撃吸収部材とナットを一体に形成する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2の衝撃吸収部
    材。
JP34917295A 1995-12-19 1995-12-19 衝撃吸収部材 Pending JPH09170202A (ja)

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JP34917295A JPH09170202A (ja) 1995-12-19 1995-12-19 衝撃吸収部材

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100442641B1 (ko) * 2001-12-22 2004-08-02 주식회사 포스코 응력분산 보강판을 이용한 강상판 교량용 철재방호울타리의 지주정착구조
JP2009209573A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Sekisui Jushi Co Ltd 緩衝部材及び防護柵支持構造
JP2011157715A (ja) * 2010-01-30 2011-08-18 Sekisui Jushi Co Ltd 防護柵

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KR100442641B1 (ko) * 2001-12-22 2004-08-02 주식회사 포스코 응력분산 보강판을 이용한 강상판 교량용 철재방호울타리의 지주정착구조
JP2009209573A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Sekisui Jushi Co Ltd 緩衝部材及び防護柵支持構造
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