JP2000120022A - 高架橋の下部構造 - Google Patents
高架橋の下部構造Info
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Abstract
る軸力増加を抑制する。 【構成】本発明に係る高架橋の下部構造は、所定の間隔
で立設された一対の柱状橋脚1、1と、該柱状橋脚の頂
部に架け渡された梁2とで形成されたRCラーメン構造
3と、該一対の柱状橋脚1、1及び梁2を含む面内空間
に配置された逆V字状をなすブレース材4と、該ブレー
ス材の頂部と梁2との間に介在されたエネルギー吸収ダ
ンパとしてのせん断型ダンパ5とから構成してある。せ
ん断型ダンパ5は、その上方にT字断面状に固定された
基板13に挿通孔12を形成してあり、該挿通孔にRC
ラーメン構造3の梁2下面に定着されたアンカーボルト
11の先端を遊貫することで、せん断型ダンパ5を梁2
との間で鉛直相対変位が許容されるように連結してあ
る。
Description
用RC高架橋の下部構造に関する。
を横断する狭義の橋梁のほかに市街地において連続的に
建設される、いわゆる高架橋がある。かかる高架橋は、
効率的な土地利用の観点から、道路上、鉄道上あるいは
河川上の空間に連続して建設されることが多いが、コス
ト等の関係上、従来の高架橋の下部構造は、RCラーメ
ン構造を採用することがほとんどであった。
に上部構造の重量が大きくなりがちであるため、大地震
時には、上部構造から作用する水平力をRCラーメン構
造の柱状橋脚だけで支持しなければならず、柱状橋脚の
基部同士を連結する基礎梁が不可欠になるなど、耐震上
の制約が多かった。
は、RCラーメン構造の面内に逆V字状をなすブレース
材を配置するとともに該ブレース材の頂部近傍とRCラ
ーメン構造の梁との間にエネルギー吸収ダンパを設ける
高架橋の下部構造を開発した。そして、かかる構成によ
れば、従来よりも大幅な耐震性の改善が実現可能である
ことがわかった。
主として鋼材で形成されるブレース材とRCラーメンと
の変形性能の違いに起因してRCラーメンの柱状橋脚だ
けに塑性伸び変形が残留し、その結果、ブレース材から
の引張力が軸力として柱状橋脚に作用し、柱状橋脚のじ
ん性率が低下するという新たな問題を生じていた。
たもので、繰り返し水平荷重下において柱状橋脚に作用
する軸力の増加を抑制可能な高架橋の下部構造を提供す
ることを目的とする。
め、本発明に係る高架橋の下部構造は請求項1に記載し
たように、所定の間隔で立設された一対の柱状橋脚と該
柱状橋脚の頂部に架け渡された梁とでRCラーメン構造
を形成して前記一対の柱状橋脚及び前記梁を含む面内空
間に逆V字状をなすブレース材を配置するとともに、該
ブレース材の頂部近傍と前記梁の中央近傍との間に水平
相対変位に対してエネルギー吸収を行うエネルギー吸収
ダンパを介在させ、該エネルギー吸収ダンパを、前記梁
若しくは前記ブレース材との間で鉛直相対変位が許容さ
れるように該梁及び該ブレース材に連結したものであ
る。
求項2に記載したように、所定の間隔で立設された一対
の柱状橋脚と該柱状橋脚の頂部に架け渡された梁とでR
Cラーメン構造を形成して前記一対の柱状橋脚及び前記
梁を含む面内空間に逆V字状をなすブレース材を配置す
るとともに、該ブレース材の頂部近傍と前記梁の中央近
傍との間に水平相対変位に対してエネルギー吸収を行う
エネルギー吸収ダンパを介在させて所定の連結部材で連
結し、該連結部材、前記梁若しくは前記ブレース材の少
なくともいずれかを前記柱状橋脚の塑性伸び変形が拘束
されることがないように所定の降伏強度で降伏させるよ
うに構成したものである。
は、上部構造からRCラーメン構造の梁に伝達された地
震時水平力が、同じくRCラーメン構造を構成する一対
の柱状橋脚に伝達されるとともに、梁の中央近傍に連結
されたエネルギー吸収ダンパを介してブレース材にそれ
ぞれ伝達される。そして、地震エネルギーが小さい場合
には、RCラーメン構造及びブレース材による高い剛性
によって上部構造の振幅が抑制されるとともに、地震エ
ネルギーが大きい場合には、梁とブレース材頂部近傍と
の間に介在されたエネルギー吸収ダンパがそれらの水平
相対変位に応じた強制変形を受けて履歴減衰によるエネ
ルギー吸収が行われ、下部構造ひいては高架橋全体の揺
れを速やかに収斂させる。
作用すると、従来であれば、ブレース材がRCラーメン
構造の柱状橋脚の塑性伸び変形を拘束するため、その拘
束分に相当する軸力が柱状橋脚に新たに作用して柱状橋
脚のじん性率が低下するという問題があったが、本発明
においては、エネルギー吸収ダンパを、梁若しくはブレ
ース材との間で鉛直相対変位が許容されるようにそれら
に連結してあるため、ブレース材の引張力は、RCラー
メン構造の梁、ひいては柱状橋脚に伝達せず、その結
果、該柱状橋脚の軸力が増加することはない。
ダンパを梁やブレース材にそれぞれ連結する連結部材、
梁若しくはブレース材の少なくともいずれかを柱状橋脚
の塑性伸び変形が拘束されることがないように所定の降
伏強度で降伏させるように構成したので、やはり、ブレ
ース材の引張力は、RCラーメン構造の梁、ひいては柱
状橋脚に伝達せず、その結果、該柱状橋脚の軸力が増加
することはない。
方向、例えば地上に敷設された軌道や道路を跨ぐように
配置する方向のみならず、橋軸方向に平行な方向も含
む。なお、前者の場合には、いわゆる門型ラーメンとな
ることが多いが、後者の場合には、いわゆる連続ラーメ
ンとなる。
るか鉄道橋であるかといった用途は問わない。
梁とブレース材の頂部近傍との相対水平変位に応じた強
制変形を受けて履歴減衰によるエネルギー吸収が行われ
るものであれば、どのようなダンパを用いてもよい。例
えば、リブ付き鋼板のせん断変形に伴う履歴減衰を利用
したせん断型ダンパ、鋼棒の曲げ変形に伴う履歴減衰を
利用した鋼棒曲げ型ダンパ、特に球面軸受けを組み込ん
だ鋼棒曲げ型ダンパなどが考えられる。
ス材との間で鉛直相対変位が許容されるようにそれらに
連結する構成としてはさまざまなものが考えられるが、
例えばブレース材の頂部近傍にエネルギー吸収ダンパを
固定する一方、RCラーメン構造の梁下面にアンカーボ
ルトを定着し、該アンカーボルトの先端をエネルギー吸
収ダンパに設けた挿通孔に遊貫することが考えられる
し、逆に、RCラーメン構造の梁下面にエネルギー吸収
ダンパを固定する一方、ブレース材の頂部にアンカーボ
ルトを固定し、該アンカーボルトの先端をエネルギー吸
収ダンパに設けた挿通孔に遊貫することが考えられる。
なお、球面軸受けを組み込んだ鋼棒曲げ型ダンパを用い
る場合には、鋼棒の抜け出しが本来的に考慮されてお
り、該抜け出しが本発明でいう鉛直相対変位の許容に相
当するのであらためて特段の工夫を施す必要はない。
ス材にそれぞれ連結する連結部材、梁若しくはブレース
材の少なくともいずれかを柱状橋脚の塑性伸び変形が拘
束されることがないように所定の降伏強度で降伏させる
ように構成するには、例えば、連結部材の場合にはアン
カーボルト等を降伏させる、梁の場合には該梁の主筋を
少なくする、ブレース材の場合には低降伏点鋼材を使用
するなどの構成が考えられる。
構造の実施の形態について、添付図面を参照して説明す
る。なお、従来技術と実質的に同一の部品等については
同一の符号を付してその説明を省略する。
造を橋軸方向から見た正面図である。同図でわかるよう
に、本実施形態に係る高架橋の下部構造は、所定の間隔
で立設された一対の柱状橋脚1、1と該柱状橋脚の頂部
に架け渡された梁2とで形成されたRCラーメン構造3
と、該一対の柱状橋脚1、1及び梁2を含む面内空間に
配置された逆V字状をなすブレース材4と、該ブレース
材の頂部と梁2との間に介在されたエネルギー吸収ダン
パとしてのせん断型ダンパ5とから構成してある。ここ
で、柱状橋脚1は、例えば杭6を地盤8に打ち込んだ上
でその杭頭部に基部7を設け、該基部の上に立設するよ
うにすればよい。また、ブレース材4は例えば鋼材で形
成することができる。
図2に示すようにブレース材4の頂部に固定してある
が、その上方にT字断面状に固定された基板13には挿
通孔12を形成してあり、該挿通孔にRCラーメン構造
3の梁2下面に定着されたアンカーボルト11の先端を
遊貫することで、せん断型ダンパ5を梁2との間で鉛直
相対変位が許容されるように連結してある。せん断型ダ
ンパ5は、例えばウェブにてせん断降伏する鋼材を用い
て構成するとともに、該ウェブにて局部座屈することが
ないよう、例えば格子状の補強リブを面外方向に突設し
ておくのがよい。
下でRCラーメン構造3の柱状橋脚1が徐々に伸びた場
合に、繰り返し水平力を基板13を介してせん断型ダン
パ5に伝達させつつ、挿通孔12からスムーズに上方に
抜け出すことで鉛直方向の引張力をせん断型ダンパ5や
ブレース材4に伝達させないように、その外径を挿通孔
12の内径よりも若干小さめに設定する。
13と梁2の下面との間に隙間を設けてあるが、RCラ
ーメン構造3と鋼材で形成されたブレース材4とを比較
した場合、一般的には、ブレース材4の方が変形能力が
優る、言い換えれば繰り返し水平荷重を受けた場合にブ
レース材4の方が塑性伸び変形を生じにくいことが多い
ので、かかる場合には、同図に示すような隙間を設けて
おく必要はない。
突出する長さについては、繰り返し水平荷重を受けたと
きに基板13と梁2の下面との間に生じると想定される
最大隙間よりも大きくなるように設定すればよい。ま
た、それを満たす限り、同図のようなアンカーボルト1
1に代えて頭部付きのアンカーボルトを使用するように
してもよい。
ては、地震の際に上部構造9(図1)からRCラーメン
構造3の梁2に伝達された地震時水平力は、同じくRC
ラーメン構造を構成する一対の柱状橋脚1、1に伝達さ
れるとともに、梁2の中央近傍に連結されたせん断型ダ
ンパ5を介してブレース材4にそれぞれ伝達される。そ
して、地震エネルギーが小さい場合には、RCラーメン
構造3及びブレース材4による高い剛性によって上部構
造9の振幅が抑制されるとともに、地震エネルギーが大
きい場合には、梁2とブレース材4頂部近傍との間に介
在されたエネルギー吸収ダンパ5がそれらの水平相対変
位に応じた強制変形を受けて履歴減衰によるエネルギー
吸収が行われ、下部構造ひいては高架橋全体の揺れを速
やかに収斂させる。
作用すると、従来であれば、ブレース材がRCラーメン
構造の柱状橋脚の塑性伸び変形を拘束するため、その拘
束分に相当する軸力が柱状橋脚に新たに作用して柱状橋
脚のじん性率が低下するという問題があったが、本実施
形態においては、図3に示したように、RCラーメン構
造3の柱状橋脚1、1が塑性伸び変形を生じても、梁2
に定着されたアンカーボルト11は、せん断型ダンパ5
の上端に固定された基板13から抜け出すので、引張力
が伝達せず、かくして梁2とブレース材4との間で鉛直
相対変位が許容されることとなる。一方、水平力につい
ては、梁2からアンカーボルト11、基板13を介して
せん断型ダンパ5に伝達されるので、該せん断型ダンパ
は、地震時水平力をエネルギー吸収する。
高架橋の下部構造によれば、地震エネルギーが小さい場
合には、RCラーメン構造3及びブレース材4による高
い剛性によって上部構造9の振幅を抑制することができ
るとともに、地震エネルギーが大きい場合には、梁2と
ブレース材4頂部近傍との間に介在されたせん断型ダン
パ5によって履歴減衰によるエネルギー吸収を行い、下
部構造ひいては高架橋全体の揺れを速やかに収斂させる
ことが可能となる。
直相対変位が許容されるように該梁に連結してあるた
め、ブレース材4の引張力がRCラーメン構造3の梁
2、ひいては柱状橋脚1、1に伝達するのが防止され、
該柱状橋脚の軸力が増加することはない。また、せん断
型ダンパ5自体の塑性変形による鉛直方向縮みが生じる
ことも考えられるが、かかる鉛直変位についても、アン
カーボルト11の抜け出しによって同様に吸収されるた
め、柱状橋脚の軸力を増加させるおそれはない。
1のじん性率低下を未然に防止しつつ、せん断型ダンパ
5による地震時水平力のエネルギー吸収を行って高い耐
震性を確保することが可能となる。なお、一定規模以下
の地震については、RCラーメン構造3及びブレース材
4の変形を弾性域にとどめ、せん断型ダンパ5だけに地
震エネルギーを集中させることができるため、塑性変形
してエネルギー吸収作用が低下したせん断型ダンパ5を
交換することにより、元通りの下部構造に復旧すること
ができることは言うまでもない。
2に単に定着させるようにしたが、梁2に予め埋設され
た雌ねじ部材にアンカーボルト11をねじ込む構成とし
ておけば、アンカーボルト11を梁2から取り外すこと
によってせん断型ダンパ5の交換を容易に行うことが可
能となる。
を梁2との間で鉛直相対変位が許容されるように該梁に
連結するように構成したが、逆に梁2に固定し、ブレー
ス材4の側で鉛直相対変位を吸収するようにしてもよい
ことは言うまでもない。
端を柱状橋脚1、1の基部に固定するようにしたが、こ
れに代えて、柱状橋脚1、1の中間部に固定してもよい
ことは言うまでもない。
と梁2との間の鉛直相対変位を許容するように構成した
が、これに代えて、図4に示すように、せん断型ダンパ
5の上端を連結部材であるアンカーボルト21で梁2に
連結するとともに、下端をブレース材22に連結し、こ
れらアンカーボルト21、梁2若しくはブレース材22
の少なくともいずれかを柱状橋脚1、1の塑性伸び変形
が拘束されることがないように所定の降伏強度で降伏さ
せるように構成してもよい。ここで、アンカーボルト2
1を降伏させる場合には、その本数や径あるいは材料強
度を調整すればよいし、梁2を降伏させる場合にはその
主筋を中央近傍にて少なくするか同図(b)に示すように
断面を小さくし、該箇所にて塑性ヒンジが形成されるよ
うにすればよいし、ブレース材22を降伏させる場合に
は例えば低降伏点鋼材を使用すればよい。
ほぼ同様の作用効果を奏するが、その説明についてはこ
こでは省略する。
1、1を橋軸方向に直交する方向、例えば地上に敷設さ
れた軌道や道路を跨ぐように配置したが、これに代えて
図5に示すように橋軸方向に平行な方向に適用してもよ
い。なお、かかる場合には、いわゆる連続ラーメンとな
る。また、詳細については図2と同様であるので、ここ
ではその説明を省略する。
ンパとしてせん断型ダンパ5を採用したが、これに代え
て図6に示すように鋼棒曲げ型ダンパ32としてもよ
い。鋼棒曲げ型ダンパ32は、梁2に定着された鋼棒3
3をブレース材4の頂部に溶接等で固定された2枚の基
板34、34に形成された挿通孔に挿通するとともに、
該挿通孔に球面軸受け31を設けてなる。
うに地震時水平力が梁2から鋼棒33を介して基板3
4、34に作用したとき、その水平力をブレース材4に
伝達するとともに、繰り返し水平荷重下での鋼棒33の
曲げによる履歴減衰によってエネルギー吸収が行われ
る。また、鋼棒33が基板34、34から同図矢印に示
すように上方に抜け出すことによって梁2とブレース材
4との鉛直相対変位が許容される。なお、図6について
も基板34と梁2の下面との間に隙間が設けてあるが、
上述の実施形態と同様、かかる隙間は必ずしも必要では
ない。
が、図7に示すように、逆V字状をなすブレース材4を
構成する各ブレース本体41、41の軸力作用線が梁2
にて交差するように該ブレース材を構成してもよい。
うに、梁2からブレース材4に作用する水平力Hの高さ
位置が、ブレース本体41、41の軸力作用線の交点R
にほぼ一致する。つまり、梁2は、ブレース材4から反
力として逆方向の水平力H´を受けることは当然として
も、水平力Hの作用高さがブレース本体41、41の軸
力作用線の交点Rに一致しているため、曲げモーメント
が反力として梁2に作用する懸念がない。したがって、
かかる曲げモーメントに起因する柱状橋脚1、1の軸力
増加を抑制することも可能となる。ちなみに、ブレース
材4を構成する各ブレース本体41、41の軸力作用線
が梁2で交差せず、例えば同図(c)に示すように点Qで
交差する場合には、水平力の反力H´に起因する曲げモ
ーメントM´=dH´(dは点Qの梁2からの偏心距
離)が反力として梁2に作用し、これが柱状橋脚1、1
の軸力増加の原因となる。
2に係る本発明の高架橋の下部構造によれば、軸力増加
に伴う柱状橋脚のじん性率低下を未然に防止しつつ、エ
ネルギー吸収ダンパによる地震時水平力のエネルギー吸
収を行って高い耐震性を確保することが可能となる。
あり、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線に沿う水平断
面図。
した正面図。
図。
体図。
を示した詳細図。
を示した詳細図。
ギー吸収ダンパ) 21 アンカーボルト(連結部
材) 32 鋼棒曲げ型ダンパ(エネ
ルギー吸収ダンパ) 41 ブレース本体
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の間隔で立設された一対の柱状橋脚
と該柱状橋脚の頂部に架け渡された梁とでRCラーメン
構造を形成して前記一対の柱状橋脚及び前記梁を含む面
内空間に逆V字状をなすブレース材を配置するととも
に、該ブレース材の頂部近傍と前記梁の中央近傍との間
に水平相対変位に対してエネルギー吸収を行うエネルギ
ー吸収ダンパを介在させ、該エネルギー吸収ダンパを、
前記梁若しくは前記ブレース材との間で鉛直相対変位が
許容されるように該梁及び該ブレース材に連結したこと
を特徴とする高架橋の下部構造。 - 【請求項2】 所定の間隔で立設された一対の柱状橋脚
と該柱状橋脚の頂部に架け渡された梁とでRCラーメン
構造を形成して前記一対の柱状橋脚及び前記梁を含む面
内空間に逆V字状をなすブレース材を配置するととも
に、該ブレース材の頂部近傍と前記梁の中央近傍との間
に水平相対変位に対してエネルギー吸収を行うエネルギ
ー吸収ダンパを介在させて所定の連結部材で連結し、該
連結部材、前記梁若しくは前記ブレース材の少なくとも
いずれかを前記柱状橋脚の塑性伸び変形が拘束されるこ
とがないように所定の降伏強度で降伏させるように構成
したことを特徴とする高架橋の下部構造。
Priority Applications (1)
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Cited By (5)
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CN111560831A (zh) * | 2020-04-21 | 2020-08-21 | 中铁武汉勘察设计研究院有限公司 | 一种无固定支座的连续桥梁 |
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1998
- 1998-10-19 JP JP29651998A patent/JP3549183B2/ja not_active Expired - Fee Related
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