JP2019027194A - 橋梁の耐震補強構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐震性を向上させることができ、かつ施工が容易である橋梁の耐震補強構造を提供する。【解決手段】橋軸方向Xに延びる橋桁2と、橋桁2を支持するロッキング橋脚3とを有する橋梁1の耐震補強構造10であって、橋桁2の橋軸方向Xの中間部と地盤Gとを接続し、地盤Gに対する橋桁2の橋軸直角方向Yの地震動エネルギーを吸収するダンパー11を備えることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、ロッキング橋脚を有する橋梁の耐震補強構造に関する。
例えば高速道路に用いられる橋梁や鉄道橋梁として、橋軸方向に延びる橋桁と、橋桁の橋軸方向の中間部を支持する複数のロッキング橋脚と、橋桁の橋軸方向の両端を支持する橋台と、を備える橋梁が知られている。橋台には、橋桁の橋軸直角方向への変位を制限するために、橋桁を橋軸直角方向の両側から挟む一対の制限部材が設けられる。
近年、大規模地震に備えた橋梁の耐震補強が求められている。ロッキング橋脚は、柱の上下端にそれぞれヒンジ構造であるピボット支承が取り付けられて形成される。すなわち、ロッキング橋脚は、橋桁や橋脚基礎にピン接合される。したがって、せん断力等の力が生じず、ロッキング橋脚により橋桁を合理的に支持することができる。
一方、ピボット支承は、鉛直力支持機能と回転機能とを有するが、水平力支持機能を実質的に有さない。したがって、ロッキング橋脚を備える従来の橋梁においては、地震等が生じると、ロッキング橋脚が水平方向に大きく揺れ、地盤に対して橋桁が橋軸直角方向に大きく変位する。この結果、通常想定されうる地震動エネルギーが入力された際には、そのエネルギーを吸収するものの、想定を超える極めて大きな地震動エネルギーが入力された際には、橋台に設けられた制限部材が橋桁により破損したり、橋桁が制限部材を乗り越えて大きくずれたりする可能性がある。
下記非特許文献1では、ロッキング橋脚を備える橋梁の耐震補強のために、ロッキング橋脚をコンクリートにより覆うことが提案されている。この場合、コンクリートによりロッキング橋脚の水平方向への揺れを抑えることができるため、橋梁の耐震性を向上させることができる。
東日本高速道路株式会社 東北支社 福島管理事務所、"ロッキング橋脚を有する橋梁の耐震補強"、[online]、2017年2月10日、[2017年6月8日検索]、インターネット〈URL:http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/202424.pdf〉
非特許文献1に記載の耐震補強方法では、ロッキング橋脚の周囲にコンクリートを打設するため、ロッキング橋脚の近辺に重機を搬入した大掛かりな工事が必要となる。また、コンクリートを打設するためにロッキング橋脚の基礎を打ち直す必要がある。したがって、施工が複雑であり、工期も長期化する可能性がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、耐震性を向上させることができ、かつ施工が容易である橋梁の耐震補強構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る耐震補強構造は、橋軸方向に延びる橋桁と、前記橋桁を支持するロッキング橋脚とを有する橋梁の耐震補強構造であって、前記橋桁の前記橋軸方向の中間部と地盤とを接続し、前記地盤に対する前記橋桁の橋軸直角方向の地震動エネルギーを吸収するダンパーを備えることを特徴とする。
ダンパーにより、橋桁の橋軸直角方向の震動を低減させ、地盤に対する橋桁の橋軸直角方向の変位を低減することができる。したがって、想定外の大きな地震によって橋桁がずれたり、落下したりすることを防止できる。この結果、耐震補強構造により、橋梁の耐震性を向上させることができる。
また、ダンパーが橋桁の地震動エネルギーを吸収するため、ダンパーから橋桁に作用する荷重を低減できる。したがって、ダンパーからの荷重による橋桁の損傷を軽減させることができる。
また、ダンパーを橋桁と地盤とに接続するのみで、橋梁の耐震補強を行うことができる。例えば橋梁が高速道路に設けられている場合、中央分離帯を用いてダンパーを施工できる。したがって、耐震補強構造の施工が容易である。
また、本発明に係る耐震補強構造において、前記ダンパーは、前記橋桁を上方から見た上面視において、前記橋桁の外側に配置されてもよい。
ダンパーで橋桁を外側から支えることにより、地盤に対する橋桁の橋軸直角方向の変位をより効果的に低減できる。
また、橋桁の外側からダンパーを設置できる。ダンパーを設置するための重機も、橋桁の外側に搬入するのみでよく、橋桁の内側に搬入する必要がない。したがって、耐震補強構造の施工がより容易になる。
また、ダンパーの地盤に対する固定位置を、橋桁の外側における任意の位置とすることができる。したがって、例えば、ダンパーとして座屈拘束ブレースを採用した場合などには、ダンパーの地盤に対する傾斜角度を任意に設定することができる。例えば、ダンパーの地盤に対する傾斜角度を小さくして、ダンパーの地盤に対する固定位置を橋桁から遠ざけると、橋桁の橋軸直角方向の地震動エネルギーをダンパーに効率的に伝達することができ、ダンパーにより橋桁の橋軸直角方向の地震動エネルギーを効果的に吸収することができる。
また、本発明に係る耐震補強構造において、前記地盤には、前記ダンパーが固定されるダンパー基礎が、前記橋梁の橋梁基礎とは独立して設けられてもよい。
この場合、ダンパーを設置する際の基礎工事を地盤のうちダンパーが固定される部分のみに行えばよく、耐震補強構造の施工がより容易になる。
また、本発明に係る耐震補強構造において、前記ダンパーは、前記橋桁に直接取り付けられてもよい。
例えば、橋桁がH形鋼で形成されており、かつ、橋桁と地盤とをH形鋼ブレースにより接続した場合、H形鋼ブレースから橋桁に作用する荷重が大きくなるため、H形鋼ブレースからの荷重により橋桁が大きく損傷する可能性がある。本発明では、橋桁の地震動エネルギーを吸収するダンパーにより橋桁と地盤とを接続するため、ダンパーから橋桁に作用する荷重を低減できる。したがって、橋桁に補強部材を設けることなく、ダンパーを橋桁に直接取り付けたとしても、ダンパーからの荷重による橋桁の損傷を軽減させることができる。このようにダンパーを橋桁に直接取り付けることにより、耐震補強構造の施工がより容易になる。
また、本発明に係る耐震補強構造において、前記ダンパーとして、前記橋桁を橋軸直角方向の両側から挟むように設けられる一対のダンパーを有してもよい。
一対のダンパーで橋桁を橋軸直角方向の両側から支えることにより、地盤に対する橋桁の橋軸直角方向の変位をより効果的に低減できる。また、1つのダンパーから橋桁に作用する荷重を分散させることができる。したがって、ダンパーからの荷重による橋桁の損傷をより軽減させることができる。
また、本発明に係る耐震補強構造において、前記ダンパーは、前記ロッキング橋脚と前記橋軸方向に一致する位置にて、前記橋桁に取り付けられてもよい。
橋桁のうちロッキング橋脚が設けられる部分は、荷重を支持するために補強部材等で補剛されて硬くなっている。この補剛部分にダンパーを取り付けると、橋桁の地震動エネルギーがダンパーに効率的に伝達される。したがって、ダンパーにより、橋桁の地震動エネルギーを効果的に吸収することができる。また、ダンパーからの荷重による橋桁の損傷をより軽減させることができる。また、ダンパーの取り付けのために橋桁を追加で補強することが不要であり、耐震補強構造の施工がより容易になる。
また、本発明に係る耐震補強構造において、前記ダンパーは、座屈拘束ブレースであってもよい。
座屈拘束ブレースは、所定値以上の軸力を受けると、座屈を防止されながら塑性変形し、地震動エネルギーを吸収する。すなわち、座屈拘束ブレースから橋桁に作用する荷重に上限があり、座屈拘束ブレースから橋桁へは所定値以上の荷重がかからない。したがって、座屈拘束ブレースからの荷重による橋桁の損傷を軽減させることができる。
また、本発明に係る耐震補強構造において、前記ダンパーは、油圧ダンパーであってもよい。
また、本発明に係る耐震補強構造において、前記ダンパーは、摩擦ダンパーであってもよい。
耐震性を向上させることができ、かつ施工が容易である橋梁の耐震補強構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る橋梁および耐震補強構造を備える耐震補強橋梁ユニットの上面図である。 図1に示すII−II断面矢視図であって、ロッキング橋脚を正面視した図である。 地震が生じた際の橋梁及び耐震補強構造の挙動を示す図であり、(a)は全体図であり、(b)は断面図である。 本発明の一実施形態に係る座屈拘束ブレースの履歴復元力特性の一例、及び比較例としてのH形鋼ブレースの履歴復元力特性の一例を示すグラフである。
以下、本発明に係る橋梁の耐震補強構造の一実施形態を図1から図4を参照しながら説明する。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の厚さや寸法の比率を調整している。
図1は、橋梁1および耐震補強構造10を備える耐震補強橋梁ユニットAの上面図である。図2は、図1に示すII−II断面矢視図である。
本実施形態に係る耐震補強橋梁ユニットAは、橋梁1と、橋梁1の耐震補強に用いられる耐震補強構造10と、を備える。
橋梁1は、例えば自動車が走行する高速道路に用いられる既設の橋梁である。橋梁1は、新設される橋梁であってもよい。図1に示されるように、橋梁1は、橋軸方向Xに延びる橋桁2と、橋桁2の橋軸方向Xの中間部2aを支持するロッキング橋脚3と、橋桁2の橋軸方向Xの第一端2b及び第二端2cを支持する橋台4、5と、を備える。
図1及び図2に示されるように、耐震補強構造10は、橋桁2の中間部2aと地盤Gとを接続し、地盤Gに対する橋桁2の橋軸直角方向Yの地震動エネルギーを吸収する座屈拘束ブレース(ダンパー)11を備える。
なお、橋軸方向Xは橋桁2が延びる方向であり、例えば、橋軸直角方向Yは橋桁2の上面に沿い、かつ橋軸方向Xに直交する方向である。橋軸直角方向Yは、橋桁2の幅方向と同一である。例えば、これら橋軸方向X及び橋軸直角方向Yは、水平面に沿う方向である。
図1及び図2に示されるように、橋桁2の中間部2aは、ロッキング橋脚3により下方から支持されている。橋桁2の第一端2bは、第一橋台4により、橋軸方向X及び橋軸直角方向Yへの変位が制限されるように支持されている。橋桁2の第二端2cは、第二橋台5により、橋軸方向Xへ変位可能であるが、橋軸直角方向Yへの変位が制限されるように支持されている。
橋桁2には、例えばH形鋼を用いることができる。
図2に示されるように、ロッキング橋脚3は、上下方向に延びる柱3aと、柱3aの上端に取り付けられる第一ピボット支承3bと、柱3aの下端に取り付けられる第二ピボット支承3cと、を備える。ピボット支承3b、3cはそれぞれ、凹球面状に形成された下面を有する上沓と、凸球面状に形成された上面を有する下沓と、を備える。第一ピボット支承3bの上沓は、橋桁2の下面に固定される。これにより、橋桁2とロッキング橋脚3とは、第一ピボット支承3bにてピン接合される。第二ピボット支承3cの下沓は、地盤Gに設けられた橋脚基礎F1に固定される。これにより、橋脚基礎F1とロッキング橋脚3とは、第二ピボット支承3cにてピン接合される。
図1に示されるように、複数(本実施形態では3つ)のロッキング橋脚3が、橋軸直角方向Yに並んで配置され、橋脚セット30を形成する。また、複数(本実施形態では2つ)の橋脚セット30が、橋軸方向Xに間隔を開けて配置される。
図1に示されるように、第一橋台4には、橋桁2の橋軸方向X及び橋軸直角方向Yへの変位を制限する第一制限部材6が設けられる。第二橋台5には、橋桁2を橋軸直角方向Yの両側から挟み、橋桁2の橋軸直角方向Yへの変位を制限する一対の第二制限部材7が設けられる。一対の第二制限部材7は、橋桁2の橋軸方向Xへの変位は制限しない。したがって、第二橋台5側においては、橋桁2は、橋軸直角方向Yへの変位は制限されるが、橋軸方向Xへ変位可能であるように支持される。
座屈拘束ブレース11は、長尺状に形成されるブレース型の制振ダンパーである。座屈拘束ブレース11は、例えば、軸線に沿って延びる中心鋼材と、中心鋼材の両端部を突出させた状態で外周側から覆う鋼管と、鋼管の内側に充填されたコンクリートやモルタル等の充填材と、を備える。軸力を受ける中心鋼材が、外周側から鋼管と充填材とによって拘束されることで、面外変形や座屈を防止されながら塑性変形する。これにより、座屈拘束ブレース11は、所定値以上の軸力を受けると、座屈を防止されながら塑性変形し、地震動エネルギーを吸収する。
図1及び図2に示されるように、座屈拘束ブレース11の第一端11aは、橋桁2の側面2dに取り付けられる。第一端11aは、ロッキング橋脚3(橋脚セット30)と橋軸方向Xに一致する位置において、側面2dに取り付けられる。第一端11aは、例えばボルトやピンにより、側面2dに取り付けられる。第一端11aは、側面2dに補強部材を設けることなく、側面2dに直接取り付けられる。
座屈拘束ブレース11の第二端11bは、地盤Gに設けられたダンパー基礎F2に取り付けられ、地盤Gに対して固定される。第二端11bもまた、ロッキング橋脚3(橋脚セット30)と橋軸方向Xに一致する位置において、ダンパー基礎F2に取り付けられる。第二端11bは、例えばボルトやピンにより、ダンパー基礎F2に取り付けられる。ダンパー基礎F2は、例えば、図示しない鋼管杭により補強されている。ダンパー基礎F2は、橋脚基礎F1や、橋台4、5の橋台基礎を含む橋梁1の橋梁基礎FBとは独立して設けられる。
図1に示されるように、座屈拘束ブレース11は、橋桁2を上方から見た上面視において、橋桁2の外側に配置される。座屈拘束ブレース11は、橋桁2を上方から見た上面視において、橋軸直角方向Yに延びる。一対の座屈拘束ブレース11が、橋桁2を橋軸直角方向Yの両側から挟むように設けられる。本実施形態においては、橋梁1に対し、4つの座屈拘束ブレース11が設けられている。
図2に示されるように、橋桁2を橋軸方向Xから見た正面視において、座屈拘束ブレース11は、地盤Gに対して傾斜して配置される。座屈拘束ブレース11の地盤Gに対する傾斜角度θは、例えば、45度である。また、例えば、座屈拘束ブレース11の軸長L1は9899mmであり、第一端11aと第二端11bとの間の橋軸直角方向Yの距離L2は7000mmであり、第一端11aと第二端11bとの間の上下方向の距離L3は7000mmである。座屈拘束ブレース11の寸法は、橋梁1の寸法に応じ適宜設定される。
次に、地震が生じた際の耐震補強構造10の作用について説明する。
地震が生じると、地盤Gに対して橋梁1が震動する。橋桁2とロッキング橋脚3とは、第一ピボット支承3bによりピン接合されており、橋脚基礎F1とロッキング橋脚3とは、第二ピボット支承3cによりピン接合されている。ピボット支承3b、3cは、鉛直力支持機能と回転機能とを有するが、水平力支持機能を実質的に有さない。したがって、地震が生じると、図3に示されるように、ロッキング橋脚3が水平方向に大きく揺れ、地盤Gに対して橋桁2が橋軸直角方向Yに大きく変位しようとする。橋桁2の第一端2b及び第二端2cは橋台4、5により橋軸直角方向Yへの変位が制限されているが、橋桁2の中間部2aはロッキング橋脚3にピン接合されているのみである。したがって、中間部2aの橋軸直角方向Yへの変位が特に大きくなる。
本実施形態においては、耐震補強構造10の座屈拘束ブレース11が橋桁2の中間部2aと地盤Gとを接続している。より詳細には、座屈拘束ブレース11が橋桁2の側面2dに取り付けられ、橋桁2の中間部2aを橋軸直角方向Y側から支持している。さらに、座屈拘束ブレース11は地盤Gに対する橋桁2の橋軸直角方向Yの地震動エネルギーを吸収する。したがって、座屈拘束ブレース11により、橋桁2の橋軸直角方向Yの震動を低減させ、地盤Gに対する橋桁2の中間部2aの橋軸直角方向Yの変位を低減することができる。この結果、仮に想定外に大きな地震が生じたとしても、橋桁2がずれたり、落下したりすることを防止できる。
また、座屈拘束ブレース11が橋桁2の地震動エネルギーを吸収するため、座屈拘束ブレース11から橋桁2に作用する荷重を低減できる。したがって、座屈拘束ブレース11からの荷重による橋桁2の損傷を軽減させることができる。
図4に、本実施形態に係る座屈拘束ブレース11の履歴復元力特性の一例、及び比較例としてのH形鋼ブレースの履歴復元力特性の一例を示す。図4において、縦軸は荷重Pを示し、横軸は変形δを示す。
図4に示されるように、座屈拘束ブレース11は、例えば、1400kN以上の軸力を受けると、座屈を防止されながら塑性変形し、地震動エネルギーを吸収する。すなわち、本実施形態に係る耐震補強構造10においては、座屈拘束ブレース11から橋桁2へは、1400kN以上の荷重がかからない。したがって、座屈拘束ブレース11からの荷重による橋桁2の損傷を軽減させることができる。
比較例のH形鋼ブレースとして、軸長が9899mmであり、圧縮側の弾性限が1400kNであるH形鋼を用いた。例えば、比較例のH形鋼ブレースは、ウェブ寸法が250mmであり、フランジ寸法が250mmであり、ウェブ厚が9mmであり、フランジ厚が14mmであり、断面積は9143mmである。比較例のH形鋼ブレースは、SN材(建築構造用圧延鋼材(JIS G 3136))で形成される。この場合、比較例のH形鋼ブレースの圧縮側の弾性限は153N/mm程度であるが、引張側の降伏点は325N/mm以上となる。したがって、比較例のH形鋼ブレースは、1400kN以上の圧縮軸力が作用すると座屈するが、引張軸力に対しては2971kNまで耐えることができる。
本実施形態に係る座屈拘束ブレース11と同様に、一対の比較例のH形鋼ブレースを、橋桁2を橋軸直角方向Yの両側から挟むように設けた場合を想定する。地震により一対の比較例のH形鋼ブレースのうち一方のH形鋼ブレースに1400kN以上の圧縮軸力が作用すると、一方のH形鋼ブレースは座屈する。この結果、一方のH形鋼ブレースから橋桁2へは圧縮荷重はかからない。また、この場合、他方のH形鋼ブレースには1400kN以上の引張軸力が作用していると考えられるが、引張軸力に対しては2971kNまで耐えることができるため、他方のH形鋼ブレースは降伏しない。この結果、他方のH形鋼ブレースから橋桁2へは、1400kNを超える引張荷重がかかってしまう。したがって、他方のH形鋼ブレースからの荷重により橋桁2が大きく損傷してしまう可能性がある。
その後、地震動の揺り返しにより、他方のH形鋼ブレースに圧縮軸力が作用する。一方のH形鋼ブレースは座屈してしまっているため、他方のH形鋼ブレースのみで橋桁2を支えることとなる。したがって、他方のH形鋼ブレースのみに橋桁2の地震動エネルギーが集中する。他方のH形鋼ブレースに1400kN以上の圧縮軸力が作用すると、他方のH形鋼ブレースもまた座屈する。
以上説明したように、本実施形態に係る橋梁1の耐震補強構造10は、橋桁2の橋軸方向Xの中間部2aと地盤Gとを接続し、地盤Gに対する橋桁2の橋軸直角方向Yの地震動エネルギーを吸収する座屈拘束ブレース11(ダンパー)を備える。
座屈拘束ブレース11により、橋桁2の橋軸直角方向Yの震動を低減させ、地盤Gに対する橋桁2の橋軸直角方向Yの変位を低減することができる。したがって、想定外の大きな地震によって橋桁2がずれたり、落下したりすることを防止できる。この結果、耐震補強構造10により、橋梁1の耐震性を向上させることができる。
また、座屈拘束ブレース11が橋桁2の地震動エネルギーを吸収するため、座屈拘束ブレース11から橋桁2に作用する荷重を低減できる。したがって、座屈拘束ブレース11からの荷重による橋桁2の損傷を軽減させることができる。
また、座屈拘束ブレース11を橋桁2と地盤Gとに接続するのみで、橋梁1の耐震補強を行うことができる。例えば橋梁1が高速道路に設けられている場合、中央分離帯を用いて座屈拘束ブレース11を施工できる。したがって、耐震補強構造10の施工が容易である。
さらに、本実施形態においては、座屈拘束ブレース11は、橋桁2を上方から見た上面視において、橋桁2の外側に配置される。
座屈拘束ブレース11で橋桁2を外側から支えることにより、地盤Gに対する橋桁2の橋軸直角方向Yの変位をより効果的に低減できる。
また、橋桁2の外側から座屈拘束ブレース11を設置できる。座屈拘束ブレース11を設置するための重機も、橋桁2の外側に搬入するのみでよく、橋桁2の内側に搬入する必要がない。したがって、耐震補強構造10の施工がより容易になる。
また、座屈拘束ブレース11の地盤Gに対する固定位置を、橋桁2の外側における任意の位置とすることができる。したがって、座屈拘束ブレース11の地盤Gに対する傾斜角度θを任意に設定することができる。例えば、座屈拘束ブレース11の地盤Gに対する傾斜角度θを小さくして、座屈拘束ブレース11の地盤Gに対する固定位置(すなわち、座屈拘束ブレース11の第二端11bの位置)を橋桁2から遠ざけると、橋桁2の橋軸直角方向Yの地震動エネルギーを座屈拘束ブレース11に効率的に伝達することができ、座屈拘束ブレース11により橋桁2の橋軸直角方向Yの地震動エネルギーを効果的に吸収することができる。
さらに、本実施形態においては、地盤Gには、座屈拘束ブレース11が固定されるダンパー基礎F2が、橋梁1の橋梁基礎FBとは独立して設けられる。
この場合、座屈拘束ブレース11を設置する際の基礎工事を地盤Gのうち座屈拘束ブレース11が固定される部分のみに行えばよく、耐震補強構造10の施工がより容易になる。
さらに、本実施形態においては、座屈拘束ブレース11は、橋桁2に直接取り付けられる。
例えば、橋桁2がH形鋼で形成されており、かつ、橋桁2と地盤GとをH形鋼ブレースにより接続した場合、H形鋼ブレースから橋桁2に作用する荷重が大きくなるため、H形鋼ブレースからの荷重により橋桁2が大きく損傷する可能性がある。本実施形態では、橋桁2の地震動エネルギーを吸収する座屈拘束ブレース11により橋桁2と地盤Gとを接続するため、座屈拘束ブレース11から橋桁2に作用する荷重を低減できる。したがって、橋桁2に補強部材を設けることなく、座屈拘束ブレース11を橋桁に直接取り付けたとしても、座屈拘束ブレース11からの荷重による橋桁2の損傷を軽減させることができる。このように座屈拘束ブレース11を橋桁2に直接取り付けることにより、耐震補強構造10の施工がより容易になる。
さらに、本実施形態においては、座屈拘束ブレース11として、橋桁2を橋軸直角方向Yの両側から挟むように設けられる一対の座屈拘束ブレース11を有する。
一対の座屈拘束ブレース11で橋桁2を橋軸直角方向Yの両側から支えることにより、地盤Gに対する橋桁2の橋軸直角方向Yの変位をより効果的に低減できる。また、1つの座屈拘束ブレース11から橋桁2に作用する荷重を分散させることができる。したがって、座屈拘束ブレース11からの荷重による橋桁2の損傷をより軽減させることができる。
さらに、本実施形態においては、座屈拘束ブレース11は、ロッキング橋脚3と橋軸方向Xに一致する位置にて、橋桁2に取り付けられる。
橋桁2のうちロッキング橋脚3が設けられる部分は、荷重を支持するために補強部材等で補剛されて硬くなっている。この補剛部分に座屈拘束ブレース11を取り付けると、橋桁2の地震動エネルギーが座屈拘束ブレース11に効率的に伝達される。したがって、座屈拘束ブレース11により、橋桁2の地震動エネルギーを効果的に吸収することができる。また、座屈拘束ブレース11からの荷重による橋桁2の損傷をより軽減させることができる。また、座屈拘束ブレース11の取り付けのために橋桁2を追加で補強することが不要であり、耐震補強構造10の施工がより容易になる。
さらに、本実施形態においては、ダンパーとして、座屈拘束ブレース11を用いる。
座屈拘束ブレース11は、所定値以上の軸力を受けると、座屈を防止されながら塑性変形し、地震動エネルギーを吸収する。すなわち、座屈拘束ブレース11から橋桁2に作用する荷重に上限があり、座屈拘束ブレース11から橋桁2へは所定値以上の荷重がかからない。したがって、座屈拘束ブレース11からの荷重による橋桁2の損傷を軽減させることができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上記実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態においては、ダンパーとして座屈拘束ブレース11を用いた。しかしながら、ダンパーとして、地盤Gに対する橋桁2の橋軸直角方向Yの地震動エネルギーを吸収できる他の形態を適宜採用することが可能であり、座屈拘束ブレース11に限られない。例えば、ダンパーとして、座屈拘束ブレース以外の履歴型制振ダンパー、油圧ダンパー、あるいは摩擦ダンパーを用いてもよい。
上記実施形態においては、座屈拘束ブレース11は、上面視において、橋桁2の外側に配置された。また、ダンパー基礎F2が、橋梁1の橋梁基礎FBとは独立して設けられた。しかしながら、座屈拘束ブレース11は、上面視において、橋桁2の内側に配置されてもよい。また、ダンパー基礎F2を、橋梁1の橋梁基礎FB上に設けるなど、橋梁基礎FBと一体に形成してもよい。
上記実施形態においては、一対の座屈拘束ブレース11が、橋桁2を橋軸直角方向Yの両側から挟むように設けられた。しかしながら、座屈拘束ブレース11を、橋桁2の橋軸直角方向Yの片側のみに設けてもよい。また、座屈拘束ブレース11を、橋桁2の橋軸直角方向Yの両側にジグザグに設けてもよい。
上記実施形態においては、座屈拘束ブレース11が、ロッキング橋脚3と橋軸方向Xに一致する位置にて、橋桁2に取り付けられた。しかしながら、座屈拘束ブレース11を、橋桁2の中間部2aの任意の位置に取り付けてもよい。
上記実施形態においては、座屈拘束ブレース11は、橋桁2に直接取り付けられた。しかしながら、座屈拘束ブレース11は、補強部材などの他の部材を介して橋桁2に取り付けられてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…橋梁 2…橋桁 2a…中間部 3…ロッキング橋脚 10…耐震補強構造 11…座屈拘束ブレース(ダンパー) G…地盤 X…橋軸方向 Y…橋軸直角方向
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る耐震補強構造は、橋軸方向に延びる橋桁と、前記橋桁を支持するロッキング橋脚とを有する橋梁の耐震補強構造であって、前記橋桁の前記橋軸方向の中間部と地盤とを接続し、前記地盤に対する前記橋桁の橋軸直角方向の地震動エネルギーを吸収するダンパーを備え、前記ダンパーは、前記橋桁を上方から見た上面視において、前記橋桁の外側に配置されることを特徴とする。
また、ダンパーで橋桁を外側から支えることにより、地盤に対する橋桁の橋軸直角方向の変位をより効果的に低減できる。
また、橋桁の外側からダンパーを設置できる。ダンパーを設置するための重機も、橋桁の外側に搬入するのみでよく、橋桁の内側に搬入する必要がない。したがって、耐震補強構造の施工がより容易になる。
また、ダンパーの地盤に対する固定位置を、橋桁の外側における任意の位置とすることができる。したがって、例えば、ダンパーとして座屈拘束ブレースを採用した場合などには、ダンパーの地盤に対する傾斜角度を任意に設定することができる。例えば、ダンパーの地盤に対する傾斜角度を小さくして、ダンパーの地盤に対する固定位置を橋桁から遠ざけると、橋桁の橋軸直角方向の地震動エネルギーをダンパーに効率的に伝達することができ、ダンパーにより橋桁の橋軸直角方向の地震動エネルギーを効果的に吸収することができる。
また、本発明に係る耐震補強構造において、前記ダンパーは、油圧ダンパーであってもよい。
また、本発明に係る耐震補強構造において、前記ダンパーは、摩擦ダンパーであってもよい。
また、本発明に係る耐震補強構造は、橋軸方向に延びる橋桁と、前記橋桁を支持するロッキング橋脚とを有する橋梁の耐震補強構造であって、前記橋桁の前記橋軸方向の中間部と地盤とを接続し、前記地盤に対する前記橋桁の橋軸直角方向の地震動エネルギーを吸収するダンパーを備え、前記ダンパーは、前記橋桁に直接取り付けられることを特徴とする。
また、本発明に係る耐震補強構造は、橋軸方向に延びる橋桁と、前記橋桁を支持するロッキング橋脚とを有する橋梁の耐震補強構造であって、前記橋桁の前記橋軸方向の中間部と地盤とを接続し、前記地盤に対する前記橋桁の橋軸直角方向の地震動エネルギーを吸収するダンパーを備え、前記ダンパーとして、前記橋桁を橋軸直角方向の両側から挟むように設けられる一対のダンパーを有することを特徴とする。

Claims (9)

  1. 橋軸方向に延びる橋桁と、前記橋桁を支持するロッキング橋脚とを有する橋梁の耐震補強構造であって、
    前記橋桁の前記橋軸方向の中間部と地盤とを接続し、前記地盤に対する前記橋桁の橋軸直角方向の地震動エネルギーを吸収するダンパーを備えることを特徴とする耐震補強構造。
  2. 前記ダンパーは、前記橋桁を上方から見た上面視において、前記橋桁の外側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の耐震補強構造。
  3. 前記地盤には、前記ダンパーが固定されるダンパー基礎が、前記橋梁の橋梁基礎とは独立して設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の耐震補強構造。
  4. 前記ダンパーは、前記橋桁に直接取り付けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の耐震補強構造。
  5. 前記ダンパーとして、前記橋桁を橋軸直角方向の両側から挟むように設けられる一対のダンパーを有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の耐震補強構造。
  6. 前記ダンパーは、前記ロッキング橋脚と前記橋軸方向に一致する位置にて、前記橋桁に取り付けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の耐震補強構造。
  7. 前記ダンパーは、座屈拘束ブレースであることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の耐震補強構造。
  8. 前記ダンパーは、油圧ダンパーであることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の耐震補強構造。
  9. 前記ダンパーは、摩擦ダンパーであることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の耐震補強構造。
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