JP4722560B2 - 補強鋼材の耐力を有効利用した建築部材 - Google Patents
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Description
補強鋼材である鉄筋で補強されたコンクリート杭は、基礎との接合位置である同基礎の下面位置で鉄筋の応力比が略等しくなるように、杭の中立軸から離れるにしたがい、強度が大きい鉄筋を配置し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鉄筋を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする。
補強鋼材である鋼管が多重に配置された杭は、基礎との接合位置である同基礎の下面位置で鋼管の応力比が略等しくなるように、杭の中立軸から離れるにしたがい、強度が大きい鋼管を配置し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鋼管を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする。
補強鋼材である鉄筋で補強されたコンクリート柱は、梁との接合位置である下階梁の上面位置又は上階梁の下面位置の少なくとも一方の位置で、鉄筋の応力比が略等しくなるように、柱の中立軸から離れるにしたがい、強度が大きい鉄筋を配置し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鉄筋を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする。
補強鋼材である鋼管が多重に配置されたコンクリート充填鋼管柱は、梁との接合位置である下階梁の上面位置又は上階梁の下面位置の少なくとも一方の位置で、鋼管の応力比が略等しくなるように、柱の中立軸から離れるにしたがい、強度が大きい鋼管を配置し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鋼管を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする。
補強鋼材である鉄筋で補強されたコンクリート梁は、柱との接合位置である同柱の外周面位置で鉄筋の応力比が略等しくなるように、梁の中立軸から離れるにしたがい、強度が大きい鉄筋を配置し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鉄筋を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする。
補強鋼材である鉄筋で補強されたコンクリート杭は、基礎との接合位置である同基礎の下面位置近傍おいて、鉄筋の周辺に所定の高さの空隙部を形成しており、同空隙部の高さを、基礎の下面位置で鉄筋の歪みが略等しくなるように、杭の中立軸から離れるにしたがい、高く設定し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鉄筋を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする。
補強鋼材である鋼管が多重に配置された杭は、基礎との接合位置である同基礎の下面位置近傍において、鋼管の周辺に所定の高さの空隙部を形成しており、同空隙部の高さを、基礎の下面位置で鋼管の歪みが略等しくなるように、杭の中立軸から離れるにしたがい、高く設定し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鋼管を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする。
補強鋼材である鉄筋で補強されたコンクリート柱は、梁との接合位置である下階梁の上面位置又は上階梁の下面位置の少なくとも一方の位置近傍において、鉄筋の周辺に所定の高さの空隙部を形成しており、同空隙部の高さを、前記下階梁の上面位置又は上階梁の下面位置の少なくとも一方の位置で、鉄筋の歪みが略等しくなるように、柱の中立軸から離れるにしたがい、高く設定し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鉄筋を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする。
補強鋼材である鋼管が多重に配置されたコンクリート充填鋼管柱は、梁との接合位置である下階梁の上面位置又は上階梁の下面位置の少なくとも一方の位置近傍において、鋼管の周辺に所定の高さの空隙部を形成しており、同空隙部の高さを、前記下階梁の上面位置又は上階梁の下面位置の少なくとも一方の位置で、鋼管の歪みが略等しくなるように、柱の中立軸から離れるにしたがい、高く設定し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鋼管を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする。
補強鋼材である鉄筋で補強されたコンクリート梁は、柱との接合位置である同柱の外周面位置近傍において、鉄筋の周辺に所定の長さの空隙部を形成しており、同空隙部の長さを、柱の外周面位置で、鉄筋の歪みが略等しくなるように、梁の中立軸から離れるにしたがい、長く設定し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鉄筋を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする。
空隙部に粘弾性体を充填していることを特徴とする。
2 鉄筋
2a 杭の中立軸から遠い鉄筋
2b 杭の中立軸に近い鉄筋
T1 杭の中立軸
3 基礎梁
3a 基礎梁の下面
4 三重鋼管杭
5a 杭の中立軸から遠い鋼管
5b 杭の中立軸に近い鋼管
5c 中立軸から遠い鋼管と近い鋼管との間に配置された鋼管
T2 杭の中立軸
6 鉄筋コンクリート柱
7a 柱の中立軸から遠い鉄筋
7b 柱の中立軸に近い鉄筋
T3 柱の中立軸
8 上階梁
8a 上階梁の下面
9 下階梁
9a 下階梁の上面
10 コンクリート充填鋼管柱
11a 柱の中立軸から遠い鋼管
11b 柱の中立軸に近い鋼管
11c 柱の中立軸から遠い鋼管と近い鋼管との間に配置された鋼管
T4 柱の中立軸
12 鉄筋コンクリート梁
13a 梁の中立軸から遠い鉄筋
13b 梁の中立軸に近い鉄筋
T5 梁の中立軸
14 柱
14a 柱の外周面
15 鉄筋コンクリート杭
16a 杭の中立軸から遠い鉄筋
16b 杭の中立軸に近い鉄筋
T6 杭の中立軸
17 空隙部
L1 空隙部の高さ
18 三重鋼管杭
19a 杭の中立軸から遠い鋼管
19b 杭の中立軸に近い鋼管
19c 杭の中立軸から遠い鋼管と近い鋼管との間に配置された鋼管
T7 杭の中立軸
20、21 空隙部
L2、L3 空隙部の高さ
22 鉄筋コンクリート柱
23a 柱の中立軸から遠い鉄筋
23b 柱の中立軸に近い鉄筋
T8 柱の中立軸
24 空隙部
L4 空隙部の高さ
25 コンクリート充填鋼管柱
26a 柱の中立軸から遠い鋼管
26b 柱の中立軸に近い鋼管
26c 柱の中立軸から遠い鋼管と近い鋼管との間に配置された鋼管
T9 柱の中立軸
27、28 空隙部
L5、L6 空隙部の高さ
29 鉄筋コンクリート梁
30a 梁の中立軸から遠い鉄筋
30b 梁の中立軸に近い鉄筋
T10 梁の中立軸
31 空隙部
L7 空隙部の長さ
Claims (11)
- 補強鋼材である鉄筋で補強されたコンクリート杭は、基礎との接合位置である同基礎の下面位置で鉄筋の応力比が略等しくなるように、杭の中立軸から離れるにしたがい、強度が大きい鉄筋を配置し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鉄筋を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする、補強鋼材の耐力を有効利用した建築部材。
- 補強鋼材である鋼管が多重に配置された杭は、基礎との接合位置である同基礎の下面位置で鋼管の応力比が略等しくなるように、杭の中立軸から離れるにしたがい、強度が大きい鋼管を配置し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鋼管を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする、補強鋼材の耐力を有効利用した建築部材。
- 補強鋼材である鉄筋で補強されたコンクリート柱は、梁との接合位置である下階梁の上面位置又は上階梁の下面位置の少なくとも一方の位置で、鉄筋の応力比が略等しくなるように、柱の中立軸から離れるにしたがい、強度が大きい鉄筋を配置し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鉄筋を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする、補強鋼材の耐力を有効利用した建築部材。
- 補強鋼材である鋼管が多重に配置されたコンクリート充填鋼管柱は、梁との接合位置である下階梁の上面位置又は上階梁の下面位置の少なくとも一方の位置で、鋼管の応力比が略等しくなるように、柱の中立軸から離れるにしたがい、強度が大きい鋼管を配置し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鋼管を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする、補強鋼材の耐力を有効利用した建築部材。
- 補強鋼材である鉄筋で補強されたコンクリート梁は、柱との接合位置である同柱の外周面位置で鉄筋の応力比が略等しくなるように、梁の中立軸から離れるにしたがい、強度が大きい鉄筋を配置し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鉄筋を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする、補強鋼材の耐力を有効利用した建築部材。
- 補強鋼材である鉄筋で補強されたコンクリート杭は、基礎との接合位置である同基礎の下面位置近傍おいて、鉄筋の周辺に所定の高さの空隙部を形成しており、同空隙部の高さを、基礎の下面位置で鉄筋の歪みが略等しくなるように、杭の中立軸から離れるにしたがい、高く設定し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鉄筋を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする、補強鋼材の耐力を有効利用した建築部材。
- 補強鋼材である鋼管が多重に配置された杭は、基礎との接合位置である同基礎の下面位置近傍において、鋼管の周辺に所定の高さの空隙部を形成しており、同空隙部の高さを、基礎の下面位置で鋼管の歪みが略等しくなるように、杭の中立軸から離れるにしたがい、高く設定し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鋼管を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする、補強鋼材の耐力を有効利用した建築部材。
- 補強鋼材である鉄筋で補強されたコンクリート柱は、梁との接合位置である下階梁の上面位置又は上階梁の下面位置の少なくとも一方の位置近傍において、鉄筋の周辺に所定の高さの空隙部を形成しており、同空隙部の高さを、前記下階梁の上面位置又は上階梁の下面位置の少なくとも一方の位置で、鉄筋の歪みが略等しくなるように、柱の中立軸から離れるにしたがい、高く設定し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鉄筋を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする、補強鋼材の耐力を有効利用した建築部材。
- 補強鋼材である鋼管が多重に配置されたコンクリート充填鋼管柱は、梁との接合位置である下階梁の上面位置又は上階梁の下面位置の少なくとも一方の位置近傍において、鋼管の周辺に所定の高さの空隙部を形成しており、同空隙部の高さを、前記下階梁の上面位置又は上階梁の下面位置の少なくとも一方の位置で、鋼管の歪みが略等しくなるように、柱の中立軸から離れるにしたがい、高く設定し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鋼管を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする、補強鋼材の耐力を有効利用した建築部材。
- 補強鋼材である鉄筋で補強されたコンクリート梁は、柱との接合位置である同柱の外周面位置近傍において、鉄筋の周辺に所定の長さの空隙部を形成しており、同空隙部の長さを、柱の外周面位置で、鉄筋の歪みが略等しくなるように、梁の中立軸から離れるにしたがい、長く設定し、地震時などに作用する曲げモーメントによって鉄筋を略同時期に塑性化させる構成としたことを特徴とする、補強鋼材の耐力を有効利用した建築部材。
- 空隙部に粘弾性体を充填していることを特徴とする、請求項6〜10のいずれか一に記載した補強鋼材の耐力を有効利用した建築部材。
Priority Applications (1)
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JP2005155220A JP4722560B2 (ja) | 2005-05-27 | 2005-05-27 | 補強鋼材の耐力を有効利用した建築部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005155220A JP4722560B2 (ja) | 2005-05-27 | 2005-05-27 | 補強鋼材の耐力を有効利用した建築部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005155220A Expired - Fee Related JP4722560B2 (ja) | 2005-05-27 | 2005-05-27 | 補強鋼材の耐力を有効利用した建築部材 |
Country Status (1)
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-
2005
- 2005-05-27 JP JP2005155220A patent/JP4722560B2/ja not_active Expired - Fee Related
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