JP2002097650A - 杭頭の接合構造及び耐震杭 - Google Patents

杭頭の接合構造及び耐震杭

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JP2002097650A
JP2002097650A JP2000291526A JP2000291526A JP2002097650A JP 2002097650 A JP2002097650 A JP 2002097650A JP 2000291526 A JP2000291526 A JP 2000291526A JP 2000291526 A JP2000291526 A JP 2000291526A JP 2002097650 A JP2002097650 A JP 2002097650A
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pile
plastic hinge
earthquake
hinge portion
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JP2000291526A
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English (en)
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Matsutaro Seki
松太郎 関
Hirotoshi Sei
広歳 清
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】主として杭頭と基礎スラブとの接合部における
地震時曲げ破壊を防止する。 【構成】本発明に係る杭頭の接合構造1は、杭であるR
C杭2の頭部と上部構造物の基礎部材であるRC基礎ス
ラブ3とを低降伏点鋼材からなる鉄筋4を介して接合し
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、杭基礎で採用され
る杭頭の接合構造及び耐震杭に関する。
【0002】
【従来の技術】杭基礎には支持杭形式と摩擦杭形式とが
あり、前者は、良質な支持層が地下深くにある場合に該
支持層まで打ち込んだ杭の上に上部構造物を構築するこ
とによって、構造物重量を支持層で安定支持する形式で
あり、後者は、良質な支持層がない場合に周辺地盤との
摩擦力によって上部構造物を支持する形式の基礎形式で
ある。
【0003】これらの杭は、当然ながら上部構造物の重
量を確実に支持できなければならないが、地震時におい
ては、上部構造物からの水平力によって杭頭に大きなせ
ん断力や曲げモーメントが作用するため、設計施工時に
は地震時安全性に対する十分な配慮が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、杭と基礎スラブ
とを接合する方法として、場所打ちコンクリート杭の杭
頭を基礎スラブに10cm程度埋め込んで予め出してお
いた杭の主筋を基礎スラブに定着させたり、既製杭の杭
頭を基礎スラブに杭径長さ程度埋め込んだりする方法が
あったが、これらの接合方法では、固定度αが1.0、
すなわちほぼ剛接となり、巨大地震時においては、杭頭
に過大なせん断力や曲げモーメントが作用し、杭の破壊
ひいては上部構造物の倒壊といった不測の事態を招くお
それがあった。
【0005】また、PC杭やPHC杭の杭頭を10cm
程度基礎スラブに埋め込んで杭切断のときに残しておい
たPC鋼線や鋼棒を基礎スラブに定着させたり、鋼管杭
や外殻鋼管付き既製コンクリート杭の杭頭に溶接された
接合鉄筋を基礎スラブに定着させたり、杭中空部に杭径
の2倍程度の長さで鉄筋コンクリートを充填する中詰め
補強を行ったりする方法があったが、これらの接合方法
でも、固定度は上述した接合方法よりも小さくなるもの
の、軸力作用下では、かなりの曲げモーメントが杭頭に
発生することが実験で確かめられており、巨大地震の下
では、やはり曲げモーメントによる杭頭破壊の懸念を免
れない。
【0006】一方、地震時においては、地盤の自由振動
が杭に強制変形を与え、該強制変形が曲げモーメントや
せん断力といった部材力を杭に発生させる。かかる場合
においては、比較的深い箇所で大きな部材力が杭に発生
することが考えられるが、このような深層部での杭の破
壊をいかに防止するかについては未だ検討段階であるの
が現状である。
【0007】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、主として杭頭と基礎スラブとの接合部におけ
る地震時曲げ破壊を防止可能な杭頭の接合構造及び耐震
杭を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、主として地盤からの地震
時強制変形による杭の破壊を防止可能な耐震杭を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る杭頭の接合構造は請求項1に記載した
ように、杭の頭部と上部構造物の基礎部材とを接合して
なる杭頭の接合構造において、前記頭部と前記基礎部材
とを低降伏点鋼材からなる鉄筋を介して接合したもので
ある。
【0010】また、本発明に係る耐震杭は請求項2に記
載したように、杭本体の杭頭側に塑性ヒンジ部を設けた
ものである。
【0011】また、本発明に係る耐震杭は請求項3に記
載したように、上部杭本体と下部杭本体との間に塑性ヒ
ンジ部を設けたものである。
【0012】また、本発明に係る耐震杭は請求項4に記
載したように、上部杭本体と下部杭本体との間及び前記
上部杭本体の杭頭側にそれぞれ塑性ヒンジ部を設けたも
のである。
【0013】また、本発明に係る耐震杭は、前記塑性ヒ
ンジ部をRCで構成したものである。
【0014】また、本発明に係る耐震杭は、前記塑性ヒ
ンジ部を鋼材で構成したものである。
【0015】また、本発明に係る耐震杭は、前記塑性ヒ
ンジ部の対応位置に配筋する鉄筋を低降伏点鋼材とし、
又はその鉄筋量を減少させて構成した鉄筋籠を掘削孔内
に挿入してコンクリートを打設したものである。
【0016】また、本発明に係る耐震杭は、前記杭本体
又は前記上部杭本体及び前記下部杭本体を中空鋼管で構
成するとともに前記塑性ヒンジ部を中空鋼管で構成し、
それらを材軸方向に相互に接合したものである。
【0017】請求項1に係る杭頭の接合構造において
は、杭の頭部と上部構造物の基礎部材とを低降伏点鋼材
からなる鉄筋を介して接合してある。
【0018】そのため、杭の頭部と上部構造物の基礎部
材との接合部の降伏点が低下することとなり、地震時に
おける水平力が作用しても、杭の頭部が回転変形を生
じ、曲げモーメントがほとんど発生しない。すなわち、
従来は剛接合であった基礎部材と杭頭の接合構造がピン
接合に近い接合構造となり、地震時に水平力が上部構造
物から作用したときに杭の頭部に生じる曲げモーメント
が大幅に低減されるとともに、杭が接合される基礎部材
に生じる曲げモーメントも低減され、かくして杭の頭部
及び基礎部材の曲げ破壊を防止することができる。
【0019】請求項2に係る耐震杭においては、杭本体
の杭頭側に塑性ヒンジ部を設けてあり、該塑性ヒンジ部
を上部構造物の基礎部材に接合してある。
【0020】このようにすると、杭本体の頭部側に設け
た塑性ヒンジ部が地震による水平力を上部構造物の基礎
部材から受けたとき、該塑性ヒンジ部は塑性化して回転
変形を生じることとなる。すなわち、本発明に係る耐震
杭は、塑性ヒンジ部を介して上部構造物の基礎部材にピ
ン接合に近い状態で接合されることとなる。したがっ
て、耐震杭の杭頭すなわち塑性ヒンジ部に作用していた
曲げモーメントが大幅に低減されるとともに、耐震杭が
接合される基礎部材に作用する曲げモーメントも低減さ
れ、耐震杭及び基礎部材の曲げ破壊を防止することがで
きる。
【0021】なお、耐震杭と基礎部材とをどのように接
合するかは任意であり、杭頭側に設けた塑性ヒンジ部と
基礎部材とを剛接合してもかまわない。
【0022】杭本体をどのように構成するのかは任意で
あり、例えば、RCや鋼管等で構成することが考えられ
る。
【0023】請求項3に係る耐震杭においては、上部杭
本体と下部杭本体との間に塑性ヒンジ部を設けてある。
【0024】従来、杭を設計するにあたっては、上部構
造物の常時鉛直荷重に加えて、地震時に上部構造物に作
用する慣性力を地震時水平力として杭頭に作用させ、か
かる常時鉛直荷重及び地震時水平力を設計外力として断
面設計を行うのが一般的であった。
【0025】しかしながら、実際には地震による地盤の
自由振動が杭に強制変形を与え、その結果、杭には強制
変形による部材力が発生する。そして、杭を設計するに
あたっては、上述したような地震時水平力を杭頭に作用
させたときの部材力を考慮するだけではなく、地盤の自
由振動が与える強制変形による部材力をも考慮する必要
があることが分かってきた。
【0026】そこで、本出願人は、上述したように上部
杭本体と下部杭本体との間に塑性ヒンジ部を設けておけ
ば、地盤の自由振動によって生じる杭の部材力を低減す
ることができることを見いだした。
【0027】すなわち、上部杭本体と下部杭本体との間
に塑性ヒンジ部を設けておくと、地盤の自由振動によっ
て杭に強制変形が作用したとしても、かかる強制変形
は、塑性ヒンジ部における回転変形によって拘束が緩和
され、杭に生じる部材力は大幅に低減する。
【0028】塑性ヒンジ部をどの位置に設けるかは、周
辺地盤から強制変形を受けたときに該強制変形によって
発生するであろう杭の部材力を最も低減することができ
る位置に設定すればよい。具体的には、ボーリング調査
等によって地盤構造を予め把握し、その上で塑性ヒンジ
部の位置をパラメータとした地盤振動解析を行い、塑性
ヒンジ部の位置と杭に生じる部材力との対応関係を調べ
ることにより、最適な塑性ヒンジ部の設置位置を決定す
ることができる。例えば、地盤のせん断剛性やN値が急
変する箇所では、地盤の振動振幅も急変し、その箇所を
境に杭が受ける強制変形量が大きく異なる。すなわち、
該箇所にて大きな曲げモーメントが発生することが考え
られるので、この位置に塑性ヒンジ部を設けてピン構造
とすることにより、杭に生じる部材力を低減することが
できる。
【0029】請求項4に係る耐震杭においては、上部杭
本体と下部杭本体との間及び上部杭本体の杭頭側にそれ
ぞれ塑性ヒンジ部を設けてなり、上部杭本体の杭頭側に
設けた塑性ヒンジ部については、これを上部構造物の基
礎部材に接合してある。
【0030】このようにすると、地震時においては、上
部構造物の慣性力が地震時水平力として杭頭に作用する
が、上部杭本体の杭頭側に設けた塑性ヒンジ部は、かか
る地震時水平力を受けたときに塑性化して回転変形が生
じ、杭頭には曲げモーメントが殆ど作用しない。
【0031】一方、地震時においては、杭は上述したよ
うな地震時水平力を杭頭で受けて部材力が発生するが、
かかる上部構造物の慣性力に起因した部材力のみなら
ず、周辺の地盤から受ける強制変形に起因した部材力も
発生する。
【0032】すなわち、地震時における地盤の自由振動
による強制変形が耐震杭に作用するが、かかる強制変形
により上部杭本体と下部杭本体との間に設けた塑性ヒン
ジ部は塑性化して回転変形が生じるため、地盤からの強
制変形による拘束が緩和され、耐震杭に生じる部材力が
大幅に低減する。
【0033】要するに、本発明に係る耐震杭は、塑性ヒ
ンジ部を介して上部構造物の基礎部材にピン接合に近い
状態で接合されるとともに、上部杭本体と下部杭本体も
ピン接合に近い状態で接合されることとなる。
【0034】したがって、上部杭本体の杭頭側に設けた
塑性ヒンジ部によって杭の頭部及び基礎部材に作用して
いた曲げモーメントが大幅に低減されるとともに、地盤
状況などによって耐震杭が大きな強制変形を受けるよう
な場合であっても、所定位置に設けられた塑性ヒンジ部
によって耐震杭に作用する部材力は大幅に低減し、かく
して、頭部及び中間部における耐震杭の破壊と基礎部材
の曲げ破壊を防止することができる。
【0035】上部杭本体と下部杭本体との間の塑性ヒン
ジ部をどの位置に設けるかは、請求項3と同様にして、
周辺地盤から強制変形を受けたときに該強制変形によっ
て発生するであろう杭の部材力を最も低減することがで
きる位置に設定すればよい。
【0036】上部杭本体及び下部杭本体をどのように構
成するのかは任意であり、例えば、RCや鋼管等で構成
することが考えられる。また、上部杭本体と下部杭本体
を同じ構成とするのか、異なる構成とするのかも問わな
い。
【0037】請求項2乃至請求項4に係る塑性ヒンジ部
は、低剛性又は低降伏点となるように構成され、所定の
外力又は強制変形が作用すると塑性化して回転変形を生
じるのであればどのように構成するのかは任意である。
【0038】また、塑性ヒンジ部をどのような材料で構
成するのかは任意であり、例えば、RCで構成したり、
鋼材で構成したりすることができる。
【0039】RCで塑性ヒンジ部を構成する場合、例え
ば、塑性ヒンジ部の対応位置に配筋する鉄筋を低降伏点
鋼材とし、又はその鉄筋量を減少させて構成した鉄筋籠
を掘削孔内に挿入してコンクリートを打設することが考
えられる。
【0040】一方、鋼管で塑性ヒンジ部を構成する場
合、例えば、杭本体又は上部杭本体及び下部杭本体を中
空鋼管で構成するとともに塑性ヒンジ部を中空鋼管で構
成し、それらを材軸方向に相互に接合することが考えら
れる。
【0041】ここで、かかる塑性ヒンジ部に用いる中空
鋼管は、例えば、低降伏点鋼材からなる鋼管を用いて降
伏点を低くしたり、通常よりも肉厚の薄い鋼管や径の小
さい鋼管を用いて剛性を低くしたりすることによって構
成することが考えられる。
【0042】また、塑性ヒンジ部を、上述したように杭
本体又は上部杭本体及び下部杭本体と同じ材料で構成し
てRC耐震杭や鋼管耐震杭としてもよいが、異なる材料
のものを組み合わせて複合耐震杭を構成してもかまわな
い。
【0043】例えば、RC杭本体に鋼管で構成される塑
性ヒンジ部を接合して耐震杭を構成することが考えられ
る。かかる場合における接合方法は任意であるが、例え
ば、塑性ヒンジ部をフランジ付きの中空鋼管で構成する
とともにRC杭本体の頂部にアンカーボルトを突設して
おき、該アンカーボルトを介して塑性ヒンジ部のフラン
ジをRC杭本体の頂部にボルト接合するようにすること
が考えられる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る杭頭の接合構
造及び耐震杭の実施の形態について、添付図面を参照し
て説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等に
ついては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0045】(第1実施形態)
【0046】図1は、第1実施形態に係る杭頭の接合構
造1を示した断面図である。同図に示すように、本実施
形態に係る杭頭の接合構造1は、杭であるRC杭2の頭
部と上部構造物の基礎部材であるRC基礎スラブ3とを
低降伏点鋼材からなる鉄筋4を介して接合してある。
【0047】本実施形態に係る杭頭の接合構造1を構築
するには、まず、杭頭に低降伏点鋼材からなる鉄筋4を
突設したRC杭2を地盤に施工する。ここで、RC杭2
は、予め工場等で製造された既成杭を用いてもよいし、
掘削した地盤内に鉄筋籠を挿入してコンクリートを打設
する場所打ちコンクリート杭としてもかまわない。
【0048】次に、RC杭2から突設した鉄筋4が埋設
されるようにRC基礎スラブ3を打設する。
【0049】このように構築された杭頭の接合構造1に
おいては、RC杭2の頭部とRC基礎スラブ3との接合
部の降伏点が低下することとなり、地震時における水平
力が作用しても、RC杭2の頭部が回転変形を生じ、曲
げモーメントがほとんど発生しない。
【0050】図2は、RC杭2に上部構造物からの地震
時水平力が作用した際の曲げモーメントを示した図で、
実線が接合部を剛接合とした杭の曲げモーメント、破線
が接合部を本実施形態に係る接合構造としたRC杭2の
曲げモーメントを表している。この図に示すように、接
合部を剛接合としたときは杭の頭部に大きな曲げモーメ
ントが発生するが、本実施形態に係る杭頭の接合構造1
を用いることによって、RC杭2の頭部に生じる曲げモ
ーメントが大幅に低減される。
【0051】以上説明したように、本実施形態に係る杭
頭の接合構造1によれば、従来は剛接合であったRC基
礎スラブ3とRC杭2の頭部との接合構造がピン接合に
近い接合構造となり、地震時に水平力が上部構造物から
作用したときにRC杭2の頭部に生じる曲げモーメント
が大幅に低減されるとともに、RC杭2が接合されるR
C基礎スラブ3に生じる曲げモーメントも低減され、か
くしてRC杭2の頭部及びRC基礎スラブ3の曲げ破壊
を防止することができる。
【0052】(第2実施形態)
【0053】次に、第2実施形態に係る耐震杭について
説明する。なお、第1実施形態と実質的に同一の部品等
については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0054】図3(a)は、本実施形態に係る耐震杭11
を示した側面図であり、同図に示すように、本実施形態
に係る耐震杭11は、杭本体12の杭頭側に塑性ヒンジ
部13を設けてある。
【0055】なお、耐震杭11は上部構造物の基礎部材
14に接合されることとなるが、耐震杭11の頭部であ
る塑性ヒンジ部13と基礎部材14とをどのように接合
するかは任意であり、杭頭側に設けた塑性ヒンジ部13
と基礎部材14とを剛接合してもかまわない。
【0056】杭本体12は普通鉄筋を用いたRCで構成
してあるとともに、塑性ヒンジ部13は低降伏点鋼材か
らなる鉄筋を用いたRCで構成してある。
【0057】本実施形態に係る耐震杭11を構築するに
は、図3(b)に示すように、まず、鉄筋籠15を掘削孔
18内に挿入する。ここで、鉄筋籠15は、塑性ヒンジ
部13の対応位置に配筋する鉄筋を低降伏点鋼材からな
る鉄筋16で構成してあるとともに、杭本体12の対応
位置に配筋する鉄筋を普通鉄筋17で構成してある。
【0058】次に、掘削孔18内にコンクリートを打設
する。
【0059】このように構築された耐震杭11において
は、杭本体12の頭部側に設けた塑性ヒンジ部13が地
震による水平力を上部構造物の基礎部材14から受けた
とき、該塑性ヒンジ部は塑性化して回転変形を生じるこ
ととなる。すなわち、本実施形態に係る耐震杭11は、
塑性ヒンジ部13を介して上部構造物の基礎部材14に
ピン接合に近い状態で接合されることとなる。
【0060】したがって、耐震杭11に上部構造物から
の地震時水平力が作用した際は、第1実施形態と同様、
図2に示したように、接合部を剛接合としたときは杭の
頭部に大きな曲げモーメントが発生するが、本実施形態
に係る耐震杭11を用いることによって、耐震杭11の
頭部に生じる曲げモーメントが大幅に低減される。
【0061】以上説明したように、本実施形態に係る耐
震杭11によれば、杭頭に作用する曲げモーメントが大
幅に低減されるとともに、該杭頭が接合される基礎部材
14に作用する曲げモーメントも低減され、かくして、
上部構造物の慣性力による杭頭及び基礎部材での曲げ破
壊を防止することができる。
【0062】本実施形態では、塑性ヒンジ部13を低降
伏点鋼材からなる鉄筋16を用いて低降伏点となるよう
に構成したが、場合によっては、普通鉄筋を用いて塑性
ヒンジ部を構成してもかまわない。かかる場合には、塑
性ヒンジ部の対応位置に配筋する普通鉄筋の鉄筋量を減
少させて低剛性となるように構成することが考えられ
る。
【0063】また、本実施形態では、杭本体12及び塑
性ヒンジ部13をRCで構成して耐震杭11をRC耐震
杭としたが、場合によっては、杭本体を中空鋼管で構成
するとともに塑性ヒンジ部を中空鋼管で構成し、それら
を材軸方向に相互に接合して鋼管耐震杭としてもかまわ
ない。
【0064】ここで、かかる塑性ヒンジ部に用いる中空
鋼管は、例えば、低降伏点鋼材からなる鋼管を用いて降
伏点を低くしたり、通常よりも肉厚の薄い鋼管や径の小
さい鋼管を用いて剛性を低くしたりすることによって構
成することが考えられる。
【0065】また、上述したように塑性ヒンジ部と杭本
体とを同じ材料で構成してRC耐震杭や鋼管耐震杭とし
てもよいが、場合によっては、異なる材料のものを組み
合わせて複合耐震杭を構成してもかまわない。
【0066】図4は、複合耐震杭21を示した斜視図で
あり、同図に示すようにRCで構成される杭本体22に
鋼管で構成される塑性ヒンジ部23を接合してなる複合
耐震杭21で本発明の耐震杭を構成してある。塑性ヒン
ジ部23は、中空鋼管25の両端周縁につば状のフラン
ジ24、24を設けてなり、該塑性ヒンジ部は、杭本体
22の頂部に突設されたアンカーボルト26を用いて該
杭本体の頂部にボルト接合してある。
【0067】なお、かかる複合耐震杭21の作用効果は
上述した耐震杭11の作用効果と同様であるので、ここ
ではその説明を省略する。
【0068】(第3実施形態)
【0069】次に、第3実施形態に係る耐震杭について
説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態と実質
的に同一の部品等については同一の符号を付してその説
明を省略する。
【0070】図5(a)は、本実施形態に係る耐震杭31
を示した側面図であり、同図に示すように、本実施形態
に係る耐震杭31は、上部杭本体32と下部杭本体33
との間に塑性ヒンジ部34を設けてある。
【0071】上部杭本体32及び下部杭本体33は普通
鉄筋を用いたRCで構成してあるとともに、塑性ヒンジ
部34は低降伏点鋼材からなる鉄筋を用いたRCで構成
してある。
【0072】塑性ヒンジ部34をどの位置に設けるか
は、周辺地盤から強制変形を受けたときに該強制変形に
よって発生するであろう耐震杭31の部材力を最も低減
することができる位置に設定すればよい。具体的には、
ボーリング調査等によって地盤構造を予め把握し、その
上で塑性ヒンジ部34の位置をパラメータとした地盤振
動解析を行い、塑性ヒンジ部34の位置と耐震杭31に
生じる部材力との対応関係を調べることにより、最適な
塑性ヒンジ部34の設置位置を決定することができる。
【0073】図6(a)は、本実施形態に係る耐震杭31
を構築する地盤の構造を示した断面図であり、耐震杭3
1は軟弱層41、41の間に存在する剛性の高い中間層
42を貫通して支持地盤43まで打ち込んである。図6
(b)は、かかる地盤のN値を示した図であり、同図に示
すように、軟弱層41と中間層42との境界ではN値が
急変しており、このように地盤のN値が急変する箇所で
は、地盤の振動振幅も急変し、その箇所を境に杭が受け
る強制変形量が大きく異なる。すなわち、該箇所にて大
きな曲げモーメントが発生することが考えられるので、
例えば同図に示す境界位置に塑性ヒンジ部34を設ける
ことが考えられる。
【0074】本実施形態に係る耐震杭31を構築するに
は、図5(b)に示すように、まず、鉄筋籠35を掘削孔
18内に挿入する。ここで、鉄筋籠35は、塑性ヒンジ
部34の対応位置に配筋する鉄筋を低降伏点鋼材からな
る鉄筋36で構成してあるとともに、上部杭本体32及
び下部杭本体33の対応位置に配筋する鉄筋を普通鉄筋
37で構成してある。
【0075】次に、掘削孔18内にコンクリートを打設
する。
【0076】このように、上部杭本体32と下部杭本体
33との間に塑性ヒンジ部34を設けておくと、地盤の
自由振動によって耐震杭31に強制変形が作用したとし
ても、かかる強制変形は、塑性ヒンジ部34における回
転変形によって拘束が緩和され、耐震杭31に生じる部
材力は大幅に低減する。したがって、塑性ヒンジ部34
を介して上部杭本体32と下部杭本体33がピン接合に
近い状態で接合されることとなる。
【0077】図7は、地震時の自由振動による強制変形
が杭に作用した際の部材力を示した図で、実線が塑性ヒ
ンジ部34を設けない場合の杭の曲げモーメント及びせ
ん断力、破線が塑性ヒンジ部34を設けた場合の耐震杭
31の曲げモーメント及びせん断力をそれぞれ表してい
る。この図に示すように、塑性ヒンジ部34を設けない
ときは軟弱層41と中間層42との境界近傍で大きな部
材力が発生するが、本実施形態に係る塑性ヒンジ部34
を設けることによって、耐震杭31に生じる部材力が大
幅に低減される。
【0078】以上説明したように、本実施形態に係る耐
震杭31によれば、地盤状況などによって大きな強制変
形を受けるような場合であっても、所定位置に設けられ
た塑性ヒンジ部34によって耐震杭31に作用する部材
力は大幅に低減し、かくして、地盤の自由振動による破
壊を防止することができる。
【0079】本実施形態では、塑性ヒンジ部34を低降
伏点鋼材からなる鉄筋36を用いて低降伏点となるよう
に構成したが、場合によっては、普通鉄筋を用いて塑性
ヒンジ部を構成してもかまわない。かかる場合には、塑
性ヒンジ部の対応位置に配筋する普通鉄筋の鉄筋量を減
少させて低剛性となるように構成することが考えられ
る。
【0080】また、本実施形態では、上部杭本体32、
下部杭本体33及び塑性ヒンジ部34を全てRCで構成
してなる耐震杭31、すなわちRC耐震杭で本発明の耐
震杭を構成したが、場合によっては、図8に示すよう
に、上部杭本体52、下部杭本体53及びそれらの間に
配置される塑性ヒンジ部54をそれぞれ中空鋼管で構成
するとともにそれらを材軸方向に相互に接合してなる鋼
管耐震杭51を本発明の耐震杭としてもかまわない。
【0081】ここで、かかる塑性ヒンジ部54に用いる
中空鋼管は、例えば、低降伏点鋼材からなる鋼管を用い
て降伏点を低くしたり、通常よりも肉厚の薄い鋼管や径
の小さい鋼管を用いて剛性を低くしたりすることによっ
て構成することが考えられる。
【0082】また、上述したように塑性ヒンジ部と上部
杭本体及び下部杭本体とを同じ材料で構成してなるRC
耐震杭や鋼管耐震杭を本発明の耐震杭としてもよいが、
場合によっては、異なる材料のものを組み合わせてなる
複合耐震杭で本発明の耐震杭を構成してもかまわない。
【0083】なお、かかる複合耐震杭の作用効果は上述
した耐震杭31の作用効果と同様であるので、ここでは
その説明を省略する。
【0084】(第4実施形態)
【0085】次に、第4実施形態に係る耐震杭について
説明する。なお、第1実施形態乃至第3実施形態と実質
的に同一の部品等については同一の符号を付してその説
明を省略する。
【0086】図9は、本実施形態に係る耐震杭61を示
した図であり、同図に示すように、本実施形態に係る耐
震杭61は、上部杭本体62と下部杭本体63との間に
塑性ヒンジ部64を設けるとともに、上部杭本体62の
杭頭側にも塑性ヒンジ部65を設けてある。
【0087】なお、耐震杭61は上部構造物の基礎部材
に接合することとなるが、耐震杭61の杭頭側に設けた
塑性ヒンジ部65と上部構造物の基礎部材とをどのよう
に接合するかは任意であり、杭頭側に設けた塑性ヒンジ
部65と基礎部材とを剛接合してもかまわない。
【0088】上部杭本体62及び下部杭本体63は普通
鉄筋を用いたRCで構成してあるとともに、塑性ヒンジ
部64、65は低降伏点鋼材からなる鉄筋を用いたRC
で構成してある。
【0089】上部杭本体62と下部杭本体63との間の
塑性ヒンジ部64をどの位置に設けるかは、第3実施形
態と同様にして、周辺地盤から強制変形を受けたときに
該強制変形によって発生するであろう杭の部材力を最も
低減することができる位置に設定すればよい。
【0090】耐震杭61は、図9に示すように第3実施
形態同様、軟弱層41、41の間に存在する剛性の高い
中間層42を貫通して支持地盤43まで打ち込んであ
る。軟弱層41と中間層42との境界ではN値が急変し
ており、このように地盤のN値が急変する箇所では、地
盤の振動振幅も急変し、その箇所を境に杭が受ける強制
変形量が大きく異なる。すなわち、該箇所にて大きな曲
げモーメントが発生することが考えられるので、例えば
同図に示す境界位置に塑性ヒンジ部64を設けることが
考えられる。
【0091】本実施形態に係る耐震杭61を構築するに
は、図10に示すように、まず、鉄筋籠71を掘削孔1
8内に挿入する。ここで、鉄筋籠71は、塑性ヒンジ部
64、65の対応位置に配筋する鉄筋を低降伏点鋼材か
らなる鉄筋72で構成してあるとともに、上部杭本体6
2及び下部杭本体63の対応位置に配筋する鉄筋を普通
鉄筋73で構成してある。
【0092】次に、掘削孔18内にコンクリートを打設
する。
【0093】このように構築された耐震杭61において
は、地震時に上部構造物の慣性力が地震時水平力として
耐震杭61の杭頭に作用するが、上部杭本体62の杭頭
側に設けた塑性ヒンジ部65は、かかる地震時水平力を
受けたときに塑性化して回転変形が生じ、杭頭には曲げ
モーメントが殆ど作用しない。
【0094】一方、地震時においては、耐震杭61は上
述したような地震時水平力を杭頭で受けて部材力が発生
するが、かかる上部構造物の慣性力に起因した部材力の
みならず、周辺の地盤から受ける強制変形に起因した部
材力も発生する。
【0095】すなわち、地震時における地盤の自由振動
による強制変形が耐震杭61に作用するが、かかる強制
変形により上部杭本体62と下部杭本体63との間に設
けた塑性ヒンジ部64は塑性化して回転変形が生じるた
め、地盤からの強制変形による拘束が緩和され、耐震杭
61に生じる部材力が大幅に低減する。
【0096】要するに、本実施形態に係る耐震杭61
は、塑性ヒンジ部65を介して上部構造物の基礎部材に
ピン接合に近い状態で接合されるとともに、塑性ヒンジ
部64を介して上部杭本体32と下部杭本体63もピン
接合に近い状態で接合されることとなる。
【0097】以上説明したように、本実施形態に係る耐
震杭61によれば、上部杭本体62の杭頭側に設けた塑
性ヒンジ部65によって耐震杭61の頭部及び基礎部材
に作用していた曲げモーメントが大幅に低減されるとと
もに、地盤状況などによって耐震杭61が大きな強制変
形を受けるような場合であっても、所定位置に設けられ
た塑性ヒンジ部64によって耐震杭61に作用する部材
力は大幅に低減し、かくして、頭部及び基礎部材の曲げ
破壊並びに中間部における耐震杭61の破壊を防止する
ことができる。
【0098】本実施形態では、塑性ヒンジ部64、65
を低降伏点鋼材からなる鉄筋72を用いて低降伏点とな
るように構成したが、場合によっては、普通鉄筋を用い
て塑性ヒンジ部を構成してもかまわない。かかる場合に
は、塑性ヒンジ部の対応位置に配筋する普通鉄筋の鉄筋
量を減少させて低剛性となるように構成することが考え
られる。
【0099】また、本実施形態では、上部杭本体62、
下部杭本体63及び塑性ヒンジ部64、65を全てRC
で構成してなる耐震杭61、すなわちRC耐震杭で本発
明の耐震杭を構成したが、場合によっては、上部杭本
体、下部杭本体、それらの間に配置される塑性ヒンジ部
及び上部杭本体の杭頭側に配置される塑性ヒンジ部をそ
れぞれ中空鋼管で構成するとともにそれらを材軸方向に
相互に接合してなる鋼管耐震杭を本発明の耐震杭として
もかまわない。
【0100】ここで、かかる塑性ヒンジ部に用いる中空
鋼管は、例えば、低降伏点鋼材からなる鋼管を用いて降
伏点を低くしたり、通常よりも肉厚の薄い鋼管や径の小
さい鋼管を用いて剛性を低くしたりすることによって構
成することが考えられる。
【0101】また、上述したように塑性ヒンジ部と上部
杭本体及び下部杭本体とを同じ材料で構成してなるRC
耐震杭や鋼管耐震杭を本発明の耐震杭としてもよいが、
場合によっては、異なる材料のものを組み合わせてなる
複合耐震杭で本発明の耐震杭を構成してもかまわない。
【0102】なお、かかる複合耐震杭の作用効果は上述
した耐震杭61の作用効果と同様であるので、ここでは
その説明を省略する。
【0103】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る杭頭の
接合構造及び耐震杭によれば、主として上部構造物から
の地震時水平力によって杭頭に作用する曲げモーメント
が大幅に低減されるとともに、杭が接合される基礎部材
に作用する曲げモーメントも低減され、杭頭と基礎部材
との接合部における地震時曲げ破壊を防止することがで
きる。
【0104】また、本発明に係る耐震杭によれば、地盤
状況などによって大きな強制変形を受けるような場合で
あっても、所定位置に設けられた塑性ヒンジ部によって
耐震杭に作用する部材力は大幅に低減し、かくして、地
盤の自由振動による破壊を防止することができる。
【0105】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る杭頭の接合構造を示した断
面図。
【図2】第1実施形態に係る杭頭の接合構造の作用を示
した図。
【図3】第2実施形態に係る耐震杭を示した図であり、
(a)は側面図、(b)は施工図。
【図4】第2実施形態の変形例に係る耐震杭を示した斜
視図。
【図5】第3実施形態に係る耐震杭を示した図であり、
(a)は側面図、(b)は施工図。
【図6】第3実施形態に係る耐震杭の作用を示した図。
【図7】第3実施形態に係る耐震杭の作用を示した図。
【図8】第3実施形態の変形例に係る耐震杭を示した斜
視図。
【図9】第4実施形態に係る耐震杭を示した全体図。
【図10】第4実施形態に係る耐震杭を示した施工図。
【符号の説明】
1 杭頭の接合構造 2 RC杭(杭) 3 RC基礎スラブ(基礎部
材) 4 鉄筋 11、31、61 耐震杭 12、22 杭本体 13、23、65 塑性ヒンジ部 15、35、71 鉄筋籠 16、36、72 鉄筋 18 掘削孔 21 複合耐震杭(耐震杭) 25 中空鋼管 32、52、62 上部杭本体 33、53、63 下部杭本体 34、54、64 塑性ヒンジ部 51 鋼管耐震杭(耐震杭)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杭の頭部と上部構造物の基礎部材とを接
    合してなる杭頭の接合構造において、前記頭部と前記基
    礎部材とを低降伏点鋼材からなる鉄筋を介して接合した
    ことを特徴とする杭頭の接合構造。
  2. 【請求項2】 杭本体の杭頭側に塑性ヒンジ部を設けた
    ことを特徴とする耐震杭。
  3. 【請求項3】 上部杭本体と下部杭本体との間に塑性ヒ
    ンジ部を設けたことを特徴とする耐震杭。
  4. 【請求項4】 上部杭本体と下部杭本体との間及び前記
    上部杭本体の杭頭側にそれぞれ塑性ヒンジ部を設けたこ
    とを特徴とする耐震杭。
  5. 【請求項5】 前記塑性ヒンジ部をRCで構成した請求
    項2乃至請求項4記載の耐震杭。
  6. 【請求項6】 前記塑性ヒンジ部を鋼材で構成した請求
    項2乃至請求項4記載の耐震杭。
  7. 【請求項7】 前記塑性ヒンジ部の対応位置に配筋する
    鉄筋を低降伏点鋼材とし、又はその鉄筋量を減少させて
    構成した鉄筋籠を掘削孔内に挿入してコンクリートを打
    設した請求項5記載の耐震杭。
  8. 【請求項8】 前記杭本体又は前記上部杭本体及び前記
    下部杭本体を中空鋼管で構成するとともに前記塑性ヒン
    ジ部を中空鋼管で構成し、それらを材軸方向に相互に接
    合した請求項6記載の耐震杭。
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