JP6979283B2 - 鋼管柱とh形鋼製梁との鋼製柱梁架構 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼管柱とH形鋼製梁が接合される鋼製柱梁架構において、前記H形鋼製梁のウェブ側面に補剛材が溶接された鋼製柱梁架構に関する。
鋼管柱と鋼製梁との接合部においては、梁や柱の耐力を確保するために、様々な補強構造が用いられている。
例えば、特許文献1には、鋼管柱の仕口部にダイヤフラムを設けるとともに、鉄骨梁のフランジ部を、鋼管柱の外周面においてダイヤフラムが設けられた部位に接合させる構成が開示されている。また、この特許文献1には、鋼管柱の仕口部に、ダイヤフラムとは上下方向で異なる位置に補強部材を設ける構成も開示されている。このような構成によれば、鋼管柱の仕口部に設けられたダイヤフラムおよび補強部材によって、鉄骨梁のフランジ部やウェブ部から応力が伝達されたときの仕口部の局部座屈が抑制される。
しかし、特許文献1に開示されたような、鋼管柱の仕口部にダイヤフラムや補強部材を備える構成では、鉄骨梁の耐力を向上させることはできない。
また、特許文献2には、鉄骨梁のフランジの座屈を生じる可能性のある区間において、ウェブの中立軸近傍に、帯板等からなる補強材を設ける構成が開示されている。このような構成によれば、鉄骨梁の曲げ耐力を向上させる。
また、特許文献3には、鉄骨梁のウェブに、横剛性を与える補剛部材を添接した構成が開示されている。このような構成により、鉄骨梁の横座屈を抑え、耐力を向上させる。
しかし、特許文献2、3に開示されたような、鉄骨梁のウェブに補強材や補剛部材を設ける構成では、鉄骨梁の耐力を向上させることはできるものの、鉄骨梁が接合される柱の耐力を向上させることはできない。
さらに、鋼管柱と鋼製梁との接合部分に、斜め方向からブレースが接合された鋼製柱梁架構では、ブレースを介して軸力が作用するために、柱と接合される梁端部には、曲げモーメントやせん断力に加えて、軸力が作用することになる。したがって、ブレースが接合される鋼管柱と鋼製梁との接合部分では、特許文献1〜3に開示された構成のように、柱単体、または梁単体のみの耐力を高めても、接合部分の耐力や変形性能が高められるとは限らなく、鋼管柱と鋼製梁とを一体的に補剛することによって、鋼製梁が接合される鋼製柱梁架構としての耐力をより一層高めることが望まれる。
特開2015−52247号公報 特開平6−17507号公報 特開平5−331963号公報
本発明は、H形鋼製梁のウェブの座屈を抑制しつつ、斜め柱やブレースから伝達される軸力を下層階側に伝達することが可能な鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構を提供することを課題とする。
本発明者らは、鋼管柱と鋼製梁との鋼製柱梁架構において、鋼管柱の内周側面に内ダイヤフラム(第1の鋼製板材)を設けるとともに、当該内ダイヤフラムの延長線上の鋼製梁の梁端部のウェブ両側面に水平スチフナー(第2の鋼製板材)を設けることで、鋼製梁、及び鋼製柱の其々の剛性と変形性能が増大されるために、梁端部に作用する軸力を下層階側に伝達しつつ、鋼製梁の横座屈を抑制できる点に着眼して、本発明の鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構に至った。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、第一の発明の鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構は、鋼管柱とH形鋼製梁が接合された鋼製柱梁架構であって、前記鋼管柱の内周側面、及び、前記H形鋼製梁の梁端部のウェブの両側面に、板状鋼材が一直線状に溶接されていることを特徴とする。
このような構成によれば、鋼管柱の内周側面とH形鋼製梁の梁端部とに跨がるように連続して板状鋼材を設けることで、鋼管柱と、当該鋼管柱に接合されたH形鋼製梁の梁端部における接合強度を高めるとともに、軸力伝達用の鋼材断面積が増加される。
具体的には、梁端部の上下フランジ間のウェブの中間高さ位置に板状鋼材が設けられることで、H形鋼製梁の軸力伝達力を増大させ、かつH形鋼製梁のウェブの座屈を抑制する。
また、H形鋼製梁の梁端部、または鋼管柱のいずれか一方のみを単独で強度を高めるのではなく、鋼管柱の内周側面とH形鋼製梁の梁端部のウェブ両側面に、板状鋼材を一直線状に溶接させることで、梁端部を介して鋼管柱の柱梁接合部に軸力をスムーズに伝達させることができる。したがって、鋼管柱とH形鋼製梁との接合部分に、斜め柱やブレース材が接合される構成においても、各部材に作用する軸力を、鋼製柱梁接合部を介して鋼管柱に伝達させることができる。
さらに、鋼管柱を挟んだ両側に、H形鋼製梁が設けられ、鋼製柱梁接合部に接する梁端部、及び柱端部にブレースの端部が接合された鋼製柱梁架構の場合、ブレース材が設けられていない他方側のH形鋼製梁のウェブ側面側まで板状鋼材が一直線状に設けられていることで、鋼管柱と両側のH形鋼製梁による鋼製柱梁架構が一体としてせん断抵抗し、ブレース材と鋼製梁が負担する各応力を鋼管柱と、鋼製柱梁接合部を挟んだ他方側のH形鋼製梁に伝達させる。
第二の発明の鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構では、前記ウェブに設けられた前記板状鋼材は、前記H形鋼製梁の中央部側に比べて、前記梁端部側が拡幅された当該H形鋼製梁のフランジとほぼ同幅で、かつ同形状であることを特徴とする。
このような構成によれば、上述の作用効果に加えて、H形鋼製梁においては、フランジとウェブ側面に溶接された水平スチフナー(板状鋼材)が、それぞれ梁中央部に比べて梁端部側で拡幅されていることで、梁端部にてフランジが拡幅されていない、または水平スチフナーがないH形鋼製梁に比べて、軸力伝達力は高く、かつ曲げ耐力と剛性がともに増大され、優れた変形性能を有することになる。
第三の発明の鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構では、前記板状鋼材の厚さは、前記ウェブの厚さ以上である。
このような構成によれば、上述の作用効果に加えて、梁のウェブ側面に溶接される板状鋼材がウェブ厚さ以上であるために、ウェブに対して板状鋼材が十分に補剛効果を発揮することができる。また、鋼管柱の内周側面とウェブ両側面にウェブ厚さを上回る板状鋼材が一直線上に溶接されていることで、梁端部から伝達される軸力によって、鋼管柱の側面に面外力が加わった際にも、面外方向への鋼管柱の孕みだしを抑制できる。また、板状鋼材による補剛効果によって、H形鋼製梁の局部座屈強度、及び横剛性、ねじり剛性がともに増大されるために、鋼製柱梁架構の変形性能を向上させることができる。
本発明によれば、鋼管柱の内周側面、及びH形鋼製梁のウェブ側面に板状鋼材が一直線状に溶接されていることで、H形鋼製梁のウェブの座屈を抑制しつつ、梁端部から鋼管柱に高軸力が伝達できる。また、鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構について、高い接合強度と、安定的な変形性能を確保できる。
本発明の実施形態に係る鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構を備えた高層耐震建物の構成を示す正面図である。 図1の高層耐震建物の概略構成を示す斜視図である。 図1の高層耐震建物の内周部柱梁構面に設置された大規模ブレースと内周チューブ架構を示す斜視図である。 図3の内周チューブ架構を示す正面図である。 鋼製柱梁架構の柱梁接合部と、梁端接合部の構成を示す正面図である(第1実施形態)。 図5の鋼製柱梁架構におけるA−A断面図である(第1実施形態)。 図5の鋼製柱梁架構におけるB−B断面図である(第1実施形態)。 鋼製柱梁架構の第1変形例の構成を示す正面図である。 鋼製柱梁架構の第2変形例の構成を示す正面図である。 鋼製柱梁架構の第3変形例の構成を示す正面図である。 鋼製柱梁架構の第4変形例の構成を示す正面図である。
本発明は、鋼管柱と鋼製梁との鋼製柱梁架構において、鋼管柱の内周側面に内ダイヤフラム(第1の鋼製板材)を設けるとともに、当該内ダイヤフラムの延長線上の鋼製梁の梁端部のウェブ両側面に水平スチフナー(第2の鋼製板材)を設けた鋼製柱梁架構である。
本発明の鋼製柱梁架構では、外周面に梁端接合部が溶接された鋼管柱において、鋼管柱の内周側面に内ダイヤフラム(第1の鋼製板材)が設けられるとともに、当該内ダイヤフラムの延長線上の梁端接合部のウェブ両側面に水平スチフナー(第2の鋼製板材)が設けられた第1実施形態(図5〜図7)と、水平スチフナーが梁端接合部と、当該梁端接合部に接合された梁鉄骨の一部材端まで設けられた第1変形例(図8)と、内ダイヤフラムと水平スチフナーの其々の直交方向に、其々縦方向補強板が設けられた第2変形例(図9)と、水平スチフナーの中間部分にて、水平スチフナーの直交方向に縦方向補強板が設けられた第3変形例(図10)と、鋼管柱を挟んで両側に鋼製梁が設けられた鋼製柱梁架構において、梁端接合部のウェブ両側面に、第1実施形態と同様の水平スチフナーが設けられた第4変形例(図11)である。本発明の特徴は、鋼管柱の内周側面と梁端部のウェブ両側面に板状鋼材(内ダイヤフラム、水平スチフナー)を設けることで、軸力伝達用の鋼材断面積が増加されるとともに、鋼製梁の上下フランジ間のウェブ部分の座屈長さを短くし、横剛性とねじり剛性を増大させて、鋼製梁本体の横座屈を抑制できる。
以下、添付図面を参照して、本発明による鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構が採用される建物例と、鋼製柱梁架構の各実施形態について、図面に基づいて説明する。
(本発明の鋼製柱梁架構が採用された建物骨組)
図1に、発明の実施形態に係る鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構を備えた高層耐震建物の構成を示す正面図を示す。また、図2に、図1の高層耐震建物の概略構成を示す斜視図を示す。
高層耐震建物1は、図1、図2に示されるように、下部構造部10と、上部構造部20と、を備えており、本発明の鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構は、上部構造部20に設けられた大規模ブレース65の下端部に位置する斜材46と梁部材との接合部分Jに該当するものである。
下部構造部10は、地盤G中に構築された基礎杭(図示無し)上に支持されている。下部構造部10は、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造からなる複数本の下部柱11と、互いに隣接する下部柱11どうしの間に架設された下部梁12と、を備えている。
上部構造部20は、下部構造部10上に支持されている。上部構造部20は、上下方向に複数階を有している。上部構造部20は、下部構造部10上に設けられた下層階部20Lと、下層階部20Lの上方に設けられた中間階部20Mと、中間階部20Mの上方に設けられた上層階部20Hと、第一構造切換層30と、第二構造切換層40と、を備えている。
上部構造部20の下層階部20Lは、鉛直方向の上下に延びる柱21Lと梁22Lとからなるラーメン構造である。下層階部20Lの角部には、鉛直方向の上下に延びる柱21Lcが配置されている。下層階部20Lを構成する各柱21Lは、下部構造部10の各下部柱11上に支持され、各柱21Lで支持する荷重が各下部柱11に伝達されている。
上部構造部20の中間階部20Mは、鉛直方向の上下に延びる柱21Mと、互いに隣接する柱21M間に架設された梁22Mと、を備えたラーメン構造である。中間階部20Mにおいて、各階の角部23Mには、上下方向に延びる柱21Mは配置されておらず、柱21Mは、角部23Mから、中間階部20Mの外側面に沿って水平方向にオフセットした位置に配置されている。
図2に示されるように、上部構造部20の上層階部20Hは、建物外周部1Aに設けられた外周チューブ架構50と、建物内周部1Bに設けられた内周チューブ架構60と、を備えている。
図1、図2に示されるように、外周チューブ架構50は、鉛直方向の上下に延びる柱51と、互いに隣接する柱51,51間に架設された梁52と、を備えている。この外周チューブ架構50は上層階部20Hの建物外周部1Aに沿って設けられ、平面視矩形で上下方向に連続する筒状をなしている。外周チューブ架構の柱51は、450mm×450mmのロ型状の建築構造用プレス成形角形鋼管BCP325で形成される。
図1の高層耐震建物に設けられた内周チューブ架構を示す斜視図を図3に示す。図3の内周チューブ架構を示す正面図を図4に示す。
図3、図4に示されるように、内周チューブ架構60は、鉛直方向の上下に連続する柱61と、互いに隣接する柱61,61間に架設された梁62と、大規模ブレース65と、を備えている。内周チューブ架構60は、外周チューブ架構50の内側に、外周チューブ架構50とは水平方向に間隔を空けて設けられている。内周チューブ架構の柱61は、外周チューブ架構の柱より地震荷重を多く負担させるために、外柱サイズより大口径とし、600mm×600mmのロ型状の建築構造用プレス成形角形鋼管BCP325で形成される。
大規模ブレース65は、内周チューブ架構60の四方の各構面に設けられている。各構面において、大規模ブレース65は、上層階部20Hの最下階から上層階部20Hの上部に設定された所定階までの複数階に跨がるように連続して設けられている。大規模ブレース65はX字状に交差する2本のブレース材66,66から構成されている。各ブレース材66は、内周チューブ架構60の各構面に沿って斜め方向に延び、上端部66aが上層階部20Hの上部の所定階の柱61と梁62との接合部に接合され、下端部66bが上層階部20Hの最下階の柱61と梁62との接合部に接合されている。ブレース材66は、600mm×450mmのロ型状の工場溶接鋼管(鋼材厚さ55mm)であり、各階の梁との接合位置では、鋼管内外に補強用鋼板が補剛溶接されている。
上層階部20Hには、大規模ブレース65の直上階に、メガトラス層67が設けられている。メガトラス層67は、内周チューブ架構60においては、上下に位置する2本の梁62,62と互いに隣接する2本の柱61,61との間に斜め方向に延びて設けられたトラスビーム68を備えている。
また、図4に示されるように、メガトラス層67は、内周チューブ架構60と外周チューブ架構50の間においては、トラス状の連結ブレース27を備えており、内周チューブ架構60と外周チューブ架構50は、連結ブレース27によって連結されている。
更に、図2に示されるように、メガトラス層67は、外周チューブ架構50において、トラスビーム68と同様にトラス状に設けられた外周トラスビーム58を備えている。
このようなメガトラス層67が設けられることで、内周チューブ架構60と外周チューブ架構50は、その上部が強固に補強されている。
図3に示されるように、第一構造切換層30は、上部構造部20の下層階部20Lと中間階部20Mとの間に設けられている。第一構造切換層30は、連結柱31と、斜材32と、を備えている。
連結柱31は、中間階部20Mの各柱21Mと、その鉛直下方に位置する下層階部20Lの各柱21Lとを連結する。
斜材32は、中間階部20Mの角部23Mにおいて、角部23Mを挟んでその両側にオフセットして設けられた2本の柱21Me,21Meと、下層階部20Lの角部に位置する1本の柱21Lcとを連結する。この斜材32は、V字状をなし、その上端部32a,32aが中間階部20Mの角部23Mの両側に設けられた2本の柱21Me,21Meにそれぞれ連結され、下端部32bが、下層階部20Lの角部に位置する1本の柱21Lcに連結されている。
第二構造切換層40は、図3に示すように、上部構造部20の中間階部20Mと上層階部20Hとの間に設けられている。第二構造切換層40は、上層階部20Hの内周チューブ架構60と中間階部20Mとを連結するため、斜材41と、角部斜材42と、を備えている。
斜材41は、下方に向かって外周側に傾斜して延び、上層階部20Hの内周チューブ架構60の柱61の下端部と、中間階部20Mの外側面に位置する柱21Mの上端部(外周チューブ架構から下方に連続する柱)とを連結する。角部斜材42は、下方に向かって外周側に傾斜して延び、上層階部20Hの内周チューブ架構60の角部に設けられた柱61c及び大規模ブレース65のブレース材66の下端部66bと、中間階部20Mの角部23Mの両側にオフセットして設けられた2本の柱21Me,21Meの上端部とを連結する。この角部斜材42は、逆V字状をなし、その上端部42aは、内周チューブ架構60の角部の柱61c及び大規模ブレース65の下端部66bに接続されている。角部斜材42の下端部42bは、中間階部20Mの角部23Mの両側に設けられた2本の柱21Me,21Meの上端部にそれぞれ連結されている。
また、図2に示されるように、第二構造切換層40は、上層階部20Hの外周チューブ架構50と中間階部20Mとを連結するため、連結柱45と、斜材46と、を備えている。連結柱45は、鉛直上下方向に延び、外周チューブ架構50の柱51と、中間階部20Mの柱21Mとを連結する。斜材46は、逆V字状をなし、外周チューブ架構50の角部に設けられた柱51cと、中間階部20Mの角部23Mの両側にオフセットして設けられた2本の柱21Me,21Meとの間に設けられている。この斜材46は、その上端部46aが外周チューブ架構50の角部に設けられた柱51cの下端部に接続され、下端部46bが中間階部20Mの角部23Mの両側に設けられた2本の柱21Me,21Meの上端部にそれぞれ連結されている。
このような構成の高層耐震建物1において、上層階部20Hは外周チューブ架構50と内周チューブ架構60とからなる二重のチューブ構造をなしている。この上層階部20Hでは、内周チューブ架構60は大規模ブレース65が併設され、建物内周部では強固に一体化されている。さらに、内周チューブ架構60の上部にはメガトラス層67が設けられているので、内周チューブ架構60はさらに強固に構成されている。
そして、このような内周チューブ架構60のメガトラス層67と外周チューブ架構50とは、メガトラス層67にて、互いに連結されている。これにより、内周チューブ架構60と外周チューブ架構50とが、その上部において強固に連結されている。
(第1実施形態)
上記のような高層耐震建物1では、大規模ブレース65に接続される斜材42と、柱21Mと梁22Mとの柱梁接合部Jには、柱が負担している鉛直荷重と、梁に作用する曲げモーメントとせん断力、及びブレース材を通して下層階側に伝達される軸力が作用することになる(図4を参照)。この柱梁接合部Jに作用する大きな荷重を支持するために、以下に述べる鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構が形成されている。
図5に、鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構における柱梁接合部付近の構成を示す。また、図6に、図5の鋼製柱梁架構での鋼管柱とブレース材の接合断面を表わすA−A断面図を示し、図7にH形鋼製梁とブレース材の接合断面を表わすB−B断面図を示す。
図5、図6に示されるように、中間階部20Mの柱21Mと梁22Mに、斜材42が接合されて、柱梁接合部Jが構成されている。柱21Mは、矩形状のコンクリート充填鋼管柱である。
梁22Mは、梁鉄骨75を用いて構成されている。梁鉄骨75は、H形鋼材からなり、鉛直面内に位置するウェブ75wと、ウェブ75wの上下にそれぞれ設けられて水平面内に位置するフランジ75fと、を一体に備えている。
柱梁接合部Jでは、鋼管柱21Mと、梁鉄骨75を接合するための梁端接合部70と、斜材42の下端部42bと、が一体に設けられている。
図5〜図7に示されるように、梁端接合部70は、梁鉄骨75と同様の断面形状を有し、ウェブ71と、その上下に設けられたフランジ72とを一体に有している。この梁端接合部70は、鋼管柱21Mの外周側面21Msから直交する水平方向に所定長突出して設けられている。梁端接合部70と、梁鉄骨75の端部とは、継手プレート73及びボルト74を介して接合されている。図5に示されるように、梁(H形鋼製梁)22Mは、梁鉄骨75と、この梁鉄骨75が接合される梁端接合部70と、から構成されている。
斜材42の下端部42bは、梁端接合部70よりも上方に延びる鋼管柱21MKの外周側面21Msと、梁端接合部70の上面との交差部から斜め上方に所定長突出するように設けられている。
図5、図6に示されるように、このような柱梁接合部Jにおいては、鋼管柱21Mと、梁22Mの梁端部22Maにおけるウェブの側面とに、板状補強材100が溶接されている。この板状補強材100は、鋼管柱21Mの内部に設けられた板状鋼材101と、梁端部22Maに設けられた板状鋼材102と、を備える。板状鋼材101は水平面内に位置する板状の鋼板からなり、鋼管柱21Mの内周側面に溶接されている。
板状鋼材102は、鋼管柱21Mの外周側面21Msから梁22Mの軸方向に沿って延び、梁の長さ方向中央部に向かって所定長にわたって設けられている。板状鋼材102は、梁端接合部70のウェブ71の両側面にそれぞれ溶接されて設けられている。板状鋼材102は、鋼管柱21Mの内周側面21Mtに溶接された内ダイヤフラム(板状鋼材101)と同じ高さに設けられている。すなわち、板状鋼材101と板状鋼材102とは梁22Mが延びる水平方向において、一直線状に設けられている。
板状鋼材101、102は、例えば、梁端接合部70のウェブ71の厚さ以上の厚さを有した鋼板からなる。
板状鋼材102は鋼管柱21Mの外周側面21Msから梁鉄骨75の長さ方向中央部に向かって突出する長さLが、所定の必要有効溶接長Leよりも長くなるように形成するのが好ましい。ここでいう必要有効溶接長Leは、梁端接合部、またはH形鋼製梁に対する板状鋼材の部分溶け込み溶接耐力時の溶接長さと規定する。本実施形態の建物の場合、Le=600mmであった。また、本建物の場合、梁端接合部のウェブ側面に溶接した板状鋼材102は、鋼材厚さ22mmであり、板状鋼材の幅は鋼管柱側が650mmで、梁鉄骨側が400mmであった。
ここで、図6に示されるように、梁端部22Maを構成する梁端接合部70のフランジ72と、この梁端接合部70のウェブ71に設けられた板状鋼材102とは、梁22Mの長さ方向中央部側に比べて、梁端部22Ma側が鋼管柱21Mに近づくに従って幅寸法が漸次大きくなるように拡幅して形成されている。特に、本実施形態においては、板状鋼材102は、フランジ72とほぼ同等の形状、幅を備えるように構成されている。
また、図5に示されるように、鋼管柱21Mの内部には梁端接合部70の上下のフランジ72と同じ高さにそれぞれダイヤフラム103が設けられている。ダイヤフラム103は板状鋼材101と同様、板状の鋼材からなり、鋼管柱21Mの内周側面21Mtに溶接されている。よって、ダイヤフラム103はH形鋼製梁22Mの上下フランジ高さ位置に設けられ、ダイヤフラム101は、梁端接合部70のウェブ両側面に溶接された板状鋼材102の高さ位置に設けられる。ここで、柱21Mは充填鋼管コンクリート造であるため、板状鋼材101とダイヤフラム103には、それぞれ鋼管柱21Mの内部に充填するコンクリートの通り道となる貫通孔101h、103hが形成されている。
ところで、上記したような梁22Mは、以下のような検討に基づいて設計するのが好ましい。
まず、柱21Mに接合される梁22Mの端部が所定の降伏耐力に達したときの応力を最大モーメントとして、梁22Mのウェブ71の設計用曲げモーメントを算出する。
また、梁端部22Maが弾性限耐力と到達したときの応力勾配から、設計せん断力を求める。
また、ウェブ71に作用する軸力を地震時軸力の全断面積に対するウェブ71断面積の割合に所定の割増係数を乗じ、設計軸力を設定する。
柱梁接合部Jにおいて、梁22Mに、上記のように求めた設計用曲げモーメント、設計せん断力、設計軸力が同時に作用した場合の、ボルト74に作用する最大せん断力を求める。また、継手プレート73(スプライスプレート)は、その有効断面積及び有効断面係数が、ウェブ71の有効断面積及び有効断面係数以上となるように設定する。
このような設定によって設計された梁22Mに作用する応力は、梁22Mのウェブ71から板状鋼材102に対して、ウェブ71と板状鋼材102との溶接部を介して伝達される。
上述したように、鋼管柱21Mと梁22Mの接合部分に、斜材42が接合される鋼製柱梁架構では、鋼管柱21Mに直接、柱脚部に接合された斜材42を介して、斜材42が負担する応力が作用するために、鋼管柱21Mの内周側面21Mt、及び梁22Mの梁端部22Maのウェブ71の両側面に、板状鋼材101,102が一直線状に溶接されている。
このような構成によれば、板状鋼材101,102を一直線状に設けることで、梁端部22Maから鋼管柱21M側への軸力伝達力を増加できる。また、鋼管柱21Mの内周側面21Mt、及び梁22Mの梁端部22Maのウェブ71側面に対する座屈発生強度を高めることができる。具体的には、H形鋼製梁22Mの梁端部22Maと鋼管柱21Mに、軸力伝達用の鋼材断面積が増加される。また、鋼管柱21Mの内周側面21Mt、及び梁端部22Maのウェブ71側面の中間高さ位置に板状鋼材101,102を溶接し、鋼管柱21Mや鋼製梁22Mの側方断面積が増加されるために、座屈長さが短くなり、梁端部22Maにおける横剛性とねじり剛性が増大され、梁22Mのウェブ71に生じる座屈を抑制できる。
また、梁22Mの梁端部22Maのみの強度を高めるのではなく、鋼管柱21Mの内周側面21MtとH形鋼製梁22Mの梁端部22Maのウェブ71両側面に、板状鋼材101,102を一直線状に溶接させることで、梁端部22Maを介して鋼管柱21Mの柱梁接合部に軸力をスムーズに伝達させることができる。したがって、鋼管柱21Mと梁22Mとの柱梁接合部Jに、斜材42が接合される構成においても、各部材に作用する軸力を、鋼製柱梁接合部を介して鋼管柱21Mに伝達させることができる。
このようにして、梁22Mのウェブ71の局部座屈を抑制しつつ、安定的な変形性能を確保することが可能となる。
また、ウェブ71に設けられた板状鋼材102は、H形鋼製梁22Mの中央部側に比べて、梁端部22Ma側が拡幅されたH形鋼製梁22Mのフランジ72とほぼ同幅で、かつ同形状である。このような構成によれば、H形鋼製梁22Mにおいては、フランジ72とウェブ71側面に溶接された水平スチフナー(板状鋼材)102が、それぞれ梁22M中央部に比べて梁端部22Ma側で拡幅されていることで、梁端部22Ma側にてフランジ72が拡幅されていない、または水平スチフナーがないH形鋼製梁22Mに比べて、軸力伝達力は高く、かつ曲げ耐力と剛性がともに増大され、優れた変形性能を有することになる。
また、板状鋼材101,102の厚さは、ウェブ71の厚さ以上である。このような構成によれば、梁22Mのウェブ71側面に溶接される板状鋼材102がウェブ71厚さ以上であるために、ウェブ71に対して板状鋼材102が十分に補剛効果を発揮することができる。また、鋼管柱21Mの内周側面21Mtとウェブ71両側面にウェブ71厚さを上回る板状鋼材101,102が一直線上に溶接されていることで、梁端部22Maから伝達される軸力によって、鋼管柱21Mの側面21Msに面外力が加わった際にも、面外方向への鋼管柱21Mの孕みだしを抑制できる。また、板状鋼材101,102による補剛効果によって、H形鋼製梁22Mの局部座屈強度、及び横剛性、ねじり剛性がともに増大されるために、鋼製柱梁架構の変形性能が向上させることができる。
(実施形態の変形例)
本発明の鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構は、上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
(第1変形例)
図8に、鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構における柱梁接合部の第1変形例の構成を示す。
例えば、板状鋼材102は鋼管柱21Mの外周側面21Msから梁鉄骨75の長さ方向中央部に向かって突出する長さLが、所定の必要有効溶接長Leよりも大きくなるようにするのが好ましい。このため、図8に示されるように、梁端接合部70の鋼管柱21Mの外周側面21Msからの突出寸法が必要有効溶接長Leよりも小さい場合、板状鋼材102は、梁端接合部70と、この梁端接合部70に接合される梁鉄骨75とにわたって連続して設けるようにしてもよい。これには梁端接合部70のウェブ71の両側面と梁鉄骨75の端部のウェブ75wの両側面とに、板状鋼材102A、102Bを溶接し、さらに梁端接合部70に溶接された板状鋼材102Aと、梁鉄骨75に溶接された板状鋼材102Bとを、溶接により一体に接合する。
この第1変形例の構成によれば、第1実施形態に比べて、H形鋼製梁22Mのウェブ71両側面に溶接する板状鋼材102を長くし、梁端部22Ma側での座屈抑制区間を長く確保することで、大変形に至るまで鋼製柱梁架構の座屈耐力を増大できる。
(第2変形例)
鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構における柱梁接合部の第2変形例の構成を示す正面図を図9に示す。
図9に示されるように、上記したような板状補強材100には、縦方向補強材110A,110Bをさらに設けることもできる。例えば、鋼管柱21Mにおいて、板状鋼材101と、その上下に設けられたダイヤフラム103との間に、梁22Mの軸方向に直交する縦方向補強材110Aを設けることができる。この縦方向補強材110Aは、板状鋼材101と、上下のダイヤフラム103と、鋼管柱21Mの内周側面21Mtとに溶接するのが好ましい。縦方向補強材110Bは、板状鋼材102の端部に設けることができる。縦方向補強材110Bは、梁22Mの軸方向に直交する面内に位置し、梁鉄骨75のウェブ75wとフランジ75fとに溶接される。
この第2変形例の構成によれば、上述の各実施形態に比べて、鋼管柱21Mの内周側面21Mtの内ダイヤフラム101、H形鋼製梁22Mのウェブ71両側面の水平スチフナー102に対して、其々縦方向補強材110A、110Bが設けられ、各々が溶接されて一体化されていることで、鋼管柱21Mの内周側面21Mt、及びH形鋼製梁22Mのウェブ71側面に対する面外変形、及び座屈変形を抑制できる。よって、鋼管柱21Mの内周側面21Mt、またはH形鋼製梁22Mのウェブ71側面に対する座屈強度を高めることができる。
(第3変形例)
鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構における柱梁接合部の第3変形例の構成を示す正面図を図10に示す。
図10に示されるように、板状鋼材102の端部だけでなく、板状鋼材102の中間部に、縦方向補強材110Cを設けることもできる。この場合、縦方向補強材110Cは、梁22Mの軸方向に直交する面内に位置し、梁端接合部70のウェブ71と、その上下のフランジ72とに溶接される。
この第3変形例の構成によれば、上述の各実施形態に比べて、H形鋼製梁22Mのウェブ71両側面の水平スチフナー102に対して、2枚(複数)の縦方向補強材110B、110Cが溶接され、上下フランジ72、75fと縦方向補強材110B、110Cにより複数の矩形状の補強鋼材がウェブ71側面に設けることで、H形鋼製梁22Mの軸力伝達力、曲げ強度、せん断強度、及び変形性能ともに、高めることができる。
(第4変形例)
鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構における柱梁接合部の第4変形例の構成を示す正面図を図11に示す。
図11に示されるように、1本の鋼管柱21Mに対し、鋼管柱21Mを挟んでその両側に梁22M1,22M2が設けられる場合、梁22M1,22M2のそれぞれの端部に、上記実施形態と同様の板状鋼材102を設けることができる。
このような構成において、複数本のうちの1本の梁、例えば梁(H形鋼製梁)22M1が負担する曲げモーメントやせん断力は、鋼管柱21Mだけでなく、他方の梁(H形鋼製梁)22M2にも伝達される。これによって、1本の梁22M1に加わる曲げモーメントやせん断力を、鋼管柱21M及び他の梁22M2を含めた柱梁接合部Jの全体で負担することができる。また、鋼管柱21Mを挟んだ両側にH形鋼製梁22M1,22M2が設けられた鋼製柱梁架構において、鋼管柱21Mの内周側面21Mt、及び両側のH形鋼製梁22M1,22M2に其々水平スチフナー101、102が設けられ、かつ鋼管柱21Mの両側にH形鋼製梁22M1,22M2が溶接されていることで、上述の各実施形態を上回るように、鋼製柱梁架構の座屈耐力と変形性能を高めることができる。
なお、上記実施形態は、斜材が接合される鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構を対象とした梁端部、及び柱梁接合部での補剛構造に関する発明であるが、斜材を伴わない鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構に対する補剛構造であっても良い。
鋼製柱梁架構の各実施形態では、H形鋼製梁のウェブ両側面に溶接する板状鋼材は、拡幅されたH形鋼製梁の梁端フランジ幅とほぼ同幅で、かつ同形状であったが、フランジ幅が拡幅させていないH形鋼製梁のウェブ両側面に板状鋼材が溶接されていても良い。
また、鋼製柱梁架構の第2変形例では、鋼管柱とH形鋼製梁の其々に縦方向補強材が設けられたが、鋼管柱、またはH形鋼製梁の一方のみに縦方向補強材が設けられても良い。或いは、鋼製柱梁架構の第4変形例では、鋼管柱とH形鋼製梁に縦方向補強材が設けられなかったが、第2変形例、または第3変形例のように縦方向補強材が設けられても良い。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
21M 鋼管柱 71,75w ウェブ
21Mt 内周側面 72,75f フランジ
22M 梁(H形鋼製梁) 101 板状鋼材
22Ma 梁端部 102、102A、102B 板状鋼材

Claims (2)

  1. 鋼管柱とH形鋼製梁が接合された鋼製柱梁架構であって、
    前記鋼管柱の外側側面と、前記H形鋼製梁の上側のフランジとの交差部から斜め上方に延伸するように設けられるとともに、下端部が、前記鋼管柱の外側側面と、前記H形鋼製梁の上側の前記フランジの上面とに亘って接合された斜材を備え、
    前記鋼管柱の内周側面、及び、前記H形鋼製梁の梁端部のウェブの両側面に、板状鋼材が前記梁端部のウェブの正面視において一直線状に、かつ前記ウェブの中間高さ位置に溶接されており、
    前記ウェブに設けられた前記板状鋼材は、前記H形鋼製梁のフランジと同幅で、かつ同形状であり、前記H形鋼製梁の中央部側に比べて、前記梁端部側では拡幅されて形成されていることを特徴とする鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構。
  2. 前記板状鋼材の厚さは、前記ウェブの厚さ以上であることを特徴とする請求項に記載の鋼管柱とH形鋼製梁との鋼製柱梁架構。
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