JP2002030773A - 屋根設置型太陽光発電装置 - Google Patents
屋根設置型太陽光発電装置Info
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- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24S—SOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
- F24S25/00—Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules
- F24S25/30—Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules using elongate rigid mounting elements extending substantially along the supporting surface, e.g. for covering buildings with solar heat collectors
- F24S25/33—Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules using elongate rigid mounting elements extending substantially along the supporting surface, e.g. for covering buildings with solar heat collectors forming substantially planar assemblies, e.g. of coplanar or stacked profiles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24S—SOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
- F24S25/00—Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules
- F24S25/60—Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules
- F24S25/61—Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules for fixing to the ground or to building structures
- F24S25/615—Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules for fixing to the ground or to building structures for fixing to protruding parts of buildings, e.g. to corrugations or to standing seams
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/10—Photovoltaic [PV]
-
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- Y02B10/20—Solar thermal
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
- Y02E10/47—Mountings or tracking
Abstract
(57)【要約】
【課題】 折板形状や略波形断面の屋根葺き材で葺いた
屋根折板屋根の雨仕舞い性を損なうことなく、太陽電池
モジュールを適切且つ簡単に設置することができる屋根
設置型太陽光発電装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 複数枚の太陽電池モジュール６を並べて
成る太陽光発電ユニット５を、設置架台２を介して折板
屋根１の上面に設置して成る屋根設置型太陽光発電装置
であって、設置架台２は、屋根１の勾配方向に直交して
延在する複数本の横支持材３を備え、各横支持材３は、
屋根１のタイトフレーム２３から延びる固定ボルト２４
により、屋根葺き材２２と共に固定されている。
屋根折板屋根の雨仕舞い性を損なうことなく、太陽電池
モジュールを適切且つ簡単に設置することができる屋根
設置型太陽光発電装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 複数枚の太陽電池モジュール６を並べて
成る太陽光発電ユニット５を、設置架台２を介して折板
屋根１の上面に設置して成る屋根設置型太陽光発電装置
であって、設置架台２は、屋根１の勾配方向に直交して
延在する複数本の横支持材３を備え、各横支持材３は、
屋根１のタイトフレーム２３から延びる固定ボルト２４
により、屋根葺き材２２と共に固定されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の太陽電池
モジュールから成る太陽光発電ユニットを、折板や波形
石綿スレートを屋根葺き材として葺いた屋根上に、設置
架台を介して設置して成る屋根設置型太陽光発電装置に
関する。
モジュールから成る太陽光発電ユニットを、折板や波形
石綿スレートを屋根葺き材として葺いた屋根上に、設置
架台を介して設置して成る屋根設置型太陽光発電装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の屋根設置型太陽光発電装
置として、特定の屋根葺き材で葺かれた屋根を対象とす
るものでないが、例えば特開平７−１５３９８５号公報
に記載ものが知られている。この屋根設置型太陽光発電
装置は、その設置架台が屋根面に相互に平行に配置した
複数本の溝形鋼で構成されている。各溝形鋼は、屋根葺
き材を含む屋根材を貫通して設けた複数の固定ボルトに
より、シーリング材を介在させた状態で屋根面に固定さ
れている。また、各太陽電池モジュールは、固定金具を
介して各溝形鋼の上面にボルト止めされている。
置として、特定の屋根葺き材で葺かれた屋根を対象とす
るものでないが、例えば特開平７−１５３９８５号公報
に記載ものが知られている。この屋根設置型太陽光発電
装置は、その設置架台が屋根面に相互に平行に配置した
複数本の溝形鋼で構成されている。各溝形鋼は、屋根葺
き材を含む屋根材を貫通して設けた複数の固定ボルトに
より、シーリング材を介在させた状態で屋根面に固定さ
れている。また、各太陽電池モジュールは、固定金具を
介して各溝形鋼の上面にボルト止めされている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の屋根
設置型太陽光発電装置では、設置架台を屋根面に固定す
るための専用の固定ボルトを設ける必要があると共に、
固定ボルトを屋根材を貫通させて設ける必要があり、且
つ屋根裏側において固定ボルトを支持する支持金具を母
屋に取り付ける必要があった。このため、屋根側の構造
が複雑になると共に、屋根材に形成した貫通孔からの雨
漏りなど屋根の雨仕舞い性が損なわれる問題も生ずる。
また、任意の１本の架台（溝形鋼）を固定する複数本の
固定ボルトを、直線上に正確に配置し難い問題があっ
た。
設置型太陽光発電装置では、設置架台を屋根面に固定す
るための専用の固定ボルトを設ける必要があると共に、
固定ボルトを屋根材を貫通させて設ける必要があり、且
つ屋根裏側において固定ボルトを支持する支持金具を母
屋に取り付ける必要があった。このため、屋根側の構造
が複雑になると共に、屋根材に形成した貫通孔からの雨
漏りなど屋根の雨仕舞い性が損なわれる問題も生ずる。
また、任意の１本の架台（溝形鋼）を固定する複数本の
固定ボルトを、直線上に正確に配置し難い問題があっ
た。
【０００４】本発明は、折板形状や略波状断面の屋根葺
き材で葺いた屋根構造において、屋根葺き材を固定する
ために固定ボルトやアンカリングボルトが設けられてい
ることに着目して為されたものであり、略波状断面の屋
根葺き材で葺いた屋根の雨仕舞い性を損なうことなく、
太陽電池モジュールを適切且つ簡単に設置することがで
きる屋根設置型太陽光発電装置を提供することをその目
的としている。
き材で葺いた屋根構造において、屋根葺き材を固定する
ために固定ボルトやアンカリングボルトが設けられてい
ることに着目して為されたものであり、略波状断面の屋
根葺き材で葺いた屋根の雨仕舞い性を損なうことなく、
太陽電池モジュールを適切且つ簡単に設置することがで
きる屋根設置型太陽光発電装置を提供することをその目
的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の屋根設置型太陽
光発電装置は、複数枚の太陽電池モジュールを並べて成
る太陽光発電ユニットを、設置架台を介して折板形状の
断面を有する屋根葺き材で葺いた屋根の上面に設置して
成る屋根設置型太陽光発電装置であって、設置架台は、
屋根の勾配方向に直交して延在する複数本の横支持材を
備え、各横支持材は、屋根の屋根葺き材を固定するタイ
トフレームの固定ボルトにより、屋根葺き材と共に固定
されていることを特徴とする。
光発電装置は、複数枚の太陽電池モジュールを並べて成
る太陽光発電ユニットを、設置架台を介して折板形状の
断面を有する屋根葺き材で葺いた屋根の上面に設置して
成る屋根設置型太陽光発電装置であって、設置架台は、
屋根の勾配方向に直交して延在する複数本の横支持材を
備え、各横支持材は、屋根の屋根葺き材を固定するタイ
トフレームの固定ボルトにより、屋根葺き材と共に固定
されていることを特徴とする。
【０００６】この構成によれば、各横支持材が、タイト
フレームから延びる固定ボルトにより、屋根葺き材と共
にタイトフレームに共締め固定されているため、屋根葺
き材のタイトフレームへの固定構造を活用して、太陽光
発電ユニットを設置するための横支持材を、屋根の上面
に簡単に固定するこができる。また、太陽電池モジュー
ルを設置するために、屋根側の構造を改変する必要がな
く、屋根が本来持つ雨仕舞い性を損なうことがない。さ
らに、各横支持材が、屋根の勾配方向に直交する方向に
延在しているため、屋根葺き材を受けるタイトフレーム
と横支持材とを、屋根葺き材を挟んで重ねるように平行
に配置することができ、複数の固定ボルトと、横支持材
に形成した固定ボルト用の貫通孔とを、簡単に位置合わ
せすることができる。
フレームから延びる固定ボルトにより、屋根葺き材と共
にタイトフレームに共締め固定されているため、屋根葺
き材のタイトフレームへの固定構造を活用して、太陽光
発電ユニットを設置するための横支持材を、屋根の上面
に簡単に固定するこができる。また、太陽電池モジュー
ルを設置するために、屋根側の構造を改変する必要がな
く、屋根が本来持つ雨仕舞い性を損なうことがない。さ
らに、各横支持材が、屋根の勾配方向に直交する方向に
延在しているため、屋根葺き材を受けるタイトフレーム
と横支持材とを、屋根葺き材を挟んで重ねるように平行
に配置することができ、複数の固定ボルトと、横支持材
に形成した固定ボルト用の貫通孔とを、簡単に位置合わ
せすることができる。
【０００７】本発明の他の屋根設置型太陽光発電装置
は、複数枚の太陽電池モジュールを並べて成る太陽光発
電ユニットを、設置架台を介して略波形断面を有する屋
根葺き材で葺いた屋根の上面に設置して成る屋根設置型
太陽光発電装置であって、設置架台は、屋根の勾配方向
に直交して延在する複数本の横支持材を備え、各横支持
材は、屋根の小屋組から延びるアンカリングボルトによ
り、屋根葺き材と共に小屋組に共締め固定されているこ
とを特徴とする。
は、複数枚の太陽電池モジュールを並べて成る太陽光発
電ユニットを、設置架台を介して略波形断面を有する屋
根葺き材で葺いた屋根の上面に設置して成る屋根設置型
太陽光発電装置であって、設置架台は、屋根の勾配方向
に直交して延在する複数本の横支持材を備え、各横支持
材は、屋根の小屋組から延びるアンカリングボルトによ
り、屋根葺き材と共に小屋組に共締め固定されているこ
とを特徴とする。
【０００８】この構成によれば、各横支持材が、小屋組
から延びるアンカリングボルトにより、屋根葺き材と共
に小屋組に共締め固定されているため、屋根葺き材の小
屋組への固定構造を活用して、太陽光発電ユニットを設
置するための横支持材を、屋根の上面に簡単に固定する
こができる。また、太陽電池モジュールを設置するため
に、屋根側の構造を改変する必要がなく、屋根が本来持
つ雨仕舞い性を損なうことがない。さらに、各横支持材
が、屋根の勾配方向に直交する方向に延在しているた
め、屋根葺き材を受ける小屋組の構造材（母屋）と横支
持材とを、屋根葺き材を挟んで重ねるように平行に配置
することができ、複数のアンカリングボルトと、横支持
材に形成したアンカリングボルト用の貫通孔とを、簡単
に位置合わせすることができる。
から延びるアンカリングボルトにより、屋根葺き材と共
に小屋組に共締め固定されているため、屋根葺き材の小
屋組への固定構造を活用して、太陽光発電ユニットを設
置するための横支持材を、屋根の上面に簡単に固定する
こができる。また、太陽電池モジュールを設置するため
に、屋根側の構造を改変する必要がなく、屋根が本来持
つ雨仕舞い性を損なうことがない。さらに、各横支持材
が、屋根の勾配方向に直交する方向に延在しているた
め、屋根葺き材を受ける小屋組の構造材（母屋）と横支
持材とを、屋根葺き材を挟んで重ねるように平行に配置
することができ、複数のアンカリングボルトと、横支持
材に形成したアンカリングボルト用の貫通孔とを、簡単
に位置合わせすることができる。
【０００９】これらの場合、太陽光発電ユニットが支持
固定される複数本の縦支持材を更に備え、各縦支持材
は、複数本の横支持材に直交する方向に配置した状態
で、複数本の横支持材の上面に固定されていることが、
好ましい。
固定される複数本の縦支持材を更に備え、各縦支持材
は、複数本の横支持材に直交する方向に配置した状態
で、複数本の横支持材の上面に固定されていることが、
好ましい。
【００１０】この構成によれば、複数本の横支持材は、
屋根葺き材を受ける小屋組の構造材の配置に対応させて
配置することができ、且つ複数本の縦支持材は、太陽光
発電ユニットにおける太陽電池モジュールの配置や施工
性などを考慮して配置することができる。したがって、
太陽光発電ユニットを屋根に簡単且つ適切に設置するこ
とができる。また、横支持材と縦支持材とにより、太陽
電池モジュールの下側に十分な通気空間（冷却空間）を
構成することができる。
屋根葺き材を受ける小屋組の構造材の配置に対応させて
配置することができ、且つ複数本の縦支持材は、太陽光
発電ユニットにおける太陽電池モジュールの配置や施工
性などを考慮して配置することができる。したがって、
太陽光発電ユニットを屋根に簡単且つ適切に設置するこ
とができる。また、横支持材と縦支持材とにより、太陽
電池モジュールの下側に十分な通気空間（冷却空間）を
構成することができる。
【００１１】この場合、横支持材と縦支持材の各交差部
分には、縦支持材を横支持材に固定するための固定金具
が介設され、固定金具は、横支持材に対する縦支持材の
水平面内における固定位置を微調整可能に構成されてい
ることが、好ましい。
分には、縦支持材を横支持材に固定するための固定金具
が介設され、固定金具は、横支持材に対する縦支持材の
水平面内における固定位置を微調整可能に構成されてい
ることが、好ましい。
【００１２】この構成によれば、各横支持材に対し各縦
支持材の固定位置を、縦横自在に微調整することができ
るため、複数本の横支持材に対し複数本の縦支持材を、
それぞれ正確な位置に簡単に固定することができ、施工
性を向上させることができる。
支持材の固定位置を、縦横自在に微調整することができ
るため、複数本の横支持材に対し複数本の縦支持材を、
それぞれ正確な位置に簡単に固定することができ、施工
性を向上させることができる。
【００１３】この場合、固定金具はＵ字状断面を有し、
その連結板部で横支持材に固定されると共に、内側に縦
支持材を遊嵌した状態で両側方から螺合した一対の固定
ねじによりこれを固定し、縦支持材の各側部には、固定
ねじのナット部またはヘッド部がスライド自在に且つ抜
止め状態で収容されるあり溝が形成され、あり溝に対応
して固定金具の各側板部には、固定ねじが挿通すると共
に上下に長孔となる挿通孔が形成されていることが、好
ましい。
その連結板部で横支持材に固定されると共に、内側に縦
支持材を遊嵌した状態で両側方から螺合した一対の固定
ねじによりこれを固定し、縦支持材の各側部には、固定
ねじのナット部またはヘッド部がスライド自在に且つ抜
止め状態で収容されるあり溝が形成され、あり溝に対応
して固定金具の各側板部には、固定ねじが挿通すると共
に上下に長孔となる挿通孔が形成されていることが、好
ましい。
【００１４】この構成によれば、固定ねじの締結に先立
ち、あり溝に対し固定ねじのナット部またはヘッド部を
相対的にスライドさせることにより、縦支持材の長手方
向（前後方向）の位置を微調整することができる。ま
た、左右の固定ねじの締付け寸法を相互に調整すること
により、縦支持材を固定金具の内側における遊び分の左
右方向の位置を微調整することができる。さらに、固定
金具の各側板部に形成した固定ねじ用の挿通孔が上下に
長孔となっているため、高さ方向の微調整も可能にな
る。
ち、あり溝に対し固定ねじのナット部またはヘッド部を
相対的にスライドさせることにより、縦支持材の長手方
向（前後方向）の位置を微調整することができる。ま
た、左右の固定ねじの締付け寸法を相互に調整すること
により、縦支持材を固定金具の内側における遊び分の左
右方向の位置を微調整することができる。さらに、固定
金具の各側板部に形成した固定ねじ用の挿通孔が上下に
長孔となっているため、高さ方向の微調整も可能にな
る。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の一実施形態に係る屋根設置型太陽光発電装置につ
いて説明する。図１および図２は、太陽電池モジュール
用設置架台（以下、「設置架台」という。）を用いて建
物の折板屋根の上面に太陽電池モジュールを設置した状
態の構造図である。両図に示すように、この折板屋根１
には、複数本の横支持材３と複数本の縦支持材４を格子
状に組んだ設置架台２を介して、複数枚の太陽電池モジ
ュール６から成る太陽光発電ユニット５が設置されてい
る。
発明の一実施形態に係る屋根設置型太陽光発電装置につ
いて説明する。図１および図２は、太陽電池モジュール
用設置架台（以下、「設置架台」という。）を用いて建
物の折板屋根の上面に太陽電池モジュールを設置した状
態の構造図である。両図に示すように、この折板屋根１
には、複数本の横支持材３と複数本の縦支持材４を格子
状に組んだ設置架台２を介して、複数枚の太陽電池モジ
ュール６から成る太陽光発電ユニット５が設置されてい
る。
【００１６】太陽光発電ユニット５は、設置架台２の複
数本の縦支持材４の上にこれに直交するように固定した
複数本の支持枠１１を有し、この複数本の支持枠１１に
複数枚の太陽電池モジュール６をマトリクス状に組み込
んで、構成されている。各太陽電池モジュール６は、太
陽電池パネル１２と、太陽電池パネル１２の四周を縁取
る枠体１３とを一体化して構成されている。そして、枠
体１３の対向する２辺を、隣接する支持枠１１に載置し
た状態で押さえ部材１４により支持枠１１にねじ止めす
ると共に、他の２辺を隣接する太陽電池モジュール６の
枠体１３と連結することにより、複数の太陽電池モジュ
ール６が複数本の支持枠１１上に敷設するようにして、
組み込まれている。なお、太陽電池モジュール６と枠体
１３の連結部分はシール構造となっている。
数本の縦支持材４の上にこれに直交するように固定した
複数本の支持枠１１を有し、この複数本の支持枠１１に
複数枚の太陽電池モジュール６をマトリクス状に組み込
んで、構成されている。各太陽電池モジュール６は、太
陽電池パネル１２と、太陽電池パネル１２の四周を縁取
る枠体１３とを一体化して構成されている。そして、枠
体１３の対向する２辺を、隣接する支持枠１１に載置し
た状態で押さえ部材１４により支持枠１１にねじ止めす
ると共に、他の２辺を隣接する太陽電池モジュール６の
枠体１３と連結することにより、複数の太陽電池モジュ
ール６が複数本の支持枠１１上に敷設するようにして、
組み込まれている。なお、太陽電池モジュール６と枠体
１３の連結部分はシール構造となっている。
【００１７】各太陽電池モジュール６の下面には、端子
ボックス１５が設けられており、端子ボックス１５に
は、プラスおよびマイナスの一対のケーブル１６が接続
されている。各ケーブル１６の先端にはコネクタ（図示
省略）が接続され、このコネクタを介して全太陽電池モ
ジュール６が直列に接続される。そして、このように端
子ボックス１５から延びるケーブル１６は、できる限り
露出配線を避けるべく、支持枠１１の中空部内などを配
線経路として配線され、最終的に折板屋根１の棟部分な
どから建物内に導かれる。
ボックス１５が設けられており、端子ボックス１５に
は、プラスおよびマイナスの一対のケーブル１６が接続
されている。各ケーブル１６の先端にはコネクタ（図示
省略）が接続され、このコネクタを介して全太陽電池モ
ジュール６が直列に接続される。そして、このように端
子ボックス１５から延びるケーブル１６は、できる限り
露出配線を避けるべく、支持枠１１の中空部内などを配
線経路として配線され、最終的に折板屋根１の棟部分な
どから建物内に導かれる。
【００１８】折板屋根１は、建物の小屋組における一構
造材である、母屋材２１の上面に折板（重ねタイプ）２
２を直接葺いたものであり、母屋材２１の上面には、折
板２２を支持するタイトフレーム２３が取り付けられて
いる。タイトフレーム２３は帯状に形成され、折板２２
の断面形状に合わせて略台形波状に折り曲げられてい
る。タイトフレーム２３の各頂部には、折板２２を固定
するための固定ボルト（アンカリングボルト）２４が上
向きに固着されている。
造材である、母屋材２１の上面に折板（重ねタイプ）２
２を直接葺いたものであり、母屋材２１の上面には、折
板２２を支持するタイトフレーム２３が取り付けられて
いる。タイトフレーム２３は帯状に形成され、折板２２
の断面形状に合わせて略台形波状に折り曲げられてい
る。タイトフレーム２３の各頂部には、折板２２を固定
するための固定ボルト（アンカリングボルト）２４が上
向きに固着されている。
【００１９】折板２２をタイトフレーム２３に固定する
場合には、固定ボルト２４の位置に、小穴を位置合わせ
しながら折板２２をタイトフレーム２３上に設置し、こ
の状態で上側から固定ボルト２４に、ウールパッキン２
５および笠形座金２６を介在させてナット２７を螺合す
る。さらに、ナット２７の上から固定ボルト２４の先端
に防水キャップ２８を装着する。そして、上記の設置架
台２の横支持材３は、この固定ボルト２４を利用し、折
板２２の上からこれと共締めするようにして、母屋材２
１に固定されている。
場合には、固定ボルト２４の位置に、小穴を位置合わせ
しながら折板２２をタイトフレーム２３上に設置し、こ
の状態で上側から固定ボルト２４に、ウールパッキン２
５および笠形座金２６を介在させてナット２７を螺合す
る。さらに、ナット２７の上から固定ボルト２４の先端
に防水キャップ２８を装着する。そして、上記の設置架
台２の横支持材３は、この固定ボルト２４を利用し、折
板２２の上からこれと共締めするようにして、母屋材２
１に固定されている。
【００２０】設置架台２は、上述したように、複数本の
横支持材３とこれに直交する複数本の縦支持材４とを格
子状に組んで構成されている。実際には、このように格
子状に組んだ複数組の設置架台２により、太陽光発電ユ
ニット５を支持することが好ましい（図１参照）。ま
た、横支持材３と縦支持材４との各交差部分には、縦支
持材４を横支持材３に固定するための固定金具７が介設
されている。
横支持材３とこれに直交する複数本の縦支持材４とを格
子状に組んで構成されている。実際には、このように格
子状に組んだ複数組の設置架台２により、太陽光発電ユ
ニット５を支持することが好ましい（図１参照）。ま
た、横支持材３と縦支持材４との各交差部分には、縦支
持材４を横支持材３に固定するための固定金具７が介設
されている。
【００２１】より具体的には、複数本の縦支持材４の上
側には、太陽光発電ユニット５の支持枠１１が固定され
る一方、横支持材３が上記の固定ボルト２４により折板
２２と共締めされるようにしてタイトフレーム（折板屋
根）２３に固定されている。そして、縦支持材４は、固
定金具７を介して位置調整可能な状態で横支持材３に固
定されている。
側には、太陽光発電ユニット５の支持枠１１が固定され
る一方、横支持材３が上記の固定ボルト２４により折板
２２と共締めされるようにしてタイトフレーム（折板屋
根）２３に固定されている。そして、縦支持材４は、固
定金具７を介して位置調整可能な状態で横支持材３に固
定されている。
【００２２】各横支持材３は、中空方形断面を有する形
材で構成されており、それぞれが母屋材２１に平行に且
つ相互に平行に配設されている。すなわち、横支持材３
は、タイトフレーム２３の位置において、折板２２の頂
部間に渡すように配設され、１つのタイトフレーム２３
の複数の固定ボルト２４により、タイトフレーム（折板
屋根）２３に固定されている。より具体的には、横支持
材３の底板３１には貫通孔３１ａが形成され、固定ボル
ト２４の先端部がこの貫通孔３１ａを貫通し、この貫通
部分に横支持材３を固定するためのナット２７が螺合し
ている。また、貫通孔３１ａに対応して横支持材３の天
板３２にはナット２７を投入および螺合するための操作
孔３２ａが形成されている。
材で構成されており、それぞれが母屋材２１に平行に且
つ相互に平行に配設されている。すなわち、横支持材３
は、タイトフレーム２３の位置において、折板２２の頂
部間に渡すように配設され、１つのタイトフレーム２３
の複数の固定ボルト２４により、タイトフレーム（折板
屋根）２３に固定されている。より具体的には、横支持
材３の底板３１には貫通孔３１ａが形成され、固定ボル
ト２４の先端部がこの貫通孔３１ａを貫通し、この貫通
部分に横支持材３を固定するためのナット２７が螺合し
ている。また、貫通孔３１ａに対応して横支持材３の天
板３２にはナット２７を投入および螺合するための操作
孔３２ａが形成されている。
【００２３】各縦支持材４は、中空方形断面を有する形
材で構成されており、それぞれが屋根の勾配方向に延在
し且つ相互に平行に配設されている。図３に示すよう
に、縦支持材４の上辺部４１、下辺部４２および両側辺
部４３，４３から成る四辺には、それぞれあり溝４４，
４５，４６，４６が形成されており、上辺部４１に形成
したあり溝４４には、ヘッド部４７ａを収容した枠固定
ボルト４７が上向きに取り付けられており、この枠固定
ボルト４７により、縦支持材４の上面に太陽光発電ユニ
ット５の支持枠１１が固定されている。
材で構成されており、それぞれが屋根の勾配方向に延在
し且つ相互に平行に配設されている。図３に示すよう
に、縦支持材４の上辺部４１、下辺部４２および両側辺
部４３，４３から成る四辺には、それぞれあり溝４４，
４５，４６，４６が形成されており、上辺部４１に形成
したあり溝４４には、ヘッド部４７ａを収容した枠固定
ボルト４７が上向きに取り付けられており、この枠固定
ボルト４７により、縦支持材４の上面に太陽光発電ユニ
ット５の支持枠１１が固定されている。
【００２４】固定金具７は、下板部（連結板部）５１と
両側板部５２，５２とで断面「Ｕ」字状に形成され、横
支持材３と縦支持材４との交差部分であって、折板２２
の谷部に対応する位置にピースものとして設けられてい
る。固定金具７はその下板部５１で、横支持材３を貫通
する前後２本の金具固定ボルト５３，５３により、横支
持材３に固定されている。また、縦支持材４の各側辺部
４３，４３と固定金具７の各側板部５２，５２とが、そ
れぞれ調整固定ボルト５４，５４で締結されている。
両側板部５２，５２とで断面「Ｕ」字状に形成され、横
支持材３と縦支持材４との交差部分であって、折板２２
の谷部に対応する位置にピースものとして設けられてい
る。固定金具７はその下板部５１で、横支持材３を貫通
する前後２本の金具固定ボルト５３，５３により、横支
持材３に固定されている。また、縦支持材４の各側辺部
４３，４３と固定金具７の各側板部５２，５２とが、そ
れぞれ調整固定ボルト５４，５４で締結されている。
【００２５】そして、図３に示すように、縦支持材４
は、断面「Ｕ」字状に形成した固定金具７の内側に、幾
分間隙を存して遊嵌され、上記一対の調整固定ボルト５
４，５４により、固定金具７に側方から締結されてい
る。また、縦支持材４は、金具固定ボルト５３には直接
固定されておらず、金具固定ボルト５３のヘッド部には
縦支持材４の下辺部４２に形成したあり溝４５が嵌合し
ている。
は、断面「Ｕ」字状に形成した固定金具７の内側に、幾
分間隙を存して遊嵌され、上記一対の調整固定ボルト５
４，５４により、固定金具７に側方から締結されてい
る。また、縦支持材４は、金具固定ボルト５３には直接
固定されておらず、金具固定ボルト５３のヘッド部には
縦支持材４の下辺部４２に形成したあり溝４５が嵌合し
ている。
【００２６】各調整固定ボルト５４は、側方から螺合す
るボルト本体５５と、縦支持材４の側辺部４３に形成し
たあり溝４６にスライド自在に収容した裏板ナット５６
と、ボルト本体５５と固定金具７の側板部４３との間に
介設した方形の角座金５７とを有している。左右の調整
固定ボルト５４，５４は対向して配設されており、この
左右の調整固定ボルト５４，５４の相互の締付け寸法に
より、固定金具７の内側に遊嵌された縦支持材４をその
間隙の範囲内において、左右方向の位置を微調整して固
定できるようになっている。
るボルト本体５５と、縦支持材４の側辺部４３に形成し
たあり溝４６にスライド自在に収容した裏板ナット５６
と、ボルト本体５５と固定金具７の側板部４３との間に
介設した方形の角座金５７とを有している。左右の調整
固定ボルト５４，５４は対向して配設されており、この
左右の調整固定ボルト５４，５４の相互の締付け寸法に
より、固定金具７の内側に遊嵌された縦支持材４をその
間隙の範囲内において、左右方向の位置を微調整して固
定できるようになっている。
【００２７】また、裏板ナット５６は、縦支持材４のあ
り溝４６に対し前後方向に相対的にスライド自在に構成
されていて、縦支持材４の前後方向の位置を微調整した
状態で固定できるようになっている。さらに、固定金具
７の各側板部５２の外面と、これに密着する各角座金５
７の内面とには、それぞれ水平なギザ面が形成されてお
り、且つ側板部５２に形成したボルト用のばか孔（挿通
孔）５２ａは上下方向に長い長孔に形成されている。し
たがって、縦支持材４は、上下方向の位置を微調整した
状態で、固定金具７に固定できるようになっている。
り溝４６に対し前後方向に相対的にスライド自在に構成
されていて、縦支持材４の前後方向の位置を微調整した
状態で固定できるようになっている。さらに、固定金具
７の各側板部５２の外面と、これに密着する各角座金５
７の内面とには、それぞれ水平なギザ面が形成されてお
り、且つ側板部５２に形成したボルト用のばか孔（挿通
孔）５２ａは上下方向に長い長孔に形成されている。し
たがって、縦支持材４は、上下方向の位置を微調整した
状態で、固定金具７に固定できるようになっている。
【００２８】このように、固定金具７を、前後、左右お
よび上下方向に微調整した状態で固定可能な固定金具７
を介して、横支持材３に固定するようにしているため、
複数本の縦支持材４を複数本の横支持材３に、適切且つ
簡単に取り付けることができる。したがって、太陽光発
電ユニット５を設置架台２を介して折板屋根１上面に、
適切且つ簡単に取り付けることができる。なお、図３中
の符号５８は、固定金具７に縦支持材４に仮止めするた
めの小ねじである。
よび上下方向に微調整した状態で固定可能な固定金具７
を介して、横支持材３に固定するようにしているため、
複数本の縦支持材４を複数本の横支持材３に、適切且つ
簡単に取り付けることができる。したがって、太陽光発
電ユニット５を設置架台２を介して折板屋根１上面に、
適切且つ簡単に取り付けることができる。なお、図３中
の符号５８は、固定金具７に縦支持材４に仮止めするた
めの小ねじである。
【００２９】ここで、太陽光発電ユニット５を折板屋根
１に設置する作業手順について簡単に説明する。上述し
たようにタイトフレーム２３に固定するようにして折板
２２を葺くが、このとき、横支持材３が設置される部分
の固定ボルト２４には、防水キャップ２８を装着しない
ようにしておく。また、設置架台２である複数本の横支
持材３と複数本の縦支持材４とは、予め組み立てておい
て屋根上に揚上することが好ましい。次に、タイトフレ
ーム２３から延びる各固定ボルト２４に各貫通孔３１ａ
を位置合わせするようにして、折板２２の頂部に横支持
材３を設置する。ここで、横支持材３の操作孔３２ａか
らナット２７を投入しこれを固定ボルト２４に螺合す
る。
１に設置する作業手順について簡単に説明する。上述し
たようにタイトフレーム２３に固定するようにして折板
２２を葺くが、このとき、横支持材３が設置される部分
の固定ボルト２４には、防水キャップ２８を装着しない
ようにしておく。また、設置架台２である複数本の横支
持材３と複数本の縦支持材４とは、予め組み立てておい
て屋根上に揚上することが好ましい。次に、タイトフレ
ーム２３から延びる各固定ボルト２４に各貫通孔３１ａ
を位置合わせするようにして、折板２２の頂部に横支持
材３を設置する。ここで、横支持材３の操作孔３２ａか
らナット２７を投入しこれを固定ボルト２４に螺合す
る。
【００３０】このようにして、複数本の横支持材３を折
板２２上にボルト止めして、設置架台２を折板屋根１の
上面に固定したら、これに直交するように複数本の支持
枠１１をボルト止めまたは部品を用いて固定する。この
とき、調整固定ボルト５４により、固定金具７を介し
て、横支持材３に対する縦支持材４の前後左右および上
下の微調整を行い、縦支持材４を固定金具７に本固定す
る。一方、縦支持材４に対し支持枠１１は仮止めにして
おいて、これに太陽電池モジュール６を仮置きし現場合
わせで位置決めしてから、本固定する。そして、最後に
複数枚の太陽電池モジュール６を支持材１１上に並べ、
押さえ部材１４を介して支持材１１にねじ止めして、作
業を完了する。
板２２上にボルト止めして、設置架台２を折板屋根１の
上面に固定したら、これに直交するように複数本の支持
枠１１をボルト止めまたは部品を用いて固定する。この
とき、調整固定ボルト５４により、固定金具７を介し
て、横支持材３に対する縦支持材４の前後左右および上
下の微調整を行い、縦支持材４を固定金具７に本固定す
る。一方、縦支持材４に対し支持枠１１は仮止めにして
おいて、これに太陽電池モジュール６を仮置きし現場合
わせで位置決めしてから、本固定する。そして、最後に
複数枚の太陽電池モジュール６を支持材１１上に並べ、
押さえ部材１４を介して支持材１１にねじ止めして、作
業を完了する。
【００３１】以上のように、本実施形態によれば、複数
本の横支持材３と複数本の縦支持材４とを格子状に組ん
で、太陽光発電ユニット５を折板屋根１に設置するため
の設置架台２を構成し、且つこの設置架台２を、折板屋
根１のタイトフレーム２３から延びる固定ボルト２４に
より、折板屋根１に共締め固定しているため、設置架台
２の部品点数を削減することができると共に、太陽光発
電ユニット５を折板屋根１上に簡単に設置することがで
きる。しかも、折板屋根１の屋根構造を改変する必要が
ないため、折板屋根１の雨仕舞い性などを損なうことが
ない。
本の横支持材３と複数本の縦支持材４とを格子状に組ん
で、太陽光発電ユニット５を折板屋根１に設置するため
の設置架台２を構成し、且つこの設置架台２を、折板屋
根１のタイトフレーム２３から延びる固定ボルト２４に
より、折板屋根１に共締め固定しているため、設置架台
２の部品点数を削減することができると共に、太陽光発
電ユニット５を折板屋根１上に簡単に設置することがで
きる。しかも、折板屋根１の屋根構造を改変する必要が
ないため、折板屋根１の雨仕舞い性などを損なうことが
ない。
【００３２】また、設置架台２は、タイトフレーム２３
と平行に延材する横支持材３で折板屋根１に固定される
ため、固定ボルト２４と横支持材３の貫通孔２１ａとを
精度良く位置合わせすることができ、また横支持材３上
に固定される縦支持材４は、比較的自由に配置すること
ができるため、施工性を向上させることができる。しか
も、設置架台２により、折板屋根１と太陽電池モジュー
ル６との間に通気のための十分な空間をとることができ
るため、太陽電池モジュール６の発電効率を損なうこと
がない。
と平行に延材する横支持材３で折板屋根１に固定される
ため、固定ボルト２４と横支持材３の貫通孔２１ａとを
精度良く位置合わせすることができ、また横支持材３上
に固定される縦支持材４は、比較的自由に配置すること
ができるため、施工性を向上させることができる。しか
も、設置架台２により、折板屋根１と太陽電池モジュー
ル６との間に通気のための十分な空間をとることができ
るため、太陽電池モジュール６の発電効率を損なうこと
がない。
【００３３】次に、図４および図５を参照して、本発明
の第２実施形態について説明する。この第２実施形態で
は、太陽光発電ユニット５および設置架台２は、第１実
施形態と同一のものが用いられ、これらが設置される屋
根が異なっている。第２実施形態の屋根は、その屋根拭
き材に波形石綿スレート６１を用いたスレート屋根１Ａ
で構成されている。波形の断面形状を有する波形石綿ス
レート６１は、小屋組の母屋材６２に直接載置され、母
屋材６２から延びるアンカリングボルト６３により母屋
材６２に固定されている。また、設置架台２もその横支
持材３が、波形石綿スレート６１と共にこのアンカリン
グボルト６３により、母屋材６２に共締め固定されてい
る。
の第２実施形態について説明する。この第２実施形態で
は、太陽光発電ユニット５および設置架台２は、第１実
施形態と同一のものが用いられ、これらが設置される屋
根が異なっている。第２実施形態の屋根は、その屋根拭
き材に波形石綿スレート６１を用いたスレート屋根１Ａ
で構成されている。波形の断面形状を有する波形石綿ス
レート６１は、小屋組の母屋材６２に直接載置され、母
屋材６２から延びるアンカリングボルト６３により母屋
材６２に固定されている。また、設置架台２もその横支
持材３が、波形石綿スレート６１と共にこのアンカリン
グボルト６３により、母屋材６２に共締め固定されてい
る。
【００３４】母屋材６２はＣ形鋼で構成され、Ｌ字ブラ
ケット６４を介して小屋組の主構造材６５に固定されて
いる。アンカリングボルト６３は、母屋材６２に掛止め
される、いわゆるフックボルト或いはチャンネルボルト
で構成されており、母屋材６２をくるむように「Ｕ」字
状に屈曲している。アンカリングボルト６３の上端部
は、波形石綿スレート６１の山部に形成した小孔を貫通
し、パッキン６６を介在させた状態で上側から螺合した
ナット６７により、波形石綿スレート６１を固定してい
る。そして、設置架台２の横支持材３は、母屋材６２か
ら延びる複数本のアンカリングボルト６３により、スレ
ート屋根１Ａに固定されている。
ケット６４を介して小屋組の主構造材６５に固定されて
いる。アンカリングボルト６３は、母屋材６２に掛止め
される、いわゆるフックボルト或いはチャンネルボルト
で構成されており、母屋材６２をくるむように「Ｕ」字
状に屈曲している。アンカリングボルト６３の上端部
は、波形石綿スレート６１の山部に形成した小孔を貫通
し、パッキン６６を介在させた状態で上側から螺合した
ナット６７により、波形石綿スレート６１を固定してい
る。そして、設置架台２の横支持材３は、母屋材６２か
ら延びる複数本のアンカリングボルト６３により、スレ
ート屋根１Ａに固定されている。
【００３５】以上のように、第２実施形態によれば、複
数本の横支持材３と複数本の縦支持材４とを組んで、太
陽光発電ユニット５をスレート屋根１Ａに設置するため
の設置架台２を構成し、且つこの設置架台２を、スレー
ト屋根１Ａのアンカリングボルト６３により、スレート
屋根１Ａに共締め固定しているため、設置架台２の部品
点数を削減することができると共に、太陽光発電ユニッ
ト５を屋根１Ａ上に簡単に設置することができる。しか
も、スレート屋根１Ａの雨仕舞い性を損なうことがな
い。
数本の横支持材３と複数本の縦支持材４とを組んで、太
陽光発電ユニット５をスレート屋根１Ａに設置するため
の設置架台２を構成し、且つこの設置架台２を、スレー
ト屋根１Ａのアンカリングボルト６３により、スレート
屋根１Ａに共締め固定しているため、設置架台２の部品
点数を削減することができると共に、太陽光発電ユニッ
ト５を屋根１Ａ上に簡単に設置することができる。しか
も、スレート屋根１Ａの雨仕舞い性を損なうことがな
い。
【００３６】また、設置架台２は、母屋材６２と平行に
延材する横支持材３でスレート屋根１Ａに固定されるた
め、アンカリングボルト６３と横支持材３の貫通孔３１
ａとを精度良く位置合わせすることができ、施工性を向
上させることができる。しかも、設置架台２により、ス
レート屋根１Ａと太陽電池モジュール６との間に通気の
ための十分な空間をとることができ、発電効率を損なう
ことがない。
延材する横支持材３でスレート屋根１Ａに固定されるた
め、アンカリングボルト６３と横支持材３の貫通孔３１
ａとを精度良く位置合わせすることができ、施工性を向
上させることができる。しかも、設置架台２により、ス
レート屋根１Ａと太陽電池モジュール６との間に通気の
ための十分な空間をとることができ、発電効率を損なう
ことがない。
【００３７】なお、本発明の屋根設置型太陽光発電装置
は、工場などの折板屋根やスレート屋根に設置可能であ
ることは元より、カーポート、テラス屋根、バルコニー
屋根、或いは温室などの組立建物における折板屋根やス
レート屋根にも適用できることは、いうまでもない。
は、工場などの折板屋根やスレート屋根に設置可能であ
ることは元より、カーポート、テラス屋根、バルコニー
屋根、或いは温室などの組立建物における折板屋根やス
レート屋根にも適用できることは、いうまでもない。
【００３８】
【発明の効果】以上のように本発明の屋根設置型太陽光
発電装置によれば、太陽光発電ユニットを設置するため
の横支持材が、タイトフレームから延びる固定ボルトに
より、屋根葺き材と共にタイトフレームに固定されてい
るため、屋根葺き材のタイトフレームへの固定構造を活
用し且つ屋根の構造を改変することなく、太陽光発電ユ
ニットを屋根の上面に簡単に固定するこができる。ま
た、各横支持材が、屋根の勾配方向に直交する方向に延
在しているため、複数の固定ボルトに横支持材を簡単に
位置合わせして固定することができ、施工性を向上させ
ることができる。
発電装置によれば、太陽光発電ユニットを設置するため
の横支持材が、タイトフレームから延びる固定ボルトに
より、屋根葺き材と共にタイトフレームに固定されてい
るため、屋根葺き材のタイトフレームへの固定構造を活
用し且つ屋根の構造を改変することなく、太陽光発電ユ
ニットを屋根の上面に簡単に固定するこができる。ま
た、各横支持材が、屋根の勾配方向に直交する方向に延
在しているため、複数の固定ボルトに横支持材を簡単に
位置合わせして固定することができ、施工性を向上させ
ることができる。
【００３９】また、本発明の他の屋根設置型太陽光発電
装置によれば、太陽光発電ユニットを設置するための横
支持材が、小屋組から延びるアンカリングボルトによ
り、屋根葺き材と共に小屋組に共締め固定されているた
め、屋根葺き材の小屋組への固定構造を活用し且つ屋根
の構造を改変することなく、太陽光発電ユニットを屋根
の上面に簡単に固定するこができる。また、各横支持材
が、屋根の勾配方向に直交する方向に延在しているた
め、複数のアンカリングボルトに横支持材を簡単に位置
合わせして固定することができ、施工性を向上させるこ
とができる。
装置によれば、太陽光発電ユニットを設置するための横
支持材が、小屋組から延びるアンカリングボルトによ
り、屋根葺き材と共に小屋組に共締め固定されているた
め、屋根葺き材の小屋組への固定構造を活用し且つ屋根
の構造を改変することなく、太陽光発電ユニットを屋根
の上面に簡単に固定するこができる。また、各横支持材
が、屋根の勾配方向に直交する方向に延在しているた
め、複数のアンカリングボルトに横支持材を簡単に位置
合わせして固定することができ、施工性を向上させるこ
とができる。
【図１】本発明の第１実施形態に係る屋根設置型太陽光
発電装置の裁断正面図である。
発電装置の裁断正面図である。
【図２】第１実施形態に係る屋根設置型太陽光発電装置
の裁断側面図である。
の裁断側面図である。
【図３】固定金具廻りの拡大断面図である。
【図４】本発明の第２実施形態に係る屋根設置型太陽光
発電装置の裁断正面図である。
発電装置の裁断正面図である。
【図５】第２実施形態に係る屋根設置型太陽光発電装置
の裁断側面図である。
の裁断側面図である。
１ 折板屋根、１Ａ スレート屋根、２ 設置架台、３
横支持材、４ 縦支持材、５ 太陽光発電ユニット、
６ 太陽電池モジュール、７ 固定金具、１１支持枠、
２１ 母屋材、２２ 折板、２３ タイトフレーム、２
４ 固定ボルト、２７ ナット、４３ 側辺部、４６
あり溝、５１ 下板部、５２ 側板部、５２ａ ばか
孔、５３ 金具固定ボルト、５４ 調整固定ボルト、５
５ ボルト本体、５６ 裏板ナット、６１ 波形石綿ス
レート、６２ 母屋材、６３ アンカリングボルト、６
７ ナット
横支持材、４ 縦支持材、５ 太陽光発電ユニット、
６ 太陽電池モジュール、７ 固定金具、１１支持枠、
２１ 母屋材、２２ 折板、２３ タイトフレーム、２
４ 固定ボルト、２７ ナット、４３ 側辺部、４６
あり溝、５１ 下板部、５２ 側板部、５２ａ ばか
孔、５３ 金具固定ボルト、５４ 調整固定ボルト、５
５ ボルト本体、５６ 裏板ナット、６１ 波形石綿ス
レート、６２ 母屋材、６３ アンカリングボルト、６
７ ナット
Claims (5)
- 【請求項１】 複数枚の太陽電池モジュールを並べて成
る太陽光発電ユニットを、設置架台を介して折板形状の
断面を有する屋根葺き材で葺いた屋根の上面に設置して
成る屋根設置型太陽光発電装置であって、 前記設置架台は、前記屋根の勾配方向に直交して延在す
る複数本の横支持材を備え、 前記各横支持材は、前記屋根の屋根葺き材を固定するタ
イトフレームの固定ボルトにより、前記屋根葺き材と共
に固定されていることを特徴とする屋根設置型太陽光発
電装置。 - 【請求項２】 複数枚の太陽電池モジュールを並べて成
る太陽光発電ユニットを、設置架台を介して略波形断面
を有する屋根葺き材で葺いた屋根の上面に設置して成る
屋根設置型太陽光発電装置であって、 前記設置架台は、前記屋根の勾配方向に直交して延在す
る複数本の横支持材を備え、 前記各横支持材は、前記屋根の小屋組から延びるアンカ
リングボルトにより、前記屋根葺き材と共に前記小屋組
に共締め固定されていることを特徴とする屋根設置型太
陽光発電装置。 - 【請求項３】 前記太陽光発電ユニットが支持固定され
る複数本の縦支持材を更に備え、 前記各縦支持材は、前記複数本の横支持材に直交する方
向に配置した状態で、当該複数本の横支持材の上面に固
定されていることを特徴とする請求項１または２に記載
の屋根設置型太陽光発電装置。 - 【請求項４】 前記横支持材と前記縦支持材の各交差部
分には、前記縦支持材を前記横支持材に固定するための
固定金具が介設され、 前記固定金具は、前記横支持材に対する前記縦支持材の
水平面内における固定位置を微調整可能に構成されてい
ることを特徴とする請求項３に記載の屋根設置型太陽光
発電装置。 - 【請求項５】 前記固定金具はＵ字状断面を有し、その
連結板部で前記横支持材に固定されると共に、内側に前
記縦支持材を遊嵌した状態で両側方から螺合した一対の
固定ねじによりこれを固定し、 前記縦支持材の各側部には、前記固定ねじのナット部ま
たはヘッド部がスライド自在に且つ抜止め状態で収容さ
れるあり溝が形成され、 前記あり溝に対応して前記固定金具の各側板部には、前
記固定ねじが挿通すると共に上下に長孔となる挿通孔が
形成されていることを特徴とする請求項４に記載の屋根
設置型太陽光発電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000216176A JP2002030773A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 屋根設置型太陽光発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000216176A JP2002030773A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 屋根設置型太陽光発電装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002030773A true JP2002030773A (ja) | 2002-01-31 |
Family
ID=18711478
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000216176A Pending JP2002030773A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 屋根設置型太陽光発電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002030773A (ja) |
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2011246895A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Hory Corp | 屋根上設置物の取付装置 |
| JP2011246896A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Hory Corp | 屋根上設置物の取付装置 |
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| JP2013007177A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Gantan Beauty Ind Co Ltd | 支持部材の取付構造、及び太陽電池パネルを含む外装構造 |
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