JP5676125B2 - 施解錠表示装置 - Google Patents
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Description
(1)物品収納部を有する筐体と、前記物品収納部を開閉可能として前記筐体に装着した開閉体とのいずれか一方に設けた取付面に本体が取り付けられ、かつ前記本体に設けたキー挿入孔にキーを挿入して回動させることにより、前記本体に設けた係止部材が、前記筐体と前記開閉体とのいずれか他方に係脱することによって、前記開閉体を施錠および解錠しうるようにした施錠装置における施錠状態と解錠状態を表示する装置であって、前記取付面に着脱自在に取り付けられ、かつ前記キー挿入孔に挿入したキーが回動可能として挿通するキー挿通孔と表示窓とを有するケースと、前記ケース内に収容され、かつ前記キー挿入孔に挿入したキーの施解錠操作に連動して、施錠位置と解錠位置とに移動させられ、この施錠位置と解錠位置とに移動させられることによって、前記表示窓内の表示を変更するようにした移動部材とを備え、前記移動部材を、キー挿入孔に挿入したキーにおけるキー挿入孔への挿入部を除く部分に係合し、キーの施解錠操作に連動して、施錠位置と解錠位置とに移動させられるようにする。
しかもケースと移動部材との2部材で施解錠表示装置を構成することができるので、部品点数が少なく、構造を簡素化することができる。
したがって、施解錠表示装置を有していない既存の施錠装置にも、施錠装置の本体の構造を何ら変更することなく、施解錠表示装置を後から簡単に組み込むことができるとともに、容易に取り外すこともできる。
このような構成とすると、回動部材によって移動部材を確実に移動させることができる。
図1〜図7は、本発明の第1の実施形態を示す。
図1に示すように、キャビネット1は、前面が開口する箱状をなし、内部に物品収納部2を有する筐体3と、この筐体3の物品収納部2に前方に引出し可能として装着した開閉体である上中下3段の引出し4とを備えている。4aは、各引出し4の前面に設けた取手である。
開閉体としては、このような引出し4だけでなく、筐体3の前面に開閉可能として装着した片開き、または両開きの扉等とすることができる。
ロータ8の前面には、キー挿入孔9が設けられており、このキー挿入孔9にキー10を挿入して、キー10とともに、ロータ8を左方向に180°回転させることにより、ロータ8の後端に連係した連係機構(図示略)を介して、筐体3内に設けた3個の係止部材(図示略)を、各引出し4に係合させ、全引出し4を施錠することができ、またその施錠状態から、キー10とともに、ロータ8を右方向に180°回転させ、連係機構を介して、各係止部材を、各引出し4から離脱させることにより、解錠することができるようになっている。
なお、連係機構や係止部材は、公知の構成のものでよく、また本発明には直接関係しないので、その図示および詳細な説明は省略する。
この施解錠表示装置11は、キー挿入孔9に挿入部10aが挿入されたキー10の拡幅段部10b、10cが遊通する大径孔12が設けられ、かつ取付面3bに固着されるか、または両面接着テープや永久磁石等(図示略)をもって着脱可能として取り付けられた横長のベース板13と、ベース板13の前面に着脱可能として取り付けられ、かつ前面に、キー10のキー挿入孔9への挿入と回動操作を許容するキー挿通孔14、および横長の表示窓15が設けられた後面が開口する横長箱状のケース16と、ケース16内に左右方向に摺動可能として収容され、キー10の施解錠操作に連動して、左限の施錠位置と右限の解錠位置とに移動させられるようにした移動部材20と、この移動部材20の左右方向の移動を案内する中仕切21とを備えている。
解錠状態から施錠状態にする場合には、第1の実施形態と同様に、キー30を左方向に180°回転させればよい。
(1) 施錠装置の本体であるキーシリンダ錠のシリンダ7、33および施解錠表示装置11、36を、開閉体である引出し4の前面、または扉の前面等に取り付け、キーによって操作されるロータ8、34の回転により、係止部材が、筐体3に係脱することによって、引出し4または扉等を施錠または解錠しうるようにする。
(2) 表示片26、51の枚数を、1枚または2枚以上の任意のものとする。この枚数を増やすことにより、表示窓15、39の面積を大とすることができる。
(3) 表示片26、51を省略し、移動部材20、42が解錠位置の時は、例えば白色とした移動部材20、42の一部が表示窓15、39から露呈し、移動部材20、42が施錠位置の時は、例えば赤色とした移動部材20、42の他部が表示窓15、39から露呈するようにする。
(4) 第2の実施形態において、移動部材20’をロータ8を中心として回動しうるようにするとともに、キー10と移動部材20’との関係を、第1の実施形態のものと同様とする。すなわち、キー10が、180°回転させられることにより、そのときのキー10の拡幅段部10b、10cによって内向き突起28が回動させられる分だけ、移動部材20’が回動させられるようにする。
2 物品収納部
3 筐体
3a 上框
3b 取付面
4 引出し(開閉体)
4a 取手
5 施錠装置
6 キーシリンダ錠
7 シリンダ(本体)
8 ロータ(操作部材)
9 キー挿入孔
10 キー
10a 挿入部
10b、10c 拡幅段部
10d 頭部
11 施解錠表示装置
12 大径孔
13 ベース板
14 キー挿通孔
15 表示窓
16 ケース
20 移動部材
21 中仕切
21a〜21d 遮蔽板
21e 前面板
22 凹部
23 弾性係合爪
24 薄板部
25 段状部
26 表示片
27 嵌合孔
27a、27b 側縁
27c 上縁
27d 下縁
28 内向き突起
29 開口
30 キー
30a 挿入部
30b 頭部
31 施錠装置
32 キーシリンダ錠
33 シリンダ
34 ロータ(操作部材)
35 キー挿入孔
36 施解錠表示装置
37 キー挿入孔
38 回動部材
43 前向突条
44 前板部
45 拡径部
46、47 外向き突起(係合突起)
48 筒状部
49 キー挿通孔
50 薄板部
51 表示片
52 嵌合孔
52a、52b 側縁
52c 上縁
52d 下縁
53 内向き突起
Claims (7)
- 物品収納部を有する筐体と、前記物品収納部を開閉可能として前記筐体に装着した開閉体とのいずれか一方に設けた取付面に本体が取り付けられ、かつ前記本体に設けたキー挿入孔にキーを挿入して回動させることにより、前記本体に設けた係止部材が、前記筐体と前記開閉体とのいずれか他方に係脱することによって、前記開閉体を施錠および解錠しうるようにした施錠装置における施錠状態と解錠状態を表示する装置であって、
前記取付面に着脱自在に取り付けられ、かつ前記キー挿入孔に挿入したキーが回動可能として挿通するキー挿通孔と表示窓とを有するケースと、
前記ケース内に収容され、かつ前記キー挿入孔に挿入したキーの施解錠操作に連動して、施錠位置と解錠位置とに移動させられ、この施錠位置と解錠位置とに移動させられることによって、前記表示窓内の表示を変更するようにした移動部材とを備え、前記移動部材を、キー挿入孔に挿入したキーにおけるキー挿入孔への挿入部を除く部分に係合し、キーの施解錠操作に連動して、施錠位置と解錠位置とに移動させられるようにしたことを特徴とする施錠装置における施解錠表示装置。
- キーが、キー挿入孔への挿入部の基部に、拡幅段部を介して頭部が連設されたものとし、前記拡幅段部が移動部材に係合し、キーの施解錠操作に連動して、移動部材を施錠位置と解錠位置とに移動させるようにした請求項1記載の施錠装置における施解錠表示装置。
- 移動部材の一部に、キー挿入孔に挿入したキーにおける挿入部以外の部分が挿通する嵌合孔を設けるとともに、この嵌合孔の内縁に内向き突起を設け、前記キーを回動させることにより、キーにおける挿入部以外の部分が、前記内向き突起に当接して、前記移動部材を、施錠位置と解錠位置とに直線移動させるようにした請求項1または2に記載の施錠装置における施解錠表示装置。
- 移動部材が、キー挿入孔に挿入したキーの回動操作と連動して、前記キーを中心に回動するものとし、かつ表示窓を、前記キーを中心とする扇形または円弧状とした請求項1〜3のいずれかに記載の施錠装置における施解錠表示装置。
- 物品収納部を有する筐体と、前記物品収納部を開閉可能として前記筐体に装着した開閉体とのいずれか一方に設けた取付面に本体が取り付けられ、かつ前記本体に設けたキー挿入孔にキーを挿入して回動させることにより、前記本体に設けた係止部材が、前記筐体と前記開閉体とのいずれか他方に係脱することによって、前記開閉体を施錠および解錠しうるようにした施錠装置における施錠状態と解錠状態を表示する装置であって、
前記取付面に着脱自在に取り付けられ、かつ前記キー挿入孔に挿入したキーが回動可能として挿通するキー挿通孔と表示窓とを有するケースと、
前記ケース内に収容されるとともに、前記キー挿入孔に挿入した前記キーにおけるキー挿入孔への挿入部を除く部分に係合し、キーの施解錠操作に連動して回動される回動部材と、
前記ケース内に収容され、かつ前記回動部材の回動に連動して、施錠位置と解錠位置とに移動させられ、この施錠位置と解錠位置とに移動させられることによって、前記表示窓内の表示を変更するようにした移動部材とを備えていることを特徴とする施錠装置における施解錠表示装置。 - 前記施錠装置の本体を、前記取付面に固着されるシリンダと、前記シリンダ内に回転自在に嵌合されるとともに、その前端部が前記シリンダの前面より前方に突出し、かつ前記キーによって回転駆動されるロータとを有するものとし、前記回動部材を前記ロータの前端部に嵌合したことを特徴とする請求項5記載の施解錠表示装置。
- 前記回動部材の外周に前記移動部材に係合する係合突起を設け、この係合突起により前記キーの施解錠操作に連動して、前記移動部材を施錠位置と解錠位置とに移動させるようにした請求項5または6に記載の施錠装置における施解錠表示装置。
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- 2010-03-24 JP JP2010068514A patent/JP5676125B2/ja active Active
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