JPH08128243A - 施錠・解錠表示付き錠前装置 - Google Patents

施錠・解錠表示付き錠前装置

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Publication number
JPH08128243A
JPH08128243A JP6288636A JP28863694A JPH08128243A JP H08128243 A JPH08128243 A JP H08128243A JP 6288636 A JP6288636 A JP 6288636A JP 28863694 A JP28863694 A JP 28863694A JP H08128243 A JPH08128243 A JP H08128243A
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JP
Japan
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lock
piece
door
display
locking
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Application number
JP6288636A
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English (en)
Inventor
Hideo Nishimura
英生 西村
Chiyou Kunishita
超 国下
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Uchida Yoko Co Ltd
Original Assignee
Uchida Yoko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 収納庫の扉2の裏側に設けた引手カバー4に
は、長手方向に作動杆9を貫通保持し、上保持管10の
外周面に係合片12、下保持管15の外周面に停止リブ
22を突設し、これら上・下保持管10、15を回動自
在に作動杆9を介して縦設し、扉2の前面にはラッチレ
バー11を設け、下保持管15の停止リブ22に係合す
るように、錠前作動片21を配設し、錠前作動片21に
は連結ロック部材27を介して、一体的に施錠・解錠を
表示色分けした表示片28を形成し、表示片28の表示
色分け部分が視認できる表示窓29を、扉体2の表面に
設けた施錠・解錠表示付き錠前装置。 【効果】 施錠されているか、いないかの視認ができ、
鍵をさし込んで全部確認する必要がない。錠前作動片と
表示片を一体的にし、構成を簡単にできた。低コストで
各種のオフィス収納家具に同一のもので共通に適用が可
能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】オフィスにおいて収納庫を使用す
る場合、錠前の施錠・解錠作業は面倒なものであり、特
に施錠されているか、いないかの確認は退社の際など不
安であり、結局鍵を差し込んで全部確認してみる作業が
必要となる。本発明は、面倒な確認作業をしなくてすむ
ようにした両開き扉を有する収納庫、引き違い扉を有す
る収納庫、ラテラル式収納庫等の保管庫の扉に設ける施
錠・解錠表示付き錠前装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、簡易な施錠視認装置に関するもの
としては、手で操作してドアを開閉するノブと、該ノブ
内に固定配置され、この軸線方向に変位して錠を施解錠
する摺動杆を内部に有するスピンドルと、該摺動杆端部
に取着され、外部から視認できる透明ケースとを有し、
前記スピンドルの軸線方向に形成した切欠にラックを設
けてこれにピニオンを噛み合わさせるとともに、該ピニ
オンの軸を前記透明ケースに回動自在に取り付け、該軸
に、前記透明ケース内部で該軸とともに回動する着色さ
れた板体を取着してなる錠の施錠確認装置(特公平1−
49879号公報参照)が存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術において、機密の保持などで錠前の施錠は必要
条件である。特にあわただしい退社の際は個々の収納家
具が施錠されているかどうかの確認は時間がかかり労力
を要すると同時に、構成が複雑であるという問題点があ
った。
【0004】本発明は、これらの事情に鑑み、これを解
決するために錠前作動片と表示片を一体的に連結構成し
て、施錠されている場合には簡単な機構で色を表示する
方法をとった。この方法だと視認でき、個々の鍵を差し
込んで施錠の確認をする必要はなく時間的労力が節減で
きる。かつ錠前作動片と表示片を一体的に連結し、構成
を簡素化したので、低コストで各種のオフィス収納庫に
共通適用することが可能になった施錠・解錠表示付き錠
前装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために次の技術手段を採用した。請求項1記載の
発明においては、両開き扉を有する収納庫の、扉の内側
に設けた錠前作動片を回動することによって、開閉錠作
動するように構成した錠前装置において、扉の裏側に引
手カバーを固設して、該引手カバーには長手方向に作動
杆を貫通保持せしめ、上保持管の外周面に係合片、下保
持管の外周面に停止リブを突設し、これら上・下保持管
を回動自在に作動杆を介して縦設し、前記扉の前面には
引手開口と手掛板部を有するラッチレバーを設け、前記
下保持管の停止リブに係合するように、錠前作動片を配
設し、該錠前作動片には連結ロック部材を介して、一体
的に施錠・解錠を表示色分けした表示片を形成し、表示
片の表示色分け部分が視認できる表示窓を、扉体の表面
に設けるという技術手段を採用した。
【0006】また、請求項2記載の発明においては、引
き違い扉を有する収納庫の、扉の内側に設けた錠前作動
片を回動することによって、開閉錠作動するように構成
した錠前装置において、左右の引き違い扉の閉状態にお
いて、奥側の扉の重なる側の端部に引き違い施錠突起を
設け、この施錠突起に係合するように錠前作動片を配設
し、該錠前作動片には、施錠突起に係合する切り欠き部
が形成され、さらに、錠前作動片には連結ロック部材を
介して一体的に施錠・解錠を表示色分けした表示片を形
成し、表示片の表示色分け部分が視認できる表示窓を、
扉体の表面に設けるという技術手段を採用した。
【0007】また、請求項3記載の発明においては、ラ
テラル式収納庫の、本体上部枠体の内側に設けた錠前作
動片を回動することによって、開閉錠動作するように構
成した錠前装置において、ラテラル式収納庫の本体上部
枠体に施錠突起を設け、この施錠突起に係合するように
錠前作動片を配設し、該錠前作動片には施錠突起に係合
する切り欠き部が形成され、さらに、錠前作動片には連
結ロック部材を介して一体的に施錠、解錠を表示色分け
した表示片を形成し、表示片の表示色分け部分が視認で
きる表示窓を、本体上部枠体の表面に設けるという技術
手段を採用した。
【0008】
【作用】本発明は、以上の技術手段を採用した結果、錠
前を回転させることにより、一体となっている錠前作動
片と施錠・解錠表示片が同時に回動し、これによって施
錠、解錠表示と開閉動作を制御することが可能になっ
た。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面で詳細に説
明する。図1に示したものは、施錠・解錠表示付き錠前
装置が装備された両開き扉を有する収納庫の概略全体斜
視図、図2に示したものは、施錠・解錠表示付き錠前装
置が装備された引き違い扉を有する収納庫の概略全体斜
視図、図3に示したものは、施錠・解錠表示付き錠前装
置が装備されたラテラル式収納庫の概略全体斜視図であ
る。
【0010】1は収納庫本体、2は扉、4は引手カバ
ー、5は扉裏、6はラッチ、7はラッチ係合孔、20は
錠前、29は施錠・解錠状態を表示する表示窓、38は
上框をそれぞれ示す。
【0011】図4〜図6に基づいて、本発明の扉のラッ
チ装置について詳細に説明すると、ラッチ装置8は、図
4〜図6からも理解できるように扉裏5の側に設けられ
ている。
【0012】引手カバー4には図5に示すように、外周
面に係合片12を突設した合成樹脂製の上保持管10を
長手方向に設け、この上保持管10の下端に形成した凹
凸曲線部23と、対称的な凹凸曲線部23を上端に形成
した下保持管15が組み合わされ、引手カバー4の上下
枠板18にそれぞれ支承されて回動自在に縦設されてい
る。その引手カバー4には作動杆9が貫通保持され、作
動杆9の上下端部にはラッチ6が固設(図1、図4参
照)されている。
【0013】このラッチ6を戻しバネ16を介して収納
庫本体1戸口の枠板17に穿設したラッチ係合孔7の孔
縁に係止すると共に、前記扉2の前面には引手開口部2
5とラッチレバー11を設け、ラッチレバー11の操作
によって、ラッチレバー用突片13を回動させて、これ
に係合している係合片12を押圧して作動杆9を回動
し、前記ラッチ6の係止を解除するように摺動自在に設
けるものである(図4参照)。このラッチ6が上、下保
持管10、15に巻装された戻しバネ16に弾発されて
収納庫本体1の戸口上下の枠板17に穿設されたラッチ
係合孔7、7の孔縁に係止されている(図1、図4参
照)。
【0014】また、ラッチ6を上または下、あるいは上
下に備えた作動杆9と、該作動杆9には上保持管10が
設けられ、この上保持管10には、ラッチレバー11に
よって回動されるように係合片12を設けてある。
【0015】そして、引手カバー4の操作部に係合する
ように、ラッチレバー11が設けられ、ラッチレバー1
1の開放操作により、前記係合片12を回動させるラッ
チレバー用突片13が形成してある。そして、このラッ
チレバー11は、引手カバー4に軸支された支軸14に
固定されている。
【0016】以上のようにラッチ6と上、下保持管1
0、15を設けた作動杆9と、ラッチレバー11を設け
た支軸14とによって、ラッチ装置8を操作できるよう
に構成されている。
【0017】さらに、図4〜図6に基づいて、本発明の
具体的な実施例について説明する。扉2の裏側端部に引
手カバー4を設け、該引手カバー4の上、下枠板18に
穿設した作動杆9用の孔19に上、下保持管10、15
を挿通した作動杆9を貫通保持し、この上、下保持管1
0、15の端部と上、下枠板18との間に戻しバネ1
6、16が弾発状態で設けられている。
【0018】なお、下保持管15には、錠前20の錠前
作動片21の操作によって回動を停止するための停止リ
ブ22が設けられている。さらに、上、下保持管10、
15の下端、上端である係合端部は、対称的な凹凸曲線
部23を形成し、ぴったり係合して密着状態となってい
る。
【0019】また、施錠状態の時、上保持管10の係合
片12に対して、ラッチレバー11のラッチレバー用突
片13により押圧回動されると、下保持管15は、錠前
20の錠前作動片21が停止リブ22との関係で停止状
態になっているので回動できないようになっている。と
ころがこの下保持管15は停止リブ22と作動杆9を案
内にして、下方の戻しバネ16を圧縮しながらスライド
して下方に移動する。
【0020】これは、上、下保持管10、15の端部に
形成した凹凸曲線部23の凸部同士が係合するようにな
るまで徐々に移動できる。したがって施錠時に誤ってラ
ッチレバー11を操作しても、ラッチ機構を破損する恐
れはなくなる。
【0021】なお、この上、下保持管10、15の連結
には、例えば図示のように、上保持管10の下端を下保
持管15の上端を覆うよう太い径の連結部24によって
連結する等、種々の構成を採用することができる。
【0022】この扉のラッチ装置8は前記のごとき構造
であるから、引手開口部25から差し入れた手指をもっ
てラッチレバー11を手前側に引き寄せれば、ラッチレ
バー用突片13に係合片12が押圧されて上、下保持管
10、15と共に作動杆9が戻しバネ16に抗して2点
鎖線の状態に回動し、これに伴いラッチ6が回動して収
納庫本体1のラッチ係合孔7から外れるのでラッチレバ
ー11を手前に引いて扉2を開くことができる。さら
に、ラッチレバー11から手指を離せば戻しバネ16に
より元の位置に復帰する(図4参照)。
【0023】扉2を閉じる場合は、単に扉2を内方に回
動させるだけでラッチ6の傾斜背面26がラッチ係合孔
7の孔縁に係合し、ラッチ6を戻しバネ16に抗し回動
させてラッチ係合孔7内を通過させ、通過後は戻しバネ
16により復帰して再びラッチ係合孔7の孔縁に係止す
る(図4参照)。また、錠前20により錠前作動片21
を回動して下保持管15の停止リブ22を介し作動杆9
の回動を阻止して、扉2は鎖錠されたと同様になる。な
お、ラッチ6は収納庫の大きさ等により扉2の上下何れ
か一方に設けるだけでもよい。
【0024】次に、図7、図8に基づいて錠前作動片2
1と表示片28について詳細に説明する。本発明は、錠
前20の旋回部に固定した錠前作動片21と表示片28
を利用して比較的簡単な構造で錠前の施錠および解錠を
表示し得るようにした識別表示を有する錠前を利用した
収納庫等家具類における扉の錠前装置に関するものであ
る。
【0025】21は錠前20の錠前作動片(デッドボル
ト)を示し、錠前20の旋回部にかしめ等により固定さ
れた基片32の先端を前方に断面コ字状に屈曲して連結
ロック部材27を形成すると共に表示片28の保持部を
兼ねて形成してある。連結ロック部材27は錠前20の
周面に当接せぬよう基片32に対し適当角度片寄せて設
けてある。
【0026】表示片28は表示窓29に臨ませてあり、
錠前作動片21と一体的に屈曲して形成された表示片2
8は図7、図8に示すようにほぼ円弧状に形成され、表
面には異なる色彩等による識別区帯33が設けられてい
る。図では右側区帯34を扉2もしくは収納庫本体1と
同色とし、左側区帯35を赤色等に色分けしてある。識
別区帯33は例えば表示片28の相当位置に段部を設
け、これに色表示片28を貼着してもよい。
【0027】なお、適当な文字などを識別区帯33に記
載してもよい。
【0028】両開き扉を有する収納庫の錠前20が施錠
状態のときは、図5、図8に示す如く錠前作動片21が
回動されて下保持管15の停止リブ22に係合されるの
で作動することができず、扉2は鎖錠状態に保持され、
このとき表示窓29には表示片28の識別区帯33の左
側区帯35の赤色が現れ、鎖錠状態を示している。
【0029】次にキー孔にさし込んだキーにより錠前作
動片21を左方に回動すれば、図5、図7に示す如く錠
前作動片21による停止リブ22の抑止が解除されるの
で作動杆9の作動が可能となり、扉2を開くことができ
る。このとき表示窓29には表示片28の識別区帯33
の右側区帯34の扉2と同色が現れ、解錠状態を示して
いる。また、表示窓29にはガラスの如き透明材料が嵌
め込まれている。
【0030】本発明の錠前20は上述の如く比較的簡単
な構造で錠前作動片21に施錠および解錠状態を表示す
る表示片28を設けることができ、この錠前20を使用
することにより、施錠を忘れたり、或は施錠中、不用意
に扉を開かんとして係止もしくは施錠部を損傷する等の
不都合を防止し得る実用的な効果を有している。
【0031】次に、図9、図10に基づいて第2実施例
として引き違い扉を有する収納庫の施錠、解錠表示付き
錠前装置について説明する。第1実施例の両開き扉に換
えて引き違い扉36に採用したもので、違いは、引き違
い扉36に対応させて、引き違い扉を有する収納庫の扉
2の内側に設けた錠前作動片21を回動することによっ
て、開閉錠作動するように構成した錠前装置において、
左右の引き違い扉2の閉状態において、奥側の扉2の重
なる側の端部に引き違い施錠突起30を設け、この施錠
突起30に係合するように錠前作動片21を配設し、該
錠前作動片21には、施錠突起30に係合する切り欠き
部31が形成され、さらに、図7、図8に示すように、
錠前作動片21には連結ロック部材27を介して一体的
に施錠・解錠を表示色分けした表示片28を形成し、表
示片28の表示色分け部分が視認できる表示窓29を扉
体2の表面に設けたものである。これは、第1実施例の
ように作動杆9を備えることができないので、引き違い
扉36の端部37に施錠突起30を形成し、この施錠突
起30に係合できるように、錠前作動片21に切り欠き
部31をを形成してある。その他の点については、第1
実施例と同一なので詳細な説明は省略する。なお、共通
化するために第1実施例にも前記切り欠き部31を形成
しておくことはいうまでもない。
【0032】さらに、図11〜図13に基づいて、図3
で示した第3実施例のラテラル式収納庫に採用した施
錠、解錠表示付き錠前装置について説明する。図11は
図3のX−X矢視縦断面図、図12は表示窓の配置関係
を示す一部拡大正面図、図13は図3のY−Y矢視横断
面図である。
【0033】この第3実施例のラテラル式収納庫の場合
は、錠前20を取り付ける場所が収納庫本体の上框38
であるため狭い。したがって、この狭い場所に表示片2
8の識別区帯33の形状を適合させるように図12に示
す形状にしたものである。それは、錠前の回動範囲の幅
が狭いので、その回動範囲に合わせて識別区帯33の形
状を設計するものである。そして、その他の構成は、前
記第1、第2実施例のものと同一なので詳細な説明は省
略する。
【0034】次に、作動について簡単に説明する。前記
した通り、構成の説明の中でも若干説明したが、図4に
基づいて一実施例を詳細に説明すると、先ず、扉2を閉
鎖した状態は、実線で示すように各部材が位置してい
る。ラッチ6は扉表面に対して直角の方向に回動して収
納庫等の本体側のラッチ係合孔7に係合係止されてい
る。そしてラッチ6が係止されている状態になっている
ということは、ラッチ6を固定している作動杆9に設け
られた上保持管10の係合片12は扉表面と平行状態に
なっていて、しかもこの係合片12と平行するように重
ね合わされた状態でラッチレバー11のラッチレバー用
突片13が位置するように上側の戻しバネ16で常時付
勢されている。
【0035】この扉2の閉状態から扉2を開放する場合
は、ラッチレバー11を戻しバネ16に抗して2点鎖線
のように回動させると、ラッチレバー用突片13が、係
合片12を押しながら、ラッチレバー用突片13と回転
方向とは逆方向に回動して、作動杆9を介してラッチ6
は2点鎖線の位置まで回動して、ラッチ係合孔7から退
避して扉2を開放できるものである。扉2を開放した
後、ラッチレバー11から手を放すと戻しバネ16によ
って定常位置(実線で示す位置)にラッチ6とラッチレ
バー11は戻る。
【0036】この後、扉を閉めると、ラッチ6の円弧部
が収納庫本体1に形成してあるラッチ係合孔7の孔のな
い部分と衝突し、戻しバネ16に抗して一旦2点鎖線の
位置側に回動する。さらに、扉2を押すことによりラッ
チ係合孔7に合致して実線位置に戻しバネ16で戻され
係止される。
【0037】ここで、錠前20の回動によって施錠、解
錠表示がどのように行われるかを図7、図8に基づいて
説明する。図7に示した状態は解錠状態で、錠前20に
キーをさし込んで、反時計方向に回動して、錠前作動片
21が図示のように垂直状態で、この錠前作動片21に
屈曲して一体的に連結された連結ロック部材27、さら
に屈曲されて一体的に連結された識別区帯33の右側区
帯34の収納庫本体1と同一色に色分けした部分が表示
窓29から見ることができるようになっている。
【0038】そして、図8に示す施錠状態にするには、
錠前20にキーをさし込んで、時計方向に回動すると錠
前20と一体的になっている錠前作動片21、連結ロッ
ク部材27、識別区帯33が一体的に回動され、識別区
帯33の左側区帯35の赤色に色分けした部分が表示窓
29から見ることができるものである。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上の構成に基づき次の効果
を得ることができる。請求項1、請求項2、または請求
項3の発明においては、 (1)施錠されているか、いないかの視認ができ、鍵を
さし込んで全部確認する必要がない。 (2)錠前作動片と表示片を一体的にし、構成を簡単に
できた。 (3)低コストで各種のオフィス収納家具に同一のもの
で共通に適用が可能である。 さらに、以上の効果に加えて、 (4)請求項1記載の発明においては、複雑な機構を必
要とせず、錠前を回転させることにより、一体となって
いる錠前作動片と施錠・解錠表示片が同時に回動し、表
示窓で表示を視認することができると同時に、錠前作動
片が作動杆に設けられた下保持管の停止リブと係合して
開閉動作を制御できるものである。 (5)請求項2記載の発明においては、複雑な機構を必
要とせず、錠前を回転させることにより一体の錠前作動
片と施錠・解錠表示片が同時に回動し、表示窓で表示を
視認することができると同時に、引違い施錠突起が表示
片の溝部に係合して開閉動作を制御できるものである。 (6)請求項3記載の発明においては、ラテラル式収納
庫の上框という狭い場所に適用したにもかかわらず、複
雑な機構を必要とせず、錠前を回転させることにより一
体の錠前作動片と施錠・解錠表示片が同時に回動し、表
示窓で表示を視認することができると同時に、施錠突起
が表示片の溝部に係合して開閉動作を制御できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す両開き扉を有する収
納庫の外観斜視図である。
【図2】本発明の第二実施例を示す引き違い扉を有する
収納庫の外観斜視図である。
【図3】本発明の第三実施例を示すラテラル式収納庫の
外観斜視図である。
【図4】本発明のラッチ装置の要部を示す断面図であ
る。
【図5】本発明のラッチ装置と錠前との関連構成を示す
拡大正面図である。
【図6】前記実施例におけるラッチ装置と錠前との関連
構成を示す縦断面図である。
【図7】本発明の錠前の解錠状態を示す斜視図である。
【図8】本発明の錠前の施錠状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の第二実施例である引き違い扉を有する
収納庫の要部を示す断面図である。
【図10】前記第二実施例における錠前部を示す正面図
である。
【図11】本発明の第三実施例のラテラル式収納庫の要
部を示す図3におけるX−X矢視縦断面図である。
【図12】前記第三実施例における錠前部、表示窓部の
配置関係を示す正面図である。
【図13】前記第三実施例における錠前部を示す図3に
おけるY−Y矢視横断面図である。
【符号の説明】
1‥‥収納庫本体 2‥‥扉 3‥‥扉表面 4‥‥引手カ
バー 5‥‥扉裏 6‥‥ラッチ 7‥‥ラッチ係合孔 8‥‥ラッチ
装置 9‥‥作動杆 10‥‥上保持
管 11‥‥ラッチレバー 12‥‥係合
片 13‥‥ラッチレバー用突片 14‥‥支軸 15‥‥下保持管 16‥‥戻し
バネ 17‥‥枠板 18‥‥上、
下枠板 19‥‥孔 20‥‥錠前 21‥‥錠前作動片 22‥‥停止
リブ 23‥‥凹凸曲線部 24‥‥連結
部 25‥‥引手開口部 26‥‥傾斜
背面 27‥‥連結ロック部材 28‥‥表示
片 29‥‥表示窓 30‥‥施錠
突起 31‥‥切り欠き部 32‥‥基片 33‥‥識別区帯 34‥‥右側
区帯 35‥‥左側区帯 36‥‥引き
違い扉 37‥‥端部 38‥‥上框

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両開き扉を有する収納庫の、扉2の内側
    に設けた錠前作動片21を回動することによって、開閉
    錠作動するように構成した錠前装置において、扉2の裏
    側に引手カバー4を固設して、該引手カバー4には長手
    方向に作動杆9を貫通保持せしめ、上保持管10の外周
    面に係合片12、下保持管15の外周面に停止リブ22
    を突設し、これら上・下保持管10、15を回動自在に
    作動杆9を介して縦設し、前記扉2の前面には引手開口
    部25と手掛板部を有するラッチレバー11を設け、前
    記下保持管15の停止リブ22に係合するように、錠前
    作動片21を配設し、該錠前作動片21には連結ロック
    部材27を介して、一体的に施錠・解錠を表示色分けし
    た表示片28を形成し、表示片28の表示色分け部分が
    視認できる表示窓29を、扉体2の表面に設けたことを
    特徴とする施錠・解錠表示付き錠前装置。
  2. 【請求項2】 引き違い扉を有する収納庫の、扉2の内
    側に設けた錠前作動片21を回動することによって、開
    閉錠作動するように構成した錠前装置において、左右の
    引き違い扉2の閉状態において、奥側の扉2の重なる側
    の端部に引き違い施錠突起30を設け、この施錠突起3
    0に係合するように錠前作動片21を配設し、該錠前作
    動片21には、施錠突起30に係合する切り欠き部31
    が形成され、さらに、錠前作動片21には連結ロック部
    材27を介して一体的に施錠・解錠を表示色分けした表
    示片28を形成し、表示片28の表示色分け部分が視認
    できる表示窓29を、扉体2の表面に設けたことを特徴
    とする施錠・解錠表示付き錠前装置。
  3. 【請求項3】 ラテラル式収納庫の、本体上部枠体38
    の内側に設けた錠前作動片21を回動することによっ
    て、開閉錠動作するように構成した錠前装置において、
    ラテラル式収納庫の本体上部枠体38に施錠突起30を
    設け、この施錠突起30に係合するように錠前作動片2
    1を配設し、該錠前作動片21には施錠突起30に係合
    する切り欠き部31が形成され、さらに、錠前作動片2
    1には連結ロック部材27を介して一体的に施錠、解錠
    を表示色分けした表示片28を形成し、表示片28の表
    示色分け部分が視認できる表示窓29を、本体上部枠体
    38の表面に設けたことを特徴とする施錠、解錠表示付
    き錠前装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102678029A (zh) * 2012-06-12 2012-09-19 常州东方机电成套有限公司 一种连动式同步锁紧的新型密封门
KR101833524B1 (ko) * 2017-01-13 2018-03-02 주식회사 대현상공 잠금식별이 가능한 창호용 잠금장치
KR101849386B1 (ko) * 2017-03-29 2018-04-16 주식회사 대현상공 잠금식별과 방범기능을 갖는 창호용 잠금장치

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KR101833524B1 (ko) * 2017-01-13 2018-03-02 주식회사 대현상공 잠금식별이 가능한 창호용 잠금장치
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