JP3886615B2 - 出没ボルトの後退及び自動係脱機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物に設置された大型扉用錠の出没ボルトの後退及び自動係脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に建物に設置された大型扉を錠でロックする場合、扉枠に設けられた受け金具との係脱関係の確実性、容易性等の点を考慮する必要がある。特に大型扉が、俗に「自由扉」であり、操作部材の操作により室内側又は室外側のいずれにでも開くことができる場合には、これらの点を十分に考慮した錠が要求される。
【0003】
例えば扉を扉枠に対して閉鎖した時に、錠箱のデッドボルトが受け金具に整合しないと、デッドボルトは受け金具のストライクに当接し、スムースにストライクの係合孔に入り込まない。また扉を開いた時にデッドボルトが錠箱から出てしまうと、扉を簡単に閉じることができないと言う問題が生じる。
【0004】
ところで、現在、上記係脱関係の確実性、容易性を考慮しながら、大型扉に複数個、少なくとも扉の中央部と上端部に出没ボルトを有する錠箱をそれぞれ取付け、仮に扉枠の取付けの不具合があっても、あるいは扉に取付けたクローザの作動に多少の不具合があっても、あるいは又扉の閉鎖時に操作部材をロックするために操作しなくても、上記係脱関係の確実性、容易性を考慮した錠の出現が要望されている。具体的には扉を容易に閉じることができるように、扉を開けた時には、操作部材の操作に起因し、複数個の錠箱の各出没ボルトが共に後退し、かつ、扉を開けている間は常に各出没ボルトが錠箱内に引っ込んだままである反面、扉を閉じると、その瞬間に各出没ボルトが自動的に対応する受け金具に確実に係合することである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような従来の要望に鑑み、第1の目的は、扉を開けた時には、操作部材を操作に基づき、複数個の錠箱の各出没ボルトが共に後退し、かつ、扉を開けている間は常に各出没ボルトが錠箱内に引っ込んだままである反面、扉を閉じると、その瞬間に、各出没ボルトが自動的に対応する受け金具にそれぞれ確実に係合することができる出没ボルトの同期後退及び自動係脱機構を提供することである。第2の目的は、できるだけ構成する部品点数を少なくした出没ボルトの後退及び自動係脱機構を提供することである。第3の目的は、上部錠箱に内装された上部垂直出没ボルト用引下げ片に連結された上部連結杆を容易に取り外すことができることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の出没ボルトの後退及び自動係脱機構は、扉枠1側の第1磁性体4を有する受け金具2と、扉10の中央部に取付けられ、かつ、水平出没ボルト15用の自動係脱機構16を有する中央錠箱11との組合わせで第1錠Xを構成し、一方、扉枠1側の第2磁性体5を有する受け金具3と、扉10の上端部に取付けられ、かつ、上部垂直出没ボルト80用の自動係脱機構16Aを有する上部錠箱12との組合わせで第2錠Yを構成し、前記水平出没ボルト15は、前記中央錠箱11に内装されかつ操作部材40の操作力により回動する前記駆動体41に係合し、一方、前記上部垂直出没ボルト8は、前記駆動体41駆動力により下降する中央錠箱11内の上方スライド片70と、前記上部錠箱12内のボルト引下げ機構95(95A)の上部垂直出没ボルト80用引下げ片96に上部連結杆13を介して連結された出没ボルトの後退及び自動係脱機構であり、扉10の閉鎖時、前記自動係脱機構16、16Aにそれぞれ係止される水平出没ボルト15及び上部垂直出没ボルト80は、前記扉枠1側の第1磁性体4並びに第2磁性体5の極性に対応して反発或いは吸着する磁性体33、33Aをそれぞれ有するトリガー30、30Aと、これらのトリガーの回転駆動によりそれぞれ係止解除される各々の係止レバー35、35Aと、突出方向に付勢された各々の付勢バネ25、25Aのバネ力を介してどちらも突出し、前記受け金具2、3にそれぞれ係合することを特徴とする。
【0007】
上記構成に於いて、中央錠箱11内には、下部係合アーム64が操作部材40の操作によって回転する駆動体41に係合し、一方、上部係合アーム66が上方スライド片70に係合する従動リンク62が配設され、この従動リンク62は固定軸61を介して中央錠箱11に軸支されていることを特徴とする。また各錠箱11、12にそれぞれ設けられた出没ボルト15、80は、突出方向に連続する係合溝23、23Aを有し、操作部材40を操作して扉10を開けた瞬間、各錠箱11、12内にそれぞれ後退した前記出没ボルト15、80の前記係合溝23、23Aにそれぞれ係合している各係止レバー35、35Aは、それぞれのトリガー30、30Aの爪状駆動係合部34、34Aに係止され、扉を開いている間、この係止状態が保たれていることを特徴とする。またボルト引下げ機構95(95A)は、引下げ片96の嵌合孔105を貫通する係止棒104を有し、この係止棒104は、押しバネ100で係合方向に常時付勢されていると共に、同期用連結杆13の上端部13aに係脱可能に係合していることを特徴とする。さらに、上部錠箱12内には、上蓋91から係止棒104の突出頭部104aまで延びた細板状乃至長棒状の係止棒解除用操作片111が常設されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の実施の形態を建物に設置した大型扉の一例で説明する。まず図1は、例えば室内側又は室外側のいずれの側にでも自由に開くことができる大型扉(以下、「扉」と言う。)に、水平出没ボルトを有する中央錠箱と、垂直出没ボルトを有する上部及び下部錠箱とをそれぞれ取付け、中央錠箱側のレバーハンドルを操作すると、上部連結杆を介し、前記水平出没ボルト及び垂直出没ボルトがどちらも各錠箱にそれぞれ後退する全体の概略説明図である。
【0009】
ところで、本発明は、レバーハンドルを含む中央錠箱側の各部材と、上部錠箱側の各部材と、これらの各部材中のスライド部材に連結された上部連結杆により、複数個の出没ボルトのそれぞれの後退及び自動係脱機構を構成している。
【0010】
したがって、本発明の権利請求する技術的思想は、扉の中央部に取付けた第1錠Xと、扉の上端部に取付けた第2錠Yとの組合わせ機構である。それ故に、図1では扉を3箇所でロックできる一例を示しているが、このように扉に第1錠Xの構成と第2錠Yの構成をそれぞれ「そっくり」取付け、かつ、扉の下端部に下部の垂直出没ボルトを有する第3錠Z(第2錠Yと同一の機能の錠)を取付ける実施行為は、本発明の「利用発明」に該当する、と言える。
【0011】
そこで、本発明に於いては、第1錠Xの構成と、この第1錠Xに組合わせた第2錠Yの構成について詳しく説明する。
【0012】
図1を参照に大まかに符号を付すと、1は扉枠で、この扉枠1の縦枠及び上部横枠には、それぞれストライクを有するケース状の受け金具2、3が固定的に取付けられている。4は前記縦枠の受け金具2に固定的に設けられた第1磁性体、一方、5は上部横枠の受け金具3に固定的に設けられた第2磁性体で、これらの磁性体4、5は比較的磁力の強い永久磁石が使用されている。
【0013】
10は扉で、この扉10の中央部(中央部寄りの位置も含む。)には、各部材が組込まれた中央錠箱11が固定的に設けられている。一方、12は扉10の上端部に固定的に取付けられた上部錠箱である。そして、13は下端部が中央錠箱11の上壁11aに、一方、上端部が上部錠箱12の底壁12aにそれぞれ貫通状態に差し込まれた上部連結杆である。
【0014】
なお、本発明では、第1錠Xは扉枠1側の第1磁性体4を有する受け金具2と、扉10側の水平出没ボルトの自動係脱機構を有する中央錠箱11とから成る。また第2錠Yは扉枠1側の第2磁性体5を有する受け金具3と、扉10側の垂直上部出没ボルトの自動係脱機構を有する上部錠箱12とから成る。さらに、「出没ボルトの自動係脱機構」とは、操作部材を操作しながら扉を開くと、錠箱内に後退した出没ボルトが係止レバーによって自動的に係止された状態を維持し、一方、扉を閉めると、受け金具側の磁性体の極性に対応して駆動する錠箱内のトリガーが回転し、これにより係止レバーの係止状態が解除されることを言う。
【0015】
図2は第1錠Xを構成する中央錠箱11の一部概略断面説明図である。この中央錠箱11には、前述したように水平出没ボルト15の自動係脱機構16が内装されている。
【0016】
まず水平出没ボルト15について説明する。この水平出没ボルト15は、図2で示すように中央錠箱11の一部を構成するフロント板17の開口縁部17aと、中央錠箱11の側板の内壁面に少なくとも一端部がカシメ固定された水平出没ボルト用付勢バネの支持板18とにより水平状態に支持されている。前記付勢バネ支持板18の形状は、コ字型、L字型、T字型等特に限定するものではないが、水平出没ボルト15を水平移動可能に案内するガイド機能及び水平出没ボルト15を常時飛び出し方向に付勢する付勢バネの一端部を支持するバネ支持機能をそれぞれ有する形状であるのが望ましい。
【0017】
また水平出没ボルト15は自動係脱機構16の係止レバーと係合する機能や駆動体と係合する機能を有する。そこで、図3及び図4を参照に水平出没ボルト15の具体的構成について説明する。
【0018】
20はフロント板17の開口縁部17aに支持される矩形状の頭部である。この頭部20の後端部には複数個の固着具21を介して板状のボルト本体22が一体的に固定されている。このボルト本体22の幅広先端部の下側には係合溝の一例であるラック23が形成、或いは設けられている。またボルト本体22には幅広先端部から細い後端部に至ってバネ用水平ガイド棒24が固定的に横架され、この水平ガイド棒24には、後端部が前述した付勢バネ支持板18で適宜に支持された水平出没ボルト用付勢バネ25が巻装されている。またボルト本体22には、水平ガイド棒24に沿って水平ガイド長孔26が形成され、この水平ガイド長孔26内にはバネ支持板18の一部が入り込んでいる。さらに、ボルト本体22の細い後端部は角度方向に折曲形成され、後述する駆動体と当接係合する受け係合部27と成っている。加えて、ボルト本体22の幅広先端部の上部側には、本施錠機構の1つの部材を成すロッキングバー(仮想線で示す。)19の先端部が係合する段差28が形成されている。
【0019】
次に水平出没ボルト15の自動係脱機構16を図2に基づいて説明する。図2は、扉10を開く際に操作部材の操作により錠箱内に後退した水平出没ボルトが、扉10を開いた所で自動的に係止レバーによって係止され、かつ、そのまま操作者が操作部材から手を放しても(操作部材がそのバネ部材のバネ力により元の位置に復帰しても)、係止レバーに係止されている状態が維持されている概略説明図である。
【0020】
つまり、本発明の自動係脱機構16(16A)は、以下に説明するように、中央錠箱11(上部錠箱12)内に後退した水平出没ボルト(上部垂直出没ボルト)は、扉10を開いている間、係止レバー35(35A)に係止され、かつ、錠箱内に引っ込んだままであるのに対し、扉10を閉めると、対向する磁性体の極性(反発又は吸着)に対応して駆動するトリガー30(30A)により、前記係止レバー35(35A)の係止が自動的に解除される。
【0021】
この自動係脱機構16は、本実施例では水平出没ボルト15の前端部の下方に配設された複数個の部材で構成されている。すなわち、30は中央錠箱11内の下方隅角部に第1枢軸31を介して軸支された「く」の字状のトリガーで、このトリガー30は、前記第1枢軸31に取付けられたトリガーバネ32により、常時反時計方向(係止レバーと係合する方向)に付勢されている。このトリガー30のフロント板17側に臨む一端部には、受け金具2の第1磁性体4に対峙可能な中央磁性体33が固定的に設けられている。この中央磁性体33は、扉10を閉めた際に前記第1磁性体4に対向すると、その極性に対応して反発する。したがって、第1枢軸31を介して軸支されたトリガー32は、時計方向に瞬間的に反発回転する。一方、トリガー30の他端部には、爪状の駆動係合部34が設けられている。
【0022】
35は第2枢軸36を介してトリガー32の駆動係合部34と水平出没ボルト15のラック23との間に位置するように軸支された係止レバーである。この係止レバー35は、上端部側にラック23と噛合するピニオン部37を有し、一方、半径方向に延びた下端部側に前記爪状駆動係合部34と係脱するラチェット歯部(セレクター歯面)38を有する。
【0023】
次に操作部材40としての内側レバーハンドル又は外側レバーハンドルによって回動する駆動体41について説明する。この駆動体41は、主としてレバーハンドル用操作軸が嵌合する角軸孔42を有する係合中央部43の後壁が、前述した水平出没ボルト15の受け係合部27と係合するように中央錠箱11内に配設されている。駆動体41は、図2又は駆動体を拡大した図5を基準にすると、普通一般に2本の指を開いた状態の親指乃至人差し指形状の外観を呈しており、本実施例では、その形態は水平出没ボルト15のボルト本体22の一側垂直面と交差する前記係合中央部43と、この係合中央部43から斜め左下方向に延びた係合親指部44と、この係合親指部44とは逆に係合中央部43からやや斜め左上方向に延びた係合人差し指45とを有する全体として弓状の板状体である。
【0024】
しかして、係合中央部43には、所要間隔を有する2個の小突起43a、43aが半径方向にそれぞれ設けられ、これらの小突起43a、43aは、中央錠箱11内に固定された2個のストッパーピン46、46にそれぞれ当接する。したがって、駆動体41は所定角度内で回動する。また係合中央部43の突出する一側面には、駆動体41を常時反時計方向に付勢する駆動バネ47が巻装されている。したがって、駆動体41は操作部材40の押し下げ操作により時計方向へ回転しても、常態(操作部材40から手を放した時)ではこの駆動バネ47の復帰力により、図2で示す状態に復帰する。
【0025】
係合親指部44は先端部に横方向に突出する下方係合ピン48を有し、この下方係合ピン48は、全体として上向きコ字型状の下方スライド片49の水平長孔50に余裕をもって入込んでいる。なお、本発明の特定(必須)要件ではないが、下方スライド片49は中央錠箱11内の下方に対向配設された2枚の固定ガイド板51、52を介して昇降動可能に設けられていると共に、前述した第3錠Zの下部錠箱53及び中央錠箱11をそれぞれ垂直状態で貫通する下部連結杆54と一体的に連結している。したがって、駆動体41は、扉10の下端部に設けられた第3錠Zを特定要件とする実施例に於いては、下方スライド片49及び下部連結杆54を引き上げるための駆動手段でもある。
【0026】
一方、係合人差し指45も先端部に横方向に突出する上方係合ピン60を有し、この上方係合ピン60は、中央錠箱11内の上方寄りの位置に固定軸61を介して軸支された従動リンク62の垂直案内長孔63に余裕をもって入込んでいる。
【0027】
しかして、前記従動リンク62は、中央錠箱11内の上方に昇降動可能に設けられた上方スライド片70と駆動体41の係合人差し指45との間に配設され、その形態は全体として「逆く」の字状の外観を呈し、矩形状の前記垂直案内長孔63を有する下部係合アーム64と、押し下げ係合ピン65を横方向に有する上部係合アーム66とから成る。そして、押し下げ係合ピン65は、下向きコ字型状の上方スライド片70の水平案内長孔71に余裕をもって入込んでいる。したがって、この従動リンク62は固定軸61を中心に駆動体41の動きに追動して回転する。
【0028】
前記上方スライド片70も下方スライド片49と同様に対向的に配設された複数枚の上方固定ガイド板72、73、74に昇降動可能に案内される。しかして、上方スライド片70の幅広係合部70aには、該上方スライド片を常時上昇方向に付勢するバネ部材用突起75が設けられており、この突起75には上方スライド片70の近傍に適宜に配設されたバネ部材76の一端部76aが圧接する。そして、前記バネ部材76の一端部76bは、中央錠箱11のフロント板17側に設けたバネ受けピン77に圧接している。また上方スライド片70の水平壁部70bには、前述した第2錠Yの上部垂直出没ボルトを上部錠箱12内に引き下げるための上部連結杆13の下端部が取付けられている。
【0029】
ところで、本発明の上部錠箱12内には、水平出没ボルト15がフロント板17から突出して扉枠1の受け金具2に係合した際に、この仮施錠状態を感知する検知手段の検知信号に基づいて作動する本施錠機構(例えばロッキングバー19をロックするための施錠レバー、ダルマアセンブリー、電気錠のソレノイド等)が適宜に組込まれるが、本発明の目的との関係で発明の特定要件ではないので、図示するのを省略する。
【0030】
次に扉10の上端部に取付けた第2錠Yの構成について説明する。図6を参照に大まかに符号を付すと、12は前述した上部錠箱で、この上部錠箱12の上壁12bの上部垂直出没ボルト80の上端頭部20Aが貫通する開口90は、右側に幅広く開いている。
【0031】
上部垂直出没ボルト80は、上部錠箱12を構成する上蓋91の開口縁部91aと、上部錠箱12の内壁に固定された付勢バネ支持板とによって垂直方向に移動可能に支持されている。しかして、上部垂直出没ボルト80の具体的構成は、図2及び図3を用いて説明した水平出没ボルト15と略同一なので、便宜上、水平出没ボルト15の構成に付した同様の名称及符号を使用し、重複する説明を省略する。
【0032】
そこで、20Aは上部垂直出没ボルト80の上端頭部、21Aは固着具、22Aはボルト本体、23Aは縦方向ラック、24Aはバネ用垂直ガイド棒、25Aは付勢バネ、26Aは垂直ガイド長孔、27Aは受け係合部である。
【0033】
また上部錠箱12内に設けられ上部垂直出没ボルト80の自動係脱機構16Aも、前述した水平出没ボルト15の自動係脱機構16と同一なので、便宜上、自動係脱機構16の各部材に付した名称及符号と同一又は同様のものを使用し、以下、簡単に説明する。
【0034】
まず図6は扉10を開く際に操作部材40の操作に起因して上部錠箱12内へと後退作動する上部垂直出没ボルト80が、扉10を開いた所で自動的に係止レバー35Aによって係止され、かつ、そのまま操作者が操作部材40から手を放しても、係止レバー35Aに係止されている状態が維持されている概略説明図である。
【0035】
そこで、30Aは上部錠箱12内の上方隅角部に第1枢軸31Aを介して軸支された「く」の字状のトリガー、32Aはこのトリガー30Aを常時係止レバー35Aと係合する方向に付勢するトリガーバネ、33Aはこのトリガー30Aの上蓋91側に臨む上端部に固定的に設けられ、かつ、受け金具3の第2磁性体5に対峙可能な上部磁性体、34Aはトリガー30Aの下端部に形成された爪状の駆動係合部、35Aは第2枢軸36Aを介してトリガー30Aの駆動係合部34Aと上部垂直出没ボルト80のラック23Aとの間に位置するように軸支された係止レバー、37Aは前記ラック23Aと噛合する係止レバーのピニオン部、そして、38Aは爪状駆動係合部34Aと係脱する係止レバーのラチェット歯部である。
【0036】
したがって、本実施例では上部垂直出没ボルト80用の自動係脱機構16Aも、受け金具3の第2磁性体5の極性に対応して反発する上部磁性体33Aを有するトリガー30Aと、このトリガー30Aの爪状駆動係合部34A及び上部垂直出没ボルト80の係合溝(ラック)23Aとそれぞれ係脱する係止レバー35Aとから成る。
【0037】
次に上部錠箱12内には、上部垂直出没ボルト80の引下げ用駆動機構(以下、単に「ボルト引下げ機構」と言う。)が設けられている。
【0038】
図6はこのボルト引下げ機構95の一例が上部錠箱12内の下方に組み込まれた状態の概略説明図であり、また図7はボルト引下げ機構95を構成する各部材の分解斜視図である。
【0039】
そこで、これらの図面を参照にボルト引下げ機構95の各部材について説明する。まず96は上部錠箱12に上下方向にスライド可能に設けられた引下げ片である。この引下げ片96は、下向きコ字状の嵌合受け部97と、この嵌合受け部97の対向する脚部97a、97aの内壁面にそれぞれ離間状態で水平に設けられた一対の押し上げバネ98、98用のバネ受け小板99、99と、前記脚部97aの少くとも一方、本実施例では左側の脚部97aの外壁面の中央部寄りの部位に一体的に設けられた押しバネ100用のL字状支持アーム板101とを有し、前記対向する脚部97a、97aには、ナイフ形状の揺動可能な押し下げ従動片102が水平状態に貫通する貫通孔103、103がそれぞれ形成され、また左側脚部97aの前記貫通孔103より下方の部位には、係止棒104用の嵌合孔105が形成されている。そして、前記嵌合受け部97の脚部97a、97aは、本実施例では上部錠箱12の底壁12aに形成した一対のガイド小孔106、106に嵌まり合っている。
【0040】
次に前記押し上げバネ98、98は、上部錠箱12の底壁12a内面と左右のバネ受け小板99、99との間にそれぞれ介在し、引下げ片96が下降した時には、該引下げ片96を上方に付勢する。
【0041】
次に押し下げ従動片102は、一(左)端部が横軸107に軸支され、一方、引下げ片96の貫通孔103、103を貫通した自由端部は、さらに上部垂直出没ボルト80のボルト本体22Aの細幅部の側面を交差し、かつ、ボルト本体22Aの近傍に設けられたストッパーとしての支持ピン108に係合している。
【0042】
次に前記押しバネ100は、その一端部が支持アーム板101の垂直部に固定され、かつ、T字型形状の係止棒104を上部連結杆13の挿入上端部13aに係合する方向へ常時付勢している。
【0043】
次に脚部97aの嵌合孔105に貫入された前記係止棒104の尖端部104bは、上部錠箱12の底壁12aに形成された中央部孔109を介して引下げ片96の一対のバネ受け小板99、99の間へと入り込んだ前記挿入上端部13aの係止穴110に深く入り込んでいる。
【0044】
したがって、本発明のボルト引下げ機構95を構成する各部材は、上部錠箱12に上下方向にスライド可能に設けられた引下げ片96と、この引下げ片96を上方に付勢することができるように引下げ片96に設けられた押し上げバネ98と、引下げ片96の貫通孔103、103を貫通し、かつ、ストッパー手段108を介して所定位置に規制された揺動片或いは押し下げ従動片102と、押しバネ100により常時付勢された状態で引下げ片96の嵌合孔105を貫通し、かつ、尖端部が上部連結杆13の挿入上端部13aに係合する係止棒104とで構成されている。
【0045】
ところで、本発明の上部錠箱12内には上蓋91から係止棒104の突出頭部104aまで「J」字状、或いは設計如何によっては「コ」字状に延びた細板状乃至長棒状の係止棒解除用操作片111が常設されている。
【0046】
なお、この操作片111を操作して上部連結杆13を外そうとする場合には、まず扉10を開いた後に上部錠箱12から上蓋91を外し、次に操作片111の外端部111aを握りながら適宜に操作し、その折曲内端部111bを係止棒104の突出頭部104aに押し当て、該係止棒104を押しバネ100のバネ力に抗してスライドさせることにより、係止棒104の係合を解除させることができる。
【0047】
上記構成に於ける作用について説明する。まず、出没ボルトの自動係脱機構16、16Aについて説明する。図2及び図6は、扉10を開く際に操作部材40の操作により各錠箱11、12内にそれぞれ後退した出没ボルト15、80が、扉10を開いた所で自動的に各々の係止レバー35、35Aによって係止され、かつ、そのまま操作者が操作部材40から手を放し、これにより操作部材40がその駆動バネ47のバネ力により元の位置に復帰しても、係止レバー35、35Aに係止されている状態が維持されている各概略説明図である。
【0048】
前述したように、本発明の各錠箱11、12にそれぞれ内装された自動係脱機構16、16Aの各係止レバー35、35Aは、それぞれのトリガー30、30Aが各トリガーバネ32、32Aのバネ力に抗して係合解除の方向へ回転しない限り、中央錠箱11及び上部錠箱12にそれぞれ後退した各出没ボルト15、80を係止している。したがって、各出没ボルト15、80は、扉10が開いている間、各錠箱11、12内に引っ込んだままである。
【0049】
そこで、図8及び図9は、扉枠1に対して扉10を閉めた瞬間の各概略説明図である。扉10を閉めると、各錠箱11、12内の各トリガー30、30Aの各磁性体33、33Aが、対応する受け金具2、3側の各磁性体4、5にそれぞれ対峙する。そうすると、本実施例では中央磁性体33及び上部磁性体33Aはそれぞれ反発し、各トリガー30、30Aはそれぞれのトリガーバネ32、32Aのバネ力に抗して係合解除の方向へ回転する。その結果、各出没ボルト15、80に対するそれぞれの係止レバー35、35Aの係止が自動的に解除される。
【0050】
そうすると、各出没ボルト15、80の各ラック23、23Aにそれぞれ噛合しているそれぞれの係止レバー35、35Aはフリーな状態であるため、図10及び図11で示すように、水平出没ボルト15は付勢バネ25のバネ力により前進して受け金具2に係合し、また上部垂直出没ボルト80は付勢バネ25Aのバネ力により上昇して受け金具3に係合する。
【0051】
次に出没ボルトの後退について説明する。図12及び図13は、操作部材の一例としてのレバーハンドル40を押し下げ、扉10を開けようとした場合に出没ボルト15、80がそれぞれ各錠箱11、12内へと後退した時の各概略説明図である。
【0052】
そこで、レバーハンドル40を押し下げると、まず中央錠箱11内の駆動体41は、その駆動バネ47のバネ力に抗して時計方向に回転する。中央錠箱11の水平出没ボルト15は、その受け係合部27を介して駆動体41の係合中央部43に後壁に係合しているので、付勢バネ25のバネ力に抗して後退する。
【0053】
一方、中央錠箱11内の駆動体41が時計方向に回転すると、駆動体41の係合人差し指45の上方係合ピン60が従動リンク62の下部係合アーム64の垂直案内長孔63の内壁面をスライドし、従動リンク62は固定軸62を中心に半時計方向へと回転する。この時従動リンク62の上部係合アーム66の押し下げ係合ピン65は、上方スライド片70の幅広係合部70aの水平案内長孔71の内壁面をスライドするので、上方スライド片70は下降する。
【0054】
しかして、上方スライド片70が下降すると、上部連結杆13を介して上部錠箱12内の引下げ片96が各押し上げバネ98のバネ力に抗して下がる。そうすると、ナイフ形状の揺動片102は上部垂直出没ボルト80の受け係合部27Aに係合しているので、該上部垂直出没ボルト80をその付勢バネ25Aのバネ力に抗して上部錠箱12内へと押し下げる。この時トリガー30Aはピニオン部37Aを介して回転する係止レバー35Aのラチェット歯部38Aの歯を1個づつ乗り越える。
【0055】
以上のように、上部垂直出没ボルト80及び水平出没ボルト15は、扉の閉鎖時、どちらも突出して各々の受け金具2、3に係合する。
【0056】
【実施例】
まず、第1実施例に於いて、各係止レバー35、35Aがそれぞれ係合する出没ボルト15、80のラック23、23Aは、当業者であれば、各係止レバー35、35Aの形態を任意に設計変更することにより、適当な連続する係合溝に変更することができる。
【0057】
また本発明の自動係脱機構16(16A)の一例は、扉10を閉めると、対向する磁性体の極性(反発)に対応して駆動するトリガー30(30A)が時計方向へ回転し、その結果、前記係止レバー35(35A)の係止が自動的に解除される。
【0058】
ところで、この場合当業者であれば、例えば図2を基準に中央錠箱11内のトリガー30を反転した実施例を極めて容易に考えることができる。このように設計変更した実施例は、トリガー30の中央磁性体33は下方に位置し、一方、トリガー30の爪状駆動係合部34が係止レバー35のラチェット歯部38に係合するように上方に位置する。したがって、扉10を閉めると、対向する磁性体の極性(吸着)に対応して駆動するトリガー30(30A)が時計方向へ回転し、その結果、前記係止レバー35(35A)の係止が自動的に解除される。
【0059】
さらに、上部錠箱12内に設けられた引下げ用駆動機構95を構成する押し下げ従動片102は、ストロークとの関係で一端部が横軸107に枢支された揺動片であるが、上部垂直出没ボルト80の受け係合部27Aと係合さえすれば、必ずしも上部錠箱12に一端部を枢支する必要はない。
【0060】
次に図14は第1実施例の引下げ用駆動機構(ボルト引下げ機構)95の変形例を示す概略説明図である。なお、この実施例の説明に当って、図6に示した各部材等の符号はそのまま使用し、重複する説明を省略する。
【0061】
図14に示す引下げ用駆動機構95Aは、引下げ片96Aの右側の脚部97aに、上部垂直出没ボルト80の受け係合部27Aと係合する係合突片102Aを形成した点が、第1実施例の引下げ用駆動機構95と相違する。したがって、この引下げ用駆動機構95Aに於いては、引下げ片96Aの脚部97a、脚部97aに押し下げ従動片用の貫通孔が形成されていない。
【0062】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙するような効果がある。(1)扉を開けた時には、操作部材を操作に起因し、複数個の錠箱の各出没ボルトがそれぞれ後退し、かつ、扉を開けている間は常に各出没ボルトが錠箱内に引っ込んだままである反面、扉を閉じると、その瞬間に、各出没ボルトが自動的に対応する受け金具にそれぞれ確実に係合する。したがって、特に自由扉式の大型扉に本発明の機構を採用した場合に、扉の開閉操作が非常に容易であると共に、扉閉鎖の瞬時に「2箇所以上」で扉を自動的にロックすることができる。
(2)構成する部品点数が少ない。
(3)請求項4及び請求項5に記載の発明は、上部錠箱に内装されたボルト引下げ機構の上部垂直出没ボルト用引下げ片に連結された上部連結杆を容易に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図13は本発明の一実施例を示す各説明図。図14は要部の変形例の説
明図。
【図1】発明の実施形態の一例を示す概略説明図。
【図2】中央錠箱の内部構造を示す概略説明図。
【図3】出没ボルトの斜視からの説明図。
【図4】図3の4−4線概略断面図。
【図5】要部(駆動体等)の拡大説明図。
【図6】上部錠箱の内部構造を示す概略説明図。
【図7】上部錠箱に組み込まれたボルト引き下げ機構の各部材の分解斜視図。
【図8】扉枠に対して扉を閉めた瞬間の概略説明図。
【図9】扉枠に対して扉を閉めた瞬間の概略説明図。
【図10】出没ボルトが対応する受け金具に係合した状態の概略説明図。
【図11】出没ボルトが対応する受け金具に係合した状態の概略説明図。
【図12】出没ボルトの後退の概略説明図。
【図13】出没ボルトの後退の概略説明図。
【図14】上部錠箱内の要部の変形例を示す概略説明図。
Claims (5)
- 扉枠1側の第1磁性体4を有する受け金具2と、扉10の中央部に取付けられ、かつ、水平出没ボルト15用の自動係脱機構16を有する中央錠箱11との組合わせで第1錠Xを構成し、一方、扉枠1側の第2磁性体5を有する受け金具3と、扉10の上端部に取付けられ、かつ、上部垂直出没ボルト80用の自動係脱機構16Aを有する上部錠箱12との組合わせで第2錠Yを構成し、前記水平出没ボルト15は、前記中央錠箱11に内装されかつ操作部材40の操作力により回動する前記駆動体41に係合し、一方、前記上部垂直出没ボルト8は、前記駆動体41駆動力により下降する中央錠箱11内の上方スライド片70と、前記上部錠箱12内のボルト引下げ機構95(95A)の上部垂直出没ボルト80用引下げ片96に上部連結杆13を介して連結された出没ボルトの後退及び自動係脱機構であり、扉10の閉鎖時、前記自動係脱機構16、16Aにそれぞれ係止される水平出没ボルト15及び上部垂直出没ボルト80は、前記扉枠1側の第1磁性体4並びに第2磁性体5の極性に対応して反発或いは吸着する磁性体33、33Aをそれぞれ有するトリガー30、30Aと、これらのトリガーの回転駆動によりそれぞれ係止解除される各々の係止レバー35、35Aと、突出方向に付勢された各々の付勢バネ25、25Aのバネ力を介してどちらも突出し、前記受け金具2、3にそれぞれ係合することを特徴とする出没ボルトの後退及び自動係脱機構。
- 請求項1に於いて、中央錠箱11内には、下部係合アーム64が操作部材40の操作によって回転する駆動体41に係合し、一方、上部係合アーム66が上方スライド片70に係合する従動リンク62が配設され、この従動リンク62は固定軸61を介して中央錠箱11に軸支されていることを特徴とする出没ボルトの後退及び自動係脱機構。
- 請求項1に於いて、各錠箱11、12にそれぞれ設けられた出没ボルト15、80は突出方向に連続する係合溝23、23Aを有し、操作部材40を操作して扉10を開けた瞬間、各錠箱11、12内にそれぞれ後退した前記出没ボルト15、80の前記係合溝23、23Aにそれぞれ係合している各係止レバー35、35Aは、それぞれのトリガー30、30Aの爪状駆動係合部34、34Aに係止され、扉を開いている間、この係止状態が保たれていることを特徴とする出没ボルトの後退及び自動係脱機構。
- 請求項1に於いて、ボルト引下げ機構95(95A)は、引下げ片96の嵌合孔105を貫通する係止棒104を有し、この係止棒104は、押しバネ100で係合方向に常時付勢されていると共に、上部連結杆13の上端部13aに係脱可能に係合していることを特徴とする出没ボルトの後退及び自動係脱機構。
- 請求項4に於いて、上部錠箱12内には、上蓋91から係止棒104の突出頭部104aまで延びた細板状乃至長棒状の係止棒解除用操作片111が常設されていることを特徴とする出没ボルトの後退及び自動係脱機構。
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