JP4279106B2 - 開き窓の開閉体用ロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の一部を構成する開き窓の開閉体(障子)用ロック装置に関する。本発明のロック装置は、特に水平方向かつ外開き型の開閉体(障子)に適用される。
特許文献1には、「開き窓を構成する窓枠に摘み操作レバーを有するロック部材を取付け、一方、前記窓枠に装着されると共に水平方向に開く開閉体(当業者用語では「障子」)の自由端部の端面に前記摘み操作レバーの先端部が係脱するロック受け板が固定された開き窓の開閉体用ロック装置」が開示されている。
開き窓に装着されるこの種の開閉体用ロック装置は、普通一般に、開閉体の自由端部に被係合部材(オス・メスの係合関係のみならず、窓枠側の障害片に対する当り片も含む。)固定し、一方、窓枠に前記被係合部材と係脱するロック部材(例えばスライド係合片)、該ロック部材を上下方向へ移動させる操作レバーをそれぞれ装着したロック装置を備えている。
ところで、近年、開き窓の開閉体(障子)のガラスを破壊し、破壊した箇所から手を差し込んでロック装置の操作レバーを操作して窓枠側のロック部材と障子の自由端部側の被係合部材を解消させた後、開閉体を開く手口が発生している。
特許文献1の記載の発明は、上記手口に対応することができないという問題点があった。そこで、前記ロック装置のロック部材の解錠方向への移動を阻止するサブロック錠の出現が要望されている。
特開平9−228711号公報
本発明の第1の目的は、防犯性を高めるために、窓枠にサブロック錠を合理的に配設し、泥棒が開閉体のガラスを破壊しても、サブロック錠の摘み操作部材を操作しない限り、ロック装置の操作レバーを解錠方向へ操作することができないこと。第2の目的は、前記1の目的を前提とし、サブロック錠を仮解錠の状態にすることができること。第3の目的は、ロック装置の操作レバーを解錠方向へ操作すると、サブロック錠が自動的に施錠(ロック)状態になることである。
本発明の開き窓の開閉体用ロック装置は、開閉体3の自由端部3aに被係合部材68を固定し、一方、窓枠2に前記被係合部材に係脱する係合片62を有するスライド係合板61と、屋外5側の一端部が前記スライド係合板に連結された開閉体施・解錠用の操作レバー66とをそれぞれ有するロック装置Yを備えた開き窓の開閉体用ロック装置に於いて、前記窓枠に前記操作レバーに対して上下方向に所要の間隔を有してサブロック錠Xを配設し、このサブロック錠Xは、前記窓枠に固定された固定部材14と、この固定部材に軸支されていると共に、屋外5側の先端部41aが前記スライド係合板と一体の連結部材51に連結され、一方、屋内8側の内端部41bが前記固定部材14に設けられた摘み操作部材31の駆動腕用の施錠片33の係止部36と係脱する駆動腕41とから成り前記ロック装置Yが施錠状態の時は、前記サブロック錠Xも、その施錠片33の係止部36が前記駆動腕の内端部41bを係止した状態で仮施錠状態であり前記開閉体を開くためには、まず、前記摘み操作部材を操作して前記係止部36を位置変化させて前記仮施錠状態を解き次に前記操作レバー66を回転操作することにより前記スライド係合板を上下方向へ移動させて前記係合片62を位置変化させ、前記ロック装置Yの施錠状態を解くことを特徴とする。
上記構成に於いて、固定部材14の上端部の係合支持部23と摘み操作部材31の被係合支持部34とは互いに連結され、一方、固定部材14の下端部と摘み操作部材31の下端部は、バネ部材40を介して互いに連結されていることを特徴とする。また、駆動腕41の内端部41bには、サブロック錠の施錠時に駆動腕用の施錠片33の係止部36と係合可能な鉤状第1係合部43と、この第1係合部43とは反対側に形成され、かつ、ロック装置Yの操作レバーを戻した時に摘み操作部材31を自動的に施錠位置へと戻すことができるように前記施錠片33の係合部37に係合する小突起状第2係合部44とがそれぞれ形成されていることを特徴とする。
さらに、ロック装置Yのロック部材は、長板状のスライド係合板61を有し、一方、サブロック錠の連結部材51は、前記スライド係合板の下端部に垂直状態に固定された長板状の連結板であることを特徴とする。加えて、摘み操作部材31は、内側が開放する摘みケース本体32と、この摘みケース本体に固定的に設けられ、かつ駆動腕41の内端部41bが係脱する施錠片33とから成ることを特徴とする。
(1)請求項1に記載の発明は、窓枠にサブロック錠をロック装置Yに対して所要間隔を有して配設したので、泥棒が開閉体(障子)のガラスを破壊しても、サブロック錠の摘み操作部材を操作しない限り、ロック装置の操作レバーを解錠方向へ操作することができない。
(2)請求項1に対する従属項2に記載の発明は、サブロック錠の摘み操作部材を上方(ロック解消の方向)にスライド移動させると、固定部材14の上端部の係合支持部23と摘み操作部材31の被係合支持部34とは互い係合し、サブロック錠は一時的に仮解錠の状態となる(但し、ロック装置Yは施錠状態)。したがって、サブロック錠Xを一時的に仮解錠の状態にすると、ロック装置の操作レバーを持ち上げることができる。
(3)請求項1に対する従属項3に記載の発明は、操作レバー66を押し下げ、駆動腕の回転途中に小突起状第2係合部44が施錠片33の係合部37(下方切欠端面)に係合する。したがって、摘み操作部材31は、駆動腕41の第2係合部44によって自動的に下方へと押し下げられ、摘み操作部材31の施錠片33の係止部36に駆動腕41の鉤状第1係合部43が係合する。
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。図1乃至12図は、本発明の一実施例を示す各説明図である。
(1)実施の環境
図1は、開閉体用ロック装置の主要部であるサブロック錠Xを平面視から概略的に示す。開閉体用ロック装置の前提要件については後述するが、ロック装置は、普通一般に開き窓1を構成する窓枠2にロック部材が取付けられている。このロック部材は、操作レバー及び該操作レバーの操作力により上下方向に移動するスライド係合板(係合杆の場合も含む)を有する。一方、前記窓枠2に装着されると共に水平方向に開く開閉体3の自由端部3aに、スライド係合板にロックされる被係合部材(係合片や当り片)が固定されている。
したがって、ロック装置Yは、固定側の窓枠2に設けられたスライド係合板を有するロック部材60と、可動側の開閉体3の自由端部3aに設けられた被係合部材(例えば当り片)68とから成る。
ところで、建物の開き窓1は、窓枠2と、該窓枠2に水平方向に開閉自在に設けられた開閉体としての障子(普通一般に「窓」、当業者用語では通称「障子」)3とから成るが、開き窓1は、例えば出窓の一部や連窓サッシの一部など不動産の一部を構成する。開き窓自体の構成は、本発明の特定要件では無いので、図1では概略的に示し、本発明に関係のない部分は省略してある。
窓枠2は、一般に左右の縦枠と上下の横枠とで方形に形成されている。図1では便宜上、障子3の自由端部3aと対向する縦枠4のみを示している(他は省略)。縦枠4は、屋外5側の位置で突出し、障子3の自由端部3aから突出する突片に設けられた第1パッキン材6と当接可能な雨除け用突片部7と、屋内8側の位置で突出し、かつ、図9で示すように、後述するサブロック錠Xを構成する駆動腕41の屋内5側の内端部41bが摘み操作部材31の駆動腕用の施錠片33に係止されている仮施錠状態に於いて、ロック装置Yを構成する開閉体施・解錠用の操作レバー66を解錠方向へ操作しても、ロック装置のスライド係合板61の解錠方向への移動を、駆動腕41を介して阻止するサブロック錠Xが取り付けられた垂直板部9とを有する。縦枠4の突片状垂直板部9には、サブロック錠Xの駆動腕の回動位置との関係で、図3で示すように開口10が形成されている。
一方、障子3は一般に左右の縦框、上下の横框、パッキン材、ガラスパネル等で構成され、たとえば外開き式回転中心(図示せず)が適宜箇所にあり、閉鎖時、図1の矢印A方向に移動し、その自由端部3aの内壁面が前述した垂直板部9の外壁面の第2パッキン材11に当接する。
(2)サブロック錠Xの取付け箇所
サブロック錠Xは、図1乃至図3で示すように、その駆動腕41の屋外5側の先端部41aが窓枠2の垂直板部9の開口10を基準にして該垂直板部9の外壁面9aから突出するように取付けられる。サブロック錠Xの摘み操作部材31は、垂直板部9の内壁面9b側に取付け基板16を介して上下動自在に設けられている。
(3)サブロック錠Xの基本的構成
サブロック錠Xは、図3乃至図6で示すように、窓枠2に取付けられた固定部材(取付け基板16及び支持板17)14に上下方向にスライド自在に設けられた摘み操作部材31と、該摘み操作部材31の操作力によって上下方向に回動するように前記固定部材14に軸支された駆動腕41と、この駆動腕41の駆動力によって上下動することができるようにロック装置のスライド係合板に一体的に設けられ、かつ、窓枠2に設けられた案内部材に案内される連結部材51とを備えている。そこで、図5を参照にして本発明の基本的構成を順番に説明する。
(4)固定部材14
固定部材14は、窓枠2の垂直板部9の内部に複数個の固着具15を介して固定的に設けられる。固定部材14は、図5で示すように軸受け機能を有する枠状取付け基板16と、この取付け基板16に一体的に嵌合する縦長の支持板17とから成る。
固定部材14には、駆動腕31が貫通することから、取付け板部に駆動腕31用の開口又は切欠部が適宜に形成されている。
しかして、図5で示すように、18は駆動腕41用の開口或いは切欠部を有する取付け板部19に直交方向に連なる一対の垂直側壁で、これらの垂直側壁18.18には、横軸20用軸孔21.21が形成されている。特に符号を付さないが、前記取付け板部19には固着具用の孔が形成されている。また、取付け板部19の上壁22には、支持板17用の係合部(切欠部)が適宜に形成されている。
一方、縦長支持板17の表面17aの上部には、弾性変位可能な下向きコ字型状の係合支持部23が突出形成されている。また前記表面17aの下部側には、駆動腕31の屋内8側の内端部(いわば後端部)と当接可能な横揺れ防止突起部24が形成されている。この駆動腕用横揺れ防止突起部24は、摘み操作部材21に対してはガイド機能を有している。また縦長支持板17の裏面17bには、取付け板部19の内側に嵌合する嵌合部25及びバネ部材の端部用取付け部26がそれぞれ突設されている。
(5)摘み操作部材31
摘み操作部材31は、内側が開放する合成樹脂製の摘みケース本体32と、この摘みケース本体32の内部に固定的に設けられ、かつ、駆動腕41の内端部が係脱する係止部を有する施錠片33とから成る。
前記摘みケース本体32の内部空間の上部には、前述した支持板17の係合支持部23と係脱する複数個の係合溝を有する被係合支持部34が設けられている。この被係合支持部34は、係合支持部23の形成した左右の突片状係止部にも係合する。なお、前記係合溝等については特に符号を付さないが、支持板17の係合支持部23の形状が弾性変位可能な下向きコ字型形状であることから、被係合支持部34の左右の側壁部にそれぞれ形成されている。したがって、係合支持部23の形態如何によって被係合支持部34の係合・係止関係を任意に設計変更することができる。
また摘みケース本体32の外壁面の下部には、突起状の摘み部35が形成されている。この摘み部35の内部は、図3、図6で示すように空洞である。
前記施錠片33は、上部に短い垂直壁状の係止部36を有し、この係止部36から下方方向にアングル状の係合部37が連なっている。そして、係合部37の下端縁中央部には、端面L型のバネ端支持部38が連なっている。しかして、施錠片33の係合部37には、駆動腕41の内端部が入り込むことが可能な駆動腕用切欠部39が形成されている。
ところで、バネ部材40の一端部40aは支持板17のバネ端取付け部26に、一方、その他端部40bは施錠片33のバネ端支持部38にそれぞれ取付けられている。したがって、本実施例の摘み操作部材31の下端部は、バネ部材40を介して固定部材14と連結している。一方、摘み操作部材31の上端部は、特に詳細に図示しないが、固定部材14の上端部の係合支持部23と摘み操作部材31の被係合支持部34を介して連結されている。
(6)駆動腕41
前述したように、駆動腕41は横軸20を介して取付け基板16の垂直側壁18に軸支されている。また駆動腕41の屋外5側の先端部41aは、窓枠4の垂直板部9の外壁面9aから突出している。一方、駆動腕41の屋内8側の内端部41bは、固定部材(取付け基板16及び支持板17)14を貫通して摘み操作部材31内に入り込んでいる。
しかして、駆動腕41の先端部41aには横軸20と係合する案内長孔42が形成されている。一方、駆動腕41の内端部41bには、施錠片33の係止部36と係脱可能な上向きの鉤状第1係合部43と、この第1係合部43とは反対側に形成され、かつ、前記施錠片33の切欠部39を介して係合部37に係合する小突起状の第2係合部44とがそれぞれ形成されている。
(7)連結部材とロック装置のスライド係合板との関係
駆動腕41の先端部41aには、ロック装置Yのスライド係合板61と関係する連結部材51が枢支ピン52を介して連結されている。連結部材51の枢支ピン52は、駆動腕41の回動に対応して該駆動腕41の案内長孔42に案内される。
しかして、本実施例では連結部材51の一例としての長板状の連結板は、ロック装置Yのスライド係合板61の下端部に垂直方向に連結され、その上端部の一側面にはブロック状の被案内部53が固定されている。被案内部53は窓枠2に固定された端面又は断面リップミゾ形状の案内板54にスライド自在に嵌入する。したがって、連結部材51は駆動腕41の回動に対応して窓枠2の案内板54に上下方向に案内される。
(8)ロック装置
図7乃至図9を参照にしてロック装置Yを簡単に説明する。ロック装置Yは、固定側の窓枠2に設けられたスライド係合板61を有するロック部材60と、可動側の開閉体3の自由端部に設けられた被係合部材68とから成る。
しかして、前記ロック部材60は、連結部材51の上端部に一体的に設けられたスライド係合板61と、このスライド係合板61の上端部の他側面に固着手段を介して固定された係合片62と、前記スライド係合板61に設けられた操作レバー66用の案内ピン63に先端部の案内長孔64が係合し、かつ、サブロック錠Xの取付け位置よりも上方の位置に取付け部材65を介して軸支された操作レバー66とから成る。
本実施例のロック部材60は、窓枠2の垂直板部9にサブロック錠Xの取付け位置に対して所要の間隔を有して上方に配設されている。なお、ロック部材60の具体的構成は、本発明の特定要件ではないので、割愛する。
ところで、開閉体3側の被係合部材68は、ロック装置Yが施錠状態の時、スライド係合板61側の係合片62と係合する突起状の被係合片69を有している。図8及び図9は、本実施例のロック装置Yの施錠状態の一例を示す。
(9)ロック装置Yを操作するための手順
図8及び図9は、サブロック錠Xのロック時並びにロック装置Yの施錠時を示す。サブロック錠Xのロック時には、摘み操作部材31が下方に下降しているので、摘み操作部材31の施錠片3の係止部36に駆動腕41の屋内8側の内端部41bの鉤状第1係合部43が係合している。このためロック装置Yの操作レバー66を解錠方向へ持ち上げることができない。したがって、スライド係合板61を下げることができないから、ロック部材60の突起状被係合片69の前面に係合片62が立ち塞がり、開閉体3を外方向へ開けることが出来ない。
そこで、図10はロック装置Yを操作するための手順を示す。まず、サブロック錠Xの摘み操作部材31を矢印方向(上方方向)Bへと持ち上げる。摘み操作部材31の摘み部35を指で摘んで持ち上げると、施錠片33は駆動腕41の鉤状第1係合部43から離れる(係合解消)。
その結果、ロック装置Yの操作レバー66を矢印方向Cへと持ち上げることが可能となる。そこで、操作レバー66を持ち上げると、図11で示すようにスライド係合板61及び連結部材51が下がる(係合片62が被係合片69から離れる)。これによりロック装置Yの施錠状態が解消する。したがって、開閉体3を開放することができる。
なお、図11で示すように、本実施例では、駆動腕41の内端部41bが摘みケース本体32の内周壁に押圧摺接するので、摘み操作部材31はバネ部材40のバネ力に抗して多少外方向へと浮き上がる。
また、サブロック錠の摘み操作部材を上方(ロック解消の方向)にスライド移動させると、固定部材14の上端部の係合支持部23と摘み操作部材31の被係合支持部34とは互い係合し、サブロック錠は一時的に仮解錠の状態となる(但し、ロック装置Yは施錠状態)。したがって、サブロック錠Xを一時的に仮解錠の状態にすると、ロック装置の操作レバーを持ち上げることができる。
(10)サブロック錠Xの自動ロック
図12はサブロック錠Xが自動的にロックの状態になる場合を示す。駆動腕41の内端部41bには、施錠片33の切欠部39を介して該施錠片33の係合部37に係合する小突起状の第2係合部44が形成されている。
今仮に、図1で示すように開閉体3を引寄せて閉め、操作レバー66を押し下げると、連結部材51が案内板に案内されて上方方向へと移動する。そうすると、駆動腕41は横軸20を支点に時計方向へと回転する。この回転の途中に前記小突起状第2係合部44が施錠片33の係合部37(下方切欠端面)に係合するので、摘み操作部材31は、駆動腕41の第2係合部44によって自動的に下方へと押し下げられる。その結果、摘み操作部材31の施錠片33の係止部36に駆動腕41の鉤状第1係合部43が係合する。
実施例では、サブロック錠Xを構成する要件として、(a)摘み操作部材31、(b)駆動腕41、(c)連結部材51等を記述しているが、前記(c)の連結部材51は、ロック装置Yのロック部材60のスライド板61に直接連結することができる。
すなわち、特に図示しないが、前記スライド板61を「1枚」の長板(長尺)状に形成し、該スライド板61の下端部にサブロック錠Xの駆動腕41の先端部41aを枢支しても良い。
したがって、後者の実施例に於いて、「駆動腕41は、摘み操作部材31の操作力によって回動するように内端部41bがサブロック錠Xの固定部材14に軸支され、一方、先端部41aがロック装置Yのロック部材60の長板状スライド係合板61の他端部(例えば下端部)に操作レバー66に対して上下方向に所要の間隔を有して枢支されている。
また、ロック装置Yのスライド係合板にロックされる開閉体側の被係合部材は、窓枠側の障害片(ロック部材60)に対する当り片69の関係のみならず、オスす・メスの係合関係であっても良い。また、本実施例の用語に於いて、係合部と被係合部との関係は、作用・効果が同一である限り、逆に設計変更することができる。
本発明は、主に建物の一部を構成する開き窓の開閉体(障子)用ロック装置に付加して利用される。
図1乃至図12は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
本発明を開き窓に適用した実施の形態を示す平面視からの概略説明図。 窓枠にサブロック錠を取付けた側面図。 窓枠にサブロック錠を取付けた概略断面説明図。 図2の4−4線概略断面説明図。 主要部の分解斜視図。 サブロック錠が解錠(ロック解消)状態の説明図。 窓枠側のロック部材と開閉体側の被係合部材との関係を示す斜視図。 ロック装置のロック部材(操作レバー、スライド係合板など)と開閉体側の被係合部材との関係を示す斜視図。 サブロック錠が施錠(ロック)状態の説明図。 図6に於いて、ロック装置の操作レバーを操作することができる旨の概略説明図。 図10に於いて、ロック装置の操作レバーを解錠方向へと持ち上げた時の概略説明図。 ロック装置の操作レバーを施錠方向へと押し下げた時の概略説明図。
符号の説明
1…開き窓、2…窓枠、3…障子、3a…自由端部、4…縦枠、5…屋外、8…屋内、9…垂直板部、10…開口、A…矢印(閉鎖方向)、Y…ロック装置、X…サブロック錠、14…固定部材、16…取付け基板、17…支持板、18…垂直側壁、19…取付け板部、23…係合支持部、24…横揺れ防止突起部、25…嵌合部、26…バネ部材の端部用取付け部、31…摘み操作部材、32…摘みケース本体、33…施錠片、34…被係合支持部、35…摘み部、36…係止部、37…係合部、38…バネ端支持部、39…切欠部、40…バネ部材、41…駆動腕、41a…先端部、41b…内端部、42…案内長孔、43…第1係合部、44…第2係合部、51…連結部材、53…被案内部、54…案内板、60…ロック部材、61…スライド係合板、62…係合片、64…案内長孔、68…被係合部材。

Claims (5)

  1. 開閉体3の自由端部3aに被係合部材68を固定し、一方、窓枠2に前記被係合部材に係脱する係合片62を有するスライド係合板61と、屋外5側の一端部が前記スライド係合板に連結された開閉体施・解錠用の操作レバー66とをそれぞれ有するロック装置Yを備えた開き窓の開閉体用ロック装置に於いて、前記窓枠に前記操作レバーに対して上下方向に所要の間隔を有してサブロック錠Xを配設し、このサブロック錠Xは、前記窓枠に固定された固定部材14と、この固定部材に軸支されていると共に、屋外5側の先端部41aが前記スライド係合板と一体の連結部材51に連結され、一方、屋内8側の内端部41bが前記固定部材14に設けられた摘み操作部材31の駆動腕用の施錠片33の係止部36と係脱する駆動腕41とから成り前記ロック装置Yが施錠状態の時は、前記サブロック錠Xも、その施錠片33の係止部36が前記駆動腕の内端部41bを係止した状態で仮施錠状態であり前記開閉体を開くためには、まず、前記摘み操作部材を操作して前記係止部36を位置変化させて前記仮施錠状態を解き次に前記操作レバー66を回転操作することにより前記スライド係合板を上下方向へ移動させて前記係合片62を位置変化させ、前記ロック装置Yの施錠状態を解くことを特徴とする開き窓の開閉体用ロック装置。
  2. 請求項1に於いて、固定部材14の上端部の係合支持部23と摘み操作部材31の被係合支持部34とは互いに連結され、一方、固定部材14の下端部と摘み操作部材31の下端部は、バネ部材40を介して互いに連結されていることを特徴とする開き窓の開閉体用ロック装置。
  3. 請求項1に於いて、駆動腕41の内端部41bには、サブロック錠の施錠時に駆動腕用の施錠片33の係止部36と係合可能な鉤状第1係合部43と、この第1係合部43とは反対側に形成され、かつ、ロック装置Yの操作レバーを戻した時に摘み操作部材31を自動的に施錠位置へと戻すことができるように前記施錠片33の係合部37に係合する小突起状第2係合部44とがそれぞれ形成されていることを特徴とする開き窓の開閉体用ロック装置。
  4. 請求項1に於いて、ロック装置Yのロック部材は、長板状のスライド係合板61を有し、一方、サブロック錠の連結部材51は、前記スライド係合板の下端部に垂直状態に固定された長板状の連結板であることを特徴とする開き窓の開閉体用ロック装置。
  5. 請求項1において、摘み操作部材31は、内側が開放する摘みケース本体32と、この摘みケース本体に固定的に設けられ、かつ駆動腕41の内端部41bが係脱する施錠片33とから成ることを特徴とする開き窓の開閉体用ロック装置。
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