JP5644820B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、モータ制御装置に関する。
近年、モータの回転によって生じる誘起電圧からモータの回転速度を推定する速度推定器を備え、センサレス制御を行うモータ制御装置が実用化されている。この種のモータ制御装置において、リラクタンストルクを有効利用する最大トルク制御を行うものが知られている。最大トルク制御は、速度推定器の演算に用いるq軸インダクタンスをその真値に対して意図的に誤差を与えることで発生する速度推定誤差を利用し、制御軸を最大トルク動作点に一致させることによって行われる。
速度推定器の演算用パラメータであるq軸インダクタンスをその真値からずらす方法として、特許文献1には第1および第2の手法が開示されている。第1の手法は、Ld≦L<Lqの値に設定された演算用パラメータLを用いる手法である。また、第2の手法は、最大トルク制御を実現する電流ベクトルの方向と向きが一致する回転軸をqm軸とし、そのqm軸に直交する回転軸をdm軸としたdm-qm座標系を導入し、演算用パラメータLmを用いる手法である。かかる演算用パラメータLmの演算にはモータパラメータLd、Lq、Φaが用いられる。
特開2009−291072号公報
しかしながら、上記第1の手法では、演算用パラメータLは固定値であるため、負荷が大きくなると最大トルク制御の精度が悪くなるという課題がある。
また、上記第2の手法では、演算用パラメータLmをq軸電流の関数とすることで第1の手法を改善することができる。しかし、演算用パラメータLmの演算にモータパラメータ(Ld、Lq、Φa)が用いられているため、初期設定値に誤差があったり、温度や負荷によりモータパラメータが変化したりした場合に、かかるモータパラメータの誤差に応じて演算用パラメータLmに誤差が発生する。そのため、最大トルク制御を得られないだけでなく、速度推定器の不安定化を招くという課題がある。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、制御系の不安定化を抑制しつつ最大トルク制御を精度よく行うことができるモータ制御装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るモータ制御装置は、電流指令生成部と、駆動部と、電流検出部と、電圧指令生成部と、回転位置推定部と、位相変化量推定部と、インダクタンス推定部とを備える。前記電流指令生成部は、モータの駆動周波数よりも高い周波数の高周波信号が重畳された電流指令を生成する。前記駆動部は、電圧指令に基づいて前記モータを駆動する。前記電流検出部は、前記駆動部から前記モータへの出力電流を検出する。前記電圧指令生成部は、前記電流指令と前記出力電流との偏差に基づいて前記電圧指令を生成する。前記回転位置推定部は、前記出力電流と前記電圧指令に基づき、前記モータのq軸インダクタンスを含むモータパラメータから前記回転子の回転位置を推定する。前記位相変化量推定部は、前記高周波信号に対応する前記モータの出力電力変動幅に基づいて前記出力電流の電流ベクトルの位相変化量を推定する。前記インダクタンス推定部は、前記位相変化量に基づき、前記モータが最大トルクを得るインダクタンス値を推定して前記回転位置推定部に前記q軸インダクタンスとして設定する。
図1は、実施形態に係るモータ制御装置の構成を示す図である。 図2は、高周波電流制御器の構成例を示す図である。 図3は、最大トルク制御器が備えるモータ出力抽出部の構成を示す図である。 図4は、最大トルク制御器が備える位相変化量検出部の構成を示す図である。 図5は、インダクタンス演算器の構成例を示す図である。 図6は、速度・磁極位置推定器の構成例を示す図である。 図7Aは、PLL制御器の構成例を示す図である。 図7Bは、PLL制御器の他の構成例を示す図である。 図8は、回転子角周波数推定値および回転子位置推定値の第1の算出処理の流れを示す図である。 図9は、回転子角周波数推定値および回転子位置推定値の第2の算出処理の流れを示す図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するモータ制御装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係るモータ制御装置の構成を示す図である。図1に示すように、実施形態に係るモータ制御装置1は、交流電源2と交流モータ3との間に接続され、交流モータ3を駆動するのに必要な電力を交流電源2から取り出し、交流モータ3に供給する。交流モータ3は、例えば、埋込磁石同期モータ(IPMSM:Interior Permanent Magnet Synchronous Motor)である。
モータ制御装置1は、電力変換部10と、出力電流検出部11と、制御部12とを備える。電力変換部10は、コンバータ部10a、インバータ部10bおよび平滑コンデンサC1を有しており、交流電源2から供給される電力を交流−交流変換して交流モータ3へ供給する。なお、電力変換部10が駆動部の一例に相当し、出力電流検出部11が電流検出部の一例に相当する。
コンバータ部10aは、例えば、整流回路を有しており、交流電源2から供給される交流電圧を整流する。かかるコンバータ部10aによって整流された電圧は平滑コンデンサC1によって平滑され直流電圧へ変換される。インバータ部10bは、例えば、出力相の各相毎に上下2個のスイッチング素子を備え、コンバータ部10aから出力される直流電圧をスイッチング素子によって交流電圧に変換して交流モータ3へ供給し、交流モータ3を駆動する。なお、スイッチング素子は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSFETである。
出力電流検出部11は、インバータ部10bから交流モータ3へ流れる出力電流を検出する。具体的には、出力電流検出部11は、インバータ部10bの出力相であるU相、V相、W相のそれぞれから交流モータ3へ流れる出力電流の瞬時値Iu、Iv、Iw(以下、出力電流値Iu、Iv、Iwと記載する)を検出する。なお、出力電流検出部11は、例えば、磁電変換素子であるホール素子を利用して電流を検出する電流センサである。
制御部12は、インバータ部10bの各スイッチング素子を制御して、インバータ部10bから所望の振幅および周波数の電圧を出力させ、これにより、交流モータ3を駆動する。
かかる制御部12は、減算器20、24と、速度制御器21と、探査信号発生器22と、探査信号座標変換器23と、電流制御器25と、高周波電流制御器26と、非干渉制御器27と、加算器28と、PWM演算器29とを備える。さらに、制御部12は、座標変換器30と、最大トルク制御器31と、インダクタンス演算器32と、速度・磁極位置推定器33とを備える。
なお、探査信号座標変換器23が電流指令生成部の一例に相当し、電流制御器25、高周波電流制御器26、非干渉制御器27および加算器28が電圧指令生成部の一例に相当する。また、最大トルク制御器31が変動成分推定部の一例に相当し、インダクタンス演算器32がインダクタンス推定部に相当し、速度・磁極位置推定器33が回転位置推定部および角周波数推定部の一例に相当する。
減算器20は、回転子角周波数指令ωrefと回転子角周波数推定値ωestとの偏差を求めて速度制御器21へ出力する。回転子角周波数指令ωrefは、交流モータ3が備える回転子の角周波数(以下、回転子角周波数と記載する)を規定する指令であり、図示しない上位制御装置から入力される。なお、「est」は、推定値を示す符号である。
速度制御器21は、例えば、PI(比例積分)制御器を有し、回転子角周波数指令ωrefと回転子角周波数推定値ωestとの偏差がゼロとなるようにPI制御によってδ軸電流指令Iδ_refを生成する。かかるδ軸電流指令Iδ_refは、速度制御器21から探査信号座標変換器23および非干渉制御器27へ出力される。
探査信号発生器22は、高周波信号である探査信号Smagを生成して探査信号座標変換器23へ出力する。かかる探査信号Smagは、Amagsin(fh×2πt)で規定される信号である。また、探査信号発生器22は、信号sin(fh×2πt)を最大トルク制御器31へ出力する。fhは、探査信号Smagの周波数であり、交流モータ3を駆動する電圧の周波数よりも高い値に設定される。
また、Amagは、γ軸電流指令Iγ_refおよびδ軸電流指令Iδ_refによって定まる電流指令ベクトルIsの位相の振り幅である。探査信号Smagにおける周波数fhおよび振り幅Amagは、速度制御器21の制御応答およびインバータ部10bのスイッチング周波数を考慮し、干渉しないように設定される。
本実施形態では、交流モータ3の回転子に配置された永久磁石が作る磁束の回転速度と同速度で回転する回転座標系において、永久磁石が作る磁束の方向をd軸とし、かかるd軸に対応する制御上の回転軸をγ軸とする。また、d軸から電気角で90度進んだ位相をq軸とし、かかるq軸に対応する制御上の回転軸をδ軸とする。
探査信号座標変換器23は、電流指令ベクトルIsの位相を探査信号Smagにより変動させたときのγδ軸電流指令Iγ_href、Iδ_hrefを下記式(1)により求め、減算器24へ出力する。なお、γ軸電流指令Iγ_refは、例えば、ゼロに設定される。
Figure 0005644820
減算器24は、探査信号Smagが重畳されたγ軸電流指令Iγ_hrefから後述するγ軸電流検出値Iγ_fbを減算し、また、探査信号Smagが重畳されたδ軸電流指令Iδ_hrefから後述するδ軸電流検出値Iδ_fbを減算する。そして、減算器24は、各減算結果を電流制御器25および高周波電流制御器26へ出力する。
電流制御器25は、γ軸電流指令Iγ_hrefとγ軸電流検出値Iγ_fbとの偏差、および、δ軸電流指令Iδ_hrefとδ軸電流検出値Iδ_fbとの偏差がそれぞれゼロになるようにγ軸電圧指令Vγおよびδ軸電圧指令Vδを生成する。かかる電流制御器25は、例えば、PI制御器などによって構成される。電流制御器25は、生成したγ軸電圧指令Vγおよびδ軸電圧指令Vδを加算器28へ出力する。
高周波電流制御器26は、γδ軸電流指令とγδ軸電流検出値との偏差がゼロになるようにγδ軸電圧指令Vγ_href、Vδ_hrefを生成する。上述した探査信号Smagは比較的高周波であることから、探査信号Smagに電流値を追従させるために、通常の電流制御よりも高応答な高周波電流制御器26を設けている。かかる高周波電流制御器26は、例えばP(比例)制御器によって構成することによって、安定性を確保している。
図2は、高周波電流制御器26の構成例を示す図である。図2に示すように、高周波電流制御器26は、P制御器40、41を備える。かかるP制御器40、41の比例ゲインKp_γ、Kp_δは、下記式(2)により求められる。下記式(2)において、ωACR_hfは、設定パラメータであり、例えば、高周波電流制御のカットオフ周波数に2πを乗算した値に設定される。
Figure 0005644820
高周波電流制御器26は、比例ゲインKp_γ、Kp_δの演算で用いるインダクタンス値を、インダクタンス演算器32からインダクタンス補償値LMTPAによりオンラインで更新する。これにより、インダクタンスの設定誤差による電流応答の変化を軽減することができる。なお、電流制御器25および非干渉制御器27については安定性を確保するため、オンラインによるパラメータの更新は行われない。なお、オンラインとは、モータ制御装置1が動作している状態を示す。
P制御器40は、上述した比例ゲインKp_γを有し、γ軸電流指令Iγ_hrefとγ軸電流検出値Iγ_fbとの偏差がそれぞれゼロになるように比例制御によってγ軸電圧指令Vγ_hrefを生成する。また、P制御器41は、上述した比例ゲインKp_δを有し、δ軸電流指令Iδ_hrefとδ軸電流検出値Iδ_fbとの偏差がそれぞれゼロになるように比例制御によってδ軸電圧指令Vδ_hrefを生成する。
図1に戻って制御部12の説明を続ける。非干渉制御器27は、γ軸電流成分およびδ軸電流成分がそれぞれδ軸電圧およびγ軸電圧として他方の電流成分に干渉することによる影響を打ち消すγ軸干渉電圧Vγ_dcpおよびδ軸干渉電圧Vδ_dcpを生成する。
具体的には、非干渉制御器27は、γ軸電流指令Iγref、δ軸電流指令Iδrefおよび後述の回転子角周波数推定値ωestを入力し、下記式(3)により、γ軸干渉電圧Vγ_dcpおよびδ軸干渉電圧Vδ_dcpを求める。
Figure 0005644820
上記式(3)において、Lqは、交流モータ3のq軸インダクタンスであり、Ldは、交流モータ3のd軸インダクタンスである。なお、後述する速度・磁極位置推定器33から出力されるインダクタンス補償値LMTPAに基づき、Lq=LMTPA、Ld=Ld*、または、Lq=LMTPA、Ld=LMTPAとしてもよい。
加算器28は、非干渉制御器27の出力、電流制御器25の出力および高周波電流制御器26の出力を加算することによってγ軸電圧指令Vγ_refおよびδ軸電圧指令Vδ_refを生成する。これらのγδ軸電圧指令Vγ_ref、Vδ_refは加算器28からPWM演算器29、最大トルク制御器31および速度・磁極位置推定器33へそれぞれ出力される。
具体的には、加算器28は、γ軸干渉電圧Vγ_dcp、γ軸電圧指令Vγおよびγ軸電圧指令Vγ_hrefを加算することによってγ軸電圧指令Vγ_refを生成する。また、加算器28は、δ軸干渉電圧Vδ_dcp、δ軸電圧指令Vδおよびδ軸電圧指令Vδ_hrefを加算することによってδ軸電圧指令Vδ_refを生成する。
PWM演算器29は、γ軸電圧指令Vγ_refおよびδ軸電圧指令Vδ_refを回転子位置推定値θestを用いて回転座標変換し、さらに二相三相変換を行うことでU相、V相およびW相に対応する電圧指令Vu、Vv、Vwを生成する。そして、PWM演算器29は、これらの電圧指令Vu、Vv、Vwに基づき、例えば三角波比較等の手法によりインバータ部10bのスイッチング素子を駆動する駆動信号を生成し、インバータ部10bへ供給する。これにより、インバータ部10bから電圧指令Vu、Vv、Vwに応じた電圧が交流モータ3へ出力される。
座標変換器30は、出力電流検出部11から出力される出力電流値Iu、Iv、Iwを入力し、出力電流値Iu、Iv、Iwを三相二相変換した後、回転子位置推定値θestを用いてγ−δ軸座標系に座標変換する。γ−δ軸座標系は、回転子角周波数推定値ωestに同期して回転する回転座標系である。
座標変換器30は、γ−δ軸座標系への座標変換によってγ軸成分であるγ軸電流検出値Iγ_fbおよびδ軸成分であるδ軸電流検出値Iδ_fbを求め、減算器24、最大トルク制御器31、インダクタンス演算器32および速度・磁極位置推定器33へそれぞれ出力する。
最大トルク制御器31は、γδ軸電流検出値Iγ_fb、Iδ_fb、γδ軸電圧指令Vγ_ref、Vδ_ref、および、探査信号Smagと同一周波数、同一位相の信号sin(fh×2π)に基づき、位相変化量ΔθMTPAを求める。かかる位相変化量ΔθMTPAは、制御開始時以後の電流指令ベクトルIsの位相変化量であり、インダクタンス演算器32へ出力される。
最大トルク制御器31は、位相変化量ΔθMTPAをモータ入力電力Peに基づいて求める。具体的には、最大トルク制御器31は、γδ軸電流検出値Iγ_fb、Iδ_fb、および、γδ軸電圧指令Vγ_ref、Vδ_refを入力し、下記式(4)により、電力変換部10から交流モータ3へ入力する電力であるモータ入力電力Peを求める。
Figure 0005644820
モータ入力電力Peには、交流モータ3の機械出力であるモータ出力電力Pmechaの他、交流モータ3の巻線抵抗による銅損Pcと、無効電力Prの成分が含まれる。銅損Pcには直流成分のみが含まれ、また、無効電力Prには探査信号Smagと同一周波数成分とその2倍の周波数成分が含まれ、探査信号Smagと同一周波数成分は、探査信号Smagの位相からπ/2だけずれている。一方、モータ出力電力Pmechaには探査信号Smagと同一周波数、同一位相の成分が含まれる。
最大トルク制御器31は、図3に示すモータ出力抽出部50によってモータ入力電力Peからモータ出力電力Pmechaのうち探査信号Smagと同一周波数、同一位相の成分の振幅値であるモータ出力電力変動幅Poを抽出する。図3は、最大トルク制御器31が備えるモータ出力抽出部50の構成を示す図である。
図3に示すように、モータ出力抽出部50は、バンドパスフィルタ(BPF)51と、乗算器52と、ローパスフィルタ(LPF)53とを備える。BPF51は、周波数fhの信号を通過させるように設定されており、入力されたモータ入力電力Peから探査信号Smagと同一の周波数成分PBPFを抽出する。
BPF51の出力は、乗算器52に入力され、探査信号Smagと同一周波数、同一位相の信号sin(fh×2πt)と掛け合わされる。これにより、BPF51の出力のうち探査信号Smagと同一周波数、同一位相の信号が直流成分となり、かかる直流成分を含む信号Phが乗算器52から出力される。
乗算器52から出力される信号PhはLPF53へ入力され、かかるLFP53において、直流成分のみが抽出されて出力される。かかる直流成分は、モータ出力電力変動幅Poに対応する成分である。かかるモータ出力電力変動幅Poは、下記式(5)で表すことができる。
Figure 0005644820
上記式(5)において、ωrは回転子角速度、Isaは電流指令ベクトルIsの電流振幅、λfは鎖交磁束定数、Ldはd軸インダクタンス、Lqはq軸インダクタンス、θavgは電流指令ベクトルIsの位相である。なお、本実施形態では、γ軸電流指令I_γref=0としているため、θavgはδ軸の位相となる。
一方、電流指令ベクトルIsの位相変動に対するモータ発生トルクTeの変化分∂Te/∂θを求めると、次式(6)となる。
Figure 0005644820
上記式(6)において、Pはモータ極数であり、λfは鎖交磁束定数、Ld、Lqはそれぞれd軸インダクタン、q軸インダクタンスである。Isaは電流指令ベクトルIsの大きさ、θは交流モータ3の電流指令ベクトルIsの位相である。
(5)式と(6)式とを比較すると、モータ出力電力変動幅Poは電流指令ベクトルIsの位相変動に対するモータ発生トルクTeの変化分∂Te/∂θに比例することが分かる。したがって、モータ出力電力変動幅Poがゼロとなる電流指令ベクトルIsの位相が最大トルク軸となる。実施形態に係るモータ制御装置1は、モータ出力電力変動幅Poを交流モータ3の出力トルクTeの電流位相変化に対する変化分∂Te/∂θとして推定する。
最大トルク制御器31は、モータ出力電力変動幅Poがモータ出力電力変動幅の設定値Po*となる電流指令ベクトルIsの位相変化量ΔθMTPAを検出する位相変化量検出部を備える。かかる位相変化量ΔθMTPAは、制御開始時以後の電流指令ベクトルIsの位相変化量であり、定常状態ではδ軸を最大トルク軸に一致させる位相変化量である。制御開始時の電流位相とは、モータ制御装置1に初期値として設定されたインダクタンス値を、後述する拡張誘起電圧型オブザーバ80の演算に用いた場合の位相である。なお、モータ出力電力変動幅の設定値Po*は、通常はゼロまたはゼロ近傍に設定されるが、その他の値に設定することもできる。
図4は、最大トルク制御器31が備える位相変化量推定部60の構成を示す図である。図4に示すように、位相変化量推定部60は、減算器61と、リミッタ62と、切替器63、64と、比較器65と、PI制御器66と、加算器67と、増幅器68と、リミッタ69とを備える。
減算器61は、モータ出力電力変動幅の設定値Po*からモータ出力電力変動幅Poを減算して、減算結果をリミッタ62および切替器63へ出力する。リミッタ62は、下限リミッタであり、減算器61の減算結果がゼロ未満の場合にゼロの値を切替器63へ出力し、減算器61の減算結果がゼロ以上の場合、減算器61の減算結果を切替器63へそのまま出力する。
切替器63は、インダクタンス演算器32から出力される後述の指令信号Sswによって制御され、減算器61の出力およびリミッタ62の出力の一方を選択して切替器64へ出力する。具体的には、切替器63は、指令信号SswがLowレベルの場合、減算器61の出力を選択して、切替器64へ出力し、指令信号SswがHighレベルの場合、リミッタ62の出力を選択して、切替器64へ出力する。
指令信号Sswは、インダクタンス補償値LMTPAがリミッタ78(図5参照)のリミット値にかかった場合にHighレベルの信号として出力される。この場合、モータ出力電力変動幅の設定値Po*からモータ出力電力変動幅Poを減算した結果がマイナスであれば、リミッタ62および切替器63によりPI制御器66にゼロの値が入力されるので、PI制御器66における積分値の更新が停止され、位相変化量ΔθMTPAの更新が停止される。
切替器64は、比較器65の出力に基づいて、切替器63の出力および増幅器68の出力の一方を選択してPI制御器66へ出力する。比較器65は、開始電力Pstartとモータ入力電力Peを比較し、切替器64を制御する。モータ入力電力Peが開始電力Pstart未満である場合、比較器65からLowレベルの信号が出力され、モータ入力電力Peが開始電力Pstart以上である場合、比較器65からHighレベルの信号が出力される。なお、比較器65において、モータ入力電力Peに代えてモータ出力電力変動幅Poを開始電力Pstartと比較してもよい。
比較器65からLowレベルの信号が出力された場合、切替器64は、PI制御器66の積分出力を反転する増幅器68の出力を選択し、かかる増幅器68の出力をPI制御器66へ出力する。したがって、モータ入力電力Peが開始電力Pstart未満の状態では、PI制御器66の積分出力を反転した信号がPI制御器66へ出力される。これにより、PI制御器66の設定時定数により位相変化量推定部60の出力が減衰またはゼロに維持される。
したがって電力量の小さい領域では、位相変化量推定部60による位相変化量ΔθMTPAの推定動作が停止状態となり、位相変化量推定部60から出力される位相変化量ΔθMTPAはゼロまたはゼロに収束する。モータ出力電力変動幅Poは、モータ入力電力Peから演算されることから、出力電流検出部11の検出精度や出力電圧誤差の影響を強く受け、電力量の小さい領域では、モータ出力電力変動幅Poの精度が悪化する。
そのため、最大トルク制御器31では、電力量の小さい領域では、位相変化量推定部60の動作が停止する。これにより、精度が悪い位相変化量ΔθMTPAが、位相変化量推定部60から出力されることを防止することができる。なお、開始電力Pstartは、例えばモータ定格容量を基準として、モータ出力電力変動幅Poの演算精度が悪化し始める値(例えば、モータ定格容量の10%程度)に決定することが望ましい。
一方、比較器65からHighレベルの信号が出力された場合、切替器64は、切替器63の出力を選択する。したがって、モータ入力電力Peが開始電力Pstart以上の状態では、切替器63の出力がPI制御器66へ出力される。
PI制御器66は、比例ゲインKpの増幅器45と、積分ゲインKiの増幅器46と、積分器47とを備える。切替器64の出力は、増幅器45によりKp倍されて加算器67へ出力され、また、増幅器46によりKi倍され、さらに積分器47で積分されて加算器67へ出力される。
加算器67は、増幅器45の出力および積分器47の出力を加算し、かかる加算結果をリミッタ69へ出力する。リミッタ69は、位相変化量推定部60からの出力を所定範囲内に制限する。すなわち、リミッタ69は、加算器67の出力が所定範囲内であれば、加算器67の出力をそのまま位相変化量ΔθMTPAとして出力し、加算器67の出力が所定範囲外であれば、所定範囲の上限値または下限値を位相変化量ΔθMTPAとして出力する。なお、積分器47の出力は、増幅器68によって反転されて切替器64へ出力される。
図1に戻って制御部12の説明を続ける。図1に示すインダクタンス演算器32は、最大トルク制御器31から出力される電流指令ベクトルIsの位相変化量ΔθMTPAからインダクタンス補償値LMTPAを下記式(7)により求める。なお、下記式(7)は、上記式(5)をθavg=ΔθMTPA+π/2の関係を用いて変形することにより導き出される。
Figure 0005644820
インダクタンス演算器32は、このように求めたインダクタンス補償値LMTPAを速度・磁極位置推定器33および高周波電流制御器26へ出力する。なお、上記式(7)において、d軸インダクタンスLd*および鎖交磁束定数λfは、モータ制御装置1に設定される定数であり、例えば、モータ制御装置1が非動作状態であるオフラインでのチューニングまたはモータテストレポートの情報から定まる値である。
図5は、インダクタンス演算器32の構成例を示す図である。図5に示すように、インダクタンス演算器32は、正弦値演算器71と、余弦値演算器72と、増幅器73と、乗算器74、75と、除算器76と、加算器77と、リミッタ78と、フィルタ79とを備える。
正弦値演算器71は、位相変化量ΔθMTPAの正弦値を演算する。かかる演算結果sinΔθMTPAは乗算器74により鎖交磁束定数λfに掛け合わされる。乗算器74の演算結果は、除算器76へ出力される。
余弦値演算器72は、増幅器73によって2倍された位相変化量ΔθMTPAの余弦値を演算する。かかる演算結果cos2ΔθMTPAは乗算器75により電流指令ベクトルIsの電流振幅Isaに掛け合わされる。乗算器75の演算結果は、除算器76へ出力される。
除算器76は、乗算器74の演算結果を乗算器75の演算結果で除算する。除算器76の演算結果は、加算器77へ出力され、加算器77によってd軸インダクタンスLd*が加算される。加算器77の加算結果は、リミッタ78およびフィルタ79を介して出力される。
制御開始時以後の電流指令ベクトルIsの位相変化量ΔθMTPAがゼロの場合、インダクタンス補償値LMTPA=Ld*となる。かかるインダクタンス補償値LMTPAは、最大トルク制御器31から出力される位相変化量ΔθMTPAに基づいて更新され、高周波電流制御器26および速度・磁極位置推定器33へ出力される。
リミッタ78は、内部に下限リミット値が設定されており、過補償を防止する。かかるリミッタ78は、インダクタンス補償値LMTPAが下限リミット値にかかった場合は、アンチワインドアップ動作として、切替器63へHighレベルの指令信号Sswを出力する。これにより、図4に示す位相変化量推定部60の切替器63を切り替え、リミッタ62の出力を切替器63から出力させる。
なお、リミッタ78は、リミッタ78の入出力信号を比較して信号が異なればインダクタンス補償値LMTPAが下限リミット値にかかったと判断する。また、下限リミット値は、例えば、d軸インダクタンスLd*の1/2の値に設定され、インダクタンス補償値LMTPAがd軸インダクタンスLd*の1/2の値よりも小さくならないようにしている。
図1に戻って制御部12の説明を続ける。速度・磁極位置推定器33は、交流モータ3の回転子の回転速度および磁極位置を検出する。具体的には、速度・磁極位置推定器33は、γδ軸電圧指令Vγ_ref、Vδ_ref、γδ軸電流検出値Iγ_fb、Iδ_fbおよびインダクタンス補償値LMTPAを入力し、回転子角周波数推定値ωestおよび回転子位置推定値θestを求める。速度・磁極位置推定器33は、回転子角周波数推定値ωestを減算器20へ出力し、回転子位置推定値θestをPWM演算器29および座標変換器30へ出力する。
図6は、速度・磁極位置推定器33の構成例を示す図である。図6に示すように、速度・磁極位置推定器33は、拡張誘起電圧型オブザーバ80と、位相誤差演算器81と、PLL制御器82とを備える。
拡張誘起電圧型オブザーバ80は、例えば下記式(8)により、γ軸誘起拡張電圧推定値εγ_estおよびδ軸誘起拡張電圧推定値εδ_estを求める。
Figure 0005644820
上記式(8)において、Rs、Ld、Lqは演算パラメータであるモータパラメータであり、Rsは、一次抵抗、Ldはd軸インダクタンス、Lqはq軸インダクタンス、H〜Hは、オブザーバゲインである。上記式(8)を離散値系に展開することで下記式(9)が得られる。下記式(9)において、Tsは、サンプリング時間を表す。
Figure 0005644820
拡張誘起電圧型オブザーバ80は、上記式(9)に示すように、時間(k・Ts)秒時におけるγδ軸電流検出値Iγ_fb、Iδ_fb、γδ軸電流推定値Iγ_est、Iδ_est、γδ軸拡張誘起電圧推定値εγ_est、εδ_est、速度推定値およびモータパラメータより、時間([k+1]・Ts)秒におけるγδ軸拡張誘起電圧推定値εγ_est、εδ_estを求める。
このとき、拡張誘起電圧型オブザーバ80は、q軸インダクタンスLqにインダクタンス演算器32により求めたインダクタンス補償値LMTPAを用いて、γδ軸拡張誘起電圧推定値εγ_est、εδ_estを求める。拡張誘起電圧型オブザーバ80は、外部からの設定に基づき第1の推定処理と第2の推定処理を選択的に行う。
第1の推定処理では、上記式(9)において、Lq=LMTPA、Ld=Ld*として、γδ軸拡張誘起電圧推定値εγ_est、εδ_estを求める。一方、第2の推定処理では、上記式(9)において、Lq=LMTPA、Ld=LMTPAとして、γδ軸拡張誘起電圧推定値εγ_est、εδ_estを求める。
位相誤差演算器81は、拡張誘起電圧型オブザーバ80からγδ軸拡張誘起電圧推定値εγ_est、εδ_estを入力し、下記式(10)により位相誤差推定値Δθestを求め、PLL制御器82へ出力する。
Figure 0005644820
上記式(9)に示すようにγδ軸拡張誘起電圧推定値εγ_est、εδ_estには速度変化、負荷状態の変化、および、パラメータ誤差に起因して生じる電圧誤差成分が含まれており、上記(10)式に示すように電圧誤差成分を含めたγδ軸拡張誘起電圧推定値εγ_est、εδ_estに基づき、位相誤差推定値Δθestが求められる。したがってインダクタンス演算器32により求めたインダクタンス補償値LMTPAが位相誤差推定値Δθestに反映されることが分かる。
PLL制御器82は、位相誤差演算器81から出力された位相誤差推定値Δθestに基づいて、回転子位置推定値θestおよび回転子角周波数推定値ωestを求める。図7Aおよび図7Bに、PLL制御器82の構成例を示す。
図7Aに示す例では、PLL制御器82は、γδ軸拡張誘起電圧推定値εγ_est、εδ_estから推定した位相誤差推定値Δθestをゼロにするように制御することで回転子位置推定値θestおよび回転子角周波数推定値ωestを求める。具体的には、図7Aに示すPLL制御器82は、PI制御器91と、積分器92とを備え、PI制御器91により位相誤差推定値ΔθestをPI制御して回転子角周波数推定値ωestを求め、積分器92により回転子角周波数推定値ωestを積分して回転子位置推定値θestを求める。
パラメータ誤差がなく位相誤差推定値Δθestに誤差がなければ、位相誤差推定値Δθestをゼロに制御することで制御座標系であるγ−δ軸座標は回転子座標系であるd−q軸座標に一致させることができるが、本実施形態では、パラメータは真値に一致しておらず、制御上で位相誤差推定値Δθestがたとえゼロであってもγ−δ軸座標はd−q軸座標に一致しない。パラメータはδ軸が最大トルク軸と一致するように決定され、その結果、図7Aに示すPLL制御器82のように、位相誤差推定値Δθestをゼロに制御することで制御座標系であるγ−δ軸座標におけるδ軸が最大トルク軸と一致するように制御される。電流指令ベクトルIsは常にδ軸上にあることから、δ軸が最大トルク軸と一致することで最大トルク制御が可能となる。
また、PLL制御器82を図7Bに示す構成とすることもできる。図7Bに示すPLL制御器82は、PI制御器93、除算器94、加算器95および積分器96を備える。かかるPLL制御器82では、δ軸拡張誘起電圧推定値εδ_estを除算器94により誘起電圧定数φで除算して近似的に速度を推定し、かかる値を加算器95によりPI制御器93の出力に加算して回転子角周波数推定値ωestを求める。また、積分器96により回転子角周波数推定値ωestを積分して回転子位置推定値θestを求める。
図8および図9は、制御部12における回転子角周波数推定値ωestおよび回転子位置推定値θestの算出処理の流れを示す図である。図8は、上述した第1の推定処理が選択された場合の第1の算出処理の流れを示し、図9は、上述した第2の推定処理が選択された場合の第2の算出処理の流れを示す。
まず、図8を参照して、回転子角周波数推定値ωestおよび回転子位置推定値θestの第1の算出処理の流れを説明する。
制御部12の最大トルク制御器31は、開始電力Pstartとモータ入力電力Peを比較し(ステップS10)、モータ入力電力Peが開始電力Pstart以上である場合(ステップS10;Yes)、PI制御の対象をPo−Po*に設定する(ステップS11)。一方、モータ入力電力Peが開始電力Pstart未満である場合(ステップS10;No)、最大トルク制御器31は、PI制御の対象を積分出力の反転値に設定する(ステップS12)。
最大トルク制御器31は、ステップS11、S12による設定に基づいてPI制御を行い、位相変化量ΔθMTPAを求める(ステップS13)。そして、インダクタンス演算器32は、最大トルク制御器31から出力される位相変化量ΔθMTPAに基づき、インダクタンス補償値LMTPAを求める(ステップS14)。
磁極位置推定器33は、モータパラメータであるq軸インダクタンスLqおよびd軸インダクタンスLdを設定する。具体的には、磁極位置推定器33は、q軸インダクタンスLqとしてインダクタンス補償値LMTPAを設定し、d軸インダクタンスLdとして、予め設定されているd軸インダクタンスLd*を設定する(ステップS15)。そして、磁極位置推定器33は、ステップS15において設定したモータパラメータに基づき、回転子位置推定値θestおよび回転子角周波数推定値ωestを求める(ステップS16)。
次に、図9を参照して、回転子角周波数推定値ωestおよび回転子位置推定値θestの第2の算出処理の流れを説明する。かかる処理では、図8に示す第1の算出処理に対し、ステップS11〜S14、S16の処理は同じであり、ステップS25の処理が異なる。
ステップS25において、磁極位置推定器33は、q軸インダクタンスLqとしてインダクタンス補償値LMTPAを設定し、また、d軸インダクタンスLdとしてインダクタンス補償値LMTPAを設定する。そして、このように設定されたモータパラメータに従って、回転子位置推定値θestおよび回転子角周波数推定値ωestを求める。
以上のように、本実施形態に係るモータ制御装置1は、最大トルク制御器31と、インダクタンス演算器32と、速度・磁極位置推定器33とを備える。最大トルク制御器31は、交流モータ3の駆動周波数よりも高い周波数の高周波信号である探査信号Smagに対応する交流モータ3の出力電力変動幅Poを推定し、かかる出力電力変動幅Poに基づいて、電流指令ベクトルIsの位相変化量Δθ MTPA を検出する。インダクタンス演算器32は、位相変化量Δθ MTPA に基づき、最大トルクを得るインダクタンス補償値LMTPAを推定して速度・磁極位置推定器33にq軸インダクタンスとして設定する。速度・磁極位置推定器33は、交流モータ3への出力電流の検出値であるγδ軸電流検出値Iγ_fb、Iδ_fbと、γδ軸電圧指令Vγ_ref、Vδ_refとに基づき、インダクタンス演算器32により設定されたq軸インダクタンスLqを含むモータパラメータから交流モータ3の回転子の回転位置である回転子位置推定値θestを推定する。
本実施形態に係るモータ制御装置1はこのように構成されているため、真値から意図的に誤差を設けたq軸インダクタンスを固定値やモータパラメータ(Ld、Lq、Φa)を用いることなく、q軸インダクタンスとして設定するインダクタンス補償値LMTPAをオンラインで求め、設定することができる。そのため、例えば、モータパラメータの誤差やモータパラメータの変動がある場合であっても、速度・磁極位置推定器33を安定して動作させることができ、最大トルク制御を精度よく行うことができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 モータ制御装置
2 交流電流源
3 交流モータ
10 電力変換部
10a コンバータ部
10b インバータ部
11 出力電流検出部
12 制御部
20、24 減算器
21 速度制御器
22 探査信号発生器
23 探査信号座標変換器
25 電流制御器
26 高周波電流制御器
27 非干渉制御器
28 加算器
29 PWM演算器
30 座標変換器
31 最大トルク制御器
32 インダクタンス演算器
33 磁極位置推定器

Claims (8)

  1. モータの駆動周波数よりも高い周波数の高周波信号が重畳された電流指令を生成する電流指令生成部と、
    電圧指令に基づいて前記モータを駆動する駆動部と、
    前記駆動部から前記モータへの出力電流を検出する電流検出部と、
    前記電流指令と前記出力電流との偏差に基づいて前記電圧指令を生成する電圧指令生成部と、
    前記出力電流と前記電圧指令に基づき、前記モータのq軸インダクタンスを含む演算パラメータから前記モータの回転子の回転位置を推定する回転位置推定部と、
    前記高周波信号に対応する前記モータの出力電力変動幅に基づいて前記出力電流の電流ベクトルの位相変化量を推定する位相変化量推定部と、
    前記位相変化量に基づき、前記モータが最大トルクを得るインダクタンス値を推定して前記q軸インダクタンスとして設定するインダクタンス推定部と、
    を備えるモータ制御装置。
  2. 前記高周波信号に対応する前記モータの前記出力電力変動幅を推定する変動成分推定部を備え、
    前記位相変化量推定部は、
    前記変動成分推定部によって推定された前記出力電力変動幅に基づいて前記位相変化量を推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記変動成分推定部は、モータの機械出力の前記高周波信号と同じ周波数成分の振幅に基づき、前記出力電力変動幅を推定する
    ことを特徴とする請求項に記載のモータ制御装置。
  4. 前記位相変化量推定部は、
    前記モータへの入力電力または前記モータの出力電力が所定値になるまでは、前記位相変化量の推定を停止し、前記モータへの入力電力または前記モータの出力電力が前記所定値以上になってから、前記位相変化量の推定を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  5. 前記インダクタンス推定部は、
    推定する前記インダクタンス値が所定値よりも小さくならないように制限するリミッタを備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  6. 前記演算パラメータには、前記モータのd軸インダクタンスが含まれ、
    前記インダクタンス推定部は、前記インダクタンス値を前記d軸インダクタンスとして前記回転位置推定部に設定する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  7. 前記出力電流と前記電圧指令に基づき、前記演算パラメータから前記回転子の角周波数を推定する角周波数推定部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  8. 前記電流指令生成部は、永久磁石が作る磁束方向であるd軸に対応する制御上の磁束方向をγ軸とし、前記γ軸の電流指令をゼロとすることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
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