JP2006271038A - 同期発電機起動装置の制御装置 - Google Patents

同期発電機起動装置の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コストの低減、現地調整作業の時間短縮が可能となるとともに、さらなる高性能・高力率な制御も可能となる同期発電機起動装置の制御装置を提供すること。
【解決手段】同期発電機4が起動時には界磁電流立上りで電機子に誘起される電圧から回転子位置を検出し、同期発電機4が低速領域では、同期化力によってインバータ出力周波数に自動的に同期発電機4が追従してくるような速度指令値と制御進み角指令値で運転し、
同期発電機4が中・高速領域では誘起電圧を推定して回転子位置(位相)を検出して運転させ、全域で分配器なとの位置検出器一切なしでの運転を可能にするものである。
【選択図】 図7

Description

この発明は、サイリスタなどの他励素子からなる他励式コンバータと、前記コンバータにより得られる直流電力を交流電力に変換するサイリスタなどの他励素子からなる他励式インバータと、前記インバータにより得られる交流電力による同期発電機を起動する同期発電機起動装置の制御装置に関する。
従来の同期発電機起動装置においては、サイリスタなどの他励素子へのゲートパルスを生成するために必要な回転子位置を「分配器(distributor)」で検出している(例えば、非特許文献1参照)。
分配器でよく使われのは、近接スイッチを用いる方法である。近接スイッチはLC発振器になっていて、鉄片が近づくと、うず電流が生じて損失が増加し発振が止まるのを利用する。従って、鉄片を回転子に直結させなければならないし、固定子側には三相のパルスを生成するために最低3個の近接スイッチを取り付けなければならない。サイリスタの余裕角なども考慮して、近接スイッチの取り付け位置の調整も必要になる。
「宮入庄太著・パワーエレクトロニクス・丸善、第9.4節」
このように、以上述べた公知文献は、同期発電機に、分配器(近接スイッチや鉄片)を装着設置しなければならないし、実際の回転子位置と分配器からの信号が合致させ、サイリスタの余裕角を確保できるよう調整が必要となり、コスト・作業効率の面で不利となる。また、分配器からの信号は、機械的な位置検出であり、実際の誘起電圧の大きさや位相の情報は全く含まれないので、高力率・高性能な制御を行うことにも限界があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、コストの低減、現地調整作業の時間短縮が可能となるとともに、さらなる高性能・高力率な制御も可能となる同期発電機起動装置の制御装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に対応する発明は、サイリスタなどの他励素子からなる他励式コンバータと、前記コンバータにより得られる直流電力を交流電力に変換するサイリスタなどの他励素子からなる他励式インバータと、前記インバータにより得られる交流電力による同期発電機を起動する同期発電機起動装置において、
前記同期発電機の電機子端子の電圧を検出する交流電圧検出器と、
前記同期発電機の起動時の界磁電流の立ち上げに伴って前記電機子端子に誘起される電圧を前記交流電圧検出器により検出し、この電圧検出値から、前記同期発電機の回転子位置を検出する回転子位置検出回路と、
速度指令値及び前記コンバータの他励素子の制御進み角指令値を演算する制御進み角演算回路と、
前記回転子位置検出回路によって検出された回転子位置と、前記制御進み角演算回路で演算された速度指令値を入力し、基準信号波を出力する基準信号波発生器と、
前記制御進み角演算回路で演算された制御進み角と前記基準信号波発生器からの基準信号波に基づき、前記速度パターンと前記制御進み角指令値を実現し、前記インバータの他励素子に与えるゲートパルスを生成すると共に、前記インバータの転流時に同期して前記コンバータが通流する直流電流をゼロにする指令を与えるゲートパルス発生器と、
を備えたことを特徴とする同期発電機起動装置の制御装置である。
前記目的を達成するため、請求項4に対応する発明は、サイリスタなどの他励素子からなる他励式コンバータと、前記コンバータにより得られる直流電力を交流電力に変換するサイリスタなどの他励素子からなる他励式インバータと、前記インバータにより得られる交流電力による同期発電機を起動する同期発電機起動装置において、
前記同期発電機の電機子端子の電圧を検出する交流電圧検出器と、
前記インバータから前記同期発電機の電機子に流し込まれるインバータ出力電流を検出する交流電流検出器と、
前記出力電流検出器からの前記インバータの交流電流検出値と、第一の同期発電機回転速度推定値から、前記同期発電機の界磁電流により前記同期発電機の電機子巻線に誘起される誘起電圧の、第一の基準位相に対する同相成分と直交成分を演算する誘起電圧演算回路と、
前記誘起電圧演算回路からの誘起電圧の第一の基準位相の直交成分をゼロとするような第二の基準位相と第二の同期発電機回転速度推定値を出力するPLL回路と、
前記PLL回路の出力である第二の基準位相に基づき、所定の制御進み角のインバータのゲートパルスを生成するとともに、第二の基準位相を、前記誘起電圧演算回路の第一の基準位相に入力し、第二の同期発電機回転速度推定値を前記誘起電圧演算回路の第一の同期発電機回転速度推定値に入力することを特徴とする同期発電機起動装置の制御装置である。
前記目的を達成するため、請求項7に対応する発明は、サイリスタなどの他励素子からなる他励式コンバータと、前記コンバータにより得られる直流電力を交流電力に変換するサイリスタなどの他励素子からなる他励式インバータと、前記インバータにより得られる交流電力による同期発電機を起動する同期発電機起動装置において、
前記同期発電機の電機子端子電圧を検出する交流電圧検出器と、
前記インバータから前記同期発電機の電機子に流し込まれるインバータ出力電流を検出する交流電流検出器と、
前記同期発電機の起動時の界磁電流の立ち上げに伴って前記電機子端子に誘起される電圧を前記交流電圧検出器により検出し、この電圧検出値から、前記同期発電機の回転子位置を検出する回転子位置検出回路と、
速度指令値及び前記コンバータの他励素子の制御進み角指令値を演算する制御進み角演算回路と、
前記回転子位置検出回路によって検出された回転子位置と、前記制御進み角演算回路で演算された速度指令値を入力し、基準信号波を出力する基準信号波発生器と、
前記制御進み角演算回路で演算された制御進み角指令値と前記基準信号波発生器からの基準信号波に基づき、前記速度指令値と前記制御進み角指令値を実現するインバータゲートパルスを生成すると共に、前記インバータの転流時に同期して前記コンバータが通流する直流電流をゼロにするゲートパルス発生器と、
前記交流電流検出器からのインバータ出力電流検出値と、第一の同期発電機回転速度推定値から、前記同期発電機の界磁電流により前記同期発電機の電機子巻線に誘起される誘起電圧の、第一の基準位相に対する同相成分と直交成分を演算する誘起電圧演算回路と、
前記誘起電圧演算回路からの誘起電圧の第一の基準位相の直交成分をゼロとするような第二の基準位相と第二の同期発電機回転速度推定値を出力するPLL回路と、
前記PLL回路の出力である第二の基準位相に基づき、所定の制御進み角のインバータゲートパルスを生成するとともに、第二の基準位相を、前記誘起電圧演算回路の第一の基準位相に入力し、第二の同期発電機回転速度推定値を前記誘起電圧演算回路の第一の同期発電機回転速度推定値に入力することを特徴とする同期発電機起動装置の制御装置である。
この発明によれば、起動時必ず最初に行われる界磁電流の立ち上げによって、電機子側に誘起される電圧を検出して、停止状態にある同期発電機の回転子位置を検出し、その検出された回転子位置に応じて、同期発電機がインバータ出力周波数に同期化力によって追従できるような速度パターンと制御進み角のゲートパルスによって運転できるようにしたので、停止時や極低周波領域から分配器のような位置センサーをー切必要としない同期発電機起動装置の制御装置を得ることができる。
以下、この発明の実施形態について、図を参照して説明する。
(実施形態1)
図1は、サイリスタなどの他励素子からなり、交流電源e1からの交流電力を直流電力に変換する他励式コンバータ(以下単にコンバータと称する)1と、コンバータ1により得られる直流電力を交流電力に変換するサイリスタなどの他励素子からなる他励式インバータ(以下単にコンバータと称する) 2と、インバータ2により得られる交流電力による同期発電機(以下単に発電機と称する)4を起動する同期発電機起動装置である。
コンバータ1とインバータ2が直流リアクトル3を介して接続されている。インバータ2の交流側は発電機4の電機子端子に接続されている。発電機4の界磁側端子には界磁コンバータ5が接続され、界磁コンバータ5には交流電源e2が接続されている。
直流リアクトル3を流れる直流電流は、直流電流検出器6によって検出され、コンバータ側直流電流制御器7によってコンバータ1を介して制御される。発電機4の電機子端電圧(三相電圧)V1、V2、V3は交流電圧検出器8によって検出され、起動時回転子位置検出回路10に入力され、ここで回転子位置(位相)φ0を検出している。
速度パターン・制御進み角演算回路11は、後述するように制御進み角指令値β0*と速度指令値ω*を演算し、該速度指令値の変化の仕方、すなわち速度パターンを求める。基準正弦波発生回路12は回転子位置(位相)φ0と、速度指令値ω*を入力し、基準正弦波sin(ωt*+φ0)を出力する。
ゲートパルス発生器13は、基準正弦波sin(ωt*+φ0)と、制御進み角指令値β0*を入力しインバータ2の他励素子に与えるゲートパルスを出力し、かつインバータ2の転流時に同期してコンバータ1が通流する直流電流をゼロにする指令値(断続指令値)を出力する。
次に、図1の動作について説明する。発電機4は起動時にまず、界磁コンバータ5によって界磁電流を通流する。この界磁電流の立上りによって、発電機4の電機子端子に電圧が誘起される。この電圧を交流電圧検出器8で検出し、起動時回転子位置検出回路10に入力される。界磁電流の立上り時に電機子端子3相に誘起される電圧の各相の相対的な大きさや極性は、回転子の停止位置によって一意的に決まるものである。従って、界磁立上り時の電機子三相の誘起電圧の大きさと極性から回転子位置を演算検出することが可能となるのである。起動時回転子位置検出回路10では、この検出(演算)が行われる。
一方、インバータ2が発電機4に流し込む交流電流の周波数に対して、発電機4に同期化力が働いて、インバータ2の出力周波数に、発電機4の回転数が自動的に追従できるようなインバータ2の制御進み角指令値β0*と周波数(回転数)の速度指令値ω*の領域が存在する。その制御進み角指令値β0*と速度指令値ω*を速度パターン・制御進み角演算回路11にて計算する。この速度指令値ω*と起動時回転子位置検出回路10からの回転子位置φ0によって、基準正弦波を基準正弦波発生器12の回路で作成し、この基準信号と速度パターン・制御進み角演算回路11からの制御進み角によって他励式インバータヘのゲートパルスを、ゲートパルス発生器13で出力する。
なお、同期化力が働く制御進み角の領域は、0度付近からマイナスの値の領域になるので、そのままではインバータ2の余裕角が確保できないので、パルス出力と同期しながら、コンバータ1が流す直流電流をゼロとするような指令をコンバータ側直流電流制御器7に出力し、電流を断続させるようにする。この動作によって、インバータ2の転流が可能になる。
(実施形態2)
図2において、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。実施形態2は、図1の起動時回転子位置検出回路10を詳細に示した点のみが異なる。
図2において、二乗演算器14、15、16は電圧検出器8で検出した三相の電機子端子電圧検出値V1、V2、V3をそれぞれを二乗する。中間値選択器21は、電機子端子電圧検出値V1、V2、V3のうちの中間値に対応する相の電圧値を選択し、これを出力する。加算器17は、二乗演算器14、15、16の演算値を加算する。係数器18は、加算器17の加算値に係数を付加する。平方根演算器19は、係数器18の平方根を求める。除算器20は、中間値選択器21からの値を、平方根演算器19からの演算値で除算する。余弦逆関数演算器22は、除算器20の除算値の余弦逆関数を演算する。平滑回路23は余弦逆関数演算器22からの演算結果を、界磁ON指令により 所定期間内において平滑化し、平滑化した電気的位置(位相)φ0を出力する。
次に、図2の動作について説明する。発電機4においては、起動時の界磁電流Ifの立ち上げ時には、電機子端子各相には(1)〜(3)式のような電圧が誘起される。
Va=Mf(φa)・dIf/dt・sinφa (1)
Vb=Mf(φb)・dIf/dt・sinφb (2)
Vc=Mf(φc)・dIf/dt・sinφc (3)
ただし、φb=φa−2π/3 φc=φa−4π/3
発電機4が非突極構造の場合には、電機子と回転子の間の相互インダクタンスMfは、回転子の電気的位置(位相)φaには依存せず、一定値となる。この場合には、例えば(4)式でφaを求めることが可能になる。
Figure 2006271038
しかしながら、通常の発電機4には若干の突極性があり、相互インダクタンスMfがφの関数になることや、界磁電流Ifの立ち上げ時に電機子に誘起される電圧の大きさが、電機子定格電圧に比較すれば小さくなることが考えられるので、電圧検出系の誤差の影響も出てくる。突極性の影響による誤差は、誘起電圧の大きな相ほど大きくなる。
一方、電圧検出系の誤差は、誘起電圧の小さな相ほど大きくなるので、3相の中の中間値の相の値を上記の式の分子の値に使うのが最適である。
図2の回路は、上記を実現する回路であり、二乗演算器14、15、16、加算器17、係数器18、平方根演算器19によって、(4)式の分母が計算される。中間値選択器21によって誤差の一番小さくなる中間値相が選ばれ、除算器20、余弦逆関数演算器22によって回転子位置が計算される。所定期間内平滑回路23では、界磁電流が立ち上がる期間で、電機子に誘起される電圧の検出精度が有効な期間のみで、上記にて計算された結果の平滑化(平均化)を行って、ノイズの影響などを取り除くものである。
(実施形態3)
図3において、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。実施形態3は、図1の速度パターン・制御進み角演算回路11を詳細に示した点以外は図1と同一である。
図3において、所定値出力器29は所定値を出力する。除算器24は、起動装置インバータ2の定格値と、発電機4の慣性モーメントとを除算する。係数器25は、除算器24の除算結果に、適切な係数を乗じる。1次遅れ係数Aの演算器(A決定回路)26は、発電機4の回転損失特性を考慮して、係数器25の出力を最適なAの値を演算する。1次遅れ係数Bの演算器(B決定回路)27は、発電機4の損失の大きさを、発電機4の回転損失特性を考慮して、係数器25の出力を最適なBの値を演算する。1次遅れ演算器30は、演算機器26、27により演算されたAとBの値に応じて、1/(A・S+B)の1次遅れを演算し、速度パターンを算出する。制御進み角演算器28は、演算器26の入力である、係数器25の出力及び演算器26の出力である、Aを入力し、制御進み角β0が演算される。
次に、図3の動作について説明する。発電機4を起動装置によって回転・加速させる場合、速度指令値ω*と制御進み角指令値β0*をうまく選ぶと、同期化力が発生して、起動装置のインバータ2の出力する周波数に自動的に追従してくる。追従可能な速度は、インバータ2の定格と発電機4の回転系の慣性モーメントの比に大きく影響を受ける。また、回転によって発生する発電機4の損失の特性(たとえば速度の2乗に比例するなど)の影響も考慮しなければならない。最適な速度が選定されれば、その速度を実現する制御進み角が一意的に決定される。
一方、発電機4の回転損失が回転数の上昇に伴って、大きく増加してくる場合には、回転数が低いときには速度を大きくとり、回転数が高くなってきたら速度を小さくしていくといった速度パターンとすると、同期化運転の安定性を確保しながら、加速性能を高くとれるというメリットが出る。理論的には、発電機4の回転損失が速度の2乗に比例するなら、速度パターンを1次遅れ特性にするのが最適になる。1次遅れ演算は速度の増加とともに速度を下げていくという速度パターンとしては最も簡単な演算形態でもあるので、実際的には、1次遅れ演算が実用的である。
図3の回路は、上記を実現する回路である。起動装置インバータ2の定格値と、発電機4の慣性モーメントを、除算器24で除算しその比率を計算し、適切な係数を係数器25で乗じて、1次遅れ係数Aの演算器26に送る。1次遅れ係数Aの演算器26は、この値と、同期発電機回転損失の特性も考慮して、最適なAの値を演算する。このAの値の逆数が、時刻t=0での初期速度に等しい。このAが決定されれば、これを実現する制御進み角β0が制御進み角演算器28で演算される。
一方、発電機4の回転損失の影響が大きい場合には、1次遅れ係数Bの演算器27が、適切なBを演算する。1次遅れ演算器30は、指令されたAとBの値に応じて、1次遅れ演算を行い、速度パターンを算出する。
(実施形態4)
図4において、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
発電機4の電機子端子電圧V1、V2、V3は交流電圧検出器8で検出され、インバータ2から流されるインバータ交流電流I1、I2、I3は交流電流検出器9で検出される。これらの電圧検出値V1、V2、V3、電流検出値I1、I2、I3を三相二相変換(d−q変換)するのが三相二相変換回路31と三相二相変換回路32である。この三相二相変換された電圧値Vd、Vq、電流値Id、Iqにもとづき、発電機4の電機子に誘起される誘起電圧を演算する誘起電圧演算回路33、PLL回路(phase-locked loop)34、基準正弦波演算器35、制御進み角指令器(β指令回路)36である。
次に、図4の動作について説明する。三相二相変換回路31、32によって電圧、電流の座標変換を行うためには、発電機4の回転子の回転に同期した基準位相が必要になる。ところが、前述した公知例の分配器などの位置センサーが無い場合、この信号が直接得られない。
そこで、適当に初期値として第一の基準位相φを与えて座標変換する。それで変換されたd−q軸上の電圧・電流値によって発電機4のd(同相成分)一q(直交成分)軸上での電機子誘起電圧を計算する。誘起電圧の計算のためには、回転速度が必要になるが、これも速度センサーが無いので、適当に初期値、すなわち、第一の同期発電機回転速度推定値ωを与えておく。
この誘起電圧のq軸成分(基準位相との直交成分)Zqの計算値がゼロでなければ、基準位相φとずれた結果になっていることを意味しているので、誘起電圧のq軸成分ZqがゼロとなるようなPLL回路34を設ける。この結果、PLL回路34によって、誘起電圧q軸成分がゼロになるような回転速度(第二の同期発電機回転速度推定値ω)及び基準位相(第二の基準位相)φが生成される。
このPLL回路34からの基準位相φを、上記の三相二相変換回路31、32にフィードバックし、三相二相変換回路31、32は、以後、このPLL回路34からの基準位相φを使って変換するようにする。また、PLL回路34からの回転速度ωを誘起電圧演算回路33に与え、以後、PLL回路34からの回転速度ωによって、誘起電圧(同相成分)Zd及び誘起電圧(直交成分)Zqを演算するようにする。
上記の回路全体は、内部の演算をうまく行うことによって、安定に収束させることが可能なのである。そして、収束値を真値に近づけることも可能なのである。
図4の回路は、上記を実現する回路である。三相二相変換回路31と32、誘起電圧演算回路33、PLL回路34によって、上述の基準位相φと回転速度ωの収束演算か実施される。
ここで、得られた基準位相φにもとづき、基準正弦波演算器35を作り、別途制御進み角指令回路36からの制御進み角指令βによってゲートパルス発生器13か所望のゲートパルスをインバータ2の他励素子に出力する。
なお、前述した実施形態では、PLL回路34の入力として誘起電圧演算回路33からの誘起電圧(直交成分)Zqのみを取り込んだが、これとは別に誘起電圧演算回路33からの誘起電圧(同相成分)Zd及び誘起電圧(直交成分)Zqを取り込むようにしてもよく、この場合により前述の例に比べて正確になる。
(実施形態5)
図5において、図4と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。実施形態5は、実施形態4における制御進み角指令器(β指令回路)36の詳細に示した以外は図4と同じである。すなわち、二乗演算器37は三相二相変換器32からのd軸電流を二乗演算し、また二乗演算器38は三相二相変換器32からのq軸電流を二乗演算する。この二乗演算結果を、加算器39で加算し、この加算値を平方根演算器40により平方根を求める。乗算器41は、平方根演算器40により求めた平方根値及びPLL回路34からの回転速度ωを乗算する。除算器42は、乗算器41からの乗算値を誘起電圧演算回路33からのd軸電圧Zdで除算し、この除算結果に係数器43の係数を掛け算し、この係数結果と後述する必要な余裕角(γref)を減算器44により差し引く。減算器44により減算した結果に基づき余弦逆関数演算器45で制御進み角βを算出する。
次に、図5の動作について説明する。サイリスタ適用などの他励式インバータ2においては、転流時の余裕角を確保することが重要となる。必要な余裕角(γref)を確保した制御進み角βは(5)式で与えられる。
Figure 2006271038
ここで、Idはインバータ直流側電流、Xは転流インピーダンス、Vacは電機子誘起電圧である。
誘起電圧演算回路33によって、電機子誘起電圧が演算されているので、(5)式によって所望の余裕角γrefを確保した制御進み角を導出することが可能になるのである。
図5の回路は上記を実現する回路である。直流電流Idは、インバータ出力電流を三相二相変換したd軸とq軸電流値の二乗和平方根から求めることができる。これを実施しているのが、二乗演算器37及び38、加算器39、平方根演算器40である。
この値に転流インピーダンスXを乗じ、電機子誘起電圧で除算することになるが、転流インピーダンスXは、電機子自己インダクタンス及び漏れインダクタンスの値に回転速度ωを乗じたものになるので、結局、回転速度も乗じることになる。これを実現しているのが、乗算器41、除算器42、係数器43となる。
この演算結果から所望の余裕角γrefの余弦値を減算器44で差し引き、余弦逆関数演算器45で制御進み角βを算出する。
(実施形態6)
図6において、図4と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。実施形態6は、図4の誘起電圧演算回路33を詳細に示した点以外は図4と同一である。
誘起電圧演算回路33は、係数器46、47、49、51、52、54、58、59、60、61、63、64、65、66と、乗算器48、53と、加(減)算器50、55、62、67と、積分器56、57とを備えている。
次に図6の動作について説明する。実施形態4において、基準位相φと回転速度ωを安定に収束させ、しかも真値に出きり限り近づけるために、最も有効かつ容易な手段として、誘起電圧演算回路33に誘起電圧を外乱と見なした「最小次元外乱オブザーバ」を用いることが有効である。以下に誘起電圧を外乱と見なした最小次元外乱オブザーバを整理する。
d−q軸上のインバ一タ出力端電圧、電流の方程式は(6)式のようになる。
Figure 2006271038
Figure 2006271038
(実施形態7)
実施形態7は、図7に示すように、図1の全てと、図4と組み合わせ、さらにω切換判定器68と、正弦波切換器69と、制御進み角切換器(β切換器)70を新たに追加し、次のように組み合わせたものである。
ω切換判定器68には、図4のPLL回路34からの回転速度ωと、図1の速度パターン・制御進み角演算回路11からの速度指令値ω*が入力されるようになっている。
正弦波切換器69は、図1の基準正弦波発生器12と、図4の基準正弦波発生器35からの基準正弦波が入力されるようになっている。
制御進み角切換器70は、図1の速度パターン・制御進み角演算回路11からの制御進み角指令値β0*と、図4の制御進み角指令器36からの制御進み角が入力されるようになっている。
次に、図7の動作について説明する。実施形態7は、実施形態1と実施形態4を回転速度に応じて切換えようとするものである。実施形態1は、起動時や低速の回転数領域で使い、実施形態4は電機子誘起電圧が十分な精度で検出できるようになる中・高速の回転数領域で使用するのが、システム的に最適になる。
ω切換判定器68では、速度パターン・制御進み角演算回路11からの速度指令値ω*とPLL回路34からの回転速度ωを比較し、回転速度ωが十分にω*に収束したことを判定する。そして、正弦波切換器69と制御進み角切換器70への回転速度信号をω*からωに切換える。
正弦波切換器69が、まず、このωにもとづき、所定値まで回転速度が上昇したら、基準正弦波発生器12からの基準正弦波から、基準正弦波発生器35からの基準正弦波に切換える。ついで、制御進み角切換器70によって、速度パターン・制御進み角演算回路11からの制御進み角指令値β0*を、制御進み角指令器36からの制御進み角に切換える。
以上述べた実施形態によれば、同期発電機起動装置において、起動時には界磁電流立上りで電機子に誘起される電圧から回転子位置を検出し、低速領域では、同期化力によってインバータ出力周波数に自動的に同期発電機が追従してくるような速度パターンと制御進み角で運転し、中・高速領域では誘起電圧を推定して回転子位置(位相)を検出して運転させ、全域で分配器なとの位置検出器一切なしでの運転を可能にするものである。前述した非特許文献1のように分配器などの位置センサを無くす場合、起動時、低速時、中・高速時全ての領域で安定な運転が必要になるが、全領域で万能な方式は難しい。各領域での最適な方式を構築し、それらを切り替えて、全域でのセンサレス運転を実現させることが課題となる。本発明によれば、起動時の界磁電流立ち上げ時の現象の利用、同期機が本来所有する同期化力の利用、オブザーバを利用した誘起電圧、位相、速度の推定方式と様々な方式を検討して組み合わせることによって達成させる。
(変形例)
本発明は、前述した実施形態に限定されず、以下に述べるように種々変形して実施できる。
1)前述した実施形態では、同期発電機4、コンバータ1、インバータ2、界磁コンバータ5は、全て三相回路の場合を説明したが、これに限るものではなく、三相以外の相の場合にはその相に対応して回転子位置検出回路10、三相二相変換回路31、32が変更されることは言うまでもない。
2)1)の場合であって、三相二相変換回路31、32は、同相成分と直交成分に分離できればどんな回路でもよい。
3)実施形態2を説明するための図2において、同期発電機4の回転子位置を導出する回路として、中間値選択回路21により選択した三相のうちの中間値と、三相二乗演算器14、15、16で求めた値に基づいて同期発電機4の回転子位置を導出するようにしたが、これを次のようにすることもできる。すなわち、前記中間値選択回路21の代りに、電機子端子電圧の各相毎の電圧値に応じて求めた値例えば最大値と最小値の和を求め、かつこの和の半分の値とするなど、種々変形でき、このように求めた値と、二乗演算器で求めた値により同期発電機の回転子位置を導出するようにしてもよい。
この発明の実施形態1の概略構成を示す説明図。 この発明の実施形態2の概略構成を示す説明図。 この発明の実施形態3の概略構成を示す説明図。 この発明の実施形態4の概略構成を示す説明図。 この発明の実施形態5の概略構成を示す説明図。 この発明の実施形態6の概略構成を示す説明図。 この発明の実施形態7の概略構成を示す説明図。
符号の説明
1…他励式コンバータ、2…他励式インバータ、3…直流リアクトル、4…同期発電機、5…界磁コンバータ、6…直流電流検出器、7…コンバータ側直流電流制御器、8…交流電圧検出器、9…交流電流検出器、10…起動時回転子位置検出回路、11…速度パターン・制御進み角演算回路、12…基準正弦波発生回路、13…ゲートパルス発生器、14、15…二乗演算器、17…加算器、18…係数器、19…平方根演算器、20…除算器、21…中間値選択器、22…余弦逆関数演算器、23…平滑回路、24…除算器、25…係数器、26…演算器、26、27…演算機器、28…制御進み角演算器、29…所定値出力器、30…演算器、31、32…三相二相変換回路、33…誘起電圧演算回路、34…PLL回路、35…基準正弦波演算器、35…基準正弦波発生器、36…別途制御進み角指令回路、37…二乗演算器、38…二乗演算器、39…加算器、40…平方根演算器、41…乗算器、42…除算器、43…係数器、44…減算器、45…余弦逆関数演算器、46、47…係数器、48、53…乗算器、50、55…加算器、56、57…積分器、68…ω切換判定器、69…正弦波切換器、70…制御進み角切換器。

Claims (7)

  1. サイリスタなどの他励素子からなる他励式コンバータと、前記コンバータにより得られる直流電力を交流電力に変換するサイリスタなどの他励素子からなる他励式インバータと、前記インバータにより得られる交流電力による同期発電機を起動する同期発電機起動装置において、
    前記同期発電機の電機子端子の電圧を検出する交流電圧検出器と、
    前記同期発電機の起動時の界磁電流の立ち上げに伴って前記電機子端子に誘起される電圧を前記交流電圧検出器により検出し、この電圧検出値から、前記同期発電機の回転子位置を検出する回転子位置検出回路と、
    速度指令値及び前記コンバータの他励素子の制御進み角指令値を演算する制御進み角演算回路と、
    前記回転子位置検出回路によって検出された回転子位置と、前記制御進み角演算回路で演算された速度指令値を入力し、基準信号波を出力する基準信号波発生器と、
    前記制御進み角演算回路で演算された制御進み角と前記基準信号波発生器からの基準信号波に基づき、前記速度パターンと前記制御進み角指令値を実現し、前記インバータの他励素子に与えるゲートパルスを生成すると共に、前記インバータの転流時に同期して前記コンバータが通流する直流電流をゼロにする指令を与えるゲートパルス発生器と、
    を備えたことを特徴とする同期発電機起動装置の制御装置。
  2. 前記回転子位置検出回路は、
    前記交流電圧検出器で検出される前記同期発電機の電機子端子電圧の二乗和を求める演算回路と、
    前記演算回路により求められた二乗和と、前記電機子端子電圧の各相毎の電圧値に応じて、前記同期発電機の回転子位置を導出する回路と、
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の同期発電機起動装置の制御装置。
  3. 制御進み角演算回路は、
    前記インバータの定格値、前記発電機の慣性モーメント、前記発電機の損失特性、前記発電機の損失の大きさに応じて、前記発電機の速度指令値、前記コンバータの他励素子への制御進み角指令値を演算することを特徴とする請求項1記載の同期発電機起動装置の制御装置。
  4. サイリスタなどの他励素子からなる他励式コンバータと、前記コンバータにより得られる直流電力を交流電力に変換するサイリスタなどの他励素子からなる他励式インバータと、前記インバータにより得られる交流電力による同期発電機を起動する同期発電機起動装置において、
    前記同期発電機の電機子端子の電圧を検出する交流電圧検出器と、
    前記インバータから前記同期発電機の電機子に流し込まれるインバータ出力電流を検出する交流電流検出器と、
    前記出力電流検出器からの前記インバータの交流電流検出値と、第一の同期発電機回転速度推定値から、前記同期発電機の界磁電流により前記同期発電機の電機子巻線に誘起される誘起電圧の、第一の基準位相に対する同相成分と直交成分を演算する誘起電圧演算回路と、
    前記誘起電圧演算回路からの誘起電圧の第一の基準位相の直交成分をゼロとするような第二の基準位相と第二の同期発電機回転速度推定値を出力するPLL回路と、
    前記PLL回路の出力である第二の基準位相に基づき、所定の制御進み角のインバータのゲートパルスを生成するとともに、第二の基準位相を、前記誘起電圧演算回路の第一の基準位相に入力し、第二の同期発電機回転速度推定値を前記誘起電圧演算回路の第一の同期発電機回転速度推定値に入力することを特徴とする同期発電機起動装置の制御装置。
  5. 前記誘起電圧演算回路からの誘起電圧の同相成分と、前記PLL回路からの第二の同期発電機回転速度推定値と、前記インバータ出力電流検出値に応じて、前記他励素子に必要な余裕角を確保するような制御進み角を算出する制御進み角指令回路をさらに備えたことを特徴とする請求項4記載の同期発電機起動装置の制御装置。
  6. 前記誘起電圧演算回路は、前記電機子端子電圧検出値に所定の第一のゲインを乗じ、前記インバータ出力電流検出値に所定の第二のゲインを乗じ、第一の誘起電圧推定値に所定の第三のゲインを乗じ、これらを加算したものを積分し、この積分結果に、さらにインバータ出力電流検出値に所定の第四のゲインを乗じたものを加算し、この加算結果を第二の誘起電圧推定値とし、前記第一の誘起電圧推定値に前記第二の誘起電圧推定値を入力するとともに、この第二の誘起電圧推定値を最終的な誘起電圧演算結果とすることを特徴とする請求項4記載の同期発電機起動装置の制御装置。
  7. サイリスタなどの他励素子からなる他励式コンバータと、前記コンバータにより得られる直流電力を交流電力に変換するサイリスタなどの他励素子からなる他励式インバータと、前記インバータにより得られる交流電力による同期発電機を起動する同期発電機起動装置において、
    前記同期発電機の電機子端子電圧を検出する交流電圧検出器と、
    前記インバータから前記同期発電機の電機子に流し込まれるインバータ出力電流を検出する交流電流検出器と、
    前記同期発電機の起動時の界磁電流の立ち上げに伴って前記電機子端子に誘起される電圧を前記交流電圧検出器により検出し、この電圧検出値から、前記同期発電機の回転子位置を検出する回転子位置検出回路と、
    速度指令値及び前記コンバータの他励素子の制御進み角指令値を演算する制御進み角演算回路と、
    前記回転子位置検出回路によって検出された回転子位置と、前記制御進み角演算回路で演算された速度指令値を入力し、基準信号波を出力する基準信号波発生器と、
    前記制御進み角演算回路で演算された制御進み角指令値と前記基準信号波発生器からの基準信号波に基づき、前記速度指令値と前記制御進み角指令値を実現するインバータゲートパルスを生成すると共に、前記インバータの転流時に同期して前記コンバータが通流する直流電流をゼロにするゲートパルス発生器と、
    前記交流電流検出器からのインバータ出力電流検出値と、第一の同期発電機回転速度推定値から、前記同期発電機の界磁電流により前記同期発電機の電機子巻線に誘起される誘起電圧の、第一の基準位相に対する同相成分と直交成分を演算する誘起電圧演算回路と、
    前記誘起電圧演算回路からの誘起電圧の第一の基準位相の直交成分をゼロとするような第二の基準位相と第二の同期発電機回転速度推定値を出力するPLL回路と、
    前記PLL回路の出力である第二の基準位相に基づき、所定の制御進み角のインバータゲートパルスを生成するとともに、第二の基準位相を、前記誘起電圧演算回路の第一の基準位相に入力し、第二の同期発電機回転速度推定値を前記誘起電圧演算回路の第一の同期発電機回転速度推定値に入力することを特徴とする同期発電機起動装置の制御装置。
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