JP2016096666A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータに供給される電圧の歪みを抑制しつつモータを安定に制御する。【解決手段】モータ制御装置は、モータに供給される電流の指令ベクトルに基づいてモータに供給される電圧の指令ベクトルを演算する電圧指令手段と、電圧指令手段で演算される指令ベクトルに基づいて各スイッチング素子を制御する制御手段とを含む。そしてモータ制御装置は、モータに供給される電流を検出する検出手段と、検出手段で検出される電流に基づいて電圧の歪み成分を演算する演算手段と、演算手段で演算される歪み成分に基づいて電圧指令手段で演算される指令ベクトルを補正する補正手段とを含む。演算手段は、検出手段で検出される電流に基づく電流ベクトルを用いてモータに供給される電圧の誤差を推定するとともにモータでの干渉成分を算出することにより、歪み成分を演算する。【選択図】図2

Description

この発明は、電気で駆動するモータを制御するモータ制御装置に関する。
モータ制御装置のひとつとして、モータに供給される電流の検出値及び指令値を用いてモータで生じる電圧歪み成分を推定し、その電圧歪み成分によりモータの電圧指令値を補正する制御装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2009−11017号公報
上述したモータ制御装置では、電圧歪みの推定に指令値が用いられるため、モータの温度が変化する場合や、モータが有する抵抗成分やインダクタンス成分のパラメータにバラツキがある場合には、モータ制御が不安定になるという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされた。本発明の目的は、モータに供給される電圧の歪みを抑制しつつモータを安定に制御することにある。
本発明は以下のような解決手段によって上述の課題を解決する。
本発明のある態様によれば、モータ制御装置は、複数のスイッチング素子を備えたインバータを制御してモータに交流電力を供給する。モータ制御装置は、前記インバータから前記モータに供給される電流の指令ベクトルに基づいて、前記モータに供給される電圧の指令ベクトルを演算する電圧指令手段と、前記電圧指令手段により演算される指令ベクトルに基づいて、前記スイッチング素子の各々をスイッチング制御する制御手段とを含む。モータ制御装置は、前記インバータから前記モータに供給される電流を検出する検出手段と、前記検出手段により検出される電流に基づいて、前記モータに供給される電圧の歪み成分を演算する演算手段と、前記演算手段により演算される歪み成分に基づいて、前記電圧指令手段により演算される指令ベクトルを補正して前記制御手段に出力する補正手段とを含む。前記演算手段は、前記検出手段により検出される電流に基づく電流ベクトルを用いて、前記モータに供給される電圧の誤差を推定するとともに前記モータでの干渉成分を算出することにより、前記歪み成分を演算することを特徴とする。
本発明によれば、電流ベクトルの検出値を用いて電圧歪み成分を演算することにより、モータの巻線抵抗などのパラメータに対してバラツキがある場合や、モータ温度が変化する場合であっても、モータの制御が不安定になるのを回避することができる。このため、モータに供給される電圧の歪みを抑制しつつモータを安定に制御することができる。
図1は、本発明の第1実施形態におけるモータ制御装置の構成を示す図である。 図2は、モータ制御装置を構成するdq軸電圧演算部の一例を示す図である。 図3は、モータ制御装置を構成する電圧歪み演算部の一例を示す図である。 図4は、本実施形態におけるモータ制御方法を示すフローチャートである。 図5は、本発明の第2実施形態における電圧歪み演算部の構成を示す図である。
以下、添付された図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態におけるモータ制御装置100の構成を示す図である。
モータ制御装置100は、例えば、ハイブリッド車や電動自動車に搭載されるモータ1を制御する装置である。
モータ制御装置100は、モータ1に供給される電流を指定する電流指令ベクトルに基づいて、モータ1に供給される電圧をベクトル制御してモータ1に交流電力を供給する。また、モータ制御装置100は、モータ1に備えられた回転子巻線の抵抗値などのパラメータを用いて一般的な滑り角周波数制御を行う。
モータ制御装置100は、dq軸電圧演算部10と、補正部20と、制御部101とを含む。補正部20は、加算器21及び加算器22を含む。制御部101は、モータ1と、dq軸/UVW相変換器30と、PWM変換インバータ部40と、電流検出器51及び電流検出器52と、UVW相/dq軸変換器60と、電圧歪み演算部70とを含む。
モータ1は、誘導電動機により実現される。モータ1は、U相電圧vu、V相電圧vv、及びW相電圧vwの三相交流電圧を受けて駆動する。モータ1には、三相の固定子巻線(ステータコイル)と回転子巻線(ロータコイル)とが備えられている。モータ1においては、固定子巻線が一次側の巻線であり、回転子巻線が二次側の巻線である。
なお、モータ1には、回転子の位置を検出する位置検出器が設けられており、この位置検出器を用いて回転子の電気角や、電気角速度、機械角速度などが算出される。
dq軸電圧演算部10は、モータ1に対する電流指令ベクトルに基づいて、モータ1に対する電圧指令ベクトルを演算する電圧指令手段を構成する。電流指令ベクトルは、ドライバの操作量に応じて設定される目標トルクに基づいて算出される。さらに電流指令トルクは、滑り角周波数制御によりモータ1の回転子巻線の抵抗値などのパラメータに応じて補正される。
本実施形態では、dq軸電圧演算部10は、電流指令ベクトルとしてd軸電流指令値id *及びq軸電流指令値iq *を用いて、d軸電圧指令基準値vdb *及びq軸電圧指令基準値vqb *を電圧指令ベクトルとして演算する。d軸電圧指令基準値vdb *及びq軸電圧指令基準値vqb *は、モータ1のd軸電圧指令値vd *及びq軸電圧指令値vq *の基準となる値である。
例えば、dq軸電圧演算部10は、予め定められた伝達関数を用いて、d軸電圧指令値vd *及びq軸電圧指令値vq *をフィードフォワード(F/F)制御することにより、モータ1に供給される三相交流電圧を補償する。
フィードフォワード制御に用いられる伝達関数は、三相の固定子巻線及び回転子巻線の抵抗値や、固定子巻線と回転子巻線との間の相互インダクタンス値、漏れインダクタンス値などのパラメータを有する。これにより、固定子巻線と回転子巻線との間に生じる干渉成分や逆起電力などを抑制することが可能となる。
dq軸電圧演算部10は、演算したd軸電圧指令値vd *を加算器21に出力するとともに、q軸電圧指令値vq *を加算器22に出力する。
補正部20は、モータ1に生じる電圧歪み成分を取り除くために、電圧歪み演算部70から出力される電圧歪み成分の歪み量に基づいて、d軸電圧指令値vd *及びq軸電圧指令値vq *を補正する。そして補正部20は、補正後のd軸電圧指令値vd *及びq軸電圧指令値vq *を電圧歪み演算部70及び制御部101に出力する。
加算器21は、d軸電圧指令基準値vdb *に対してd軸電圧歪み成分Δvdを加算することにより、d軸電圧指令値vd *を算出する。
加算器22は、q軸電圧指令基準値vqb *に対してq軸電圧歪み成分Δvqを加算することにより、q軸電圧指令値vq *を算出する。
制御部101は、dq軸電圧演算部10により演算されたd軸電圧指令値vd *及びq軸電圧指令値vq *に基づいて、PWM変換インバータ部40を構成する各スイッチング素子をスイッチング制御する制御手段を構成する。
dq軸/UVW相変換器30は、d軸電圧指令値vd *及びq軸電圧指令値vq *を、回転子の電気角に基づいて、U相電圧指令値vu *、V相電圧指令値vv *及びW相電圧指令値vw *に変換する。dq軸/UVW相変換器30は、変換した三相の電圧指令値vu *、vv *、vw *をPWM変換インバータ部40に出力する。
PWM変換インバータ部40は、デッドタイム補償や電圧利用率向上処理といった公知の処理を実行することにより、PWM(Pulse Width Modulation)信号を生成する。PWM変換インバータ部40は、生成したPWW信号に従って、三相のU相電圧vu、V相電圧vv及びW相電圧vwをモータ1に供給する。
例えば、PWM変換インバータ部40には、PWM変換器とインバータとが別々に備えられている。PWM変換器は、予め定められた搬送波信号に対して三相の電圧指令値vu *、vv *及びvw *を比較することによりPWM信号を生成する。
そしてインバータは、複数のスイッチング素子を備え、PWM信号に従ってスイッチング素子の各々をオン/オフ動作させるスイッチング制御を実行する。これにより、インバータからモータ1に三相の擬似正弦波電圧vu、vv及びvwが出力される。
モータ1に三相の疑似正弦波電圧vu、vv及びvwを印加することにより、モータ1の三相の固定子巻線に交流電流iu、iv及びiwが供給される。モータ1とPWM変換インバータ部40との間にはU相、V相、W相の電源線が接続されており、U相の電源線及びV相の電源線には、それぞれ電流検出器51及び電流検出器52が設けられている。
電流検出器51及び電流検出器52は、PWM変換インバータ部40からモータ1に供給される電流を検出する検出手段を構成する。
電流検出器51は、モータ1に供給されるU相電流iuを検出してUVW相/dq軸変換器60に出力する。
電流検出器52は、モータ1に供給されるV相電流ivを検出してUVW相/dq軸変換器60に出力する。
UVW相/dq軸変換器60は、電流検出器51及び電流検出器52から出力されるU相電流iu及びV相電流ivを用いて、次式の関係からW相電流iwを算出する。
Figure 2016096666
UVW相/dq軸変換器60は、三相の交流電流iu、iv及びiwを、回転子の電気角に基づいてd軸電流検出値id及びq軸電流検出値iqに変換する。すなわち、UVW相/dq軸変換器60は、電流検出器51及び電流検出器52から出力されるU相電流iu及びV相電流ivに基づいて、PWM変換インバータ部40からモータ1に供給される電流に関する電流ベクトルを検出する。UVW相/dq軸変換器60は、変換したd軸電流検出値id及びq軸電流検出値iqを電圧歪み演算部70に出力する。
電圧歪み演算部70は、UVW相/dq軸変換器60により検出される電流ベクトルに基づいて、PWM変換インバータ部40からモータ1に供給された電圧の歪み成分を演算する演算手段を構成する。例えば、電圧歪み演算部70は、外乱オブザーバの原理に従って電圧歪み成分が作用するモデルを用いて電圧歪み成分を推定する。
電圧歪み演算部70は、d軸電流検出値id及びq軸電流検出値iqを用いて、モータ1に供給された電圧に関する電圧ベクトルの誤差を推定する。これと共に電圧歪み演算部70は、d軸及びq軸電流指令値ではなくd軸及びq軸電流検出値id及びiqを用いて、モータ1に備えられた巻線による干渉成分を算出する。そして、電圧歪み演算部70は、算出した電圧ベクトルの誤差と干渉成分とを合成することにより、d軸電圧歪み成分Δvd及びq軸電圧歪み成分Δvqを算出する。
電圧歪み演算部70は、算出したd軸電圧歪み成分Δvdを加算器21に出力するとともに、q軸電圧歪み成分Δvqを加算器22に出力する。これにより、d軸電圧指令値vd *及びq軸電圧指令値vq *に対してd軸電圧歪み成分Δvd及びq軸電圧歪み成分Δvqが合成されるので、モータ1に供給される電圧の歪み成分を除去することができる。
図2は、本実施形態におけるdq軸電圧演算部10の詳細構成を示す図である。
dq軸電圧演算部10は、次式のとおり、d軸電流指令値id *及びq軸電流指令値iq *に基づいて、d軸電圧指令基準値vdb *及びq軸電圧指令基準値vqb *を演算する。
Figure 2016096666
なお、φ2d及びφ2qは、2次側の回転子巻線におけるd軸成分及びq軸成分の磁束である。ω1は、電気角周波数であり、ωmは、機械角周波数である。pは、微分演算子である。
また、R1は、1次側の固定子巻線の抵抗値であり、R2は、2次側の回転子巻線の抵抗値である。Lσは、固定子巻線と回転子巻線との間の漏れインダクタンス値であり、Lmは、固定子巻線と回転子巻線との間の相互インダクタンス値である。なお、相互インダクタンス値Lm及び漏れインダクタンス値Lσは、T型等価回路により換算した値である。これらのパラメータは、予め定められた固定値である。
式(2)を用いることにより、q軸電圧指令基準値vbq *を次式のとおり導出すことができる。
Figure 2016096666
ここで、右辺の第2項は、d軸電流の干渉成分であり、右辺の第4項は、逆起電力成分である。右辺の第3項は、低速において影響がないためゼロとみなす。したがって、式(3)は、次式のとおり表わすことができる。
Figure 2016096666
同様に、d軸電圧指令基準値vdb *は、次式のとおり表わすことができる。
Figure 2016096666
なお、τ2は、モータ1の二次時定数であり、次式のとおりである。
Figure 2016096666
このように、dq軸電圧演算部10は、式(4)及び式(5)を用いてd軸電圧指令基準値vdb *及びq軸電圧指令基準値vqb *を演算する。具体的には、dq軸電圧演算部10は、乗算器11〜15と、逆起電力演算部16と、d軸演算器17と、q軸演算器18とを備える。
乗算器11は、式(5)の右辺の第2項を計算するために、d軸電流指令値id *に対してR2(sτ2/1+sτ2)を乗算し、その乗算した値をd軸演算器17に出力する。
乗算器12は、式(5)の右辺の第1項を計算するために、d軸電流指令値id *に対して(R1+pLσ)を乗算し、その乗算した値をd軸演算器17に出力する。
乗算器13は、式(4)の右辺の第2項を計算するために、q軸電流指令値iq *に対して(ω1Lσ)を乗算し、その乗算した値をq軸演算器18に出力する。
乗算器14は、式(5)の右辺の第3項を計算するために、d軸電流指令値id *に対して(ω1Lσ)を乗算し、その乗算した値をd軸演算器17に出力する。
乗算器15は、式(4)の右辺の第1項を計算するために、q軸電流指令値iq *に対して(R1+R2+pLσ)を乗算し、その乗算した値をq軸演算器18に出力する。
逆起電力演算部16は、式(4)の右辺の第3項を計算するために、逆起電力(ω1φ2d)を演算し、その演算した値をq軸演算器18に出力する。
d軸演算器17は、乗算器11の出力値と、乗算器12の出力値とを加算し、その加算した値から乗算器14の出力値を減算することにより、d軸電圧指令基準値vdb *を算出する。
q軸演算器18は、乗算器13の出力値と、乗算器15の出力値とを加算し、その加算した値に対して逆起電力演算部16の出力値を加算することにより、q軸電圧指令基準値vqb *を算出する。
このようにdq軸電圧演算部10は、固定子巻線の抵抗値R1、回転子巻線の抵抗値R2、漏れインダクタンス値Lσ、及び相互インダクタンス値Lmを用いて、d軸及びq軸電圧指令基準値vdb *及びvqb *を算出する。
図3は、本実施形態における電圧歪み演算部70の詳細構成を示す図である。
電圧歪み演算部70は、モータ電圧推定部710と、d軸干渉演算部721と、q軸干渉演算部722と、逆起電力算出部730と、合成部740と、LPF751及びLPF752と、を含む。合成部740は、減算器741及び減算器742と、減算器743及び加算器744と、減算器745とを含む。
モータ電圧推定部710は、UVW相/dq軸変換器60から出力される電流ベクトルに基づいて、モータ1に供給された電圧についての電圧ベクトルを推定する。なお、電圧ベクトルの向きは、電流ベクトルの向きと同じである。
具体的にはモータ電圧推定部710は、次式のとおり、モータ1の電圧ベクトルとしてd軸電圧推定値vdc及びq軸電圧推定値vqcを演算する。
Figure 2016096666
このように、モータ電圧推定部710は、d軸及びq軸電流検出値id及びiqに基づいて、固定子巻線及び回転子巻線間のインダクタンス値Lm及びLσと抵抗値R1及びR2とを用いて電圧ベクトルvdc及びvqcを推定する。
モータ電圧推定部710は、d軸電圧推定値vdcを減算器741に出力するとともに、q軸電圧推定値vqcを減算器742に出力する。
d軸干渉算出部721及びq軸干渉算出部722は、モータ1でd軸電流及びq軸電流が互いに干渉する干渉成分としてのリアクタンスによる電圧降下成分を演算する。
具体的には、d軸干渉算出部721は、式(4)の右辺の第2項と同じように、次式のとおり、d軸電流からq軸電圧に与える干渉成分vdiを演算し、その演算した値を減算器743に出力する。
Figure 2016096666
d軸干渉算出部721は、式(5)の右辺の第3項と同じように、式(8)のとおり、q軸電流からd軸電圧に与える干渉成分vqiを演算し、その演算した値を加算器744に出力する。
このように、d軸干渉算出部721及びq軸干渉算出部722は、電流ベクトルの指令値ではなく検出値id及びiqの大きさと、漏れインダクタンス値Lσとに基づいて、電流ベクトルの検出値id及びiqに対して直交する向きに生じる干渉成分のベクトルを算出する干渉成分算出手段を構成する。
逆起電力算出部730は、モータ1の巻線間に生じる電圧の逆起電力成分を算出する逆起電力算出手段を構成する。具体的には、逆起電力算出部730は、式(4)の右辺の第3項と同じように、次式のとおり、モータ1での逆起電力成分vqbefを演算する。
Figure 2016096666
ここで、回転子巻線側のd軸磁束φ2dは、次式のとおり表わすことができる。
Figure 2016096666
このように、逆起電力算出部730は、d軸電流指令値id *と、回転子巻線の抵抗値R2に対する相互インダクタンス値Lmの比(Lm/R2)とに基づいて、モータ1に印加された電圧の逆起電力成分vqrefを算出する。d軸電流の検出値idではなく指令値id *を用いる理由は、モータ制御用のパラメータ値と実際の値とを徐々に乖離させるシミュレーションにおいて、d軸電流の検出値idを用いた場合に比べてモータ1を安定に制御できる乖離度合いの許容範囲が広くなったからである。逆起電力算出部730は、算出した逆起電力成分vqrefを合成部740の減算器745に出力する。
合成部740は、モータ電圧推定部710から出力される電圧ベクトルvdc及びvqcと、補正部20から出力される電圧指令ベクトルvd *及びvq *とに基づいて、PWM変換インバータ部40でのデッドタイム処理に伴う歪み成分を算出する。具体的には、合成部740は、デッドタイム処理に伴う歪み成分として電圧ベクトルvdc及びvqcと電圧指令ベクトルvd *及びvq *との差分ベクトル、すなわち電圧ベクトルの誤差を算出する。
そして合成部740は、その差分ベクトルに対して、d軸干渉演算部721及びq軸干渉演算部722から出力される干渉成分のベクトルvdi及びvqiを合成する。干渉成分のベクトルvdi及びvqiの向きは、電流ベクトルid及びiqの向きに対して直交する向きに設定される。
さらに合成部740は、電圧ベクトルvdc及びvqcとの誤差と、干渉成分vdi及びvqiとを合成した合成ベクトルに対して、逆起電力算出部730から出力される逆起電力成分のベクトルvqrefを合成する。これにより、モータ1の電圧歪み成分Δvd及びΔvqの歪み量が算出される。
具体的には、減算器741は、d軸電圧指令値vd *からd軸電圧推定値vdcを減算するとともに、減算器742は、q軸電圧指令値vq *からq軸電圧推定値vqcを減算する。すなわち、検出された電圧ベクトルと電圧指令ベクトルとの差分ベクトルが算出される。
そして、減算器743は、減算器742により算出される減算値からq軸電圧への干渉成分vdiを減算するとともに、減算器741により算出される減算値に対してd軸電圧への干渉成分vqiを加算する。すなわち、電流ベクトルの向きと直交する干渉成分ベクトルが差分ベクトルに合成される。
さらに、減算器745は、減算器743により算出された減算値から逆起電力成分vqrefを減算する。すなわち、差分ベクトルと干渉成分ベクトルとを合成した合成ベクトルに対して逆起電力ベクトルが合成される。
LPF751は、加算器744から出力される信号の高周波成分を除去する処理を施すフィルタである。LPF751は、加算器744の出力信号に対して高周波成分を除去する処理が施された値をd軸電圧歪み成分Δvdとして補正部20の加算器21に出力する。
LPF752は、減算器745から出力される信号の高周波成分を除去する処理を施すフィルタである。LPF752は、減算器745の出力信号に対して高周波成分を除去する処理が施された値をq軸電圧歪み成分Δvqとして加算器22に出力する。
図4は、本実施形態におけるモータ1の動作を制御する制御方法を示すフローチャートである。
ステップS901においてdq軸電圧演算部10は、目標トルクに応じて設定される電流指令ベクトルid *及びiq *に基づいて、モータ1に供給される電圧に関する電圧指令ベクトルvd *及びvq *の基準値vdb *及びvqb *を演算する。
ステップS902において制御部101は、電圧指令ベクトルvd *及びvq *に基づいて、PWM変換インバータ部40に備えられた各スイッチング素子を導通状態又は非導通状態にするスイッチング制御を実行する。
ステップS903において電流検出器51及び電流検出器52は、モータ1に供給されるU相電流iu及びV相電流ivを検出する。
ステップS904においてUVW相/dq軸変換器60は、電流検出器51及び電流検出器52から出力されるU相電流iu及びV相電流ivに基づいて、検出値である電流ベ
クトルid及びiqを演算する。
ステップS905において電圧歪み演算部70は、電流ベクトルid及びiqを用いて推定される電圧ベクトルvdc及びvqcと電圧指令ベクトルvd *及びvq *との誤差を算出する。これと共に電圧歪み演算部70は、電流ベクトルid及びiqを用いて、さらにモータ1を構成する巻線での干渉成分vdi及びvqiを算出する。そして電圧歪み演算部70は、推定された電圧ベクトルvdc及びvqcとの誤差、並びに、干渉成分vdi及びvqiを互いにベクトル合成することにより、モータ1に生じる電圧歪み成分Δvd及びΔvqを演算する。
すなわち、電圧歪み演算部70は、dq軸電圧演算部10により演算される電圧指令ベクトルvd *及びvq *と、電流検出器51及び52により検出されるU相電流iu及び
V相電流ivとに基づいて、電圧歪み成分Δvd及びΔvqを演算する。
ステップS906において補正部20は、電圧歪み成分Δvd及びΔvqに基づいて基準値vdb *及びvqb *を補正することにより、電圧指令ベクトルvd *及びvq *を算出する。そして補正部20は、補正後の電圧指令ベクトルvd *及びvq *を制御部101に出力する。
ステップS906の処理が完了すると、モータ1を制御する制御方法の一連の処理手順が終了する。
本発明の第1実施形態によれば、モータ制御装置100は、複数のスイッチング素子を備えたPWM変換インバータ部40をベクトル制御してモータ1に交流電力を供給するものである。このモータ制御装置100は、モータ1に供給される電流の指令ベクトルに基づいて、モータ1に供給される電圧の指令ベクトルを演算するdq軸電圧演算部10と、dq軸電圧演算部10により演算される電圧指令ベクトルに基づいて、スイッチング素子の各々をスイッチング制御する制御部101とを含む。
さらにモータ制御装置100は、モータ1に供給される電流iu及びivを検出する電流検出器51及び52を用いてモータ1に生じる電圧歪み成分を演算する電圧歪み演算部70と、その電圧歪み成分に基づいて電圧指令ベクトルを補正して制御部101に出力する補正部20とを含む。
そして電圧歪み演算部70は、電流検出器51及び52により検出される電流に基づく電流ベクトルid及びiqを用いて、モータ1に供給される電圧の誤差を推定するとともにモータ1で生じる干渉成分vdi及びvqiを算出することにより、電圧歪み成分を演算する。
通常、滑り角周波数を制御するモータ制御装置では、電圧指令ベクトルを算出するのにモータ1の温度に応じて抵抗の大きさが変化する回転子巻線の抵抗値R2などのパラメータが用いられる。そのため、電流指令ベクトルを用いて干渉成分vdi及びvqiを計算してしまうと、電流ベクトルの指令値と検出値との乖離が過大となり、モータ1を安定に制御できくなることを発明者らは知見した。
これに対して本実施形態によれば、電流ベクトルの指令値ではなく検出値を用いて干渉成分vdi及びvqiを算出することにより、モータ1の固体差が原因で制御用パラメータに対してバラツキがある場合や、モータ温度が変化する場合であっても、モータ制御が不安定になるのを抑制することができる。このため、モータ1に生じる電圧の歪みを抑制しつつモータ1を安定に制御することができる。
また本実施形態では、電圧歪み演算部70は、モータ電圧推定部710と、d軸干渉演算部721及びq軸干渉演算部722と、合成部740とを含む。
そして、モータ電圧推定部710は、式(7)に示したように、電流ベクトルの検出値id及びiqと、固定子巻線及び回転子巻線の抵抗値R1及びR2と、漏れインダクタンス値Lσとに基づいて、電圧ベクトルの推定値vdc及びvqcを演算する。d軸干渉演算部721及びq軸干渉演算部722は、式(8)に示したように、電流指令ベクトルではなく電流ベクトルの検出値id及びiqと、漏れインダクタンス値Lσとに基づいて、電流ベクトルに対して直交する向きに生じる干渉成分のベクトルvdi及びvqiを算出する。合成部740は、補正後の電圧指令ベクトルのd軸及びq軸成分vd *及びvq *と、電圧ベクトルの推定値vdc及びvqcとの差分ベクトルである電圧の誤差と、干渉成分のベクトルvdi及びvqiとを合成することにより、電圧歪み成分のベクトルΔvd及びΔvqを算出する。
このように、モータ1の抵抗値R2などのパラメータを用いて電圧ベクトルvdc及びvqcや干渉成分のベクトルvdi及びvqiが算出されるので、電流ベクトルの検出値を用いることにより、電流ベクトルの検出値と指令値との乖離度合いを抑制することができる。
また本実施形態では、逆起電力算出部730がd軸電流指令値id *に基づいてモータ1に生じる電圧の逆起電力成分vqbefを算出し、合成部740は、その電圧歪み成分Δvqに対して逆起電力成分vqbefを合成する。
このように、逆起電力成分vqbefを合成することにより、電圧歪み成分Δvqをより正確に推定することができる。さらに逆起電力成分vqbefの算出にd軸電流指令値id *を用いることにより、d軸電流検出値idを用いる場合に比べて、モータ1に供給される電流を安定に制御することができる。
また本実施形態では、逆起電力算出部730は、式(9)及び式(10)に示したように、d軸電流指令値id *と、回転子巻線の抵抗値R2に対する相互インダクタンス値Lmの比(Lm/R2)とに基づいて、逆起電力成分の歪み量vqbefを算出する。これにより、モータ1に生じる電圧歪みをさらに抑制することができる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態におけるモータ制御装置について説明する。本実施形態では、d軸電流指令値id *が別の値に切り替えられるような過渡状態、例えば車両の加速時において、モータ1の制御が不安定になるのを回避するモータ制御装置を実現する。
図5は、本発明の第2実施形態における電圧歪み演算部71の詳細構成を示す図である。なお、本実施形態のモータ制御装置は、図1に示したモータ制御装置100と基本構成は同じである。
電圧歪み演算部71は、図3に示した電圧歪み演算部70の構成に加えて電流推定部731を備えている。他の構成については、電圧歪み演算部70の構成と同じであるため同一の符号を付して説明を省略する。
電流推定部731は、d軸電流指令値id *の急峻な変動を抑制する変動抑制処理を施す変動抑制手段を構成する。なお、逆起電力算出部730及び電流推定部731により逆起電力算出手段が構成される。
電流推定部731は、d軸電流指令値id *及びq軸電流指令値iq *に基づき、モータ1の応答遅れ処理を施してモータ1に供給される電流のd軸成分id’を推定する。以下では、推定した電流のd軸成分を「d軸電流推定値」という。
電流推定部731は、dq軸電圧演算部10の構成に合わせてd軸電流推定値id 'を算出する。例えば、電流推定部731は、次式のとおり、dq軸電圧演算部10に用いられる伝達関数Z0(s)と、制御対象である制御部101に関する伝達関数Y(s)とを用いて、d軸電流推定値id 'を算出する。
Figure 2016096666
上式のようなd軸電流推定値id 'は、d軸電流指令値id *が急峻に変化する過渡応答時であっても、d軸電流指令値id *に比べて緩やかに変化する。そのため、過渡応答時におけるd軸電流検出値idとd軸電流指令値id *との誤差が大きくなり過ぎるのを抑制することができる。
電流推定部731は、算出したd軸電流推定値id 'を逆起電力算出部730に出力する。
逆起電力算出部730は、式(10)中のd軸電流指令値id *を、電流推定部731から出力されるd軸電流推定値id 'に代えて、次式(12)のとおり、d軸磁束φ2dを算出し、式(9)に従って逆起電力成分vqbefを算出する。
Figure 2016096666
上式(12)のようにd軸電流推定値id 'を用いることにより、d軸電流指令値id *が別の値に切り替えられた過渡状態においては、モータ1に供給される実際の電流値とd軸電流推定値id 'との誤差がd軸電流指令値id *を用いたときに比べて小さくなる。したがって、逆起電力算出部730により算出される逆起電力成分vqbefの値と、モータ1で実際に生じる逆起電力との誤差を小さくできる。
すなわち、d軸電流指令値id *を用いる場合に比べて逆起電力成分vqbefを推定する精度が向上するので、電圧歪み成分Δvqの推定精度を向上させることができる。また、d軸電流検出値idとd軸電流指令値id *との差が大きくなる状況であっても、モータ1が制御できなくなるという事態を回避することができる。
なお、本実施形態では、dq軸電圧演算部10に用いられる伝達関数Z0(s)に基づいてd軸電流推定値id 'を算出したが、これに限られるものではない。例えば、d軸電流指令値id *の1次遅れ成分を抽出するフィルタなどを電流推定部760の代わりに設けてもよい。
本発明の第2実施形態によれば、電流推定部731がd軸電流指令値id *の急峻な変動成分を抑制する変動抑制処理を施し、変動抑制処理後のd軸電流推定値id 'に基づいて逆起電力算出部730が逆起電力成分vqbefを算出する。
このように、逆起電力成分vqbefの算出にd軸電流推定値id 'を用いることにより、d軸電流推定値id 'を用いる場合に比べてモータ制御の過渡状態におけるd軸電流idとの誤差が小さくなる。したがって、逆起電力成分vqbefの推定精度を向上させることができるとともに、過渡状態においてモータ制御ができなくなるという事態を回避することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
モータ制御装置100では一般的な滑り角周波数制御によって電流指令ベクトルid *及びiq *を補正する例について説明したが、滑り角周波数制御に基づいて電流指令ベクトルvd *及びvq *を補正するようにしてもよい。
なお、上記実施形態は、適宜組み合わせ可能である。
1 モータ
10 dq軸電圧演算部(電圧指令手段)
20 補正部(補正手段)
40 PWM変換インバータ部(インバータ)
51、52 電流検出器(電流検出手段)
70 電圧歪み演算部(演算手段)
100 モータ制御装置
101 制御部(制御手段)

Claims (6)

  1. 複数のスイッチング素子を備えたインバータを制御してモータに交流電力を供給するモータ制御装置であって、
    前記インバータから前記モータに供給される電流の指令ベクトルに基づいて、前記モータに供給される電圧の指令ベクトルを演算する電圧指令手段と、
    前記電圧指令手段により演算される指令ベクトルに基づいて、前記スイッチング素子の各々をスイッチング制御する制御手段と、
    前記インバータから前記モータに供給される電流を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出される電流に基づいて、前記モータに供給される電圧の歪み成分を演算する演算手段と、
    前記演算手段により演算される歪み成分に基づいて、前記電圧指令手段により演算される指令ベクトルを補正して前記制御手段に出力する補正手段と、を含み、
    前記演算手段は、前記検出手段により検出される電流に基づく電流ベクトルを用いて、前記モータに供給される電圧の誤差を推定するとともに前記モータでの干渉成分を算出することにより、前記歪み成分を演算する、
    モータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置であって、
    前記演算手段は、
    前記電流ベクトルの大きさと、前記モータの固定子巻線及び回転子巻線間のインダクタンス値と、前記固定子巻線及び回転子巻線の抵抗値とに基づいて、前記モータにおける電圧ベクトルの大きさを推定する推定手段と、
    前記電流の指令ベクトルではなく前記電流ベクトルの大きさと、前記インダクタンス値とに基づいて、前記電流ベクトルに対して直交する向きの前記干渉成分のベクトルを算出する干渉算出手段と、
    前記補正手段により補正された指令ベクトルと前記推定手段により推定される電圧ベクトルとの差分ベクトルである前記誤差と、前記干渉算出手段により算出される干渉成分のベクトルとを合成することにより、前記歪み成分のベクトルを算出する合成手段と、を含む、
    モータ制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のモータ制御装置であって、
    前記演算手段は、前記電流の指令ベクトルに基づいて、前記モータに生じる電圧の逆起電力成分を算出する逆起電力算出手段をさらに含み、
    前記合成手段は、前記歪み成分に対して前記逆起電力成分を合成する、
    モータ制御装置。
  4. 請求項3に記載のモータ制御装置であって、
    前記電流の指令ベクトルは、d軸電流指令値及びq軸電流指令値であり、
    前記逆起電力算出手段は、前記回転子巻線の抵抗値に対する前記固定子巻線及び回転子巻線間の相互インダクタンス値の比と、前記d軸電流指令値とに基づいて、前記逆起電力成分を算出する、
    モータ制御装置。
  5. 請求項4に記載のモータ制御装置であって、
    前記逆起電力算出手段は、式(1)に示すとおり、前記モータの電気角速度ωmと、前記相互インダクタンス値Lmと、前記回転子巻線の抵抗値R2と、前記d軸電流指令値id *とに基づいて、前記逆起電力成分vqbefを算出する、
    モータ制御装置。
    Figure 2016096666
  6. 請求項4に記載のモータ制御装置であって、
    前記逆起電力算出手段は、前記d軸電流指令値の急峻な変動を抑制する処理を施す変動抑制手段をさらに含み、前記変動抑制手段により前記処理が施されたd軸電流指令値に基づいて、前記逆起電力成分を算出する、
    モータ制御装置。
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