JP4882645B2 - 永久磁石モータのインダクタンス同定制御装置及びインバータモジュール - Google Patents

永久磁石モータのインダクタンス同定制御装置及びインバータモジュール Download PDF

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Description

本発明は、永久磁石モータのインダクタンス同定制御装置及びインバータモジュールに関するものである。
永久磁石モータのインダクタンス値の同定技術としては、特開平9−285198号公報に、d軸およびq軸の電流指令値に、高周波の正弦波電流を重畳し、これら電流指令値と電流検出値との電流偏差に応じて、d軸およびq軸の電圧指令値を演算すると共に、電流偏差から正弦波同定信号成分をバンドパスフィルタで抽出し、d軸およびq軸のインダクタンス推定値を演算し、これを用いて、ベクトル制御演算に用いるインダクタンス値を補正する技術が記載されている。
特開平9−285198号公報
特開平9−285198号公報記載の方法では、インダクタンスの同定信号に、高周波の正弦波電流を用いるため、低性能な汎用マイコンなどを用いると、高周波の正弦電流を実現することは不可能であり、インダクタンス値の同定演算精度が劣化する問題が懸念される。
本発明の目的は、低性能な汎用マイコンを用いても、高精度,高応答なトルク制御を実現できる永久磁石モータのインダクタンス同定制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、例えば、特許請求の範囲に記載の技術思想を用いればよい。
本発明は永久磁石モータのインダクタンス値を同定することにより高精度,高応答なトルク制御を実現できる制御装置およびインバータモジュールを提供することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
(第1の実施例)
図1は、本発明の一実施例である永久磁石モータのインダクタンス同定制御装置の構成例を示す。
この実施例は、実運転前や運転直前において、d軸およびq軸のインダクタンスの同定演算を行い、インダクタンス設定テーブルを作成している。
1は永久磁石モータ、
2は3相交流の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に比例した電圧を出力する電力変換器、
21は直流電源、
3は3相交流電流Iu,Iv,Iwを検出できる電流検出器、
4はモータ位置θを検出できるレゾルバやエンコーダを用いた位置検出器、
5は位置検出値θcから周波数演算値ω1を出力する周波数演算部、
6は前記3相交流電流Iu,Iv,Iwの検出値Iuc,Ivc,Iwcと、モータ位置θの位置検出値θcからd軸およびq軸の電流検出値Idc,Iqcを出力する座標変換部、
7は高周波の方形波信号ΔId*,ΔIq*を、d軸あるいはq軸の電流指令値Id*
Iq*の少なくともどちらか一方に出力する方形波信号発生部、
8は上位から与えられる第1のd軸電流指令値Id*と方形波信号ΔId*との加算値と、d軸電流検出値Idcの偏差に応じて、比例・積分演算を行い、比例・積分演算の加算値である第2の電流指令値Id**と、積分演算値であるId**_iの2つの信号を出力するd軸電流制御演算部、
9は上位から与えられる第1のq軸電流指令値Iq*と方形波信号ΔIq*との加算値と、q軸電流検出値Iqcの偏差に応じて、比例・積分演算を行い、比例・積分演算の加算値である第2の電流指令値Iq**と、積分演算値であるIq**_iの2つの信号を出力するq軸電流制御演算部、
10は第2の電流指令値Id**,Iq**、積分演算値Id**_i,Iq**_Iと方形波信号ΔId*,ΔIq*およびベクトル制御演算部12のd軸およびq軸のインダクタンス設定値Ld*,Lq*に基づいて、d軸およびq軸のインダクタンスの同定値Ld^,Lq^を演算するインダクタンス同定演算部、
11はd軸およびq軸の電流検出値Idc,Iqc(あるいは、第1のd軸およびq軸の電流指令値Id*,Iq*)と、d軸およびq軸のインダクタンス同定値Ld^,Lq^との関係をテーブルにして、電流検出値Idc,Iqcに応じたd軸およびq軸のインダクタンス設定値Ld**,Lq**を出力するインダクタンス設定テーブル、
12は第2のd軸およびq軸の電流指令値Id**,Iq**と周波数演算値ω1 およびモータ定数の設定値R*,Ld*,Lq*,Ke*、あるいはインダクタンス設定テーブル11の出力値であるLd**,Lq**を用いて、電圧指令値Vdc*,Vqc*を出力するベクトル制御演算部、
13は電圧指令値Vdc*,Vdc*と位置検出値θcから3相交流の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*を出力する座標変換部である。
最初に、電圧と位相の基本的な制御方法について述べる。
電圧制御の基本動作は、
d軸およびq軸の電流制御演算部8および9において、上位から与えられる第1の電流指令値Id*,Iq*と電流検出値Idc,Iqcを用いて、ベクトル制御演算に用いる第2の電流指令値Id**,Iq**を演算する。
ベクトル制御演算部12では、第2の電流指令値Id**,Iq**と周波数演算値ω1 およびモータ定数の設定値を用いて、数(1)に示す電圧指令値Vdc*,Vqc*を演算し、電力変換器の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*を制御する。
Figure 0004882645
ここに、R:抵抗値、Ld:d軸インダクタンス値、Lq:q軸インダクタンス値、
Ke:誘起電圧係数、*:設定値
一方、位相制御では、レゾルバやエンコーダなどの位置検出器4において、モータの位置θを検出し、位置検出値θcを得る。
周波数演算部5では、この位置検出値θcを用いて、(数2)により、周波数指令値
ω1を求める。
Figure 0004882645
以上が、電圧制御と位相制御の基本動作である。
次に、本発明の特徴である「方形波信号発生部7」「インダクタンス同定演算部10」、「インダクタンス設定テーブル11」を設けない場合(モータ定数の設定値はR*
Ld*,Lq*,Ke*)における制御特性について述べる。
図1の制御装置において、d軸およびq軸のインダクタンス設定誤差が存在する場合における電流ステップ応答特性を図2,図3に示す。
図2は、永久磁石モータ1のd軸およびq軸のインダクタンス値Ld,Lqと、ベクトル制御演算部12に設定する設定値Ld*,Lq*が一致している場合(Ld* =Ld,
Lq*=Lq)の特性である。
モータが一定速度で運転されているとき、時間0.1[s] のA点において、q軸電流指令値Iq* を破線で示すようにステップ変化させると、q軸の電流検出値Iqcは応答時間1.6[ms]で、オーバーシュートなしに速やかに追従している様子がわかる。
しかし、モータのインダクタンス値Ld,Lqと設定値Ld*,Lq*が一致していない場合(Ld*=0.5×Ld,Lq*=0.5×Lq)の特性である図3では、指令値Iq*に対して、q軸電流検出値Iqcの追従特性は劣化し、オーバーシュートも発生している様子がわかる。
つまり、モータのインダクタンス値の設定誤差が存在すると、電流指令値への追従特性の劣化やオーバーシュートが発生し、最終的には過渡的な、トルク応答,精度の劣化につながる問題がある。
ここからは、電流指令値に高周波の方形波信号を重畳した「インダクタンスの同定原理」について説明を行う。
方形波信号発生部7では、高周波の方形波信号を重畳した電流指令値に、モータ電流を追従させるため、方形波の周波数を、d軸およびq軸の電流制御演算部8,9に設定する電流応答特性を決定する電流制御応答周波数facrよりも小さく、数十Hzから数百
Hzとする必要がある。
ここで、電流制御応答周波数facrとは、電流指令値をステップ変化させた場合に、電流検出値が指令値変化幅の63.2% に到達する時間である。この時間をTacrとすると、facrとTacrは数(3)の関係にある。
Figure 0004882645
また、方形波の波高値はモータ定格電流の±数%となり、これらの条件を満たすΔId*,ΔIq*を発生する。
上位から与えられる第1の電流指令値Id*,Iq*に、この方形波信号ΔId*
ΔIq* を重畳(加算)した新しい電流指令値と、電流検出値Idc,Iqcを用いて、ベクトル制御演算に用いる第2の電流指令値Id**,Iq**を、数(4)に演算する。
Figure 0004882645
ベクトル制御演算部12では、数(1)で示される電圧指令値Vdc*,Vqc*が演算される。ここで、*は設定値。
また、モータの印加電圧Vd,Vqは、モータ電流Id,Iq、モータ定数を用いて表すと、
Figure 0004882645
ここで、ωr は実回転周波数となり、定常的にωr とω1 は一致する。
また、電流制御演算部8,9の動作により、新しい電流指令値Id*+ΔId*,Iq*+ΔIq* にモータ電流Id,Iqが一致する関係と、数(1)と数(5)の右辺が一致する関係から、電流制御演算部8,9の出力値Id**,Iq**は、数(6)で示すことができる。
Figure 0004882645
ここで、低速域の区間を除く、中速から高速域区間における第2の電流指令値Id**,Iq**に現れるパラメータ感度について調べる。
数(7)の関係より、数(8)が成立する。
Figure 0004882645
Figure 0004882645
すると、数(6)は、数(9)となる。
Figure 0004882645
ここで、ω1 が大(ω1 2≫ω1)であることより、数(10)を得ることができる。
Figure 0004882645
数(10)より、第2のd軸電流指令値Id**からd軸インダクタンス値Ldを、第2のq軸電流指令値Iq**からは、q軸インダクタンス値Lqを同定することが可能であることがわかる。
数(10)の第2のd軸電流指令値Id**に含まれるd軸インダクタンス値Ldについて整理すると、数(11)を得る。
Figure 0004882645
図1中のd軸電流制御演算8では、比例・積分制御の演算が行われ、比例演算と積分演算の加算値Id**と、積分演算の出力値であるId**_iが出力されるが、数(11)の分子項に含まれる−(Ke−Ke*)/Ld*や−(Ld/Ld*)Id*は、数(4)に示す第2のd軸電流指令値Id**の積分演算値Id**_iの定常の値となる。
そこで、第2の電流指令値Id**から、積分演算Id**_iの定常値を減算した値と方形波信号ΔId*およびd軸インダクタンスの設定値Ld*を用いて、モータのd軸インダクタンスLdを同定する。
インダクタンス同定演算部10では、数(12)より、d軸インダクタンスの同定値を
Ld^を演算する。
Figure 0004882645
数(12)では、積分演算の出力値Id**_iの定常値を求めるために、一次遅れフィルタ時定数がTdの一次遅れフィルタを挿入している。
今度は、第2のq軸電流指令値Iq**に着目すると、数(10)の第2のq軸電流指令値Iq**に含まれるq軸インダクタンス値Lqについて整理すると、数(13)を得る。
Figure 0004882645
ここで、数(13)の分子項に含まれる−(Lq/Lq*)Iq*は、数(4)に示す第2のq軸電流指令値Iq**の積分項の定常値となる。
そこで、第2の電流指令値Iq**から積分項Iq**_iの定常値を減算した値と方形波信号ΔIq*およびq軸インダクタンスの設定値Lq*を用いて、モータのq軸インダクタンスLqを同定する。インダクタンス同定演算部10では、数(14)より、q軸インダクタンスの同定値をLq^を演算する。
Figure 0004882645
ここで、Tqは一次遅れフィルタ時定数である。
以上が、「インダクタンスの同定原理」についての説明である。
ここで、本発明の特徴的である方形波信号発生部7の構成を、図4を用いて説明する。
方形波信号発生部7では、
方形波信号の周波数は数十Hzから数百Hz、波高値は±数Aとする信号ΔId*
ΔIq* を出力する。信号ΔId*,ΔIq*の周波数値,波高値,位相差は異なっても問題はない。
次に、インダクタンス同定演算部10の構成を、図5,図6を用いて説明する。
図5を用いて、「d軸インダクタンスLdの同定演算」について説明する。
図1中のd軸電流制御演算部8では、比例・積分制御の演算が行われ、比例演算と積分演算の加算値であるId**と積分演算の出力値であるId**_iが、図5に入力される。
図5では、信号Id**_iを、時定数Tdの一次遅れフィルタ101aに入力して、積分演算の出力値の定常値を計算し、信号Id**から減算後、絶対値演算部102aに入力する。
一方、図4の高周波信号ΔId*も絶対値演算部103aに入力され、絶対値演算部
102aの出力値と103aの出力値との比率に、d軸インダクタンスの設定値Ld* である定数104aを乗じて、d軸インダクタンスの同定値Ld^を演算する。
同様に、図6を用いて、「q軸インダクタンスLqの同定演算」について説明する。
図1中のq軸電流制御演算部9では、比例・積分制御の演算が行われ、比例演算と積分演算の加算値であるIq**と積分演算の出力値であるIq**_iが、図6に入力される。図6では、信号Iq**_iを、時定数Tqの一次遅れフィルタ101bに入力して、積分演算の出力値の定常値を計算し、信号Iq**から減算後、絶対値演算部102bに入力する。
一方、図4の高周波信号ΔIq* も絶対値演算部103bに入力され、絶対値演算部
102bの出力値と103bの出力値との比率に、q軸インダクタンスの設定値Lq* である定数104bを乗じて、q軸インダクタンスの同定値Lq^を演算する。
さらに、インダクタンス設定テーブル11の構成を、図7,図8を用いて説明する。
図7に、d軸電流検出値Idcとインダクタンス同定演算部10で得られた同定値
Ld^との関係のテーブルを示す。
実運転中において、信号Idc(あるいは信号Id* )により、d軸のインダクタンス設定値Ld**を参照する。
同様に、図8に、q軸電流検出値Iqcとインダクタンス同定演算部10で得られた同定値Lq^との関係のテーブルを示す。
実運転中において、信号Iqc(あるいは信号Iq* )により、q軸のインダクタンス設定値Lq**を参照する。
これら参照した値(Ld**,Lq**)を、ベクトル制御演算部12の設定値(Ld*,Lq*)に置き換えれば、高精度,高応答なトルク制御系を実現することができる。
(第2の実施例)
第1の実施例では、インダクタンス設定テーブル11の出力値Ld**,Lq**を用いて、ベクトル制御演算部12のモータ定数を設定する方式であったが、Ld**,Lq**を用いて第2のd軸およびq軸の電流指令演算部8′,9′の制御ゲインを演算にも適用することができる。
この実施例でも、実運転前や運転直前において、d軸およびq軸のインダクタンスの同定演算を行い、インダクタンス設定テーブルを作成している。
図9に、この実施例を示す。
図において、1〜7,10〜13,21は図1のものと同一物である。
数(15)に示すように、インダクタンス設定値(Ld**,Lq**)を用いて、電流制御演算部8′,9′の制御ゲイン(Kpd,Kid,Kpq,Kiq)を修正すれば、より高応答なトルク制御系を実現することができる。
Figure 0004882645
ここで、Kpd:第2のd軸電流指令値Id**演算用の比例ゲイン、Kid:積分ゲイン、Kpq:第2のq軸電流指令値Iq**演算用の比例ゲイン、Kiq:積分ゲイン,
facr:電流制御応答周波数[Hz]
(第3の実施例)
第1の実施例では、第1の電流指令値に高周波の方形波信号を重畳する方式であったが、電圧指令値に高周波の方形波信号を重畳し、適用することもできる。この実施例は、実運転前や運転直前において、d軸およびq軸のインダクタンスの同定演算を行い、インダクタンス設定テーブルを作成している。
図10に、この実施例を示す。
図において、1〜6,8,9,11〜13,21は図1のものと同一物である。7′は高周波の方形波信号ΔVd*,ΔVq*を、d軸あるいはq軸の電圧指令値Vd*,Vq*の少なくともどちらか一方に出力する方形波信号発生部である。
方形波信号の周波数は数百Hzから数千Hz、波高値は±数Vとする信号ΔVd*
ΔVq*を出力する。信号ΔVd*,ΔVq*の周波数値,波高値,位相差は異なっても問題はない。
10′は方形波信号ΔVd*,ΔVq*と電流検出値Idc,Iqcに基づいて、d軸およびq軸のインダクタンスの同定値Ld^^,Lq^^、を演算するインダクタンス同定演算部である。
ここからは、電圧指令値に高周波の方形波信号を重畳した「インダクタンスの同定原理」について説明を行う。
インダクタンスの同定には、モータ電流に含まれる高周波の方形波信号成分を用いるため、方形波の周波数は、d軸およびq軸の電流制御演算部8,9に設定する電流応答特性を決定する電流制御応答周波数facrよりも大きく、数百Hzから数千Hzとする必要がある。
また、方形波の波高値はモータ定格電圧の±数%となる方形波信号ΔVd*,ΔVq*を発生する。
この方形波信号ΔVd*,ΔVq*を重畳(加算)して、数(16)に示す新しい電圧指令値Vdc**,Vqc**を演算する。
Figure 0004882645
ここで、重畳する方形波信号ΔVd*,ΔVq*の周波数は、電流制御演算部8,9に設定する電流制御応答周波数facrより大きいため、方形波信号成分が電流検出値Idc,Iqcに含まれる。
そこで、バンドパスフィルタを用いて、方形波信号成分のΔId,ΔIqを抽出する。
すると、信号ΔVd* と信号ΔIdからの関係からはd軸インダクタンス値Ldを、信号ΔVq* と信号ΔIqからの関係からはq軸インダクタンス値Lqを、同定することが可能である。
インダクタンス同定演算部10′では、数(17),数(18)に示す同定演算を行う。
Figure 0004882645
Figure 0004882645
ここに、fcd:方形波の周波数[Hz]
次に、インダクタンス同定演算部10′の構成を、図11,図12を用いて説明する。
図11を用いて、「d軸インダクタンスLdの同定演算」について説明する。
信号ΔVd*は絶対値演算部101′aに入力され、信号Idcは方形波の周波数fdc成分を検出するバンドパスフィルタ102′aに入力される。
絶対値演算部101′aの出力値とバンドパスフィルタ102′aの出力値との比率に、数(19)に示す検出ゲインKcを乗じて、d軸インダクタンスの同定値Ld^^を演算する。
Figure 0004882645
同様に、図12を用いて、「q軸インダクタンスLqの同定演算」について説明する。信号ΔVq* は、絶対値演算部101′bに入力され、信号Iqcは、方形波の周波数
fdc成分を検出するバンドパスフィルタ102′bに入力される。
絶対値演算部101′bの出力値とバンドパスフィルタ102′bの出力値との比率に、数(19)に示す検出ゲインKcを乗じて、q軸インダクタンスの同定値Lq^^を演算する。
第1の実施例と同様に、電流検出値Idc,Iqcとインダクタンス同定演算部10で得られた同定値Ld^^,Lq^^との関係をテーブルにして、実運転中において、信号
Idc(あるいは信号Id*) により、d軸のインダクタンス設定値Ld**を、信号Iqc(あるいは信号Iq*)により、q軸のインダクタンス設定値Lq**を参照する。
これら参照した値(Ld**,Lq**)を、ベクトル制御演算部12の設定値(Ld*,Lq*)に置き換えれば、高精度,高応答なトルク制御系を実現することができる。
このような実施例においても、前記実施例と同様に動作し、同様の効果が得られることは明らかである。
また、このインダクタンス設定値(Ld**,Lq**)を用いて、電流制御演算部8,9の制御ゲイン(Kpd,Kid,Kpq,Kiq)を修正すれば、より高応答なトルク制御系を実現することも明らかである。
(第4の実施例)
第1から第3の実施例までは、実運転前や運転直前において、d軸およびq軸のインダクタンスの同定演算を行い、電流検出値とインダクタンス値のテーブルを作成して、実運転中にこのインダクタンス値を参照したが、実運転中においても、インダクタンスの同定演算を行い、この同定値を使ってベクトル制御演算を行うことはできる。
図13に、この実施例を示す。
図において、1〜10,12,13,21は図1のものと同一物である。
本実施例では、インダクタンス同定演算部10の出力信号(Ld^^,Lq^^)を直接用いて、数(20)に示すように、ベクトル制御演算を行う。
Figure 0004882645
このように、実運転中においても、インダクタンスの同定演算を行い、この同定値を使ってベクトル制御演算を行うシステムにおいても、前記実施例と同様に動作し、同様の効果が得られることは明らかである。
また、本実施例では、第1の電流指令値に高周波の方形波信号を重畳する方式であったが、代わりに、第3実施例に用いた電圧指令値に高周波の方形波信号を重畳した方式を用いても良い。
さらに、それらのインダクタンス設定値(Ld^,Lq^)や(Ld^^,Lq^^)を用いて、電流制御演算部8,9の制御ゲイン(Kpd,Kid,Kpq,Kiq)を修正すれば、より高応答なトルク制御系を実現することも明らかである。
(第5の実施例)
第1の実施例から第4の実施例までは、高価な電流検出器3で3相の交流電流Iu〜
Iwを検出する方式であったが、安価な電流検出を行う制御装置においても適用することができる。
図14に、この実施例を示す。
図において、1,2,4〜13,21は図1のものと同一物である。
14は電力変換器の入力母線に流れる直流電流IDCから、モータ1に流れる3相の交流電流Iu,Iv,Iwを推定する電流推定部である。
推定電流値Iu^,Iv^,Iw^を用いて、座標変換部6において、d軸及びq軸の電流検出値Idc,Iqcを演算する。このような電流センサレス・システムにおいても、前記実施例と同様に動作し、同様の効果が得られることは明らかである。
また、本実施例では、第1の電流指令値に高周波の方形波信号を重畳する方式であったが、代わりに、電圧指令値に高周波の方形波信号を重畳した方式を用いても良い。
さらに、インダクタンス設定値(Ld**,Lq**)あるいは、インダクタンス同定値
(Ld^,Lq^)や(Ld^^,Lq^^)を用いて、電流制御演算部8,9の制御ゲイン(Kpd,Kid,Kpq,Kiq)を修正すれば、より高応答なトルク制御系を実現することも明らかである。
(第6の実施例)
第1の実施例では、位置検出器4で永久磁石モータ1の位置を検出する方式であったが、位置センサを省略した制御装置においても適用することができる。
図15に、この実施例を示す。
図において、1〜3,6〜13,21は、図1のものと同一物である。
15は、d軸およびq軸の電圧指令値Vdc*,Vqc*とd軸およびq軸の電流検出値Idc,Iqcを用いて、制御軸θc*とモータの磁束軸θとの軸誤差Δθ(=θc*−θ)を、数(21)より、推定演算し、位相誤差推定値Δθcを出力する位相誤差推定部である。
Figure 0004882645
16は、位相誤差推定値Δθcが零となるように、周波数推定値ω1c を演算する周波数推定部である。
このような位置センサレス・システムにおいても、前記実施例と同様に動作し、同様の効果が得られることは明らかである。
また、本実施例では、第1の電流指令値に高周波の方形波信号を重畳する方式であったが、代わりに、電圧指令値に高周波の方形波信号を重畳した方式を用いても良い。
さらに、インダクタンス設定値(Ld**,Lq**)あるいは、インダクタンス同定値
(Ld^,Lq^)や(Ld^^,Lq^^)を用いて、電流制御演算部8,9の制御ゲイン(Kpd,Kid,Kpq,Kiq)を修正すれば、より高応答なトルク制御系を実現することも明らかである。
(第7の実施例)
第6の実施例では、位置センサを省略した制御装置に適用する方式であった。
インダクタンス設定テーブル11の出力値Ld**,Lq**を用いて、位相誤差推定値
Δθcを出力する位相誤差推定部のモータ定数を修正することもできる。
図16に、この実施例を示す。
図において、1〜3,6〜13,16,17,21は、図15のものと同一物である。
15′は、d軸およびq軸の電圧指令値Vdc*,Vqc*、d軸およびq軸の電流検出値Idc,Iqc、インダクタンス設定テーブル11の出力値Ld**,Lq**を用いて、制御軸θc*とモータの磁束軸θとの軸誤差Δθ(=θc*−θ)を、数(22)より、推定演算し、位相誤差推定値Δθc′を出力する位相誤差推定部である。
Figure 0004882645
このような位置センサレス・システムにおいても、前記実施例と同様に動作し、同様の効果が得られることは明らかである。
また、本実施例では、第1の電流指令値に高周波の方形波信号を重畳する方式であったが、代わりに、電圧指令値に高周波の方形波信号を重畳した方式を用いても良い。
さらに、インダクタンス設定値(Ld**,Lq**)あるいは、インダクタンス同定値
(Ld^,Lq^)や(Ld^^,Lq^^)を用いて、電流制御演算部8,9の制御ゲイン(Kpd,Kid,Kpq,Kiq)を修正すれば、より高応答なトルク制御系を実現することも明らかである。
あるいは、高価な電流検出器3で3相の交流電流Iu〜Iwを検出する方式の代わりに、安価な電流検出を行う制御装置においても適用することができる。
(第8の実施例)
図17を用いて本発明をモジュールに適用した例について説明する。
本実施例は、第1実施例の実施形態を示すものである。
ここで、周波数演算部5,座標変換部6,方形波信号発生部7,d軸電流制御演算部8,q軸電流制御演算部9,インダクタンス同定演算部10,インダクタンス設定テーブル11,ベクトル制御演算部12,座標変換部13は1チップマイコンを用いて構成している。
また、前記1チップマイコンと電力変換器は、同一基板上で構成される1モジュール内に納められている形態となっている。ここでいうモジュールとは「規格化された構成単位」という意味であり、
分離可能なハードウェア/ソフトウェアの部品から構成されているものである。なお、製造上、同一基板上で構成されていることが好ましいが、同一基板に限定はされない。これより、同一筐体に内蔵された複数の回路基板上に構成されても良い。
他の実施例においても同様の形態構成をとることができる。
以上のように本発明によれば、永久磁石モータのベクトル制御方式において、実運転前や運転直前または実運転中において、モータのインダクタンス値を同定し、かつ制御系に設定するインダクタンス設定値のテーブルを作成し、参照し、自動的に修正することにより、高精度,高応答なトルク制御を実現することができる。また、安価な電流検出を行うシステムや位置センサを省略したシステムにおいても、共通に適用可能な永久磁石モータのインダクタンス同定制御装置を提供できる。
また、本発明は、2レベルの方形波を重畳することによりモータのインダクタンス値を同定しているため、正弦波を重畳する場合に比べて低性能なマイコンで実現することができるという効果もある。
本発明の一実施例を示す永久磁石モータのインダクタンス同定制御装置の構成図。 モータのインダクタンス値とベクトル演算に設定するインダクタンス設定値が一致している場合の電流制御特性(Ld*=Ld,Lq*=Lq)の一例。 モータのインダクタンス値とベクトル演算に設定するインダクタンス設定値が一致していない場合の電流制御特性(Ld*=0.5×Ld,Lq*=0.5×Lq)の一例。 図1の制御装置における方形波信号発生部7の説明図。 図1の制御装置におけるインダクタンス同定演算部10の説明図。 図1の制御装置におけるインダクタンス同定演算部10の説明図。 図1の制御装置におけるインダクタンス設定テーブル11の説明図。 図1の制御装置におけるインダクタンス設定テーブル11の説明図。 本発明の他の実施例を示す永久磁石モータのインダクタンス同定制御装置の構成図。 本発明の他の実施例を示す永久磁石モータのインダクタンス同定制御装置の構成図。 図9の制御装置におけるインダクタンス同定演算部10′の説明図。 図9の制御装置におけるインダクタンス同定演算部10′の説明図。 本発明の他の実施例を示す永久磁石モータのインダクタンス同定制御装置の構成図。 本発明の他の実施例を示す永久磁石モータのインダクタンス同定制御装置の構成図。 本発明の他の実施例を示す永久磁石モータのインダクタンス同定制御装置の構成図。 本発明の他の実施例を示す永久磁石モータのインダクタンス同定制御装置の構成図。 本発明の実施形態を示す構成図の一例。
符号の説明
1…永久磁石モータ
2…電力変換器
3…電流検出器
4…位置検出器
5…周波数演算部
6,13…座標変換部
7,7′…方形波信号発生部
8,8′…d軸電流制御演算部
9,9′…q軸電流制御演算部
10,10′…インダクタンス同定演算部
11…インダクタンス設定テーブル
12…ベクトル制御演算部
14…電流推定部
15,15′…位相誤差推定部
16…周波数推定部
17…位相演算部
ΔId*…d軸の電流指令値に重畳する方形波信号
ΔIq*…q軸の電流指令値に重畳する方形波信号
ΔVd*…d軸の電圧指令値に重畳する方形波信号
ΔVq*…q軸の電圧指令値に重畳する方形波信号
Id*…第1のd軸電流指令値
Id**…第2のd軸電流指令値
Iq*…第1のq軸電流指令値
Iq**…第2のq軸電流指令値
Id**_i…第2のd軸電流指令値Id**の積分演算値
Iq**_i…第2のq軸電流指令値Iq**の積分演算値
Ld^,Ld^^…d軸インダクタンスの同定値
Lq^,Lq^^…q軸インダクタンスの同定値
Ld**,Lq**…テーブルから参照されるd軸およびq軸のインダクタンス値
Vdc**…d軸の電圧指令値
Vqc**…q軸の電圧指令値
Idc…d軸の電流検出値
Iqc…q軸の電流検出値
θc*…回転位相指令値
ω1…周波数指令値
ω1c…周波数推定値
Δθ…位相誤差値
Δθc,Δθc′…位相誤差推定値
DC…入力直流母線電流検出値

Claims (8)

  1. 上位から与えられるd軸およびq軸の電流指令値に電流検出値が一致するように演算した電流制御の出力値と周波数演算値およびモータ定数の設定値に従いベクトル制御演算を行い、電圧指令値を演算し、電力変換器の出力電圧値を制御し、電流指令値に方形波信号を重畳して、電流制御の出力値と方形波信号の関係あるいは、方形波信号と電流検出値の関係から、モータのインダクタンス値を同定する磁石モータのインダクタンス同定制御装置において、
    前記方形波信号を、上位から与えられる第1のd軸あるいはq軸の電流指令値の少なくとも一方に重畳し、該電流指令値と電流検出値が一致するように演算した第2の電流指令値から方形波信号成分を抽出し、抽出した方形波信号の絶対値と、重畳した方形波信号の絶対値との比率に、d軸あるいはq軸のインダクタンス設定値を乗算して、d軸あるいはq軸のモータのインダクタンス値を同定することを特徴とする磁石モータのインダクタンス同定制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記方形波信号の周波数値は、電流制御の制御応答周波数値より小さいことを特徴とする磁石モータのインダクタンス同定制御装置。
  3. 請求項1において、
    実運転前に、前記インダクタンス値の同定演算を行い、電流検出値あるいは電流指令値と同定したインダクタンス値との関係のテーブルを作成し、
    実運転中において、電流検出値あるいは電流指令値に応じて、ベクトル制御演算に設定するd軸あるいはq軸のインダクタンス値の少なくとも一方を、テーブルから参照することを特徴とする磁石モータのインダクタンス同定制御装置。
  4. 請求項1において、
    実運転前に、前記インダクタンス値の同定演算を行い、電流検出値あるいは電流指令値と同定したインダクタンス値との関係のテーブルを作成し、実運転中において、電流検出値あるいは電流指令値に応じて、インダクタンステーブルから参照した値でd軸およびq軸の電流制御ゲインの少なくとも一方を修正することを特徴とする磁石モータのインダクタンス同定制御装置。
  5. 請求項1において、
    実運転中に同定した前記インダクタンス値を用いて、
    ベクトル制御演算に設定するd軸あるいはq軸のインダクタンス値の少なくとも一方を、直接修正することを特徴とする磁石モータのインダクタンス同定制御装置。
  6. 請求項1において、
    実運転中に同定した前記インダクタンス値を用いて、
    前記電流制御の制御ゲインを修正することを特徴とする磁石モータのインダクタンス同定制御装置。
  7. 請求項1において、
    前記電流検出値は、
    電力変換器の入力母線直流電流検出値から、モータ電流を再現した電流であることを特徴とする磁石モータのインダクタンス同定制御装置。
  8. 請求項1において、
    前記周波数演算値は、
    電力変換器の回転位相指令値と永久磁石モータの回転位相値との偏差である位相誤差値を推定演算により求め、推定した位相誤差値が零となるように演算することを特徴とする磁石モータのインダクタンス同定制御装置。
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