JP5321792B2 - 永久磁石形同期電動機の制御装置 - Google Patents

永久磁石形同期電動機の制御装置 Download PDF

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本発明は、永久磁石形同期電動機の制御装置に関し、詳しくは、永久磁石形同期電動機のトルクや端子電圧を高精度に制御するためのインダクタンスの測定技術に関するものである。
永久磁石形同期電動機(以下、PMSMともいう)のトルクや端子電圧を高精度に制御するためには、電動機のインダクタンス値が必要である。また、制御装置をコストダウンするため、磁極位置検出器を使わないで運転する、いわゆるセンサレス制御技術が実用化されているが、磁極位置を高精度に演算するためにも、正確なインダクタンス値が必要である。
PMSMのインダクタンスを測定する技術は、例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3に記載されている。
まず、特許文献1には、PMSMに矩形波の高周波電圧を印加して、このときに流れる高周波電流の情報からインダクタンスを測定する技術が示されている。高周波電圧を電動機の磁極位置と平行方向(d軸方向)及び直交方向(q軸方向)に印加することにより、磁極位置と平行方向のインダクタンスであるd軸インダクタンスと直交方向のインダクタンスであるq軸インダクタンスとを測定することができる。この方法は、測定方法が比較的簡単であり、印加する電圧を高周波化しやすいので、インダクタンスの測定時間を短縮できる利点がある。
一方、特許文献2には、PMSMに正弦波の高周波電流を通流してこのときの高周波電圧からインダクタンスを測定する技術が記載されている。高周波電流を磁極位置と平行方向及び直交方向に通流することにより、d軸インダクタンスとq軸インダクタンスとを測定することができる。この従来技術では電流をフィードバック制御していることから、電動機のインダクタンスが不明な場合にも高周波電流を指令値に制御することができ、インダクタンスを高精度に測定可能である。
また、特許文献3には、PMSMに正弦波の高周波電圧を印加したときの高周波電流からインダクタンスを測定する技術が開示されており、その請求項9には、高周波電流の正弦波成分と余弦波成分とを検出し、これらの各成分を指令値に制御することが記載されている。この従来技術によれば、高周波電流を位相遅れなく正確に制御できるので、インダクタンスを一層高精度に測定することができる。
特許第3468459号公報(段落[0008]〜[0011]、図1,図2等) 特開2000−50700号公報(段落[0007]〜[0037]、図1,図5等) 特開2006−262643号公報(段落[0025]〜[0042]、図1〜図4等)
特許文献1に記載された従来技術では、電動機のインダクタンス値によって検出される高周波電流の大きさが変化する。このため、電動機によっては、高周波電流が小さくなり過ぎてインダクタンスの演算精度が低下したり、逆に高周波電流が大きくなり過ぎて電動機に電力を供給する電力変換器の最大出力電流を超えてしまうことがある。この場合、インダクタンスの概略値が明らかな場合は、これに応じて高周波電圧の振幅や周波数を調整すればよいが、そうでない場合はこの対策は実現不可能である。
一方、特許文献2に記載された従来技術において、高周波の正弦波電流を通流するためには、電流を高応答に制御する必要があり、電流制御系を最適調整する必要がある。しかしながら、これを実現するためには、一般にインダクタンス値が必要であり、インダクタンスの概略値が明らかでない場合には、電流制御系を最適調整できない。この結果、通流する高周波電流の最高周波数が低下してインダクタンス測定の所要時間が長くなるという問題がある。
更に、特許文献3に記載された従来技術では、上述した特許文献2の課題は顕在化しないと考えられるが、高周波電流の正弦波成分や余弦波成分の演算が複雑であり、制御装置が高価になる。
そこで、本発明の解決課題は、上述した各従来技術が有する問題点を解消し、インダクタンスの概略値が不明な場合にも高測定かつ短時間でインダクタンスを測定可能とした永久磁石形同期電動機の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、矩形波の高周波交番電圧を永久磁石形同期電動機に印加したときに前記電動機に流れる高周波電流から前記電動機のインダクタンスを測定する測定手段を備えた永久磁石形同期電動機の制御装置において、
前記測定手段は、
前記電動機の端子電圧及び電流をベクトルとしてとらえ、
任意のベクトル方向に交番する高周波電圧を前記電動機に印加する手段と、
前記高周波電圧と平行方向の高周波電流であるγ軸高周波電流の振幅を検出する手段と、
前記γ軸高周波電流の振幅指令値に前記γ軸高周波電流の振幅検出値が一致するように前記高周波電圧を制御する手段と、を有するものである。
これにより、電動機のインダクタンスの概略値が不明な場合にも高周波電圧及び高周波電流をインダクタンス測定のために最適な条件に制御でき、測定精度を向上できる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載した制御装置において、前記高周波電圧を制御する手段は、前記γ軸高周波電流の振幅指令値と前記γ軸高周波電流の振幅検出値との偏差と、所定の積分ゲインと、の積を積分して前記高周波電圧の振幅指令値を演算する手段を備えたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載した制御装置において、前記高周波電圧を制御する手段は、
前記高周波電圧の振幅指令値に前記高周波電圧の振幅から前記γ軸高周波電流の振幅までの比例ゲインの推定値であるゲイン推定値を乗算して前記γ軸高周波電流の振幅推定値を演算する手段と、
前記γ軸高周波電流の振幅推定値と前記γ軸高周波電流の振幅検出値との偏差と、前記高周波電圧の振幅指令値と、積分ゲインと、の積を積分して前記ゲイン推定値を演算する手段と、
前記γ軸高周波電流の振幅指令値前記ゲイン推定値により除算して前記高周波電圧の振幅指令値を演算する手段と、を備えたものである。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載した制御装置において、前記ゲイン推定値から前記インダクタンスを演算するものである。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載した制御装置において、高周波電圧を印加するベクトル方向が一方向であることを特徴としており、回転子に突極性のない表面磁石構造永久磁石形同期電動機(以下、SPMSMともいう)のインダクタンスを簡単に測定することができる。
請求項6に係る発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載した制御装置において、高周波電圧を印加するベクトル方向が二方向であることを特徴としており、回転子に突極性のある埋込磁石構造永久磁石形同期電動機(以下、IPMSMともいう)における回転子磁極と平行方向のd軸インダクタンス及び直交方向のq軸インダクタンスを容易に測定することが可能である。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載した制御装置において、磁極位置方向に直流電流を通流することにより静止トルクを発生させ、インダクタンス測定中に外力により回転子が回転するのを防止するものである。
請求項8に係る発明は、高周波交番電圧を永久磁石形同期電動機に印加したときに前記電動機に流れる高周波電流から前記電動機のインダクタンスを測定する測定手段を備えた永久磁石形同期電動機の制御装置において、
前記測定手段は、
前記電動機の端子電圧及び電流をベクトルとしてとらえ、
任意のベクトル方向に交番する高周波電圧を前記電動機に印加する手段と、
前記高周波電圧と平行方向の高周波電流であるγ軸高周波電流の振幅を検出する手段と、
前記高周波電圧のベクトル方向ごとに検出した前記γ軸高周波電流の振幅検出値から、前記高周波電圧を前記電動機の磁極位置と平行方向に印加したときの高周波電流振幅であるd軸高周波電流の振幅を検出する手段と、
前記d軸高周波電流の振幅指令値に前記d軸高周波電流の振幅検出値が一致するように前記高周波電圧を制御する手段と、を備えたものである。
本発明においては、磁極位置が不明な場合にも高周波電圧及び高周波電流を最適に制御することでインダクタンスを高精度に測定することができる。
請求項9に係る発明は、請求項8に記載した制御装置において、前記高周波電圧を制御する手段は、前記d軸高周波電流の振幅指令値と前記d軸高周波電流の振幅検出値との偏差と、所定の積分ゲインと、の積を積分して前記高周波電圧の振幅指令値を演算する手段を備えたものである。
請求項10に係る発明は、請求項8に記載した制御装置において、前記高周波電圧を制御する手段は、
前記高周波電圧の振幅指令値に前記高周波電圧の振幅から前記d軸高周波電流の振幅までの比例ゲインの推定値であるd軸ゲイン推定値を乗算して前記d軸高周波電流の振幅推定値を演算する手段と、
前記d軸高周波電流の振幅推定値と前記d軸高周波電流の振幅検出値との偏差と、前記高周波電圧の振幅指令値と、積分ゲインと、の積を積分して前記d軸ゲイン推定値を演算する手段と、
前記d軸高周波電流の振幅指令値前記d軸ゲイン推定値により除算して前記高周波電圧の振幅指令値を演算する手段と、を備えたものである。
請求項11に係る発明は、請求項10に記載した制御装置において、d軸ゲイン推定値からインダクタンスを測定するものである。
本発明によれば、インダクタンスの概略値が不明な場合にもインダクタンスを最適な条件で測定することができるので、測定精度を高めることができる。また、高周波電流を高応答に制御することにより、インダクタンス測定時間の短縮も可能である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
まず、本発明の実施形態におけるインダクタンスの測定原理について述べる。PMSMは、回転子のd軸(回転子の磁極方向)とd軸から90度進んだq軸とに従って電流制御を行うことにより、高精度なトルク制御を実現可能である。しかしながら、磁極位置検出器を持たない場合にはd,q軸を直接検出できないため、d,q軸に対応して角速度ω(=速度演算値)で回転する直交回転座標系のγ,δ軸を制御装置側に推定して制御演算を行う。
このγ,δ軸の定義を図9に示す。なお、図9において、ωはd,q軸の回転角速度、θerrはd,q軸とγ,δ軸との角度差(位置演算誤差)である。
PMSMのうちIPMSMは、回転子の突極性に起因して、回転子の方向によってインダクタンスが異なる。IPMSMが停止している場合、γ軸に矩形波の高周波交番電圧を印加したときの高周波成分の状態方程式は、電機子抵抗を無視でき、しかも基本波電流が一定の場合、数式1の関係にある。
Figure 0005321792
図10に、このときの高周波電圧と高周波電流との関係を示す。高周波電流の振幅は、数式1に示す状態方程式の高周波電圧の1/2周期の積分から、数式2によって表される。
Figure 0005321792
数式2より、γ軸に高周波交番電圧を印加すると、この時のγ,δ軸高周波電流振幅検出値Iγh,Iδhは、角度差θerrの2倍周期で変化することが明らかである。図11に、角度差θerrとγ,δ軸高周波電圧振幅検出値Iγh,Iδhとの関係を示す。
なお、回転子に突極性のないSPMSMの場合、インダクタンスに位置依存性がないので、数式2及び図11において、角度差θerrの値によらずγ軸高周波電流振幅検出値Iγhは一定となり、δ軸高周波電流振幅検出値Iδhは零になる。
ここで、インダクタンスは、数式2、及び、図11に示した高周波電流振幅と高周波電圧との関係を利用して演算するが、具体的な演算については後述する。
次に、本発明の請求項1に係る第1実施形態を説明する。図1はこの第1実施形態のブロック図を示すもので、SPMSMのインダクタンス測定に適している。
なお、γ,δ軸の角度θは任意の値でよいが、本実施形態では零とする。このため、γ,δ軸の角速度ωは零となる。
図1において、電流座標変換器14は、u相電流検出器11u、w相電流検出器11wによる相電流検出値i,iを、角度θに基づいてγ,δ軸電流検出値iγ,iδに座標変換する。
ノッチフィルタ23は、γ,δ軸電流検出値iγ,iδから、磁極位置演算のために重畳する高周波交番電圧によって流れる高周波電流を除去し、γ,δ軸基本波電流iγf,iδfを検出する。
γ軸電流指令値iγ とγ軸基本波電流iγfとの偏差を減算器19aにて演算し、この偏差をγ軸電流調節器20aにより増幅してγ軸基本波電圧指令値vγf を演算する。一方、電流指令値iδ と基本波電流iδfとの偏差を減算器19bにて演算し、この偏差をδ軸電流調節器20bにより増幅してδ軸基本波電圧指令値vδf を演算する。ここで、γ,δ軸電流指令値iγ ,iδ は何れも零とする。
高周波電圧演算器21aは、振幅が後述の高周波電圧振幅指令値Vγh に等しく、周期がTである矩形波のγ軸高周波交番電圧指令値vγh を演算する。
加算器22aにより、前記γ軸基本波電圧指令値vγf にγ軸高周波交番電圧指令値vγh を重畳し、γ軸電圧指令値vγ を求める。一方、δ軸電圧指令値vδ は、前記δ軸基本波電圧指令値vδf に制御する。
これらのγ,δ軸基本波電圧指令値vγ ,vδ は、電圧座標変換器15によって角度θに基づき相電圧指令値v ,v ,v に変換される。
一方、三相交流電源50の三相交流電圧を整流回路60により整流して直流電圧に変換し、この直流電圧を三相電圧形インバータ等からなる電力変換器70に供給する。
PWM回路13は、前記相電圧指令値v ,v ,v 、及び、入力電圧検出器12により検出した電力変換器70の入力電圧Edcから、電力変換器70の出力電圧を前記相電圧指令値v ,v ,v に制御するためのゲート信号を生成する。
電力変換器70は、上記ゲート信号に基づいて内部の半導体スイッチング素子を制御することで直流−交流変換を行い、永久磁石形同期電動機80の端子電圧を相電圧指令値v ,v ,v に制御する。
バンドパスフィルタ24は、γ,δ軸電流検出値iγ,iδからγ軸高周波交番電圧指令値vγh と同じ周波数のγ,δ軸高周波電流振幅検出値Iγh,Iδhを演算する。γ,δ軸高周波電流振幅検出値Iγh,Iδhは、それぞれ、前述した図10より、矩形波の高周波交番電圧vγhの極性が変化するタイミングの電流検出値iγの偏差、iδの偏差から演算する。
高周波電流調節器31aは、γ軸高周波電流振幅検出値Iγhがγ軸高周波電流振幅指令値Iγh に一致するように高周波電圧振幅指令値Vγh を制御し、この高周波電圧振幅指令値Vγh を前記高周波電圧演算器21aとインダクタンス演算器32aとに入力する。
なお、高周波電流調節器31aの詳細については後述する。
インダクタンス演算器32aは、前記数式2において、d軸インダクタンスLとq軸インダクタンスLとが等しい場合の関係式より、高周波電圧振幅指令値Vγh とγ軸高周波電流振幅検出値Iγhとから、d軸インダクタンス演算値Ldcalcを数式3により求める。
Figure 0005321792
図2は、図1における高周波電流調節器31aの構成を示す詳細ブロック図であり、請求項2に係る発明に相当する。図2では、高周波電流調節器に符号311を付してある。
γ軸高周波電流振幅指令値Iγh とγ軸高周波電流振幅検出値Iγhとの偏差を減算器101により演算し、この偏差を積分調節器102により増幅して高周波電圧振幅指令値Vγh を演算する。ここで、γ軸高周波電流振幅検出値Iγhはγ軸高周波電圧振幅指令値Vγh に比例して制御することができる。図2に示すように、高周波電流調節器311によって高周波電流のフィードバック制御系が構成されるので、γ軸高周波電流振幅検出値Iγhを指令値Iγh に制御することが可能である。
次に、図3は図1における高周波電流調節器31aの他の構成を示す詳細ブロック図であり、符号312を付してある。この高周波電流調節器312を備えた制御装置は、本発明の請求項3に係る第2実施形態に相当する。
図2に示した高周波電流調節器311を高応答化するためには、積分調節器102の最適調整が必要であり、これを実現するためには、インダクタンス値が必要になる。このため、インダクタンスの概略値が未知である場合には応答性を高めることができず、測定時間が長くなる課題がある。
そこで、この第2実施形態では、図1における高周波電流調節器31aとして、適応制御を応用した高周波電流調節器312を用いることで、インダクタンス値が未知の場合にも高応答化できるようにしたものである。
図3の除算器201において、γ軸高周波電流振幅指令値Iγh をゲイン推定値Θest1にて除算することにより、γ軸高周波電圧振幅指令値Vγh を演算する。
また、乗算器202により、γ軸高周波電圧振幅指令値Vγh にゲイン推定値Θest1を乗算してγ軸高周波電流振幅推定値Iγhestを演算する。
減算器203は、γ軸高周波電流振幅推定値Iγhestとγ軸高周波電流振幅Iγhとの偏差εを演算する。
ゲイン推定器204は、偏差εを増幅してゲイン推定値Θest1を演算する。具体的には数式4の演算を行う。
Figure 0005321792
以上の演算処理の結果、ゲイン推定値Θest1は、偏差εを零にするために真値に収束し、高周波電流調節器312は、γ軸高周波電流振幅検出値Iγhを指令値Iγh に制御するためのγ軸高周波電圧振幅指令値Vγh を出力できるようになる。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。この実施形態は、上述した第2実施形態におけるインダクタンスの演算方法に関するものであり、請求項4に係る発明に相当する。
SPMSMの場合、図3において、PMSM80のゲインΘは、数式2におけるd軸インダクタンスLとq軸インダクタンスLとが等しい場合の関係式より、数式5によって表される。
Figure 0005321792
一方、ゲイン推定器204によるゲイン推定値Θest1は、真値であるゲインΘに収束することから、d軸インダクタンスLdcalcは、数式5を利用して数式6により演算する。
Figure 0005321792
次いで、本発明の請求項5,6に相当する第4実施形態を説明する。図4は、この第4実施形態を示すブロック図である。
本実施形態は、IPMSMのd軸インダクタンス及びq軸インダクタンスを測定するためのものである。図4の一部の構成要素は図1と同じであるため、以下では異なる箇所を中心に説明する。
まず、d軸インダクタンスを測定するときの動作を説明する。
図4において、γ,δ軸の角度θには、別途演算した磁極位置演算値θ10を設定する。これにより、γ,δ軸とd,q軸とはほぼ一致する。
高周波電圧演算器21aは、振幅が高周波電圧振幅指令値Vγh であり、周期がTである矩形波のγ軸高周波交番電圧指令値vγh を演算する。γ軸電圧指令値vγ は、加算器22aにより、γ軸基本波電圧指令値vγf にγ軸高周波交番電圧指令値vγh を重畳して求める。
一方、高周波電圧演算器21bは、δ軸高周波電圧指令値vδh を零に制御する。δ軸電圧指令値vδ は、加算器22bにより、δ軸基本波電圧指令値vδf にδ軸高周波電圧指令値vδh を重畳して求める。
これらの処理により、高周波交番電圧が、回転子の磁極方向であるd軸と平行方向に印加される。
高周波電流調節器31aの動作は、図1に示した第1実施形態と同じであり、これによってγ軸高周波電流振幅検出値Iγhはγ軸高周波電流振幅指令値Iγh に制御される。
インダクタンス演算器32aは、数式2において、角度差θerrが零の場合の関係式より、d軸インダクタンス演算値Ldcalcを求める。具体的な演算式は、数式3と同じである。
次に、q軸インダクタンスを測定するときの動作を説明する。
γ,δ軸の角度θには、d軸インダクタンス測定時と同様に磁極位置演算値θ10を設定する。
高周波電圧演算器21aは、高周波電圧指令値vγh を零に制御する。一方、高周波電圧演算器21bは、振幅が高周波電圧振幅指令値Vδh であり、周期がTである矩形波のδ軸高周波交番電圧指令値vδh を演算する。
これらの処理により、高周波交番電圧が、回転子の磁極から90[deg]進み方向であるq軸と平行方向に印加される。
高周波電流調節器31bは、δ軸高周波電流振幅検出値Iδhがδ軸高周波電流振幅指令値Iδh に一致するようにδ軸高周波電圧振幅指令値Vδh を制御する。
インダクタンス演算器32bは、数式2において、角度差θerrが90[deg]の場合のδ軸の関係式より、q軸インダクタンス演算値Lqcalcを求める。具体的な演算式は、数式7の通りである。
Figure 0005321792
なお、詳細な説明は省略するが、高周波電流調節器31a,31bは、図2や図3に示した構成が適用可能である。また、高周波電流調節器31a,31bを図3の構成にする場合は、d軸インダクタンス及びq軸インダクタンスの演算を、前述した第3実施形態と同様の方法で行うこともできる。
次に、本発明の請求項7に相当する第5実施形態を説明する。図5は、この第5実施形態を示すブロック図である。
本実施形態は、図4に示した第4実施形態に、インダクタンス測定中に回転子が外力により回転しないようにするための静止トルクを発生させる機能を追加したものである。図4の第4実施形態では、γ軸電流指令値iγ を零に設定していたが、図5の第5実施形態では、γ軸電流指令値iγ を正の一定値Iγ として磁極位置方向に直流電流を通流させることにより、γ軸電流が一定に制御され、電流ベクトルに回転子が引き込まれて静止トルクが発生するので、回転子が外力により回転するのを防ぐことができる。
次いで、本発明の請求項8に相当する第6実施形態を説明する。図6は、この第6実施形態を示すブロック図である。
図4に示した第4実施形態によるインダクタンスの測定は、磁極位置の情報が必要であるが、磁極位置が不明である場合のインダクタンス測定技術は、例えば、特開2002−272195号公報に記載されている。
この従来技術は、γ軸に高周波交番電圧を印加しながらγ,δ軸を回転させることで、高周波交番電圧を複数のベクトル方向に印加し、このときのγ軸高周波電流振幅検出値Iγhが、図11に示すようにd軸方向(θerr=0)のときに最大となり、q軸方向(θerr=90[deg])のときに最小になることに着目したものである。
本発明の第6実施形態は、特開2002−272195号公報に記載された従来技術に本発明を応用することで、高周波電流振幅の最大値であるd軸高周波電流振幅を指令値に制御し、インダクタンスの測定精度を向上させる。なお、PMSMに印加する高周波交番電圧は、上記特開2002−272195号公報に係る従来技術と同様に、矩形波に限定されるものではない。
図6において、その一部の構成要素は図1と同じであるため、以下では異なる箇所を中心に説明する。
電気角演算器26は、速度演算値ωを積分して磁極位置演算値θを求めるものであり、γ,δ軸速度を一定値ω=ωLθに制御し、γ,δ軸の角度θを一定速度で回転させる。
フーリエ級数演算器33は、γ軸高周波電流振幅検出値Iγh及びγ,δ軸の角度θから、まず、γ軸高周波電流振幅検出値Iγhの角度θに依存しない直流成分Iγha0と、γ軸高周波電流振幅検出値Iγhの電気角180度周期で脈動する成分Iγhc2とを、数式8,数式9により演算する。
Figure 0005321792
Figure 0005321792
更に、高周波電圧をd軸方向に印加したときのγ軸高周波電流振幅検出値であるd軸高周波電流振幅検出値Idhを、数式8,数式9の演算結果から数式10により演算する。
Figure 0005321792
一方、高周波電圧をq軸方向に印加したときのγ軸高周波電流振幅検出値であるq軸高周波電流振幅検出値Iqhを、数式11により演算する。
Figure 0005321792
図6の高周波電流調節器31cは、d軸高周波電流振幅検出値Idhがd軸高周波電流振幅指令値Idh に一致するようにγ軸高周波電圧振幅指令値Vγh を演算する。なお、高周波電流調節器31cの詳細は後述する。
インダクタンス演算器32cは、d軸インダクタンス及びq軸インダクタンスを、それぞれ、数式12,数式13により演算する。
Figure 0005321792
Figure 0005321792
図7は、図6における高周波電流調節器31cの詳細ブロック図であり、請求項9に係る発明に相当する。ここでは、高周波電流調節器に符号313を付してある。
図7において、d軸高周波電流振幅指令値Idh とd軸高周波電流振幅検出値Idhとの偏差を減算器301により演算し、この偏差を積分調節器302により増幅してγ軸高周波電圧振幅指令値Vγh を演算する。ここで、d軸高周波電流振幅検出値Idhは、γ軸高周波電圧振幅指令値Vγh に比例して制御することができる。図7に示すように、高周波電流調節器313により高周波電流のフィードバック制御系が構成されるので、d軸高周波電流振幅検出値Idhを指令値Idh に制御することが可能である。
次に、図8は図6における高周波電流調節器31cの他の構成を示す詳細ブロック図であり、高周波電流調節器に符号314を付してある。この高周波電流調節器314を備えた制御装置は、本発明の請求項10に係る第7実施形態に相当する。
この第7実施形態は、図6の高周波電流調節器31cとして適応制御を応用することで、インダクタンス値が未知の場合にも高応答性が得られるようにしたものである。
図8の除算器401において、d軸高周波電流振幅指令値Idh をゲイン推定値Θest1により除算してγ軸高周波電圧振幅指令値Vγh を演算する。また、乗算器402により、γ軸高周波電圧振幅指令値Vγh にゲイン推定値Θest1を乗算してd軸高周波電流振幅推定値Idhestを演算する。
減算器403は、d軸高周波電流振幅推定値Idhestとd軸高周波電流振幅検出値Idhとの偏差εを演算し、ゲイン推定器404は、前述した数式4により、偏差εを増幅してゲイン推定値Θest1を演算する。
以上の演算処理の結果、ゲイン推定値Θest1は偏差εを零にするために真値に収束し、高周波電流調節器314は、d軸高周波電流振幅検出値Idhを指令値Idh に制御するためのγ軸高周波電圧振幅指令値Vγh を出力できるようになる。
次いで、本発明の請求項11に係る第8実施形態を説明する。この第8実施形態は、上述した第7実施形態におけるd軸インダクタンスの演算方法に関するものである。
図8において、PMSM80のゲインΘは、数式14で表される。
Figure 0005321792
ゲイン推定値Θest1は真値であるゲインΘに収束することから、d軸インダクタンス演算値Ldclcは、数式14を利用して数式15により求めることができる。
Figure 0005321792
本発明の第1実施形態を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態における高周波電流調節器の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態における高周波電流調節器の構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態を示すブロック図である。 本発明の第6実施形態を示すブロック図である。 本発明の第6実施形態における高周波電流調節器の構成を示すブロック図である。 本発明の第7実施形態における高周波電流調節器の構成を示すブロック図である。 γ,δ軸の定義を示すベクトル図である。 矩形波高周波交番電圧を印加したときの電流波形を示す図である。 γ軸に平行な方向に高周波交番電圧を印加したときの、角度差とγ,δ軸高周波電流振幅との関係を示す図である。
符号の説明
50 三相交流電源
60 整流回路
70 電力変換器
80 永久磁石形同期電動機
11u u相電流検出器
11w w相電流検出器
12 入力電圧検出器
13 PWM回路
14 電流座標変換器
15 電圧座標変換器
19a,19b 減算器
20a γ軸電流調節器
20b δ軸電流調節器
21a,21b 高周波電圧演算器
22a,22b 加算器
23 ノッチフィルタ
24 バンドパスフィルタ
26 電気角演算器
31a,31b,31c,311,312,313,314 高周波電流調節器
32a,32b,32c インダクタンス演算器
33 フーリエ級数演算器
101,203,301,403 減算器
102,302 積分調節器
201,401 除算器
202,402 乗算器
204,404 ゲイン推定器

Claims (11)

  1. 矩形波の高周波交番電圧を永久磁石形同期電動機に印加したときに前記電動機に流れる高周波電流から前記電動機のインダクタンスを測定する測定手段を備えた永久磁石形同期電動機の制御装置において、
    前記測定手段は、
    前記電動機の端子電圧及び電流をベクトルとしてとらえ、
    任意のベクトル方向に交番する高周波電圧を前記電動機に印加する手段と、
    前記高周波電圧と平行方向の高周波電流であるγ軸高周波電流の振幅を検出する手段と、
    前記γ軸高周波電流の振幅指令値に前記γ軸高周波電流の振幅検出値が一致するように前記高周波電圧を制御する手段と、
    を有することを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
  2. 請求項1に記載した永久磁石形同期電動機の制御装置において、
    前記高周波電圧を制御する手段は、
    前記γ軸高周波電流の振幅指令値と前記γ軸高周波電流の振幅検出値との偏差と、所定の積分ゲインと、の積を積分して前記高周波電圧の振幅指令値を演算する手段を備えたことを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
  3. 請求項1に記載した永久磁石形同期電動機の制御装置において、
    前記高周波電圧を制御する手段は、
    前記高周波電圧の振幅指令値に前記高周波電圧の振幅から前記γ軸高周波電流の振幅までの比例ゲインの推定値であるゲイン推定値を乗算して前記γ軸高周波電流の振幅推定値を演算する手段と、
    前記γ軸高周波電流の振幅推定値と前記γ軸高周波電流の振幅検出値との偏差と、前記高周波電圧の振幅指令値と、積分ゲインと、の積を積分して前記ゲイン推定値を演算する手段と、
    前記γ軸高周波電流の振幅指令値前記ゲイン推定値により除算して前記高周波電圧の振幅指令値を演算する手段と、
    を備えたことを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
  4. 請求項3に記載した永久磁石形同期電動機の制御装置において、
    前記ゲイン推定値から前記インダクタンスを演算することを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載した永久磁石形同期電動機の制御装置において、
    前記高周波電圧を印加するベクトル方向が一方向であることを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
  6. 請求項1〜4の何れか1項に記載した永久磁石形同期電動機の制御装置において、
    前記高周波電圧を印加するベクトル方向が二方向であることを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載した永久磁石形同期電動機の制御装置において、
    前記電動機の磁極位置方向に直流電流を通流することを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
  8. 高周波交番電圧を永久磁石形同期電動機に印加したときに前記電動機に流れる高周波電流から前記電動機のインダクタンスを測定する測定手段を備えた永久磁石形同期電動機の制御装置において、
    前記測定手段は、
    前記電動機の端子電圧及び電流をベクトルとしてとらえ、
    任意のベクトル方向に交番する高周波電圧を前記電動機に印加する手段と、
    前記高周波電圧と平行方向の高周波電流であるγ軸高周波電流の振幅を検出する手段と、
    前記高周波電圧のベクトル方向ごとに検出した前記γ軸高周波電流の振幅検出値から、前記高周波電圧を前記電動機の磁極位置と平行方向に印加したときの高周波電流振幅であるd軸高周波電流の振幅を検出する手段と、
    前記d軸高周波電流の振幅指令値に前記d軸高周波電流の振幅検出値が一致するように前記高周波電圧を制御する手段と、
    を備えたことを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
  9. 請求項8に記載した永久磁石形同期電動機の制御装置において、
    前記高周波電圧を制御する手段は、
    前記d軸高周波電流の振幅指令値と前記d軸高周波電流の振幅検出値との偏差と、所定の積分ゲインと、の積を積分して前記高周波電圧の振幅指令値を演算する手段を備えたことを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
  10. 請求項8に記載した永久磁石形同期電動機の制御装置において、
    前記高周波電圧を制御する手段は、
    前記高周波電圧の振幅指令値に前記高周波電圧の振幅から前記d軸高周波電流の振幅までの比例ゲインの推定値であるd軸ゲイン推定値を乗算して前記d軸高周波電流の振幅推定値を演算する手段と、
    前記d軸高周波電流の振幅推定値と前記d軸高周波電流の振幅検出値との偏差と、前記高周波電圧の振幅指令値と、積分ゲインと、の積を積分して前記d軸ゲイン推定値を演算する手段と、
    前記d軸高周波電流の振幅指令値前記d軸ゲイン推定値により除算して前記高周波電圧の振幅指令値を演算する手段と、
    を備えたことを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
  11. 請求項10に記載した永久磁石形同期電動機の制御装置において、
    前記d軸ゲイン推定値から前記インダクタンスを演算することを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
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