JP6390649B2 - 電力変換装置、電動機の動力推定方法及び電動機の制御方法 - Google Patents

電力変換装置、電動機の動力推定方法及び電動機の制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、電力変換装置、電動機の動力推定方法及び電動機の制御方法に関する。
特許文献1には、出力トルクを増加させるように電流の位相角を制御するための励磁電流指令値を出力する電流位相制御手段を備えた同期電動機駆動装置が開示されている。
特開2003−259680号公報
特許文献1では、動力(例えば上記出力トルク)を推定すること自体は開示されていない。本開示は、動力を推定することが可能な装置及び方法を提供することを目的とする。
本開示の一側面に係る電力変換装置は、交流電力を電動機に出力する電力変換回路と、交流電力の供給に応じた電動機の磁束方向の位相角である第一位相角に対し、電動機が発生する動力の変化を伴う第一変化を付加するように、電力変換回路を制御することと、電動機に供給される電力に関する情報から、第一変化により生じた成分を抽出し、電動機が発生する動力を当該成分に基づいて推定することと、を実行するように構成された制御部と、を備える。
本開示の一側面に係る電動機の動力推定方法は、交流電力の供給に応じた電動機の磁束方向の位相角である第一位相角に対し、電動機が発生する動力の変化を伴う第一変化を付加することと、電動機に供給される電力に関する情報から、第一変化により生じた成分を抽出し、電動機が発生する動力を当該成分に基づいて推定することと、を含む。
本開示の一側面に係る電動機の制御方法は、交流電力の供給に応じた電動機の磁束方向の位相角である第一位相角に対し、電動機が発生する動力の変化を伴う第一変化を付加するように電力変換回路を制御することと、電動機に供給される電力に関する情報から、第一変化により生じた成分を抽出し、電動機が発生する動力を当該成分に基づいて推定することと、を含む。
本開示によれば、動力を推定することが可能な装置及び方法を提供できる。
電力変換装置の概略構成を示す模式図である。 制御部の機能的な構成を示すブロック図である。 第一位相角を示す模式図である。 第二位相角を示す模式図である。 制御部のハードウェア構成図である。 動力推定方法を示すフローチャートである。
以下、実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
1.電力変換装置
図1に示す電力変換装置3は、電源2から供給された電力を所望の振幅、位相及び周波数を有する交流電力(例えば三相交流電力)に変換し、この交流電力を電動機4に出力する。電源2は、交流電源であってもよいし、直流電源であってもよい。交流電源としては、三相交流等の交流電力を供給する商用の電力系統が挙げられる。
電動機4は、可動子4a及び固定子4bを有し、供給された交流電力に応じて可動子4aに動力を発生させる。電動機4は、交流電力に応じて磁界を発生する複数のコイルを固定子4b側に有していてもよいし、可動子4a側に有していてもよい。電動機4は、回転型の電動機であってもよいし、リニア型の電動機であってもよい。回転型の電動機は、可動子4aとして回転子を有し、可動子4aに対する回転トルクを上記動力として発生させる。リニア型の電動機は、可動子4aとして移動体を有し、可動子4aに対する推力を上記動力として発生させる。また、電動機4は、同期電動機であってもよいし、誘導電動機であってもよい。
以下の説明では、電源2が三相交流電源であり、電動機4が回転型の同期電動機である場合を例示する。同期電動機は、永久磁石を有するものであってもよいし、永久磁石を有しないものであってもよい。永久磁石を有するものとしては、IPM(Interior Permanent Magnet;埋込磁石型)モータ、SPM(Surface Permanent Magnet;表面磁石型)モータ等が挙げられる。永久磁石を有しないものとしては、シンクロナスリラクタンスモータ等が挙げられる。また、同期電動機は、固定子側に電機子を有するものであってもよいし、可動子側に電機子を有するものであってもよい。以下では、電動機4が可動子4a側に永久磁石を有し、固定子4b側に電機子を有するものとする。また、電動機4は回転型であり、電機子は回転磁界の生成用のコイルを含むものとする。
電力変換装置3は、電力変換回路5と、電流センサ8と、制御部100とを備える。以下、各々の具体的な構成を例示する。
(1)電力変換回路
電力変換回路5は、交流電力を電動機4に出力する。例えば電力変換回路5は、電源2から供給された三相交流電力を、制御部100から出力される制御信号に応じた振幅、位相及び周波数を有する三相交流電力に変換し、変換後の電力を電動機4に出力する。より具体的に、電力変換回路5は、整流部11と、コンデンサ12と、スイッチング部13と、を有する。
整流部11は、電源2から供給される三相交流電力を整流により直流電力に変換する。整流部11は、例えば直列に接続された2個のダイオード14の組を3組並列に接続することにより構成されるダイオードブリッジである。
コンデンサ12は、整流部11の後段に配置され、整流部11の二つの出力端子の間に接続される。コンデンサ12は、整流部11から出力される直流電圧を平滑化する。コンデンサ12は、例えば電解コンデンサである。
スイッチング部13は、整流部11及びコンデンサ12により生成された直流電力を、制御部100から出力される制御信号に応じた振幅、位相及び周波数を有する三相交流電力に変換する。スイッチング部13は、例えば直列に接続された2個のスイッチング素子15の組を3列並列に接続することにより構成される。なお、必要に応じて、スイッチング素子15に並列にダイオード等の整流素子が接続されていてもよい。
スイッチング素子15は、制御部100からの出力信号に応じて所定のタイミングでオン状態とオフ状態とを切り替える。スイッチング素子15の具体例としては、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、GTO(Gate Turn-Off)サイリスタ、及びMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)等が挙げられる。
(2)電流センサ
電流センサ8は、電力変換回路5から出力された交流電力により、電動機4に生じる電流(例えば、電動機4のコイルに流れる電流)を検出する。例えば電流センサ8は、スイッチング部13と電動機4とを接続する導電経路に設けられる。電流センサ8は、必ずしも電力変換回路5内に設けられていなくてもよく、電力変換回路5外に設けられていてもよい。例えば電流センサ8は、電動機4に設けられていてもよいし、電力変換回路5と電動機4との間の配線経路に設けられていてもよい。すなわち、電力変換回路5は必ずしも電流センサ8を有していなくてもよく、外部に設けられた電流センサ8から電流に関する情報を取得してもよい。
(3)制御部
制御部100は、交流電力の供給に応じた電動機4の磁束方向の磁束方向の位相角である第一位相角に対し、電動機4が発生する動力の変化を伴う第一変化を付加するように電力変換回路5を制御することと、電動機4に供給される電力に関する情報から、第一変化により生じた成分を抽出し、電動機4が発生する動力を当該成分に基づいて推定することと、を実行するように構成されている。
制御部100は、推定した動力を動力目標値に近付けるように電力変換回路5を制御することを更に実行するように構成されていてもよい。
以下、図2を参照し、制御部100の具体的な構成を例示する。図2に示すように、制御部100は、機能モジュールとして、動力制御部110と、電圧制御部120と、動力推定部130と、動力補償部140とを有する。
動力制御部110は、動力目標値(例えばトルク目標値)Trefに応じた第一目標電流i1refを算出する。第一目標電流i1refは、例えば電流ベクトルとして表すことが可能である。電流ベクトルは、固定子4b又は可動子4aの複数のコイルに供給する三相交流電流をαβ座標系又はγδ座標系における単一のベクトルに変換したものである。αβ座標系は、可動子4aの回転中心に直交する平面において、当該回転中心を原点とし、固定子4bに対して不動の座標系である。γδ座標系は、可動子4aの回転中心に直交する平面において、当該回転中心を原点とし、可動子4aに対して不動の座標系である。
電圧制御部120は、交流電力の供給に応じた電動機4の磁束方向の磁束方向の位相角である第一位相角に対し、電動機4が発生する動力の変化を伴う第一変化を付加するように、電力変換回路5を制御する。なお、交流電力に応じた電動機4の磁束方向は、例えば、固定子4b又は可動子4aの複数のコイルが交流電力に応じて発生する磁界を合成した磁界の方向である。第一変化に対応する動力の変化量は、第一変化を付加する際の位相角の値によって異なり、当該変化量は実測困難な程度に微小となる場合もあるが、位相角の変化が理論上動力の変化を伴う限り、当該変化は第一変化に相当する。
一例として、電動機4が固定子及び可動子のいずれか一方に電機子を有し、固定子及び可動子の他方に永久磁石を有する同期電動機である場合に、電圧制御部120は、図3に示すように、可動子4a側の磁束方向Bと固定子4b側の磁束方向Bとの間の角度を第一位相角θとし、これに上記第一変化を付加してもよい。
可動子4a側の磁束方向Bは、可動子4aが生じる磁束を合成した磁束ベクトルの方向である。すなわち、可動子4a側の磁束方向Bは、可動子4aが生じる磁界の合成磁界の方向である。可動子4aが複数の永久磁石を有する場合には、複数の永久磁石が生じる磁界を合成した磁界の方向が可動子4a側の磁束方向Bに相当する。
同様に、固定子4b側の磁束方向Bは、固定子4bが生じる磁束を合成した磁束ベクトルの方向である。すなわち、固定子4b側の磁束方向Bは、固定子4bが生じる磁界の合成磁界の方向である。固定子4bが電機子を有する場合には、電機子の複数のコイルが生じる磁界を合成した回転磁界の方向が固定子4b側の磁束方向Bに相当する。
第一位相角θに対し第一変化を付加することは、所望の動力を得るための第一位相角θ(以下、これを「第一基本位相角θ1ave」という。)に対して、動力推定用の変動成分(以下、「第一変動成分θ1var」という。)を重畳することを含んでもよい。この場合、第一変動成分θ1varが第一変化に相当する。第一基本位相角θ1aveは、例えば電動機4に生じる電流が第一目標電流i1refに一致した場合における第一位相角θである。
第一変化は、周期的な変動を含んでもよい。例えば電圧制御部120は、第一基本位相角θ1aveに対し、周期的に変動する第一変動成分θ1varを重畳するように構成されていてもよい。電圧制御部120は、第一基本位相角θ1aveに対し正弦波状の第一変動成分θ1varを重畳するように構成されていてもよい。第一変動成分θ1varは、第一基本位相角θ1aveを基準にしてプラス側及びマイナス側の両方向に第一位相角を変動させるように設定されていてもよい。
第一位相角θの上記周期的な変動は、電力変換回路5から出力される交流電力の周波数よりも高い周波数での変動を含んでもよい。例えば電圧制御部120は、電力変換回路5から出力される交流電力の周波数よりも高い周波数の第一変動成分θ1varを第一基本位相角θ1aveに重畳するように構成されていてもよい。なお、電力変換回路5から出力される交流電力の周波数は、第一位相角θを第一基本位相角θ1aveに一致させるための交流電力の周波数である。
第一変化の態様は、周期的な変動に限られない。電動機4が生じる動力の変化を理論上伴う限り、どのような態様の第一変化を第一位相角θに付加してもよい。例えば、第一変化は、少なくとも、第一位相角θを一つの角度から他の角度に移行させることを含んでいればよい。
第一位相角に対し第一変化を付加するように電力変換回路5を制御することは、第一位相角に相関する値を変化させ、その結果として第一位相角を変化させるように電力変換回路5を制御することを含む。例えば、第一位相角に対し第一変化を付加するように電力変換回路5を制御することは、電動機4における電流ベクトルの位相角である第二位相角に対し、動力の変化を伴う第二変化を付加するように電力変換回路5を制御することを含む。電流ベクトルは、例えば電動機4の固定子4b又は可動子4aの複数のコイルに供給される三相交流電流をαβ座標系又はγδ座標系における単一のベクトルに変換したものである。固定子4b及び可動子4aのいずれか一方に電機子を有し、固定子4b及び可動子4aの他方に永久磁石を有する同期電動機においては、図4に示すように、γδ座標系のd軸方向(可動子4a側の磁束方向)と電流ベクトルivecとの間の角度を第二位相角θとし、これに第二変化を付加してもよい。
第二位相角θに対し第二変化を付加することは、所望の動力を得るための第二位相角θ(以下、これを「第二基本位相角θ2ave」という。)に対して、動力推定用の変動成分(以下、「第二変動成分θ2var」という。)を重畳することを含んでもよい。この場合、第二変動成分θ2varが第二変化に相当する。第二基本位相角θ2aveは、例えば第一目標電流i1refのベクトルのd軸に対する位相角である。
第二変化は、周期的な変動を含んでもよい。例えば電圧制御部120は、第二基本位相角θ2aveに対し、周期的に変動する第二変動成分θ2varを重畳するように構成されていてもよい。電圧制御部120は、第二基本位相角θ2aveに対し正弦波状の第二変動成分θ2varを重畳するように構成されていてもよい。第二変動成分θ2varは、第二基本位相角θ2aveを基準にしてプラス側及びマイナス側の両方向に第二位相角を変動させるように設定されていてもよい。
第二変化の態様は、周期的な変動に限られない。電動機4が生じる動力の変化を理論上伴う限り、どのような態様の第二変化を第二位相角θに付加してもよい。例えば、第二変化は、少なくとも、第二位相角θを一つの角度から他の角度に移行させることを含んでいればよい。
第二位相角θの上記周期的な変動は、電力変換回路5から出力される交流電力の周波数よりも高い周波数での変動を含んでもよい。例えば電圧制御部120は、電力変換回路5から出力される交流電力の周波数よりも高い周波数の第二変動成分θ2varを第二基本位相角θ2aveに重畳するように構成されていてもよい。なお、電力変換回路5から出力される交流電力の周波数は、第二位相角θを第二基本位相角θ2aveに一致させるための交流電力の周波数である。
図2に戻り、電圧制御部120は、例えば第一電圧算出部121と、第二電圧算出部122と、加算器123と、座標変換部124と、相数変換部125と、ゲート駆動部126と、相数変換部127と、座標変換部128とを有する。
第一電圧算出部121は、第一目標電流i1refに応じた電流を生じさせるための第一電圧指令値v1refを算出する。第一電圧指令値v1refは、例えば電圧ベクトルとして表すことが可能である。電圧ベクトルは、固定子4bのコイルに印加する三相交流電圧をαβ座標系又はγδ座標系における単一のベクトルに変換したものである。
例えば第一電圧算出部121は、電流センサ8により検出される電流(以下、これを「検出電流idet」という。)を第一目標電流i1refに近付けるように第一電圧指令値v1refを算出する。第一電圧算出部121は、電流センサ8により検出される電流を第一目標電流i1refに一致させるように第一電圧指令値v1refを算出してもよい。一致とは、実質的な一致を意味し、微少な偏差が残留している状態も含む。
第二電圧算出部122は、第一変動成分θ1varを第一基本位相角θ1aveに重畳するための第二目標電流i2refを取得し、当該第二目標電流i2refに応じた電流を生じさせるための第二電圧指令値v2refを算出する。第二電圧指令値v2refも、第一電圧指令値v1refと同様に電圧ベクトルとして表すことが可能である。例えば第二電圧算出部122は、電力変換回路5から出力される交流電力の周波数よりも高い周波数にて周期的に変動する第一変動成分θ1varを第一基本位相角θ1aveに重畳するための第二電圧指令値v2refを算出するように構成されていてもよい。この場合、第二電圧算出部122は、第一電圧指令値v1refに比較して高い周波数にて周期的に変動する第二電圧指令値v2refを算出する。
加算器123は、第一電圧指令値v1refと第二電圧指令値v2refとを合算して電圧指令値vrefを算出する。
座標変換部124は、電圧指令値vrefに対して座標変換を行う。例えば座標変換部124は、γδ座標系における電圧指令値vγδ_refを、αβ座標系における電圧指令値vαβ_refに変換する。相数変換部125は、αβ座標系における電圧指令値vαβ_refを三相交流の電圧指令値vuvw_refに変換する。
ゲート駆動部126は、電圧指令値vuvw_refに対応した電圧を電動機4のコイルに印加するように電力変換回路5を制御する。例えばゲート駆動部126は、PWM(Pulse Width Modulation)方式にて出力電圧を調整するように、スイッチング素子15に対して制御信号を出力する。
相数変換部127は、電流センサ8により検出される三相交流電流(検出電流iuvw_det)をαβ座標系における単一の電流ベクトル(検出電流iαβ_det)に変換する。座標変換部128は、検出電流iαβ_detに対して座標変換を行う。例えば座標変換部124は、検出電流iαβ_detを、γδ座標系における電流ベクトル(検出電流iγδ_det)に変換し、これを第一電圧算出部121にフィードバックする。
以上の構成において、第一電圧指令値v1refに応じて検出電流idetが第一目標電流i1refに一致すると、第二位相角θが上記第二基本位相角θ2aveに一致する。これに対応し、第一位相角θが上記第一基本位相角θ1aveに一致する。第一電圧指令値v1refに第二電圧指令値v2refが加算されると、第二位相角θに上記第二変動成分θ2varが重畳される(図4参照)。これに対応し、第一位相角θに上記第一変動成分θ1varが重畳される(図3参照)。
電圧制御部120は、第一位相角θを周期的に変動させるための第二目標電流i2refに対する電流の応答遅れを補償することを更に実行するように構成されていてもよい。例えば第二電圧算出部122は、第二目標電流i2refに対する検出電流idetの応答遅れを補償するように第二電圧指令値v2refを算出してもよい。より具体的に、第二電圧算出部122は、第二目標電流i2refと検出電流idetとの偏差を縮小するように第二電圧指令値を算出してもよい。
動力推定部130は、電動機4に供給される電力に関する情報から、第一位相角θの変化により生じた成分を抽出し、電動機4が発生する動力を当該成分に基づいて推定することを実行する。
動力推定部130は、変化中の第一位相角θの最大値θ1max及び最小値θ1minの間の第一位相角θに対応する動力を推定するように構成されていてもよい(図3参照)。最大値θ1max及び最小値θ1minの間の第一位相角θに対応する動力を推定することは、変化中の第二位相角θの最大値θ2max及び最小値θ2minの間の第二位相角θに対応する動力を推定することを含む(図4参照)。最大値θ1max2max及び最小値θ1min2minは、例えば所定期間内における最大値及び最小値である。所定期間は、例えば動力を推定するためのデータ(例えば電動機4に供給される電力に関する情報)のサンプリング期間であり、所望の推定精度が得られるように適宜設定される。
例えば動力推定部130は、電力算出部131と、情報抽出部132と、動力算出部133とを有する。電力算出部131は、電動機4に供給される電力に関する情報(以下、「電力情報」という。)を算出する。電力情報は、電動機4に供給される無効電力に関する情報(以下、「無効電力情報」という。)及び有効電力に関する情報(以下、「有効電力情報」という。)を含んでいてもよい。
例えば電力算出部131は、電動機4に供給される電圧に関する情報(以下、「電圧情報」という。)と、電動機4に供給される電流に関する情報(以下、「電流情報」という。)とに基づいて上記電力情報を算出する。電力算出部131は、電圧情報として、電動機4に供給する電圧の指令値(例えば上記電圧指令値vref)を用いてもよい。また、電力算出部131は、電流情報として、電流センサ8により検出された三相交流電流に関する情報(例えば上記検出電流idet)を用いてもよい。必要に応じ、電圧情報についても、センサによる検出値を用いてもよい。
ここで、上述のように第一位相角θを変動させると、電力情報に動力に相関する成分が現れる。以下、周期的に変動する第二変動成分θ2varを第二基本位相角θ2aveに重畳する場合について、電動機4がIPMモータである場合の数式を用いて具体的に例示する。
まず、動力(トルク)は、磁束と電流との外積により次式により算出される。
Figure 0006390649

φ:誘起電圧定数
:検出電流idetの振幅
θ:第二位相角
:d軸方向のインダクタンス
:q軸方向のインダクタンス
式(1)において、第一項はマグネットトルクを示し、第二項はリラクタンストルクを示す。なお、d軸は、上述したγδ座標系におけるd軸であり、q軸は、d軸に直交する座標軸である。
第二基本位相角θ2aveに対し、角周波数ωの正弦波状の第二変動成分を重畳した場合における有効電力P及び無効電力Pは、近似的に次式により算出される。
Figure 0006390649

Figure 0006390649

R:固定子4bのコイルの抵抗
ω:可動子4aの角周波数
A:第二変動成分の振幅
式(2)において、第二変動成分θ2varと同じ角周波数の余弦成分の振幅pは、次式のとおりである。
Figure 0006390649

振幅pは、上記リラクタンストルクに振幅A及び角周波数ωを乗算したものとなっている。
式(3)において、第二変動成分θ2varと同じ角周波数の正弦成分の振幅pは、次式のとおりである。
Figure 0006390649

振幅pは、式(1)のマグネットトルク及びリラクタンストルクの両方に振幅A及び角周波数ωを乗算し、更にリラクタンストルクに2を乗じたものとなっている。そこで、振幅p,pを抽出することができれば、トルクの推定が可能となる。
情報抽出部132は、電力算出部131により算出された電力情報から、第一位相角の変化により生じた成分を抽出する。例えば、情報抽出部132は、第一基本位相角θ1aveに重畳された第一変動成分θ1varに対応する成分を電力情報から抽出する。例えば情報抽出部132は、第一抽出部134と、第二抽出部135と、第三抽出部136とを含む。
第一抽出部134は、第一変動成分θ1varと同じ周波数を有する成分を電力情報から抽出する。例えば第一抽出部134は、第一変動成分θ1varと同じ周波数帯域を通過帯域とするバンドパスフィルタである。なお、第一変動成分θ1varと同じ周波数を有する成分を電力情報から抽出することは、第二変動成分θ2varと同じ周波数を有する成分を電力情報から抽出することを含む。例えば、第一抽出部134は、式(2)及び式(3)で示される電力情報から、次式で示される抽出結果Pe_BPF,Pr_BPFを得る。
Figure 0006390649

Figure 0006390649
第二抽出部135は、第一抽出部134による抽出結果(以下、「一次抽出結果」という。)において、動力(トルク)に相関する成分を直流量に変換する。なお、ここでの直流量とは、第一変動成分θ1varの変動に応じて変動しない量を意味する。例えば、第二抽出部135は、有効電力に関する一次抽出結果において、第一変動成分θ1varと同じ周波数の余弦成分を直流量に変換し、無効電力に関する一次抽出結果において、第一変動成分θ1varと同じ周波数の正弦成分を直流量に変換する。なお、第一変動成分θ1varと同じ周波数の余弦成分又は正弦成分を直流量に変換することは、第二変動成分θ2varと同じ周波数の余弦成分又は正弦成分を直流量に変換することを含む。
例えば、第二抽出部135は、上記抽出結果Pe_BPFにはcos(ωt)を乗算し、上記抽出結果Pr_BPFにはsin(ωt)を乗算し、次式で示される抽出結果Pe_h,Pr_hを得る。
Figure 0006390649

Figure 0006390649
第三抽出部136は、第二抽出部135により直流量に変換された成分(以下、「直流成分」という。)を抽出する。例えば第一抽出部134は、直流量を通過させるローパスフィルタである。例えば、第三抽出部136は、上記抽出結果Pe_h,Pr_hから、上記振幅p,pを得る。
動力算出部133は、情報抽出部132により抽出された成分に基づいて、動力(電動機4が発生する動力)を算出する。例えば動力算出部133は、第三抽出部136により抽出された直流成分に基づいて動力を算出する。式(1)〜(9)にて示した例において、動力算出部133は、上記振幅p及びpを用い、次式で示される動力推定値Tを算出する。
Figure 0006390649
式(1)及び式(10)から明らかであるように、動力推定値Tは、第二位相角θが第二基本位相角θ2aveである場合のトルクに相当する。このように、動力推定部130によれば、電動機4の定数(例えば抵抗値、インダクタンス等)を用いることなく電動機4の動力を推定することができる。なお、第二基本位相角θ2aveは、第二変動成分θ2varの重畳により変動する第二位相角θの平均値であり、第二位相角θの最大値θ2max及び最小値θ2minの間の値である。
動力補償部140は、動力目標値Trefと、動力推定部130による動力推定値Tとの偏差を求め、当該偏差を縮小するように第一目標電流i1refを変更する。例えば、上記偏差を縮小するように補正値icompを算出し、当該補正値icompを第一目標電流i1refに組み込む(例えば加算する)。これにより、動力推定値Tを動力目標値Trefに近付けるように電力変換回路5が制御される。
制御部100のハードウェアは、例えば一つ又は複数の制御用のコンピュータにより構成される。制御部100は、ハードウェア上の構成として、例えば図5に示す回路150を有する。回路150は、プロセッサ151と、メモリ152と、ストレージ153と、入出力ポート154と、を有する。入出力ポート154は、例えば電流センサ8からの信号を含む外部信号の入出力を行うのに加え、電力変換回路5に対する信号の入出力も行う。プロセッサ151は、メモリ152及びストレージ153の少なくとも一方と協働してプログラムを実行し、入出力ポート154を介した信号の入出力を実行することで、上述した機能モジュールを構成する。
2.電動機の制御手順
続いて、電動機の制御方法の一例として、電力変換装置3による電動機4の制御手順を説明する。なお、この手順は電動機4の動力推定方法を含み、当該動力推定方法は、上記第一位相角に対し上記第一変化を付加することと、電動機4に供給される電力に関する情報から、第一変化により生じた成分を抽出し、電動機4が発生する動力を当該成分に基づいて推定することと、を含む。
図6に示すように、制御部100は、まずステップS1を実行する。ステップS1では、動力制御部110が動力目標値Trefに応じた第一目標電流i1refを算出する。また、動力補償部140が、第一目標電流i1refの補正値icompを第一目標電流i1refに加算する。以下、補正値icompが加算された第一目標電流i1refを「補正後の第一目標電流i1ref」という。なお、本手順の開始直後において、動力補償部140は、予め設定された初期値(例えばゼロ)を補正値icompとして第一目標電流i1refに加算する。
次に、制御部100は、ステップS2を実行する。ステップS2では、第一電圧算出部121が、補正後の第一目標電流i1refに応じた電流を生じさせるための第一電圧指令値v1refを算出する。
次に、制御部100はステップS3を実行する。ステップS3では、第二電圧算出部122が、第一変動成分θ1varを第一基本位相角θ1aveに重畳するための第二目標電流i2refを取得し、当該第二目標電流i2refに応じた電流を生じさせるための第二電圧指令値v2refを算出する。
次に、制御部100はステップS4を実行する。ステップS4では、加算器123が第一電圧指令値v1refと第二電圧指令値v2refとを合算して電圧指令値vrefを算出し、座標変換部124、相数変換部125及びゲート駆動部126が、電圧指令値vrefに応じた電圧を電動機4のコイルに印加するように電力変換回路5を制御する。これにより、第一位相角θが第一基本位相角θ1aveに対して変動する。
次に、制御部100はステップS5を実行する。ステップS5では、相数変換部127及び座標変換部128が電流センサ8による検出電流idetを取得する。
次に、制御部100はステップS6を実行する。ステップS6では、電力算出部131が、電動機4に供給される電力に関する情報を算出する。例えば電力算出部131は、上記電圧情報及び電流情報とに基づいて、上記有効電力情報と、上記無効電力情報とを算出する。
次に、制御部100はステップS7〜S10を実行する。ステップS7では、第一抽出部134が、第一変動成分θ1varと同じ周波数を有する成分を電力情報から抽出する。ステップS8では、第二抽出部135が、第一抽出部134による抽出結果において、動力に相関する成分を直流量に変換する。ステップS9では、第三抽出部136が、第二抽出部135により直流量に変換された成分を抽出する。ステップS10では、動力算出部133が、第三抽出部136により抽出された成分に基づいて上記動力推定値Tを算出する。
次に、制御部100はステップS11,S12を実行する。ステップS11では、動力補償部140が、動力目標値Trefと動力推定値Tとの偏差を算出する。ステップS12では、動力補償部140が、ステップS11において算出された偏差を縮小するように、第一目標電流i1refの補正値icompを算出する。
以後、制御部100は、停止指令の入力がない限りステップS1〜S12を繰り返し、停止指令の入力があった場合には処理を終了する(ステップS13)。以上で電動機4の制御手順が完了する。
3.本実施形態の作用・効果
以上に説明したように、電力変換装置3は、交流電力を電動機4に出力する電力変換回路5と、交流電力の供給に応じた電動機4の磁束方向の位相角である第一位相角に対し、電動機4が発生する動力の変化を伴う第一変化を付加するように、電力変換回路5を制御することと、電動機4に供給される電力に関する情報から、第一変化により生じた成分を抽出し、電動機4が発生する動力を当該成分に基づいて推定することと、を実行するように構成された制御部100と、を備える。
制御部100が第一位相角に対し第一変化を付加すると、電圧及び電流に関する情報に、動力(電動機4が発生する動力)に相関する成分が現れる。このため、当該成分を抽出することで、動力を推定することができる。
また、この手法によれば、電動機4の定数(例えば抵抗値、インダクタンス等)に特定の数値をあてはめることなく動力を推定できる。従って、上記定数と、上記特定の数値との乖離に起因する推定誤差が生じない。従って、動力をより高い精度で推定することができる。
なお、第一位相角に対し第一変化を付加するように電力変換回路5を制御することは、電動機4における電流ベクトルivecの位相角である第二位相角に対し、動力の変化を伴う第二変化を付加するように電力変換回路5を制御することを含んでいてもよい。
電動機4に供給される電力に関する情報は、電動機4に供給される無効電力P及び有効電力Pに関する情報を含んでいてもよい。この場合、無効電力Pから抽出される成分と、有効電力Pから抽出される成分とを組み合わせることで、動力をより高い精度で推定することができる。
第一変化は、周期的な変動を含んでいてもよい。この場合、フィルタの周波数特性を利用することで、動力に相関する成分を容易に抽出することができる。このため、動力を容易に推定することができる。
周期的な変動は、交流電力の周波数よりも高い周波数での変動を含んでいてもよい。この場合、電動機4の可動子4aの動きが第一変化に追従し難くなるので、第一変化が電動機4の動作に及ぼす影響を抑制することができる。
制御部100は、第一位相角に対し第一変化を付加するための目標電流に対する電流の応答遅れを補償することを更に実行するように構成されていてもよい。この場合、第一位相角を意図通りに変動させることで、動力に相関する成分をより確実に現出させることができる。このため、より高精度に動力を推定することができる。
制御部100は、変化中の第一位相角の最大値及び最小値の間の第一位相角に対応する動力を推定するように構成されていてもよい。この場合、より高精度に動力を推定することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
3…電力変換装置、4…電動機、5…電力変換回路、100…制御部、ivec…電流ベクトル、P…有効電力、P…無効電力、θ…第一位相角、θ1max…最大値、θ1min…最小値、θ…第二位相角。

Claims (11)

  1. 交流電力を電動機に出力する電力変換回路と、
    前記交流電力に応じた前記電動機の磁束方向の位相角である第一位相角に対し、前記電動機が発生する動力の変化を伴う第一変化を付加するように、前記電力変換回路を制御することと、前記電動機に供給される電力に関する情報から、前記第一変化により生じた成分を抽出し、前記電動機が発生する動力を当該成分に基づいて推定することと、を実行するように構成された制御部と、を備える電力変換装置。
  2. 前記第一位相角に対し前記第一変化を付加するように前記電力変換回路を制御することは、前記電動機における電流ベクトルの位相角である第二位相角に対し、前記動力の変化を伴う第二変化を付加するように前記電力変換回路を制御することを含む、請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記電動機に供給される電力に関する情報は、前記電動機に供給される無効電力及び有効電力の少なくとも一方に関する情報を含む、請求項1又は2記載の電力変換装置。
  4. 前記第一変化は、周期的な変動を含む、請求項1〜3のいずれか一項記載の電力変換装置。
  5. 前記周期的な変動は、前記交流電力の周波数よりも高い周波数での変動を含む、請求項4記載の電力変換装置。
  6. 前記制御部は、前記第一位相角に対し前記第一変化を付加するための目標電流に対する電流の応答遅れを補償することを更に実行するように構成されている、請求項5記載の電力変換装置。
  7. 前記制御部は、変化中の前記第一位相角の最大値及び最小値の間の前記第一位相角に対応する前記動力を推定するように構成されている、請求項1〜6のいずれか一項記載の電力変換装置。
  8. 前記制御部は、推定した前記動力を動力目標値に近付けるように前記電力変換回路を制御することを更に実行するように構成されている、請求項1〜7のいずれか一項記載の電力変換装置。
  9. 交流電力の供給に応じた電動機の磁束方向の位相角である第一位相角に対し、前記電動機が発生する動力の変化を伴う第一変化を付加することと、
    前記電動機に供給される電力に関する情報から、前記第一変化により生じた成分を抽出し、前記電動機が発生する動力を当該成分に基づいて推定することと、を含む電動機の動力推定方法。
  10. 交流電力の供給に応じた電動機の磁束方向の位相角である第一位相角に対し、前記電動機が発生する動力の変化を伴う第一変化を付加するように電力変換回路を制御することと、
    前記電動機に供給される電力に関する情報から、前記第一変化により生じた成分を抽出し、前記電動機が発生する動力を当該成分に基づいて推定することと、を含む電動機の制御方法。
  11. 推定した前記動力を、動力目標値に近付けるように前記電力変換回路を制御することを更に含む、請求項10記載の電動機の制御方法。
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