JP5637290B2 - 床材用化粧材 - Google Patents
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Description
本発明は、床材用化粧材に関する。
従来、樹脂製の床材用化粧シートの構成材料として、ポリ塩化ビニル樹脂シートが多用されている。ポリ塩化ビニル樹脂シートの製造方法としては、ポリ塩化ビニル樹脂に可塑剤を添加する方法が挙げられる(特許文献1)。シートを用いる場合には、可塑剤の添加量を調整することにより、ポリ塩化ビニル樹脂シート硬度(硬質〜軟質)を容易に調整でき、しかもエンボス加工を容易に施せるという利点がある。
しかしながら、ポリ塩化ビニル樹脂は、焼却時に有害な黒鉛、塩素系ガスを放出するおそれがある。近年では、ポリ塩化ビニル樹脂に代えて、焼却時に塩素系ガスを放出しないポリオレフィン系樹脂が用いられるようになってきている。
ところで、床材用化粧材には、主に、平滑性及び耐凹み傷性が求められる。
床材用化粧材の平滑性を向上させるために、従来から、硬度の高い化粧層が用いられる。しかしながら、硬度の高い化粧層は、例えば衝撃を受けることにより、ひび割れや凹みが生じやすい、すなわち、耐凹み傷性が不十分であるという問題を有する。
本発明は、平滑性及び耐凹み傷性に優れた床材用化粧材を提供することを主な目的とする。
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、特定の化粧層を用いることにより、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の床材用化粧材に係る。
本明細書に記載のJISとは、日本工業規格をいう。
1. 合成樹脂層、基材シート、絵柄模様層、透明性接着剤層、透明性樹脂層及び透明性表面保護層を順に積層してなる化粧層を、合成樹脂層が木質基材と接触するよう木質基材上に積層してなる床材用化粧材であって、
(1)基材シート及び透明性樹脂層からなる群から選ばれる少なくとも1種が、JIS K6734に準拠する1000MPa以下の引張り弾性率を有し、
(2)合成樹脂層がJIS K6734に準拠する1000MPa以上の引張り弾性率を有する、
床材用化粧材。
2. 合成樹脂層、基材シート及び透明性樹脂層からなる群から選ばれる少なくとも1種の層が、ポリオレフィン系樹脂を樹脂成分として含む請求項1に記載の床材用化粧材。
3. 合成樹脂層が、結晶化核剤を含む請求項1に記載の床材用化粧材。
4. 化粧層の厚さが200〜300μmである前記項1に記載の床材用化粧材。
1. 合成樹脂層、基材シート、絵柄模様層、透明性接着剤層、透明性樹脂層及び透明性表面保護層を順に積層してなる化粧層を、合成樹脂層が木質基材と接触するよう木質基材上に積層してなる床材用化粧材であって、
(1)基材シート及び透明性樹脂層からなる群から選ばれる少なくとも1種が、JIS K6734に準拠する1000MPa以下の引張り弾性率を有し、
(2)合成樹脂層がJIS K6734に準拠する1000MPa以上の引張り弾性率を有する、
床材用化粧材。
2. 合成樹脂層、基材シート及び透明性樹脂層からなる群から選ばれる少なくとも1種の層が、ポリオレフィン系樹脂を樹脂成分として含む請求項1に記載の床材用化粧材。
3. 合成樹脂層が、結晶化核剤を含む請求項1に記載の床材用化粧材。
4. 化粧層の厚さが200〜300μmである前記項1に記載の床材用化粧材。
本発明の床材用化粧材は、平滑性及び耐凹み傷性に優れている。
しかも、本発明の床材用化粧材は、化粧層の厚みが300μm以下の場合でも、優れた平滑性及び耐凹み傷性を有する。厚みが300μm以下の化粧層は、容易に裁断できるので、本発明の床材用化粧材を連続ラミネートにより大量生産することを可能にする。さらに、本発明の床材用化粧材では、化粧層の厚みを200μm以上とすることにより、平滑性及び耐凹み傷性に加え、耐水性をも付与できる。
本発明の床材用化粧材は、合成樹脂層、基材シート、絵柄模様層、透明性接着剤層、透明性樹脂層及び透明性表面保護層を順に積層してなる化粧層を、合成樹脂層が木質基材と接触するよう木質基材上に積層してなる床材用化粧材であって、(1)基材シート及び透明性樹脂層からなる群から選ばれる少なくとも1種が、JIS K6734に準拠する1000MPa以下の引張り弾性率を有し、(2)合成樹脂層がJIS K6734に準拠する1500MPa以上の引張り弾性率を有する。
本発明によれば、化粧層中の基材シート及び透明性樹脂層からなる群から選ばれる少なくとも1種が、JIS K6734に準拠する1000MPa以下の引張り弾性率を有する場合、床材用化粧材のひび割れを効果的に防止できる。すなわち、優れた耐凹み傷性を床材用化粧材に付与できる。特に、基材シート及び透明性樹脂層の少なくとも1種のJIS K6734に準拠する引張り弾性率は、600〜1000MPaが望ましい。
また、本発明によれば、木質基材と基材シートとの間に合成樹脂層を設けることにより平滑性を向上させることができる。しかも、前記合成樹脂層によれば、外部からの衝撃による床材用化粧材の凹みを有効に防止できる。すなわち、前記合成樹脂層は、耐凹み傷性をより一層向上させることができる。特に、本発明では、合成樹脂層の引張り弾性率を1000MPa以上とすることにより、優れた平滑性及び耐凹み傷性を床材用化粧材に付与できる。前記合成樹脂層のJIS K6734に準拠する引張り弾性率は、1500MPa以上が望ましく、1500〜2500MPaがより望ましい。
なお、本明細書における引張り弾性率は、JIS K6734「プラスチック−硬質ポリ塩化ビニルシート−寸法及び特性−第2部:厚さ1mm未満のシート」の規定に従って測定した値である。
具体的には、引張り試験機(テンシロン万能試験機RTC−1250A)を用いて、図2の形状に打ち抜かれた試験サンプル(合成樹脂層、並びに基材シート及び透明性樹脂層からなる群から選ばれる少なくとも1種の層)の両端(図2のA及びB)を、50mm/min.の速度で引張った場合、前記試験サンプルが、中央部分で切れたときの引張り弾性率(MPa)を測定することにより求めた値である。
本発明の床材用化粧材は、上記の通り、基材シート及び透明性樹脂層からなる群から選ばれる少なくとも1種の層並びに合成樹脂層の引張り弾性率が特定の範囲に設定されたものである。これらの層の引張り弾性率を上記範囲に好適に設定するため、本発明の床材用化粧材は、合成樹脂層、基材シート及び透明性樹脂層からなる群から選ばれる少なくとも1種の層が、ポリオレフィン系樹脂を樹脂成分として含むことが好ましい。特に、前記合成樹脂層は、結晶化核剤をさらに含むことにより、1000MPa以上の引張り弾性率を具備しやすくなる。
ここで、結晶化核剤とは、それ自身が合成樹脂層を形成するための樹脂組成物中で均一に微分散し、結晶化の開始点となる結晶核になることにより、樹脂成分の結晶化を促進させる添加剤をいう。前記合成樹脂層が結晶化核剤を含む場合、前記合成樹脂層中で均一で微細な結晶が生成するので、前記合成樹脂層の結晶化度が高くなり、引張り弾性率、熱変形温度等の機械的性質や透明性等の光学的性質が向上する。
また、本発明の床材用化粧材における化粧層の厚さは、200〜300μmであることが好ましい。
化粧層の厚さを300μm以下とすることにより、化粧層を容易に裁断できるようになるため、大量生産しやすくなる。すなわち、木質基材上に化粧層を連続ラミネートした後、化粧層を木質基材の大きさに合わせて裁断するという方法により本発明の床材用化粧材を製造できる。
また、化粧層の厚さを200μm以上とすることにより、平滑性、耐凹み傷性に加え、優れた耐水性を床材用化粧材に付与できる。
以下、上記床材用化粧材を例示して説明する。
合成樹脂層
木質基材と基材シートとの間に合成樹脂層を介在させることにより、床材用化粧材の平滑性を向上させることができる。
木質基材と基材シートとの間に合成樹脂層を介在させることにより、床材用化粧材の平滑性を向上させることができる。
前記合成樹脂層は、ポリオレフィン系樹脂を樹脂成分として含むことが好ましい。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン(高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン)、ポリプロピレン等が挙げられる。これらは、一種又は二種以上で用いることができる。この中でも、特にポリプロピレンが好ましい。ポリプロピレンとしては、例えばホモポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、ブロックポリプロピレン等が挙げられる。この中でも特に、ホモポリプロピレンが望ましい。
その他、前記合成樹脂層の樹脂成分として、上記ポリオレフィン系樹脂以外の樹脂成分を用いてもよい。例えば塩化ビニル樹脂、ポリスチレン、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、ポリスルホン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリフェニレンエーテル、メタクリル樹脂、アクリロニトリルスチレン樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアリレート、非晶性ポリエチレンテレフタレート(いわゆるA−PET)〔三菱化学(株):ノバクリアー(商品名)〕、ポリエチレンテレフタレート共重合体(PETG)等が挙げられる。この中でも特に、A−PETが好ましい。なお、A−PETは、耐熱性を付与する目的で、PENと共に用いることが望ましい。
前記合成樹脂層中における前記ポリオレフィン系樹脂の含有量は、90〜100重量%が好ましく、95〜100重量%がより好ましい。
また、前記合成樹脂層は、結晶化核剤を含むことが好ましい。結晶化核剤を含むことにより、合成樹脂層の引張り弾性率をより向上させることができる。前記結晶化核剤としては、例えばビス(p−メチルベンジリデン)ソルビトール、リン酸2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ナトリウム、ロジンの金属塩、ロジン誘導体の金属塩、安息香酸の金属塩等を用いることができる。ロジンの金属塩、ロジン誘導体の金属塩及び安息香酸の金属塩としては、ナトリウム塩、銅塩、亜鉛塩等が挙げられる。これら結晶化核剤は、一種又は二種以上で用いることができる。特に、本発明では、結晶化核剤として、ビス(p−メチルベンジリデン)ソルビトール及びリン酸2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ナトリウムからなる群から選ばれる少なくとも1種を用いることが好ましい。前記結晶化核剤の含有量については、前記合成樹脂層のJIS K6734に準拠する引張り弾性率が1000MPa以上となるよう適宜設定すればよいが、前記合成樹脂層の樹脂成分100重量部に対し、通常0.05〜0.4重量部、好ましくは0.1〜0.3重量部である。
前記合成樹脂層は、上記樹脂成分等を含む樹脂組成物を、例えば、カレンダー法、インフレーション法、Tダイ押し出し法等により基材シートの上に積層させればよい。また、前記合成樹脂層として既成のフィルムを用いてもよい。
前記合成樹脂層の厚みは特に限定されず、通常50〜210μm、好ましくは100〜200μm程度である。
基材シート
基材シートとしては、特に限定されないが、JIS K6734に準拠する引張り弾性率を容易に1000MPa以下に設定できる点から、樹脂成分としてポリオレフィン系樹脂を含むフィルムが好ましい。基材シート中におけるポリオレフィン樹脂の含有量は、90〜100重量%が好ましく、95〜100重量%がより好ましい。
基材シートとしては、特に限定されないが、JIS K6734に準拠する引張り弾性率を容易に1000MPa以下に設定できる点から、樹脂成分としてポリオレフィン系樹脂を含むフィルムが好ましい。基材シート中におけるポリオレフィン樹脂の含有量は、90〜100重量%が好ましく、95〜100重量%がより好ましい。
前記ポリオレフィン系樹脂としては特に限定されず、化粧シートの分野で通常用いられているものが使用できる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。これらは、一種又は二種以上で用いることができる。これらの中でも、特にポリプロピレン、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー等が好ましい。
前記ポリオレフィン系樹脂としては、ポリプロピレンを主成分とする単独又は共重合体も好ましい。例えば、ホモポリプロピレン樹脂、ランダムポリプロピレン樹脂、ブロックポリプロピレン樹脂、及び、ポリプロピレンの結晶性部分とプロピレン以外の炭素数2〜20のα−オレフィンとの共重合体が挙げられる。その他、エチレン、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1又はオクテン−1のコモノマーを15モル%以上含有するプロピレン−α−オレフィン共重合体等も好ましい。
前記ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは、ハードセグメントとして高結晶性で且つ高融点の芳香族ポリエステル、ソフトセグメントとしてガラス転移温度が−70℃以下の非晶性ポリエーテルを有するブロックポリマーである。特に、アイソタクチックポリプロピレンからなるハードセグメントとアタクチックポリプロピレンからなるソフトセグメントとを重量比80:20で混合して得られるエラストマーが好ましい。
基材シートには、必要に応じて、公知の添加剤が配合されてもよい。前記添加剤としては、例えば、炭酸カルシウム、クレー等の充填剤、水酸化マグネシウム等の難燃剤、酸化防止剤、滑剤、発泡剤、着色剤(下記参照)などが挙げられる。これらは、一種又は二種以上で用いることができる。前記添加剤の配合量については、製品特性に応じて適宜設定できる。
着色剤としては特に限定されず、顔料、染料等の公知の着色剤を使用できる。例えば、チタン白、亜鉛華、弁柄、朱、群青、コバルトブルー、チタン黄、黄鉛、カーボンブラック等の無機顔料;イソインドリノン、ハンザイエローA、キナクリドン、パーマネントレッド4R、フタロシアニンブルー、インダスレンブルーRS、アニリンブラック等の有機顔料(染料も含む);アルミニウム、真鍮等の金属顔料;二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の箔粉からなる真珠光沢(パール)顔料などが挙げられる。これらは、一種又は二種以上で用いることができる。基材シートの着色態様には、透明着色と不透明着色(隠蔽着色)があり、これらは任意に選択できる。例えば、被着材(化粧シートを接着する基材)の地色を着色隠蔽する場合には、不透明着色を選択すればよい。一方、被着材の地模様を目視できるようにする場合には、透明着色を選択すればよい。
前記基材シートは、上記樹脂成分等を含む樹脂組成物を、例えば、カレンダー法、インフレーション法、Tダイ押し出し法等によりフィルム状に形成することにより得られる。
前記基材シートの厚みは特に限定されず、通常50〜150μm、好ましくは60〜80μm程度である。
基材シートの片面又は両面には、必要に応じて、コロナ放電処理、オゾン処理、プラズマ処理、電離放射線処理、重クロム酸処理等の表面処理を施してもよい。例えば、コロナ放電処理を行う場合には、基材シート表面の表面張力が35dyne以上、好ましくは40dyne以上となるようにすればよい。表面処理は、各処理の常法に従って行えばよい。
基材シートの片面又は両面には、必要に応じて、プライマー層(例えば、被着材の接着を容易とするための裏面プライマー層、絵柄模様層の形成を容易とするためのプライマー層)を設けてもよい。プライマー層を設けることにより、隣接層(例えば、被着材)との層間密着力を高めることができる。
プライマー層は、公知のプライマー剤を基材シートの片面又は両面に塗布することにより形成できる。プライマー剤としては、例えば、アクリル変性ウレタン樹脂等からなるウレタン樹脂系プライマー剤、ウレタン−セルロース系樹脂(例えば、ウレタンと硝化綿の混合物にヘキサメチレンジイソシアネートを添加してなる樹脂)からなるプライマー剤等が挙げられる。これらは、一種又は二種以上で用いることができる。
プライマー剤の塗布量は特に限定されないが、通常0.1〜100g/m2、好ましくは0.1〜50g/m2程度である。
プライマー層の厚みは特に限定されないが、通常0.01〜10μm、好ましくは0.1〜1μm程度である。
接着剤層
合成樹脂層の基材シート貼着面には、必要に応じて接着剤層を形成してもよい。
合成樹脂層の基材シート貼着面には、必要に応じて接着剤層を形成してもよい。
接着剤としては、特に限定されず、例えばポリアミド樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられる。これらは、一種又は二種以上で用いることができる。接着剤層は、例えば、接着剤を合成樹脂層の上に塗布し、接着剤層を構成する樹脂を塗工後、乾燥・硬化させることにより形成できる。乾燥温度・乾燥時間等の条件は特に限定されず、接着剤の種類に応じて適宜設定すればよい。接着剤の塗布方法は特に限定されず、例えば、ロールコート、カーテンフローコート、ワイヤーバーコート、リバースコート、グラビアコート、グラビアリバースコート、エアーナイフコート、キスコート、ブレードコート、スムースコート、コンマコート等の方法が採用できる。
接着剤層の厚みは特に限定されないが、乾燥後の厚みが0.1〜30μm、好ましくは1〜20μm程度である。
プライマー層
合成樹脂層の木質基材貼着面には、必要に応じプライマー層を形成してもよい。プライマー層は、公知のプライマー剤を塗布することにより形成することができる。
合成樹脂層の木質基材貼着面には、必要に応じプライマー層を形成してもよい。プライマー層は、公知のプライマー剤を塗布することにより形成することができる。
プライマー剤としては、例えば、アクリル変性ウレタン樹脂等からなるウレタン樹脂系プライマー剤、ウレタン−セルロース系樹脂(例えば、ウレタンと硝化綿の混合物にヘキサメチレンジイソシアネートを添加してなる樹脂)からなるプライマー剤等が挙げられる。これらは、一種又は二種以上で用いることができる。
プライマー剤の塗布量は特に限定されないが、通常0.1〜100g/m2、好ましくは0.1〜50g/m2程度である。
プライマー層の厚みは特に限定されないが、通常0.01〜10μm、好ましくは0.1〜1μm程度である。
絵柄模様層
基材シートの上(木質基材貼着面とは逆面、以下各層において同じ側を指す)には、絵柄模様層が形成されている。
基材シートの上(木質基材貼着面とは逆面、以下各層において同じ側を指す)には、絵柄模様層が形成されている。
絵柄模様層は、化粧シートに所望の絵柄による意匠性を付与するものであり、絵柄の種類等は特に限定的ではない。例えば、木目模様、石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、布目模様、皮絞模様、幾何学図形、文字、記号、抽象模様等が挙げられる。
絵柄模様層の形成方法は特に限定されず、例えば、公知の着色剤(染料又は顔料)を結着材樹脂とともに溶剤(又は分散媒)中に溶解(又は分散)させて得られる着色インキ、コーティング剤等を用いた印刷法などにより形成すればよい。
着色剤としては、例えば、カーボンブラック、チタン白、亜鉛華、弁柄、紺青、カドミウムレッド等の無機顔料;アゾ顔料、レーキ顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、フタロシアニン顔料、イソインドリノン顔料、ジオキサジン顔料等の有機顔料;アルミニウム粉、ブロンズ粉等の金属粉顔料;酸化チタン被覆雲母、酸化塩化ビスマス等の真珠光沢顔料;蛍光顔料;夜光顔料等が挙げられる。これらの着色剤は、単独又は2種以上を混合して使用できる。これらの着色剤には、シリカ等のフィラー、有機ビーズ等の体質顔料、中和剤、界面活性剤等がさらに配合してもよい。
結着剤樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩素化ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アルキド系樹脂、石油系樹脂、ケトン樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、繊維素誘導体、ゴム系樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は、単独又は2種以上を混合して使用できる。
溶剤(又は分散媒)としては、例えば、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の石油系有機溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸−2−メトキシエチル、酢酸−2−エトキシエチル等のエステル系有機溶剤;メチルアルコール、エチルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール等のアルコール系有機溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系有機溶剤;ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系有機溶剤、;ジクロロメタン、四塩化炭素、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の塩素系有機溶剤;水等の無機溶剤等が挙げられる。これらの溶剤(又は分散媒)は、単独又は2種以上を混合して使用できる。
絵柄模様層の形成に用いる印刷法としては、例えば、グラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、静電印刷法、インクジェット印刷法等が挙げられる。
絵柄模様層の厚みは特に限定されず、製品特性に応じて適宜設定できるが、塗工時の層厚は1〜15μm程度、乾燥後の層厚は0.1〜10μm程度である。
着色隠蔽層
基材シートと絵柄模様層との間には、必要に応じて、さらに着色隠蔽層を形成してもよい。着色隠蔽層は、化粧シートのおもて面から被着材の地色を隠蔽したい場合に設けられる。基材シートが透明性である場合は勿論、基材シートが隠蔽着色されている場合でも、隠蔽性を安定化するために形成してもよい。
基材シートと絵柄模様層との間には、必要に応じて、さらに着色隠蔽層を形成してもよい。着色隠蔽層は、化粧シートのおもて面から被着材の地色を隠蔽したい場合に設けられる。基材シートが透明性である場合は勿論、基材シートが隠蔽着色されている場合でも、隠蔽性を安定化するために形成してもよい。
着色隠蔽層を形成するインクとしては、絵柄模様層を形成するインクであって隠蔽着色が可能なものが使用できる。
着色隠蔽層の形成方法は、基材シート全体を被覆(全面ベタ状)するように形成できる方法が好ましい。例えば、前記したロールコート法、ナイフコート法、エアーナイフコート法、ダイコート法、リップコート法、コンマコート法、キスコート法、フローコート法、ディップコート法等が好ましいものとして挙げられる。
着色隠蔽層の厚みは特に限定されず、製品特性に応じて適宜設定できるが、塗工時の層厚は0.2〜10μm程度、乾燥後の層厚は0.1〜5μm程度である。
透明性接着剤層
絵柄模様層の上には、透明性接着剤層が形成されている。透明性接着剤層は、透明性のものであれば特に限定されず、無色透明、着色透明、半透明等のいずれも含む。この接着剤層は、絵柄模様層と透明性樹脂層とを接着するために形成されている。
絵柄模様層の上には、透明性接着剤層が形成されている。透明性接着剤層は、透明性のものであれば特に限定されず、無色透明、着色透明、半透明等のいずれも含む。この接着剤層は、絵柄模様層と透明性樹脂層とを接着するために形成されている。
接着剤としては特に限定されず、化粧シートの分野で公知の接着剤が使用できる。
化粧シートの分野で公知の接着剤としては、例えば、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂、熱硬化性ウレタン樹脂等の硬化性樹脂等が挙げられる。また、イソシアネートを硬化剤とする二液硬化型ポリウレタン樹脂又はポリエステル樹脂も適用し得る。これらは、一種又は二種以上で用いることができる。前記二液硬化型ポリウレタン樹脂としては、下記透明性表面保護層の項目で説明する二液硬化型ポリウレタン樹脂と同様のものを用いることができる。
透明性接着剤層は、例えば、接着剤を絵柄模様層の上に塗布し、透明性樹脂層を構成する樹脂を塗工後、乾燥・硬化させることにより形成できる。乾燥温度・乾燥時間等の条件は特に限定されず、接着剤の種類に応じて適宜設定すればよい。接着剤の塗布方法は特に限定されず、例えば、ロールコート、カーテンフローコート、ワイヤーバーコート、リバースコート、グラビアコート、グラビアリバースコート、エアーナイフコート、キスコート、ブレードコート、スムースコート、コンマコート等の方法が採用できる。
透明性接着剤層の厚みは特に限定されないが、乾燥後の厚みが0.1〜30μm、好ましくは1〜20μm程度である。
透明性樹脂層
透明性接着剤層の上には、透明性樹脂層が形成されている。透明性樹脂層は、透明性のものであれば特に限定されず、無色透明、着色透明、半透明等のいずれも含む。
透明性接着剤層の上には、透明性樹脂層が形成されている。透明性樹脂層は、透明性のものであれば特に限定されず、無色透明、着色透明、半透明等のいずれも含む。
透明性樹脂層としては、特に限定されないが、JIS K6734に準拠する引張り弾性率を容易に1000MPa以下に設定できる点から、樹脂成分としてポリオレフィン系樹脂を含む樹脂層が好ましい。
ポリオレフィン系樹脂としては、前記ポリオレフィン系樹脂と同様のものを用いることができる。
前記透明性樹脂層中における前記ポリオレフィン系樹脂の含有量は、90〜100重量%が好ましく、95〜100重量%がより好ましい。
透明性樹脂層の厚みは、通常40〜250μm、好ましくは60〜100μm程度である。
透明性樹脂層は、上記樹脂成分等を含む樹脂組成物を、例えば、カレンダー法、インフレーション法、Tダイ押し出し法等により透明性接着剤層の上にラミネートしてもよく、また既成のフィルムを用いてもよい。
透明性樹脂層の表面であって、後記する透明性表面保護層を形成する面には、必要に応じて、コロナ放電処理、オゾン処理、プラズマ処理、電離放射線処理、重クロム酸処理等の表面処理を施してもよい。表面処理は、各処理の常法に従って行えばよい。
また、必要に応じて、表面にプライマー層(表面保護層の形成を容易とするためのプライマー層)を設けてもよい。
プライマー層は、公知のプライマー剤を透明樹脂層の表面に塗布することにより形成できる。プライマー剤としては、例えば、アクリル変性ウレタン樹脂等からなるウレタン樹脂系プライマー剤、アクリルとウレタンのブロック共重合体からなる樹脂系プライマー剤等が挙げられる。
プライマー剤の塗布量は特に限定されないが、通常0.1〜100g/m2、好ましくは0.1〜50g/m2程度である。
プライマー層の厚みは特に限定されないが、通常0.01〜10μm、好ましくは0.1〜1μm程度である。
透明性表面保護層
透明性表面保護層の形成により、化粧シート表面の傷つきやすさをカバーし、耐擦傷性を向上させることができる。
透明性表面保護層の形成により、化粧シート表面の傷つきやすさをカバーし、耐擦傷性を向上させることができる。
透明性表面保護層に用いられる材料としては特に限定されないが、本発明では二液硬化型ポリウレタン系樹脂を使用することが望ましい。二液硬化型ポリウレタン系樹脂は、ポリオールを主剤とし、イソシアネートを硬化剤とするものであれば特に限定されない。
二液硬化型ポリウレタン系樹脂に用いるポリオール及びイソシアネートとしては限定的ではないが、ポリオールとしては分子中に2個以上の水酸基を有するポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール等が挙げられる。イソシアネートとしては、脂肪族又は脂環式のイソシアネートが挙げられる。脂環式イソシアネートとしては、例えば、IPDI(イソホロンジイソシアネート)、水素添加MDI(水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート)等が挙げられる。脂肪族イソシアネートとしては、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げられる。
透明性表面保護層は、VOC低減等の効果がより高められるという点で、水性組成物により形成されることが望ましい。水性組成物としては、水性バインダーを含む組成物を使用することができる。上記水性バインダーは、樹脂水溶液、水性樹脂エマルジョン等のいずれの形態であっても良い。これらに使用される樹脂は、前記の絵柄層の形成に使用される水性組成物の水性バインダーと同様のものを使用することができる。
また、本発明では、透明性表面保護層として電離放射線硬化型樹脂を用いることもできる。電離放射線硬化型樹脂を使用する場合には、より優れた耐擦傷性、耐候性等が得られる。
電離放射性硬化型樹脂は、公知のもの又は市販品を使用することができる。具体的には、分子中に重合性不飽和結合又はエポキシ基をもつプレポリマー、オリゴマー及び単量体の少なくとも1種を含む組成物を用いる。
前記のプレポリマー又はオリゴマーとしては、例えば、ポリエステルメタアクリレート、ポリエーテルメタアクリレート、ポリオールメタアクリレート、メラミンメタアクリレート等のメタアクリレート類、ウレタンアクリレート類、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリオールアクリレート、メラミンアクリレート等のアクリレート類等がある。
単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン系単量体、アクリル酸メチル、2−エチルヘキシルアクリレート、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸ブトキシエチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸フェニル等のアクリル酸エステル類、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタアクリル酸プロピル、メタアクリル酸エトキシメチル、メタアクリル酸フェニル、メタアクリル酸ラウリル等メタアクリル酸エステル類がある。
不飽和酸の置換アミノアルコールエステルとしては、アクリル酸−2−(N,N−ジエチルアミノ)エチル、メタアクリル酸−2−(N,N−ジエチルアミノ)エチル、アクリル酸−2−(N,N−ジベンジルアミノ)メチル、アクリル酸−2−(N,N−ジエチルアミノ)プロピル等がある。
その他、アクリルアミド、メタアクリルアミド等の不飽和カルボン酸アミド、エチレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、ネオベンジルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、エチルカルビトールアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート等の化合物、ジプロピレングリコールジアクリレート、エチレングリコールアクリレート、ジエチレングリコールジメタアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート等の多官能性物、及び/又は、分子中に2個以上のチオール基をもつポリチオール化合物、例えば、トリメチロールプロパントリチオグリコレート、トリメチロールプロパントリチオプロピオレート、ジペンタエリスリトールテトラチオグリコール等がある。また、3官能基以上のアクリレート系単量体には、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタアクリレート等がある。
電離放射線硬化型樹脂による透明性表面保護層の形成方法は限定的ではないが、例えば、電離放射線硬化型樹脂を含む組成物(塗料)の塗膜に電離放射線を照射することにより形成できる。電離放射線は、塗料に含まれる電離放射線硬化型樹脂、添加剤である光ラジカル重合開始剤・増感剤に作用してラジカル重合反応を開始できるエネルギーを有するものであればよく、紫外線、X線、γ線等の電磁波が挙げられる。この中でも、塗膜の硬化能力、照射装置の簡便性からは電子線が最も実用性が高い。電子線照射する場合には、例えば、175keV及び5Mrad(50kGy)の条件で電子線照射することにより皮膜を架橋硬化させればよい。なお、透明性表面保護層を電離放射線硬化型樹脂により形成する場合は、予め下地としてプライマー層(特にウレタン系樹脂によるプライマー層)を透明性樹脂層上に設けることが望ましい。
透明性保護層の厚みは限定されないが、通常は0.1〜50μm、特に1〜20μmとすることが望ましい。
耐候剤
本発明の化粧層を構成する層の少なくとも1種の層は、必要に応じて、耐候剤を含有してもよい。耐候剤としては、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定剤等が好ましい。これらの耐候剤は、単独又は2種以上を混合して使用できる。例えば、前記合成樹脂層が樹脂成分としてポリプロピレンを含む場合、耐候性を付与する目的で、前記合成樹脂層に前記耐候剤を含有させることが好ましい。
本発明の化粧層を構成する層の少なくとも1種の層は、必要に応じて、耐候剤を含有してもよい。耐候剤としては、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定剤等が好ましい。これらの耐候剤は、単独又は2種以上を混合して使用できる。例えば、前記合成樹脂層が樹脂成分としてポリプロピレンを含む場合、耐候性を付与する目的で、前記合成樹脂層に前記耐候剤を含有させることが好ましい。
前記紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤等が挙げられる。前記光安定剤としては限定的ではないが、例えばヒンダードアミン系光安定剤を好適に用いることができる。
前記化粧層を構成する層中における前記耐光剤の含有量は、特に限定されない。例えば前記合成樹脂層に紫外線吸収剤を含有させる場合、前記合成樹脂層を形成させるための樹脂組成物中における紫外線吸収剤の濃度を1000〜10000ppm程度に設定すればよい。前記合成樹脂層に光安定剤を含有させる場合、前記合成樹脂層を形成させるための樹脂組成物中における光安定剤の濃度を1000〜10000ppm程度に設定すればよい。
床材用化粧材
本発明の床材用化粧材は、例えばロール状の前記化粧層を木質基材上に連続ラミネートすることにより製造することができる。
本発明の床材用化粧材は、例えばロール状の前記化粧層を木質基材上に連続ラミネートすることにより製造することができる。
木質基材上に化粧層をラミネートする方法としては、例えば、木質基材に接着剤を塗工し、その塗工面側に化粧層を載せて、化粧層側からロールで圧力をかけることにより、両者をラミネートする方法が好ましい。なお、本発明の床材用化粧材において、接着剤の塗工により木質基材上に接着剤層が形成される場合、この接着剤層は、前記化粧層の概念には含まれない。
本発明で用いる木質基材としては、例えば、杉、檜、樫、ラワン、チーク等からなる単板、合板、パーティクルボード、繊維板、集成材等が挙げられる。
ラミネート後は、木質基材の大きさに合わせて、化粧層を裁断すればよい。
また、本発明の床材用化粧材には、必要に応じて、テノーナーを用いて四辺の実加工、V字形状の条溝付与等を施してもよい。さらに、塗料を塗布後、ワイピング処理を施してもよい。前記塗料としては、特に限定されないが、水系の2液硬化型ウレタン系着色塗料が好ましい。
以下に実施例及び比較例を示し、本発明をより具体的に説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
実施例1
図1に示す構成の化粧層を以下の方法により製造した。
図1に示す構成の化粧層を以下の方法により製造した。
60μm厚の着色ポリプロピレンフィルムからなる基材シート5(該シート単独の引張り弾性率は600MPa)の上に、アクリル−ウレタン系樹脂(アクリルポリオール100重量部にヘキサメチレンジイソシアネート5重量部を添加してなる樹脂)溶液をグラビア印刷法により固形分量が2g/m2となるように塗工して印刷用プライマー層(図示せず)を形成した。
印刷用プライマー層(図示せず)の上に、アクリル−ウレタン系樹脂(アクリルポリオール100重量部にヘキサメチレンジイソシアネート5重量部を添加してなる樹脂)溶液を印刷インキとしたグラビア印刷法により、4μmの木目絵柄模様層4を形成した。
基材シート5の絵柄模様層4と反対側の面にウレタン−セルロース系樹脂の溶液をグラビア印刷法により固形分量が2g/m2となるように塗工してプライマー層(図示せず)形成した。
なお、前記ウレタン−セルロース系樹脂の溶液は、メチルエチルケトンとメチルイソブチルケトン混合溶剤中に、ウレタン及び硝化綿を添加し、さらに、ヘキサメチレンジイソシアネートをウレタン及び硝化綿の混合物100重量部に対して5重量部添加することにより調製した。
絵柄模様層4の上に、ウレタン樹脂系接着剤を固形分量が8g/m2となるように塗工し、さらにポリプロピレン系樹脂をTダイ押出し機により加熱溶融押出しし、8μm厚の透明性接着剤層3及び厚み80μmの透明性樹脂層2を形成した。該樹脂層2単独の引張り弾性率は600MPaであった。
透明性樹脂層2の表面にコロナ放電処理を施した後、コロナ放電処理面にアクリル−ウレタン系樹脂(アクリルポリオール100重量部にヘキサメチレンジイソシアネート5重量部を添加してなる樹脂)溶液をグラビア印刷法により固形分量が1g/m2となるように塗工して透明性表面保護層形成用プライマー層(図示せず)を形成した。
透明性表面保護層形成用プライマー層(図示せず)の上に、ウレタンアクリレート系電子線硬化型樹脂をロールコート法により固形分が15g/m2となるように塗工・乾燥して未硬化の電子線硬化型樹脂層を形成した。その後、酸素濃度200ppmの環境下において、未硬化樹脂層に加速電圧125KeV、5Mradの条件で電子線を照射して樹脂を硬化させて15μm厚の電子線硬化型樹脂層(透明性表面保護層1)を形成した。
次いで、透明性表面保護層1の上から、エンボス加工により深さ50μmの木目導管状の凹凸模様を形成した。
さらに基材シート5のプライマー層(図示せず)側にウレタン樹脂系接着剤を固形分量が8g/m2となるように塗工することにより接着剤層6を形成した。接着剤層6の厚みは8μmであった。続けて、接着剤層6上に120μm厚の合成樹脂層7をドライラミネート法により積層した。前記合成樹脂層7は、ホモポリプロピレン、ビス(p−メチルベンジリデン)ソルビトール(結晶化核剤)、トリアジン系紫外線吸収剤及びヒンダードアミン系光安定剤を含む組成物をTダイ押出し機により加熱溶融押出しすることにより作製した。なお、ビス(p−メチルベンジリデン)ソルビトールの使用量は、ホモポリプロピレン100重量部に対し0.1重量部とした。また、トリアジン系紫外線吸収剤の使用量は、樹脂組成物中、トリアジン系紫外線吸収剤の濃度が2000ppmとなる量とした。さらに、ヒンダードアミン系光安定剤の使用量は、樹脂組成物中、ヒンダードアミン系光安定剤の濃度が1000ppmとなる量とした。
合成樹脂層7単独の引張り弾性率は1500MPaであった。
以上の過程により、化粧層を作製した。
作製した化粧層の厚みは、300μmであった。
上記で得られた化粧層を合成樹脂層7側が下面(巻内側)になるようにロール状に巻き取った。
次に、厚さ12mmのラワン合板上に変性エチレン・酢酸ビニル系エマルジョン接着剤を塗工することにより、厚さ10μmの接着剤層を形成した。
次いで、前記ラワン合板を接着剤層側を上にして複数枚並値した後、前記化粧層を前記接着剤層上に、連続ラミネートすることにより化粧合板を作製した。
化粧合板の化粧層をラワン合板の大きさに合わせて裁断後、テノーナーを用いて四辺の実加工を施すとともに、透明性表面保護層からラワン合板に至る深さのV字形状の条溝を長尺方向及び短尺方向に形成した。また、ラミネート合板の長尺方向側面部を面取りした。
V字形状の条溝部及び面取り部に水系の2液硬化型ウレタン系着色塗料を塗布後、ワイピング処理を施した。
以上の過程により、床材用化粧材を製造した。
得られた床材用化粧材の平滑性、耐凹み傷性及び耐水性を表1に示す。
比較例1
合成樹脂層7を積層しない以外は実施例1と同様の方法により化粧層を作製した。化粧層の厚みは、180μmであった。
合成樹脂層7を積層しない以外は実施例1と同様の方法により化粧層を作製した。化粧層の厚みは、180μmであった。
得られた化粧層を用いて、実施例1と同様の方法により床材用化粧材を製造した。
得られた床材用化粧材の平滑性、耐凹み傷性及び耐水性を表1に示す。
比較例2
合成樹脂層7の作製において、加熱溶融押出しする組成物が、ビス(p−メチルベンジリデン)ソルビトール(結晶化核剤)を含まない以外は実施例1と同様の方法により床材用化粧材を製造した。
合成樹脂層7の作製において、加熱溶融押出しする組成物が、ビス(p−メチルベンジリデン)ソルビトール(結晶化核剤)を含まない以外は実施例1と同様の方法により床材用化粧材を製造した。
合成樹脂層7単独の引張り弾性率は900MPaであった。
得られた床材用化粧材の平滑性、耐凹み傷性及び耐水性を表1に示す。
試験例1(平滑性)
実施例及び比較例にて得られた床材用化粧材の化粧層表面の平滑性を確認した。具体的には、床材用化粧材表面に入射する光が斜光となるよう床材用化粧材を設置し、木質基材及び/又は透明性接着剤層による凹凸が隠蔽されているかどうかを肉眼により観察した。
実施例及び比較例にて得られた床材用化粧材の化粧層表面の平滑性を確認した。具体的には、床材用化粧材表面に入射する光が斜光となるよう床材用化粧材を設置し、木質基材及び/又は透明性接着剤層による凹凸が隠蔽されているかどうかを肉眼により観察した。
木質基材及び/又は透明性接着剤層による凹凸が隠蔽されているものを○、凹凸が隠蔽されていないものを×と評価した。
試験例2(耐凹み傷性)
実施例及び比較例により得られた床材用化粧材の化粧層部に、45°に傾斜した直径20mmの鉄製円柱治具を50N荷重で押し当てたときの化粧層部の凹みを目視により確認した。
実施例及び比較例により得られた床材用化粧材の化粧層部に、45°に傾斜した直径20mmの鉄製円柱治具を50N荷重で押し当てたときの化粧層部の凹みを目視により確認した。
凹みが目立たないものを○、凹みが目立つものを×と評価した。
試験例3(耐水性)
実施例及び比較例にて得られた床材用化粧材の条溝部にポリエチレン製リングをシーリング材を用いて固定した。前記ポリエチレン製リング内部に水道水を入れ、144時間放置した後、床材用化粧材の外観を目視により確認した。
実施例及び比較例にて得られた床材用化粧材の条溝部にポリエチレン製リングをシーリング材を用いて固定した。前記ポリエチレン製リング内部に水道水を入れ、144時間放置した後、床材用化粧材の外観を目視により確認した。
外観上変化がないものを○、目痩せしているものを×と評価した。
1・・・透明性表面保護層
2・・・透明性樹脂層
3・・・透明性接着剤層
4・・・絵柄模様層
5・・・基材シート
6・・・接着剤層
7・・・合成樹脂層
8・・・プライマー層
2・・・透明性樹脂層
3・・・透明性接着剤層
4・・・絵柄模様層
5・・・基材シート
6・・・接着剤層
7・・・合成樹脂層
8・・・プライマー層
Claims (4)
- 合成樹脂層、基材シート、絵柄模様層、透明性樹脂層及び透明性表面保護層を順に積層してなる化粧層を、合成樹脂層が木質基材と接触するよう木質基材上に積層してなる床材用化粧材であって、
(1)基材シート及び透明性樹脂層からなる群から選ばれる少なくとも1種が、JIS K6734に準拠する1000MPa以下の引張り弾性率を有し、
(2)合成樹脂層が、厚さ50〜210μmであり、且つ、JIS K6734に準拠する1000〜2500MPaの引張り弾性率を有する、
床材用化粧材。 - 合成樹脂層、基材シート及び透明性樹脂層からなる群から選ばれる少なくとも1種の層が、ポリオレフィン系樹脂を樹脂成分として含む請求項1に記載の床材用化粧材。
- 合成樹脂層が、結晶化核剤を含む請求項1に記載の床材用化粧材。
- 絵柄模様層及び透明性樹脂層の間に更に透明性接着剤層が積層されている、請求項1に記載の床材用化粧材。
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