JP2006068906A - 合成樹脂発泡体の製造方法及びその方法により製造された合成樹脂発泡体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 複数の吸音溝を有する合成樹脂発泡体の製造方法であって、合成樹脂からなる発泡成形品に、該合成樹脂の融点以上に加熱した溝形成部材を接触、該発泡成形品を融解させることで複数の吸音溝を形成することを特徴とする合成樹脂発泡体の製造方法。
【選択図】 なし。
Description
(1)合成樹脂からなる発泡成形品に、該合成樹脂の融点以上に加熱した複数の溝形成部材を接触させることで、複数の吸音溝を同時に形成すること、
(2)溝形成部材が、板状であること、好ましくは、溝形成部材が、先端に向かうにつれて連続的、あるいは段階的に小さくなること、
(3)溝形成部材が線状であること、
(4)溝形成部材を、平行、格子状、千鳥状、同心多角形状、同心円状、渦巻き状、ジグザク状、正弦波状、波状、放射状からなる群から選ばれる何れか一つ以上の形状に配置すること、
を特徴とする前記記載の合成樹脂発泡体の製造方法に関する。
(1)合成樹脂からなる発泡成形品が、合成樹脂型内発泡成形品、合成樹脂発泡積層品、合成樹脂押出発泡成形品からなる群から選ばれる何れか一つ以上であること、
(2)合成樹脂発泡体の空隙率を3%以上30%以下に設定したこと、
(3)吸音溝の長さが0.5mm以上100mm以下であること、
(4)吸音溝の短手側の幅が0.5mm以上5mm以下であること、
(5)吸音溝のピッチが3mm以上30mm以下であること、
(6)吸音溝が、有底及び/又は貫通であること、
(7)吸音溝の長さを少なくとも2以上に設定したこと、
(8)合成樹脂発泡体に形成された吸音溝の幅、ピッチの少なくとも一つの大きさを2以上に設定してなること、
(9)合成樹脂発泡体の表面と裏面の両方に吸音溝を設けてなること、好ましくは、吸音溝の深さ、短手側の幅、ピッチの何れか一つ以上の大きさが、合成樹脂発泡体の表面と裏面で異なること、
を特徴とする前記記載の合成樹脂発泡体に関する。
ここで、
Va:発泡成形体の外形寸法から求めた見かけの体積(cm3)
Vn:発泡成形体をアルコール中に沈めて測定される真の体積(cm3)
合成樹脂発泡体に形成された吸音溝の幅、長さ、ピッチは、特に限定はなく、合成樹脂からなる発泡成形品の大きさ、貫通溝・有底溝等、所望の吸音溝の形状に応じて所望の幅、長さ、ピッチを選択することができる。
(実施例1)
ポリプロピレンを主原料とするビーズ型内発泡成形品(発泡倍率30倍、鐘淵化学工業(株)製エペランPPを使用)に、吸音溝長手幅50mm、短手幅1.5mm、長さ50mmの平板状、ピッチ10mmの吸音溝形成部材を等間隔で配設した。
(実施例2)
ポリプロピレンを主原料とするビーズ型内発泡成形品(発泡倍率30倍、鐘淵化学工業(株)製エペランPPを使用)に、吸音溝長手幅100mm、短手幅1.5mm、長さ30mmの平板状、ピッチ15mmの吸音溝形成部材を等間隔で配設した。
(実施例3)
ポリプロピレンを主原料とするビーズ型内発泡成形品(発泡倍率30倍、鐘淵化学工業(株)製エペランPPを使用)に、吸音溝長手幅50mm、短手幅1.5mm、長さ50mmの平板状、ピッチ15mmの吸音溝形成部材を等間隔で配設した。
(実施例4)
ポリプロピレンを主原料とするビーズ型内発泡成形品(発泡倍率30倍、鐘淵化学工業(株)製エペランPPを使用)に、吸音溝長手幅50mm、短手幅1.5mm、長さ30mmと50mmの平板状、ピッチ10mmの吸音溝形成部材を交互に等間隔で配設した。
(参考例)
ポリプロピレンを主原料とするビーズ型内発泡成形品(発泡倍率30倍、鐘淵化学工業(株)製エペランPPを使用)で、吸音溝加工なしのものについて評価を行った。
(比較例1)
ポリプロピレンを主原料とするビーズ型内発泡成形品(発泡倍率30倍、鐘淵化学工業(株)製エペランPPを使用)に、吸音孔孔径2mm、孔深さ30mm、ピッチ7mmの針状部材を等間隔で配設した。
2 上下駆動プレート
3 プレートガイド
4 シリンダー
5 吸音溝形成部材
6 加熱器
7 横移動プレート
8 熱源(発熱器)
9 伝熱用板
10 窪み
11 エンコーダー
Claims (20)
- 複数の吸音溝を有する合成樹脂発泡体の製造方法であって、合成樹脂からなる発泡成形品に、該合成樹脂の融点以上に加熱した溝形成部材を接触、該発泡成形品を融解させることで複数の吸音溝を形成することを特徴とする合成樹脂発泡体の製造方法。
- 合成樹脂からなる発泡成形品に、該合成樹脂の融点以上に加熱した複数の溝形成部材を接触させることで、複数の吸音溝を同時に形成することを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂発泡体の製造方法。
- 溝形成部材が、板状であることを特徴とする請求項1または2記載の合成樹脂発泡体の製造方法。
- 溝形成部材が、先端に向かうにつれて連続的、あるいは段階的に小さくなることを特徴とする請求項3に記載の合成樹脂発泡体の製造方法。
- 溝形成部材が線状であることを特徴とする請求項1または2に記載の合成樹脂発泡体の製造方法。
- 溝形成部材を、平行、格子状、千鳥状、同心多角形状、同心円状、渦巻き状、ジグザク状、正弦波状、波状、放射状からなる群から選ばれる何れか一つ以上の形状に配置することを特徴とする請求項1〜5何れか一項に記載の合成樹脂発泡体の製造方法。
- 請求項1〜6何れか一項に記載の製造方法で製造された合成樹脂発泡体。
- 合成樹脂からなる発泡成形品が、合成樹脂型内発泡成形品、合成樹脂発泡積層品、合成樹脂押出発泡成形品からなる群から選ばれる何れか一つ以上であることを特徴とする請求項7記載の合成樹脂発泡体。
- 合成樹脂発泡体の空隙率を3%以上30%以下に設定したことを特徴とする請求項7または8記載の合成樹脂発泡体。
- 吸音溝の長さが0.5mm以上100mm以下であることを特徴とする請求項7〜9何れか一項に記載の合成樹脂発泡体。
- 吸音溝の短手側の幅が0.5mm以上5mm以下であることを特徴とする請求項7〜10何れか一項に記載の合成樹脂発泡体。
- 吸音溝のピッチが3mm以上30mm以下であることを特徴とする請求項7〜11何れか一項に記載の合成樹脂発泡体。
- 吸音溝が、有底及び/又は貫通であることを特徴とする請求項7〜12の何れか一項に記載の合成樹脂発泡体。
- 吸音溝の長さを少なくとも2以上に設定したことを特徴とする請求項7〜13の何れか一項に記載の合成樹脂発泡体。
- 合成樹脂発泡体に形成された吸音溝の幅、ピッチの少なくとも一つの大きさを2以上に設定してなることを特徴とする請求項7〜14の何れか一項に記載の合成樹脂発泡体。
- 合成樹脂発泡体の表面と裏面の両方に吸音溝を設けてなることを特徴とする請求項7〜15の何れか一項に記載の合成樹脂発泡体。
- 吸音溝の深さ、短手側の幅、ピッチの何れか一つ以上の大きさが、合成樹脂発泡体の表面と裏面で異なることを特徴とする請求項16に記載の合成樹脂発泡体。
- 請求項7〜17の何れか一項に記載の合成樹脂発泡体からなる車輌用内装材。
- 請求項7〜17の何れか一項に記載の合成樹脂発泡体からなる床材。
- 請求項7〜17の何れか一項に記載の合成樹脂発泡体からなる壁材。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007291836A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-11-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 床材用化粧材 |
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2004
- 2004-08-31 JP JP2004251347A patent/JP2006068906A/ja active Pending
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