JP5724525B2 - 化粧シート及び化粧材 - Google Patents
化粧シート及び化粧材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5724525B2 JP5724525B2 JP2011072602A JP2011072602A JP5724525B2 JP 5724525 B2 JP5724525 B2 JP 5724525B2 JP 2011072602 A JP2011072602 A JP 2011072602A JP 2011072602 A JP2011072602 A JP 2011072602A JP 5724525 B2 JP5724525 B2 JP 5724525B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- meth
- decorative sheet
- resin
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
1.基材シート上に1又は2以上の層が積層された化粧シートであって、
前記化粧シートの最表面層は、電離放射線硬化型樹脂100重量部に対してポリ(メタ)アクリル酸エステル4〜10重量部を含有し、且つ、艶消しフィラーを含有するコーティング剤の硬化塗膜である
ことを特徴とする化粧シート。
2.前記電離放射線硬化型樹脂は、ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマーを含有する電離放射線硬化型樹脂である、上記項1に記載の化粧シート。
3.前記コーティング剤は、耐擦過傷性フィラーを含有する、上記項1又は2に記載の化粧シート。
4.前記基材シート上に絵柄模様層、透明性樹脂層及び表面保護層が順に積層されている、上記項1〜3のいずれかに記載の化粧シート。
5.上記項1〜4のいずれかに記載の化粧シートの裏面と被着材とを貼着してなる化粧材。
本発明のコーティング剤は、電離放射線硬化型樹脂100重量部に対してポリ(メタ)アクリル酸エステル1〜30重量部を含有し、且つ、艶消しフィラーを含有することを特徴とする。このコーティング剤の硬化塗膜を化粧シートの最表面層とすることにより、白濁感及び物性の低下を生じさせることなく、十分な低艶化を達成することができる。
本発明のコーティング剤は、例えば、グラビアコート、ロールコート等の公知の塗工法によりフィルム状の塗膜を形成後、塗膜を硬化させることにより硬化塗膜となる。塗膜は、化粧シートの最表面層に直接形成してもよく、剥離可能な転写シート基材に積層して形成してもよい。塗膜を硬化させるためには、例えば、電離放射線を照射すればよい。
本発明の化粧シートは、上記コーティング剤の硬化塗膜を、化粧シートの最表面に位置する表面保護層として用いる。つまり、基材シート上に1又は2以上の層が積層された化粧シートの最表面層(表面保護層)として、上記コーティング剤の硬化塗膜を用いる。
(1)基材シートに表面保護層を積層した構成、
(2)基材シートにプライマー層及び表面保護層を順に積層した構成、
(3)基材シートに絵柄模様層、プライマー層及び表面保護層を順に積層した構成、
(4)基材シートに透明性樹脂層、プライマー層及び表面保護層を順に積層した構成、
(5)基材シートに接着剤層、透明性樹脂層、プライマー層及び表面保護層を順に積層した構成、
(6)基材シートに絵柄模様層、接着剤層、透明性樹脂層、プライマー層及び表面保護層を順に積層した構成、などが挙げられる。
(基材シート)
基材シートとしては限定的ではないが、樹脂成分としてポリオレフィン系樹脂を含む基材シートが好ましい。実質的には、ポリオレフィン系樹脂からなるシートを用いる。
(絵柄模様層)
基材シートの上には、絵柄模様層を形成する。
(着色隠蔽層)
絵柄模様層の下地として又は絵柄模様層に代えて、着色隠蔽層を形成してもよい。着色隠蔽層は、化粧シートのおもて面から被着材の地色を隠蔽したい場合に設けられる。基材シートが透明性である場合は勿論、基材シートが隠蔽着色されている場合でも、隠蔽性を安定化するために形成してもよい。
(透明性接着剤層)
絵柄模様層の上には、透明性接着剤層が形成されている。透明性接着剤層は、透明性のものであれば特に限定されず、無色透明、着色透明、半透明等のいずれも含む。透明性接着剤層は、絵柄模様層と透明性樹脂層とを接着するために形成されている。
(透明性樹脂層)
透明性樹脂層は透明である限り着色されていてもよく、絵柄模様層が視認できる範囲内で半透明であってもよい。
(プライマー層)
透明性樹脂層の上には、表面保護層の形成を容易とするためのプライマー層を設ける。
(エンボス加工)
上記透明性樹脂層の上に表面保護層(最表面層)としてコーティング剤の硬化塗膜を積層した後、表面保護層のおもて面にはエンボス加工を施してもよい。
本発明の化粧シートは、各種被着材と接合することにより、化粧材とできる。被着材の材質は特に限定されず、例えば、無機非金属系、金属系、木質系、プラスチック系等の材質が挙げられる。
(化粧シートの作製)
基材シートとして、透明ポリプロピレン樹脂シート(厚さ60μm)を用意した。
耐擦過傷性フィラー:シリカ(平均粒子径3μm、細孔容量0.05ml/g、見かけ比重0.65g/ml)
各化粧シートについて、意匠性(艶消し性)、意匠性(白濁性)、耐擦過傷性及び耐摺動性について調べた。各試験方法及び評価基準は下記の通りとした。
試験方法…村上色彩製グロス計(60°)を用いて最表面の光沢値を測定した。
評価基準…○:光沢値8未満、△:光沢値8以上10未満、×:光沢値10以上
試験方法…サンプルの外観を目視にて観察し評価した。
評価基準…○:白濁していない、△:少し白濁している、×:明らかに白濁している
試験方法…サンプル表面を荷重300g/cm2でスチールウール(#0000)を用い20往復擦り試験後の表面を目視にて観察し評価した。
評価基準…○:著しい外観変化無し、○△:艶変化有り、△:傷付き有り、×:著しい傷付き有り
試験方法…サンプル表面を荷重300g/cm2でガーゼを用い1000往復擦り試験後の表面を目視にて観察し評価した。
評価基準…○:著しい外観変化無し、○△:若干艶変化有り、△:艶変化有り、×:著しい艶変化有り
2.基材シート
3.木目絵柄模様層
4.透明性接着剤層
5.透明性樹脂層
6.プライマー層
7.表面保護層
Claims (5)
- 基材シート上に1又は2以上の層が積層された化粧シートであって、
前記化粧シートの最表面層は、電離放射線硬化型樹脂100重量部に対してポリ(メタ)アクリル酸エステル4〜10重量部を含有し、且つ、艶消しフィラーを含有するコーティング剤の硬化塗膜である
ことを特徴とする化粧シート。 - 前記電離放射線硬化型樹脂は、ウレタン(メタ)アクリレートプレポリマーを含有する電離放射線硬化型樹脂である、請求項1に記載の化粧シート。
- 前記コーティング剤は、耐擦過傷性フィラーを含有する、請求項1又は2に記載の化粧シート。
- 前記基材シート上に絵柄模様層、透明性樹脂層及び表面保護層が順に積層されている、請求項1〜3のいずれかに記載の化粧シート。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の化粧シートの裏面と被着材とを貼着してなる化粧材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011072602A JP5724525B2 (ja) | 2010-09-30 | 2011-03-29 | 化粧シート及び化粧材 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010220984 | 2010-09-30 | ||
JP2010220984 | 2010-09-30 | ||
JP2011072602A JP5724525B2 (ja) | 2010-09-30 | 2011-03-29 | 化粧シート及び化粧材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012091487A JP2012091487A (ja) | 2012-05-17 |
JP5724525B2 true JP5724525B2 (ja) | 2015-05-27 |
Family
ID=46385401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011072602A Active JP5724525B2 (ja) | 2010-09-30 | 2011-03-29 | 化粧シート及び化粧材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5724525B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6639766B2 (ja) * | 2013-09-27 | 2020-02-05 | 大日本印刷株式会社 | 化粧シート及び化粧材 |
JP6728568B2 (ja) | 2014-03-27 | 2020-07-22 | 大日本印刷株式会社 | シート |
EP3533846A4 (en) | 2016-10-28 | 2020-03-25 | Riken Technos Corporation | COATING MATERIAL FOR FORMING A HARD MAT COATING, AND DECORATIVE SHEET USING THE SAME |
CN110023427B (zh) | 2016-11-25 | 2021-04-30 | 理研科技株式会社 | 消光硬涂层形成用涂料及使用其的装饰片材 |
JP2019001186A (ja) * | 2017-06-12 | 2019-01-10 | カルソニックカンセイ株式会社 | 透光性表皮材およびその製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4848640B2 (ja) * | 2004-09-30 | 2011-12-28 | 大日本印刷株式会社 | 化粧シート |
JP4830760B2 (ja) * | 2005-09-30 | 2011-12-07 | 大日本印刷株式会社 | 化粧シート |
JP4985288B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2012-07-25 | 大日本印刷株式会社 | 三次元加工用加飾シート |
JP5417726B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2014-02-19 | 大日本印刷株式会社 | 三次元加工用加飾シート及びそれを用いてなる加飾成形品 |
-
2011
- 2011-03-29 JP JP2011072602A patent/JP5724525B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012091487A (ja) | 2012-05-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4587692B2 (ja) | 床材用化粧シート及びそれを用いた床用化粧材 | |
JP6308243B2 (ja) | コーティング剤 | |
JP4658749B2 (ja) | 耐衝撃性及び耐スクラッチ性に優れた床材用化粧シート | |
JP5045180B2 (ja) | 床材用化粧シートの製造方法 | |
JP5429129B2 (ja) | 耐衝撃性及び耐スクラッチ性に優れた床材用化粧シート | |
WO2015146217A1 (ja) | 化粧シート及びそれを用いた化粧板 | |
JP6115247B2 (ja) | 化粧シート及びそれを用いた化粧材 | |
JP5700100B2 (ja) | 床材用化粧シート及び床用化粧材 | |
JP5724525B2 (ja) | 化粧シート及び化粧材 | |
KR101170872B1 (ko) | 화장 시트 | |
JP2015086682A (ja) | 化粧シート及びそれを用いた化粧板 | |
JP5119639B2 (ja) | 床材用化粧シート | |
JP5332271B2 (ja) | 化粧シート | |
JP4797328B2 (ja) | 化粧シート及びそれを用いた化粧鋼板 | |
JP5169694B2 (ja) | 化粧シート | |
JP2014184613A (ja) | 化粧シート | |
JP6136457B2 (ja) | 化粧材 | |
JP2005238504A (ja) | 化粧シート及びそれを用いた化粧鋼板 | |
JP5353363B2 (ja) | 化粧シート | |
JP2010228328A (ja) | 化粧シート | |
JP2012162085A (ja) | 化粧シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140120 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140918 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140930 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150303 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150316 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5724525 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |