JP5618136B2 - 樹脂組成物及び成形体 - Google Patents
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Description
また、PBS(Poly Butylene Succinate)は、現在は石油由来の原料が用いられているが、今後においては、植物由来樹脂として作製する研究が開発されており、主原料の一つであるコハク酸を植物由来で作製する技術についての開発がなされている。
(1)(A)水不溶物と硬化剤を含み、前記(A)水不溶物の含有量が30〜95質量%である、樹脂組成物であって、前記(A)水不溶物が、植物原料を水蒸気処理した水蒸気処理物のうち、水蒸気処理により生成した水溶性可溶物を取り除いた、リグニンを含むセルロース繊維を主成分とするものであり、樹脂組成物中には前記水溶性可溶物を含まないことを特徴とする樹脂組成物。
(2)(B)有機溶剤可溶物と、(C)有機溶剤不溶物と、硬化剤を含み、前記(B)有機溶剤可溶物の含有量が5〜80質量%であり、前記(C)有機溶剤不溶物の含有量が10〜90質量%である、樹脂組成物であって、前記(B)有機溶剤可溶物が、植物原料を水蒸気処理した水蒸気処理物のうち、水蒸気処理により生成した水溶性可溶物を取り除いた、リグニンを含むセルロース繊維を主成分とする(A)水不溶物から有機溶剤により抽出して得た有機溶剤可溶リグニンを主成分とするものであり、前記(C)有機溶剤不溶物が、前記(A)水不溶物から前記(B)有機溶剤可溶物を除いた、有機溶剤に不溶な高分子リグニンを含むセルロース繊維を主成分とするものであり、樹脂組成物中には前記水溶性可溶物を含まないことを特徴とする樹脂組成物。
(3)(A)水不溶物と、(B)有機溶剤可溶物と、硬化剤とを含み、前記(A)水不溶物の含有量が10〜80質量%であり、前記(B)有機溶剤可溶物の含有量が10〜80質量%である、樹脂組成物であって、前記(A)水不溶物が、植物原料を水蒸気処理した水蒸気処理物のうち、水蒸気処理により生成した水溶性可溶物を取り除いた、リグニンを含むセルロース繊維を主成分とするものであり、前記(B)有機溶剤可溶物が、前記(A)水不溶物から有機溶剤により抽出して得た有機溶剤可溶リグニンを主成分とするものであり、樹脂組成物中には前記水溶性可溶物を含まないことを特徴とする樹脂組成物。
(4)(A)水不溶物又は(C)有機溶剤不溶物のセルロース繊維の平均繊維長が0.01〜10mmであることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の樹脂組成物。
(5)(A)水不溶物、(B)有機溶剤可溶物、(C)有機溶剤不溶物のうちいずれかの硫黄原子含有率が2質量%以下である(1)〜(4)のいずれかに記載の樹脂組成物。
(6)硬化剤がエポキシ樹脂である(1)〜(5)のいずれかに記載の樹脂組成物。
(7)硬化剤がイソシアネートである(1)〜(5)のいずれかに記載の樹脂組成物。
(8)硬化剤がアルデヒド、又は、ホルムアルデヒドを生成するヘキサメチレンテトラミンである(1)〜(5)のいずれかに記載の樹脂組成物。
(9)(1)〜(8)のいずれかに記載の樹脂組成物を、圧縮、押出し、または、射出することにより成形してなる成形体。
本発明によれば、前記効果に加え難燃性に優れた樹脂組成物(植物由来成形用樹脂)を提供できた。
本発明によれば、前記効果に加え抗菌効果を付与した樹脂組成物(植物由来成形用樹脂)を提供できた。
本発明の樹脂組成物は、(A)水不溶物と硬化剤を含み、前記(A)水不溶物の含有量が30〜95質量%である、樹脂組成物であって、前記(A)水不溶物が、植物原料を水蒸気処理した水蒸気処理物のうち、水蒸気処理により生成した水溶性可溶物を取り除いた、リグニンを含むセルロース繊維を主成分とするものであることを特徴とする。
植物は、一般的に、親水性の線状高分子の多糖類(セルロースとヘミセルロース)と疎水性の架橋構造リグニンの相互侵入網目(IPN)構造を形成している。前記(A)水不溶物は、植物原料を水蒸気処理した水蒸気処理物のうちセルロース成分、ヘミセルロース成分及び水蒸気処理により生成した分解物等の水溶性可溶物を取り除いた水不溶物であり、ヒドロキシフェニルプロパン単位を基本単位とする架橋構造の高分子であるリグニンを含むセルロース繊維を主成分とするものでもよい。なお、本発明において、主成分とは、通常、80質量%以上含むことを意味し、さらに90質量%以上含むことが好ましい。
本発明の樹脂組成物において使用される(B)有機溶剤可溶物は(A)水不溶物から溶媒抽出により取り出した有機溶剤可溶成分であり、有機溶剤可溶リグニンを主成分とする。また、(A)水不溶物から(B)有機溶剤可溶物を除いた成分を(C)有機溶剤不溶物とする。(C)有機溶剤不溶物は有機溶剤に不溶な高分子リグニンを含むセルロース繊維を主成分とする。図1は、本発明における、水蒸気処理物、水溶性可溶物(水可溶物)、(A)水不溶物、(B)有機溶剤可溶物、(C)有機溶剤不溶物の概念を示す図である。
また、(B)有機溶剤可溶物は、有機溶剤可溶リグニンを主成分とするが、すべてが有機溶剤可溶リグニンであることが好ましい。
以下、本発明において、特に断りが無い限り、リグニンとは、高分子リグニンと有機溶剤可溶リグニンの両方を意味する。
なお、重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定し、標準ポリスチレン換算した値を使用した。
なお、セルロース繊維の平均繊維長としては、例えば、試料(水不溶物又は有機溶剤不溶物)の一定量を採取して、カヤーニFS−200自動繊維長分布測定機(バルメット オートメーション社製)により繊維本数及び数平均繊維長を測定することができる。
また、例えば、80〜250℃に加熱したコンプレッション成形機の金型へ、本発明の樹脂組成物を充填し、1〜30MPa、1分〜60分間加圧し、硬化、成形し、さらに100〜300℃で1〜8時間、熱硬化処理し、十分に硬化させる。
〔水蒸気処理〕
〔実施例1〕
植物原料として竹を使用した。適当な大きさにカットした竹材を水蒸気爆砕装置の3Lの耐圧容器に入れ、3.5MPaの水蒸気を圧入し、4分間保持した。その後バルブを急速に開放することで爆砕処理物(水蒸気処理物)を得た。洗浄液のpHが6以上になるまで得られた爆砕処理物(水蒸気処理物)を水により洗浄して水溶性成分を除去した。その後、真空乾燥機で残存水分を除去し、リグニンを含むセルロース繊維を90質量%含む、(A)水不溶物を得た。
なお、前記セルロース繊維の平均繊維長を、カヤーニFS−200自動繊維長分布測定機(バルメット オートメーション社製)を用い、測定した結果、1mmであった。
前記(A)水不溶物中の硫黄原子の含有率は燃焼分解−イオンクロマトグラフ法により定量した。装置は株式会社三菱化学アナリテック製自動試料燃焼装置(AQF−100)及び日本ダイオネクス株式会社製イオンクロマトグラフ(ICS−1600)を用いた。上記(A)水不溶物中の硫黄原子の含有率は0.1質量%であった。
前記(A)水不溶物100gに硬化剤としてクレゾールノボラック型エポキシ樹脂20g(YDCN−700−10、東都化成株式会社製、エポキシ当量210g/eq.)、キュアゾール2PZ−CN1.2g(四国化成工業株式会社製、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール)を添加し、180℃の加熱ロールで3分混練した。得られた半硬化物を粉砕機により平均粒子径2mmの粒子(粉砕物)に粉砕し、(A)水不溶物を83質量%含む樹脂組成物を得た。
上記樹脂組成物を熱硬化性用射出成形機により成形した。ノズル温度130℃、射出圧力13MPa、型締圧力14MPa、金型温度180℃、硬化時間3分で成形体を得た。さらに200℃で4時間処理し、十分に硬化させた。
難燃性の評価としては、UL耐炎試験規格(UL94)に準じて行った。試験片として上記成形体を乾燥後、破砕して粉末を作製し、厚さ3mm、長さ130mm、幅13mmの型に充填し、180℃、2時間で加圧加熱成形させたものを使用した。水平燃焼試験にてHBレベル以上を難燃性ありとした。評価の結果、HBレベルを満たしていた。
JIS Z2801に準じて、黄色ぶどう球菌、大腸菌に対する抗菌性を評価した。試験片上に菌液(生菌数2.5〜10×10の5乗個/mL)0.4mLを播き、フィルムをかぶせ35℃±1℃、24時間培養した。試験片上の生菌数を測定するため、サンプリングし、サンプルを適宜希釈し、寒天平板培養にて35℃±1℃、48時間培養して生菌数を得た。
R=[Log(B/A)−log(C/A)]=[Log(B/C)]
R:抗菌活性値
A:無加工試験片における接種直後の生菌数の平均値(個)
B:無加工試験片における24時間後の生菌数の平均値(個)
C:抗菌加工試験片における24時間後の生菌数の平均値(個)
抗菌活性値2以上を抗菌性ありとした。成形体の抗菌活性値は大腸菌、黄色ブドウ球菌に対して、それぞれ3.0、2.4であった。
よって、得られた成形体は、難燃性、抗菌性ありであった。
JIS K7244に準じて、粘弾性スペクトロメータ(エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製、EXSTARDMS6100)を用いて貯蔵弾性率及び損失正接を測定し(サンプルサイズ:長さ40mm、幅5mm、厚さ1mm、チャック間20mm、25℃〜350℃、昇温速度5℃/分、引張りモード、合成波(2Hz、1Hz、0.4Hz、0.2Hz、0.1Hz))、1Hz時の損失正接のピーク温度をガラス転移温度とした。成形体のガラス転移温度は165℃であった。
実施例1で得た(A)水不溶物1000gにアセトン5Lを加え、20分攪拌した後、ろ過により(C)有機溶剤不溶物として有機溶剤に不溶な高分子リグニンを含むセルロース繊維を90質量%含む繊維物質を分離した。得られた濾液から抽出溶剤(アセトン)を除去し、(B)有機溶剤可溶物として有機溶剤可溶リグニンを300g得た。得られた(B)有機溶剤可溶物(有機溶剤可溶リグニン)は常温(25℃)で茶褐色の粉末であった。なお、実施例1と同様にして、前記セルロース繊維の平均繊維長を測定した結果、1mmであった。
アセトン抽出竹由来(B)有機溶剤可溶物の水酸基当量は140g/eq.であった。(B)有機溶剤可溶物のフェノール性水酸基とアルコール性水酸基のモル比(以下P/A比)を以下の方法で決定した。(B)有機溶剤可溶物2gのアセチル化処理を行い、未反応のアセチル化剤を留去し、乾燥させたものを、重クロロホルムに溶解させ、1H−NMR(BRUKER社製、V400M、プロトン基本周波数400.13MHz)により測定した。アセチル基由来のプロトンの積分比(フェノール性水酸基に結合したアセチル基由来:2.2〜3.0ppm、アルコール性水酸基に結合したアセチル基由来:1.5〜2.2ppm)からモル比を決定したところ、P/A比は2.2/1.0であった。
溶剤溶解性としては、前記有機溶剤可溶リグニン1gを、有機溶剤10mlに加えて評価した。常温(25℃)で容易に溶解した場合は○、50〜70℃で溶解した場合は△、加熱しても溶解しなかった場合を×として、評価した。溶剤群1としてアセトン、シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン、溶剤群2としてメタノール、エタノール、メチルエチルケトンとして溶解性を評価した結果、溶剤群1ではいずれも○、溶剤群2ではいずれも△の判定であった。
前記(B)有機溶剤可溶物(有機溶剤可溶リグニン)100g、前記(C)有機溶剤不溶物(繊維物質)100gに、硬化剤としてヘキサメチレンジイソシアネート(和光純薬工業株式会社)35g、硬化促進剤としてジラウリン酸ジブチルすず(IV)(和光純薬工業株式会社)2gを加え、70℃加熱ロールで2分混練した。得られた半硬化物を粉砕機により平均粒子径1mmの粒子(粉砕物)に粉砕し、(B)有機溶剤可溶物を42質量%、(C)有機溶剤不溶物を42質量%含む樹脂組成物を得た。
180℃に加熱したコンプレッション成形機の金型へ前記に得られた樹脂組成物を充填し、15MPa、5分加圧し、硬化させ、成形体を得た。さらに200℃で4時間硬化処理し、十分に硬化させた。実施例1と同様にして成形体の難燃性を評価した結果HBレベルを満たしていた。また、抗菌性を評価した結果、成形体の抗菌活性値は大腸菌、黄色ブドウ球菌に対して、それぞれ3.7、2.8であった。よって、得られた成形体は、難燃性、抗菌性ありであった。また、ガラス転移温度は220℃であった。
〔樹脂組成物の作製〕
実施例1記載の(A)水不溶物50g、実施例2記載の(B)有機溶剤可溶物100g、ヘキサメチレンテトラミンを10g、硬化促進剤として酸化マグネシウムを1g、離型剤としてステアリン酸0.05gを添加し、90℃、加熱ロールで5分混練した。得られた半硬化物を粉砕機により平均粒子径2mmの粒子(粉砕物)に粉砕し、(A)水不溶物を31質量%、(B)有機溶剤可溶物を62質量%含む樹脂組成物を得た。
実施例1と同様の条件で成形を行った結果、良好な成形体を得た。実施例1と同様にして成形体の難燃性を評価した結果HBレベルを満たしていた。また、抗菌性を評価した結果、成形体の抗菌活性値は大腸菌、黄色ブドウ球菌に対して、それぞれ5.3、4.5であった。よって、得られた成形体は、難燃性、抗菌性ありであった。ガラス転移温度は180℃であった。
(B)有機溶剤可溶物(有機溶剤可溶リグニン)リグニンの代わりにリグニンスルホン酸塩(バニレックスN、日本製紙株式会社製)を用いた。元素分析によって測定された上記リグニンスルホン酸塩中の硫黄原子の含有率は3質量%であった。重量平均分子量を株式会社島津製作所製高速液体クロマトグラフィー(C−R4A)により測定し、標準ポリスチレンを用いた検量線により換算して求めた。移動相をDMF+LiBr(0.06mol/L)+リン酸(0.06mol/L)として使用し、カラムとして株式会社日立ハイテクノロジーズ製ゲルパックGL−S300MDT−5を2つ直列に接続して分子量測定を行った。その重量平均分子量は11000であった。
リグニンスルホン酸塩400gに硬化剤としてヘキサメチレンジイソシアネート(和光純薬工業株式会社)70g、硬化促進剤としてジラウリン酸ジブチルすず(IV)(和光純薬工業株式会社)4gを加え、70℃加熱ロールで2分混練した。その結果、リグニンスルホン酸とイソシアネートが相分離し、均一な樹脂組成物が得られなかった。
リグニンスルホン酸塩400gに硬化剤としてヘキサメチレンテトラミンを40g、硬化促進剤として酸化マグネシウムを2g、離型剤としてステアリン酸0.5gを添加し、90℃、加熱ロールで5分混練した。リグニンスルホン酸塩とヘキサメチレンテトラミンは反応性が悪く、良好な樹脂組成物が得られなかった。
Claims (9)
- (A)水不溶物と硬化剤を含み、前記(A)水不溶物の含有量が30〜95質量%である、樹脂組成物であって、前記(A)水不溶物が、植物原料を水蒸気処理した水蒸気処理物のうち、水蒸気処理により生成した水溶性可溶物を取り除いた、リグニンを含むセルロース繊維を主成分とするものであり、樹脂組成物中には前記水溶性可溶物を含まないことを特徴とする樹脂組成物。
- (B)有機溶剤可溶物と、(C)有機溶剤不溶物と、硬化剤を含み、前記(B)有機溶剤可溶物の含有量が5〜80質量%であり、前記(C)有機溶剤不溶物の含有量が10〜90質量%である、樹脂組成物であって、前記(B)有機溶剤可溶物が、植物原料を水蒸気処理した水蒸気処理物のうち、水蒸気処理により生成した水溶性可溶物を取り除いた、リグニンを含むセルロース繊維を主成分とする(A)水不溶物から有機溶剤により抽出して得た有機溶剤可溶リグニンを主成分とするものであり、前記(C)有機溶剤不溶物が、前記(A)水不溶物から前記(B)有機溶剤可溶物を除いた、有機溶剤に不溶な高分子リグニンを含むセルロース繊維を主成分とするものであり、樹脂組成物中には前記水溶性可溶物を含まないことを特徴とする樹脂組成物。
- (A)水不溶物と、(B)有機溶剤可溶物と、硬化剤とを含み、前記(A)水不溶物の含有量が10〜80質量%であり、前記(B)有機溶剤可溶物の含有量が10〜80質量%である、樹脂組成物であって、前記(A)水不溶物が、植物原料を水蒸気処理した水蒸気処理物のうち、水蒸気処理により生成した水溶性可溶物を取り除いた、リグニンを含むセルロース繊維を主成分とするものであり、前記(B)有機溶剤可溶物が、前記(A)水不溶物から有機溶剤により抽出して得た有機溶剤可溶リグニンを主成分とするものであり、樹脂組成物中には前記水溶性可溶物を含まないことを特徴とする樹脂組成物。
- (A)水不溶物又は(C)有機溶剤不溶物のセルロース繊維の平均繊維長が0.01〜10mmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂組成物。
- (A)水不溶物、(B)有機溶剤可溶物、(C)有機溶剤不溶物のうちいずれかの硫黄原子含有率が2質量%以下である請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂組成物。
- 硬化剤がエポキシ樹脂である請求項1〜5のいずれかに記載の樹脂組成物。
- 硬化剤がイソシアネートである請求項1〜5のいずれかに記載の樹脂組成物。
- 硬化剤がアルデヒド、又は、ホルムアルデヒドを生成するヘキサメチレンテトラミンである請求項1〜5のいずれかに記載の樹脂組成物。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の樹脂組成物を、圧縮、押出し、または、射出することにより成形してなる成形体。
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