JP5617266B2 - 流体吐出装置およびその制御方法並びに制御プログラム - Google Patents

流体吐出装置およびその制御方法並びに制御プログラム Download PDF

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    • B41J29/393Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns

Description

本発明は、流体吐出装置およびその制御方法並びに制御プログラムに関する。
従来、この種の流体吐出装置としては、打ち抜き形状の部分と、その打ち抜き形状の部分に印画を行なうための印画開始位置の基準として打ち抜き形状に対して紙幅方向に配置された略四角形の印画基準マークと、が形成されたロール紙の印画基準マークをフォトセンサーによって検出すると、その時点からロール紙を巻き戻して印画開始位置に戻し、その後に改めてロール紙を所定方向に搬送しながら印刷を行なうものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−254866号公報
上述したように、印画基準マークが四角形などの場合、ロール紙を巻き戻す量を決定するのに用いる印画開始位置までの距離を取得するためには、印画基準マークの所定方向やその逆方向の端部を検出する必要があるという課題があった。
本発明の流体吐出装置およびその制御方法並びにプログラム、ターゲットは、ターゲットの所定マークの搬送方向における検出位置からターゲットの吐出予定領域までの距離をより容易に取得できるようにすることを主目的とする。
本発明の流体吐出装置およびその制御方法並びにプログラム、ターゲットは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の流体吐出装置は、
ターゲットの吐出予定領域に流体を吐出する流体吐出装置であって、
前記ターゲットを搬送する搬送手段と、
前記ターゲットの搬送方向とは直交する直交方向に移動しながらノズルから前記ターゲットに流体を吐出可能な流体吐出手段と、
前記流体吐出手段と共に前記直交方向に移動し、前記ターゲットに形成された所定マークを検出可能な一つの検出手段と、
前記流体吐出手段の移動中に前記検出手段により前記直交方向の長さが前記搬送方向に沿って増加または減少する形状の前記所定マークが検出されたとき、前記所定マークの前記搬送方向の検出位置における前記直交方向の長さに基づいて、前記検出位置から前記吐出予定領域までの距離である吐出前距離を取得する吐出前距離取得手段と、
前記取得された吐出前距離を踏まえて前記搬送手段により前記ターゲットが搬送されると共に、前記直交方向に移動しながら前記ノズルから前記吐出予定領域に流体が吐出されるよう前記搬送手段と前記流体吐出手段とを制御する制御手段と、を備え、
前記ターゲットは、前記搬送方向に前記所定マークと前記吐出予定領域とが交互に配置されてなり、
前記制御手段は、現在の前記吐出予定領域への流体の吐出を終了する前において、前記検出手段により次の前記所定マークが検出されて前記吐出前距離取得手段により次の前記吐出前距離が取得された後で且つ次の前記吐出予定領域に流体を吐出可能な場合には、前記ノズルから現在の前記吐出予定領域および次の前記吐出予定領域に流体が吐出されるよう前記流体吐出手段を制御する手段である、ことを要旨とする。
この本発明の流体吐出装置では、流体吐出手段の移動中にマーク検出手段により直交方向の長さが搬送方向に沿って増加または減少する形状の所定マークが検出されたときに、所定マークの搬送方向の検出位置における直交方向の長さに基づいて、検出位置から吐出予定領域までの距離である吐出前距離を取得する。そして、取得した吐出前距離を踏まえて搬送手段によりターゲットが搬送されると共に直交方向に移動しながらノズルから吐出予定領域に流体が吐出されるよう搬送手段と流体吐出手段とを制御する。したがって、所定マークの搬送方向の検出位置における直交方向の長さに基づいて吐出前距離を取得するから、所定マークの搬送方向の端部を検出する必要がなく、吐出前距離をより容易に取得することができる。しかも、搬送方向に所定マークと吐出予定領域とが交互に配置されてなるターゲットの各吐出予定領域に順に流体を吐出していく場合、吐出予定領域に流体を吐出するための流体吐出手段の移動中に、次の所定マークを検出して次の吐出前距離を取得することが可能となるから、複数の吐出予定領域への流体の吐出を完了するまでの時間をより短縮することができる。ここで、「所定マーク」は、直交方向の辺を有する三角形や直交方向の二辺を有する台形などである、ものとすることもできるし、穴である、ものとすることもできる。また、所定マークについての「直交方向の長さが搬送方向に沿って増加または減少する形状」とは、搬送方向の任意の位置における直交方向の長さと、その任意の位置から搬送方向の端部までの長さと、が1対1で対応することを意味する。
こうした本発明の流体吐出装置において、前記所定マーク検出手段は、前記流体吐出手段のノズルよりも前記搬送方向の上流側に配置されてなる手段である、ものとすることもできる。この場合、前記ターゲットは、前記搬送方向に前記所定マークと前記吐出予定領域とが交互に配置されてなり、前記制御手段は、現在の前記吐出予定領域への流体の吐出を終了する前において、前記マーク検出手段により次の前記所定マークが検出されて前記吐出前距離取得手段により次の前記吐出前距離が取得された後で且つ次の前記吐出予定領域に流体を吐出可能な場合には、前記ノズルから現在の前記吐出予定領域および次の前記吐出予定領域に流体が吐出されるよう前記流体吐出手段を制御する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、複数の吐出予定領域への流体の吐出を完了するまでの時間をより短縮することができる。
また、本発明の流体吐出装置において、前記吐出前距離取得手段は、前記所定マークの前記搬送方向および前記直交方向の長さと、前記所定マークの前記搬送方向の検出位置における前記直交方向の長さと、を用いて前記吐出前距離を取得する手段である、ものとすることもできる。
あるいは、本発明の流体吐出装置において、前記ターゲットは、前記搬送方向の所定間隔毎に前記吐出予定領域が配置されてなり、前記吐出前距離取得手段は、前記マーク検出手段により前記所定マークが検出されたときには前記所定マークよりも前記搬送方向の後方側の2以上の所定数の前記吐出予定領域の各々までの前記所定数の吐出前距離を取得する手段であり、前記制御手段は、前記所定数の吐出前距離を踏まえて制御する手段である、ものとすることもできる。
本発明の流体吐出装置の制御方法は、
ターゲットを搬送する搬送手段と、前記ターゲットの搬送方向とは直交する直交方向に移動しながらノズルから前記ターゲットに流体を吐出可能な流体吐出手段と、前記流体吐出手段と共に前記直交方向に移動し前記ターゲットに形成された所定マークを検出可能な一つの検出手段と、を備え、前記ターゲットの吐出予定領域に流体を吐出する流体吐出装置の制御方法であって、
(a)前記流体吐出手段の移動中に前記検出手段により前記直交方向の長さが前記搬送方向に沿って増加または減少する形状の前記所定マークが検出されたとき、前記所定マークの前記搬送方向の検出位置における前記直交方向の長さに基づいて、前記検出位置から前記吐出予定領域までの距離である吐出前距離を取得し、
(b)前記取得された吐出前距離を踏まえて前記搬送手段により前記ターゲットが搬送されると共に、前記直交方向に移動しながら前記ノズルから前記吐出予定領域に流体が吐出されるよう前記搬送手段と前記流体吐出手段とを制御し、
前記ターゲットは、前記搬送方向に前記所定マークと前記吐出予定領域とが交互に配置されてなり、
現在の前記吐出予定領域への流体の吐出を終了する前において、前記検出手段により次の前記所定マークが検出され、次の前記吐出前距離が取得された後で且つ次の前記吐出予定領域に流体を吐出可能な場合には、前記ノズルから現在の前記吐出予定領域および次の前記吐出予定領域に流体が吐出されるよう前記流体吐出手段を制御する、
ことを特徴とする。
この本発明の流体吐出装置の制御方法では、流体吐出手段の移動中にマーク検出手段により直交方向の長さが搬送方向に沿って増加または減少する形状の所定マークが検出されたときに、所定マークの搬送方向の検出位置における直交方向の長さに基づいて、検出位置から吐出予定領域までの距離である吐出前距離を取得する。そして、取得した吐出前距離を踏まえて搬送手段によりターゲットが搬送されると共に直交方向に移動しながらノズルから吐出予定領域に流体が吐出されるよう搬送手段と流体吐出手段とを制御する。したがって、所定マークの搬送方向の検出位置における直交方向の長さに基づいて吐出前距離を取得するから、所定マークの搬送方向の端部を検出する必要がなく、吐出前距離をより容易に取得することができる。しかも、搬送方向に所定マークと吐出予定領域とが交互に配置されてなるターゲットの各吐出予定領域に順に流体を吐出していく場合、吐出予定領域に流体を吐出するための流体吐出手段の移動中に、次の所定マークを検出して次の吐出前距離を取得することが可能となるから、複数の吐出予定領域への流体の吐出を完了するまでの時間をより短縮することができる。
本発明のプログラムは、
ターゲットを搬送する搬送手段と、前記ターゲットの搬送方向とは直交する直交方向に移動しながらノズルから前記ターゲットに流体を吐出可能な流体吐出手段と、前記流体吐出手段と共に前記直交方向に移動し前記ターゲットに形成された所定マークを検出可能な一つの検出手段と、を備え、前記ターゲットの吐出予定領域に流体を吐出する流体吐出装置の制御プログラムであって、
(a)前記流体吐出手段の移動中に前記検出手段により前記直交方向の長さが前記搬送方向に沿って増加または減少する形状の前記所定マークが検出されたとき、前記所定マークの前記搬送方向の検出位置における前記直交方向の長さに基づいて、前記検出位置から前記吐出予定領域までの距離である吐出前距離を取得し、
(b)前記取得された吐出前距離を踏まえて前記搬送手段により前記ターゲットが搬送されると共に、前記直交方向に移動しながら前記ノズルから前記吐出予定領域に流体が吐出されるよう前記搬送手段と前記流体吐出手段とを制御し、
前記ターゲットは、前記搬送方向に前記所定マークと前記吐出予定領域とが交互に配置されてなり、
現在の前記吐出予定領域への流体の吐出を終了する前において、前記検出手段により次の前記所定マークが検出され、次の前記吐出前距離が取得された後で且つ次の前記吐出予定領域に流体を吐出可能な場合には、前記ノズルから現在の前記吐出予定領域および次の前記吐出予定領域に流体が吐出されるよう前記流体吐出手段を制御する、
ことを特徴とする。
このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。このプログラムを一つのコンピュータに実行させるか又は複数のコンピュータに各ステップを分担して実行させれば、上述した流体吐出装置の制御方法の各ステップが実行されるため、該制御方法と同様の作用効果が得られる。
本発明のターゲットは、
ターゲットを搬送する搬送手段と、前記ターゲットの搬送方向とは直交する直交方向に移動しながらノズルから前記ターゲットに流体を吐出可能な流体吐出手段と、前記流体吐出手段と共に前記直交方向に移動し前記ターゲットに形成された所定マークを検出可能なマーク検出手段と、前記流体吐出手段の移動中に前記マーク検出手段により前記所定マークが検出されたとき、前記所定マークの前記搬送方向の検出位置における前記直交方向の長さに基づいて、前記検出位置から前記吐出予定領域までの距離である吐出前距離を取得する吐出前距離取得手段と、前記取得された吐出前距離を踏まえて前記搬送手段により前記ターゲットが搬送されると共に前記直交方向に移動しながら前記ノズルから前記吐出予定領域に流体が吐出されるよう前記搬送手段と前記流体吐出手段とを制御する制御手段と、を備える流体吐出装置に用いられるターゲットであって、
前記所定マークは、前記直交方向の長さが前記搬送方向に沿って増加または減少する形状に形成されてなる、
ことを特徴とする。
この本発明のターゲットでは、上述した本発明の流体吐出装置に用いられ、所定マークが直交方向の長さが搬送方向に沿って増加または減少する形状に形成されてなるから、吐出前距離をより容易に取得することができる。
こうした本発明のターゲットにおいて、前記所定マークは、前記直交方向の辺を有する三角形,前記直交方向の二辺を有する台形のいずれかである、ものとすることもできる。また、前記所定マークは、穴である、ものとすることもできる。
プリンター20の構成の概略を示す構成図。 記録紙Pの一例を示す説明図。 印刷処理ルーチンの一例を示すフローチャート。 穴54の境界座標を検出したときの様子を示す説明図。 記録紙Pと印刷ヘッド24との搬送方向の位置関係の一例を示す説明図。 記録紙Pと印刷ヘッド24との搬送方向の位置関係の一例を示す説明図。
次に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態であるプリンター20の構成の概略を示す構成図である。本実施形態のプリンター20は、図1に示すように、印刷ヘッド24やキャリッジ22などにより構成されるプリンター機構21と、駆動モーター33により駆動される紙送りローラー35を含みロール50から引き出された記録紙Pを図中奥から手前方向(以下、搬送方向という)に搬送する紙送り機構31と、プリンター20全体をコントロールするコントローラー70と、を備える。
プリンター機構21は、キャリッジベルト32とキャリッジモーター34とによりガイド28に沿って図中左右方向(搬送方向とは直交する直交方向、以下、直交方向または主走査方向という)に往復動するキャリッジ22と、このキャリッジ22に搭載されイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のインクを個別に収容したインクカートリッジ26と、各インクカートリッジ26から供給された各インクに圧力をかけてノズル23から流体としてのインク滴を吐出する印刷ヘッド24と、印刷中の記録紙Pを支持する支持部材としてのプラテン44と、を備える。キャリッジ22の近傍には、キャリッジ22の位置を検出するリニア式エンコーダー25が配置されており、このリニア式エンコーダー25を用いてキャリッジ22のポジションが管理可能となっている。印刷ヘッド24は、キャリッジ22の下部に設けられており、圧電素子に電圧をかけることによりこの圧電素子を変形させてインクを加圧する方式により印刷ヘッド24の下面に設けられたノズル23から各色のインクを吐出するものである。なお、インクへ圧力をかける機構は、ヒーターの熱による気泡の発生によるものとしてもよい。印刷ヘッド24の下面側でノズル23よりも図中奥側(搬送方向の上流側)には、記録紙Pに向かって発光した後の反射光を受光して、記録紙Pに開けられた穴54と記録紙Pとの境界の座標(以下、境界座標という)を検出するフォトセンサー27が配設されている。このフォトセンサー27は、キャリッジ22と共に主走査方向に移動するから、キャリッジ22の移動中に、穴54の主走査方向(紙幅方向)における境界座標を検出することができる。インクカートリッジ26は、図示しないが、溶媒としての水に着色剤としての染料又は顔料を含有したシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)などの印刷用に用いるインクを各々収納する容器として構成されており、キャリッジ22に着脱可能に装着されている。
コントローラー70は、図1に示すように、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種処理プログラムを記憶しデータを書き換え可能なフラッシュROM73と、一時的にデータを記憶したりデータを保存したりするRAM74とユーザーPC10などの外部機器との情報のやり取りを行うインターフェイス(I/F)79と、図示しない入出力ポートとを備えている。このコントローラー70には、リニア式エンコーダー25からのポジション信号や、フォトセンサー27からの穴54の境界座標などが入力ポートを介して入力される。コントローラー70からは、キャリッジモーター34への駆動信号,印刷ヘッド24への駆動信号,駆動モーター33への駆動信号などが出力ポートを介して出力される。
こうして構成されたプリンター20で用いられる記録紙Pは、図2に示すように、搬送方向の所定間隔毎に、画像を印刷するための印刷予定領域52が設けられており、各印刷予定領域52に対して搬送方向の前方側に所定距離L0だけ離れた位置には、印刷予定領域52に印刷を行なうための位置合わせに用いられる穴54が開けられている。ここで、本実施形態では、記録紙Pは、シール(紙やフィルムなど)が剥離可能に台紙に貼り付けられたシール用紙であり、印刷予定領域52は、シール用紙のシールのみに入れられた長方形の切り込み内の領域であるものとした。また、穴54は、その幅(紙幅方向の長さ)が搬送方向に沿って増加または減少する(搬送方向の任意の位置における幅と、その任意の位置から搬送方向の端部までの長さや後述の印刷前距離と、が1対1で対応する)形状に形成されており、本実施形態では、紙幅方向の辺を有する三角形(図2の例では、幅SWで高さ(搬送方向の長さ)SHの三角形、例えば、正三角形や二等辺三角形など)に形成されるものとした。
次に、こうして構成された本実施形態のプリンター20の動作、特に、ロール50から引き出された記録紙Pを搬送しながら複数の印刷予定領域52のそれぞれに印刷を行なっていく際の動作について説明する。図3は、CPU72により実行される印刷処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、ユーザーPC10から印刷ジョブ(印刷データや指定部数など)を受信して記録紙Pに印刷を行なう際に実行される。
印刷処理ルーチンが実行されると、CPU72は、まず、何部目の印刷であるかを示す番号nに値1を設定する(ステップS100)。そして、紙送りローラー35によって予め定められた所定量だけ記録紙Pが搬送されるよう駆動モーター33を駆動制御する紙送り処理と(ステップS110)、キャリッジ22が主走査方向に移動するようキャリッジモーター34を駆動制御するキャリッジ移動処理と(ステップS120)、をキャリッジ22の移動中にフォトセンサー27によってn部目の印刷予定領域よりも前方側に形成された穴54の境界座標を検出するまで繰り返し実行し(ステップS110〜S130)、穴54の境界座標を検出すると(ステップS130)、検出した境界座標から得られる穴54の幅w(n)に基づいてn部目の印刷予定領域までの距離(以下、印刷前距離L(n)という)を計算する(ステップS140)。ここで、印刷前距離L(n)は、穴54の幅w(n)と、穴54の高さSHおよび幅SWと、穴54と印刷予定領域との距離L0と、を用いて次式(1)により計算することができる。参考のために、穴54の境界座標を検出したときの様子を図4に示す。このように、検出した穴54の境界座標から得られる穴54の幅w(n)を用いてn部目についての印刷前距離L(n)を計算することができるから、穴54の搬送方向の端部を検出する必要がなく、印刷前距離L(n)をより容易に計算することができる。
L(n)=SH・(1-w(n)/SW)+L0 (1)
こうして印刷前距離L(n)を計算すると、計算した印刷前距離L(n)やノズル23とフォトセンサー27との位置関係などを考慮して得られる搬送量(以下、印刷前搬送量という)だけ紙送りローラー35によって記録紙Pが搬送されるよう駆動モーター33を駆動制御する頭出し処理を行ない(ステップS150)、受信した印刷データに基づいて、キャリッジ22の移動を伴ってノズル23からインク滴が吐出されるようキャリッジモーター34や印刷ヘッド24を駆動制御する印刷処理を行なうことによってn部目の印刷を開始する(ステップS160)。
続いて、n+1部目の印刷があるか否か(n部目の印刷が指定部数目の印刷ではないか否か)を判定し(ステップS170)、n+1部目の印刷があると判定された場合には、後述のステップS220の処理によってn+1部目についての印刷前距離L(n+1)を計算済みであるか否かを判定し(ステップS180)、n+1部目についての印刷前距離L(n+1)を未だ計算していないと判定された場合には、印刷のためのキャリッジ22の移動中にフォトセンサー27によってn部目の印刷予定領域とn+1部目の印刷予定領域とに挟まれた穴54の境界座標を検出したか否かを判定する(ステップS190)。
ステップS170〜S190で、n+1部目の印刷がないと判定された場合や、n+1部目の印刷はあるがn+1部目についての印刷前距離L(n+1)を未だ計算しておらず穴54の境界座標も未だ検出していないと判定された場合には、紙送り処理を行ない(ステップS200)、印刷データに基づいてn部目についての印刷処理を行ない(ステップS210)、n部目の印刷が完了したか否かを判定し(ステップS270)、n部目の印刷が未だ完了していない場合には、ステップS170に戻る。
ステップS170〜S190で、n+1部目の印刷がありn+1部目についての印刷前距離L(n+1)を未だ計算していないが穴54の境界座標を検出したと判定された場合には、前述のステップS140の処理と同様に、穴54の境界座標から得られる穴54の幅w(n+1)に基づいてn+1部目についての印刷前距離L(n+1)を計算する(ステップS220)。穴54の境界座標を検出したときの記録紙Pと印刷ヘッド24との搬送方向の位置関係の一例を図5に示す。このように、検出した穴54の幅w(n+1)を用いて次の印刷前距離L(n+1)を計算することができるから、次の印刷前距離L(n+1)をより容易に計算することができる。しかも、n部目の印刷のためのキャリッジ22の移動中に次の穴54の幅w(n+1)を検出して次の印刷前距離L(n+1)を計算することが可能となるから、n部目の印刷を完了した後にしか次の印刷前距離L(n+1)を計算することができないものに比して複数部の印刷を完了するまでの時間をより短縮することができる。
続いて、紙送り処理を行ない(ステップS230)、印刷前距離L(n+1)を考慮して、印刷ヘッド24のノズル23からn+1部目の印刷予定領域にインク滴を吐出可能である(キャリッジ22の移動時に印刷ヘッド24の一部のノズル23がn+1部目の印刷予定領域の上方を通過する)か否かを判定し(ステップS240)、ノズル23からn+1部目の印刷予定領域にインク滴を吐出可能でないと判定された場合には、印刷データに基づいてn部目についての印刷処理を行ない(ステップS250)、ノズル23からn+1部目の印刷予定領域にインク滴を吐出可能であると判定された場合には、印刷データに基づいてn部目およびn+1部目についての印刷処理を行ない(ステップS260)、n部目についての印刷が完了したか否かを判定し(ステップS270)、n部目についての印刷が完了していないと判定された場合には、ステップS170に戻る。ノズル23からn+1部目の印刷予定領域にインク滴を吐出可能である場合の記録紙Pと印刷ヘッド24との搬送方向の位置関係の一例を図6に示す。このように、ノズル23からn+1部目の印刷予定領域にインク滴を吐出可能である場合に、n部目とn+1部目とを同時に印刷することにより、複数部の印刷を完了するまでの時間をより短縮することができる。
ステップS170,S180で、n+1部目の印刷がありn+1部目についての印刷前距離L(n+1)を計算済みであると判定された場合には、紙送り処理と、n部目についての印刷処理またはn部目およびn+1部目についての印刷処理と、を行ない(ステップS230〜S260)、n部目についての印刷が完了したか否かを判定し(ステップS270)、n部目についての印刷が完了していないと判定された場合には、ステップS170に戻る。
こうしてステップS170〜S270の処理を繰り返し実行してn部目についての印刷を完了すると(ステップS270)、指定部数についての印刷が完了したか否かを判定し(ステップS280)、未だ指定部数についての印刷が完了していないと判定された場合には、番号nをインクリメントし(ステップS290)、インクリメント後のn部目の印刷が既に開始されているか否かを判定し(ステップS300)、インクリメント後のn部目の印刷が既に開始されていると判定された場合には、ステップS170に戻って次の印刷予定領域への印刷を行なう(ステップS170〜S270)。一方、インクリメント後のn部目の印刷が未だ開始されていないと判定された場合には、インクリメント後のn部目についての印刷前距離L(n)を既に計算済みであるか否かを判定し(ステップS310)、インクリメント後のn部目についての印刷前距離L(n)を計算済みであると判定された場合には、ステップS150に戻って次の印刷予定領域への頭出し処理を行なってその印刷を行ない(ステップS150〜S270)、インクリメント後のn部目についての印刷前距離L(n)を未だ計算していないと判定された場合には、紙送り処理とキャリッジ移動処理とによって穴54の境界座標を検出してn部目についての印刷前距離L(n)を計算し(ステップS110〜S140)、その印刷前距離L(n)を踏まえて頭出し処理を行なって印刷を行なう(ステップS150〜S270)。こうして指定部数についての印刷が完了すると(ステップS280)、紙送りローラー35によって排紙のために記録紙Pが搬送されるよう駆動モーター33を駆動制御する排紙処理を行なって(ステップS320)、本ルーチンを終了する。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の紙送りローラー35や駆動モーター33を含む紙送り機構31が本発明の「搬送手段」に相当し、キャリッジ22やキャリッジモーター34,ノズル23,印刷ヘッド24を含むものが「流体吐出手段」に相当し、フォトセンサー27が「マーク検出手段」に相当し、図3の印刷処理ルーチンのステップS140,S220の処理を実行するコントローラー70が「吐出前距離取得手段」に相当し、図3の印刷処理ルーチンのステップS150,S160,S200,S210,S230〜S270の処理を実行するコントローラー70が「制御手段」に相当する。
以上説明した実施例のプリンター20によれば、キャリッジ22の移動中にフォトセンサー27によって穴54の主走査方向の境界座標を検出したときには、検出した穴54の境界座標から得られる穴54の幅に基づいて印刷予定領域までの距離としての印刷前距離を計算し、計算した印刷前距離を踏まえて紙送り機構31によって記録紙Pが搬送されると共に受信した印刷データに基づいてキャリッジ22の移動を伴ってノズル23からインク滴が吐出されるよう駆動モーター33やキャリッジモーター34,印刷ヘッド24を駆動制御するから、穴54の搬送方向の端部を検出する必要がなく、印刷前距離をより容易に計算することができる。しかも、n部目の印刷のためのキャリッジ22の移動中に次の穴54の幅w(n+1)を検出して次の印刷前距離L(n+1)を計算することが可能となるから、複数部の印刷を完了するまでの時間をより短縮することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
上述した実施形態では、記録紙Pには、図2に示したように、紙幅方向の辺を有すると共にその辺よりも記録紙Pの前方側に頂点を有する三角形の穴54が形成されるものとしたが、紙幅方向の辺よりも記録紙Pの後端側(ロール50側)に頂点を有する三角形の穴54が形成されるものとしてもよい。また、穴54の形状は、三角形に限られず、その幅(紙幅方向の長さ)が搬送方向に沿って増加または減少する形状に形成されるものであれば如何なるものとしてもよく、例えば、紙幅方向の二辺を有する台形などとしても構わない。
上述した実施形態では、穴54の主走査方向(紙幅方向)の境界座標を検出すると共に検出した穴54の境界座標から得られる穴54の幅を用いて印刷前距離を計算するものとしたが、穴54の境界座標を検出せずに、穴54の幅を検出すると共に検出した穴54の幅を用いて印刷前距離を計算するものとしてもよい。
上述した実施形態では、検出した穴54の境界座標から得られる穴54の幅w(n)を用いて式(1)により印刷前距離L(n)を計算するものとしたが、穴54の幅(n)を、穴54の幅と距離L(n)との関係として予め定められたテーブルに適用して印刷前距離L(n)を設定するものとしてもよい。
上述した実施形態では、例えば、n部目の印刷予定領域の次の穴54の境界座標を検出したときにn+1部目についての印刷前距離L(n+1)を計算するものとしたが、印刷予定領域が搬送方向の所定間隔毎に配置されている場合には、n+1部目についての印刷前距離L(n+1)だけでなく、n+1部目からn+k(kは2以上の整数)部目までの各々についての印刷前距離L(n+1)〜L(n+k)をまとめて計算するものとしてもよい。なお、この場合、フォトセンサー27によってk個の印刷予定領域毎に次の穴54の境界座標を検出するものとしてもよい。
上述した実施形態では、キャリッジ22の移動中に次の穴54の境界座標を検出したときに次の印刷前距離を計算するものとしたが、最初に一度だけまたは穴54の境界座標を所定回数検出する毎に印刷前距離の基本値を計算し、それ以外については、穴54の境界座標を検出したときに、穴54の境界座標から得られる穴54の幅から推定される紙送り量の推定値と実際の紙送り量との誤差を計算し、計算した誤差を用いて印刷予定領域毎に印刷前距離を補正していくものとしてもよい。
上述した実施形態では、記録紙Pには、搬送方向に、1つの穴54と1つの印刷予定領域とが交互に配置されるものとしたが、1つの穴54と2以上の所定数の印刷予定領域とが交互に配置されるものとしてもよい。
上述した実施形態では、記録紙Pには、穴54が開けられているものとしたが、穴54に限定されるものではなく、記録紙Pの色とは異なる色の印など、直交方向の長さが搬送方向に沿って増加または減少する形状で印刷予定領域に対する所定位置に形成されるものであれば如何なるものとしてもよい。
上述した実施形態では、記録紙Pは、シール(紙やフィルムなど)が剥離可能に台紙に貼り付けられたシール用紙であるものとしたが、シール用紙に限られず、普通紙やマット紙など如何なるものとしてもよい。また、上述した実施形態では、印刷予定領域52は、シール用紙のシールのみに入れられた長方形の切り込み内の領域であるものとしたが、長方形に限られず、円形や三角形など如何なる形状であるとしてもよいし、切り込みに代えて、枠などが形成されているものとしてもよい。
上述した実施形態では、本発明の流体吐出装置をプリンター20に具体化した例を示したが、インク以外の他の液体や機能材料の粒子が分散されている液状体(分散液)、ジェルのような流状体などを吐出する流体吐出装置に具体化してもよいし、流体として吐出可能な固体を吐出する流体吐出装置に具体化してもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を溶解した液体を吐出する液体吐出装置、同材料を分散した液状体を吐出する液状体吐出装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を吐出する液体吐出装置としてもよい。また、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を吐出する液体吐出装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に吐出する液体吐出装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を吐出する液体吐出装置、ジェルを吐出する流状体吐出装置、トナーなどの粉体を吐出する粉体吐出式記録装置としてもよい。
上述した実施形態では、印刷機能を備えるプリンター20として説明したが、印刷機能に加えてスキャナー機能を備えたマルチファンクションプリンターに適用するものとしてもよいし、印刷機能を備えるファクシミリ装置などに適用するものとしてもよい。
上述した実施形態では、本発明の流体吐出装置をプリンター20に具体化した例を用いて説明したが、流体吐出装置の制御方法の形態とするものとしてもよいし、流体吐出装置の各ステップを1または複数のコンピューターに実現させるためのプログラムの形態とするものとしてもよい。また、こうした流体吐出装置に用いられるターゲットの形態とするものとしてもよい。
10 ユーザPC、20 プリンター、21 プリンター機構、22 キャリッジ、23 ノズル、24 印刷ヘッド、25 リニア式エンコーダー、26 インクカートリッジ、27 フォトセンサー、28 ガイド、31 紙送り機構、32 キャリッジベルト、33 駆動モーター、34 キャリッジモーター、35 紙送りローラー、44 プラテン、50 ロール、52 印刷予定領域、54 穴、70 コントローラー、72 CPU、73 フラッシュROM、74 RAM、79 インターフェイス。

Claims (6)

  1. ターゲットの吐出予定領域に流体を吐出する流体吐出装置であって、
    前記ターゲットを搬送する搬送手段と、
    前記ターゲットの搬送方向とは直交する直交方向に移動しながらノズルから前記ターゲットに流体を吐出可能な流体吐出手段と、
    記流体吐出手段と共に前記直交方向に移動し、前記ターゲットに形成された所定マークを検出可能な一つの検出手段と、
    前記流体吐出手段の移動中に前記検出手段により前記直交方向の長さが前記搬送方向に沿って増加または減少する形状の前記所定マークが検出されたとき、前記所定マークの前記搬送方向の検出位置における前記直交方向の長さに基づいて、前記検出位置から前記吐出予定領域までの距離である吐出前距離を取得する吐出前距離取得手段と、
    前記取得された吐出前距離を踏まえて前記搬送手段により前記ターゲットが搬送されると共に、前記直交方向に移動しながら前記ノズルから前記吐出予定領域に流体が吐出されるよう前記搬送手段と前記流体吐出手段とを制御する制御手段と、を備え、
    記ターゲットは、前記搬送方向に前記所定マークと前記吐出予定領域とが交互に配置されてなり、
    前記制御手段は、現在の前記吐出予定領域への流体の吐出を終了する前において、前記検出手段により次の前記所定マークが検出されて前記吐出前距離取得手段により次の前記吐出前距離が取得された後で且つ次の前記吐出予定領域に流体を吐出可能な場合には、前記ノズルから現在の前記吐出予定領域および次の前記吐出予定領域に流体が吐出されるよう前記流体吐出手段を制御する手段である、ことを特徴とする、
    流体吐出装置。
  2. 請求項1記載の流体吐出装置であって、
    前記検出手段は、前記流体吐出手段のノズルよりも前記搬送方向の上流側に配置されてなる手段である、
    流体吐出装置。
  3. 請求項1ないし2のいずれか1つの請求項に記載の流体吐出装置であって、
    前記吐出前距離取得手段は、前記所定マークの前記搬送方向および前記直交方向の長さと、前記所定マークの前記搬送方向の検出位置における前記直交方向の長さと、を用いて前記吐出前距離を取得する手段である、
    流体吐出装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載の流体吐出装置であって、
    前記ターゲットは、前記搬送方向の所定間隔毎に前記吐出予定領域が配置されてなり、
    前記吐出前距離取得手段は、前記検出手段により前記所定マークが検出されたときには前記所定マークよりも前記搬送方向の後方側の2以上の所定数の前記吐出予定領域の各々までの前記所定数の吐出前距離を取得する手段であり、
    前記制御手段は、前記所定数の吐出前距離を踏まえて制御する手段である、
    流体吐出装置。
  5. ターゲットを搬送する搬送手段と、前記ターゲットの搬送方向とは直交する直交方向に移動しながらノズルから前記ターゲットに流体を吐出可能な流体吐出手段と、記流体吐出手段と共に前記直交方向に移動し前記ターゲットに形成された所定マークを検出可能な一つの検出手段と、を備え、前記ターゲットの吐出予定領域に流体を吐出する流体吐出装置の制御方法であって、
    (a)前記流体吐出手段の移動中に前記検出手段により前記直交方向の長さが前記搬送方向に沿って増加または減少する形状の前記所定マークが検出されたとき、前記所定マークの前記搬送方向の検出位置における前記直交方向の長さに基づいて、前記検出位置から前記吐出予定領域までの距離である吐出前距離を取得し、
    (b)前記取得された吐出前距離を踏まえて前記搬送手段により前記ターゲットが搬送されると共に、前記直交方向に移動しながら前記ノズルから前記吐出予定領域に流体が吐出されるよう前記搬送手段と前記流体吐出手段とを制御し、
    記ターゲットは、前記搬送方向に前記所定マークと前記吐出予定領域とが交互に配置されてなり、
    現在の前記吐出予定領域への流体の吐出を終了する前において、前記検出手段により次の前記所定マークが検出され、次の前記吐出前距離が取得された後で且つ次の前記吐出予定領域に流体を吐出可能な場合には、前記ノズルから現在の前記吐出予定領域および次の前記吐出予定領域に流体が吐出されるよう前記流体吐出手段を制御する、ことを特徴とする、
    流体吐出装置の制御方法。
  6. ターゲットを搬送する搬送手段と、前記ターゲットの搬送方向とは直交する直交方向に移動しながらノズルから前記ターゲットに流体を吐出可能な流体吐出手段と、前記流体吐出手段と共に前記直交方向に移動し前記ターゲットに形成された所定マークを検出可能な一つの検出手段と、を備え、前記ターゲットの吐出予定領域に流体を吐出する流体吐出装置の制御プログラムであって、
    (a)前記流体吐出手段の移動中に前記検出手段により前記直交方向の長さが前記搬送方向に沿って増加または減少する形状の前記所定マークが検出されたとき、前記所定マークの前記搬送方向の検出位置における前記直交方向の長さに基づいて、前記検出位置から前記吐出予定領域までの距離である吐出前距離を取得し、
    (b)前記取得された吐出前距離を踏まえて前記搬送手段により前記ターゲットが搬送されると共に、前記直交方向に移動しながら前記ノズルから前記吐出予定領域に流体が吐出されるよう前記搬送手段と前記流体吐出手段とを制御し、
    前記ターゲットは、前記搬送方向に前記所定マークと前記吐出予定領域とが交互に配置されてなり、
    現在の前記吐出予定領域への流体の吐出を終了する前において、前記検出手段により次の前記所定マークが検出され、次の前記吐出前距離が取得された後で且つ次の前記吐出予定領域に流体を吐出可能な場合には、前記ノズルから現在の前記吐出予定領域および次の前記吐出予定領域に流体が吐出されるよう前記流体吐出手段を制御する、
    ことをコンピューターに実行させる流体吐出装置の制御プログラム。
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