JPH11254866A - 連続用紙 - Google Patents

連続用紙

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JPH11254866A
JPH11254866A JP5496398A JP5496398A JPH11254866A JP H11254866 A JPH11254866 A JP H11254866A JP 5496398 A JP5496398 A JP 5496398A JP 5496398 A JP5496398 A JP 5496398A JP H11254866 A JPH11254866 A JP H11254866A
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JP
Japan
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printing
cut
mark
paper
sheet
Prior art date
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Application number
JP5496398A
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English (en)
Inventor
Norihisa Sudo
徳久 須藤
Akira Imai
今井  亮
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ジャム処理等においてペーパーの切り取り位置
を明確にし、無駄な切り捨てを抑制できる連続用紙を提
供する。 【解決手段】シール形状12に相当する打ち抜き形状及
びその配置が予め定められているロール紙10に対し
て、その打ち抜き形状の部分にプリンターで正確に印画
を行うために、印画開始位置の基準となる印画基準マー
ク14を形成するとともに、ジャム処理等においてユー
ザがロール紙10を切り取る際の目安となるカット基準
線16を前記印画基準マーク14と同期した一定の周期
で形成する。更に、印画基準マーク14を検出するため
にプリンター側に設けた検出手段によってカット基準線
16が誤検出されない手段を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンター等に用い
られる連続用紙に係り、特に、シール作成用の用紙など
のように印画位置が予め規定されている連続用紙に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータや電子ス
チルカメラ等の普及に伴って種々のプリンターが商品化
されている。プリンターの記録方式には熱転写(溶融型
・昇華型)、レーザ露光熱現像転写(ピクトログラフィ
ー)、インクジェット、感熱記録方式等がある。特に、
直接感熱記録方式は、記録メディア自体に発色機能が含
まれているためにプリンターの構造が簡単で、メンテナ
ンス性や構造信頼性が高く、メディアコスト面でも有利
であることから広く普及している。
【0003】また、一般にプリンターには単葉用紙(カ
ット紙)を使用するタイプと、連続用紙(ロール紙)を
使用するタイプのものが有る。後者のタイプはロール状
に巻回された連続用紙がプリンター本体内に装填され、
この連続用紙を給送手段で印字・印画部に給送して印画
を行った後、カッター部で用紙を所定の大きさ(例え
ば、A5サイズ、A6サイズ等)にカットするようにな
っている。
【0004】連続用紙の場合、特に、台紙に画像が印画
されるシール紙が貼付されたシール作成用の用紙につい
ては、剥離する部分の形状(シール形状)が予め決まっ
ているものもあり、この種の用紙に対してはシール形状
との関係で印画位置を正確に合わせる必要がある。この
ように、用紙に対して印画位置を正確に合わせる必要が
あるものについては、用紙上に印画開始位置の基準とな
る基準マークが印刷又は穴明けによって形成され、プリ
ンター側でこの基準マークを検出して印画開始位置を認
識するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
ターの給送不良等による紙詰まり(いわゆるジャム)が
発生した場合、ユーザはハサミ等を用いて連続用紙を適
当な位置で切断し、詰まった紙を取り出してから用紙を
プリンターにセットし直すという作業が必要となる。か
かるジャム処理等において、前述した基準マークを有し
た連続用紙を切断する際に、従来は基準マークとの関係
で正確な切り取り位置が不明なことから、ユーザが連続
用紙を任意の位置で切断していた。そのため、用紙を再
度プリンターにセットした後に、用紙の先端を印画可能
な所定の状態に整えるために、ペーパーの先端部分を更
に余分に切り捨てる処理が行われており、用紙の無駄が
生じていた。
【0006】また、ユーザがペーパーを切り取るときに
用紙の給送方向に対して斜めに切断してしまうことも多
く、ペーパー斜行の原因にもなっていた。本発明はこの
ような事情に鑑みてなされたもので、切り取り位置を明
確にして、ペーパーの無駄な切り捨てを抑制できる連続
用紙を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】前記目的を達成する為に請
求項1記載の発明は、プリンターによって画像や文字を
印画する記録用紙として用いられる連続用紙において、
画像や文字を印画する際の印画位置の基準を規定する印
画基準マークが用紙の給送方向に沿って一定の周期で形
成されるとともに、該印画基準マークと同期した周期で
用紙の切断位置を提示するカットマークが形成されてい
ることを特徴としている。
【0008】本発明によれば、ジャム処理時にユーザは
カットマークに従って用紙を切り離すことができる。こ
うしてカットマークに従って切り取られた用紙をプリン
ターに再セットした時には、プリンターでの用紙の頭だ
し処理が不要となり、又は、切り捨て量を最小限にする
ことができ、用紙の無駄を抑制することができる。請求
項2記載の発明は、前記連続用紙において、更に、印画
基準マークを検出するためにプリンター側に設けられた
検出手段によって前記カットマークが誤検出されないよ
うに、用紙の幅方向について前記印画基準マークが形成
される位置には、前記カットマークを形成しないように
したことを特徴としている。
【0009】カットマークの誤検出を防止する手段とし
ては、これ以外に、請求項3に記載の如く、用紙の給送
方向について前記印画基準マークの幅と前記カットマー
クの幅とを異なる寸法で形成し、プリンター側の検出手
段でこの幅を認識して印画基準マークであるか、カット
マークであるかを識別してもよい。特に、請求項4に記
載したように、カットマークに相当するカット線を前記
検出手段によって検知不能な程度に細い線幅で形成する
ことが有効である。
【0010】請求項5記載の発明は、印画基準マークを
検出するためにプリンター側に設けられたフォトセンサ
によって前記カットマークが誤検出されないように、前
記カットマークを前記フォトセンサで検知されない波長
の色で印刷したことを特徴としている。即ち、カットマ
ークは、ジャム処理時にユーザが肉眼で切り取り位置を
認識できればよいので、検出手段たるフォトセンサの検
出感度との関係で、フォトセンサでは検知できない波長
の色でカットマークを形成する。このような特別の色の
カットマークを用いることで、印画基準マークとの誤検
出を回避することが可能である。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1に記載し
た連続用紙において、印画基準マークとして用紙に穴が
形成され、前記カットマークとして用紙の給送方向と直
交する方向に直線、又は一部破断を有するラインが印刷
されて成ることを特徴としている。本発明によれば、印
画基準マークを検出する検出手段として穴の有無を検出
するものが用いられることになり、用紙に印刷されたカ
ットマークが印画基準マークとして誤検出されることは
ない。更に、本発明のカットマークに沿って、ユーザは
用紙をまっすぐに切り取ることができ、ペーパー斜行を
発生させることがないという利点がある。
【0012】請求項7記載の発明は、印画基準マークを
カットマークとして兼用し、先行する第1の印画基準マ
ークと次の印画基準マークとの間の領域に印画する場合
に、後者の印画基準マークを印画位置の基準として利用
するようにしたことを特徴としている。本発明によれ
ば、印画基準マークとカットマークとを同一にしたの
で、カットマークの誤検出という問題が生じない。但
し、カットマークの位置で用紙が切り取られることにな
るので、用紙の先端側の印画基準マーク(第1の印画基
準マーク)の一部が切断によって欠損し、これを印画位
置の基準として利用するには不都合がある。そこで、切
り取られていない後方の印画基準マーク(第2の印画基
準マーク)を印画位置の基準として利用するように、プ
リンター側の検出手段の配置や給紙動作の制御等を設定
する。
【0013】本発明(請求項1)に係る連続用紙は特
に、請求項8に記載したように、台紙に画像が印画され
るシール紙が剥離可能に貼付されたシール作成用の用紙
であって、所定の形状が予め半抜き加工され、この半抜
き加工された所定の形状の部分に印画を行うことが予定
されているものに適用することが有効である。また、請
求項9に記載したように、前記印画基準マークを穴、カ
ットマークをミシン目で構成すれば、連続用紙の製造工
程において、印刷工程が不要となり、印画基準マークた
る穴とカットマークたるミシン目、更に、シール作成用
紙の場合は、その半抜きの形状を1つの型で同時に加工
することが可能であり、製造工程の簡略化、低コスト化
を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る連続用紙の好ましい実施の形態について詳説する。図
1は本発明の実施の形態に係るロール紙の斜視図、図2
(a)は図1に示したロール紙の印画面(おもて面)側
の平面図、図2(b)はロール紙の裏面側の平面図であ
る。
【0015】これらの図に示されたロール紙10は、例
えば、フルカラー直接感熱記録方式であるサーモ・オー
トクローム(Theremo-Autochrome) 方式のプリンターに
使用されるものであり、印画面が内側に向くようにロー
ル状に巻回されたシール作成用の連続用紙である。即
ち、このロール紙10は、台紙に画像が印画されるシー
ル紙が剥離可能に貼付されており、シール紙の部分は支
持体の上にシアン、マゼンタ、イエローの3層発色層が
形成され、最上層に耐熱保護層が形成されて成る。
【0016】ロール紙10の幅寸法は、A4、A5、A
6等、各用紙サイズに対応させていろいろな値が可能で
あり、例えば、A6サイズ用のロール紙の場合、幅方向
の寸法は148mmとなる。尚、本実施の形態では、A
6サイズ用のロール紙を例に説明する。シール作成専用
の用紙であるロール紙10の印画面側は、図2(a)に
示したように、A6サイズの領域内に略四角形のシール
形状(所定の形状)12が2×2の4個配列された一定
のパターンで、台紙を残してシール紙のみが予めカット
(半抜き)されている。尚、シール形状やその数、及び
配置の形態は図2(a)に示した例に限らず、様々な形
態が可能である。
【0017】このように、シール形状12に相当する打
ち抜き形状及びその配置が予め定められている連続用紙
に対して、その打ち抜き形状の部分にプリンターで正確
に印画を行うことができるよう、印画開始位置の基準と
なる印画基準マーク14がロール紙10の裏面側に印刷
されている(図2(b)参照)。また、印画基準マーク
14は、用紙の裏面側に印刷によって形成する形態のほ
か、用紙に適当な大きさの穴を穿設してもよい。
【0018】この印画基準マーク14は用紙のA6サイ
ズの給送量Lに同期するように、A6サイズの領域毎に
1つの割合で一定の間隔で形成されている。また、図2
(b)に示したように、ロール紙10の裏面には、印画
基準マーク14から一定のオフセット量Dだけ隔ててカ
ット基準線(カットマークに相当)16が印刷されてい
る。即ち、カット基準線16は、印画基準マーク14と
同期した周期でA6サイズの領域を区分けするように形
成される。このカット基準線16は、ジャム処理等にお
いてユーザが連続用紙を切り取る際の目安線として設け
られているものであり、必ずしも連続直線である必要は
なく、点線、一点鎖線などの一部破断を有するラインで
もよい。また、図2(b)に示したようなカット基準線
16に代えて、ユーザに切り取り位置を明示する特定の
印(マーク)でもよいし、或いはミシン目でもよい。
【0019】ただし、前記印画基準マーク14を検出す
るためにプリンター側に設けた検出手段によってカット
基準線(又はマーク)16を誤検出しないように工夫す
ることが必要である。かかる誤検出を防止する手段は種
々の形態が可能であるが、例えば、図3に示したよう
に、ロール紙10の幅方向(図3上で上下方向)につい
て前記印画基準マーク14が形成される位置(図3上で
下側の縁部)には、前記カット基準線16を形成しない
ようにする。このように、印画基準マーク14の位置を
避けるようにカット基準線16の一部分(符合17で示
した部分)を省略し、検出手段による印画基準マーク1
4の検出範囲にカット基準線16が入らないようにする
ことで、カット基準線16の誤検出を回避できる。尚、
図3のようにカット基準線16の一部を省略しても、ユ
ーザは残りのカット基準線16を手掛かりに用紙を真っ
直ぐに切り取ることが可能であり、実際上不都合はな
い。
【0020】その他、印画基準マーク14の太さ(用紙
の送り方向の幅)とカット基準線16の線幅とに明確な
差を設ける態様も考えられる。この場合、プリンター側
には、用紙に印刷された印画基準マーク14やカット基
準線16の幅(給送方向の大きさ)を判別することがで
きる検出手段を設ける。かかる構成により、印画基準マ
ーク14とカット基準線16とを識別して検出すれば、
カット基準線16の誤検出という問題を回避できる。特
に、印画基準マーク14の太さに比して、カット基準線
16を検出手段で検出されない程度に一層細い線幅で印
刷すれば、カット基準線16が印画基準マーク14と誤
検出されることもない。
【0021】また、印画基準マーク14を検出する手段
としてフォトセンサを利用する場合においては、そのフ
ォトセンサの感度との関係において、当該フォトセンサ
で検知されない波長の色でカット基準線16を印刷する
態様もある。このようにフォトセンサの検出性能上、検
知不能な波長の色でカット基準線16を形成した場合で
も、人間の目ではそのカット基準線を十分に把握するこ
とができる場合があり、このような波長の色を用いてカ
ット基準線16を形成することも有効である。
【0022】更に他の形態として、図4に示すように、
印画基準マーク14とカット基準線16とを同一にし
て、印画基準マーク14をカット基準線16と共用する
形態も可能である。この場合、ロール紙10の先端側
(右側)の印画基準マーク14の位置で用紙が切り取ら
れることになるので、先端側の印画基準マーク(第1の
印画基準マーク)を印画開始位置の基準として利用する
ことが好ましくないので、次の(後方の)印画基準マー
ク(第2の印画基準マーク)14を印画開始位置の基準
として利用する。
【0023】即ち、図4上で符合Aで示した先行する領
域(A)の印画の際にはその領域Aの左側(上流側)の
印画基準マーク(線)を印画の基準位置として利用し、
図4上で符合Bで示した領域(B)の印画の際にはその
領域の左側の(上流側)印画基準マーク(線)を印画の
基準位置として利用すればよい。また、印画基準マーク
14として穴を形成し、カット基準線16を用紙への印
刷によって形成する形態もカット基準線の誤検出防止の
点で有効である。この場合、印画基準マーク14に相当
する穴の有無を透過式フォトセンサ等の検出手段で検出
することにより、印刷から成るカット基準線16を印画
基準マーク14として誤って検出することは無い。
【0024】更に、図には示されていないが、印画基準
マーク14を穴、カット基準線16をミシン目で構成す
れば、連続用紙の製造工程において、印刷工程が不要と
なり、印画基準マークとしての穴とカットマークとして
のミシン目、更に、シール形状の半抜きを1つの型で同
時に加工することが可能であり、製造工程の簡略化、低
コスト化を図ることができる。
【0025】次に、上記の如く構成されたロール紙が用
いられるプリンターの構造例について説明する。図5は
本発明の実施の形態に係るロール紙を使用するプリンタ
ーの内部構造を示す正面図であり、図6は図5のC矢視
断面図である。このプリンター20はサーモ・オートク
ローム(TA)方式のデジタル・カラープリンターであ
り、主として、ロール紙10が収納されるロール紙収納
部22、フィードローラー24、ピンチローラー26、
キャプスタンローラー28、サーマルヘッド30、プラ
テンローラー32、カッター部34、フォトセンサ(検
出手段に相当)36、マゼンタ(M)定着ランプ38、
イエロー(Y)定着ランプ40、排紙駆動ローラー42
等から成る。そして、これらの各構成部材は略直方形状
のケーシング44に収納される。尚、図5中、符合45
は排紙トレイ部である。
【0026】フィードローラー24は、ロール紙10の
外周に接触するようにロール紙10の径方向内側に向け
て図示せぬ付勢手段により付勢され、図示せぬモータの
回転駆動力が伝達されることにより、ロール紙10を図
5上で右方向に送り出す。ピンチローラー26とキャプ
スタンローラー28とは互いに対向して配置され、ピン
チローラー26は図示せぬ揺動機構等によって、キャプ
スタンローラー28への圧接及び圧接解除が可能となっ
ている。ロール紙10がフィードローラー24によって
図5上で右方向に送り出され、用紙がキャプスタン28
とピンチローラー26の間に到達したことがホームポジ
ションセンサ46で検出されると、ピンチローラー26
がキャプスタンローラー28に圧接され、用紙がキャプ
スタンローラー28とピンチローラー26との間に挟持
される。
【0027】キャプスタンローラー28には図示せぬモ
ータの回転駆動力が加えられ、キャプスタンローラー2
8は前記フィードローラー24と同じ回転方向に駆動さ
れる。こうして、フィードローラー24、及びキャプス
タンローラー28の回転に伴ってロール紙10は図5上
で左右方向に搬送される。サーマルヘッド46の下方に
は、ロール紙10を挟んでプラテンローラー32が対向
して配置される。そして、サーマルヘッド30の後段に
カッター部34が配設される。カッター部34は印画終
了後にロール紙10を所定の大きさ(例えば、A6サイ
ズ)に切断するためのものであり、上刃と下刃とがロー
ル紙10を挟んで対向して配置され、上下の刃でロール
紙10を挟んで切り離すようになっている。
【0028】カッター部34の後段にはフォトセンサ3
6が配置される。このフォトセンサ36は、ロール紙1
0に形成された印画基準マーク14を検出するためのセ
ンサであって、印画基準マーク14の形態に応じて、透
過型フォトセンサ、又は反射型フォトセンサが用いられ
る。尚、フォトセンサ36の近傍にはジャムの発生を検
出するジャムセンサ48が設けられている。
【0029】M定着ランプ38及びY定着ランプ40は
給送されるロール紙10の上方に設置され、M定着ラン
プ38とY定着ランプ40との間、及びY定着ランプ4
0の後方には排紙ピンチローラー50が設けられてい
る。そして、各排紙ピンチローラー50の下方にはロー
ル紙10を挟んで排紙駆動ローラー42が対向して配置
される。
【0030】図6に示したように、排紙ピンチローラー
50と排紙駆動ローラー42とは用紙の幅方向の前後
(図6上で左右)に1組ずつ、合計4組設けられてい
る。また、各排紙ピンチローラー50は、それぞれレバ
ー部材52を介して図6上で上下方向に揺動自在に支持
されており、排紙駆動ローラー42への圧接及び圧接解
除が可能となっている。
【0031】排紙駆動ローラー42は図示せぬモータの
回転駆動力が加えられることにより図6上で反時計回転
方向に回転し、カッター部34で所定の大きさに切断さ
れた用紙10′を図6上で左側の排紙トレイ56側へと
送り出す。尚、排紙トレイ56は、プリンター20本体
に対して引き出し/収納可能であり、プリント時に必要
に応じて引き出され、使用後はプリンター20本体内に
収納される。
【0032】次に、上記構成のプリンター20によって
ロール紙10にカラー画像を印画する場合の動作を説明
する。まず、フィードローラー24及びキャプスタンロ
ーラー28の駆動力によってロール紙10を図5上で右
方向に搬送し、フォトセンサ36によってロール紙10
の裏面の印画基準マーク14を検出する。そして、この
検出時点からキャプスタンローラー28及びピンチロー
ラー26によってロール紙10を図5上で左方向に所定
量だけ搬送して印刷開始位置に戻した後、改めて右方向
に一定速度で搬送しながら、ロール紙10のイエロー層
が発色する熱エネルギーの範囲内で、そのイエロー層が
カラー画像に応じた発色濃度となるようにサーマルヘッ
ド30を制御する。続いてY定着ランプ40から中心波
長425nmの光を照射してイエローの発色を定着させ
る。
【0033】次に、ロール紙10を前記印画開始位置ま
で巻き戻し、その後、再びロール紙10を図5上で右方
向に一定速度で搬送するとともに、ロール紙10のマゼ
ンタ層が発色する熱エネルギーの範囲内で、そのマゼン
タ層がカラー画像に応じた発色濃度となるようにサーマ
ルヘッド30を制御し、続いてM定着ランプ38から中
心波長365nmの光を照射してマゼンタの発色を定着さ
せる。次に、ロール紙10を前記印画開始位置まで再び
巻き戻し、その後、ロール紙10を図5上で右方向に一
定速度で搬送するとともに、ロール紙10のシアン層が
発色する熱エネルギーの範囲内で、そのシアン層がカラ
ー画像に応じた発色濃度となるようにサーマルヘッド3
0を制御する。このようにしてロール紙10にカラー画
像を印画する。そして、印画完了後カッター部34によ
ってロール紙10を切断し、印画済みの用紙を排紙駆動
ローラー42と排紙ピンチローラー50とによって排出
トレイ56へと排紙する。
【0034】このプリンター20に、図1乃至図4で説
明したロール紙10を用いることにより、プリンター2
0本体に装填したロール紙10の給送中にジャムが発生
した場合、ユーザはロール紙10のカット基準線16に
沿ってハサミ等を用いて用紙を正確に切り取ることがで
きる。そして、カット基準線16に従って切断された用
紙をプリンター20に再セットすることにより、プリン
ター20による用紙の頭だし処理が不要となり、ペーパ
ーの無駄を最小限に抑えることができる。
【0035】また、カット基準線16に従って、用紙の
先端が給送方向に対して直交するように、まっすぐ切り
取ることができるため、ペーパー斜行を発生させないと
いう利点もある。上記実施の形態では、TA方式のプリ
ンターに使用されるシール作成用のロール紙を例に説明
したが、本発明は、TA方式以外の様々な方式のプリン
ターに使用されるロール紙に適用することができ、ま
た、シール作成用以外の通常の記録用紙にも適用するこ
とが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る連続用
紙によれば、印画位置の基準を規定する印画基準マーク
と同期したカットマークを形成したので、ジャム処理等
において、ユーザはカットマークを手掛かりに、適切な
位置で用紙を切断することができる。こうしてカットマ
ークに従って切り取られた用紙をプリンターに再セット
した時には、プリンターでの用紙の頭だし処理が不要、
又は、切り捨て量を最小限にすることができ、用紙の無
駄を抑制することができる。
【0037】また、カットマークとして用紙の給送方向
と直交する方向に直線、又は一部破断を有するラインを
印刷したり、ミシン目を設けたことにより、ユーザはカ
ットマークに沿って、用紙をまっすぐに切り取ることが
できる。これにより、ペーパー斜行を発生させることが
ないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るロール紙の斜視図
【図2】図2(a)は図1に示したロール紙の印画面
(おもて面)側の平面図、(b)は同ロール紙の裏面側
の平面図である。
【図3】カット基準線の他の形態例を示す平面図
【図4】印画基準マーク及びカット基準線の他の形態例
を示す平面図
【図5】本発明の実施の形態に係るロール紙を使用する
プリンターの内部構造を示す正面図
【図6】図5に示したプリンターのC矢視断面図
【符号の説明】
10…ロール紙(連続用紙) 12…シール形状 14…印画基準マーク 16…カット基準線(カットマーク) 20…プリンター 28…キャプスタンローラー 30…サーマルヘッド 32…プラテンローラー 34…カッター部 36…フォトセンサ(検出手段) 38…マゼンタ定着ランプ 40…イエロー定着ランプ 44…排紙駆動ローラー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンターによって画像や文字を印画す
    る記録用紙として用いられる連続用紙において、 画像や文字を印画する際の印画位置の基準を規定する印
    画基準マークが用紙の給送方向に沿って一定の周期で形
    成されるとともに、該印画基準マークと同期した周期で
    用紙の切断位置を提示するカットマークが形成されてい
    ることを特徴とする連続用紙。
  2. 【請求項2】 前記印画基準マークを検出するためにプ
    リンター側に設けられた検出手段によって前記カットマ
    ークが誤検出されないように、用紙の幅方向について前
    記印画基準マークが形成される位置には、前記カットマ
    ークを形成しないようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の連続用紙。
  3. 【請求項3】 用紙の給送方向について前記印画基準マ
    ークの幅と前記カットマークの幅とを異なる寸法で形成
    したことを特徴とする請求項1記載の連続用紙。
  4. 【請求項4】 前記カットマークに相当するカット線が
    形成され、このカット線は前記検出手段によって検知不
    能な程度に細い線幅であることを特徴とする請求項3記
    載の連続用紙。
  5. 【請求項5】 前記検出手段に相当するフォトセンサに
    よって前記カットマークが誤検出されないように、前記
    カットマークは前記フォトセンサで検知されない波長の
    色で印刷されていることを特徴とする請求項1記載の連
    続用紙。
  6. 【請求項6】 前記印画基準マークとして用紙に穴が形
    成され、前記カットマークとして用紙の給送方向と直交
    する方向に直線、又は一部破断を有するラインが印刷さ
    れて成ることを特徴とする請求項1記載の連続用紙。
  7. 【請求項7】 前記印画基準マークをカットマークとし
    て兼用し、先行する第1の印画基準マークと次の印画基
    準マークとの間の領域に印画する場合に、後者の印画基
    準マークを印画位置の基準として利用するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の連続用紙。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の連続用紙は、台紙に画像
    が印画されるシール紙が剥離可能に貼付されたシール作
    成用の用紙であって、所定の形状が予め半抜き加工さ
    れ、この半抜き加工された所定の形状の部分に印画を行
    うことが予定されているものであることを特徴とする連
    続用紙。
  9. 【請求項9】 前記印画基準マークが穴、前記カットマ
    ークがミシン目であることを特徴とする請求項1又は8
    記載の連続用紙。
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