JP2010240953A - 液体吐出装置およびその制御方法並びにプログラム - Google Patents

液体吐出装置およびその制御方法並びにプログラム Download PDF

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理喜 高嶋
Taisuke Okawa
泰輔 大川
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勝 星野
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隆幸 石井
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Abstract

【課題】様々な幅のターゲットの側端を含む領域に液体吐出手段から液体を吐出することができるようにする。
【解決手段】用紙の右側端が基準ガイド40に沿って配置された基準配置時の用紙Sが定形サイズのときには、全てのノズル23を中間部分吐出用ノズルとして用紙への印刷を行ない、基準配置時の用紙が定形サイズでないときには、各々の主走査方向ノズル列のうちインク受け領域52(第5側端受け領域52e)に対応する主走査方向ノズル列の各ノズル(破線で囲まれたノズル)を中間部分吐出用ノズルとして用紙への印刷を行なう。これにより、用紙が定形サイズか否かに拘わらず、様々なサイズ(幅)の記録紙の両側端に対する縁なし印刷を行なうことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、液体吐出装置およびその制御方法並びにプログラムに関する。
従来、この種の液体吐出装置としては、プラテン面(プラテンの上面)に、主走査方向に所定の間隔をおいてリブが形成されると共に主走査方向に延びる凹部(溝)と用紙の側端に位置すべき部分に方形の凹部とが形成されるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、縁なし印刷時には、用紙の端部を外れたインクが凹部に打ち捨てられることにより、プラテン面がインクで汚損されないようになっている。
特開2004−155109号公報
こうした液体吐出装置では、用紙の幅によっては用紙の側端に位置すべき部分の一部がリブ上になることがあるが、この場合でも、リブをインクで汚損することなく、少なくとも側端に対する縁なし印刷を可能にするよう望まれることがある。
本発明の液体吐出装置およびその制御方法並びにプログラムは、様々な幅のターゲットの側端を含む領域に液体吐出手段から液体を吐出することができるようにすることを主目的とする。
本発明の液体吐出装置およびその制御方法並びにプログラムは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の液体吐出装置は、
ターゲットに液体を吐出する液体吐出装置であって、
前記ターゲットを搬送する搬送手段と、
前記ターゲットの搬送方向に直交する直交方向の移動を伴って複数のノズルの各々から前記ターゲットに液体を吐出する液体吐出手段と、
前記搬送手段により搬送される前記ターゲットを支持する支持部,前記直交方向の長さが所定の長さに形成された液体受け部,を有するターゲット通過部と、
前記搬送手段と前記液体吐出手段とを制御する制御手段と、
を備え、
前記液体受け部は、前記液体吐出手段の前記直交方向の任意のノズル列のノズルから吐出されて前記ターゲットの側端を外れた液体を受け止め可能な第1液体受け領域と前記直交方向の前記第1液体受け領域外の全ての位置に形成され前記液体吐出手段の前記直交方向の少なくとも一部のノズル列のノズルから吐出されて前記ターゲットの側端を外れた液体を受け止め可能な第2液体受け領域とを含み、
前記制御手段は、少なくとも前記ターゲットの前記搬送方向の先端および後端を除く部分について該ターゲットの側端を含む領域に前記液体吐出手段から液体を吐出する際、前記ターゲットの両側端が前記第1液体受け領域上を通過する第1の状態のときには前記ターゲットが前記ターゲット通過部を通過しながら前記液体吐出手段の前記直交方向の任意のノズル列のノズルから液体が吐出されるよう前記搬送手段と前記液体吐出手段とを制御し、前記ターゲットの両側端のうち少なくとも一方が前記第2液体受け領域上を通過する第2の状態のときには前記ターゲットが前記ターゲット通過部を通過しながら前記液体吐出手段のノズルのうち前記ターゲットの少なくとも一方の側端が前記支持部上になる位置に対応する前記直交方向のノズル列のノズルからは液体が吐出されず前記ターゲットの両側端が前記液体受け部上になる位置に対応する前記直交方向のノズル列のノズルから液体が吐出されるよう前記搬送手段と前記液体吐出手段とを制御する手段である、
ことを特徴とする。
この本発明の液体吐出装置では、少なくともターゲットの搬送方向の先端および後端を除く部分についてターゲットの側端を含む領域に液体吐出手段から液体を吐出する際に、搬送手段により搬送されるターゲットを支持する支持部,液体吐出手段の直交方向の任意のノズル列のノズルから吐出されてターゲットの側端を外れた液体を受け止め可能な第1液体受け領域と直交方向の第1液体受け領域外の全ての位置に形成され液体吐出手段の直交方向の少なくとも一部のノズル列のノズルから吐出されてターゲットの側端を外れた液体を受け止め可能な第2液体受け領域とを含み直交方向の長さが所定の長さに形成された液体受け部,を有するターゲット通過部における第1液体受け領域上をターゲットの両側端が通過する第1の状態のときには、ターゲットがターゲット通過部を通過しながら液体吐出手段の直交方向の任意のノズル列のノズルから液体が吐出されるよう搬送手段と液体吐出手段とを制御する。一方、少なくともターゲットの搬送方向の先端および後端を除く部分についてターゲットの側端を含む領域に液体吐出手段から液体を吐出する際に、ターゲットの両側端のうち少なくとも一方が第2液体受け領域上を通過する第2の状態のときには、ターゲットがターゲット通過部を通過しながら液体吐出手段のノズルのうちターゲットの少なくとも一方の側端が支持部上になる位置に対応する直交方向のノズル列のノズルからは液体が吐出されずターゲットの両側端が液体受け部上になる位置に対応する直交方向のノズル列のノズルから液体が吐出されるよう搬送手段と液体吐出手段とを制御する。これにより、第1の状態か第2の状態かに拘わらず、ターゲットの側端を外れた液体は液体受け部に到達し支持部には付着しないから、次にターゲットに液体を吐出する際にターゲットに汚れなどを生じさせることなく、直交方向の長さ(幅)が所定の長さより短い様々な幅のターゲットの側端を含む領域に液体吐出手段から液体を吐出することができる。ここで、「所定の長さ」は、例えば、A0サイズ,半切サイズ、A4サイズなどのいずれかよりも長い長さであるものとすることもできる。
こうした本発明の液体吐出装置において、前記ターゲット通過部は、前記所定の長さ以下の所定幅のターゲットが前記直交方向における所定位置で前記搬送方向に搬送されるときの該ターゲットの側端に対応する位置に前記第1液体受け領域が形成されてなる、ものとすることもできる。この場合、所定幅のターゲットが直交方向の所定位置で搬送方向に搬送されるときには、第1の状態としてターゲットに液体を吐出することができる。ここで、「所定幅」には、例えば、ハガキサイズやB5サイズ,A4サイズなどが含まれる。
また、本発明の液体吐出装置において、前記支持部は、前記搬送方向に対して斜めにまたは千鳥状に配置されてなる、ものとすることもできる。この場合、ターゲット通過部を通過するターゲットを、搬送方向に対して斜めに配置された支持部または千鳥状に配置された支持部によって支持することができる。
さらに、本発明の液体吐出装置において、前記ターゲットの幅を取得する幅取得手段を備え、前記制御手段は、前記取得されたターゲットの幅に基づいて前記第1の状態か前記第2の状態かを判定する手段である、ものとすることもできる。この場合、ターゲットの幅に応じて搬送手段や液体吐出手段を制御することにより、所定の長さ以下の様々な幅のターゲットの側端を含む領域に液体吐出手段から液体を吐出することができる。
あるいは、本発明の液体吐出装置において、前記ターゲットの側端の前記直交方向における位置を検出する側端検出手段を備え、前記制御手段は、前記検出されたターゲットの側端の前記直交方向における位置に基づいて前記第1の状態か前記第2の状態かを判定する手段である、ものとすることもできる。この場合、ターゲットの側端の直交方向における位置に応じて搬送手段や液体吐出手段を制御することにより、所定の長さ以下の様々な幅のターゲットの側端を含む領域に液体吐出手段から液体を吐出することができる。
加えて、本発明の液体吐出装置において、前記液体受け部は、前記複数のノズルの各々から吐出された液体を吸収する液体吸収体を有する、ものとすることもできる。
また、本発明の液体吐出装置において、前記液体受け部は、前記液体吐出手段の複数のノズルから吐出されて前記ターゲットの前記搬送方向の上端や下端を外れた液体を受け止め可能な領域を含む、ものとすることもできる。
本発明の液体吐出装置の制御方法は、
ターゲットを搬送する搬送手段と、前記ターゲットの搬送方向に直交する直交方向の移動を伴って複数のノズルの各々から前記ターゲットに液体を吐出する液体吐出手段と、前記搬送手段により搬送される前記ターゲットを支持する支持部,前記直交方向の長さが所定の長さに形成された液体受け部,を有するターゲット通過部と、を備え、前記液体受け部は、前記液体吐出手段の前記直交方向の任意のノズル列のノズルから吐出されて前記ターゲットの側端を外れた液体を受け止め可能な第1液体受け領域と前記直交方向の前記第1液体受け領域外の全ての位置に形成され前記液体吐出手段の前記直交方向の少なくとも一部のノズル列のノズルから吐出されて前記ターゲットの側端を外れた液体を受け止め可能な第2液体受け領域とを含むものである液体吐出装置の制御方法であって、
少なくとも前記ターゲットの前記搬送方向の先端および後端を除く部分について該ターゲットの側端を含む領域に前記液体吐出手段から液体を吐出する際、前記ターゲットの両側端が前記第1液体受け領域上を通過する第1の状態のときには前記ターゲットが前記ターゲット通過部を通過しながら前記液体吐出手段の前記直交方向の任意のノズル列のノズルから液体が吐出されるよう前記搬送手段と前記液体吐出手段とを制御し、前記ターゲットの両側端のうち少なくとも一方が前記第2液体受け領域上を通過する第2の状態のときには前記ターゲットが前記ターゲット通過部を通過しながら前記液体吐出手段のノズルのうち前記ターゲットの少なくとも一方の側端が前記支持部上になる位置に対応する前記直交方向のノズル列のノズルからは液体が吐出されず前記ターゲットの両側端が前記液体受け部上になる位置に対応する前記直交方向のノズル列のノズルから液体が吐出されるよう前記搬送手段と前記液体吐出手段とを制御するステップ、
を含むことを特徴とする。
この本発明の液体吐出装置の制御方法では、少なくともターゲットの搬送方向の先端および後端を除く部分についてターゲットの側端を含む領域に液体吐出手段から液体を吐出する際に、搬送手段により搬送されるターゲットを支持する支持部,液体吐出手段の直交方向の任意のノズル列のノズルから吐出されてターゲットの側端を外れた液体を受け止め可能な第1液体受け領域と直交方向の第1液体受け領域外の全ての位置に形成され液体吐出手段の直交方向の少なくとも一部のノズル列のノズルから吐出されてターゲットの側端を外れた液体を受け止め可能な第2液体受け領域とを含み直交方向の長さが所定の長さに形成された液体受け部,を有するターゲット通過部における第1液体受け領域上をターゲットの両側端が通過する第1の状態のときには、ターゲットがターゲット通過部を通過しながら液体吐出手段の直交方向の任意のノズル列のノズルから液体が吐出されるよう搬送手段と液体吐出手段とを制御する。一方、少なくともターゲットの搬送方向の先端および後端を除く部分についてターゲットの側端を含む領域に液体吐出手段から液体を吐出する際に、ターゲットの両側端のうち少なくとも一方が第2液体受け領域上を通過する第2の状態のときには、ターゲットがターゲット通過部を通過しながら液体吐出手段のノズルのうちターゲットの少なくとも一方の側端が支持部上になる位置に対応する直交方向のノズル列のノズルからは液体が吐出されずターゲットの両側端が液体受け部上になる位置に対応する直交方向のノズル列のノズルから液体が吐出されるよう搬送手段と液体吐出手段とを制御する。これにより、第1の状態か第2の状態かに拘わらず、ターゲットの側端を外れた液体は液体受け部に到達し支持部には付着しないから、次にターゲットに液体を吐出する際にターゲットに汚れなどを生じさせることなく、直交方向の長さ(幅)が所定の長さより短い様々な幅のターゲットの側端を含む領域に液体吐出手段から液体を吐出することができる。
本発明のプログラムは、本発明の液体吐出装置の制御方法のステップをコンピューターに実現させるためのものである。このプログラムは、コンピューターが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピューターから別のコンピューターに配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。このプログラムをコンピューターに実行させれば、本発明の液体吐出装置の制御方法のステップが実行されるため、本発明の液体吐出装置の制御方法と同様の作用効果が得られる。
プリンター20の構成の概略を示す構成図。 プラテン36の構成の概略を示す構成図。 縁なし印刷処理ルーチンの一例を示すフローチャート。 中間部分吐出用ノズルの設定の様子を示す説明図。 プラテン136の構成の概略を示す構成図。 プラテン236の構成の概略を示す構成図。
次に本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態であるプリンター20の構成の概略を示す構成図であり、図2は、プラテン36の構成の概略を示す構成図である。本実施形態のプリンター20は、図1に示すように、流体としてのインクをターゲットとしての用紙Sに噴射するインク噴射機構21と、駆動モーター33により駆動されプラテン36上を図中奥から手前へと用紙Sを搬送する搬送機構31と、プリンター20全体をコントロールするコントローラー70とを備えている。
インク噴射機構21は、キャリッジベルト32によりキャリッジ軸28に沿って左右(主走査方向(用紙Sの搬送方向に直交する直交方向))に往復動するキャリッジ22と、各色のインクに圧力をかけノズル23から流体としてのインク滴を噴射する印刷ヘッド24と、キャリッジ22に装着されて溶媒としての水に着色剤としての顔料を含有したブラック(K),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の各色のインクを個別に収容しこの収容したインクを印刷ヘッド24へ供給するインクカートリッジ26と、を備えている。キャリッジ22は、フレーム29の右側に取り付けられたキャリッジモーター34aとフレーム29の左側に取り付けられた従動ローラー34bとの間に架設されたキャリッジベルト32がキャリッジモーター34aによって駆動されるのに伴って移動する。キャリッジ22の背面には、キャリッジ22の位置を検出するリニア式エンコーダー25が配置されており、このリニア式エンコーダー25を用いてキャリッジ22のポジションが管理可能となっている。印刷ヘッド24は、キャリッジ22の下部に設けられており、圧電素子に電圧をかけることによりこの圧電素子を変形させてインク滴を加圧する方式により印刷ヘッド24の下面に設けられたノズル23から各色のインクを噴射するものである。この印刷ヘッド24の下面には、ノズル23が配列した搬送方向のノズル列が各色ごとに設けられている。なお、以下の説明では、搬送方向のノズル列を搬送方向ノズル列27aと称し、主走査方向のノズル列を主走査方向ノズル列27bと称することがある。また、印刷ヘッド24は、発熱抵抗体(例えばヒータなど)に電圧をかけインクを加熱して発生した気泡によりインクを加圧する方式を採用してもよい。また、インクカートリッジ26は、フレーム29に装着されチューブにより印刷ヘッド24へインク等を供給するいわゆるオフキャリッジの構成としてもよい。
搬送機構31は、プラテン36上に用紙Sを搬送する紙送りローラー35と、印刷後の用紙Sを排紙する排紙ローラー39と、紙送りローラー35や排紙ローラー39を回転させる駆動モーター33と、を備えている。
プラテン36は、図1および図2に示すように、搬送された用紙Sを支持する支持部としてのリブ36aと、リブ36aの周囲に設けられ印刷ヘッド24から吐出されるインクを受け止めてスポンジにより吸収するインク受け領域52と、により構成されている。インク受け領域52は、図2(a)に示すように、A4サイズ以下の用紙Sに印刷可能なようにプラテン36の長手方向(主走査方向)にA4サイズの幅より長く形成されており、主走査方向では、用紙Sの右側端が用紙Sをガイドする基準ガイド40に沿って配置された基準配置時に用紙Sの右側端が上方を通過するように形成されて用紙Sの右側端からはみ出たインクを受け止める第1側端受け領域52aと、それぞれハガキサイズ、B5サイズ、A4サイズ(以下、ハガキサイズやB5サイズ,A4サイズをまとめて定形サイズと称することがある)の用紙Sの基準配置時にその用紙Sの左側端が上方を通過するように形成されて用紙Sの左側端からはみ出たインクを吸収する第2〜第4側端受け領域52b〜52dと、第1〜第4側端受け領域52a〜52d外で且つ定形サイズでない用紙Sの基準配置時に用紙Sの左側端からはみ出たインクを吸収する第5側端受け領域52eと、を有する。第1〜第4側端受け領域52a〜52dは、搬送方向の長さが搬送方向ノズル列27aよりも長くなるよう形成されている。したがって、定形サイズの用紙Sの基準搬送時において、印刷ヘッド24の全ての主走査方向ノズル列27bの各ノズル23から吐出されて用紙Sの側端を外れたインク滴は、第1〜第4側端受け領域52a〜52dのスポンジにより吸収されることになる。第5側端受け領域52eは、定形サイズでない基準配置時に少なくとも一部の主走査方向ノズル列27bの各ノズル23から吐出されて用紙Sの左側端を外れたインク滴を受け止めることができるよう形成されている。インク受け領域52は、搬送方向では、図2(b)に示すように、用紙Sの上端からはみ出たインクを吸収する上端受け領域52fと、用紙Sの下端からはみ出たインクを吸収する下端受け領域52gと、を有し、上端受け領域52fおよび下端受け領域52gは、主走査方向の長さが定形サイズのうち最も大きなA4サイズの幅よりも長くなるよう形成されている。リブ36aは、定形サイズの用紙Sの側端を外れたインクが付着せず且つ用紙Sの搬送を妨げないように、搬送方向に対して斜めになるように設けられている。したがって、定形サイズでない用紙Sのサイズ(幅)によっては、基準配置時の用紙Sの左側端は、リブ36a上と第5側端受け領域52e上とを通過することになる。なお、本実施形態では、リブ36aの主走査方向の全ての位置における搬送方向の長さは、インク受け領域52のうち上端受け領域52f,下端受け領域52gを除いた領域全体にリブを設けるものに比して短くなる。
コントローラー70は、図1に示すように、CPU72を中心とするマイクロプロセッサーとして構成されており、各種処理プログラムを記憶しデータを書き込み消去可能なフラッシュROM74と、一時的にデータを記憶したりデータを保存したりするRAM76と、外部機器との情報のやり取りを行うインターフェイス(I/F)78と、図示しない入出力ポートとを備えている。このコントローラー70には、ユーザーがプリンター20に対して各種の指示を入力するためのデバイスであり、各種の指示に応じた文字や画像が表示されるカラー液晶パネルにより構成された表示部や、各種操作を行うキーなどが配置された操作部が設けられている操作パネル79が電気的に接続されている。このコントローラー70には、リニア式エンコーダー25からのキャリッジ22のポジション信号や操作パネル79からの操作信号などが図示しない入力ポートを介して入力されるほか、ユーザーパソコン(PC)80から出力された印刷ジョブなどがI/F78を介して入力される。また、コントローラー70からは、印刷ヘッド24への制御信号や駆動モーター33への制御信号、キャリッジモーター34aへの制御信号、操作パネル79への信号などが図示しない出力ポートを介して出力される。
こうした本実施形態のプリンター20では、印刷設定の指定を伴ってユーザーPC80から印刷すべき画像データを受け取って用紙Sへの印刷を行なう際には、画像データを展開して展開データを作成し、駆動モーター33により紙送りローラー35や排紙ローラー39を回転させて用紙Sを搬送しながらキャリッジ30をキャリッジモーター34aにより往復動させ、同時に展開データに基づいて印刷ヘッド24の圧電素子に電圧をかけて各ノズル23から各色インクを吐出することにより、用紙S上にカラー画像を形成する。ここで、印刷設定としては、用紙Sに設定される余白の有無、すなわち縁なし印刷の実行の有無や用紙Pのサイズ、紙種などの設定が含まれている。なお、本実施形態では、ユーザーPC80は、ユーザーにより縁なし印刷が選択されると、画像データを用紙Sに縁(余白)が生じないように用紙Sのサイズよりも大きな画像データに加工してプリンター20に送信するものとした。
次に、こうして構成された本実施形態のプリンター20の動作、特に、縁なし印刷の実行が指示された際の動作について説明する。図3は、本実施形態のコントローラー70により実行される縁なし印刷処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンを実行するプログラムは、フラッシュROM74に記憶され、ユーザーPC80から縁なし指定の印刷ジョブの指令を受信したときにコントローラー70のCPU72により実行される。この印刷ジョブには、印刷すべき画像データのほか、指定された用紙Sのサイズ情報や紙種などの設定情報が含まれる。以下、説明の都合上、設定情報として、用紙Sの上端(搬送方向の先端)および下端(搬送方向の後端)について余白が設定されると共に左側端および右側端に余白なし(余白0mm)が設定されたときについて説明する。また、用紙Sの右側端が基準ガイド40に沿って配置された基準配置時とする。
縁なし印刷処理ルーチンが実行されると、コントローラー70のCPU72は、まず、ユーザーPC80からの設定情報のうち用紙Sのサイズ情報を入力すると共に(ステップS100)、入力した用紙Sのサイズが定形サイズ(ハガキサイズやB5サイズ,A4サイズ)か否かを判定し(ステップS110)、用紙Sのサイズが定形サイズのときには、用紙Sの上端および下端以外の部分(以下、中間部分という)を印刷するときにインク滴を吐出してもよいノズルとしての中間部分吐出用ノズルとして全てのノズル23を設定し(ステップS120)、画像データを展開して展開データを作成し、紙送りローラー35や排紙ローラー39により用紙Sが搬送方向に搬送されるよう駆動モーター33を制御すると共に主走査方向の往復動を伴って印刷ヘッド24の中間部分吐出用ノズルから展開データに基づいてインク滴が吐出されるようキャリッジモーター34aと印刷ヘッド24とを制御することにより用紙Sへの印刷を行ない(ステップS140)、印刷すべき次の画像データがあるか否かを判定し(ステップS150)、画像データが存在すると判定されたときにはステップS100に戻ってステップS100〜S150の処理を繰り返し、画像データが存在しないと判定されたときにはこれで本ルーチンを終了する。これにより、定形サイズの用紙Sの左右側端に対する縁なし印刷を行なうことができる。この場合、中間部分吐出用ノズルから吐出されて用紙Sの側端を外れたインクは、第1側端受け領域52aと第2〜第4側端受け領域52b〜52dのうち用紙Sの左側端が上方を通過する側端受け領域とのスポンジにより吸収される。しかも、この場合、全部のノズル23(全部の主走査方向ノズル列27bの各ノズル23)を中間部分吐出用ノズルとして印刷を行なうから、用紙Sへの印刷を迅速に行なうことができる。
一方、ステップS110で用紙Sのサイズが定形サイズでないときには、用紙Sの左側端が通過する通過ラインに基づいて中間部分吐出用ノズルを設定し(ステップS130)、画像データを展開して展開データを作成し、紙送りローラー35や排紙ローラー39により用紙Sが搬送方向に搬送されるよう駆動モーター33を制御すると共に主走査方向の往復動を伴って印刷ヘッド24の中間部分吐出用ノズルから展開データに基づいてインク滴が吐出されるようキャリッジモーター34aと印刷ヘッド24とを制御することにより用紙Sへの印刷を行ない(ステップS140)、印刷すべき次の画像データがあるか否かを判定し(ステップS150)、画像データが存在すると判定されたときにはステップS100に戻ってステップS100〜S150の処理を繰り返し、画像データが存在しないと判定されたときにはこれで本ルーチンを終了する。図4は、この場合の中間部分吐出用ノズルの設定の様子について示す説明図である。この場合、用紙Sの左側端が通過する通過ライン上において、印刷ヘッド24の各々の主走査方向ノズル列27bのうちリブ36aに対応しない(第5側端受け領域52eに対応する)主走査方向ノズル列の各ノズル23(図4中、破線で囲まれたノズル)を中間部分吐出用ノズルとして設定することになる。この中間部分吐出用ノズルの設定は、例えば、フラッシュROM74に予め記憶されたリブ36aや第5側端受け領域52e,印刷ヘッド24の搬送方向および主走査方向の位置などに基づいて行なうことができる。こうして設定した中間部分吐出用ノズルから必要に応じてインク滴を吐出して印刷を行なうことにより、各々の主走査方向ノズル列27bのうちリブ36aに対応する主走査方向ノズル列の各ノズルからはインク滴が吐出されず、また、中間部分吐出用ノズルから吐出されて用紙Sの側端を外れたインクは第1,第5側端受け領域52a,52eのスポンジにより吸収されるから、インクはリブ36aには付着しない。したがって、次に印刷する用紙Sに用紙汚れなどを生じさせることなく、左右側端に対する縁なし印刷を行なうことができる。即ち、用紙Sのサイズが定形サイズでない場合でも、左右側端に対する縁なし印刷を行なうことができるのである。なお、この場合、主走査方向ノズル列27bのうちリブ36aに対応する主走査方向ノズル列の各ノズルについては中間部分吐出用ノズルとして設定せず液体の吐出を行なわないから、全部のノズル23を中間部分吐出用ノズルとして印刷を行なう場合に比して印刷速度は低下する。しかしながら、本実施形態では、リブ36aの主走査方向の全ての位置における搬送方向の長さがインク受け領域52のうち上端受け領域52f,下端受け領域52gを除いた領域全体にリブを設けるものに比して短くなるため、より多くの主走査方向ノズル列27bの各ノズルを中間部分吐出用ノズルとして設定することができる。この結果、全部のノズル23を中間部分吐出用ノズルとして印刷を行なう場合に対する印刷速度の低下をより抑制することができる。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の搬送機構31が本発明の搬送手段に相当し、印刷ヘッド24が液体吐出手段に相当し、インク受け領域52やリブ36aを有するプラテン36がターゲット通過部に相当し、コントローラー70が制御手段に相当する。なお、本実施形態では、液体吐出装置としてのプリンター20の動作を説明することにより、本発明の液体吐出装置の制御方法やプログラムの一例も明らかにしている。
以上説明した実施例のプリンター20によれば、用紙Sの右側端が基準ガイド40に沿って配置された基準配置時の用紙Sが定形サイズのときには、全てのノズル23を中間部分吐出用ノズルとして印刷を行ない、基準配置時の用紙Sが定形サイズでないときには、各々の主走査方向ノズル列27bのうち第5側端受け領域52eに対応する主走査方向ノズル列の各ノズルを中間部分吐出用ノズルとして印刷を行なうことにより、用紙Sが定形サイズか否かに拘わらず、様々なサイズ(幅)の用紙Sの左右側端に対する縁なし印刷を行なうことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
上述した実施形態では、用紙Sの上端(搬送方向の先端)および下端(搬送方向の後端)について余白が設定されると共に左側端および右側端に余白なし(余白0mm)が設定されたときについて説明したが、用紙Sの左側端および右側端に加えて上端および下端についても余白なしが設定されているときには、用紙Sの上端や下端を印刷する際に、中間部分吐出用ノズルを用いて上述した実施形態と同様に印刷を行なえばよい。この場合、用紙Sが定形サイズの場合には、用紙Sの上端を印刷する際には、用紙Sの上端および側端を外れたインクは第1〜第4側端受け領域52a〜52dや上端受け領域52fのスポンジにより吸収され、用紙Sの下端を印刷する際には、用紙Sの下端および側端を外れたインクは第1〜第4側端受け領域52a〜52dや下端受け領域52gのスポンジにより吸収される。一方、用紙Sが定形サイズでない場合には、用紙Sの上端を印刷する際には、用紙Sの上端および側端を外れたインクは第1,第5側端受け領域52a,52eや上端受け領域52fのスポンジにより吸収され、用紙Sの下端を印刷する際には、用紙Sの下端および側端を外れたインクは第1,第5側端受け領域52a,52eや下端受け領域52gのスポンジにより吸収される。
上述した実施形態では、基準配置時にユーザーPC80からの印刷設定に含まれる用紙Sのサイズ情報に基づいて中間部分吐出用ノズルを設定するときについて説明したが、用紙Sの側端を検出する図示しない側端検出センサ(例えば、発光ダイオードなどの発光部と、フォトトランジスタなどの受光部と、により構成された光学センサなど)を備え、そのセンサによる検出値に基づいて中間部分吐出用ノズルを設定するものとしてもよい。この場合、例えば、側端検出センサにより用紙Sの右側端および左側端を検出し、検出した用紙Sの右側端および左側端の位置と予めフラッシュROM74に記憶された第1〜第4側端受け領域52a〜52dの位置とを比較することによって用紙Sの右側端および左側端が共に第1〜第4側端受け領域52a〜52dのいずれかの上方を通過するか否かを判定し、用紙Sの右側端および左側端が共に第1〜第4側端受け領域52a〜52dのいずれかの上方を通過すると判定したときには、図3の縁なし印刷処理ルーチンのステップS120,S140の処理と同様に全部のノズル23(全部の主走査方向ノズル列27bの各ノズル23)を中間部分吐出用ノズルとして印刷を行ない、用紙Sの右側端および左側端の少なくとも一方が第1〜第4側端受け領域52a〜52dのいずれかの上方を通過しない(第5側端受け領域52eを通過する)と判定したときには、ステップS130,S140の処理と同様に各々の主走査方向ノズル列27bのうち第5側端受け領域52eに対応する主走査方向ノズル列の各ノズルを中間部分吐出用ノズルとして印刷を行なうものとすればよい。このように印刷を行なうことにより、実施例と同様に、様々なサイズの用紙Sに対して少なくとも側端についての縁なし印刷を行なうことができる。しかも、この場合、基準配置時でない場合でも、用紙Sに対して少なくとも側端についての縁なし印刷を行なうことができる。
上述した実施形態では、第1〜第4側端受け領域52a〜52d以外の領域に、搬送方向に対して斜めになるようにリブ36aを設けるものとしたが、図5のプラテン136に例示するように、長手方向が主走査方向になり搬送方向に対して複数の段数となるようにリブ136aを設けるものとしてもよいし、図6のプラテン236に例示するように、千鳥状にリブ236aを設けるものとしてもよい。
上述した実施形態では、ハガキサイズやB5サイズ,A4サイズを定形サイズとしたが、これらに代えてまたは加えて他のサイズ(例えば、レターサイズやL判サイズなど)を定形サイズとするものとしてもよい。
上述した実施形態では、インク受け領域52の主走査方向の長さは、定形サイズのうち最も大きなA4サイズの幅よりも長くなるよう形成されているものとしたが、定形サイズのうち最も大きなサイズはA4サイズに限られず、A0サイズや半切サイズ,A3サイズなどとしてもよい。即ち、インク受け領域52の主走査方向の長さは、A0サイズや半切サイズ,A3サイズなどのいずれかの幅よりも長く形成されているものとしてもよい。
上述した実施形態では、本発明の流体吐出装置をプリンター20に具体化した例を示したが、インク以外の他の液体や機能材料の粒子が分散されている液状体(分散液)、ジェルのような流状体などを吐出する流体吐出装置に具体化してもよいし、流体として吐出可能な固体を吐出する流体吐出装置に具体化してもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を溶解した液体を吐出する液体吐出装置、同材料を分散した液状体を吐出する液状体吐出装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を吐出する液体吐出装置としてもよい。また、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を吐出する液体吐出装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に吐出する液体吐出装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を吐出する液体吐出装置、ジェルを吐出する流状体吐出装置、トナーなどの粉体を吐出する粉体吐出式記録装置としてもよい。
本実施形態では、本発明の液体吐出装置をプリンター20に具体化した例を用いて説明したが、液体吐出装置の制御方法の形態や、液体吐出装置の制御方法のステップをコンピューターに実現させるためのプログラムの形態としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることは勿論である。
20 プリンター、21 インク噴射機構、22 キャリッジ、23 ノズル、24 印刷ヘッド、25 リニア式エンコーダー、26 インクカートリッジ、27a 搬送方向ノズル列、27b 主走査方向ノズル列、28 キャリッジ軸、29 フレーム、30 キャリッジ、31 搬送機構、32 キャリッジベルト、33 駆動モーター、34a キャリッジモーター、34b 従動ローラー、35 ローラー、36,136,236 プラテン、36a,136a,236a リブ、39 排紙ローラー、40 基準ガイド、52 インク受け領域、52a〜52e 第1〜第5側端受け領域、52f 上端受け領域、52g 下端受け領域、70 コントローラー、72 CPU、74 フラッシュROM、76 RAM、79 操作パネル、80 ユーザーPC。

Claims (7)

  1. ターゲットに液体を吐出する液体吐出装置であって、
    前記ターゲットを搬送する搬送手段と、
    前記ターゲットの搬送方向に直交する直交方向の移動を伴って複数のノズルの各々から前記ターゲットに液体を吐出する液体吐出手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記ターゲットを支持する支持部,前記直交方向の長さが所定の長さに形成された液体受け部,を有するターゲット通過部と、
    前記搬送手段と前記液体吐出手段とを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記液体受け部は、前記液体吐出手段の前記直交方向の任意のノズル列のノズルから吐出されて前記ターゲットの側端を外れた液体を受け止め可能な第1液体受け領域と前記直交方向の前記第1液体受け領域外の全ての位置に形成され前記液体吐出手段の前記直交方向の少なくとも一部のノズル列のノズルから吐出されて前記ターゲットの側端を外れた液体を受け止め可能な第2液体受け領域とを含み、
    前記制御手段は、少なくとも前記ターゲットの前記搬送方向の先端および後端を除く部分について該ターゲットの側端を含む領域に前記液体吐出手段から液体を吐出する際、前記ターゲットの両側端が前記第1液体受け領域上を通過する第1の状態のときには前記ターゲットが前記ターゲット通過部を通過しながら前記液体吐出手段の前記直交方向の任意のノズル列のノズルから液体が吐出されるよう前記搬送手段と前記液体吐出手段とを制御し、前記ターゲットの両側端のうち少なくとも一方が前記第2液体受け領域上を通過する第2の状態のときには前記ターゲットが前記ターゲット通過部を通過しながら前記液体吐出手段のノズルのうち前記ターゲットの少なくとも一方の側端が前記支持部上になる位置に対応する前記直交方向のノズル列のノズルからは液体が吐出されず前記ターゲットの両側端が前記液体受け部上になる位置に対応する前記直交方向のノズル列のノズルから液体が吐出されるよう前記搬送手段と前記液体吐出手段とを制御する手段である、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1記載の液体吐出装置であって、
    前記ターゲット通過部は、前記所定の長さ以下の所定幅のターゲットが前記直交方向における所定位置で前記搬送方向に搬送されるときの該ターゲットの側端に対応する位置に前記第1液体受け領域が形成されてなる、
    液体吐出装置。
  3. 請求項1または2記載の液体吐出装置であって、
    前記支持部は、前記搬送方向に対して斜めにまたは千鳥状に配置されてなる、
    液体吐出装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載の液体吐出装置であって、
    前記ターゲットの幅を取得する幅取得手段を備え、
    前記制御手段は、前記取得されたターゲットの幅に基づいて前記第1の状態か前記第2の状態かを判定する手段である、
    液体吐出装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載の液体吐出装置であって、
    前記ターゲットの側端の前記直交方向における位置を検出する側端検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出されたターゲットの側端の前記直交方向における位置に基づいて前記第1の状態か前記第2の状態かを判定する手段である、
    液体吐出装置。
  6. ターゲットを搬送する搬送手段と、前記ターゲットの搬送方向に直交する直交方向の移動を伴って複数のノズルの各々から前記ターゲットに液体を吐出する液体吐出手段と、前記搬送手段により搬送される前記ターゲットを支持する支持部,前記直交方向の長さが所定の長さに形成された液体受け部,を有するターゲット通過部と、を備え、前記液体受け部は、前記液体吐出手段の前記直交方向の任意のノズル列のノズルから吐出されて前記ターゲットの側端を外れた液体を受け止め可能な第1液体受け領域と前記直交方向の前記第1液体受け領域外の全ての位置に形成され前記液体吐出手段の前記直交方向の少なくとも一部のノズル列のノズルから吐出されて前記ターゲットの側端を外れた液体を受け止め可能な第2液体受け領域とを含むものである液体吐出装置の制御方法であって、
    少なくとも前記ターゲットの前記搬送方向の先端および後端を除く部分について該ターゲットの側端を含む領域に前記液体吐出手段から液体を吐出する際、前記ターゲットの両側端が前記第1液体受け領域上を通過する第1の状態のときには前記ターゲットが前記ターゲット通過部を通過しながら前記液体吐出手段の前記直交方向の任意のノズル列のノズルから液体が吐出されるよう前記搬送手段と前記液体吐出手段とを制御し、前記ターゲットの両側端のうち少なくとも一方が前記第2液体受け領域上を通過する第2の状態のときには前記ターゲットが前記ターゲット通過部を通過しながら前記液体吐出手段のノズルのうち前記ターゲットの少なくとも一方の側端が前記支持部上になる位置に対応する前記直交方向のノズル列のノズルからは液体が吐出されず前記ターゲットの両側端が前記液体受け部上になる位置に対応する前記直交方向のノズル列のノズルから液体が吐出されるよう前記搬送手段と前記液体吐出手段とを制御するステップ、
    を含むことを特徴とする液体吐出装置の制御方法。
  7. 請求項6記載の液体吐出装置の制御方法のステップをコンピューターに実現させるためのプログラム。
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