JP4802779B2 - インクジェット記録装置及び記録ヘッドのノズル回復方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及び記録ヘッドのノズル回復方法 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット記録装置、記録ヘッドのノズル回復方法、記録ヘッドのノズル回復プログラム及び記憶媒体に関し、詳しくは、記録媒体に対する印字領域外でインクを吐き捨てて、ノズル詰まりを防止するようにしたインクジェット記録装置、記録ヘッドのノズル回復方法、記録ヘッドのノズル回復プログラム及び記憶媒体に関する。
記録ヘッドのノズルから画像に応じてインクを吐出させて、紙、フィルム、布帛等の記録媒体に印字を行うオンデマンドタイプのインクジェット記録装置では、しばらく印字動作を行わなかったり、印字動作中でも、特定の色の印字ばかり行ったような場合には、印字に使用しなかったノズル周囲のインクが空気に触れて乾燥し、インクの粘度が高くなって吐出しにくくなったり、ノズル詰まりを起こして、正常なインクの吐出ができなくなることがある。
ノズルを正常な状態に回復させる処理として、ノズル周辺部をゴム等の弾性材料からなるブレードでワイピングしたり、ノズル周辺部をキャッピング部材で密封し、キャッピング部材内を負圧にすることにより、ノズルから強制的にインクを吸引したりするクリーニング処理を行うようにしているが、これらのクリーニング処理は記録ヘッドをクリーニング処理のための位置まで移動させて行う必要があるため、印字動作中に頻繁に実行することはできない。前述したように、ノズル詰まりは印字動作中にも発生するので、通常は、印字開始前あるいは印字動作中の適時に記録ヘッドのノズルから強制的に一定量のインクの吐き捨て動作を実行し、ノズル内の乾燥インクや高粘度のインクを除去することで、ノズルの回復を図り、常に正常な状態のノズルにより印字動作が継続できるようにしている。
このようなインクの吐き捨て処理は、通常、記録媒体側方の印字領域外で行われる。従って、記録ヘッドを記録媒体の幅方向に沿って往復移動させ、その往復移動の過程で、ノズルからインクを吐出して記録媒体に画像を印字するシャトル型の記録ヘッドを有するインクジェット記録装置では、記録ヘッドを記録媒体側方の印字領域外まで移動させた後にインクの吐き捨てを行っている。
特開2002−127470号公報(インク吐き捨て部材上にインクを吐き捨てる点) 特開2004−9358号公報(インク吐き捨て処理モードを有する点) 特開2003−205658号公報(搬送ベルトの洗浄手段を有する点) 特開2004−322456号公報(記録媒体の位置を検出する点) 特開2005−212270号公報(インク使用量を計算する点)
従来のインク吐き捨て処理では、一度に吐き捨てられるインク量が予め決められている。このとき、記録媒体に印字する画像のサイズが大きい場合は、記録ヘッドの印字幅が長くなり、それだけ印字に使用しないノズルの動作休止期間も長くなるので、ノズル周辺部が乾燥する時間に対して必要な吐き捨て量が少なくなり、ノズルの回復が不十分となって正常なインク吐出ができなくなる。これは高画質な画像形成を行うことを目的とするインクジェット記録装置にとっては重大な問題である。
一方、記録媒体に印字する画像のサイズが小さい場合は、記録ヘッドの印字幅が短くなり、それだけ印字に使用しないノズルの動作休止期間も短くなるので、ノズル周辺部が乾燥する時間に対してインク吐き捨て量が多くなり、無駄に大量のインク吐き捨てを実行することになってインク消費コストが増加する問題がある。無駄にインク吐き捨てを実行することは、それだけ印字休止期間が長くなることから、画像出力速度が低下することにつながり、やはりインクジェット記録装置にとっては重大な問題である。
また、ハイライト部分のように記録媒体に印字するインク量が少ない場合は、ノズル周辺部が乾燥する時間に対して必要な吐き捨て量が少なくなり、ノズルの回復が不十分となって正常なインク吐出ができず、一方、ベタ画像のように記録媒体に印字するインク量が多い場合は、ノズル周辺部が乾燥する時間に対してインク吐き捨て量が多くなり、インク消費コストが増加することにより、上記同様の問題がある。
更に、温度や湿度の影響も無視できない。例えば温度や湿度が低くなるとインク粘度が大きくなり、インク吐き捨て量を多くしないと、ノズルの回復が不十分となって正常なインク吐出ができなくなり、一方、温度や湿度が高くなるとインク粘度が小さくなり、無駄に大量のインク吐き捨てを実行することになってインクの消費コストが増加する問題がある。
そこで、本発明は、記録ヘッドのノズルの回復を図るためのインクの吐き捨て処理を効率良く実行することにより、高速で高画質な画像形成を行うことのできるインクジェット記録装置、記録ヘッドのノズル回復方法、記録ヘッドのノズル回復プログラム及び記憶媒体を提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
請求項1記載の発明は、記録媒体の幅方向に沿う主走査方向に沿って往復移動可能に設けられ、その往復移動の過程でノズルからインクを吐出して前記記録媒体に画像を印字する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを往復移動させる移動手段と、
前記記録ヘッドを前記記録媒体側方の記録領域外に移動させた後に前記記録ヘッドを駆動させ、前記ノズルからインクを吐き捨てるインク吐き捨て動作を制御する制御手段とを有するインクジェット記録装置において、
前記記録ヘッドの温度又はその環境温度もしくは前記インクの温度を検出する温度検出手段と前記記録ヘッドの環境湿度を検出する湿度検出手段とのいずれかを有し、
前記制御手段は、前記温度検出手段又は前記湿度検出手段の検出結果に基づいて、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を、温度又は湿度が相対的に高い場合に前記記録媒体の一側方のみとし、温度又は湿度が相対的に低い場合に前記記録媒体の両側方とするように制御することを特徴とするインクジェット記録装置である。
請求項2記載の発明は、前記制御手段は、前記温度検出手段又は前記湿度検出手段の検出結果に基づいて前記インク吐き捨て動作の際のインク吐き捨て量を決定すると共に、決定した前記インク吐き捨て量が予め設定された基準量よりも多いか少ないかを判断し、温度又は湿度が相対的に高いことによりインク吐き捨て量が基準量よりも少ない場合に、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を前記記録媒体の一側方のみとし、温度又は湿度が相対的に低いことによりインク吐き捨て量が基準量よりも多い場合に、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を前記記録媒体の両側方とするように制御することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置である。
請求項3記載の発明は、前記制御手段は、前記記録ヘッドの一主走査時のインク吐き捨て量を一定量に固定し、前記温度検出手段又は前記湿度検出手段の検出結果に基づいてインク吐き捨て量が相対的に多いか少ないかを判断し、温度又は湿度が相対的に高いことによりインク吐き捨て量が相対的に少ない場合に、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を前記記録媒体の一側方のみとし、温度又は湿度が相対的に低いことによりインク吐き捨て量が相対的に多い場合に、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を前記記録媒体の両側方とするように制御することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置である。
請求項4記載の発明は、前記記録媒体を載置して前記主走査方向と交叉する方向に搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトに接触してその表面を洗浄する洗浄手段と、
前記記録媒体の幅を検出する幅検出手段とを有し、
前記制御手段は、前記インク吐き捨て動作の際に、前記幅検出手段によって検出された前記記録媒体幅の外側の前記搬送ベルト上で前記記録ヘッドを駆動させてインクを吐き捨てることを特徴とする請求項1、2又は3記載のインクジェット記録装置である。
請求項5記載の発明は、前記記録ヘッドは複数ヘッドからなり、
前記制御手段は、前記インク吐き捨て動作をヘッド毎に制御することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のインクジェット記録装置である。
請求項6記載の発明は、記録媒体の幅方向に沿う主走査方向に沿った往復移動の過程でノズルからインクを吐出して前記記録媒体に画像を印字する記録ヘッドを、前記記録媒体側方の記録領域外に移動させた後に駆動させ、前記ノズルからインクを吐き捨てるインク吐き捨て動作を行うことによりノズルの回復を図るようにした記録ヘッドのノズル回復方法において、
前記記録ヘッドの温度又はその環境温度もしくは前記インクの温度前記記録ヘッドの環境湿度とのいずれかを検出し、
その検出結果に基づいて、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を、温度又は湿度が相対的に高い場合に前記記録媒体の一側方のみとし、温度又は湿度が相対的に低い場合に前記記録媒体の両側方とするように制御することを特徴とする記録ヘッドのノズル回復方法である。
請求項7記載の発明は、前記記録ヘッドの温度又はその環境温度もしくは前記インクの温度と前記記録ヘッドの環境湿度とのいずれかの検出結果に基づいて前記インク吐き捨て動作の際のインク吐き捨て量を決定すると共に、決定した前記インク吐き捨て量が予め設定された基準量よりも多いか少ないかを判断し、温度又は湿度が相対的に高いことによりインク吐き捨て量が基準量よりも少ない場合に、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を前記記録媒体の一側方のみとし、温度又は湿度が相対的に低いことによりインク吐き捨て量が基準量よりも多い場合に、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を前記記録媒体の両側方とするように制御することを特徴とする請求項6記載の記録ヘッドのノズル回復方法である。
請求項8記載の発明は、前記記録ヘッドの一主走査時のインク吐き捨て量を一定量に固定し、前記記録ヘッドの温度又はその環境温度もしくは前記インクの温度と前記記録ヘッドの環境湿度とのいずれかの検出結果に基づいてインク吐き捨て量が相対的に多いか少ないかを判断し、温度又は湿度が相対的に高いことによりインク吐き捨て量が相対的に少ない場合に、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を前記記録媒体の一側方のみとし、温度又は湿度が相対的に低いことによりインク吐き捨て量が相対的に多い場合に、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を前記記録媒体の両側方とするように制御することを特徴とする請求項6記載の記録ヘッドのノズル回復方法である。
請求項9記載の発明は、搬送ベルト上に前記記録録媒体を載置して前記主走査方向と交叉する方向に搬送させ、
前記記録媒体の幅を幅検出手段によって検出し、前記インク吐き捨て動作の際に、前記幅検出手段によって検出された前記記録媒体幅の外側の前記搬送ベルト上で前記記録ヘッドを駆動させてインクを吐き捨てると共に、
インクが吐き捨てられた搬送ベルト上を洗浄手段によって洗浄することを特徴とする請求項6、7又は8記載の記録ヘッドのノズル回復方法である。
請求項10記載の発明は、前記記録ヘッドは複数ヘッドからなり、前記インク吐き捨て動作をヘッド毎に制御することを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の記録ヘッドのノズル回復方法である。
請求項1〜3記載の発明によれば、記録ヘッドの温度又はその環境温度もしくはインクの温度記録ヘッドの環境湿度とのいずれかに基づいて、インクを吐き捨てる際のインク量を制御することにより、記録ヘッドのノズルの回復を図るためのインクの吐き捨て処理を効率良く実行することができる。これにより、高速で高画質な画像形成を行うことができるインクジェット記録装置を提供することができる。
請求項記載の発明によれば、記録媒体を搬送する搬送ベルト上にインクを吐き捨てるので、インク吐き捨て処理時に搬送ベルトの外側までの長距離に亘って記録ヘッドを移動させる必要がなく、それだけ画像出力の高速化を図ることができる。
請求項記載の発明によれば、インク吐き捨て動作を複数ヘッドのヘッド毎に制御するので、記録ヘッドのノズルの回復を図るためのインクの吐き捨て処理をヘッド毎に効率良く実行することができる。
請求項6〜8記載の発明によれば、記録ヘッドの温度又はその環境温度もしくはインクの温度記録ヘッドの環境湿度とのいずれかに基づいて、インクを吐き捨てる際のインク量を制御することにより、記録ヘッドのノズルの回復を図るためのインクの吐き捨て処理を効率良く実行することができる。これにより、高速で高画質な画像形成を行うことができる記録ヘッドのノズル回復方法を提供することができる。
請求項記載の発明によれば、記録媒体を搬送する搬送ベルト上にインクを吐き捨てるので、インク吐き捨て処理時に搬送ベルトの外側までの長距離に亘って記録ヘッドを移動させる必要がなく、それだけ画像出力の高速化を図ることができる。
請求項10記載の発明によれば、インク吐き捨て動作を複数ヘッドのヘッド毎に制御するので、記録ヘッドのノズルの回復を図るためのインクの吐き捨て処理をヘッド毎に効率良く実行することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット記録装置の全体概略図、図2は搬送機構の側面を示す概略図である。
図1において、1はインクを微小な液滴状に吐出させる複数のノズルを有する記録ヘッド、2は記録ヘッド1を搭載するキャリッジ、3は記録ヘッド1のノズル周辺部を密封するためのキャッピング部材、4は記録ヘッド1のノズル周辺部をワイピングするためのクリーニング部材、5はキャリッジ2が主走査方向である図中の左右方向に沿って往復移動する際のガイドをなすスライドガイド、6は記録媒体Pを搬送する搬送ベルト、7はこれら各構成部材を収容するインクジェット記録装置の筐体である。
記録ヘッド1は、記録媒体Pに対向するノズル面に複数のノズルが配列されており、そのノズルから記録媒体Pに向けてインクを吐出させることにより、画像データに応じた文字や画像等の情報を印字するためのインクジェット方式の印字手段であり、ヘッド駆動回路(図示せず)により圧電素子等を駆動したり、熱源により泡を発生させたりすることによりインクに吐出のための圧力を付与し、ノズルからインクを吐出させる。
記録ヘッド1は1ヘッド構成の単色ヘッドであってもよいし、例えば、カラー画像を印字するヘッドの場合は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、クロ(K)の4色のインクをノズルから吐出して、より高精細なカラー画像を形成するために合計4個のヘッドで構成されたヘッドユニット等のように複数ヘッドからなるものでもよい。本実施形態では、記録ヘッド1は後者の複数ヘッドからなるものとして説明する。
キャリッジ2は、記録媒体Pに画像を印字するために、記録ヘッド1を搭載してスライドガイド5に沿って主走査方向に往復移動させるためのもので、モータを駆動源とする歯車やベルト等で構成されたキャリッジ駆動機構(図示せず)により駆動制御されている。
また、キャリッジ2には、記録ヘッド1の他に、記録媒体Pの幅方向の端部位置を検出するための幅検出手段である幅検出センサ21が搭載されている。幅検出センサ21は、例えばLED等の発光素子から記録媒体Pに向けて光を照射する発光部と、その光が記録媒体Pの表面で反射した反射光を受光するフォトダイオード等からなる受光部とを有している。そして、キャリッジ2が主走査方向に沿って移動する過程で、この幅検出センサ21の発光部から下方に向けて光を照射すると、受光部において反射光が受光されるため、このとき真下に記録媒体Pが存在する場合、光は強く反射し、受光部において受光される光量が大きくなり、また、記録媒体Pが存在しない場合、光は弱く反射し、受光部において受光される光量が小さくなり、この受光される光量の大小を検出することによって記録媒体Pの端部の位置を検出するようになっている。
キャッピング部材3は、記録ヘッド1が印字動作をしないときに、記録ヘッド1のノズル周辺部が乾燥してインクが凝固し、ノズルからインクが吐出できなくなることを防止するためのものであり、記録ヘッド1のノズル面に蓋(キャップ)をするための装置である。
なお、本実施形態においては、記録ヘッド1が印字動作をしないときにキャッピング部材3によりキャップができる位置にキャリッジ2により移動すると、モータを駆動源とするキャッピング機構(図示せず)が記録ヘッド1のノズル面にキャップをするようになっている。
このキャッピング部材3は、キャップをノズル面に押し付けて強引に吸引することでノズルの詰まりを解消させる吸引機構を含むものであってもよい。
クリーニング部材4は、記録ヘッド1のノズル周辺部が吐出したインクの飛沫や記録媒体Pの紙粉や糸クズあるいは大気中のホコリやゴミ等によって汚れ、ノズルが塞がれてインクが吐出されなくなったり、インクの吐出方向が歪められたりすることを防止するためのもので、一般には、ゴム等からなるブレードでノズル面を擦ったり、海綿状の部材で拭いたりして清掃する。
記録ヘッド1のノズル面のクリーニングを行う場合は、クリーニング部材4によってクリーニング動作ができる位置に記録ヘッド1がキャリッジ2により移動し停止すると、所定のクリーニング動作を行うようになっている。
スライドガイド5は、キャリッジ2が直線的に正確に往復作動するためのガイド(案内)となるもので、キャリッジ2の主走査方向に沿った正確な位置情報を得るために、リニアエンコーダ(図示せず)が備えられ、そこからキャリッジ2に設けられたエンコーダセンサ(図示せず)によってパルス信号を検出し、そのパルス信号をカウントすることによってキャリッジ2の主走査方向に沿った位置情報を得るようにしている。
搬送ベルト6は、無端状のベルトからなり、その上に載置される記録媒体Pを副走査方向である図1中の手前方向に向けて所定速度で間欠的に搬送するようになっている。この搬送ベルト6は、使用される記録媒体Pの幅よりも広幅状に形成されており、その幅方向のほぼ中央部付近に記録媒体Pを載置して搬送することにより、記録媒体Pの両側方に記録媒体Pが載置されずに表面が露出する露出部61、61が形成されるようになっている。この露出部61、61の一方又は両方が、後述するインク吐き捨て動作時にインクが吐き捨てられる領域となる。
なお、この露出部61、61上の符号300は、後述する処理によって吐き捨てられたインクで形成されたインク吐き捨て帯を示している。
搬送ベルト6を駆動させる搬送機構は、図2に示すように、モータを駆動源として回転する駆動ローラを含む複数本(例えば3本)のローラ601に搬送ベルト6を掛け渡すことによって構成され、駆動ローラの回転によって回転駆動されるようになっている。
なお、最下端のローラ601の下方には、搬送ベルト6の表面と接するように洗浄ローラ602が配置されている。洗浄ローラ602は洗浄槽603内の洗浄液に浸漬されており、回転駆動する搬送ベルト6の表面に付着したインク等を洗浄液によって洗浄し、洗浄された後の搬送ベルト6が、図示しない給送手段によって給送されてくる記録媒体Pの下面を支持して、その表面に記録媒体Pを載置するようになっている。
また、図示しないが、洗浄ローラ602で洗浄された後の搬送ベルト6を乾燥するためのヒーターや送風装置等の適宜の乾燥手段を設けるようにしてもよい。
筐体7は、インクジェット記録装置の外形を形成するもので、前述の各手段や部材等の他に、図示しないが、インクタンクや制御回路および印字動作等に必要な様々なセンサや駆動装置等を取り付けたり覆ったりする。
記録媒体Pは、画像を印字するための紙や樹脂製のフィルムまたは布帛等であり、ここではロール状に巻回された元巻き(図示せず)から繰り出される長尺状の記録媒体Pを示しているが、予め所定寸法に裁断されたシート状の記録媒体であってもよい。なお、図1中の符号P1は、記録媒体Pの印字領域の一例を示している。
次に、図3に示すブロック図に基づいて本発明に係るインクジェット記録装置の内部構成について説明する。
図3において、100はインクジェット記録装置の制御回路を示し、制御回路100はCPU110、情報制御回路120、インタフェース(I/F)130、画像処理回路140、駆動制御回路150、電源回路160、表示手段170及び操作入力手段180等から構成されている。
駆動制御回路150はヘッド手段151、クリーニング手段152、キャリッジ手段153、搬送手段154、キャッピング手段155等の各種手段を駆動制御し、情報制御回路120は画像情報等の画像データを記憶する画像データメモリ121、画像データに関連づけられた印字制御データを記憶する印字制御データメモリ122を備えている。
この制御回路100は、インタフェース(I/F)130を介して外部記憶装置200と接続されている。
CPU110は、インタフェース(I/F)130を介して接続された外部記憶装置200からの各種データや指令等に応じて制御回路100全体を制御すると共に、インクジェット記録装置内の各種データをインタフェース(I/F)130を介して外部記憶装置200に送信することができるようになっている。
情報制御回路120は、外部記憶装置200との情報の入出力や制御回路100の内部の情報の流れを迅速にかつ円滑に制御するために、入力した画像情報等をインクジェット記録装置に適合したデータに変換する情報変換手段としてのデータ変換機能を備えた回路で、例えば、入力した画像情報をインクジェット記録装置に適した画像データに変換して画像データメモリ121に記憶したり、例えば、キャリッジ手段153や搬送手段154と連動するヘッド手段151の印字動作等を画像データに基づき制御する制御データとして印字制御データメモリ122に記憶するようにしている。
また、情報制御回路120は、前述の画像情報の他に、操作入力手段180で入力されたデータや指令、あるいは外部記憶装置200等による各種データや指令等をCPU110や関連する各種回路に迅速に伝達する機能も有している。
画像処理回路140は、画像データや印字制御データを使用するヘッドやノズルに適したデータに変換する画像情報処理手段としての機能を有している。
例えば、印字に際しては、情報制御回路120を介して、画像データメモリ121と印字制御データメモリ122に記憶されている画像データと印字制御データを読み出し、まず、印字制御データにより画像データの存在する領域の情報等を駆動制御回路150に転送し、キャリッジ手段153や搬送手段154と連動してヘッド手段151が記録媒体Pに対して印字動作が開始できるように準備し、同時に、画像データを色信号やインクを吐出させるためのドット信号に変換してヘッド手段151のヘッド駆動回路に転送し、ヘッドやノズル毎にインク吐出ができるように準備するようにしている。
駆動制御回路150は、ヘッド手段151、クリーニング手段152、キャリッジ手段153、搬送手段154、キャッピング手段155等の各種手段を駆動制御し、印字動作を正常に実施するために、インク吐き捨て動作やクリーニングあるいはキャッピングするメンテナンス動作と画像処理回路140から転送される印字制御データ等に基づき印字を行うための印字動作をCPU110からの指令により動作させるようにしている。
ヘッド手段151は、本実施形態においては、図1に示す記録ヘッド1及びこの記録ヘッド1を駆動するヘッド駆動回路(図示せず)等により構成される。
クリーニング手段152は、本実施形態においては、図1に示すクリーニング部材4及びこのクリーニング部材4を駆動する駆動機構(図示せず)等により構成される。
キャリッジ手段153は、本実施形態においては、図1に示すキャリッジ2、このキャリッジ2に搭載される幅検出センサ21及びこのキャリッジ2を主走査方向に沿って移動させる駆動機構(図示せず)等により構成される。
搬送手段154は、本実施形態においては、図1に示す搬送ベルト6及びこの搬送ベルト6を回転駆動させる駆動機構(図示せず)等により構成される。
キャッピング手段155は、本実施形態においては、図1に示すキャッピング部材3及びこのキャッピング部材3を駆動させる駆動機構(図示せず)等により構成される。
特に、本実施形態においては、CPU110は、外部記憶装置200からの指令に基づいて、画像データの印字を行う印字動作とインク吐き捨て処理を行うインク吐き捨て動作の指令を駆動制御手段150に対して行うようになっている。
そして、駆動制御回路150は、CPU110から印字動作の実行が指令されると、ヘッド手段151のヘッド駆動回路を動作させて、ヘッド毎に印字モード用のインク吐出タイミングとインク吐出波形により印字を行うように制御し、インク吐き捨て動作の実行が指令されると、ヘッド毎にインク吐き捨て処理動作用のインク吐出タイミングとインク吐出波形によりヘッド手段151のヘッド駆動回路を作動させ、更に外部記憶装置200から指令された制御データに基づいてインク吐き捨て動作を行うようになっている。
表示手段170は、例えば、液晶表示装置等の情報をユーザーに対して表示するためのものであり、CPU110により、操作入力手段180により指令したりデータを入力したりするための画面表示ができ、また、装置の動作中には実行状況等の確認ができる画面表示等ができるようになっている。
操作入力手段180は、例えば、キーボードやマウス等により構成され、インクジェット記録装置の動作に関する指令の入力や各種モードを選択したりできるようになっており、操作入力手段180で入力された各種の指令等の情報やデータは情報制御回路120で判別されて、インタフェース(I/F)130を介して外部記憶装置200やCPU110や関連する画像処理回路140、駆動制御回路150、表示手段170、電源回路160、あるいは画像データメモリ121、印字制御データメモリ122等の回路に適宜に伝達されるようになっている。
電源回路160は電源スイッチ(図示せず)により電源が投入されると、電源回路160に設けられた電源起動回路(図示せず)により制御回路100を起動して各種手段による動作を可能にし、電源スイッチまたはCPU110の指令により電源を遮断する場合は、CPU110は各種手段を予め設定された位置に動作して全ての動作を終了させた後に、電源回路160に設けられた電源遮断回路(図示せず)を作動させ、全ての電源が遮断されるようになっている。
外部記憶装置200は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)等によって構成され、インクジェット記録装置を稼動させるためのプリンタサーバーとして機能しており、制御回路100のインタフェース(I/F)130、情報制御回路120を介して印字動作やインク吐き捨て動作のための指令をCPU110に出力したりする他、CPU110によって制御回路100からインタフェース(I/F)130を介して、インクジェット記録装置の各種データを受け取ったり、記録ヘッド1を駆動させるために必要な各種データを記憶したりできるようになっている。
また、外部記憶装置200は、画像データメモリ121や印字制御データメモリ122内に記憶されるデータから、記録ヘッド1により印字動作を行う際に使用される使用インク量を計算する機能を有している。使用インク量は、例えば、画像データメモリ121や印字制御データメモリ122内に記憶されるデータから、画像を印字する際に必要となるインクのドット数(吐出されるインク液滴の数)を演算し、このインクのドット数と予め判っている1ドット当たりのインク量とに基づいて算出することができる。このような使用インク量の計算はヘッド毎(インク色毎)に行われる。
この外部記憶装置200には、上述した記録ヘッド1を駆動させるために必要なデータとして、インク吐き捨てテーブルが記憶されている。このインク吐き捨てテーブルは、印字される画像の情報に基づいてインク吐き捨て動作時のインク量を決定するためのものであり、外部記憶装置200が制御回路100内の画像データメモリ121や印字制御データメモリ122から画像の情報を取得し、その取得された画像の情報から、インク吐き捨てテーブルを用いてインク量を決定することにより、迅速にインク吐き捨て量を決定することができる。
ここでいう画像の情報とは、画像を印字する際のインクの吐出に関わる情報であり、例えば、画像を記録媒体Pに印字する際の印字幅や使用インク量の情報が挙げられる。
図4に、印字幅とインク吐き捨て量との関係を規定したインク吐き捨てテーブルの一例をグラフ化した図を示す。同図に示すように、画像を印字する際の印字幅(単位:mm)が広い大判サイズの画像を印字する場合、記録ヘッド1が主走査方向に沿って移動する際の移動幅が長くなり、それだけ印字に使用されないノズルの動作休止期間も長くなるので、インク吐き捨て量は多く、反対に、印字幅が狭い小判サイズの画像を印字する場合、記録ヘッド1が主走査方向に沿って移動する際の移動幅が短くなり、それだけ印字に使用されないノズルの動作休止期間も短くなるので、インク吐き捨て量は少なくなる。
ここで、インク吐き捨て量は、記録ヘッド1の移動過程でインクを吐出することによって形成されるインク吐き捨て帯300(図1参照)の幅(単位:mm)として表される。
また、図5に、使用インク量とインク吐き捨て量との関係を規定したインク吐き捨てテーブルの一例をグラフ化した図を示す。同図に示すように、画像を印字する際に使用される使用インク量(単位:g)が少ない画像を印字する場合、インクが吐出されないノズルがあったり、インクが吐出されない期間が長いノズルがあったりするため、インク吐き捨て量は多く、反対に、使用インク量が多い画像を印字する場合はインク吐き捨て量は少なくなる。
なお、使用インク量は、対象となる画像全体を印字する際に吐出されるインクの総使用量である。
また、インク吐き捨てテーブルに用いられる画像の情報は一つに限らず、複数であってもよい。図6は、印字幅と使用インク量とに基づき、それらとインク吐き捨て量との関係を規定したテーブルの一例を示している。同図に示すように、インク吐き捨て量は、印字幅が広くなるにつれて、また、使用されるインク量が多くなるにつれて、多く(広く)なっている。
次に、本発明に係るインクジェット記録装置のインク吐き捨て動作においてインク吐き捨て量を決定する制御について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。かかる制御は、図3に示す外部記憶装置200内に予め記憶されている所定のノズル回復プログラムに従って、インクジェット記録装置の制御回路100との間で各種データ及び指令をやりとりすることによって実行される。
操作入力手段180によりユーザー等により印字開始指令の入力操作があり、それがインタフェース(I/F)130を介して外部記憶装置200に送信されると(S1)、次いで、外部記憶装置200は、自身に記憶されているインク吐き捨テーブルによってインク吐き捨て量を決定するため、これから印字する画像の情報を取得する。なお、ここで、インク吐き捨てテーブルは、図6に示したように、画像の情報として印字幅と使用インク量とを用いてインク吐き捨て量を決定するものを用いるものとする。
まず、外部記憶装置200は、制御回路100の画像データメモリ121や印字制御データメモリ122に記憶されたデータから、その画像を印字する際に使用される使用インク量を計算し(S2)、印字制御データメモリ122から記録媒体Pに印字する際の印字幅の情報を読み出す(S3)。これによって外部記憶装置200は、画像の情報として、使用インク量と印字幅を取得する。
次に、外部記憶装置200は、取得された使用インク量と印字幅の各情報に基づき、インク吐き捨てテーブル(図6参照)を参照し(S4)、これによりインク吐き捨て量を決定する(S5)。例えば、使用インク量が6g/m2で、印字幅が1000mmであるとすると、図6に示すインク吐き捨てテーブルを参照することにより、インク吐き捨て量(インク吐き捨て幅)は3mmであることが決定される。この外部記憶装置200において決定されたインク吐き捨て量の情報は、制御回路100に送られ、制御回路100内の所定の位置、例えば駆動制御回路150等に記憶される。
ここで、外部記憶装置200は制御回路100から記録媒体Pの幅情報を取得する(S6)。記録媒体Pの幅情報は、駆動制御回路150を動作させ、キャリッジ手段153によりキャリッジ2を主走査方向に沿って往復移動させる。このとき、幅検出センサ21を動作させることにより記録媒体Pの幅位置(各側端部の位置)を検出し、この検出信号とキャリッジ2に設けられたエンコーダセンサ(図示せず)から発信されるパルス信号のカウント値とから記録媒体Pの幅位置の情報を得る。そして、記録媒体Pの両側端の位置情報から記録媒体Pの幅を算出する(S6)。このような記録媒体Pの幅情報の取得は、上記ステップS1の印字開始指令の入力操作直後等、次のステップS7の前までに実行すればよい。
次いで、外部記憶装置200では、取得された記録媒体Pの幅情報と取得された印字幅とを比較する(S7)。ここでは、印字幅が記録媒体Pの幅よりも大きいか否かを判断している。
この判断結果が、印字幅>記録媒体幅である場合(YESの場合)、画像の印字は記録媒体Pの幅よりも広い幅領域に亘って実行されるいわゆる縁なし画像の印字であるため、インク吐き捨て動作は、印字幅よりも外側となる位置で行えば、必然的に記録媒体Pよりも外側の搬送ベルト6の露出部61にインクが吐き捨てられることになる。従って、インク吐き捨て位置を、印字幅よりも外側となる位置に設定し、画像の印字動作を実行する(S8)。このインク吐き捨て位置の情報は、制御回路100に送られ、制御回路100内の所定の位置、例えば駆動制御回路150等に記憶される。
また、上記ステップS7における判断結果が、印字幅≦記録媒体幅である場合(NOの場合)、画像の印字は記録媒体Pの幅よりも狭い幅領域P1(図1参照)に亘って実行されるいわゆる縁あり画像の印字であるため、インク吐き捨て動作は、記録ヘッド1を記録媒体Pの幅よりも外側となる位置まで移動させないと搬送ベルト6の露出部61にインクを吐き捨てることができないことになる。従って、インク吐き捨て位置を、記録媒体Pの幅よりも外側となる位置に設定する(S9)。このインク吐き捨て位置の情報は、制御回路100に送られ、制御回路100内の所定の位置、例えば駆動制御回路150等に記憶される。
上記ステップS8における印字動作の実行後は、例えば記録媒体Pに印字される単位長さ当たり、単位面積当たり、キャリッジ2の主走査方向への所定移動回数毎又は所定時間経過毎等の適時に、記録ヘッド1を上記ステップS8で設定されたインク吐き捨て位置に移動させることによりインク吐き捨て動作が実行される。このとき一度の吐き捨て動作によって吐き捨てられるインク量は、上記ステップS5で決定されたインク量であり、そのインク量に応じて記録媒体Pの側方の搬送ベルト6上の露出部61にインク吐き捨て帯300(図1参照)を形成してノズルの回復を図る。
このように搬送ベルト6の露出部61上に形成されたインク吐き捨て帯300は、その後、洗浄ローラ602を経由することにより洗浄槽603内の洗浄液によって洗浄される。
このように、記録ヘッド1のノズルの回復を図るためのインクの吐き捨て動作時のインク量を予め決められた一定量にするのではなく、画像の情報に基づいて増減させるように制御するので、ノズルの回復に必要十分なインク量を吐き捨てることができる。これにより、ノズル周辺部が乾燥する時間に対して必要な吐き捨て量が少なかったり、無駄に大量のインクを吐き捨てたりするようなことがなくなり、効率良くインク吐き捨て動作を実行することができる。その結果、必要十分なインク量が吐き捨てられることによって、常に高画質の印字動作を継続することができるようになる。また、無駄な量のインクを吐き捨てないことによって、インク消費コストが抑えられると共に、インク吐き捨て処理にかかる動作時間が短縮して画像出力速度の低下を防ぐことができ、高速化を図ることができるようになる。
以上の実施形態では、画像の情報の一例として、インク吐き捨てテーブルによって印字幅と使用インク量との複数の情報に基づいて、最も効率良くインク吐き捨て量を決定するようにしたが、印字幅又は使用されるインク量のいずれか一方のみでもよい。
なお、一般にインク特性は温度依存性を有しているため、ノズル周辺部のインクの乾燥具合は、インク温度にも影響される。インク温度が高ければ、インクの粘度が低下するため乾燥しにくくなり、インク吐き捨て量は少なくてよく、インク温度が低ければ、インクの粘度が上昇するため乾燥し易くなり、インク吐き捨て量を多く必要とする。このため、インク吐き捨て量を決定する際に、インク温度を検出し、その検出結果に基づいてインク吐き捨て量を決定することも好ましい。
インク温度はノズル内におけるインク温度を検出することが望ましいが、ノズル内のインク温度を直接検出することは困難であるため、記録ヘッド1の温度又は記録ヘッド1が置かれている周囲の環境温度によって代替することもできる。これらの温度は、図3に示すヘッド手段151又はキャリッジ手段153の構成として、記録ヘッド1に接するように又は近接するように温度センサ等の温度検出手段を設け、その検出信号をインタフェース(I/F)130を介して外部記憶装置200に送信するようにすればよい。
図8は、記録ヘッド1が置かれている周囲の環境温度とインク吐き捨て量との関係を規定したインク吐き捨てテーブルの一例をグラフ化した図である。同図から判るように、温度が高くなるに従ってインク吐き捨て量が少なくなるように規定される。
また、ノズル周辺部のインクの乾燥具合は、ノズル(記録ヘッド1)の周囲の環境湿度にも影響される。環境湿度が高ければ、インクは乾燥しにくくなり、インク吐き捨て量は少なくてよく、環境湿度が低ければ、インクは乾燥し易くなり、インク吐き捨て量を多く必要とする。このため、環境湿度を検出し、その検出結果に基づいてインク吐き捨て量を決定することも好ましい。
このような環境湿度は、図3に示すヘッド手段151又はキャリッジ手段153の構成として、記録ヘッド1に接するように又は近接するように湿度検出センサ等の湿度検出手段を設け、その検出信号をインタフェース(I/F)130を介して外部記憶装置200に送信するようにすればよい。
図9は、記録ヘッド1が置かれている周囲の環境湿度とインク吐き捨て量との関係を規定したインク吐き捨てテーブルの一例をグラフ化した図である。同図から判るように、環境湿度が高くなるに従ってインク吐き捨て量が少なくなるように規定される。
更に、記録ヘッド1の温度又はその周囲の環境温度もしくはインク温度を検出した結果と環境湿度を検出した結果との双方の検出結果に基づいてインク吐き捨て量を決定するようにしてもよく、この場合もより効率良くインク吐き捨て動作を実行することができるために好ましい。すなわち、温度が高く且つ環境湿度が高くなるに従ってインク吐き捨て量は少なくなり、温度が低く且つ環境湿度が低くなるに従ってインク吐き捨て量は多くなる。このような温度と環境湿度との関係は、図6のように規定したインク吐き捨てテーブルとして用意しておけばよい。
更に、前述した画像の情報、例えば印字幅や使用インク量の情報と、記録ヘッド1の温度又はその周囲の環境温度もしくはインク温度を検出した結果と、環境湿度を検出した結果とを複合させてインク吐き捨て量を決定するようにしてもよい。
これら組み合わせの例としては、印字幅と温度、印字幅と環境湿度、使用インク量と温度、使用インク量と環境温度、印字幅と温度と環境湿度、使用インク量と温度と環境湿度、印字幅と使用インク量と温度、印字幅と使用インク量と環境湿度、印字幅と使用インク量と温度と環境湿度が挙げられる。これらの組み合わせをインク吐き捨てテーブルとして規定しておき、外部記憶装置200内に用意しておけばよい。
なお、決定されるインク吐き捨て量は0(インク吐き捨てなし)であってもよい。
インク吐き捨て動作時のインク吐き捨て位置は、記録媒体Pの側方に位置する搬送ベルト6の露出部61、61であるが、インク吐き捨て動作時は、決定されたインク吐き捨て量に応じて、インク吐き捨て位置を記録媒体Pの一側方だけでなく、両側方に振り分けて実行することもできる。例えば、図4に示すように、インク吐き捨て量(インク吐き捨て幅)が所定量(例えば4mm)となるのを境にして、それよりも少ない場合は一側方のみでインク吐き捨て動作を行い、それよりも多い場合、例えば4mmとなる場合は両側方を使用して、一側方で2mmずつ(合計で4mm)となるようにインク吐き捨て動作を振り分けて行うようにすることが好ましい。一度(記録ヘッド1の一主走査時)のインク吐き捨て動作時のインク吐き捨て量が多い場合、それを記録媒体Pの一側方のみでインク吐き捨て動作を行うようにすると、記録媒体Pの一側方に形成されるインク吐き捨て帯300の幅が広くなるため、それだけ記録ヘッド1の一側方における移動量が多くなり、その分、印字速度が低下することによって画像出力速度が低下するためである。
この場合のインク吐き捨て位置を記録媒体Pの一側方とするか両側方とするかを切り替える基準は、例えばインク吐き捨て量が4mmとなったとき等のように予め設定しておけばよい。
次に、インク吐き捨て動作におけるインク吐き捨て量を決定する制御の他の実施形態について説明する。
前述した実施形態では、インク吐き捨て動作時のインク吐き捨て量そのものを、画像の情報等に応じて決定するようにしたが、他の実施形態では、一度(記録ヘッド1の一主走査時)のインク吐き捨て量(インク吐き捨て幅)そのものは一定量に固定し、その代わりに、前述した画像の情報や温度や環境湿度に応じて、インク吐き捨て位置を、記録媒体Pの一側方のみとするか両側方とするかを決定する。
この決定のためのインク吐き捨てテーブルの一例を図10に示す。(a)は画像の情報として印字幅とインク吐き捨て位置とを規定したインク吐き捨てテーブルの例、(b)は画像の情報として使用インク量とインク吐き捨て位置とを規定したインク吐き捨てテーブルの例、(c)は環境温度とインク吐き捨て位置とを規定したインク吐き捨てテーブルの例、(d)は環境湿度とインク吐き捨て位置とを規定したインク吐き捨てテーブルの例を示している。
一度(記録ヘッド1の一主走査時)のインク吐き捨て量(インク吐き捨て幅)を例えば3mmに固定すれば、インク吐き捨て動作を記録媒体Pの一側方のみで行う場合のインク吐き捨て量は3mmとなるが、両側方でそれぞれ行えば倍の6mmとなり、多くのインクが吐き捨てられることになる。すなわち、この他の実施形態では、インク吐き捨て量は、画像の情報や温度や環境湿度に応じて、多い・少ないの2段階で決定されることになる。
この他の実施形態においても、例えば前述と同様にして、印字幅と温度、印字幅と環境湿度、使用インク量と温度、使用インク量と環境温度、印字幅と温度と環境湿度、使用インク量と温度と環境湿度、印字幅と使用インク量と温度、印字幅と使用インク量と環境湿度、印字幅と使用インク量と温度と環境湿度の組み合わせをインク吐き捨てテーブルとして規定しておき、外部記憶装置200内に用意しておいてもよい。
このインク吐き捨て位置の決定の制御は、例えば図7に示すフローチャートにおいて、ステップS5に代えて行うことができる。
以上の各実施形態では、インク吐き捨て位置を搬送ベルト6の表面の露出部61に設定している。すなわち、インク吐き捨て動作時に搬送ベルト6上にインクを吐き捨てるので、搬送ベルト6の外側までの長距離に亘って記録ヘッド1を移動させる必要がなく、それだけ画像出力の高速化を図ることができる。しかし、必ずしもこれに限定されず、インク吐き捨て位置は、搬送ベルト6よりも外側であってもよい。この場合は、図示しないが、搬送ベルト6の一側方又は両側方のインク吐き捨て位置に対応するように、それぞれインク受けを配置しておけばよい。
また、記録媒体Pの搬送手段は搬送ベルト6によらず、図示しないが一対のローラの間に挟み込むことによって記録媒体Pを搬送するようにしてもよい。この場合も記録媒体Pの一側方又は両側方の対応する位置に、それぞれ適宜数のインク受けを配置しておけばよい。
更に、使用される記録媒体Pの幅が一律である等、使用される記録媒体Pの幅が予め判っている場合は、記録媒体Pの幅を検出するための幅検出センサ21は必ずしも設けなくてもよい。
更にまた、以上の各実施形態では、外部記憶装置200に記憶されたノズル回復プログラムによってインクジェット記録装置の制御回路100を制御することにより、インク吐き捨て動作を実行するようにしたが、インク吐き捨て動作を実行するためのノズル回復プログラムは制御回路100側に記憶されていてもよい。この場合は、インク吐き捨て量の決定等の各処理も制御回路100側で行われる。
本発明に係る記録ヘッドのノズル回復プログラムは、以上説明した各実施形態におけるインク吐き捨て量を決定する制御の各機能をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明に係る記憶媒体は、上記の記録ヘッドのノズル回復プログラムを格納することを特徴とする。記憶媒体としては、例えばハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、フラッシュメモリ等が挙げられるが、プログラムを読み出し可能に格納可能あれば何ら限定されない。
本発明に係るインクジェット記録装置の全体概略図 搬送機構の側面を示す概略図 インクジェット記録装置の内部構成を示すブロック図 印字幅とインク吐き捨て量との関係を規定したインク吐き捨てテーブルの一例をグラフ化した図 使用インク量とインク吐き捨て量との関係を規定したインク吐き捨てテーブルの一例をグラフ化した図 印字幅と使用インク量とに基づき、それらとインク吐き捨て量との関係を規定したテーブルの一例を示す図 インク吐き捨て量を決定する制御を示すフローチャート 環境温度とインク吐き捨て量との関係を規定したインク吐き捨てテーブルの一例をグラフ化した図 環境湿度とインク吐き捨て量との関係を規定したインク吐き捨てテーブルの一例をグラフ化した図 インク吐き捨て位置を決定するためのインク吐き捨てテーブルの一例を示す図
1:記録ヘッド
2:キャリッジ
21:幅検出センサ
3:キャッピング部材
4:クリーニング部材
5:スライドガイド
6:搬送ベルト
61:露出部
601:ローラ
602:洗浄ローラ
603:洗浄槽
7:筐体
100:制御回路
110:CPU
120:情報制御回路
121:画像データメモリ
122:印字制御データメモリ
130:インタフェース(I/F)
140:画像処理回路
150:駆動制御回路
151:ヘッド手段
152:クリーニング手段
153:キャリッジ手段
154:搬送手段
155:キャッピング手段
160:電源回路
170:表示手段
180:操作入力手段
200:外部記憶装置
300:インク吐き捨て帯
P:記録媒体
P1:印字領域

Claims (10)

  1. 記録媒体の幅方向に沿う主走査方向に沿って往復移動可能に設けられ、その往復移動の過程でノズルからインクを吐出して前記記録媒体に画像を印字する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを往復移動させる移動手段と、
    前記記録ヘッドを前記記録媒体側方の記録領域外に移動させた後に前記記録ヘッドを駆動させ、前記ノズルからインクを吐き捨てるインク吐き捨て動作を制御する制御手段とを有するインクジェット記録装置において、
    前記記録ヘッドの温度又はその環境温度もしくは前記インクの温度を検出する温度検出手段と前記記録ヘッドの環境湿度を検出する湿度検出手段とのいずれかを有し、
    前記制御手段は、前記温度検出手段又は前記湿度検出手段の検出結果に基づいて、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を、温度又は湿度が相対的に高い場合に前記記録媒体の一側方のみとし、温度又は湿度が相対的に低い場合に前記記録媒体の両側方とするように制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記温度検出手段又は前記湿度検出手段の検出結果に基づいて前記インク吐き捨て動作の際のインク吐き捨て量を決定すると共に、決定した前記インク吐き捨て量が予め設定された基準量よりも多いか少ないかを判断し、温度又は湿度が相対的に高いことによりインク吐き捨て量が基準量よりも少ない場合に、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を前記記録媒体の一側方のみとし、温度又は湿度が相対的に低いことによりインク吐き捨て量が基準量よりも多い場合に、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を前記記録媒体の両側方とするように制御することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記記録ヘッドの一主走査時のインク吐き捨て量を一定量に固定し、前記温度検出手段又は前記湿度検出手段の検出結果に基づいてインク吐き捨て量が相対的に多いか少ないかを判断し、温度又は湿度が相対的に高いことによりインク吐き捨て量が相対的に少ない場合に、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を前記記録媒体の一側方のみとし、温度又は湿度が相対的に低いことによりインク吐き捨て量が相対的に多い場合に、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を前記記録媒体の両側方とするように制御することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記記録媒体を載置して前記主走査方向と交叉する方向に搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトに接触してその表面を洗浄する洗浄手段と、
    前記記録媒体の幅を検出する幅検出手段とを有し、
    前記制御手段は、前記インク吐き捨て動作の際に、前記幅検出手段によって検出された前記記録媒体幅の外側の前記搬送ベルト上で前記記録ヘッドを駆動させてインクを吐き捨てることを特徴とする請求項1、2又は3記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記記録ヘッドは複数ヘッドからなり、
    前記制御手段は、前記インク吐き捨て動作をヘッド毎に制御することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 記録媒体の幅方向に沿う主走査方向に沿った往復移動の過程でノズルからインクを吐出して前記記録媒体に画像を印字する記録ヘッドを、前記記録媒体側方の記録領域外に移動させた後に駆動させ、前記ノズルからインクを吐き捨てるインク吐き捨て動作を行うことによりノズルの回復を図るようにした記録ヘッドのノズル回復方法において、
    前記記録ヘッドの温度又はその環境温度もしくは前記インクの温度前記記録ヘッドの環境湿度とのいずれかを検出し、
    その検出結果に基づいて、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を、温度又は湿度が相対的に高い場合に前記記録媒体の一側方のみとし、温度又は湿度が相対的に低い場合に前記記録媒体の両側方とするように制御することを特徴とする記録ヘッドのノズル回復方法。
  7. 前記記録ヘッドの温度又はその環境温度もしくは前記インクの温度と前記記録ヘッドの環境湿度とのいずれかの検出結果に基づいて前記インク吐き捨て動作の際のインク吐き捨て量を決定すると共に、決定した前記インク吐き捨て量が予め設定された基準量よりも多いか少ないかを判断し、温度又は湿度が相対的に高いことによりインク吐き捨て量が基準量よりも少ない場合に、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を前記記録媒体の一側方のみとし、温度又は湿度が相対的に低いことによりインク吐き捨て量が基準量よりも多い場合に、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を前記記録媒体の両側方とするように制御することを特徴とする請求項6記載の記録ヘッドのノズル回復方法。
  8. 前記記録ヘッドの一主走査時のインク吐き捨て量を一定量に固定し、前記記録ヘッドの温度又はその環境温度もしくは前記インクの温度と前記記録ヘッドの環境湿度とのいずれかの検出結果に基づいてインク吐き捨て量が相対的に多いか少ないかを判断し、温度又は湿度が相対的に高いことによりインク吐き捨て量が相対的に少ない場合に、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を前記記録媒体の一側方のみとし、温度又は湿度が相対的に低いことによりインク吐き捨て量が相対的に多い場合に、前記インク吐き捨て動作の際の吐き捨て位置を前記記録媒体の両側方とするように制御することを特徴とする請求項6記載の記録ヘッドのノズル回復方法。
  9. 搬送ベルト上に前記記録録媒体を載置して前記主走査方向と交叉する方向に搬送させ、
    前記記録媒体の幅を幅検出手段によって検出し、前記インク吐き捨て動作の際に、前記幅検出手段によって検出された前記記録媒体幅の外側の前記搬送ベルト上で前記記録ヘッドを駆動させてインクを吐き捨てると共に、
    インクが吐き捨てられた搬送ベルト上を洗浄手段によって洗浄することを特徴とする請求項6、7又は8記載の記録ヘッドのノズル回復方法。
  10. 前記記録ヘッドは複数ヘッドからなり、前記インク吐き捨て動作をヘッド毎に制御することを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の記録ヘッドのノズル回復方法。
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