JP3123603B2 - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP3123603B2
JP3123603B2 JP27209398A JP27209398A JP3123603B2 JP 3123603 B2 JP3123603 B2 JP 3123603B2 JP 27209398 A JP27209398 A JP 27209398A JP 27209398 A JP27209398 A JP 27209398A JP 3123603 B2 JP3123603 B2 JP 3123603B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用紙の幅方向
に移動する複数のインクジェット式記録ヘッドを有し、
印刷データに一致して複数色のインクを記録用紙に吐出
してカラー画像を印刷するインクジェット式プリンタ
や、同一キャリッジに複数のインクジェット式記録ヘッ
ドを搭載して高い密度での印刷を可能としたインクジェ
ット式記録装置、より詳細にはこのような記録装置に適
したインク管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録ヘッドを搭載した記
録装置は、印刷時の騒音が比較的小さく、しかも小さな
ドットを高い密度で形成できるため、カラー印刷を含め
た多くの印刷に使用されている。このような記録装置
は、インクジェットヘッド内の圧力発生室で加圧したイ
ンクを記録用紙に対面するノズルからインク滴として記
録用紙に吐出させてドットを形成している。このため、
印字品質の向上を図るためには記録用紙上での滲みを防
止する必要があり、インク溶媒の割合を可及的に少なく
したり、蒸発しやすい材料が使用されているが、これに
起因して印刷中にノズル開口からインク溶媒が蒸発して
インクの粘度が上昇(増粘)したり、また休止時にキャ
ップ装置でノズル面を封止してもやはりノズル開口のイ
ンクの粘度が上昇(増粘)し、インクの吐出に支障を来
す。
【0003】このような問題を解消するために、例え
ば、特開昭54−9928号公報(特公昭61−53230)に開示
されたように印刷中においては所定時間が経過した段階
で記録ヘッドを印刷領域外に設けられているインク溜め
に移動させて、全てのノズル開口からインクを吐出させ
ることが行われている。なお、従来のインクジェット記
録装置にあっては、記録ヘッドの単方向の移動時に印字
を行う単方向印字モ−ドと、記録ヘッドの双方向の移動
時に印字を行う双方向印字モ−ドを採用し、高速印字を
望む場合には双方向印字モ−ドを選択し、高画質の印字
を望む場合には単方向印字モ−ドを選択できるように構
成されている。このような印字モ−ド切換を行えるイン
クジェット記録装置においても、前述のインクの空吐出
が行われている。
【0004】また一方、パーソナルコンピュータの発達
によりグラフィック処理が比較的簡単に実行できるよう
になったため、ディスプレイに表示されているカラー画
像のハードコピーを出力できるプリンタが求められてい
る。このようなカラー印刷を可能ならしめるインクジェ
ット式プリンタは、色彩間でのインクの消費量、記録密
度の相違、さらには休止時の混色の防止を考慮して、黒
色印刷用の記録ヘッドと、カラー印刷用のヘッドとの2
つの記録ヘッド、あるいは黒色印刷用のノズル列及びカ
ラ−印刷用ノズル列を有する記録ヘッドがキャリッジに
搭載して構成されている。
【0005】このように複数種のインクを使用する場合
には、それぞれインクの乾燥度合が異なるので、記録ヘ
ッド毎に空吐出の周期や吐出量を別々に定め、それぞれ
の周期が到来するごとに各記録ヘッドをキャップ装置に
移動させて各記録ヘッド毎のインクの増粘を解消する技
術も提案されている(特開平2−217256号公
報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のイン
クジェット装置にあっては、印刷中において所定時間が
経過した段階で記録ヘッドを印刷領域外に設けられてい
るキャップ装置(インク溜め)に移動させて、全てのノ
ズル開口からインクを吐出させている、いわゆる空吐出
を行わせているため、印字を一時中断し、キャリッジを
インク空吐出位置まで移動させ、インクを空吐出した
後、前記キャリッジを印字中断位置まで戻し、印字を再
開しなければならなかった。
【0007】そのため、キャリッジが印字中断位置に正
確に復帰し、その中断位置から印字を再開する必要があ
り、印字中断位置に正確に復帰しない場合には、印字の
ドットが乱れ、印字品質が劣化するという技術的課題が
あった。また印字を一時中断し、キャリッジをインク空
吐出位置まで移動させ、インクを空吐出した後、前記キ
ャリッジを印字中断位置まで戻し、印字を再開するとい
う一連の動作を行うため、印刷速度が遅くなり、印刷時
間がかかるという技術的課題があった。
【0008】また前記した印字を一時中断し、キャリッ
ジを空吐出位置まで移動させ、インクを空吐出した後、
前記キャリッジを印字中断位置まで戻し、印字を再開す
るという技術の他には、印字中に所定時間が経過しても
印字中のパスは印字を継続し、そのパスの印字終了後に
記録ヘッドを印刷領域外に設けられているキャップ装置
(インク溜め)に移動させて、インクを空吐出させて印
字を再開するという技術があるが、このとき、従来のイ
ンクジェット記録装置にあっては、キャップ装置(イン
ク溜め)は印刷領域外に1個所設けられ、空吐出後にキ
ャップ装置(インク溜め)に近接した印刷領域側から印
字を再開していた。そのため高速印字を望む双方向印刷
モードが選択された印刷中においては、キャップ装置
(インク溜め)側からキャップ装置(インク溜め)の設
けられていない側に向かって印字した後に空吐出を行う
と、空吐出直前と印字再開直後の印字パスだけが双方向
印字とならず単方向印字になり、印字ムラが生ずるとい
う技術的課題があった。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、ノズル目詰
を防止するための空吐出を起動するか、否かの判定に要
する時間を短縮して印刷のスループットを上げることが
できるインクジェット式記録装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような技術的課題を
解決するために本発明においては、記録用紙サイズの大
きさを監視すると共に、記録ヘッドの1つのパスの印字
動作終了後から次のパス印字起動の間に、記録ヘッドが
双方向の移動時に印字を行う双方向印字モ−ドでなされ
ているか単方向の移動時のみ印字を行う単方向印字モ−
ドでなされているかを監視する印刷工程監視手段と、記
録ヘッドの1つのパスの印字動作終了後から次のパス印
字起動の間に、記録ヘッドが印字動作終了前の印字工程
で第1のインク受け部側から印字を行ったか第2のイン
ク受け部側から印字を行ったかを監視する印字方向監視
手段と、記録ヘッドが前記キャップ装置から開放されて
いる時間経過を計測する計時手段と、前記印刷工程監視
手段および前記印字方向監視手段から印字モードの信号
および印字方向の信号を受けると共に、前記記録ヘッド
の1つのパスの印字動作終了後から次のパス印字起動の
間に前記計時手段により計測された時間が所定時間を越
えているかを判断する空吐出制御手段と、双方向印字モ
−ドであってかつ所定時間を越えている場合には、記録
ヘッドを印字動作終了前の印字方向の延長上にある第1
のインク受け部あるいは第2のインク受け部に移動させ
るキャリッジ制御手段とを備え、前記空吐出制御手段
は、第2のインク受け部におけるインクの空吐出に際
し、記録用紙サイズが所定サイズ以下の大きさである場
合には、全ての記録ヘッドあるいは全てのノズル列から
の空吐出を保留させることを基本的構成としている。
【0011】
【作用】記録ヘッドの1つのパスの印字動作終了後から
次のパス印字起動の間に、計時手段により計測された時
間が所定時間を越えているかを判断して、単方向印字モ
−ドが検出された場合には第1のインク受け部で記録ヘ
ッドに空吐出を実行させて、単方向、及び双方向印刷モ
ードを備えた記録装置における単方向印刷のスループッ
トを向上させ、また記録用紙サイズが所定サイズ以下、
例えばハガキのように小さなサイズの場合、第2のイン
ク受け部での空吐出を保留させ、記録用紙に近い第1の
インク受け部で空吐出させて、スループットの向上を図
る。
【0012】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の詳細を図示
した実施形態に基づいて説明する。
【0013】図1は、本発明のインクジェット式記録装
置の印刷機構周辺の概要を示すものであって、図中符号
1はキャリッジで、ガイド部材2に支持されるととも
に、タイミングベルト3を介してパルスモータ24(図
2)に接続されていて、プラテン4に平行に往復動可能
に構成されている。
【0014】キャリッジ1にはインク溶媒の蒸発速度が
異なるインクを吐出するノズル開口列を備えた記録へッ
ド、この実施形態ではインク乾燥度合が比較的高い黒色
印刷用インクを吐出するノズル開口列を備えた第1イン
クジェット式記録ヘッド5と、カラー印刷用インクを吐
出するノズル開口列を備えた第2インクジェット式記録
ヘッド6 (図4) とが、印刷方向、すなわちキャリッジ
1の移動方向に一定の間隔で設けられ、これら各記録ヘ
ッド5、6の上部には黒色印刷用インクカートリッジ7
と、カラー印刷用インクカートリッジ8が着脱自在に搭
載されている。また、印刷領域外には各記録ヘッド5、
6からのインクの吐出を受けると共に、非印刷時に記録
へッド5、6を封止するキャップ装置12が設けられて
いる。前記キャップ装置12はインク受け部(第1のイ
ンク受け部)としての機能を兼ね備えたものである。
【0015】なお、以下の実施形態の説明では、インク
受け部の機能を兼ね備えたキャップ装置12を用いて説
明するが、本発明は特にこれに限定されるものではな
く、キャップ装置とは別にインク受け部を形成してもよ
い。この場合、インク受け部(第1のインク受け部)は
キャップ装置より印刷領域側に形成するのが、印刷時間
短縮化の観点からも好ましい。
【0016】更に、前記キャップ装置12が設けられた
印刷領域外と反対側の印刷領域外には、各記録ヘッド
5、6からのインクの吐出を受けるインク受け部10
(第2のインク受け部)が設けられている。
【0017】このように、記録へッド5、6は第1のイ
ンク受け部であるキャップ装置12、第2のインク受け
部であるインク受け部10においてインクを吐出できる
ように構成されている。なお、インク受け部10はフレ
ーム上に形成された開口部10a及びその下方に配設さ
れたインク吸収部材(図示せず)から構成されている。
【0018】このような構成によりフレキシブルケーブ
ル(図示せず)を介して図示しないヘッド駆動回路から
の駆動信号を受けると、単方向印字である場合には、図
1の矢印R方向に移動しながら記録ヘッド5、6はイン
クカートリッジ7、8からインクの供給を受け、対向配
置された記録用紙Pに黒色、及び有色のドットを形成す
る。また双方向印字である場合には、図1の矢印R方向
及び矢印L方向に移動しながら記録ヘッド5、6はイン
クカートリッジ7、8からインクの供給を受け、記録用
紙Pに黒色、及び有色のドットを形成する。
【0019】図2は、前述のキャップ装置近傍の上面を
示す図であって、図中符号20は、紙送りローラで、回
転軸21の一端に固定された歯車22により紙送りとポ
ンプ駆動を兼ねたパルスモータ24に接続されていて、
記録用紙Pを印刷工程に合わせて搬送するものである。
図中符号12は、前述のキャップ装置で、キャリッジ1
の移動に連動して2つの記録へッド5、6のノズル開口
面を覆うキャッピング位置と、ノズル開口面から離れる
非キャッピング位置との2位置を占めるスライダ30
に、弾性材料によりカップ状に形成された第1キャップ
部材31、第2キャップ部材32が設けられている。こ
れらキャップ部材31、32は、それぞれ対応する第1
記録ヘッド5と第2記録へッド6を密封可能で、しかも
離間した状態で各記録へッド5、6から吐出されるイン
ク滴を確実に受け止めることができる開口面積に設定さ
れている。
【0020】第1、第2キャップ部材31、32は、図
3に示すようにその吸引口31a、32a(図3)をそ
れぞれポンプ37、38の一部を構成するチューブ3
3、34の一端に接続されていて吸引力を受けるように
なっている。
【0021】第1、第2のチューブポンプ33、34
は、輪列40を介してパルスモータ24に選択的に接続
されて、モータ24の逆転時には第1チューブポンプ3
3だけが吸引動作を、また正転時には第2チュープポン
プ34だけが吸引動作を行うようになっている。
【0022】図4にキャッジ及びキャップ装置の側面を
示す。図中符号30はスライダで、キャリッジ1に搭載
された2つの記録ヘッド5、6の間隔に一致させて第
1、第2のキャップ部材31、32が、軸31c、32
cにより揺動可能に設けられている。
【0023】図中符号41、42は、第1、第2ガイド
片で、キャリッジ1の第1、第2記録ヘッド5、6の幅
に合わせて両側に配置され、またキャリッジ1が所定位
置にセットされた時、各記録ヘッド5、6に対向できる
間隔を離して設けられている。またスライダ30の先
端、図中では右端には、キャリッジ1が第1、第2キャ
ップ部材31、32と第1、第2の記録へッド5、6と
が対向する位置に移動したとき、キャリッジ1の下端の
突起44に当接するフラッグ片45よりもさらに先端に
は係合片46が設けられていて、基台53に取り付けら
れたガイド部材47に当接、離間するようになってい
る。
【0024】ガイド部材47には、スライダ30の抜け
を防止する凸部47aと、スライダ30を記録へッド
5、6の下端と空吐出に適した一定の間隔を形成する平
面47bと、キャップ部材31、32を記録へッド7、
8に弾接する位置を形成する平面47cと、これら平面
を結ぶ斜面47dとが形成されている。
【0025】一方、スライダ30は、その下部の中央に
キャリッジ1の移動方向に直交する軸50が設けられて
いて、この軸50の両側を、下端が長溝52aを介して
基台53の軸54に揺動可能に取り付けられたレバ−5
2に遊嵌されている。そしてスライダ30は、下端が基
台53に固定されて印刷領域側に傾斜して非印刷領域側
に座屈ぎみにセットされたコイルバネ56の上端に取り
付けられている。
【0026】これにより非キャッピング時には、図5に
示すように、スライダ30は、一端をガイド部材47の
斜面47bの最下端に、また中央部をレバ−52に規制
されながらコイルバネ56により印字領域側に付勢され
て、各キャップ部材31、32を記録ヘッド5、6に接
しさせることなく、空吐出に適した間隔gを形成できる
位置を維持することができる。なお、この非キャッピン
グ時(空吐出時)には前述のチューブポンプの吸引動作
により空吐出されたインクはキャップ部材31、32外
に排出される。
【0027】また、スライダ30は、そのケース61側
に各キャップ部材31、32に設けられている大気開放
口31b、32bと接続するバルブユニット60が設け
られていて、バルブユニット60からは作動杵62が突
出している。これにより、図4に示すように、スライダ
30をキャッピング位置まで移動させることにより、作
動杵62をケース61に弾接させて、常時開放状態にあ
るバルブユニット60を閉弁させて大気開放口31b、
32bを閉塞でき、インク溶媒の揮散を防止することか
できる。
【0028】図6は、制御装置の一実施例を示すもので
あって、図中符号100は、空吐出制御手段で、印刷工
程監視手段101からの信号を受けて現在のキャリッジ
1の印刷モードを監視すると共に、印字方向監視手段1
09からの信号を受けてキャリッジ1の印字方向を監視
する一方、第1、第2、第3計時手段102、103、
104、及び給排紙工程検出手段105から信号が出力
された時点で、空吐出データ記憶手段106からデータ
を読み出してキャリッジ制御手段107、及び空吐出駆
動信号出力手段108を駆動するように構成されてい
る。具体的には、空吐出制御手段は、記録ヘッドの1つ
のパスの印字動作終了後から次のパス印字起動間に記録
ヘッドが行っている印刷モードを印刷工程監視手段から
信号を受けると共に、印字動作終了前の印字方向を印字
方向監視手段から信号を受け、前記計時手段により計測
された時間が所定時間を越えているかを判断し、所定の
時間を越えている場合にはその検出信号をキャリッジ制
御手段107、及び空吐出駆動信号出力手段108に送
出し、記録ヘッドの空吐出を行うように構成されてい
る。
【0029】また、第1計時手段102、及び第2計時
手段103は、印刷工程中にそれぞれ第1インクジェッ
ト式記録ヘッド、第2インクジェット式記録ヘッド5、
6が空吐出を行った時にリセットし、次に空吐出が行わ
れるまでの期間を計時するように構成されている。また
第3計時手段104は、印字動作が一段落して次の印字
データの入力を待つ場合の待ち時間を計時するように構
成されている。
【0030】空吐出データ記憶手段106は、インクの
乾燥度合が比較的大きな記録ヘッド、この実施形態では
第1記録へッド5の空吐出間の時間T1 と、吐出すべ
きインク滴の数が、またインクの乾燥の度合が比較的小
さな第2記録ヘッド6の空吐出間の時間T2 と、吐出
すべきインク滴の数とを格納して構成されている。
【0031】キャリッジ制御手段107は、第1、及び
第2記録ヘッド5、6が共に空吐出する場合に、キャッ
プ部材31、32に対向するように、またインク受け部
10に対向するようにキャリッジモータ23を制御する
ように構成されている。
【0032】制御装置はこのように構成されているた
め、印字動作中に第1、2の計時手段による時間が計測
され、所定時間経過した場合であっても、その時点で印
字を中断することなく印字は続行され、そのパスにおけ
る印字動作が終了し、次のパスの印字動作起動間におい
て第1、2の計測手段による計時が所定時間経過してい
るかが判断される。そして、所定時間経過している場合
には、キャリッジがキャップ装置12に移動することに
より、キャリッジ1の先端に設けられている凸片44が
スライダ30のフラッグ片45に当接し、キャリッジ1
の第1、第2記録ヘッド5、6は、第1、第2キャップ
部材31、32と一定の間隙gを隔てて対向し、所定の
インク空吐出がなされる。このインク吐出動作終了が空
吐出制御手段により検出されると、記録へッド5、6は
キャップ装置12に近接した印字待機位置に移動し、ま
た前記第1、2の計測手段をリセットし、計測を再開す
る。次に記録ヘッド5、6は印刷データの入力を待ち、
印刷データが入力されると、次のパスの印字が再開され
る。
【0033】このように、印字再開の際、印字中断位置
まで移動し、復帰させる必要がなく、インク吐出位置に
近接した印字待機位置から印字を再開することかできる
ため、印刷速度を速めることかできる。また印字中断位
置まで移動し復帰する必要かないため、ドットが乱れる
こともなく、印刷が劣化することもない。
【0034】なお、上記説明では第1のインク受け部で
あるキャップ装置12に空吐出を行う場合について説明
したが、第2のインク受け部であるインク受け部10で
同様に、インクの空吐出を行ってもよい。また、単方向
印字である場合には、インク受け部10を設けることな
く、第1のインク受け部であるキャップ装置12でのみ
空吐出を行うように構成してもよい。
【0035】次に制御装置の第2の実施形態について説
明する。この制御装置は、双方向印字モードと単方向印
字モードを選択できるインクジェット記録装置に適用す
ることができるものであって、基本的には図6に示した
制御装置と同様な構成を有する。そのため、同様な構成
については説明を省略し、異なる部分について説明す
る。この実施形態にあっては、印刷工程監視手段101
によって、双方向印字モード、単方向印字モードのいず
れのモードで印刷されているか監視される。
【0036】また空吐出制御手段は、記録へッドの1つ
のパスの印字動作終了後から次のパス印字起動間に双方
向印字モード、単方向印字モードのいずれのモードで印
刷されているかを印刷工程監視手段から信号を受けると
共に、印字動作終了前の印字方向が第1のインク受け部
であるキャップ装置12側から第2のインク受け部であ
るインク受け部10側へのR、前記第2のインク受け部
10側から前記キャップ装置12側へのLのいずれの方
向であったかを印字方向監視手段から信号を受けると共
に前記計時手段により計測された時間が所定時間を越え
ているかを判断し、所定の時間を越えている場合にはそ
の検出信号をキャリッジ制御手段107、及び空吐出駆
動信号出力手段108に送出し、記録へッドの空吐出を
行うように構成されている。
【0037】このように構成した装置の動作を図7に示
したフローチャートに基づいて説明する。なお、この実
施形態にあっては第1計時手段102、あるいは第2計
時手段103のいずれか一方が用いられる。以下の説明
では、第1計時手段102が用いられる場合について説
明し、第2計時手段103が用いられる場合については
カッコ内に第2計時手段103と記載することにより、
その説明を省略する。
【0038】図示しないホストコンピュータから印字信
号が入力されると、パルスモータ24が駆動され、キャ
リッジ1が印字領域に移動する。同時に第1計時手段1
02(第2計時手段103)がセットされて計時を開始
する。この状態で印字データが入力されると、第1記録
へッド5のノズル開口から黒色印刷用インクが、また第
2記録ヘッド6のノズル開口からカラー印刷用インクが
吐出して印刷が開始される。そして、各パスにおける印
字動作が終了してから、次のパスの印字動作起動までの
間に第1、(第2)の計時手段による時間データが空吐
出制御手段100に入力され所定時間経過しているが判
断される(ステップS1)。そして、所定時間経過して
いる場合には、印刷工程監視手段101からのデータに
基づいて、空吐出制御手段100は印字モードが単方向
印字モードか、双方向印字モードかを判断する(ステッ
プS2)。
【0039】ここで、単方向印字モードである場合に
は、記録へッド5、6を印刷領域外に位置する第1のイ
ンク受け部であるキャップ装置12に高速で移動させ、
対向させ、記録ヘッド5、6から所定のインク吐出動作
を行わしめる(ステップS4、S5)。このように単方
向印字モードである場合には、第2のインク受け部であ
るインク受け部10においてインクの吐出はなされず、
キャップ装置においてインクの吐出動作がなされる。な
お、高速で移動とは、少なくとも印刷時のキャリッジの
移動速度よりも速い速度での移動を意味する。
【0040】また、このとき前記したようにキャリッジ
1の先端に設けられている凸片44がスライダ30のフ
ラッグ片45に当接し、キャリッジ1の第1、第2記録
ヘッド5、6は、第1、第2キャップ部材31、32と
一定の間隙gを隔てて対向している。
【0041】このインク吐出動作終了が空吐出制御手段
100により検出されると、記録ヘッド5、6はキャッ
プ装置12に近接した印字待機位置に移動し(ステップ
S6)、また前記第1(第2)の計時手段をリセット
し、計測を再開する(ステップS7)。次に記録へッド
5、6は印刷データの入力を待ち、印刷データが入力さ
れると、次のパスの印字が再開される(ステップS1
3)。
【0042】このように、印字動作中に第1(第2)の
計測手段による時間が計測され、所定時間経過した場合
であっても、その時点で印字を中断することなく印字は
続行され、そのパスにおける印字動作が終了し、次のパ
スの印字動作起動間において第1(第2)の計測手段に
よる計時が所定時間経過しているか判断される。そのた
め、印字再開の際、印字中断位置まで移動し、復帰させ
る必要がなく、インク吐出位置に近接した印字待機位置
から印字を再開することかできるため、印刷速度を速め
ることができる。また印字中断位置まで移動し復帰する
必要がないため、ドットが乱れることもなく、印字品質
が劣化することもない。
【0043】なお、双方向印字モード、単方向印字モー
ドかを判断しているが、単方向印字モードのみを有する
インクジェット記録装置においても当然に適用すること
ができる。この場合空吐出制御手段によって双方向印字
モードであるか、単方向印字モードであるかを判断する
必要はなく、また第2のインク受け部としてのインク受
け部10を必ずしも設ける必要はなく、第1のインク受
け部としてのキャップ装置12においてのみインクの吐
出を行うように構成してもよい。
【0044】また、前記印字モードの判断ステップ(ス
テップS2)において、双方向印字モードである場合に
は、印字方向監視手段109からデータに基づいて空吐
出制御手段100は印字動作終了前の印字方向が判断す
る(ステップS8)。すなわち、第1のインク受け部で
あるキャップ装置12が設けられている側を0桁とし、
第2のインク受け部であるインク受け部10が設けられ
ている側を80桁とすると、印字動作終了前の印字方向
が80桁から0桁の方向に印字されたものか判断され
る。ここで、印字動作終了前の印字方向が80桁から0
桁の方向に印字されたものと判断された場合には、記録
ヘッド5、6は前記キャップ装置側へ高速で移動し(ス
テップS3)、前記キャップ装置12に対して所定の吐
出動作を行い(ステップS4、S5)、所定の吐出動作
終了後印字が再開される(ステップS6〜S13)。
【0045】また、印字方向判断ステップ(ステップS
8)において、印字動作終了前の印字方向が0桁から8
0桁の方向に印字されたものと判断された場合には、記
録ヘッド5、6は前記インク受け部10へ高速で移動し
(ステップS9)、前記インク受け部10に対して所定
の吐出動作を行い(ステップS10、Sll)、このイ
ンク吐出動作終了が検出されると、記録ヘッド5、6は
インク受け部10に近接した印字待機位置に移動し(ス
テップS12)、また前記第1(第2)の計時手段10
2、(103)をリセットする(ステップS7)。また
記録ヘッド5、6は印刷データの入力を待ち、印刷デー
タが入力されると、次のパスの印字が再開される(ステ
ップS13)。
【0046】以下、上述の工程を繰返しながら印字を継
続し、印刷データが無くなった段階で、キャリッジ1を
キャップ装置12に移動させ、キャンピング処理を行な
う。このように印字方向が判断されるため、双方向印字
モードである場合において、そのパスにおける印字動作
が終了後、印字方向の延長上にある第1のインク受け部
であるキャップ装置12、あるいは第2のインク受け部
であるインク受け部10においてインクの吐出を行うこ
とができるため、印字再開の際、印字中断位置まで移動
し、復帰させる必要がなく、インク吐出位置に近接した
印字待機印刷速度を速めることができる。
【0047】また、双方向印刷時において、印字動作終
了前の印字方向の延長上にある第1のインク受け部であ
るキャップ装置12あるいは第2のインク受け部である
インク受け部10で空吐出を行い、次のパス印字を行う
ため、印刷方向が常に双方向印字になり、印刷ムラが生
ずることもない。更に、第1のインク受け部であるキャ
ップ装置12あるいは第2のインク受け部であるインク
受け部10に移動する際、印刷時のキャリッジ(記録ヘ
ッド)の移動速度よりも速い速度で移動するようになさ
れているため、印刷時間の短縮化が図られる。
【0048】また、記録ヘッドの計時手段として前述の
実施例では、増粘度合いの高い黒色印刷用の記録ヘッド
5に対応した第1計時手段102の1つのみを用いた
が、計時手段はインクの増粘度合いの最も高い記録ヘッ
ドに対応したものを用いることが望ましい。例えば黒色
印刷用インクに比べてカラー印刷用インクの方が増粘度
合いが高ければ、第2計時手段103を用いることが望
ましい。
【0049】また、計時手段は各記録ヘッドごとに設け
てもよく、各々の計時手段が越えていた場合に各々の記
録ヘッドから空吐出を行うように構成しても良い。この
ように構成した装置の動作を図8に基づいて説明する。
なお制御装置の構成は図6に示した構成と同一であるの
で、その説明は省略する。
【0050】すなわち、図示しないホストコンピュータ
から印字信号が入力されると、パルスモータ24が駆動
され、キャリッジ1が印字領域に移動する。同時に第
1、第2計時手段102、103がセットされて計時を
開始する。この状態で印字データが入力されると、第1
記録ヘッド5のノズル開口から黒色印刷用インクが、ま
た第2記録ヘッド6のノズル開口からカラー印刷用イン
クが吐出されて印字が開始される。そして、各パスにお
ける印字動作が終了してから、図8の操作が開始される
(ステップS1)。そして、印刷工程監視手段101か
らのデータに基づいて、空吐出制御手段100は印字モ
ードが単方向印字モードか、双方向印字モードかを判断
する(ステップS2)。
【0051】ここで、単方向印字モードである場合に
は、第1計時手段102が所定時間を越えているか判断
される(ステップS3)。このとき所定時間が越えてい
た場合には、記録ヘッド5、6を第1のインク受け部で
あるキャップ装置に移動させ、記録ヘッド5から黒色印
刷用インクを所定のインク吐出を行い(ステップS4、
S5)、第1計時手段102をリセットし計測を再開し
た後(ステップS6)、第2計時手段の判断ステップ
(ステップS7)に至る。
【0052】また第1計時手段102の判断ステップ
(ステップS3)において所定時間を越えていないと判
断された場合は、記録ヘッド5の空吐出を行うことなく
第2計時手段103の判断ステップ(ステップS7)に
至る。そして第2計時手段103の判断ステップにおい
て第2計時手段103が所定時間を越えているか判断さ
れる(ステップS7)。このとき所定時間が越えていた
場合には、記録ヘッド5、6を第1のインク受け部であ
るキャップ装置に移動させ、記録ヘッド6からカラー印
刷用インクを所定のインク吐出を行い(ステップS8、
S9)、第2計時手段103をリセットし計測を再開し
た後(ステップS10)、記録ヘッド5、6はキャップ
装置12に近接した印字待機位置に移動し(ステップS
11)、印刷データの入力を待ち、印刷データが入力さ
れると次のパス印字が再開される(ステップS22)。
【0053】また第2計時手段103の判断ステップ
(ステップS7)において所定時間を越えていないと判
断された場合は、記録ヘッド6の空吐出を行うことな
く、印刷データの入力を待ち、印刷データが入力される
と次のパス印字が再開される(ステップS22)。
【0054】また前記印字モードの判断ステップ(ステ
ップS2)において、双方向印字モードである場合に
は、印字方向監視手段109からデータに基づいて空吐
出制御手段100は印字動作終了前の印字方向を判断す
る(ステップS12)。ここで80桁から0桁の方向に
印字されたと判断された場合には、前述した印字モード
判断ステップ(ステップS2)で単方向印字モードと判
断した場合と同じ処理を行う。
【0055】また、印字方向判断ステップ(ステップS
12)において、印字動作終了前の印字方向が0桁から
80桁の方向に印字されたと判断された場合には、第1
計時手段102が所定時間を越えているか判断される
(ステップS13)。このとき所定時間が越えていた場
合には、記録ヘッド5、6を第2のインク受け部10に
移動させ、記録ヘッド5から黒色印刷用インクを所定の
インク吐出を行い(ステップS14、S15)、第1計
時手段102をリセットし計測を再開した後(ステップ
S16)、第2計時手段103の判断ステップ(ステッ
プS17)に至る。
【0056】また第1計時手段の判断ステップ(ステッ
プS13)において所定時間を越えていないと判断され
た場合は、記録ヘッド5の空吐出を行うことなく第2計
時手段103の判断ステップ(ステップS17)に至
る。そして第2計時手段の判断ステップにおいて第2計
時手段103が所定時間を越えているか判断される(ス
テップS17)。このとき所定時間が越えていた場合に
は、記録ヘッド5、6を第2のインク受け部10に移動
させ、記録ヘッド6から所定のインク吐出を行い(ステ
ップS18、S19)、第2計時手段103をリセット
し計測を再開した後(ステップS20)、記録ヘッド
5、6は第2のインク受け部10に近接した印字待機位
置に移動し(ステップS21)、印刷データの入力を待
ち、印刷データが入力されると次のパス印字が再開され
る(ステップS22)。
【0057】また第2計時手段の判断ステップ(ステッ
プS17)において所定時間を越えていないと判断され
た場合は、記録ヘッド6の空吐出を行うことなく、印刷
データの入力を待ち、印刷データが入力されると次のパ
ス印字が再開される(ステップS22)。
【0058】このように各々の計時手段が越えていた場
合に空吐出が必要な記録ヘッドのみ空吐出を行うように
構成されているため、インクの消費量を極力抑えること
ができる。
【0059】ここで、第1計時手段の設定時間と第2計
時手段の設定時間の関係であるが、第2計時手段に設定
された時間は第1計時手段に設定された時間の整数倍で
あることが望ましい。こうすることによりカラー印刷用
インクの空吐出のタイミングとブラック印刷用インクの
空吐出のタイミングが同期するため、空吐出のために記
録ヘッドを第1あるいは第2のインク受け部へ移動する
回数が減り、記録装置の印刷速度が向上する。
【0060】次に制御装置の動作の変形例について説明
する。この変形例は以下に説明する例において、少なく
とも用いることができる。
【0061】まず、第1の例について説明する。
【0062】一般にインクジェット記録装置は印刷でき
る記録用紙が規定されている。例えばA4サイズの用紙
を最大とするインクジェット記録装置では、A4サイズ
の記録用紙の印刷が適正に行えるように、第1のインク
受け部であるキャップ装置12、第2のインク受け部で
あるインク受け部10、記録へッド5、6の待機位置等
が設定されている。
【0063】しかしながら、このように設定されている
場合であっても、印刷幅は許容範囲が設定されているた
め、A4サイズの用紙より一周り大きなA4サイズの封
筒まで印刷を行うことかできる。このようにサイズの大
きな記録用紙に印刷しようとすると、図11に示すよう
に、基準位置Aはキャップ装置12側に取られるため、
前記記録用紙の一側部がインク受け部10の開口部10
aを覆ってしまい、前記したような記録へッド5、6の
インクの空吐出を行うと、記録用紙を汚してしまう。こ
れを避けるには、インク受け部10をA4サイズの封筒
の範囲外に位置させなければならず、A4サイズの封筒
の範囲外に配置すると、記録装置全体が大型化する。こ
の変形例は、記録装置を大型化させることなく、規定外
のインク受け部10の一部が覆われた場合に、増粘度合
いの大きな、例えば黒色印刷用の記録へッド5のみを動
作させ、空吐出を行いインクの増粘を解消することがで
きる。
【0064】また、第2の例について説明する。
【0065】増粘度合の高いインク、例えば黒色インク
の記録ヘッドあるいはノズル列は、インクの粘度の上昇
を防止するため、頻繁にインクの空吐出を行う必要があ
る。しかしながら記録装置全体のレイアウトや大きさ等
により、全記録ヘッドあるいば全ノズル列に対応した第
2のインク受け部を設けられない場合がある。そこで、
単位時間当たり最も増粘度合いの高い記録ヘッドあるい
はノズル列における空吐出を、第2のインク受け部であ
るインク受け部10及び第1のインク受け部であるキャ
ップ装置12の両方において空吐出を行い、他の記録ヘ
ッドあるいはノズル列は第1のインク受け部であるキャ
ップ装置12においてのみ空吐出を行えば、小さなイン
ク受け部のみで全記録ヘッドあるいは全ノズル列の空吐
出を行え、インクの増粘を解消することができる。
【0066】すなわち、図11に示すような、記録用紙
サイズが所定量以上の場合には、図9のフローチャート
にしたがって、記録へッドのインクの空吐出が行われ
る。
【0067】また、単位時間当たり最も増粘度合いの高
い記録ヘッドあるいはノズル列における空吐出を、第2
のインク受け部であるインク受け部10及び第1のイン
ク受け部であるキャップ装置12の両方において空吐出
を行い、他の記録ヘッドあるいはノズル列は第1のイン
ク受け部であるキャップ装置12においてのみ空吐出を
行う場合にも図9のフローチャートにしたがって、記録
へッドのインクの空吐出が行われる。
【0068】なお、制御装置の基本的構成は、図6に示
した構成と同一であるため、その説明は省略する。
【0069】次に、図9のフローチャートに基づいて、
この動作を説明する。この動作にあっては第1計時手段
102、あるいは第2計時手段103のいずれか一方が
用いられる。以下の説明では、第1計時手段102が用
いられる場合について説明し、第2計時手段103が用
いられる場合についてはカッコ内に第2計時手段103
と記載することにより、その説明を省略する。
【0070】まず、第1例の場合は、規定された用紙サ
イズより大きなサイズ用紙であるか、プリンタに設けら
れた検出器により検出されると、図9に示された動作が
選択されて実行される。また第2例の場合は、印字動作
終了後実行されるように設定されている。
【0071】すなわち、図示しないホストコンピュータ
から印字信号が入力されると、パルスモータ24が駆動
され、キャリッジ1が印字領域に移動する。同時に第1
計時手段102、(第2計時手段103)がセットされ
て計時を開始する。この状態で印字データが入力する
と、第1記録へッド5のノズル開口から黒色印刷用イン
クが、また第2記録ヘッド6のノズル開口からカラー印
刷用インクが吐出して印刷が開始される。そして、各パ
スにおける印字動作が終了後、図9の動作が開始する
(ステップS1)なお、第1例の場合は、規定の用紙よ
りも大きなサイズの用紙であることが検出されているこ
とが、この動作開始の条件となる。
【0072】そして、空吐出デ−タ記憶手段106に記
録ヘッド6の空吐出を留保している保留フラグがセット
されているかを空吐出制御手段100が判断する(ステ
ップS2)。ここで、保留フラグがセットされている場
合には、第2記録ヘッド6のノズル開口からカラー印刷
用インクを空吐出するため、記録ヘッド6(キャリッ
ジ)をキャップ装置12(第1のインク受け部)に高速
で移動する(ステップS3)。その後、ブラック印刷用
インク及びカラー印刷用インクを所定時間あるいは所定
滴数空吐出する(ステップS4、S5)。
【0073】空吐出の後、記録ヘッド6(キャリッジ)
はキャップ装置12(第1のインク受け部)側印字待機
位置へ移動する(ステップ6)。そして、第1計時手段
102をリセットすると共に、再び計時を開始する(ス
テップ7)。また前記保留フラグをリセットする(ステ
ップS8)。この一連の動作により、空吐出動作は終了
し、記録へッド5、6は印刷データの入力を待ち、印刷
データが入力されると、次のパスの印字が再開される
(ステップS9)。
【0074】一方、ステップS2において保留フラグが
セットされていない場合には、第1計時手段102、
(第2計時手段103)が所定時間を越えているか判断
される(ステップS10)。このとき、第1計時手段1
02、(第2計時手段103)が所定時間を越えていな
い場合には、記録へッド5、6は印刷データの入力を待
ち、印刷データが入力されると、次のパスの印字が再開
される(ステップS9)。
【0075】また、第1計時手段102、(第2計時手
段103)が所定時間を越えている場合には、印字モ−
ドが単方向印字であるか空吐出制御手段100によって
判断され(ステップS11)、単方向印字である場合に
は前記したように記録へッド5、6はキャップ装置12
(第1のインク受け部)へ高速で移動し、前記したステ
ップS3以降の動作が実行され、所定時間を越えたイン
クの空吐出がなされる。
【0076】一方、第1計時手段102、(第2計時手
段103)が所定時間を越え、印字モ−ドが双方向印字
と判断された場合には(ステップS12)、前回の印字
方向が80桁から0桁方向であったか、0桁から80桁
方向であったかが空吐出制御手段100によって判断さ
れる(ステップS12)。ここで、前回の印字方向が8
0桁から0桁方向である場合には、記録へッド5、6は
キャップ装置12(第1のインク受け部)側に位置して
いるため、キャップ装置12(第1のインク受け部)へ
高速で移動し、ステップS3以降の動作が実行される。
また、前回の印字方向が0桁から80桁方向である場合
には、記録へッド5、6はインク受け部10(第2のイ
ンク受け部)側に位置しているため、インク受け部10
(第2のインク受け部)へ高速で移動する(ステップS
13)。
【0077】増粘度合の高い黒色印刷用インクのみ吐出
させ(ステップS14)、増粘度合の低いカラー印刷用
インクを空吐出することなく、空吐出デ−タ記憶手段に
106に空吐出を保留した旨の保留フラグをセットする
(ステップS15)。その後、記録へッド5、6(キャ
リッジ)をインク受け部10(第2のインク受け部)側
印字待機位置へ移動し(ステップS16)、記録へッド
5、6は印刷データの入力を待ち、印刷データが入力さ
れると、次のパスの印字が再開される(ステップS
9)。
【0078】このように制御装置の動作の変形例にあっ
ては、規定外用紙によってインク受け部10の一部が覆
われた場合には、増粘度合いの大きなインク、例えば黒
色印刷用の記録へッド5のみをインク受け部10(第2
のインク受け部)で動作させ、空吐出を行いインクの増
粘を解消することができる。
【0079】また、第2のインク受け部が全記録ヘッド
あるいは全ノズル列分無いような場合でも単位時間当た
り最も増粘度合いの高い記録ヘッドにおける空吐出を、
第2のインク受け部であるインク受け部10及び第1の
インク受け部であるキャップ装置12の両方において行
い、他の記録ヘッドあるいはノズル列の空吐出は第1の
インク受け部であるキャップ装置12においてのみ行な
えば全記録ヘッドあるいは全ノズル列の空吐出を行え、
インクの増粘を解消することができる。なお、この変形
例において、複数の記録ヘッドのうち単位時間当たりの
増粘度合いの最も高いインク用の記録ヘッド、あるいは
複数のノズル列ののうち単位時間当たりの増粘度合いの
最も高いインク用のノズル列を第2のインク受け部に近
い側に配置するのが好ましい。空吐出のために記録ヘッ
ド(キャリッジ)が移動する距離が短く、印刷時間を短
くすることができる。
【0080】また、記録ヘッドの計時手段として前述の
実施例では、増粘度合いの高い黒色印刷用の記録ヘッド
5に対応した第1計時手段102の1つのみを用いた
が、計時手段はインクの増粘度合いの最も高い記録ヘッ
ドに対応したものを用いることが望ましい。例えば黒色
印刷用インクに比べてカラー印刷用インクの方が増粘度
合いが高ければ、第2計時手段103を用いることが望
ましい。
【0081】また、制御装置の第2の変形例について説
明する。この第2の変形例は、前記変形例において用紙
サイズが所定サイズ以下であるか否かを考慮した点に特
徴がある。
【0082】すなわち、図11に示すように、インク受
け部10(第2のインク受け部)は、記録装置が予め予
定している記録用紙の最大サイズを考慮して、印刷領域
外に設けられている。したがって、例えばハガキのよう
な所定サイズ以下の小さなサイズの記録用紙に印刷する
場合、インク受け部10(第2のインク受け部)におい
てインクの空吐出を行うことは、記録ヘッド5、6の移
動距離が長くなり、そのための時間がかかる。そして、
その結果として印刷時間がかかる。
【0083】この第2の変形例は、用紙サイズが所定サ
イズ以下の場合にはインク受け部10(第2のインク受
け部)での空吐出を行わず、保留した旨のフラグをセッ
トし、キャップ装置12(第1のインク受け部)で空吐
出を行うようにしたものである。
【0084】この制御装置の動作の第2の変形例につい
て、図10に基づいて説明する。なお、図9に示した動
作と同じ部分については、その説明を省略し、異なる部
分について説明する。
【0085】前回の印字方向が80桁から0桁方向であ
ったか、0桁から80桁方向であったかが判断された後
(ステップS12)、用紙サイズが所定のサイズ以下で
あるか空吐出制御手段100によって判断される(ステ
ップS13)。なお、記録用紙サイズの大きさを監視す
る手段としてプリンタドライバを介して判断することが
でき、またプリンタに記録用紙サイズを検出する検出器
を設けその検出信号に基づいて判断するようになしても
よい。
【0086】そして、前回の印字方向が0桁から80桁
方向であり、かつ記録用紙サイズが所定サイズ以下であ
る場合には、記録へッド5、6はインク受け部10(第
2のインク受け部)側に位置しているため、インク受け
部10(第2のインク受け部)へ移動することなく、空
吐出デ−タ記憶手段106に所定時間を経過したインク
の空吐出を留保する保留フラグをセットする(ステップ
S18)。
【0087】その後、記録へッド5、6(キャリッジ)
をインク受け部10(第2のインク受け部)側印字待機
位置へ移動し(ステップS19)、記録へッド5、6は
印刷データの入力を待ち、印刷データが入力されると、
次のパスの印字が再開される(ステップS9)。
【0088】一方、記録用紙サイズが所定サイズ以下で
ない、すなわち所定のサイズ内にある場合には、記録へ
ッド5、6はインク受け部10(第2のインク受け部)
側に位置しているため、インク受け部10(第2のイン
ク受け部)へ高速で移動する。そして、第1記録へッド
5のノズル開口から黒色印刷用インクが、また第2記録
ヘッド6のノズル開口からカラー印刷用インクが空吐出
される(ステップ15、ステップ16)。その後、記録
へッド5、6(キャリッジ)をインク受け部10(第2
のインク受け部)側印字待機位置へ移動し(ステップS
19)、記録へッド5、6は印刷データの入力を待ち、
印刷データが入力されると、次のパスの印字が再開され
る(ステップS9)。
【0089】このように、記録用紙サイズが所定サイズ
以下、例えばハガキのように小さなサイズの場合、イン
ク受け部10(第2のインク受け部)においてインクの
空吐出を行うことはなく保留されて、キャップ装置12
(第1のインク受け部)においてのみ空吐出がなされ
る。したがって、空吐出にかかる時間の短縮化が図ら
れ、結果として印刷時間の短縮化が図られる。
【0090】なお、上記実施形態において、キャリッジ
の移動方向に一定の距離をおいて配設された複数のイン
クジェット式記録ヘッド(黒色印刷用記録ヘッド、カラ
−印刷用記録ヘッド)を備えたインクジェット式記録装
置を例にとって説明したが、本発明は、黒色印刷用のノ
ズル列及びカラ−印刷用ノズル列の複数ノズル列を有す
る記録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置にも適
用することができる。
【0091】
【発明の効果】以上を説明したように本発明において
は、記録ヘッドの1つのパスの印字動作終了後から次の
パス印字起動の間に、計時手段により計測された時間が
所定時間を越えているかを判断して、単方向印字モ−ド
が検出された場合には第1のインク受け部で記録ヘッド
に空吐出を実行させて、単方向、及び双方向印刷モード
を備えた記録装置における単方向印刷のスループットを
向上することができ、しかも記録用紙サイズが所定サイ
ズ以下、例えばハガキのように小さなサイズの場合、第
2のインク受け部での空吐出を保留させ、記録用紙に近
い第1のインク受け部で空吐出させて、スループットの
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット式記録装置の印刷機構
周辺の概要を示す図である。
【図2】キャップ装置近傍の上面を示す図である。
【図3】図2に示されたキャップ装置の上面を示す拡大
図である。
【図4】図2に示されたキャップ装置及びキャリッジを
示す側面図である。
【図5】インクの空吐出状態におけるキャップ装置及び
キャリッジの位置関係を示す側面図である。
【図6】本発明にかかる制御装置を示す図である。
【図7】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の他の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の他の動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明の他の動作を示すフローチャートであ
る。
【図11】インク受け部と記録用紙の位置関係を示す図
である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 5 (第1インクジェット式)記録ヘッド 6 (第2インクジェット式)記録ヘッド 7 黒色印刷用インクカートリッジ 8 カラー印刷用インクカートリッジ 10 インク受け部(第2のインク受け部) 12 キャップ装置(第1のインク受け部) 100 空吐出制御手段 101 印刷工程監視手段 102 第1の計時手段 103 第2の計時手段 106 空吐出データ記憶手段 107 キャリッジ制御手段 108 空吐出駆動信号出力手段 109 印字方向監視手段

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用紙サイズの大きさを監視すると共
    に、記録ヘッドの1つのパスの印字動作終了後から次の
    パス印字起動の間に、記録ヘッドが双方向の移動時に印
    字を行う双方向印字モ−ドでなされているか単方向の移
    動時のみ印字を行う単方向印字モ−ドでなされているか
    を監視する印刷工程監視手段と、 記録ヘッドの1つのパスの印字動作終了後から次のパス
    印字起動の間に、記録ヘッドが印字動作終了前の印字工
    程で第1のインク受け部側から印字を行ったか第2のイ
    ンク受け部側から印字を行ったかを監視する印字方向監
    視手段と、 記録ヘッドが前記キャップ装置から開放されている時間
    経過を計測する計時手段と、 前記印刷工程監視手段および前記印字方向監視手段から
    印字モードの信号および印字方向の信号を受けると共
    に、前記記録ヘッドの1つのパスの印字動作終了後から
    次のパス印字起動の間に前記計時手段により計測された
    時間が所定時間を越えているかを判断する空吐出制御手
    段と、 双方向印字モ−ドであってかつ所定時間を越えている場
    合には、記録ヘッドを印字動作終了前の印字方向の延長
    上にある第1のインク受け部あるいは第2のインク受け
    部に移動させるキャリッジ制御手段と、 を備え、 前記空吐出制御手段は、第2のインク受け部におけるイ
    ンクの空吐出に際し、記録用紙サイズが所定サイズ以下
    の大きさである場合には、全ての記録ヘッドあるいは全
    てのノズル列からの空吐出を保留させるように構成され
    ているインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】記録用紙サイズの大きさを監視すると共
    に、記録ヘッドの1つのパスの印字動作終了後から次の
    パス印字起動の間に、記録ヘッドが双方向の移動時に印
    字を行う双方向印字モ−ドでなされているか単方向の移
    動時のみ印字を行う単方向印字モ−ドでなされているか
    を監視する印刷工程監視手段と、 記録ヘッドの1つのパスの印字動作終了後から次のパス
    印字起動の間に、記録ヘッドが印字動作終了前の印字工
    程で第1のインク受け部側から印字を行ったか第2のイ
    ンク受け部側から印字を行ったかを監視する印字方向監
    視手段と、 記録ヘッドが前記キャップ装置から開放されている時間
    経過を計測する計時手段と、 前記印刷工程監視手段および前記印字方向監視手段から
    印字モードの信号および印字方向の信号を受けると共
    に、前記記録ヘッドの1つのパスの印字動作終了後から
    次のパス印字起動の間に前記計時手段により計測された
    時間が所定時間を越えているかを判断する空吐出制御手
    段と、 双方向印字モ−ドであってかつ所定時間を越えている場
    合には、記録ヘッドを印字動作終了前の印字方向の延長
    上にある第1のインク受け部あるいは第2のインク受け
    部に移動させるキャリッジ制御手段と、 を備え、 前記空吐出制御手段は、第2のインク受け部におけるイ
    ンクの空吐出に際し、記録用紙サイズが所定サイズ以上
    の大きさでである場合には、単位時間あたりの増粘度合
    の最も高いインク用の記録ヘッドあるいは全てのノズル
    列からのみ空吐出を実行させ、他の記録ヘッドあるいは
    全てのノズル列からの空吐出を保留させるように構成さ
    れているインクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 記録用紙サイズの大きさを監視する手段
    が、プリンタドライバを介して用紙サイズを判断する請
    求項1または請求項2に記載のインクジェット式記録装
    置。
  4. 【請求項4】 記録用紙サイズの大きさを監視する手段
    が、プリンタに設けられた検出器によって用紙サイズを
    判断する請求項1または請求項2に記載のインクジェッ
    ト式記録装置。
  5. 【請求項5】 第2のインク受け部におけるインクの空
    吐出に際し、複数の記録ヘッドのうち少なくとも1つの
    記録ヘッドからのインクの吐出、あるいは複数のノズル
    列を有する記録ヘッドのうち少なくとも1つのノズル列
    からの吐出を保留させると共に、保留した記録ヘッドま
    たはノズル列のデ−タを空吐出デ−タ記憶手段に記憶
    し、次のパス印字後記録ヘッドを第1のインク受け部に
    移動し、空吐出デ−タ記憶手段からの保留した記録ヘッ
    ドまたはノズル列のデ−タに基づいて、空吐出を保留し
    たインクの空吐出を実行する空吐出制御手段を備えた請
    求項1、または請求項2に記載のインクジェット式記録
    装置。
  6. 【請求項6】 黒色印刷用インクに対応する第1の計時
    手段と、カラ−印刷用インクに対応する第2の計時手段
    とを備え、記録ヘッドの1つのパスの印字動作終了後か
    ら次のパス印字起動の間に前記いずれかの計時手段によ
    り計測された時間が所定時間越えていることを判断され
    た場合には、複数の記録ヘッドのうち所定時間を越えた
    記録ヘッドのみ、あるいは複数のノズル列を有する記録
    ヘッドのうち所定時間を越えたノズル列のみインクの空
    吐出を行う空吐出制御手段とを備えた請求項1、または
    請求項2に記載のインクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記第1計時手段に設定された時間と前
    記第2計時手段に設定された時間との関係が、第1また
    は第2のいずれかの計時手段に設定された時間が、他方
    の計時手段に設定された時間の整数倍である請求項6に
    記載のインクジェット式記録装置。
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