JPH10258524A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH10258524A
JPH10258524A JP9085683A JP8568397A JPH10258524A JP H10258524 A JPH10258524 A JP H10258524A JP 9085683 A JP9085683 A JP 9085683A JP 8568397 A JP8568397 A JP 8568397A JP H10258524 A JPH10258524 A JP H10258524A
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JP
Japan
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ink
recording
head
flushing
ejection
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JP9085683A
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English (en)
Inventor
Junji Nakahara
淳二 仲原
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head
    • B41J2/16523Waste ink collection from caps or spittoons, e.g. by suction

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシング時のインクの無駄な消費を減ら
すことができるインクジェット記録装置を実現する。 【解決手段】 ステップ110で前回のフラッシングの
終了が検知されるとステップ120でタイマTがリセッ
トされ、ステップ130では記録動作指令が出されるま
での時間がカウントされる。ステップ140で記録動作
指令の出力が検知されるとステップ150でタイマTの
カウントがストップされ、ステップ160でROM74
のフラッシングテーブル90から、タイマTのカウント
値に対応する吐出回数データが各ヘッド21ないし24
毎に読み出され、ステップ100に戻って吐出回数デー
タに示される吐出回数分、インクがインク吸収パッド3
0に吐出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク液滴を被記
録媒体へ吐出して記録を行うインクジェット記録装置で
あって、記録を行う前に記録ヘッドのノズルからインク
を予備吐出させてノズルの乾きを防止する機能を備えた
インクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記インクジェット記録装置とし
て、記録を行う前に定期的に記録ヘッドを廃インク収容
部の設けられた位置へ移動させ、その廃インク収容部に
記録ヘッドの全ノズルから所定回数インクを吐出させる
ことにより、ノズルの乾いた記録ヘッドのインク吐出機
能を回復するフラッシングというメンテナンス動作を行
うものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものでは、前回のフラッシングが行われたときから、記
録を行うまでの時間に関係なく、一定時間毎に所定の吐
出回数でフラッシングを行っている。したがって、前回
のフラッシングから記録を行うまでの時間が短く、ノズ
ルが乾いていない場合であっても、一律に所定の吐出回
数(たとえば、500回)でフラッシングを行うため、
インクが無駄に消費されるという問題がある。
【0004】そこで、本発明は、インクの無駄な消費が
少ないフラッシングを実行できるインクジェット記録装
置を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、インクの供給
源から供給されたインクをノズルから被記録媒体へ吐出
して記録を行う記録ヘッドと、所定の箇所に設けられた
廃インク収容部へ前記ノズルから前記インクを予備吐出
して前記記録ヘッドのインクの吐出状態を良好にする予
備吐出手段とが備えられたインクジェット記録装置にお
いて、前記予備吐出手段は、前記記録ヘッドが前記予備
吐出を行った後、記録動作指令が入力されるまでの時間
を計測し、その計測された時間の長さに対応付けられた
異なる吐出回数で前記インクを前記廃インク収容部へ吐
出して前記記録ヘッドのインクの吐出状態を良好にする
ものであるという技術的手段を採用する。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のインクジェット記録装置において、前記記録ヘッド
には、それぞれ異なる性質のインクを吐出する複数のヘ
ッドが設けられており、前記予備吐出手段は、前記複数
のヘッド毎に前記予備吐出を行った後、記録動作指令が
入力されるまでの時間を計測し、その計測された時間の
長さおよび前記インクの性質に対応付けて各ヘッド毎に
異なる吐出回数で、前記各ヘッド毎に前記インクを前記
廃インク収容部へ予備吐出して前記各ヘッドのインクの
吐出状態を良好にするものであるという技術的手段を採
用する。
【0007】
【作用】請求項1または請求項2に記載の発明では、上
記記録ヘッドが上記予備吐出を行った後、記録動作指令
が入力されるまでの時間を計測し、その計測された時間
の長さに対応付けられた異なる吐出回数で上記インクを
上記廃インク収容部へ吐出して上記記録ヘッドのインク
の吐出状態を良好にする予備吐出手段が備えられてい
る。つまり、上記記録ヘッドが上記予備吐出を行った
後、記録動作を行っていない時間の長さによって異なる
吐出回数でインクを廃インク収容部へ吐出できる。した
がって、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載す
るように、記録動作を行っていない時間が短い場合は、
記録動作を行っている時間が長い場合よりも吐出回数を
少なくすることにより、インクの無駄な消費を減らすこ
とができる。
【0008】特に、請求項2に記載の発明では、上記記
録ヘッドが、それぞれ異なる性質のインクを吐出する複
数のヘッドを設けたものである場合に、複数のヘッド毎
に予備吐出を行った後、記録動作を行っていない時間を
計測し、その計測された時間の長さおよびインクの性質
に対応付けて各ヘッド毎に異なる吐出回数で、各ヘッド
毎にインクを廃インク収容部へ吐出して各ヘッドのイン
クの吐出状態を良好にする。つまり、インクの性質によ
って乾く速度が異なるため、記録動作を行っていない時
間の長さにインクの性質の違いを加味して各ヘッド毎に
吐出回数を異ならせることにより、インクの無駄な消費
をより一層減らすことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインクジェット記
録装置の一実施形態について図を参照して説明する。図
1は、本実施形態のインクジェット記録装置の内部構造
の一部を取り出して示す説明図である。なお、本実施形
態では、インクジェット記録装置のうち、圧電素子の圧
電効果を利用したインクジェット記録装置(以下、記録
装置と略称する)を代表に説明する。
【0010】記録装置10には、図中矢印F1で示す方
向から給紙された被記録媒体たる記録用紙11を矢印F
2で示す方向へ紙送りするプラテンローラ12が備えら
れている。このプラテンローラ12の下方には、プラテ
ンローラ12の軸線と平行にキャリッジ軸13が設けら
れており、このキャリッジ軸13には、記録ヘッド20
が搭載されたキャリッジ29が支持されている。キャリ
ッジ軸13の左下にはキャリッジモータ14が設けられ
ており、キャリッジ軸13の右下にはプーリ16が設け
られている。キャリッジモータ14の回転軸には、プー
リ15が取付けられており、このプーリ15とプーリ1
6には、無端状のベルト17が掛け渡されている。
【0011】このベルト17には、キャリッジ29が取
付けられており、キャリッジ29は、キャリッジモータ
14の駆動により、キャリッジ軸13上を矢印F7およ
びF8方向にスライドする。記録ヘッド20には、ブラ
ックインクを吐出するブラック用ヘッド21と、イエロ
ーインクを吐出するイエロー用ヘッド22と、シアンイ
ンクを吐出するシアン用ヘッド23と、マゼンタインク
を吐出するマゼンタ用ヘッド24とが備えられている。
各ヘッド21ないし24には、各ヘッドへインクを供給
するインク供給源たるインクカートリッジ25ないし2
8がそれぞれ設けられている。
【0012】各ヘッド21ないし24には、インクカー
トリッジ25ないし28からそれぞれ供給されるインク
を収容する複数のインク室(図示省略)がそれぞれ設け
られており、各インク室のプラテンローラ12に対向す
る面には、インク室内のインクを吐出するノズル(図示
省略)が形成されている。各インク室の壁の一部は、圧
電素子により形成されており、その圧電素子に駆動電圧
が印加されると、インク室の容積が変化し、その変化に
よってインク室からノズルを介してインクが吐出され、
記録用紙11に記録が行われる。
【0013】記録用紙11に対して記録範囲外となるプ
ラテンローラ12の左側の所定箇所には、各ヘッド21
ないし24が予備吐出たるフラッシングを実行した際
に、各ヘッド21ないし24から吐出されるインクを吸
収する廃インク収容部たる多孔質材製のインク吸収パッ
ド30が設けられている。フラッシングは、記録ヘッド
20が記録を行う前および記録動作中定期的に実行さ
れ、このフラッシングにより、各ヘッド21ないし24
のノズルの乾きが防止され、乾きによるインクの吐出不
良が防止される。
【0014】記録範囲外となるプラテンローラ12の右
側には、各ヘッド21ないし24の不吐出、または、吐
出不良を回復するパージ装置40が配置されている。こ
のパージ装置40には、各ヘッド21ないし24のノズ
ル形成面を順次覆う吸引キャップ41が設けられてお
り、この吸引キャップ41は、記録ヘッド20がパージ
ングポジションに到達した際に、図中矢印F3で示す方
向に進出し、各ヘッド21ないし24のノズル形成面を
順次覆う。そして、カム42の回転によりポンプ43が
駆動し、このポンプ43により発生した負圧により、各
ヘッド21ないし24のインク室内の気泡などをノズル
から順次吸引して各ヘッドの吐出機能を回復させる。
【0015】吸引キャップ41の左側には、パージング
を行った各ヘッド21ないし24のノズル形成面に付着
したインクや異物を払拭するワイパ部材50が設けられ
ている。このワイパ部材50は、各ヘッドのパージング
が完了したタイミングで図中矢印F4で示す方向に進出
し、記録領域へ移動する各ヘッド21ないし24のノズ
ル形成面を払拭する。これにより、ノズル形成面のイン
クなどが払拭され、記録用紙11の記録面が、余分なイ
ンクで汚れるのが防止される。
【0016】吸引キャップ41の右側には、ホームポジ
ションに復帰した記録ヘッド20の各ヘッド21ないし
24のノズル形成面にキャップ61により蓋をするキャ
ッピング装置60が設けられている。キャップ61は、
記録ヘッド20がホームポジションに復帰した際に、図
中矢印F5で示す方向に進出し、各ヘッド21ないし2
4のノズル形成面を覆う。これにより、記録装置10を
使用していない間の各ヘッド21ないし24のインクの
乾きが防止される。
【0017】次に、記録装置10の主な制御系の構成に
ついて図2および図3を参照して説明する。図2は、記
録装置10の主な制御系を示すブロック図であり、図3
は、記録装置10のROMに記憶されたフラッシングテ
ーブルの説明図である。図2に示すように、記録装置1
0は、記録ヘッド20への記録動作指令およびフラッシ
ング指令の出力、または、パージング装置40へのパー
ジング指令の出力を行い、ならびにその他の上記各装置
を制御するCPU70と、ホストコンピュータ71から
送信された記録データをインターフェース72を介して
受信し、記録データの展開の制御を行うゲートアレイ7
3とを備えている。CPU70とゲートアレイ73との
間には、作業プログラムなどが記憶されているROM7
4、およびゲートアレイ73がホストコンピュータ71
から受信した上記記録データを一時的に記憶するための
RAM75とを備え、これらとの間で必要なデータの入
出力を行う。
【0018】CPU70には、記録ヘッド20がフラッ
シングを実行してから、記録ヘッドに記録動作指令を出
すまでの時間を計測するタイマTが内蔵されており、R
OM74には、図3に示すフラッシングテーブル90が
記憶されている。ここで、フラッシングテーブル90の
記憶内容について説明する。フラッシングテーブル90
には、前回フラッシングが実行されてから記録動作指令
が出されるまでの経過時間と、フラッシングを実行する
際の各ヘッド21ないし24の吐出回数とを各ヘッド2
1ないし24毎に対応付けてテーブル形式で記憶されて
いる。
【0019】各ヘッド21ないし24の吐出回数は、前
回フラッシングが実行されてから記録動作指令が出され
るまでの経過時間が10秒以内の場合は、ブラック用ヘ
ッド21は10回であり、他のイエロー用ヘッド22、
マゼンタ用ヘッド23およびシアン用ヘッド24は0回
である。また、前回フラッシングが実行されてから記録
動作指令が出されるまでの経過時間が30分以上1時間
以内の場合は、ブラック用ヘッド21は20回であり、
他のイエロー用ヘッド22、マゼンタ用ヘッド23およ
びシアン用ヘッド24は10回である。つまり、イエロ
ーインク、マゼンタインクおよびシアンインクの3色の
インクは、ブラックインクより乾きが遅いことから、イ
エロー用ヘッド22、マゼンタ用ヘッド23およびシア
ン用ヘッド24の吐出回数は、ブラッ用ヘッド21の吐
出回数より少なくてもノズルの吐出性能を回復できるた
め、上記3色のヘッド22ないし24の吐出回数をブラ
ック用ヘッド21の吐出回数より少なく設定する。
【0020】また、CPU70には、記録用紙11の有
無を検出するペーパセンサ76、記録ヘッド20がホー
ムポジションにあることを検出する原点センサ77、キ
ャリッジモータ14を駆動するための第1のモータドラ
イバ78、プラテンローラ12回転用のラインフィード
(LF)モータ79を駆動するための第2のモータドラ
イバ80、各種の信号をCPU70に与える操作パネル
81などが接続されている。また、ゲートアレイ73に
は、ホストコンピュータ71から受信した記録データを
イメージデータとして一時的に記憶するイメージメモリ
82が接続されている。ヘッドドライバ83は、ゲート
アレイ73から出力された記録データ84、転送クロッ
ク85、および記録クロック86に基づいて動作し、記
録ヘッド20を駆動する。ゲートアレイ73には、キャ
リッジ29の移動速度を計測し、記録タイミングを決定
するエンコーダセンサ87も接続されている。
【0021】次に、フラッシングを行うためにCPU7
0により実行される制御について、その制御内容を示す
図4のフローチャートを参照して説明する。まず、前回
のフラッシングが行われ(ステップ100)、そのフラ
ッシングが終了すると(ステップ110)、タイマTが
リセットされ(ステップ120)、記録動作指令を出す
までの時間がカウントされる(ステップ130)。そし
て、ホストコンピュータ71から出力された記録データ
が、インターフェース72を介してゲートアレイ73に
入力されると、記録動作指令が出される。このため、ス
テップ140で肯定判定され、タイマTのカウントがス
トップされる(ステップ150)。
【0022】続いて、ROM74に記憶されているフラ
ッシングテーブル90から、タイマTのカウント値に対
応する吐出回数を示す吐出回数データを読出す(ステッ
プ160)。たとえば、タイマTのカウント値が、2時
間である場合には、ブラック用ヘッド21に対して20
回の吐出回数を示す吐出回数データが読出され、イエロ
ー用ヘッド22、マゼンタ用ヘッド23およびシアン用
ヘッド24に対して10回の吐出回数を示す吐出回数デ
ータが読み出される。
【0023】続いて、CPU70は、キャリッジモータ
14へ駆動命令を出し、記録ヘッド20をフラッシング
ポジションへ移動させ、各ヘッド21ないし24を駆動
してフラッシングを行う(ステップ170、100)。
この場合、タイマTのカウント値が上記例の2時間であ
るとすると、ブラック用ヘッド21はインクを20回イ
ンク吸収パッド30へ吐出し、イエロー用ヘッド22、
マゼンタ用ヘッド23およびシアン用ヘッド24はイン
クを10回吐出する。つまり、前回のフラッシングから
2時間経過した場合、イエロー用ヘッド22、マゼンタ
用ヘッド23およびシアン用ヘッド24の3色のヘッド
それぞれのノズルは、ブラック用ヘッド21のノズルに
比べてインクの乾き度合が小さいため、上記3色のヘッ
ド22ないし24は、ブラック用ヘッド21の吐出回数
より少ない吐出回数でインクを予備吐出する。これによ
り、上記3色のインクの無駄な消費を減らすことができ
る。
【0024】以降、上記ステップ110ないしステップ
160が繰り返し実行され、ステップ160ではタイマ
Tのカウント値に対応した吐出回数データがフラッシン
グテーブル90から読出され、その吐出回数データに示
される吐出回数の予備吐出が実行される。なお、記録装
置10の電源をOFFにした場合でも、タイマTは動作
しており、前回のフラッシングが実行されたときからの
経過時間をカウントする。
【0025】以上のように、本実施形態の記録装置10
によれば、フラッシングを実行する場合、前回のフラッ
シングが実行されてから記録動作指令が出されるまでの
経過時間が長くなるにしたがってインク吸収体30への
インクの吐出回数を増加させているため、従来のよう
に、フラッシングを実行する際に、一律に同じ吐出回数
でインクを吐出させるものよりもインクの無駄な消費を
減らすことができる。しかも、インクの色、つまり、イ
ンクの乾く速度によってフラッシング時の吐出回数を設
定しているため、インクの色によっては吐出回数を変え
ない場合よりもインクの無駄な消費をより一層減らすこ
とができる。なお、図3に示すように、前回のフラッシ
ングからの時間が3時間を超える場合は、4つのヘッド
21ないし24共に同じ吐出回数に設定されているが、
これは、3時間もインクが吐出されていない場合は、イ
ンクの色に関係なく乾きがかなり進行しており、どのヘ
ッドも図示の吐出回数でフラッシングを実行しなければ
ノズルの吐出機能を回復できないためである。
【0026】なお、上記発明の実施形態では、インクの
色別にフラッシング時の吐出回数を設定する場合につい
て説明したが、たとえば、同一色であっても異なる性質
をもった複数のインクを併用する記録装置の場合は、各
インクの乾燥速度、粘性率などの性質に応じて個別に吐
出回数を設定することもできる。また、インクは、その
置かれている環境の温度によっても乾燥速度が変化する
ことから、フラッシングを実行する際の環境温度を検出
する温度検出手段を設け、その温度検出手段により検出
された温度によってフラッシング時の吐出回数を変える
ように構成することもできる。この場合、上記フラッシ
ングテーブル90は、タイマTのカウント値、環境温度
およびインクの色についてのパラメータにより構成され
たものとなる。
【0027】また、本記録装置は、データ作成部(いわ
ゆるホストコンピュータ)と、それに接続された記録部
(いわゆるプリンタ)とで構成し、そのデータ作成部の
CPUを含む制御手段において、本発明の制御の全部を
実行したり、あるいは、記録部の予備吐出動作を読み取
って記録動作指令までの時間を計測する動作を実行する
こともできる。この場合、データ作成部をそのように動
作させるプログラムは、コンピュータで読取可能な磁気
などの記憶媒体で提供される。ところで、上記実施形態
において、CPU70により実行されるステップ100
ないしステップ170が、本発明に係る予備吐出手段と
して機能する。
【0028】
【発明の効果】以上記述したように本発明によれば、イ
ンクの無駄な消費が少ないフラッシングを実行できる記
録装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の記録装置の内部構造の一部を
を取り出して示す説明図である。
【図2】図1に示す記録装置の制御系を示すブロック図
である。
【図3】ROM74に記憶されているフラッシングテー
ブル90の構成を示す説明図である。
【図4】CPU70により実行されるフラッシングの制
御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 記録装置 11 記録用紙 12 プラテンローラ 20 記録ヘッド 21 ブラック用ヘッド 22 イエロー用ヘッド 23 マゼンタ用ヘッド 24 シアン用ヘッド 29 キャリッジ 30 インク吸収パッド 40 パージング機構 41 吸引キャップ 50 ワイパ部材 61 キャップ 70 CPU T タイマ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクの供給源から供給されたインクを
    ノズルから被記録媒体へ吐出して記録を行う記録ヘッド
    と、 所定の箇所に設けられた廃インク収容部へ前記ノズルか
    ら前記インクを予備吐出して前記記録ヘッドのインクの
    吐出状態を良好にする予備吐出手段とが備えられたイン
    クジェット記録装置において、 前記予備吐出手段は、 前記記録ヘッドが前記予備吐出を行った後、記録動作指
    令が入力されるまでの時間を計測し、その計測された時
    間の長さに対応付けられた異なる吐出回数で前記インク
    を前記廃インク収容部へ吐出して前記記録ヘッドのイン
    クの吐出状態を良好にするものであることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドには、それぞれ異なる性
    質のインクを吐出する複数のヘッドが設けられており、 前記予備吐出手段は、 前記複数のヘッド毎に前記予備吐出を行った後、記録動
    作指令が入力されるまでの時間を計測し、その計測され
    た時間の長さおよび前記インクの性質に対応付けて各ヘ
    ッド毎に異なる吐出回数で、前記各ヘッド毎に前記イン
    クを前記廃インク収容部へ予備吐出して前記各ヘッドの
    インクの吐出状態を良好にするものであることを特徴と
    する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
JP9085683A 1997-03-19 1997-03-19 インクジェット記録装置 Pending JPH10258524A (ja)

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