JPH11314378A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH11314378A
JPH11314378A JP10124676A JP12467698A JPH11314378A JP H11314378 A JPH11314378 A JP H11314378A JP 10124676 A JP10124676 A JP 10124676A JP 12467698 A JP12467698 A JP 12467698A JP H11314378 A JPH11314378 A JP H11314378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
elapsed time
ink jet
prints
ink
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP10124676A
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English (en)
Inventor
Takashi Kashiwagi
隆 柏木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP10124676A priority Critical patent/JPH11314378A/ja
Publication of JPH11314378A publication Critical patent/JPH11314378A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続運転時間の長期化を図りつつ回復処理を
必要時に確実に実行させることができるようにする。 【解決手段】 ノズルヘッドの回復処理時からの経過時
間Tiおよび印刷枚数Niをそれぞれに計数可能に形成
するとともに、計数された経過時間Tiが設定時間Ts
以上となった場合および計数された印刷枚数Niが設定
印刷枚数Ns以上になった場合に回復処理を実行可能に
形成し、さらに回復処理が実行された場合にそれまでに
計数された経過時間Tiおよび印刷枚数Niをクリア可
能かつクリア後に改めて経過時間Tiおよび印刷枚数N
iをそれぞれに計数可能に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットノ
ズルを有するノズルヘッドを駆動して選択された当該各
インクジェットノズルから印刷媒体にインクを吐出しつ
つ印刷可能なインクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットノズルを有するノズルヘ
ッドを駆動して選択された当該各インクジェットノズル
から印刷媒体にインクを吐出しつつ印刷可能なインクジ
ェットプリンタは周知である。
【0003】例えば、インクカセットが装着された各色
用ノズルヘッドを行方向の全長に渡って往復移動させか
つその各往動中に印刷して1行(または、1/N行)印
刷をし、1行(または、1/N行)印刷後に印刷媒体
(普通紙,OHP用紙等)を列方向に1行送りしてこれ
らを繰り返しつつ例えば2PPMで印刷する、いわゆる
シリアル型のインクジェットプリンタである。
【0004】また、大幅な印刷高速化を図れかつ多数枚
に渡って連続印刷運転可能な高速インクジェットプリン
タが本出願人から提案(例えば、特願平8−29695
9号)されている。
【0005】図5において、提案プリンタのノズルユニ
ット42を形成する各色用ノズルヘッド(42C,42
Y,42M,42B)の各インクジェットノズルは、印
刷媒体(用紙P)を担持するドラム41の長手方向〔行
方向(X)〕に例えば解像度相当ピッチあるいは解像度
相当ピッチの2〜4倍のピッチで整列配設された多数と
され、X方向に静止あるいは例えばノズルピッチ分だけ
X方向に往復移動可能とされている。
【0006】ここに、ドラム41は、その外周面に印刷
媒体(用紙P)を担持した状態で軸線Zを中心に例えば
120rpmでR方向に回転可能とされている。つま
り、行方向印刷と列方向印刷とを同時的に進行可能であ
るから大幅な印刷高速化を図れる。かくして、例えばA
4サイズ1枚を2〜3秒でカラー印刷することができ
る。
【0007】しかも、ノズルユニット42はほとんど静
止状態に近く、かつインクカセット(インクタンク)を
ノズルユニット42と一体的に形成しなくてもよいの
で、大量インクを充填可能な別置きインクタンクを用い
て多数枚を連続的に印刷することができる。
【0008】また、各色用ノズルユニット42と当該各
色用インクタンクとを離れた位置に配設できるので、各
色用ノズルヘッドを軽くでき行方向の往復移動速度をよ
り大幅に高められる点も一層の印刷高速化を助長すると
ともに、各色用インクタンクの容量を大幅に拡大できる
ので、例えば500枚以上の連続印刷運転ができるわけ
である。
【0009】かかる多数枚の印刷媒体(P)を連続印刷
運転するためには、従来シリアル型のインクジェットプ
リンタの如く、行方向の往復移動の関係から大きくでき
ないつまり小型のインクカセット内のインクを消費する
だけでは、インク量が不足する。
【0010】そこで、配管,ポンプ等を含むインク供給
手段を設け、各色用ノズルヘッドのインク室内にインク
を例えば常時補給しつつかつインク室に接続された各イ
ンクジェットノズルから印刷媒体へインクジェットして
印刷するものとされている。したがって、インクカセッ
トの頻繁な従来交換作業をしなくてもよい。
【0011】ところで、インクジェットプリンタでは、
インクの粘性増加やインク特性の変質に起因したインク
ジェットノズルのインク吐出不安定,不調が生じる虞が
強いので、インクジェットノズルからインクを強制的に
吐出させたりまたは/およびワイピングする等によるい
わゆる回復処理(例えば、特公平3−59832号公
報,特開平3−5154号公報)が行われる。
【0012】一般的には、印刷運転時間(例えば、印刷
運転時間に代えるものとして、インク吐出量やインク吐
出点数とする場合がある。)がその設定値を超えた場合
に、実行するものとされている。また、例えば2PPM
の低速インクジェットプリンタでは、単位時間あたりの
インク吐出量が一定範囲内でありかつインクの変質は印
刷運転停止中にも進行するので、例えば電源投入時から
の経過時間を計数して計数経過時間が設定時間以上とな
った場合に回復処理を実行するように形成されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回復処理の
ための設定時間は、長い方(例えば、8時間)が好まし
い。運用上の実際も、長めに設定される場合が多い。連
続印刷運転時間がそれだけ長くなるからである。しか
し、上記提案の如く例えば20PPM以上の高速インク
ジェットプリンタでは、低速プリンタの場合には考え付
かない固有的技術事項に起因したインク吐出不調が生じ
る場合がある。
【0014】本出願人の分析によれば、ノズルヘッドと
印刷媒体との送り方向の相対速度が高速化するために、
印刷媒体から発生した紙粉等がインクジェットノズルに
付着しかつこの付着がインク吐出不調の原因になると認
められる場合が確認された。だからと言って、発生する
可能性があると言うことのみをもって、上記設定時間を
短めに設定しておくと、長時間連続印刷運転時間が短く
なるので、結果として回復処理回数が必要以上に増大し
かつ印刷低速化を招く。
【0015】本発明の目的は、連続運転時間の長期化を
図りつつ回復処理を必要時に確実に実行させることので
きるインクジェットプリンタを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、イン
クジェットノズルを有するノズルヘッドを駆動して選択
された当該各インクジェットノズルから印刷媒体にイン
クを吐出しつつ印刷可能に形成されたインクジェットプ
リンタにおいて、前記ノズルヘッドの回復処理時からの
経過時間および印刷枚数をそれぞれに計数可能に形成す
るとともに、計数された経過時間が設定時間以上となっ
た場合および計数された印刷枚数が設定印刷枚数以上に
なった場合に回復処理を実行可能に形成し、さらに回復
処理が実行された場合にそれまでに計数された経過時間
および印刷枚数をクリア可能かつクリア後に改めて経過
時間および印刷枚数をそれぞれに計数可能に形成された
インクジェットプリンタである。
【0017】かかる発明では、計数された経過時間が設
定時間以上となった場合には、従来例の場合と同様に、
回復処理が実行される。しかし、計数された経過時間が
設定時間未満の場合でも、計数された印刷媒体の印刷枚
数が設定印刷枚数以上になっると、回復処理が実行され
る。いずれの場合の回復処理でも、それが実行された場
合には、それまでに計数された経過時間および印刷枚数
の双方がクリアされる。
【0018】すなわち、次の回復処理は、先の回復処理
終了後の印刷運転態様に応じて実行される。印刷枚数が
多い場合は紙粉除去のための回復処理が行われ、それ以
外の場合にはインクの経時的変質等に対する回復処理が
行われる。つまり、設定時間を経時的インク変質等に対
して必要とする最長的時間に設定した印刷運転ができ
る。したがって、連続運転時間の長期化を図りつつ回復
処理を必要時に確実に実行させることができる。
【0019】また、請求項2の発明は、インクジェット
ノズルを有するノズルヘッドを駆動して選択された当該
各インクジェットノズルから印刷媒体にインクを吐出し
つつ印刷可能に形成されたインクジェットプリンタにお
いて、前記ノズルヘッドの回復処理時からの経過時間を
計数する経過時間計数手段と,前記ノズルヘッドの回復
処理時からの印刷枚数を計数する印刷枚数計数手段と,
計数された経過時間が設定時間以上となったか否かを判
別する時間判別手段と,計数された印刷枚数が設定印刷
枚数以上になったか否かを判別する印刷枚数判別手段
と,時間判別手段によって計数経過時間が設定時間以上
となったと判別された場合およびに印刷枚数計数手段に
よって計数印刷枚数が設定印刷枚数以上となったと判別
された場合に、前記ノズルヘッドの回復処理を実行する
回復処理実行手段と,回復処理が実行された場合に経過
時間計数手段の計数時間および印刷枚数計数手段の計数
印刷枚数をクリアする計数値クリア手段とを設けた、イ
ンクジェットプリンタである。
【0020】かかる発明では、先の回復処理が終了する
と、計数値クリア手段が、経過時間計数手段の計数時間
および印刷枚数計数手段の計数印刷枚数をクリアする。
すると、経過時間計数手段は改めて回復処理(終了)時
からの経過時間を計数する。また、印刷枚数計数手段は
改めて回復処理(終了)時からの印刷枚数を計数する。
そして、例えば、常時的に、時間判別手段が計数された
経過時間が設定時間以上となったか否かを判別し、また
印刷枚数判別手段が計数された印刷枚数が設定印刷枚数
以上になったか否かを判別する。
【0021】ここに、回復処理実行手段は、時間判別手
段によって計数経過時間が設定時間以上となったと判別
された場合または印刷枚数計数手段によって計数印刷枚
数が設定印刷枚数以上となったと判別された場合に、ノ
ズルヘッドの回復処理を実行する。すると、計数値クリ
ア手段は、経過時間計数手段の計数時間および印刷枚数
計数手段の計数印刷枚数を再びクリアする。
【0022】したがって、請求項1の発明の場合と同様
に連続運転時間の長期化を図りつつ回復処理を必要時に
確実に実行させることができるとともに、設定時間と設
定印刷枚数とを独立して設定した運転ができるので、取
り扱いが簡単でプリンタ特性に対する適応性が広い。
【0023】また、請求項3の発明は、使用環境温度を
計測する温度計測手段を設け、前記設定時間が当該計測
温度の値によって自動切替可能に形成されている請求項
1または請求項2記載のインクジェットプリンタであ
る。
【0024】かかる発明では、設定時間は、温度計測手
段によって計測された使用環境温度の値によって自動切
替される。例えば、温度が高い(低い)場合の設定時間
を長く(短く)設定しておけば、計測された使用環境温
度に応じた時間ごとに経時的インク変質等に対する回復
処理を実行させることができる。したがって、請求項1
および請求項2の発明の場合と同様な作用効果を奏する
ことができることに加え、さらに使用温度環境に対する
適応性が広い。
【0025】さらに、請求項4の発明は、前記経過時間
計数手段が、印刷運転の停止中でも経過時間を継続計数
可能に形成されているインクジェットプリンタである。
【0026】かかる発明では、経過時間計数手段は、印
刷運転中であるか否かに拘わらずに先のクリア時点から
の経過時間を継続して計数する。したがって、請求項2
および請求項3の発明の場合と同様な作用効果を奏する
ことができることに加え、さらに経時的インク変質に対
する回復処理をより確実に行える。
【0027】さらにまた、請求項5の発明は、前記ノズ
ルヘッドが各インク色ごとに設けられているインクジェ
ットプリンタである。
【0028】かかる発明では、各色用ノズルヘッドは、
それぞれに回復処理される。したがって、請求項2から
請求項4までの発明の場合と同様な作用効果を奏するこ
とができることに加え、さらにカラーインクジェットプ
リンタの確立が容易でかつカラー印刷運転をより安定化
できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。本インクジェットプリンタ
は、図1〜図4に示す如く、経過時間計数手段(31,
32)と,印刷枚数計数手段(31,22)と,時間判
別手段(31,32)と,印刷枚数判別手段(31,3
2)と,回復処理実行手段(31,32)と,計数値ク
リア手段(31,32)とを設け、計数された経過時間
Tiが設定時間Ts以上となった場合および計数された
印刷枚数Niが設定印刷枚数Ns以上になった場合に回
復処理を実行可能かつ回復処理が実行された場合にそれ
までに計数された経過時間Tiおよび印刷枚数Niをク
リア可能かつクリア後に改めて経過時間Tiおよび印刷
枚数Niをそれぞれに計数可能に形成されている。
【0030】図1において、インクジェットプリンタ2
0は、画像処理部30とエンジン部40とから形成され
たインクジェット方式のカラープリンタとされ、自機
(30)内で発生された印刷指令に基づきかつ自機(3
0)内で作成された印刷データを印刷処理する。なお、
データ通信回線(ネットワーク…例えば、LAN)18
を介して外部のコンピュータ10から送信されて来た印
刷データをその印刷指令によって印刷処理するインクジ
ェット印刷システムを構築する場合でもよい。
【0031】このインクジェットプリンタ20は、前述
した先提案の場合と同様に、印刷指令に基づき多数のイ
ンクジェットノズルを有するノズルヘッド(例えば、図
5の42Y)から印刷面(印刷媒体…用紙P)へインク
を吐出しつつ印刷可能に形成されている。各ノズルヘッ
ドには、各インクタンクからインクが供給される。
【0032】ノズルユニット42は、この実施形態では
図5に示す場合と同様に、4色(シアン,イエロー,マ
ゼンタおよびブラック)分のノズルヘッド42C,42
Y,42M,42Bを有し、例えばA4用紙を20PP
Mの高速でカラー印刷可能である。なお、本発明は、1
色(例えば、ブラッック)の場合にも適応される。
【0033】画像処理部30は、CPU31,ROM3
2,RAM33,操作パネル(PNL)34,表示部
(IND)35,インターフェイス(I/F)36,温
度計測手段48等が接続される入出力ポート(I/O)
37およびタイマー(TMR)39とを含み、印刷デー
タを型式によってはビットマップデータに変換しつつエ
ンジン部40へ出力する等のインクジェットプリンタ全
体を適時に適量だけ駆動制御する。
【0034】RAM33には、設定時間Tsおよび設定
印刷枚数Nsとこれらの計数値Ti,Niを記憶する各
値テーブル33CTが設けられている。計測された使用
環境温度も記憶される。さらに、設定時間Tsは、計測
された使用環境温度ごとに対応する複数の値が記憶され
る。なお、設定時間Tsおよび設定印刷枚数Nsは、操
作パネル34上のキー操作で設定され、表示部35で目
視確認できる。
【0035】図1において、ノズルユニット42のドラ
イバ(H・DRVR)42D,回転機構43用ドライバ
(DRVR)43Dおよびその他の機構45用ドライバ
(DRVR)45Dは、便宜的に、この画像処理部30
内に配置されているものと表現した。
【0036】エンジン部40は、印刷媒体(用紙P)を
周面に担持可能かつ回転機構43によって設定回転速度
(例えば、120RPM)で回転可能なドラム41と,
このドラム41の回転(R)方向に相対移動不能なノズ
ルユニット42と,インクタンク等を有するインク供給
手段・給紙装置・排出装置等を含むその他の機構45を
具備し、ノズルユニット42の各インク室にインクを例
えば常時補給しつつ、かつ各インク室に接続された各色
用インクヘッドの選択されたインクジェットノズルから
印刷媒体(P)へインクを吐出しつつカラーおよびモノ
クロ印刷可能に形成されている。
【0037】ここに、経過時間計数手段(CPU31,
ROM32)は、タイマー(TMR)39を利用してノ
ズルヘッドの回復処理時からの経過時間Tiを計数す
る。なお、プリンタ電源OFF時や、プリンタ電源ON
時でかつそれ以降のソフトパワースイッチがOFF時で
ある印刷停止中の場合でも、経過時間Tiをバッテリー
(図示省略)を用いて継続計数可能に形成されている。
【0038】また、印刷枚数計数手段(CPU31,R
OM32)は、ノズルヘッドの回復処理時からの印刷枚
数Niを計数する(図2のST20)。もとより、経過
時間計数手段は、タイマー(TMR)39のみから形成
してもよい。なお、印刷枚数は、印刷回転中におけるド
ラム41の回転の数から計数してもよい。
【0039】時間判別手段(CPU31,ROM32)
は、計数された経過時間Tiが設定時間Ts以上となっ
たか否かを判別する(ST14)。なお、設定時間Ts
は、温度計測手段48で計測された使用環境温度に対応
する値に自動切替されている。また、印刷枚数判別手段
(CPU31,ROM32)は、計数された印刷枚数N
iが設定印刷枚数Ns以上になったか否かを判別する
(ST16)。
【0040】回復処理実行手段(CPU31,ROM3
2)は、時間判別手段によって計数経過時間が設定時間
以上となったと判別された場合(ST14のYES)お
よびに印刷枚数計数手段によって計数印刷枚数が設定印
刷枚数以上となったと判別された場合(ST16のYE
S)に、各ノズルヘッドの回復処理を実行する(ST1
5,ST17)。
【0041】この実施形態では、電源投入時の初期化後
(ST10)および操作パネル34上の回復処理キーの
押圧操作(ST12のYES)でも、回復処理可能に形
成されている(ST11,ST13)。また、ページ印
刷開始時や外部(10)からの指令によって実行するよ
うに形成することができる。
【0042】この回復処理は、公知の図3に示すパージ
(ST100),スピット(ST101)およびワイピ
ング(ST102)を、この順で実行するものとされて
いる。また、この実施形態では、各ノズルヘッド(42
C,42Y,42M,42B)を同時に回復処理するも
のとされている。
【0043】計数値クリア手段(CPU31,ROM3
2)は、回復処理が実行された場合(ST100〜ST
102)に、経過時間計数手段の計数時間Tiおよび印
刷枚数計数手段の計数印刷枚数Niをクリアする(ST
103,ST104)。この実施形態では、各値テーブ
ル33CTに記憶された値(Ti,Ni)をゼロにす
る。
【0044】かかる構成の実施形態では、先の回復処理
(図3のST100〜ST102)が終了すると、計数
値クリア手段(31,32)が、経過時間計数手段(3
1,32)で計数されかつ各値テーブル33CTに記憶
された計数時間Tiおよび印刷枚数計数手段(31,3
2)で計数されかつ各値テーブル33CTに記憶された
計数印刷枚数Niをクリアする(ST103,ST10
4)。
【0045】すると、経過時間計数手段(31,32)
は、改めて回復処理(終了)時からの経過時間Tiを計
数する。また、印刷枚数計数手段(31,32)は、改
めて回復処理(終了)時からの印刷枚数Niを計数する
(図2のST20)。
【0046】そして、時間判別手段(31,32)が計
数された経過時間Tiが設定時間Ts以上となったか否
かを判別(ST14)し、また印刷枚数判別手段(3
1,32)が計数された印刷枚数Niが設定印刷枚数N
s以上になったか否かを判別する(ST16)。
【0047】ここに、回復処理実行手段(31,32)
は、時間判別手段(31,32)によって計数経過時間
が設定時間以上となったと判別された場合(ST14の
YES)または印刷枚数計数手段(31,32)によっ
て計数印刷枚数が設定印刷枚数以上となったと判別され
た場合(ST16のYES)に、各色用ノズルヘッドの
回復処理を実行する(ST15,ST17)。つまり、
経過時間Tiごとの回復処理実行前に印刷枚数Niに比
例的に増大するノズルヘッドに付着する紙粉等を除去す
る回復処理を実行することができる。
【0048】回復処理終了後に、計数値クリア手段(3
1,32)が、各値テーブル33CTに記憶されている
計数時間Tiおよび印刷枚数NIを再びクリアする(S
T103,ST104)。
【0049】かくして、次の回復処理は、先の回復処理
終了後の印刷運転態様に応じて実行される。したがっ
て、図4に示す如く、印刷枚数Niが多い場合は紙粉除
去のための回復処理が比較的に短いインターバルで行わ
れ、それ以外の場合にはインクの経時的変質等に対する
回復処理が比較的に長いインターバルで行われる。つま
り、設定時間Tiを経時的インク変質等に対して必要と
する最長的時間に設定した印刷運転ができる。したがっ
て、連続運転時間の長期化を図りつつ回復処理を必要時
に確実に実行させることができる。
【0050】また、設定時間Tsは、温度計測手段48
によって計測された使用環境温度の値によって自動切替
られるから、例えば温度が高い(低い)場合の設定時間
を長く(短く)設定しておけば、計測された使用環境温
度に応じた時間ごとに経時的インク変質等に対する回復
処理を実行させることができる。
【0051】さらに、経過時間計数手段(31,32)
が、印刷運転の停止中でも経過時間Tiを継続計数する
ので、経時的インク変質に対する回復処理をより確実に
行える。
【0052】さらに、ノズルヘッドが各インク色ごとに
設けられているので、カラーインクジェットプリンタの
確立が容易でかつカラー印刷運転をより安定化できる。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、計数された経
過時間が設定時間以上となった場合および計数された印
刷枚数が設定印刷枚数以上になった場合に回復処理を実
行可能に形成し、さらに回復処理が実行された場合にそ
れまでに計数された経過時間および印刷枚数をクリア可
能かつクリア後に改めて経過時間および印刷枚数をそれ
ぞれに計数可能に形成されたインクジェットプリンタで
あるから、次の回復処理は、先の回復処理終了後の印刷
運転態様に応じて実行される。印刷枚数が多い場合は紙
粉除去のための回復処理が行われ、それ以外の場合には
インクの経時的変質等に対する回復処理が行われる。つ
まり、設定時間を経時的インク変質等に対して必要とす
る最長的時間に設定した印刷運転ができる。したがっ
て、連続運転時間の長期化を図りつつ回復処理を必要時
に確実に実行させることができる。
【0054】また、請求項2の発明によれば、経過時間
計数手段と印刷枚数計数手段と時間判別手段と印刷枚数
判別手段と回復処理実行手段と計数値クリア手段とを設
け、計数された経過時間が設定時間以上となった場合お
よび計数された印刷枚数が設定印刷枚数以上になった場
合に回復処理を実行可能かつ回復処理が実行された場合
にそれまでに計数された経過時間および印刷枚数をクリ
ア可能かつクリア後に改めて経過時間および印刷枚数を
それぞれに計数可能に形成されたインクジェットプリン
タであるから、請求項1の発明の場合と同様に連続運転
時間の長期化を図りつつ回復処理を必要時に確実に実行
させることができるとともに、設定時間と設定印刷枚数
とを独立して設定した運転ができるので、取り扱いが簡
単でプリンタ特性に対する適応性が広い。
【0055】また、請求項3の発明によれば、設定時間
が温度計測手段によって計測された使用環境温度の値に
よって自動切替可能に形成されているので、請求項1お
よび請求項2の発明の場合と同様な効果を奏することが
できることに加え、さらに使用温度環境に対する適応性
が広い。
【0056】さらに、請求項4の発明によれば、経過時
間計数手段が印刷運転の停止中でも経過時間を継続計数
可能に形成されているので、請求項2および請求項3の
発明の場合と同様な効果を奏することができることに加
え、さらに経時的インク変質等に対する回復処理をより
確実に行える。
【0057】さらにまた、請求項5の発明によれば、ノ
ズルヘッドが各インク色ごとに設けられているので、請
求項2から請求項4までの発明の場合と同様な効果を奏
することができることに加え、さらにカラーインクジェ
ットプリンタの確立容易でかつカラー印刷運転をより安
定化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】同じく、動作を説明するためのフローチャート
(1)である。
【図3】同じく、動作を説明するためのフローチャート
(2)である。
【図4】同じく、回復処理の実行例を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図5】先提案インクジェットプリンタを説明するため
の図である。
【符号の説明】
10 コンピュータ 18 データ通信回線 20 インクジェットプリンタ 30 画像処理部 31 CPU(経過時間計数手段,印刷枚数計数手段,
時間判別手段,印刷枚数判別手段,回復処理実行手段,
計数値クリア手段) 32 ROM(経過時間計数手段,印刷枚数計数手段,
時間判別手段,印刷枚数判別手段,回復処理実行手段,
計数値クリア手段) 33 RAM 33CT 各値テーブル 35 操作パネル 36 表示器 39 タイマー 40 エンジン部 41 ドラム 42 ノズルユニット 42C,42Y,42M,42B ノズルヘッド 48 温度計測手段 P 用紙(印刷媒体) Ti 計数経過時間 Ts 設定時間 Ni 計数印刷枚数 Ns 設定印刷枚数

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットノズルを有するノズルヘ
    ッドを駆動して選択された当該各インクジェットノズル
    から印刷媒体にインクを吐出しつつ印刷可能に形成され
    たインクジェットプリンタにおいて、 前記ノズルヘッドの回復処理時からの経過時間および印
    刷枚数をそれぞれに計数可能に形成するとともに、計数
    された経過時間が設定時間以上となった場合および計数
    された印刷枚数が設定印刷枚数以上になった場合に回復
    処理を実行可能に形成し、さらに回復処理が実行された
    場合にそれまでに計数された経過時間および印刷枚数を
    クリア可能かつクリア後に改めて経過時間および印刷枚
    数をそれぞれに計数可能に形成されているインクジェッ
    トプリンタ。
  2. 【請求項2】 インクジェットノズルを有するノズルヘ
    ッドを駆動して選択された当該各インクジェットノズル
    から印刷媒体にインクを吐出しつつ印刷可能に形成され
    たインクジェットプリンタにおいて、 前記ノズルヘッドの回復処理時からの経過時間を計数す
    る経過時間計数手段と,前記ノズルヘッドの回復処理時
    からの印刷枚数を計数する印刷枚数計数手段と,計数さ
    れた経過時間が設定時間以上となったか否かを判別する
    時間判別手段と,計数された印刷枚数が設定印刷枚数以
    上になったか否かを判別する印刷枚数判別手段と,時間
    判別手段によって計数経過時間が設定時間以上となった
    と判別された場合およびに印刷枚数計数手段によって計
    数印刷枚数が設定印刷枚数以上となったと判別された場
    合に前記ノズルヘッドの回復処理を実行する回復処理実
    行手段と,回復処理が実行された場合に経過時間計数手
    段の計数時間および印刷枚数計数手段の計数印刷枚数を
    クリアする計数値クリア手段とを設けた、インクジェッ
    トプリンタ。
  3. 【請求項3】 使用環境温度を計測する温度計測手段を
    設け、前記設定時間が当該計測温度の値によって自動切
    替可能に形成されている請求項1または請求項2記載の
    インクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記経過時間計数手段が、印刷運転の停
    止中でも経過時間を継続計数可能に形成されている請求
    項2または請求項3記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記ノズルヘッドが各インク色ごとに設
    けられている請求項2から請求項4までのいずれか1項
    に記載されたインクジェットプリンタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002067439A (ja) * 2000-08-29 2002-03-05 Seiko Epson Corp 記録装置およびコントローラ
US7144096B2 (en) 2002-08-30 2006-12-05 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus for controlling recovery operation by managing cap-open state and recovery control method
JP2013233676A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Brother Industries Ltd 画像記録装置
US8888222B2 (en) 2011-09-30 2014-11-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid ejection apparatus that recovers ejection performance suitably based on a time interval between one image formation and another image formation

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