JP2001030507A - カラーインクジェットプリンタ - Google Patents

カラーインクジェットプリンタ

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JP2001030507A
JP2001030507A JP20848299A JP20848299A JP2001030507A JP 2001030507 A JP2001030507 A JP 2001030507A JP 20848299 A JP20848299 A JP 20848299A JP 20848299 A JP20848299 A JP 20848299A JP 2001030507 A JP2001030507 A JP 2001030507A
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JP
Japan
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color
ink
nozzle head
main scanning
wiper blade
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JP20848299A
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English (en)
Inventor
Kazuki Ii
主樹 伊井
Yoshihiro Tsujimura
好弘 辻村
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不必要なノズルヘッド摩滅を防止しつつ付着
インクを確実に払拭可能とする。 【解決手段】 ワイパーブレード48C,48M,48
Y,48Kを各色用ノズルヘッド15C,15M,15
Y,15Kごとに設けるとともに、各色用ワイパーブレ
ードワイパーブレード48C,48M,48Y,48K
をそれぞれに主走査(X)方向に移動可能に形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主走査方向に整列
配設された多数のインクジェットノズルを有する各色用
ノズルヘッドの先端面に接触しつつ主走査方向に移動し
て当該各先端面に付着した各色インクを払拭するワイパ
ーブレードを具備するカラーインクジェットプリンタに
関する。
【0002】
【従来の技術】インクカセットが装着された各色用ノズ
ルヘッドを行方向の全長に渡って往復移動させかつその
各往動中に印刷して1行(または、1/N行)印刷を
し、1行(または、1/N行)印刷後に印刷媒体(普通
紙,OHP用紙等)を列方向に1行送りしてこれらを繰
り返すいわゆるシリアル型のインクジェットプリンタに
比較して、大幅な印刷高速化を図れかつ多数枚に渡って
連続印刷運転可能であるとともに、電子写真方式のいわ
ゆるレーザプリンタに比較して、大幅な小型化を図れる
インクジェットプリンタが本出願人から提案(例えば、
特開平10−138516号公報)されている。
【0003】上記提案カラーインクジェットプリンタを
示す図4において、用紙カセット101(または、手差
しトレイ102)から送出された印刷媒体(用紙)は、
給送ローラ103によって所定のタイミングで回転ドラ
ム110側へ給送されかつ回転ドラム110の外周面
(印刷面)に巻回保持される。回転ドラム110は、軸
線Zを中心にかつ回転(R)方向に、例えば120RP
Mで回転されている。
【0004】また、多数のインクジェットノズルを有し
かつ行方向(印刷方向…紙面に垂直方向)の全長に渡っ
て一体型の(あるいは行方向に複数のノズルヘッド要素
を並べた一体的な)各色用ノズルヘッド15C,15
M,15Y,15Kから各色インク(シアンC,マゼン
タM,イエローY,ブラックK)を吐出(ジェット)可
能に形成されている。
【0005】かくして、ノズルヘッドユニット10(1
5C,15M,15Y,15K)を、往復移動手段によ
って所定距離(例えば、インクジェットノズル間ピッチ
分)だけ印刷(行)方向に往動させつつ回転中の回転ド
ラム110つまり印刷媒体に行方向印刷させるととも
に、回転ドラム110の回転を利用しつつ列方向印刷さ
せることができる。
【0006】つまり、行方向印刷と列方向印刷とを、回
転ドラム110の高速回転を利用して同時的に進行可能
であるから、大幅な印刷高速化(例えば、20PPM)
を図れる。1ページ分が印刷終了すると、ノズルヘッド
ユニット10を復動させて元の位置に戻し、その後に次
ページの往動に入る。
【0007】印刷済みの印刷媒体は、回転ドラム110
から剥離されかつ排出ローラ104によって本体ケース
100の上部側のスタック部106に排出される。な
お、ノズルヘッドユニット10には、インクカセット1
12,インク供給ポンプ113等を含むインク供給手段
から、各色インクが供給される。
【0008】かかる多数枚の印刷媒体を連続印刷運転す
るためには、各色用ノズルヘッド15C,15M,15
Y,15Kの先端面(吐出面)に付着したインク滴や粉
塵等を、所定時間毎に除去するのが望ましい。
【0009】かくして、本体ケース100側のピニオ
ン,ノズルヘッドユニット10側のラック等を含む昇降
手段111を働かせて、ノズルヘッドユニット10を回
転ドラム110から図4で上方の非印刷位置に離隔させ
かつ図5に示すワイパーキャリア30を各色用ノズルヘ
ッド15C,15M,15Y,15Kの長手方向(X方
向)に往復移動させかつ当該ワイパーキャリア30に装
着された各色用ノズルヘッドワイパー48C,48M,
48Y,48Kで当該各ノズルヘッド15C,15M,
15Y,15Kの先端面をワイピングして付着インクを
払拭可能に形成してある。図5中の61Aはリードスク
リュー、61Bはガイドロッドである。
【0010】なお、メンテナンス手段20は、各色用ノ
ズルヘッド15C,15M,15Y,15Kから下方の
インク受け部材に向けてインクを強制的に吐出して目詰
まりを防止する。また、このメンテナンス終了後に、メ
ンテナンス手段20を図4に示すように傾斜させた退避
位置に戻しかつノズルヘッドユニット10を下方の印刷
位置(元の位置)に戻して、各色用ノズルヘッド15
C,15M,15Y,15Kのノズル先端面と印刷面
(回転ドラム110の外周面)との隙間(例えば、1m
m)を確立かつ維持可能に形成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のワイ
ピング手段は、図5に示す各色用ワイパーブレード48
C,48M,48Y,48Kを共通のワイパーキャリア
30で同時にX方向に往復移動させて当該各色用ノズル
ヘッド15C,15M,15Y,15Kを同時にワイピ
ングする構造とされていた。
【0012】しかし、印刷態様は使用者の恣意的事項で
あるから、結果として直前に印刷駆動されなかったノズ
ルヘッド15が存在する。つまり、先端面にインクが付
着していないので、当該時にはワイピングを必要としな
いノズルヘッド15が存在する。
【0013】かかるワイピング不要な乾き状態の各ノズ
ルヘッド15C,15M,15Y,15Kの先端面を当
該色用ワイパーブレード48C,48M,48Y,48
Kで擦ると、先端面に塗布されているインク飛散促進膜
等の劣化を招いたり摩滅させ易いばかりか、ワイパーキ
ャリア30の往復移動抵抗力を含むワイピング負荷が大
きくなってしまう。さらに、ワイピングブレード48
C,48M,48Y,48Kのビビリを発生し易く、必
要とするノズルヘッド15の均一なワイピングの妨げと
なる。
【0014】本発明の目的は、不必要なノズルヘッド摩
滅を防止しつつノズルへッドに付着したインク滴等を確
実に払拭することができるカラーインクジェットプリン
タを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、主走
査方向に整列配設された多数のインクジェットノズルを
有する各色用ノズルヘッドの先端面に接触しつつ主走査
方向に移動して当該各先端面に付着した各色インクを払
拭するワイパーブレードを具備するカラーインクジェッ
トプリンタにおいて、前記ワイパーブレードを前記各色
用ノズルヘッドごとに設けるとともに、各色用ワイパー
ブレードをそれぞれに前記主走査方向に移動可能に形成
されているカラーインクジェットプリンタである。
【0016】かかる発明では、例えばマゼンタ色用ノズ
ルヘッドを印刷駆動した場合に、マゼンタ色用ワイパー
ブレードのみを独立的に当該色用ノズルヘッドの先端面
に接触させつつ主走査方向に移動して当該先端面に付着
したマゼンタ色インク滴等を払拭する。他の各色用ワイ
パーブレードは、印刷駆動されていないワイピング不要
な乾き状態のノズルヘッドであるから主走査方向に移動
させない。
【0017】すなわち、ワイピングが必要なノズルへッ
ドに付着したインク滴等を確実に払拭することができる
とともにワイピング負荷を軽減できかつ乾き状態にある
ワイピングが不要なノズルヘッドをワイパーブレードで
擦ることがない。
【0018】また、請求項2の発明は、前記各色用ノズ
ルヘッドのインク消費量を検出可能かつ各色用ワイパー
ブレードを当該各色用ノズルヘッドの検出されたインク
消費量が当該各設定量を超えた場合に前記主走査方向に
移動可能に形成されたカラーインクジェットプリンタで
ある。
【0019】かかる発明では、各色用ノズルヘッドのイ
ンク消費量を検出して、当該各色用ノズルヘッドの検出
インク消費量が当該各設定量を超えた場合に、当該各色
用ワイパーブレードをそれぞれに主走査方向に移動させ
てワイピングする。インク消費量は、印刷データ量や印
刷枚数から間接的に検出するように形成してもよい。し
たがって、請求項1の発明の場合と同様な作用効果を奏
することができることに加え、さらにワイピングが必要
なノズルヘッドについて高効率のワイピングを行える。
【0020】さらに、請求項3の発明は、主走査方向に
整列配設された多数のインクジェットノズルを有する各
色用ノズルヘッドの先端面に接触しつつ主走査方向に移
動して当該各先端面に付着した各色インクを払拭するワ
イパーブレードを具備するカラーインクジェットプリン
タにおいて、前記ワイパーブレードを前記各色用ノズル
ヘッドごとに設けるとともに、黒色用ワイパーブレード
は単独でかつ他の各色用ワイパーブレードは一体的とし
てそれぞれに前記主走査方向に移動可能に形成されたカ
ラーインクジェットプリンタである。
【0021】かかる発明では、カラー印刷の場合には、
当該各色用ワイパーブレードを一体的として主走査方向
に移動させて各色用ノズルヘッドをワイピングさせるこ
とができる。白黒印刷の場合には、黒色用ワイパーブレ
ードを単独で主走査方向に移動させて黒色用ノズルヘッ
ドをワイピングさせることができる。
【0022】したがって、印刷態様に応じて必要なノズ
ルへッドに付着したインクを確実に払拭することができ
るとともにワイピング負荷を軽減できかつ乾き状態にあ
る不要なノズルヘッドをワイパーブレードで擦ることを
防止できる。しかも、カラー印刷と白黒印刷とで移動さ
せるべきワイパーブレードを選択切替することができる
から、制御簡素化を図れる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)本カラーインクジェットプリンタ
は、図1,図2に示す如く、ワイパーブレード48C,
48M,48Y,48Kを各色用ノズルヘッド15C,
15M,15Y,15Kごとに設けるとともに、各色用
ワイパーブレード48C,48M,48Y,48Kをそ
れぞれに別個独立状態で主走査(X)方向に移動可能に
形成されている。
【0024】また、この実施形態では、各色用ノズルヘ
ッド15C,15M,15Y,15Kのインク消費量を
検出可能かつ各色用ワイパーブレード48C,48M,
48Y,48Kを当該各色用ノズルヘッド15C,15
M,15Y,15Kのインク消費量が当該各設定量を超
えた場合に当該各色用ワイパーブレード48C,48
M,48Y,48KをそれぞれにX方向に移動可能に形
成してある。
【0025】なお、カラーインクジェットプリンタの基
本的構成は、先提案プリンタの場合(図4)と同様であ
る。
【0026】図1において、ワイパーキャリア30は、
各色用ノズルヘッド15C,15M,15Y,15Kの
それぞれに専用として設けられた各ワイパーキャリア3
0C,30M,30Y,30Kから構成され、当該各リ
ードスクリュー61C,61M,61Y,61Kによっ
てX方向に往復移動可能に装着されている。副走査
(Y)方向は、回転ドラム110による印刷媒体の送り
(R)方向と同じである。
【0027】そして、各ワイパーキャリア30C,30
M,30Y,30Kに、当該各色用ノズルヘッド15
C,15M,15Y,15Kの先端面に付着したインク
滴や粉塵を払拭するための当該各ワイパーブレード48
C,48M,48Y,48Kが上向きに装着されてい
る。
【0028】なお、リードスクリュー61C,61M,
61Y,61Kは、図2に示すキャリア往復移動手段6
0C,60M,60Y,60Kの一部を構成する各色用
モータ(図示省略)を用いて可逆回転可能とされかつメ
ンテナンス手段20(図4参照)側のブラケットに軸支
されている。もとより、1台のモータと複数のクラッチ
等を用いて可逆回転可能に形成してもよい。
【0029】図2において、ホストコンピュータ1から
伝送された印刷情報は、プリンタ側の画像処理部2で画
像処理されて、エンジンコントローラ5へ出力される。
このエンジンコントローラ5が、ノズルヘッドユニット
10に組込まれた各色用ノズルヘッド15C,15M,
15Y,15Kを印刷駆動しつつ当該画像情報に対応す
る画像を印刷する。70は、用紙搬送手段等である。
【0030】CPU,メモリ等を含むエンジンコントロ
ーラ5は、印刷運転対象の画像情報量から各色用ノズル
ヘッド15C,15M,15Y,15Kごとのインク消
費量を間接的に検出することができる。印刷媒体(例え
ば、用紙)の印刷枚数等から検出しあるいは例えばイン
クタンクから直接検出するように形成してもよい。検出
された各色用インク消費量は内蔵メモリに記憶保持され
る。また、エンジンコントローラ5内の設定メモリに
は、各色用インク消費量である各設定量が予め設定記憶
されている。
【0031】ここに、エンジンコントローラ5は、所定
時間だけ継続したら印刷運転を停止して、メンテナンス
およびワイピングを行う。つまり、本体ケース100側
の昇降手段111(図4を参照)を働かせて、ノズルヘ
ッドユニット10を回転ドラム110から上方の非印刷
位置に離隔させかつそれら間に介装させたメンテナンス
手段20を用いて、各色用ノズルヘッド15C,15
M,15Y,15Kから下方のインク受け部材に向けて
インクを強制的に吐出しつつメンテナンスする。
【0032】そして、このメンテナンス終了後に、ノズ
ルヘッドユニット10を下方のワイピング位置に戻し
て、各色用ノズルヘッド15C,15M,15Y,15
Kのワイピングを実行する。すなわち、メンテナンス終
了後(メンテナンスを省略する場合もある。)に、メン
テナンス手段20側に設けたキャリア往復移動手段60
C,60M,60Y,60Kを駆動させて、ワイパーキ
ャリア30C,30M,30Y,30Kを各色用ノズル
ヘッド15C,15M,15Y,15Kの長手方向(主
走査方向)にそれぞれに往復移動させかつ当該ワイパー
キャリアに装着された各ノズルヘッドワイパー48C,
48M,48Y,48Kで当該各ノズルヘッド15C,
15M,15Y,15Kの先端面をそれぞれにワイピン
グして付着インク滴等を払拭可能に形成してある。
【0033】具体的には、各色用ノズルヘッド15C,
15M,15Y,15Kの検出かつ記憶されている当該
各インク消費量と当該各設定量とを比較してインク消費
量が当該設定量を超えた場合に、当該各色用ワイパーブ
レード48C,48M,48Y,48KをそれぞれにX
方向に移動させて行う。インク消費量が当該設定量を超
えない当該色用ワイパーブレード48に関してはX方向
に移動させない。
【0034】したがって、ワイピングが必要なノズルヘ
ッド15について高効率にワイピングを行えかつ必要な
ノズルへッド15に付着したインクを確実に払拭するこ
とができるとともに、ワイピング負荷を軽減できかつ乾
き状態にあるワイピング不要なノズルヘッド15をワイ
パーブレード48で擦ることがない。
【0035】また、ワイパーブレード48C,48M,
48Y,48Kが各色用ノズルヘッド15C,15M,
15Y,15Kごとに設けられているので、各ワイパー
ブレード48の工作が簡単でかつ各色用ノズルヘッド1
5C,15M,15Y,15Kに対する接触圧を均一に
設定できる。
【0036】(第2の実施形態)この第2の実施形態
は、基本的構成・機能が第1の実施形態の場合(図1,
図2)と類似的とされているが、図3に示す如くワイパ
ーブレード48C,48M,48Y,48Kを各色用ノ
ズルヘッド15C,15M,15Y,15Kごとに設け
るとともに、黒色用ワイパーブレード48Kは単独でか
つ他の各色用ワイパーブレード48C,48M,48Y
は一体的としてそれぞれに主走査(X)方向に移動可能
に形成されている。
【0037】すなわち、印刷態様を運用上の実際から分
析すると、カラー印刷と白黒印刷とが選択的に切換えら
れるとともにカラー印刷の場合は単色印刷は少なくフル
カラー印刷が圧倒的に多いことに着目し、カラー印刷と
白黒印刷とに分けてワイピング可能に形成してある。
【0038】このために、ワイパーキャリア30を、各
色用ノズルヘッドワイパー48C,48M,48Yを取
付けたカラー用キャリア30CMYと、黒色用ノズルヘ
ッドワイパー48Kのみを取付けた白黒用キャリア30
Kとから形成してある。
【0039】カラー用キャリア30CMYをリードスク
リュー61CMYA(ガイドロッド61CMYB)でX
方向に往復移動可能かつ白黒用キャリア30Kをリード
スクリュー61KでX方向に往復移動可能に形成してあ
る。
【0040】かくして、エンジンコントローラ5は、ワ
イピングに際してそれまでの印刷運転がカラー印刷であ
ったか、白黒印刷であったかを判別し、カラー印刷の場
合には当該各色用ワイパーブレード48C,48M,4
8Yを一体的にX方向に移動させて各色用ノズルヘッド
15C,15M,15Yを同時にワイピングさせる。ま
た、白黒印刷の場合には、黒色用ワイパーブレード48
Kを単独でX方向に移動させて黒色用ノズルヘッド15
Kのみをワイピングさせることができる。
【0041】したがって、第1の実施形態の場合と同様
に必要なノズルへッド15に付着したインクを確実に払
拭することができるとともにワイピング負荷を軽減でき
かつ乾き状態にある不要なノズルヘッド15をワイパー
ブレード48で擦ることを防止できる。しかも、カラー
印刷と白黒印刷とで移動させるべきワイパーブレード4
8を選択切替することができるから、エンジンコントロ
ーラ5内での制御簡素化を図れる。
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、各色用ノズル
ヘッドごとに設けた各色用ワイパーブレードをそれぞれ
に主走査方向に移動可能に形成されたカラーインクジェ
ットプリンタであるから、ワイピングを必要なノズルへ
ッドに付着したインク滴等を確実に払拭することができ
るとともに、ワイピング負荷を軽減できかつ乾き状態に
あるワイピング不要なノズルヘッドをワイパーブレード
で擦ることがない。
【0043】また、請求項2の発明によれば、各色用ワ
イパーブレードを当該色用ノズルヘッドのインク消費量
が当該色用設定量を超えた場合に当該各色用ワイパーブ
レードをそれぞれに主走査方向に移動可能に形成されて
いるので、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏する
ことができることに加え、さらにワイピングが必要なノ
ズルヘッドについて高効率なワイピングを行える。
【0044】さらに、請求項3の発明によれば、黒色用
ワイパーブレードを単独でかつ他の各色用ワイパーブレ
ードを一体的としてそれぞれに主走査方向に移動可能に
形成されたカラーインクジェットプリンタであるから、
印刷態様に応じかつワイピングが必要なノズルへッドに
付着したインク滴等を確実に払拭することができるとと
もに、ワイピング負荷を軽減できかつ乾き状態にあるワ
イピング不要なノズルヘッドをワイパーブレードで擦る
ことを防止できる。しかも、カラー印刷と白黒印刷とで
移動させるべきワイパーブレードを選択切替することが
できるから、制御簡素化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す外観斜視図であ
る。
【図2】同じく、ブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す外観斜視図であ
る。
【図4】先提案インクジェットプリンタを説明するため
の概略正面図である。
【図5】従来ワイピング手段を説明するための外観斜視
図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 画像処理部 5 エンジンコントローラ 15 ノズルヘッド 30 キャリア 48 ワイピングブレード X 主走査方向 Y 副走査方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に整列配設された多数のイン
    クジェットノズルを有する各色用ノズルヘッドの先端面
    に接触しつつ主走査方向に移動して当該各先端面に付着
    した各色インクを払拭するワイパーブレードを具備する
    カラーインクジェットプリンタにおいて、 前記ワイパーブレードを前記各色用ノズルヘッドごとに
    設けるとともに、各色用ワイパーブレードをそれぞれに
    前記主走査方向に移動可能に形成されているカラーイン
    クジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記各色用ノズルヘッドのインク消費量
    を検出可能かつ各色用ワイパーブレードを当該各色用ノ
    ズルヘッドの検出されたインク消費量が当該各設定量を
    超えた場合に前記主走査方向に移動可能に形成されてい
    る請求項1記載のカラーインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 主走査方向に整列配設された多数のイン
    クジェットノズルを有する各色用ノズルヘッドの先端面
    に接触しつつ主走査方向に移動して当該各先端面に付着
    した各色インクを払拭するワイパーブレードを具備する
    カラーインクジェットプリンタにおいて、 前記ワイパーブレードを前記各色用ノズルヘッドごとに
    設けるとともに、黒色用ワイパーブレードは単独でかつ
    他の各色用ワイパーブレードは一体的としてそれぞれに
    前記主走査方向に移動可能に形成されているカラーイン
    クジェットプリンタ。
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