JPH04275155A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH04275155A JPH04275155A JP3057895A JP5789591A JPH04275155A JP H04275155 A JPH04275155 A JP H04275155A JP 3057895 A JP3057895 A JP 3057895A JP 5789591 A JP5789591 A JP 5789591A JP H04275155 A JPH04275155 A JP H04275155A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J25/00—Actions or mechanisms not otherwise provided for
- B41J25/304—Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface
- B41J25/316—Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface with tilting motion mechanisms relative to paper surface
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録手段から被記録材
にインクを吐出して記録を行なうインクジェット記録装
置に関する。
にインクを吐出して記録を行なうインクジェット記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合機やワークステーションの出力
機器として用いられる記録装置は、用紙やプラスチック
薄板等のシート状の被記録材を給紙搬送するとともに、
記録情報に基づいて該被記録材に画像を記録していくよ
うに構成されている。前記記録装置は、記録方式により
、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レ
ーザービーム式等に分けることができる。
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合機やワークステーションの出力
機器として用いられる記録装置は、用紙やプラスチック
薄板等のシート状の被記録材を給紙搬送するとともに、
記録情報に基づいて該被記録材に画像を記録していくよ
うに構成されている。前記記録装置は、記録方式により
、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レ
ーザービーム式等に分けることができる。
【0003】そのうち、インクジェット式(インクジェ
ット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)から被記録
材にインクを吐出して記録を行なうものであり、高精細
な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処
理を必要とせずに記録することができ、ノンインパクト
方式であるため騒音が少なく、しかも、多色のインクを
使用してカラー画像を記録するのが容易であるなどの利
点を有している。また、記録手段の走査方式としては、
一般に、被記録材に沿って記録手段を移動させる主走査
と被記録材を搬送方向に移動させる副走査を併用するシ
リアル方式と、紙幅方向に多数の吐出口を配列したライ
ンタイプの記録手段を使用し、副走査のみを行なうライ
ン方式が採用されている。そのうち、ラインタイプの記
録手段を使用するライン型のインクジェット記録装置は
、記録の一層の高速化が可能である。
ット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)から被記録
材にインクを吐出して記録を行なうものであり、高精細
な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処
理を必要とせずに記録することができ、ノンインパクト
方式であるため騒音が少なく、しかも、多色のインクを
使用してカラー画像を記録するのが容易であるなどの利
点を有している。また、記録手段の走査方式としては、
一般に、被記録材に沿って記録手段を移動させる主走査
と被記録材を搬送方向に移動させる副走査を併用するシ
リアル方式と、紙幅方向に多数の吐出口を配列したライ
ンタイプの記録手段を使用し、副走査のみを行なうライ
ン方式が採用されている。そのうち、ラインタイプの記
録手段を使用するライン型のインクジェット記録装置は
、記録の一層の高速化が可能である。
【0004】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができる。一方、被記録材の材質に対する要求も様々な
ものがあり、近年では、通常の被記録材である紙や樹脂
薄板(OHP等)などの他に、薄紙や加工紙(ファイリ
ング用のパンチ孔付き紙やミシン目付き紙、任意な形状
の紙など)などを使用ことが要求されるようになってき
た。
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができる。一方、被記録材の材質に対する要求も様々な
ものがあり、近年では、通常の被記録材である紙や樹脂
薄板(OHP等)などの他に、薄紙や加工紙(ファイリ
ング用のパンチ孔付き紙やミシン目付き紙、任意な形状
の紙など)などを使用ことが要求されるようになってき
た。
【0005】上記インクジェット記録装置においては、
記録ヘッド(記録手段)からインクを吐出させる際にイ
ンク飛沫等が発生し、特に、カラー記録用など複数の記
録ヘッドを使用する場合には、インク飛沫の量が多くな
りやすく、他の記録ヘッドを含め、吐出口面に飛沫が付
着するなどしてインク吐出に悪影響を及ぼし、画像品位
の低下につながることがある。また、前記吐出口面等に
紙粉等の異物が付着することもあり、その場合も同様で
ある。そこで、良好な記録を継続的に行なうことを目的
として、記録ヘッドの吐出口面に付着したインクやちり
等の異物をブレード等のクリーニング部材で拭き取るこ
とが行なわれている。
記録ヘッド(記録手段)からインクを吐出させる際にイ
ンク飛沫等が発生し、特に、カラー記録用など複数の記
録ヘッドを使用する場合には、インク飛沫の量が多くな
りやすく、他の記録ヘッドを含め、吐出口面に飛沫が付
着するなどしてインク吐出に悪影響を及ぼし、画像品位
の低下につながることがある。また、前記吐出口面等に
紙粉等の異物が付着することもあり、その場合も同様で
ある。そこで、良好な記録を継続的に行なうことを目的
として、記録ヘッドの吐出口面に付着したインクやちり
等の異物をブレード等のクリーニング部材で拭き取るこ
とが行なわれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インクジェット記録装置においては、複数の記録ヘッド
を用いる場合、使用しない記録ヘッドでも、その都度イ
ンクミストや紙粉等を除去するためにワイパー部材等に
よるクリーニングを行なっていたので、吐出口面がワイ
パー部材の軟化剤等による影響をうけ、吐出不良の原因
になることがあった。また、ワイパー部材による拭き取
りのみでは不充分であり、記録の途中で紙粉等が吐出口
面に付着しやすくなり、吐出不良になって画像品位が低
下する場合もあった。さらに、キャリッジの往復動作に
おいては、1ラインの記録終了後に反転して記録スター
ト位置に戻る際に、吐出口面が被記録材に近接した状態
で移動するので、さらに紙粉やゴミ等が付着しやすいと
いう課題もあった。
インクジェット記録装置においては、複数の記録ヘッド
を用いる場合、使用しない記録ヘッドでも、その都度イ
ンクミストや紙粉等を除去するためにワイパー部材等に
よるクリーニングを行なっていたので、吐出口面がワイ
パー部材の軟化剤等による影響をうけ、吐出不良の原因
になることがあった。また、ワイパー部材による拭き取
りのみでは不充分であり、記録の途中で紙粉等が吐出口
面に付着しやすくなり、吐出不良になって画像品位が低
下する場合もあった。さらに、キャリッジの往復動作に
おいては、1ラインの記録終了後に反転して記録スター
ト位置に戻る際に、吐出口面が被記録材に近接した状態
で移動するので、さらに紙粉やゴミ等が付着しやすいと
いう課題もあった。
【0007】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、記録ヘッドの吐出
口面へのインクや紙粉等の付着を防止することができ、
吐出口面に対するワイパー部材等の影響を無くすことが
でき、しかも、空吐出に要するインク消費量を節減する
ことができるインクジェット記録装置を提供することで
ある。
されたものであり、本発明の目的は、記録ヘッドの吐出
口面へのインクや紙粉等の付着を防止することができ、
吐出口面に対するワイパー部材等の影響を無くすことが
でき、しかも、空吐出に要するインク消費量を節減する
ことができるインクジェット記録装置を提供することで
ある。
【0008】
【課題解決のための手段】本発明は、被記録材にインク
を吐出して記録を行なう記録手段を複数個備えたインク
ジェット記録装置において、各記録手段をそれぞれ独立
して退避可能にする構成とすることにより、上記目的を
達成するものである。また、他の本発明は、上記構成に
加えて、複数の記録手段のうち使用しない記録手段を退
避させる構成、または、副走査時に記録手段を退避させ
る構成、または、被記録材に沿って往復移動するキャリ
ッジに記録手段を搭載し、該キャリッジの戻り移動時に
記録手段を退避させる構成、または、副走査時に全ての
記録手段を退避させる構成、または、複数の記録手段を
それぞれ独立してキャッピング可能なキャップ手段を設
ける構成、を採ることにより、上記目的を一層効率よく
達成するものである。
を吐出して記録を行なう記録手段を複数個備えたインク
ジェット記録装置において、各記録手段をそれぞれ独立
して退避可能にする構成とすることにより、上記目的を
達成するものである。また、他の本発明は、上記構成に
加えて、複数の記録手段のうち使用しない記録手段を退
避させる構成、または、副走査時に記録手段を退避させ
る構成、または、被記録材に沿って往復移動するキャリ
ッジに記録手段を搭載し、該キャリッジの戻り移動時に
記録手段を退避させる構成、または、副走査時に全ての
記録手段を退避させる構成、または、複数の記録手段を
それぞれ独立してキャッピング可能なキャップ手段を設
ける構成、を採ることにより、上記目的を一層効率よく
達成するものである。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を適用したインクジェット記録装置
の一実施例の要部構成を示す斜視図である。図1におい
て、ロール状またはカットシート状の被記録材1は、一
対のローラーから成る搬送ローラー2で一対のローラー
から成る引っ張りローラー(高精度ローラー)3まで送
られた後、搬送駆動を停止して記録開始位置にセットさ
れ、記録手段(記録ヘッド)4の主走査が開始され、該
記録手段4を画像信号に基づいて駆動することにより被
記録材1に一定幅Hの画像5が記録されていく。前記記
録手段4は被記録材1に沿って往復動可能なキャリッジ
6に搭載されている。すなわち、前記キャリッジ6は、
被記録材1の記録面と平行に設置された2本のガイドレ
ール7、8上に案内支持されるとともに、モーター9に
よって往復駆動されるベルト10に連結されており、し
たがって、記録ヘッド4は前記モーター9の駆動制御に
よって主走査方向に移動および位置を制御される。
する。図1は本発明を適用したインクジェット記録装置
の一実施例の要部構成を示す斜視図である。図1におい
て、ロール状またはカットシート状の被記録材1は、一
対のローラーから成る搬送ローラー2で一対のローラー
から成る引っ張りローラー(高精度ローラー)3まで送
られた後、搬送駆動を停止して記録開始位置にセットさ
れ、記録手段(記録ヘッド)4の主走査が開始され、該
記録手段4を画像信号に基づいて駆動することにより被
記録材1に一定幅Hの画像5が記録されていく。前記記
録手段4は被記録材1に沿って往復動可能なキャリッジ
6に搭載されている。すなわち、前記キャリッジ6は、
被記録材1の記録面と平行に設置された2本のガイドレ
ール7、8上に案内支持されるとともに、モーター9に
よって往復駆動されるベルト10に連結されており、し
たがって、記録ヘッド4は前記モーター9の駆動制御に
よって主走査方向に移動および位置を制御される。
【0010】前記記録ヘッド4と対向する位置には、被
記録材1の記録面を記録ヘッド4に対して位置規制する
ためのプラテン11が設置されている。このプラテン1
1には、被記録材1の裏面を支持するプラテン面(支持
面)が形成されており、該プラテン面は、例えば、静電
吸着やエア吸引により積極的に被記録材1を密着保持す
る面で構成されるが、場合によっては、通常の平面のみ
で構成してもよい。
記録材1の記録面を記録ヘッド4に対して位置規制する
ためのプラテン11が設置されている。このプラテン1
1には、被記録材1の裏面を支持するプラテン面(支持
面)が形成されており、該プラテン面は、例えば、静電
吸着やエア吸引により積極的に被記録材1を密着保持す
る面で構成されるが、場合によっては、通常の平面のみ
で構成してもよい。
【0011】キャリッジ6に装着された記録手段(記録
ヘッド)4は、それぞれ異なるインクを使用する4個の
記録手段(記録ヘッド)4C、4M、4Y、4Bで構成
されている。カラー記録の場合、これらの記録ヘッド4
C、4M、4Y、4Bで使用するインクの色として、例
えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色が
使用される。なお、以下の説明では、前記記録手段4C
、4M、4Y、4Bのいずれか任意の一つまたは全体を
指す場合には、単に記録手段4または記録ヘッド4で示
すことにする。なお、本実施例においては、各記録ヘッ
ド(記録手段)4は、後述するように、それぞれのヘッ
ドハウジング32を介して、キャリッジ6に対し、それ
ぞれ独立して前後方向に移動可能に装着されている。
ヘッド)4は、それぞれ異なるインクを使用する4個の
記録手段(記録ヘッド)4C、4M、4Y、4Bで構成
されている。カラー記録の場合、これらの記録ヘッド4
C、4M、4Y、4Bで使用するインクの色として、例
えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色が
使用される。なお、以下の説明では、前記記録手段4C
、4M、4Y、4Bのいずれか任意の一つまたは全体を
指す場合には、単に記録手段4または記録ヘッド4で示
すことにする。なお、本実施例においては、各記録ヘッ
ド(記録手段)4は、後述するように、それぞれのヘッ
ドハウジング32を介して、キャリッジ6に対し、それ
ぞれ独立して前後方向に移動可能に装着されている。
【0012】前記記録手段(記録ヘッド)4は、インク
を吐出するために利用される熱エネルギーを発生する電
気熱変換体を備えているものである。また、前記記録手
段4は、前記電気熱変換体が発生する熱エネルギーによ
ってインクに生じる膜沸騰による気泡の生成を含むイン
クの状態変化に基づいて前記吐出口からインクを吐出す
るものである。
を吐出するために利用される熱エネルギーを発生する電
気熱変換体を備えているものである。また、前記記録手
段4は、前記電気熱変換体が発生する熱エネルギーによ
ってインクに生じる膜沸騰による気泡の生成を含むイン
クの状態変化に基づいて前記吐出口からインクを吐出す
るものである。
【0013】図2は前記記録手段(記録ヘッド)4のイ
ンク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。図
2において、前記被記録材1と所定の隙間(例えば、約
0.5〜1.5ミリ程度)をおいて対面する吐出口面1
6には、所定のピッチで複数の吐出口17が形成され、
共通液室18と各吐出口17とを連通する各液路19の
壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するため
の電気熱変換体(発熱抵抗体など)20が配設されてい
る。図1のインクジェット記録装置では、各記録手段(
記録ヘッド)4は、前記複数の吐出口17がキャリッジ
6の主走査方向(移動方向)と交叉する方向に並ぶよう
な位置関係で、該キャリッジ6に搭載されている。こう
して、画像信号または吐出信号に基づいて対応する電気
熱変換体20を駆動(通電)して、液路19内のインク
を膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口1
7からインクを吐出する記録手段(記録ヘッド)4が構
成されている。
ンク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。図
2において、前記被記録材1と所定の隙間(例えば、約
0.5〜1.5ミリ程度)をおいて対面する吐出口面1
6には、所定のピッチで複数の吐出口17が形成され、
共通液室18と各吐出口17とを連通する各液路19の
壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するため
の電気熱変換体(発熱抵抗体など)20が配設されてい
る。図1のインクジェット記録装置では、各記録手段(
記録ヘッド)4は、前記複数の吐出口17がキャリッジ
6の主走査方向(移動方向)と交叉する方向に並ぶよう
な位置関係で、該キャリッジ6に搭載されている。こう
して、画像信号または吐出信号に基づいて対応する電気
熱変換体20を駆動(通電)して、液路19内のインク
を膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口1
7からインクを吐出する記録手段(記録ヘッド)4が構
成されている。
【0014】図1において、前記記録手段4にインクを
供給するためのインクタンク(例えば、インクカートリ
ッジ)12は、前記キャリッジ6と同期して主走査方向
に移動する別のキャリッジ13に搭載されている。この
インクタンク12は、4個の記録手段4に対応する4個
のインクタンク12C、12M、12Y、12Bで構成
されており、これらのインクタンクにはシアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックの各色のインクが収納されてい
る。そして、これらのインクタンク12C、12M、1
2Y、12B内のインクは、不図示のポンプにより、チ
ューブ14C、14M、14Y、14Bを通して、各記
録手段4C、4M、4Y、4Bへ供給される。なお、以
下の説明では、前記インクタンク12C、12M、12
Y、12Bおよび前記チューブ14C、14M、14Y
、14Bのいずれか任意の一つまたは全体を指す場合に
も、単にインクタンク12およびチューブ14で示すこ
とにする。
供給するためのインクタンク(例えば、インクカートリ
ッジ)12は、前記キャリッジ6と同期して主走査方向
に移動する別のキャリッジ13に搭載されている。この
インクタンク12は、4個の記録手段4に対応する4個
のインクタンク12C、12M、12Y、12Bで構成
されており、これらのインクタンクにはシアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックの各色のインクが収納されてい
る。そして、これらのインクタンク12C、12M、1
2Y、12B内のインクは、不図示のポンプにより、チ
ューブ14C、14M、14Y、14Bを通して、各記
録手段4C、4M、4Y、4Bへ供給される。なお、以
下の説明では、前記インクタンク12C、12M、12
Y、12Bおよび前記チューブ14C、14M、14Y
、14Bのいずれか任意の一つまたは全体を指す場合に
も、単にインクタンク12およびチューブ14で示すこ
とにする。
【0015】図1において、記録手段4のキャリッジ6
は、モーター9により、駆動プーリ15、従動プーリ2
1およびベルト10を介して矢印B方向に往復駆動され
る。前記モーター9は記録手段4の主走査(被記録材1
の幅方向の記録位置)を規制するためのものであり、高
精度で駆動制御される。また、インクタンク12のキャ
リッジ13は、モーター22により、駆動プーリ23、
従動プーリ24およびベルト25を介して、記録手段の
キャリッジ6と同期して、同じく矢印B方向に往復駆動
される。本実施例では、インクタンク12を記録手段4
とともに主走査方向に移動可能とすることにより、イン
ク供給用のチューブ14に加わるストレスを解消し、ま
た、記録手段4のキャリッジ6とインクタンク12のキ
ャリッジ13を別駆動とすることにより、比較的重量体
であるインクタンクの移動によって発生する振動等が記
録手段4側へ伝播することを防止している。
は、モーター9により、駆動プーリ15、従動プーリ2
1およびベルト10を介して矢印B方向に往復駆動され
る。前記モーター9は記録手段4の主走査(被記録材1
の幅方向の記録位置)を規制するためのものであり、高
精度で駆動制御される。また、インクタンク12のキャ
リッジ13は、モーター22により、駆動プーリ23、
従動プーリ24およびベルト25を介して、記録手段の
キャリッジ6と同期して、同じく矢印B方向に往復駆動
される。本実施例では、インクタンク12を記録手段4
とともに主走査方向に移動可能とすることにより、イン
ク供給用のチューブ14に加わるストレスを解消し、ま
た、記録手段4のキャリッジ6とインクタンク12のキ
ャリッジ13を別駆動とすることにより、比較的重量体
であるインクタンクの移動によって発生する振動等が記
録手段4側へ伝播することを防止している。
【0016】前記搬送ローラー2および引っ張りローラ
ー3は不図示のモーターによって同期駆動される。その
場合、記録部における被記録材1に適正な張力を付与し
、平面度を確保するために、引っ張りローラー3の方を
搬送ローラー2より若干速い周速度で回転させるように
構成されている。また、引っ張りローラー3は、被記録
材1を記録手段4に対して正確に紙送りするためのもの
であり、その回転は精密に制御される。
ー3は不図示のモーターによって同期駆動される。その
場合、記録部における被記録材1に適正な張力を付与し
、平面度を確保するために、引っ張りローラー3の方を
搬送ローラー2より若干速い周速度で回転させるように
構成されている。また、引っ張りローラー3は、被記録
材1を記録手段4に対して正確に紙送りするためのもの
であり、その回転は精密に制御される。
【0017】記録手段4の移動範囲内であって、前記プ
ラテン11の支持面の範囲外(図1におけるプラテン1
1の左側の記録領域外)には、記録手段4の吐出口面1
6を清掃するためのワイパー部材30と、該記録手段4
の吐出口17から空吐出されるインクを受けるための凹
部31が配設されている。前記ワイパー部材30は、記
録手段4の吐出口面16と当接し、キャリッジ6の動き
を利用して該吐出口面16に付着したインクや紙粉、ゴ
ミ、すなわち正常なインク吐出を妨げる付着物を拭き取
って除去し得るように構成されている。また、図示の例
では、4個の記録手段4に同一のワイパー部材30を接
触させるため、それぞれの吐出口17近傍のインクが混
色する可能性がある。そこで、所定のタイミング(記録
前など)で、各記録手段4の吐出口17から混色の可能
性のあるインクを吐出して廃棄する動作(空吐出)が行
なわれる。前記凹部31は、この空吐出されるインクを
受けるためのものである。
ラテン11の支持面の範囲外(図1におけるプラテン1
1の左側の記録領域外)には、記録手段4の吐出口面1
6を清掃するためのワイパー部材30と、該記録手段4
の吐出口17から空吐出されるインクを受けるための凹
部31が配設されている。前記ワイパー部材30は、記
録手段4の吐出口面16と当接し、キャリッジ6の動き
を利用して該吐出口面16に付着したインクや紙粉、ゴ
ミ、すなわち正常なインク吐出を妨げる付着物を拭き取
って除去し得るように構成されている。また、図示の例
では、4個の記録手段4に同一のワイパー部材30を接
触させるため、それぞれの吐出口17近傍のインクが混
色する可能性がある。そこで、所定のタイミング(記録
前など)で、各記録手段4の吐出口17から混色の可能
性のあるインクを吐出して廃棄する動作(空吐出)が行
なわれる。前記凹部31は、この空吐出されるインクを
受けるためのものである。
【0018】また、前記ワイパー部材30のさらに左側
の位置、すなわち、キャリッジ6および記録手段(記録
ヘッド)4が二点鎖線で示す左側端部にきた時に対向す
る位置(ホームポジション)には、各記録ヘッド4の吐
出口面16を密閉するためのキャップ26が配設されて
いる。このキャップ26は、前後方向(矢印C方向)に
移動可能であり、記録ヘッド4がホームポジションにき
て待機状態に入る時には、不図示のモーターによって各
記録ヘッド4の吐出口面16を密閉する位置へ前進駆動
され、再び記録指令が発せられた時には、吐出口面16
から離隔する位置へ後退させられる。
の位置、すなわち、キャリッジ6および記録手段(記録
ヘッド)4が二点鎖線で示す左側端部にきた時に対向す
る位置(ホームポジション)には、各記録ヘッド4の吐
出口面16を密閉するためのキャップ26が配設されて
いる。このキャップ26は、前後方向(矢印C方向)に
移動可能であり、記録ヘッド4がホームポジションにき
て待機状態に入る時には、不図示のモーターによって各
記録ヘッド4の吐出口面16を密閉する位置へ前進駆動
され、再び記録指令が発せられた時には、吐出口面16
から離隔する位置へ後退させられる。
【0019】そこで、停止している被記録材1に対して
、記録手段4による記録が図1中の左側から開始され、
記録幅Hの画像記録5を右側まで行なって1行分の記録
が終了する。1行分の記録が終了すると、各キャリッジ
6、13は左側の所定位置まで戻される(キャリッジリ
ターン)。このキャリッジ6、13の戻り移動の間に、
搬送ローラー2および引っ張りローラー3を所定量駆動
することにより、被記録材1が矢印A方向(搬送方向)
に所定量(通常、1行の幅Hに対応する量)だけ紙送り
される。前記搬送ローラー2および引っ張りローラー3
を停止させて紙送りを終了させた後、次の行の記録が開
始される。以下同様の記録動作を繰り返すことにより、
被記録材1の全域に対する記録が行なわれる。記録が終
了すると、被記録材1は、不図示の排出ローラーによっ
て機外へ排出される。
、記録手段4による記録が図1中の左側から開始され、
記録幅Hの画像記録5を右側まで行なって1行分の記録
が終了する。1行分の記録が終了すると、各キャリッジ
6、13は左側の所定位置まで戻される(キャリッジリ
ターン)。このキャリッジ6、13の戻り移動の間に、
搬送ローラー2および引っ張りローラー3を所定量駆動
することにより、被記録材1が矢印A方向(搬送方向)
に所定量(通常、1行の幅Hに対応する量)だけ紙送り
される。前記搬送ローラー2および引っ張りローラー3
を停止させて紙送りを終了させた後、次の行の記録が開
始される。以下同様の記録動作を繰り返すことにより、
被記録材1の全域に対する記録が行なわれる。記録が終
了すると、被記録材1は、不図示の排出ローラーによっ
て機外へ排出される。
【0020】図3はキャリッジ6上の複数の記録ヘッド
4を示す部分拡大斜視図である。図3において、各記録
ヘッド4は、それぞれのヘッドハウジング32を介して
、前記キャリッジ6上に搭載されている。すなわち、前
記キャリッジ6上には、4個のヘッドハウジング32C
、32M、32Y、32Bが固定されており、記録ヘッ
ド4Cはヘッドハウジング32Cに、記録ヘッド4Mは
ヘッドハウジング32Mに、記録ヘッド4Yはヘッドハ
ウジング32Yに、記録ヘッド4Bはヘッドハウジング
32Bに、それぞれ搭載されている。なお、以下の説明
では、これらのヘッドハウジング32C、32M、32
Y、32Bについても、任意の一つあるいは全体を指す
場合、単にヘッドハウジング32で示すことにする。
4を示す部分拡大斜視図である。図3において、各記録
ヘッド4は、それぞれのヘッドハウジング32を介して
、前記キャリッジ6上に搭載されている。すなわち、前
記キャリッジ6上には、4個のヘッドハウジング32C
、32M、32Y、32Bが固定されており、記録ヘッ
ド4Cはヘッドハウジング32Cに、記録ヘッド4Mは
ヘッドハウジング32Mに、記録ヘッド4Yはヘッドハ
ウジング32Yに、記録ヘッド4Bはヘッドハウジング
32Bに、それぞれ搭載されている。なお、以下の説明
では、これらのヘッドハウジング32C、32M、32
Y、32Bについても、任意の一つあるいは全体を指す
場合、単にヘッドハウジング32で示すことにする。
【0021】図4は図3中の任意の一つの記録ヘッド4
およびそのヘッドハウジング32の側面図であり、図5
は図4中の線5−5に沿った断面図であり、図6は図4
の記録可能な状態から記録ヘッドを退避させた状態を示
す側面図である。図3〜図6において、各記録ヘッド4
は、ヘッドハウジング32に、図4の記録可能な状態か
ら図6の被記録材1から遠ざかる方向へ退避した状態へ
移動可能に搭載されている。すなわち、各記録ヘッド4
はそれぞれヘッドハウジング32に対して前後方向のガ
イド溝33(図5)によって前後方向スライド可能に搭
載されており、また、各ヘッドハウジング32にはソレ
ノイド34等の駆動手段が取り付けられており、各駆動
手段(ソレノイド)34の可動部36は各記録ヘッド4
と一体的に設けられた突出部36に結合されている。こ
うして、各記録ヘッド4は、各ソレノイド34を駆動す
ることにより、それぞれ独立して、図4の記録可能な位
置と図6の被記録材1から遠のいた退避位置との間で位
置制御可能に搭載されている。
およびそのヘッドハウジング32の側面図であり、図5
は図4中の線5−5に沿った断面図であり、図6は図4
の記録可能な状態から記録ヘッドを退避させた状態を示
す側面図である。図3〜図6において、各記録ヘッド4
は、ヘッドハウジング32に、図4の記録可能な状態か
ら図6の被記録材1から遠ざかる方向へ退避した状態へ
移動可能に搭載されている。すなわち、各記録ヘッド4
はそれぞれヘッドハウジング32に対して前後方向のガ
イド溝33(図5)によって前後方向スライド可能に搭
載されており、また、各ヘッドハウジング32にはソレ
ノイド34等の駆動手段が取り付けられており、各駆動
手段(ソレノイド)34の可動部36は各記録ヘッド4
と一体的に設けられた突出部36に結合されている。こ
うして、各記録ヘッド4は、各ソレノイド34を駆動す
ることにより、それぞれ独立して、図4の記録可能な位
置と図6の被記録材1から遠のいた退避位置との間で位
置制御可能に搭載されている。
【0022】次に、以上の構成を有するインクジェット
記録装置の動作例を説明する。1行分の記録が終了する
と、記録に使用された記録ヘッド4の吐出口面16はそ
の都度ワイパー部材30によって拭き取り清掃される。 次いで、この拭き取り清掃により混色の可能性があるイ
ンクを除去するために、前記凹部31の位置で各記録ヘ
ッド4から少量のインクを吐出(空吐出)させる。その
後で、次の行の記録が開始される。その場合、画像形成
に使用されない色の記録ヘッド4は、対応するソレノイ
ド34を駆動することにより、矢D方向(図6)へ移動
させられ、図6に示すように被記録材1から遠ざけられ
る。行ごとに使用しない記録ヘッド4の有無を判別し、
使用しない記録ヘッド4はその行を記録する間前述の制
御によって退避させられる。不使用から使用に転ずる記
録ヘッド4は、ソレノイド34を逆の方向へ動かすこと
により、図6の退避位置から図4の記録可能な位置へ(
図4中の矢印E方向へ)復帰させる。
記録装置の動作例を説明する。1行分の記録が終了する
と、記録に使用された記録ヘッド4の吐出口面16はそ
の都度ワイパー部材30によって拭き取り清掃される。 次いで、この拭き取り清掃により混色の可能性があるイ
ンクを除去するために、前記凹部31の位置で各記録ヘ
ッド4から少量のインクを吐出(空吐出)させる。その
後で、次の行の記録が開始される。その場合、画像形成
に使用されない色の記録ヘッド4は、対応するソレノイ
ド34を駆動することにより、矢D方向(図6)へ移動
させられ、図6に示すように被記録材1から遠ざけられ
る。行ごとに使用しない記録ヘッド4の有無を判別し、
使用しない記録ヘッド4はその行を記録する間前述の制
御によって退避させられる。不使用から使用に転ずる記
録ヘッド4は、ソレノイド34を逆の方向へ動かすこと
により、図6の退避位置から図4の記録可能な位置へ(
図4中の矢印E方向へ)復帰させる。
【0023】一方、記録可能な状態で移動してきた記録
ヘッド4に対しては、吐出口面16と被記録材1との隙
間Fが小さく、主走査時のインク吐出によるインクミス
トあるいは被記録材1からの紙粉や塵等が吐出口面16
に付着しやすいことから、1行の記録終了後に、ワイパ
ー部材30で吐出口面16を清掃し、次に凹部31の位
置で前述の空吐出を行ない、しかる後に次の行の記録を
続行する。なお、図示の実施例では、各記録ヘッド4を
退避させたり復帰させる駆動手段としてソレノイド34
を用いたが、この駆動手段としては、例えば、ラック・
ピニオン機構をモーターで駆動する方式など、記録ヘッ
ド4を退避させ得るものであれば、任意の駆動手段を用
いることができる。
ヘッド4に対しては、吐出口面16と被記録材1との隙
間Fが小さく、主走査時のインク吐出によるインクミス
トあるいは被記録材1からの紙粉や塵等が吐出口面16
に付着しやすいことから、1行の記録終了後に、ワイパ
ー部材30で吐出口面16を清掃し、次に凹部31の位
置で前述の空吐出を行ない、しかる後に次の行の記録を
続行する。なお、図示の実施例では、各記録ヘッド4を
退避させたり復帰させる駆動手段としてソレノイド34
を用いたが、この駆動手段としては、例えば、ラック・
ピニオン機構をモーターで駆動する方式など、記録ヘッ
ド4を退避させ得るものであれば、任意の駆動手段を用
いることができる。
【0024】以上説明した実施例によれば、画像形成前
に、記録に使用しない記録ヘッド4を予め退避させるの
で、これらの記録ヘッドの吐出口面に対する紙粉やゴミ
の付着並びにインクミストの影響を無くすことができ、
吐出不良による画像品位の低下を防止することが可能に
なった。また、退避させた記録ヘッド4では、クリーニ
ングの必要がなく、混色インク除去のための空吐出も必
要がないので、インクの消費量を減らすこともできた。
に、記録に使用しない記録ヘッド4を予め退避させるの
で、これらの記録ヘッドの吐出口面に対する紙粉やゴミ
の付着並びにインクミストの影響を無くすことができ、
吐出不良による画像品位の低下を防止することが可能に
なった。また、退避させた記録ヘッド4では、クリーニ
ングの必要がなく、混色インク除去のための空吐出も必
要がないので、インクの消費量を減らすこともできた。
【0025】次に、本発明を適用したインクジェット記
録装置の第2の実施例について説明する。この第2の実
施例は、以上説明した実施例の構成および動作に加えて
、1行分き記録を終えた後にキャリッジ6を反転させて
記録スタート位置へ移動させる際(キャリッジ戻り移動
の際)には、記録に使用する記録ヘッド4も含め、すべ
ての記録ヘッド4を図6に示す退避位置へ後退させ、次
の行の記録を開始するために記録スタート位置で反転し
た時に、使用する記録ヘッド4のみを図4の記録可能な
位置へ復帰させるように構成される。このような第2の
実施例によれば、前述の実施例と同様の効果が得られる
他に、キャリッジ6の戻り移動時には全ての記録ヘッド
4の吐出口面16を被記録材1から遠ざけることができ
るので、被記録材1からの紙粉や塵等が吐出口面16に
付着する可能性を更に減少させることが可能になった。
録装置の第2の実施例について説明する。この第2の実
施例は、以上説明した実施例の構成および動作に加えて
、1行分き記録を終えた後にキャリッジ6を反転させて
記録スタート位置へ移動させる際(キャリッジ戻り移動
の際)には、記録に使用する記録ヘッド4も含め、すべ
ての記録ヘッド4を図6に示す退避位置へ後退させ、次
の行の記録を開始するために記録スタート位置で反転し
た時に、使用する記録ヘッド4のみを図4の記録可能な
位置へ復帰させるように構成される。このような第2の
実施例によれば、前述の実施例と同様の効果が得られる
他に、キャリッジ6の戻り移動時には全ての記録ヘッド
4の吐出口面16を被記録材1から遠ざけることができ
るので、被記録材1からの紙粉や塵等が吐出口面16に
付着する可能性を更に減少させることが可能になった。
【0026】次に、本発明を適用したインクジェット記
録装置の第3の実施例について説明する。この第3の実
施例は、以上の各実施例の構成に加えて、各記録ヘッド
4の背後にファン(送風機)を設け、記録時に発生する
インクミスト並びに被記録材1からの紙粉や塵等を前方
へ吹き飛ばすように構成される。この場合、各記録ヘッ
ド4の間の隙間から被記録材1へ向けて風を送れば、記
録ヘッド4の冷却効果も得られる。このような第3の実
施例によれば、前述の各実施例と同様の効果が得られる
他に、各記録ヘッド4、中でも特に退避している記録ヘ
ッド4において、吐出口面16に対するインクミスト並
びに紙粉や塵等の付着を一層効果的に防止することがで
きた。
録装置の第3の実施例について説明する。この第3の実
施例は、以上の各実施例の構成に加えて、各記録ヘッド
4の背後にファン(送風機)を設け、記録時に発生する
インクミスト並びに被記録材1からの紙粉や塵等を前方
へ吹き飛ばすように構成される。この場合、各記録ヘッ
ド4の間の隙間から被記録材1へ向けて風を送れば、記
録ヘッド4の冷却効果も得られる。このような第3の実
施例によれば、前述の各実施例と同様の効果が得られる
他に、各記録ヘッド4、中でも特に退避している記録ヘ
ッド4において、吐出口面16に対するインクミスト並
びに紙粉や塵等の付着を一層効果的に防止することがで
きた。
【0027】図7〜図9は、本発明を適用したインクジ
ェット記録装置の第4の実施例の要部構成および動作を
示す側面図である。本実施例は、図1〜図6に示した実
施例の構成に加えて、各記録手段(記録ヘッド)4のそ
れぞれに独立して動作するキャップ手段を設けたもので
ある。図7〜図9において、各記録ヘッド4のヘッドハ
ウジング32には、記録ヘッド4の側面に沿って立設さ
れた支持板41が一体的に設けられており、該支持板4
1に固定されたモーター42によって、記録ヘッド4の
吐出口面16をキャッピングするためのキャップ部材4
3を動作させるように構成されている。このキャップ部
材43は、支持板41の前端部に形成された垂直方向の
ガイド溝44に沿って上下方向に移動可能に保持されて
いる。また、支持板41に設けられた支軸45には、揺
動アーム46の中間部が回動可能に軸支されている。こ
の揺動アーム46は前記支軸45を中心に揺動可能であ
り、その一端部(先端部)は前記キャップ部材43に連
結されている。
ェット記録装置の第4の実施例の要部構成および動作を
示す側面図である。本実施例は、図1〜図6に示した実
施例の構成に加えて、各記録手段(記録ヘッド)4のそ
れぞれに独立して動作するキャップ手段を設けたもので
ある。図7〜図9において、各記録ヘッド4のヘッドハ
ウジング32には、記録ヘッド4の側面に沿って立設さ
れた支持板41が一体的に設けられており、該支持板4
1に固定されたモーター42によって、記録ヘッド4の
吐出口面16をキャッピングするためのキャップ部材4
3を動作させるように構成されている。このキャップ部
材43は、支持板41の前端部に形成された垂直方向の
ガイド溝44に沿って上下方向に移動可能に保持されて
いる。また、支持板41に設けられた支軸45には、揺
動アーム46の中間部が回動可能に軸支されている。こ
の揺動アーム46は前記支軸45を中心に揺動可能であ
り、その一端部(先端部)は前記キャップ部材43に連
結されている。
【0028】前記モーター(揺動モーター)42は、取
り付け板50を介して前記支持板41に固定されている
。この揺動モーター42のモーター軸47にはレバー4
8が固定されている。そこで、前記揺動アーム46の他
端部(基端部)は、長孔に遊嵌するピン49を介して、
前記レバー48に連結されている。こうして、モーター
42の回転制御によって、前記キャップ部材43の上下
位置を制御し得るように構成されている。図7〜図9の
第4の実施例は、図1〜図6の構成に前述のキャップ手
段を付加したものであり、その他の部分では図1〜図6
の場合と実質上同じ構成を有しており、それぞれ対応す
る部分を同一符号で示し、それらの詳細説明は省略する
。
り付け板50を介して前記支持板41に固定されている
。この揺動モーター42のモーター軸47にはレバー4
8が固定されている。そこで、前記揺動アーム46の他
端部(基端部)は、長孔に遊嵌するピン49を介して、
前記レバー48に連結されている。こうして、モーター
42の回転制御によって、前記キャップ部材43の上下
位置を制御し得るように構成されている。図7〜図9の
第4の実施例は、図1〜図6の構成に前述のキャップ手
段を付加したものであり、その他の部分では図1〜図6
の場合と実質上同じ構成を有しており、それぞれ対応す
る部分を同一符号で示し、それらの詳細説明は省略する
。
【0029】図7は記録ヘッド4が記録可能な位置にあ
る状態を示し、図8は記録ヘッド4を被記録材から遠ざ
けた退避位置にある状態を示し、図9は図8の退避位置
において更にキャップ部材で吐出口面16をキャッピン
グした状態を示す。すなわち、第4の実施例においては
、使用しない記録ヘッド4を、まず、図7の状態からソ
レノイド34によって図8中の矢印X方向へ移動(退避
)させ、更に、前記揺動モーター42によって前記キャ
ップ部材43を図9中の矢印Z方向へ移動させることに
より、該記録ヘッド4の吐出口面16をキャッピングす
る。なお、前記キャップ部材43としては、吐出口面1
6を遮蔽するものであれば、種々の材質および構造の部
材を使用できるが、例えば、インク吸収体やゴム状弾性
体を吐出口面16に密着させるタイプ、あるいは吐出口
面16の周辺に密着させて内部を密閉するタイプのもの
が使用される。
る状態を示し、図8は記録ヘッド4を被記録材から遠ざ
けた退避位置にある状態を示し、図9は図8の退避位置
において更にキャップ部材で吐出口面16をキャッピン
グした状態を示す。すなわち、第4の実施例においては
、使用しない記録ヘッド4を、まず、図7の状態からソ
レノイド34によって図8中の矢印X方向へ移動(退避
)させ、更に、前記揺動モーター42によって前記キャ
ップ部材43を図9中の矢印Z方向へ移動させることに
より、該記録ヘッド4の吐出口面16をキャッピングす
る。なお、前記キャップ部材43としては、吐出口面1
6を遮蔽するものであれば、種々の材質および構造の部
材を使用できるが、例えば、インク吸収体やゴム状弾性
体を吐出口面16に密着させるタイプ、あるいは吐出口
面16の周辺に密着させて内部を密閉するタイプのもの
が使用される。
【0030】以上図7〜図9について説明した第4の実
施例によれば、記録ヘッド4の退避に加えて、該記録ヘ
ッド4をキャッピングするので、前述の各実施例と同様
の効果が得られる他に、退避している記録ヘッド4の吐
出口面16をインクミスト並びに紙粉や塵等から完全に
遮断することができ、各記録ヘッド4の吐出口面16に
これらの異物が付着することを一層確実に防止すること
が可能となった。
施例によれば、記録ヘッド4の退避に加えて、該記録ヘ
ッド4をキャッピングするので、前述の各実施例と同様
の効果が得られる他に、退避している記録ヘッド4の吐
出口面16をインクミスト並びに紙粉や塵等から完全に
遮断することができ、各記録ヘッド4の吐出口面16に
これらの異物が付着することを一層確実に防止すること
が可能となった。
【0031】以上説明してきた各実施例によれば、異な
る色(染料)のインクで記録する複数の記録手段4を有
するインクジェット記録装置において、記録走査前に、
記録に使用しない記録手段4を被記録材1から遠ざかる
方向へ退避させ、さらには、必要に応じて1行(1ライ
ン)ごとのキャリッジ6の戻り移動の際に、全ての記録
ヘッド4を被記録材1から遠ざかる方向へ退避させ、さ
らにまた、これに加えて各記録手段4の吐出口面16を
それぞれを独立して遮蔽し得るキャップ手段を設けたの
で、各記録ヘッド4の吐出口面16に対するインクミス
ト並びに紙粉や塵等の付着を大幅に減少させることによ
り、記録画像の画質の向上および記録手段の寿命の向上
を達成でき、しかも、インクの混色防止等のための空吐
出の必要回数か減少することから、インクの消費量を節
減することができるという効果が得られた。
る色(染料)のインクで記録する複数の記録手段4を有
するインクジェット記録装置において、記録走査前に、
記録に使用しない記録手段4を被記録材1から遠ざかる
方向へ退避させ、さらには、必要に応じて1行(1ライ
ン)ごとのキャリッジ6の戻り移動の際に、全ての記録
ヘッド4を被記録材1から遠ざかる方向へ退避させ、さ
らにまた、これに加えて各記録手段4の吐出口面16を
それぞれを独立して遮蔽し得るキャップ手段を設けたの
で、各記録ヘッド4の吐出口面16に対するインクミス
ト並びに紙粉や塵等の付着を大幅に減少させることによ
り、記録画像の画質の向上および記録手段の寿命の向上
を達成でき、しかも、インクの混色防止等のための空吐
出の必要回数か減少することから、インクの消費量を節
減することができるという効果が得られた。
【0032】なお、以上の各実施例では、本発明を、被
記録材1に沿って移動する2個のキャリッジ6および1
3を使用し、これらのキャリッジに複数の記録手段4お
よび複数のインクタンク12を搭載するシリアルタイプ
の記録装置の場合を例に挙げて説明したが、本発明は、
1個のキャリッジを使用し、該キャリッジに複数個の記
録手段およびインクタンクを搭載するシリアルタイプの
記録装置においても、同様に適用することができ、同様
の効果が得られるものである。また、本発明は、上記シ
リアルタイプの記録装置に限定されるものではなく、被
記録材の幅方向記録領域の全体または一部に対応する長
さのライン記録手段を用いるライン型の記録装置など、
走査方式の種類に関係なく、同様に適用することができ
、同様の効果を達成し得るものである。
記録材1に沿って移動する2個のキャリッジ6および1
3を使用し、これらのキャリッジに複数の記録手段4お
よび複数のインクタンク12を搭載するシリアルタイプ
の記録装置の場合を例に挙げて説明したが、本発明は、
1個のキャリッジを使用し、該キャリッジに複数個の記
録手段およびインクタンクを搭載するシリアルタイプの
記録装置においても、同様に適用することができ、同様
の効果が得られるものである。また、本発明は、上記シ
リアルタイプの記録装置に限定されるものではなく、被
記録材の幅方向記録領域の全体または一部に対応する長
さのライン記録手段を用いるライン型の記録装置など、
走査方式の種類に関係なく、同様に適用することができ
、同様の効果を達成し得るものである。
【0033】また、記録手段(記録ヘッド)としては、
記録ヘッドとインクタンクを一体にした交換可能なカー
トリッジタイプの記録手段、あるいは、記録ヘッドとイ
ンクタンクを別体とし、例えば、カプラーおよびチュー
ブを介して結合する構造の記録手段など、種々の構造の
記録手段を使用することができる。さらに、以上の各実
施例では、異なる色で記録する複数の記録手段を備えた
カラー記録装置の場合を例に挙げて説明したが、本発明
は、色彩が同じで濃度が異なる複数の記録手段を使用す
る諧調記録用の記録装置など、複数の記録手段を有する
記録装置であれば、同様に適用することができ、同様の
作用効果を達成し得るものである。
記録ヘッドとインクタンクを一体にした交換可能なカー
トリッジタイプの記録手段、あるいは、記録ヘッドとイ
ンクタンクを別体とし、例えば、カプラーおよびチュー
ブを介して結合する構造の記録手段など、種々の構造の
記録手段を使用することができる。さらに、以上の各実
施例では、異なる色で記録する複数の記録手段を備えた
カラー記録装置の場合を例に挙げて説明したが、本発明
は、色彩が同じで濃度が異なる複数の記録手段を使用す
る諧調記録用の記録装置など、複数の記録手段を有する
記録装置であれば、同様に適用することができ、同様の
作用効果を達成し得るものである。
【0034】なお、本発明は、インクジェット記録装置
であれば、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を
用いる記録手段(記録ヘッド)を使用するものに適用で
きるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出
する方式のインクジェット記録装置において優れた効果
をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高
密度化、高精細化が達成できるからである。
であれば、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を
用いる記録手段(記録ヘッド)を使用するものに適用で
きるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出
する方式のインクジェット記録装置において優れた効果
をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高
密度化、高精細化が達成できるからである。
【0035】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド型
、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、
特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保
持されているシートや液路に対応して配置されている電
気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える
急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印
加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発
生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜沸騰
させて、結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体(イ
ンク)内の気泡を形成出来るので有効である。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド型
、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、
特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保
持されているシートや液路に対応して配置されている電
気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える
急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印
加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発
生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜沸騰
させて、結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体(イ
ンク)内の気泡を形成出来るので有効である。
【0036】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
【0037】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれば
、記録を確実に効率よく行なうことができるようになる
からである。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれば
、記録を確実に効率よく行なうことができるようになる
からである。
【0038】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても、本発明は有効に適用できる。そのよ
うな記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組み合わせ
によってその長さを満たす構成や、一体的に形成された
1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。加え
て、上例のようなシリアルタイプのものでも、装置本体
に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着され
ることで装置本体との電気的な接続や装置本体からのイ
ンクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録
ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインクタン
クが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用い
た場合にも本発明は有効である。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても、本発明は有効に適用できる。そのよ
うな記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組み合わせ
によってその長さを満たす構成や、一体的に形成された
1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。加え
て、上例のようなシリアルタイプのものでも、装置本体
に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着され
ることで装置本体との電気的な接続や装置本体からのイ
ンクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録
ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインクタン
クが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用い
た場合にも本発明は有効である。
【0039】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対しての、キャッピング手段、クリーニン
グ手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは
別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なう
ことも安定した記録を行なうために有効である。
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対しての、キャッピング手段、クリーニン
グ手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは
別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なう
ことも安定した記録を行なうために有効である。
【0040】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば、単色のインクに対応して1個
のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複
数のインクに対応して複数個数設けられるものであって
もよい。すなわち、例えば、記録装置の記録モードとし
ては、黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、
記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせに
よるか、いずれでもよいが、異なる色の複色カラー又は
、混色によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置
にも本発明は極めて有効である。
個数についても、例えば、単色のインクに対応して1個
のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複
数のインクに対応して複数個数設けられるものであって
もよい。すなわち、例えば、記録装置の記録モードとし
ては、黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、
記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせに
よるか、いずれでもよいが、異なる色の複色カラー又は
、混色によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置
にも本発明は極めて有効である。
【0041】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式では
、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。加えて、積
極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態から
液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめる
ことで防止するか、または、インクの蒸発防止を目的と
して放置状態で固化するインクを用いるかして、いずれ
にしても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によっ
てインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記
録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等の
ような、熱エネルギーによって初めて液化する性質のイ
ンクを使用する場合も本発明は適用可能である。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式では
、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。加えて、積
極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態から
液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめる
ことで防止するか、または、インクの蒸発防止を目的と
して放置状態で固化するインクを用いるかして、いずれ
にしても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によっ
てインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記
録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等の
ような、熱エネルギーによって初めて液化する性質のイ
ンクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0042】このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0043】さらに加えて、本発明によるインクジェッ
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよい
。
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよい
。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
によれば、被記録材にインクを吐出して記録を行なう記
録手段を複数個備えたインクジェット記録装置において
、各記録手段をそれぞれ独立して退避可能にする構成と
したので、記録ヘッドの吐出口面へのインクや紙粉等の
付着を防止することができ、吐出口面に対するワイパー
部材等の影響を無くすことができ、しかも、空吐出に要
するインク消費量を節減することができるインクジェッ
ト記録装置が提供される。
によれば、被記録材にインクを吐出して記録を行なう記
録手段を複数個備えたインクジェット記録装置において
、各記録手段をそれぞれ独立して退避可能にする構成と
したので、記録ヘッドの吐出口面へのインクや紙粉等の
付着を防止することができ、吐出口面に対するワイパー
部材等の影響を無くすことができ、しかも、空吐出に要
するインク消費量を節減することができるインクジェッ
ト記録装置が提供される。
【0045】また、別の本発明によれば、上記構成に加
えて、複数の記録手段のうち使用しない記録手段を退避
させる構成、または、副走査時に記録手段を退避させる
構成、または、被記録材に沿って往復移動するキャリッ
ジに記録手段を搭載し、該キャリッジの戻り移動時に記
録手段を退避させる構成、または、副走査時に全ての記
録手段を退避させる構成、または、複数の記録手段をそ
れぞれ独立してキャッピング可能なキャップ手段を設け
る構成を採るので、一層効率よく、記録ヘッドの吐出口
面へのインクや紙粉等の付着を防止することができ、吐
出口面に対するワイパー部材等の影響を無くすことがで
き、しかも、空吐出に要するインク消費量を節減するこ
とができるインクジェット記録装置が提供される。
えて、複数の記録手段のうち使用しない記録手段を退避
させる構成、または、副走査時に記録手段を退避させる
構成、または、被記録材に沿って往復移動するキャリッ
ジに記録手段を搭載し、該キャリッジの戻り移動時に記
録手段を退避させる構成、または、副走査時に全ての記
録手段を退避させる構成、または、複数の記録手段をそ
れぞれ独立してキャッピング可能なキャップ手段を設け
る構成を採るので、一層効率よく、記録ヘッドの吐出口
面へのインクや紙粉等の付着を防止することができ、吐
出口面に対するワイパー部材等の影響を無くすことがで
き、しかも、空吐出に要するインク消費量を節減するこ
とができるインクジェット記録装置が提供される。
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例の要部構成を示す斜視図である。
実施例の要部構成を示す斜視図である。
【図2】図1内に示した記録手段のインク吐出部の構造
を模式的に示す部分斜視図である。
を模式的に示す部分斜視図である。
【図3】図1内に示した記録手段およびヘッドハウジン
グを吐出口面側から見た部分拡大斜視図である。
グを吐出口面側から見た部分拡大斜視図である。
【図4】図3の記録手段およびヘッドハウジングの記録
可能状態の側面図である。
可能状態の側面図である。
【図5】図4内の線5−5に沿った断面図である。
【図6】図3の記録手段およびヘッドハウジングの記録
手段退避時の側面図である。
手段退避時の側面図である。
【図7】本発明を適用したインクジェット記録装置の別
の実施例における記録手段およびキャップ手段の記録可
能状態を示す側面図である。
の実施例における記録手段およびキャップ手段の記録可
能状態を示す側面図である。
【図8】図7の状態から記録手段を退避させた状態を示
す側面図である。
す側面図である。
【図9】図8の状態からさらにキャップ手段で吐出口面
を遮蔽した状態を示す側面図である。
を遮蔽した状態を示す側面図である。
1 被記録材
2 搬送ローラー
3 引っ張りローラー
4 記録手段(記録ヘッド)6
記録手段のキャリッジ 9 記録手段のキャリッジモーター11
プラテン 12 インクタンク 13 インクタンクのキャリッジ16 記
録手段の吐出口面 17 吐出口 20 電気熱変換体 22 インクタンクのキャリッジモーター26
キャップ 30 ワイパー部材 31 空吐出用の凹部 32 ヘッドハウジング 33 ガイド溝(記録手段退避用)34
ソレノイド(記録手段退避用の駆動手段)36
可動部(ソレノイド) 41 支持板 42 揺動モーター 43 キャップ部材 44 ガイド溝(キャップ部材)46 揺
動アーム
記録手段のキャリッジ 9 記録手段のキャリッジモーター11
プラテン 12 インクタンク 13 インクタンクのキャリッジ16 記
録手段の吐出口面 17 吐出口 20 電気熱変換体 22 インクタンクのキャリッジモーター26
キャップ 30 ワイパー部材 31 空吐出用の凹部 32 ヘッドハウジング 33 ガイド溝(記録手段退避用)34
ソレノイド(記録手段退避用の駆動手段)36
可動部(ソレノイド) 41 支持板 42 揺動モーター 43 キャップ部材 44 ガイド溝(キャップ部材)46 揺
動アーム
Claims (8)
- 【請求項1】 被記録材にインクを吐出して記録
を行なう記録手段を複数個備えたインクジェット記録装
置において、各記録手段をそれぞれ独立して退避可能に
することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 複数の記録手段のうち使用しない
記録手段を退避させることを特徴とする請求項1のイン
クジェット記録装置。 - 【請求項3】 副走査時に記録手段を退避させる
ことを特徴とする請求項1のインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 被記録材に沿って往復移動するキ
ャリッジに記録手段を搭載し、該キャリッジの戻り移動
時に記録手段を退避させることを特徴とする請求項1の
インクジェット記録装置。 - 【請求項5】 副走査時に全ての記録手段を退避
させることを特徴とする請求項2のインクジェット記録
装置。 - 【請求項6】 複数の記録手段をそれぞれ独立し
てキャッピング可能なキャップ手段を設けることを特徴
とする請求項1のインクジェット記録装置。 - 【請求項7】 前記記録手段が、インク吐出用の
熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えてい
ることを特徴とする請求項1のインクジェット記録装置
。 - 【請求項8】 前記記録手段が、前記電気熱変換
体によって印加される熱エネルギーによりインクに生じ
る膜沸騰を利用して、吐出口よりインクを吐出させるこ
とを特徴とする請求項8のインクジェット記録装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3057895A JP2901361B2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | インクジェット記録装置 |
US07/841,468 US5363132A (en) | 1991-02-28 | 1992-02-26 | Color ink jet printing apparatus having retractable printheads to prevent nozzle contamination |
DE69219927T DE69219927T2 (de) | 1991-02-28 | 1992-02-27 | Tintenstrahlgerät |
EP92301661A EP0501800B1 (en) | 1991-02-28 | 1992-02-27 | Ink jet apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3057895A JP2901361B2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04275155A true JPH04275155A (ja) | 1992-09-30 |
JP2901361B2 JP2901361B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=13068721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3057895A Expired - Fee Related JP2901361B2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | インクジェット記録装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5363132A (ja) |
EP (1) | EP0501800B1 (ja) |
JP (1) | JP2901361B2 (ja) |
DE (1) | DE69219927T2 (ja) |
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CN107599633A (zh) * | 2017-11-02 | 2018-01-19 | 深圳华云科技实业有限公司 | 兼容多平台的喷码设备、系统及喷码方法 |
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