JPH0480041A - インクジェット記録方法およびその装置 - Google Patents

インクジェット記録方法およびその装置

Info

Publication number
JPH0480041A
JPH0480041A JP19389190A JP19389190A JPH0480041A JP H0480041 A JPH0480041 A JP H0480041A JP 19389190 A JP19389190 A JP 19389190A JP 19389190 A JP19389190 A JP 19389190A JP H0480041 A JPH0480041 A JP H0480041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording head
recording
ink
cleaning
cleaning means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19389190A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2804613B2 (ja
Inventor
Masami Senzaki
昌巳 泉崎
Yoshihiro Takada
吉宏 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2193891A priority Critical patent/JP2804613B2/ja
Publication of JPH0480041A publication Critical patent/JPH0480041A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2804613B2 publication Critical patent/JP2804613B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、インクジェット記録装置に関する。
[従来の技術] 従来より被記録材にインクを吐出することにより記録を
行なうインクジェット記録装置が知られている。
インクジェット記録装置はノンインパクト型の記録装置
であって騒音が少ないこと、多色のインクを使うことに
よってカラー画像記録も容易であること等の特徴を有し
ており近年急速に普及しつつある。
[発明が解決しようとする課題] しかしインクジェット記録装置では、インクを記録ヘッ
ドに配設される微細な吐出口から吐出して記録を行うも
のであるので、インクを常に安定して吐出可能な状態を
保持するために他の方式に係る記録装置には見られない
特別な配慮が必要とされる。
第10図(A)および(B)は、従来のインクジェット
記録装置の記録ヘッドの側面図、およびその記録媒体対
向面、すなわち吐出口形成面の正面図を示す。ここで、
1は記録ヘッド、 21は基板、25は吐出エネルギと
して利用される熱エネルギを発生する電気熱変換体26
に通電を行うための電極配線である。
22は電気熱変換体の配設位置に対応して設けられた液
路であり、一端がインク吐出口となる。この液路22は
第10図(A)の図面に直交する方向に複数段けられ、
これらがインクの液室24に共通に連通している。23
は基板21に接合して液路22および液室24を構成す
るための天板である。11は液室24内に不図示のイン
ク供給源よりインクを導入するための供給管である。2
0は記録媒体との対向面、すなわち複数の吐出口が形成
された吐出口形成面(以下吐出面という)である。
かかる構成において、通電に伴って電気熱変換体26が
液路22内のインクに熱エネルギを作用させると、沸騰
(好ましくは膜沸騰)現象による気泡27の発生に応じ
て、インク滴28が吐出され、これが記録媒体に付着す
ることにより記録が行われる。
しかし記録ヘッド1の各吐出口からインク滴28が吐出
される際に発生する微小なインクミスト29、或いは紙
粉等の異物が記録ヘッド1の吐出面20に付着してしま
うと、記録ヘッド1の各吐出口から吐出されるインク滴
の量、吐出方向、或いは吐出スピード等の吐出特性が変
化してしまうことがあり、その結果記録媒体上での記録
ドツト径等が乱れ、記録濃度のムラが生じてしまう問題
が発生することがある。
そこで、従来は、記録ヘッド1の吐出面20に付着した
付着物30を除去するために、ゴム製のブレード等を記
録ヘッドの吐出面20に当接させることにより清掃を行
う手段等が設けられてきている。しかしこのような記録
ヘッドの吐出面に当接させて清掃を行なう手段を設ける
場合には、逆に液路22内に異物を押し込んだり、吐出
面20を損傷させてしまうことによって吐出不良を発生
させるおそれがあるので、記録ヘッドの吐出面20に当
接を行わせないで清掃を行なう手段として記録へ・ソド
の吐出面に圧縮空気を吹きつけたり、インク等の洗浄液
を吹きかけたりする方式等も採用されてきている。
しかしながら、上述したような方法で記録へ・ソドの吐
出面の清掃を行なう場合、記録動作中の記録ヘッドの吐
出面を常に良好な状態に保つべく頻繁に清掃動作を行う
と、例えばシリアルスキャン方式のインクジェット記録
装置に対して記録ヘッドのスキャン動作毎に清掃手段を
動作させると、記録ヘッドの清掃に費す時間が多くなつ
で記録のスルーブツトを低下させたり、洗浄液を用いる
場合にはその消耗量が非常に多く必要とされるために記
録ヘッド清掃手段の構成が太き(なってしまう問題点が
生ずる。
本発明の目的は、記録のスルーブツトの低下や清掃手段
の大型化等を生じることなく、記録ヘッドの吐出面を良
好な状態に保つことのできるインクジエツト記録装置を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成するために、本発明は、インク滴を吐
出し、これを記録シート上へ付着させて記録を行なう記
録ヘッドを具えたインクジェット記録装置において、前
記記録ヘッドのインク吐出口が形成された面を清掃する
ための記録ヘッド清掃手段と、該記録ヘッド清掃手段の
動作間隔を制御する制御手段とを具えたことを特徴とす
る。
[作 用] 本発明によれば、記録ヘッド清掃手段による記録ヘッド
の清掃動作のタイミングを、記録ヘッド温度や記録媒体
の大きさ等の条件に従って制御する制御手段を設けるこ
とにより、記録のスルーブツトを必要以上に低下させる
ことがな(、また例えば記録ヘッド洗浄液の消耗量を少
な(して記録ヘッド清掃手段の構成を小型化できる。
[実施例] 以下(二図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。
第1図は本発明を適用したインクジェット記録装置の一
例を示す。本例は多色記録装置の場合であり、ここで、
2は複数の記録ヘッドからなる記録ヘッドユニットであ
って、それぞれの記録ヘッドから色の異なる記録液(イ
ンク)が吐土される。また、個々の記録ヘッドには、第
1O図(A)に示したように、記録液を吐出させる熱エ
ネルギを発生させるために電圧が印加される電気熱変換
体21がその液路に沿って配設されている。
3は記録ヘッドユニット1を搭載し、ガイドレール4に
沿って移動するキャリッジ、5はキャリッジ4を移動さ
せるタイミングベルト、6はキャリッジ駆動モータであ
る。また、記録シート7はシート送りモータ8によって
駆動されるシート送りローラ9、およびローラ9と協動
する保持ローラ対10によって記録位置に保持され、−
性分の記録が終了するごとに矢印方向にシート送りされ
る。11は記録ヘッドにそれぞれインクを供給する供給
管、12は記録ヘッドからインクをタンク13に戻す戻
し管、更にまた14はキャリッジ4をホームポジション
Hに導いたときに、記録ヘッドユニット1に対向し、吐
出面が汚れて吐出不良が生じたときにその要因を除去し
て良好な吐出状態に回復を行うための複数記録ヘッド用
の記録ヘッド清掃装置である。
第2図は本例に係るインクジェット記録装置の記録ヘッ
ド清掃手段14の構成例を説明するための概略図である
記録ヘッド1を含むインク供給系に対してはインク圧送
手段としてのポンプ18を設け、マイクロコビュータ形
態の制御部16からの信号に応じて、ポンプ18を駆動
することにより、インク供給管11、12中のインクを
矢印1方向へ加圧、循環し、記録ヘッド1の各吐出口か
ら記録ヘッドの吐出面の洗浄液としてのインクを排出さ
せるようにする。そして、記録ヘッドの吐出面20をさ
らに清掃するために、制御部16からの指令に応じて空
気ポンプ15を駆動し、記録ヘッド清掃装置14に設け
た空気吹き付は孔17から圧縮空気を記録ヘッド1の吐
出面20に向けて吹き付けるようにしている。
第3図および第4図は、本例に係るインクジェット記録
装置を用いて本発明者らが行った実験結果を説明するた
めの図であり、記録ヘッド1の記録動作中に記録ヘッド
1の吐出面20を汚染する第一の要因であるインクミス
ト29の発生量と記録ヘッド1の動作条件を示したもの
である。
つまり、第3図に示したように、記録ヘッド1の各吐出
口からインク液滴28を吐出する際に発生するインクミ
スト29の数は、記録ヘッドlの温度に依存しており、
記録ヘッド1の温度が高い程このインクミスト29の発
生量が増加することが判明した。
また同様に、第4図ではインクミスト29の数が記録ヘ
ッド1の各吐出口から吐出されるインク滴28の数に依
存し、その結果総インク摘吐出数がある数(N)を超え
て(ると、記録ヘッド1の吐出面20に付着したインク
ミストによる不吐出や濃度ムラが発生し易(なることが
判明した。
第5図は上述した実験結果に基づいた、本例に係るシリ
アルスキャン方式のインクジエ・ソト記録装置による記
録ヘッド清掃処理の一実施例の概要を説明するためのも
ので、本例では記録へ・ソド1の温度に応じて記録ヘッ
ド清掃がなされるまでの動作スキャン数Kを選択できる
ようにしてしする。
つまり、上述したように、記録へ・ンド1の吐出面20
を汚染するインクミスト29の数は、記録へ・ンド1の
温度に依存していることから、本例では記録ヘッド1に
設けた温度検出手段19(第2図参照)からの信号に応
じて記録へ・ンドの温度が高し1ときには清掃装置14
の動作間隔を短くし、温度が低いときには動作間隔を長
(するように制御を行うことによって、記録ヘッド清掃
回数を少な(し、清掃動作時に消費される洗浄液として
のインクの量を軽減するとともに、清掃動作に費される
時間を低減する。
第6図は本例に係るインクジエ・ント記録装置による記
録ヘッド清掃処理手順の一例を示す。
まず、記録装置の電源が投入された後、ステップSlで
記録ヘッド1の温度Tが検出比較され、記録ヘッド温度
Tかあらかじめ決められた設定温度Tに対しT≦T1の
場合は、記録ヘッドの清掃動作スキャン数Kかに+に設
定される。そしてステップS2で、記録ヘッドによる記
録スキャン数Kかに1に到達したと判断されると、ステ
ップS3で制御部16により記録ヘッド清掃動作指令が
発せられ、ステップS4でに1回目の記録ヘッドのスキ
ャンが終了した後に、記録ヘッドによる記録動作が中断
される。このとき記録ヘッドは記録ヘッドの清掃装置1
4との対向位置であるホームポジションまで搬送される
。その後、ステップS5で記録ヘッド清掃動作、すなわ
ちインク供給系に設けたポンプ18の駆動や空気ポンプ
15の駆動を行なった後、ステップS6で記録ヘッドに
よる記録動作を再開させ、ステップS1に復帰する。
またステップS1で記録ヘッド温度TがT>T+と判断
された場合には、同様にステップS7. SLlにて、
それぞれ、あらかじめ決められた設定温度T、  T3
に対する記録ヘッド温度Tとの大小が比較され、記録ヘ
ッド清掃動作スキャン数がそれぞれに2  K3に設定
された後、ステップS8或いはステップS12で記録ヘ
ッドの記録スキャン数Kが比較される。そして、記録ス
キャン数Kがそれぞれに2或いはに、に到達したと判断
されると、ステップS3からステップS6と同様の動作
がそれぞれステップS9. SIO・・・、或いはステ
ップS13. S14・・・で繰り返されるようにして
いる。
また、本実施例ではステップSllで記録ヘッド温度T
があらかじめ決められた設定温度T3に対してT>Tz
と判断された場合には、ステップS15で記録動作1回
スキャン毎に毎回記録ヘッドの清掃動作を行なうように
している。
第7図は本発明インクジェット記録装置における清掃処
理の他の実施例を説明するための図で、記録シート7の
大きさに応じて記録ヘッド清掃手段の動作スキャン数K
を選択できるようにしている。
つまり、上述したように、記録ヘッド1の吐出面20を
汚染するインクミスト29の数は、記録ヘッドから吐出
されるインク滴28の数に依存することから、本例では
大きさの異なる記録シートに対して記録を行なう際に、
記録ヘッドの総スキャン長があらかじめ設定しておいた
スキャン長を超えたら、記録ヘッド1の吐出面20の清
掃動作を行なうように制御するものである。
例えば、第7図の実施例では記録ヘッドの清掃動作を行
なう総スキャン長を2970mmに設定し、同図(A)
に示すようなA4サイズの記録シートに記録を行なう際
には29711101 X 10 (回スキャン)=2
970mmということから10回スキャン毎に、また同
図CB)に示すようなA2サイズの記録シートに記録を
行なう際には、594mm x 5 (回スキャン)=
2970mmということから5回スキャン毎に記録ヘッ
ドの清掃動作を行なうように制御することができる。
第8図はこのように記録シートの大きさに応じて記録ヘ
ッドの清掃動作スキャン数Kを選択する選択方法の一実
施例を示したもので、−回の記録動作でスキャン長の長
いもの、すなわちAlサイズのように大きいサイズの記
録シートの場合には、記録ヘッドの清掃動作間隔を短く
し、−回の記録動作でのスキャン長の短いもの、すなわ
ちA5サイズのように小さいサイズの記録シートの場合
には記録ヘッドの清掃動作間隔を長くするように制御す
ることができる。具体的な処理手順は第6図と同様に行
うことができ、温度判定に代えて記録シートの大きさに
係る情報を読込むようにすればよい。本例によっても、
必要以上に記録ヘッドの清掃動作を行なわずにすむよう
になる。
なお、本例と上側とを組合せて行うようにすることもで
きる。
第9図は本発明のインクジェット記録装置のさらに他の
実施例を説明するためのブロック図である。本例は、記
録ヘッド1がインク摘28を吐出して記録を行なう画像
信号31に応じて、記録ヘッドの清掃装置14の動作間
隔を選択できるように制御する。
つまり、画像信号31から記録ヘッド1で記録される記
録ドツト数を算出し、記録ヘッドからの吐出インク適数
に対応するこの記録ドツト数を記憶してお(記録ドツト
数カウント手段32を設け、記録ヘッドlによる総記録
ドツト数りがあらかじめ設定された清掃動作開始ドツト
数DTを超えたときに記録ヘッドの清掃手段14を動作
させるように制御するようにしている。
そして、本実施例のように、実際に記録ヘッドにより吐
出されるインク滴数をカウントし、記録ヘッドの吐出面
20に付着したインクミスト量を間接的に計測すること
により、実際の記録ヘッドの吐出面20の汚染度に応じ
て記録ヘッド清掃手段の動作を制御することが可能とな
り、清掃装置の動作をより効率的にすることができるよ
うになる。
無論、本例に温度に応じた制御を組合せることもできる
(その他) なお、本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも
バブルジェット方式の記録ヘッド、記録装置において優
れた効果をもたらすものである。
かかる方式によれば記録の高密度化、高精細化が達成で
きるからである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好
ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマ
ンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシ
ートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆
動信号に一対一で対応した液体(インク)内の気泡を形
成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により
吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少な
くとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、
特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、
より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米
国特許第4463359号明細書、同第4345262
号明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組合せ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギの圧力波を吸収す
る開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59
−138461号公報に基いた構成としても本発明の効
果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態がどのよ
うなものであっても、本発明によれば記録を確実に効率
よく行うことができるようになるからである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対し
ても本発明は有効に適用できる。
そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合
せによってその長さを満たす構成や、一体的に形成され
た1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
加えて、上側のようなシリアルタイプのものでも、装置
本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着
されることで装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインク
タンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを
用いた場合にも本発明は有効である。
また、本発明に記録装置の構成として設けられる、記録
ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定できるので、好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子
或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは
別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定し
た記録を行なうために有効である。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数について
も、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられ
たものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに対
応して複数個数設けられるものであってもよい。すなわ
ち、例えば記録装置の記録モードとしては黒色等の主流
色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的
に構成するか複数個の組み合わせによるかいずれでもよ
いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカ
ラーの少な(とも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。
さらに加えて、以上説明した本発明実施例においては、
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
固化するインクであって、室温で軟化もしくは液化する
もの、あるいはインクジェット方式ではインク自体を3
0℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインク
の粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが
一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状
をなすものであればよい。加えて、積極的に熱エネルギ
による昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変
化のエネルギとして使用せしめることで防止するか、ま
たはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギの記
録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イン
クが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点ではす
でに固化し始めるもの等のような、熱エネルギによって
初めて液化する性質のインクを使用する場合も本発明は
適用可能である。このような場合のインクは、特開昭5
4−56847号公報あるいは特開昭60−71260
号公報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫
通孔に液状又は固形物として保持された状態で、電気熱
変換体に対して対向するような形態としてもよい。本発
明においては、上述した各インクに対して最も有効なも
のは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
さらに加えて、本発明インクジェット記録装置の形態と
しては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末
として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装
置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形
態を採るもの等であってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、インク液的を吐
出口から小滴として吐出・飛翔させ、この小滴を記録媒
体上へ付着させて記録を行なうインクジェット記録装置
において、記録ヘッドの吐出面を清掃するための記録ヘ
ッド清掃手段および記録ヘッド清掃手段の動作間隔を制
御する制御手段を設け、記録ヘッドの清掃動作間隔を記
録ヘッド温度、記録シートサイズ、記録画像信号等の条
件に応じて制御することにより、記録ヘッド清掃手段を
より小型に構成できるとともに、記録スルーブツトの低
下をきたすことなく、記録ヘッドの吐出面の汚染を解消
して、常に安定な記録を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用可能なインクジェット記録装置の
一構成例を示す斜視図、 第2図は本発明に係る記録ヘッド清掃手段の例を説明す
るための概略図、 第3図は記録ヘッド温度とインクミスト量の関係を示し
た線図、 第4図は記録ヘッドからの吐出インク滴数とインクミス
ト量の関係を示した線図、 第5図は本発明の第1の実施例を説明するための説明図
、 第6図は本発明の第1の実施例による制且手順の一例を
示すフローチャート、 第7図(A+、(B)および第8図は本発明の第2の実
施例を説明するための説明図、 第9図は本発明の第3の実施例を説明するためのブロッ
ク図、 第10図(A+および(B)は従来のインクジェット記
録装置における問題点を説明するための記録ヘッドの側
面図および正面図である。 1・・・記録ヘッド、 2・・・記録ヘットユニット、 3・・・キャリッジ、 4・・・ガイドレール、 5・・・タイミングベルト、 6・・・モータ、 7・・・記録シート、 8・・・シート送りモータ、 9・・・シート送りローラ、 10・・・保持ローラ対、 11、12・・・インク供給管、 13・・・タンク、 14・・・記録ヘッド清掃手段、 15・・・空気ポンプ、 16・・・制御部、 17・・・空気吹き付は孔、 18・・・ポンプ、 19・・・温度検知手段、 20・・・吐出面、 21・・・基板、 22・・・ノズル、 23・・・天板、 24・・・液室、 25・・・電極、 26・・・電気熱変換体、 27・・・気泡、 28・・・インク滴、 29・・・インクミスト、 30・・・付着物、 31・・・画像信号、 32・・・記録dat数カウント手段。 倉こ銖へ・・lト憑−皮(0c) 第 図 イソフミ入トお11 イ゛/フミスト発主l 〜 A4 tこ揄jシートすイス゛ 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)インク液滴を吐出し、これを記録シート上へ付着さ
    せて記録を行なう記録ヘッドを具えたインクジェット記
    録装置において、前記記録ヘッドのインク吐出口が形成
    された面を清掃するための記録ヘッド清掃手段と、該記
    録ヘッド清掃手段の動作間隔を制御する制御手段とを具
    えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 2)前記記録ヘッド清掃手段の動作間隔を、記録ヘッド
    温度、記録媒体のサイズおよび記録画像信号の量の少な
    くとも1つの条件に応じて制御することを特徴とする請
    求項1に記載のインクジェット記録装置。 3)前記記録ヘッドの清掃手段は、前記記録ヘッドの前
    記吐出口内方のインクを当該吐出口外へ排出させる手段
    であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    ト記録装置。 4)前記記録ヘッドの清掃手段は、前記記録ヘッドの前
    記面に空気を吹きつける手段であることを特徴とする請
    求項1に記載のインクジェット記録装置。 5)前記記録ヘッドは、前記インク液滴を吐出させるた
    めに利用されるエネルギとして、インクに膜沸騰を生じ
    させる熱エネルギを発生する素子を有することを特徴と
    する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
JP2193891A 1990-07-24 1990-07-24 インクジェット記録方法およびその装置 Expired - Lifetime JP2804613B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2193891A JP2804613B2 (ja) 1990-07-24 1990-07-24 インクジェット記録方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2193891A JP2804613B2 (ja) 1990-07-24 1990-07-24 インクジェット記録方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0480041A true JPH0480041A (ja) 1992-03-13
JP2804613B2 JP2804613B2 (ja) 1998-09-30

Family

ID=16315462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2193891A Expired - Lifetime JP2804613B2 (ja) 1990-07-24 1990-07-24 インクジェット記録方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2804613B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0589581A2 (en) * 1992-09-25 1994-03-30 Hewlett-Packard Company Drop count-based ink-jet printer control method and apparatus
EP0631877A2 (en) * 1993-06-30 1995-01-04 Hewlett-Packard Company Print material variable support mechanism
EP0694403A3 (en) * 1994-07-29 1996-09-11 Canon Kk Cleaning procedures for inkjet printers
US5565898A (en) * 1993-11-05 1996-10-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink ejecting printer having different cleaning timings
US6231156B1 (en) * 1997-12-26 2001-05-15 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet printing apparatus and ejection recovery method of printing head
JP2005349780A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Canon Inc インクジェット記録装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62261450A (ja) * 1986-05-08 1987-11-13 Canon Inc インクジエツト記録装置
JPS6445668A (en) * 1987-08-14 1989-02-20 Canon Kk Ink jet recorder
JPH02102060A (ja) * 1988-10-12 1990-04-13 Canon Inc インクジェットプリンタ
JPH02108549A (ja) * 1988-09-26 1990-04-20 Tektronix Inc インクジェット・ヘッドの洗浄方法及び装置
JPH02141249A (ja) * 1988-11-24 1990-05-30 Canon Inc インクジェット記録装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62261450A (ja) * 1986-05-08 1987-11-13 Canon Inc インクジエツト記録装置
JPS6445668A (en) * 1987-08-14 1989-02-20 Canon Kk Ink jet recorder
JPH02108549A (ja) * 1988-09-26 1990-04-20 Tektronix Inc インクジェット・ヘッドの洗浄方法及び装置
JPH02102060A (ja) * 1988-10-12 1990-04-13 Canon Inc インクジェットプリンタ
JPH02141249A (ja) * 1988-11-24 1990-05-30 Canon Inc インクジェット記録装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0589581A2 (en) * 1992-09-25 1994-03-30 Hewlett-Packard Company Drop count-based ink-jet printer control method and apparatus
EP0589581A3 (en) * 1992-09-25 1994-10-12 Hewlett Packard Co Method and device for controlling a color jet printer by means of drop counting.
US5583547A (en) * 1992-09-25 1996-12-10 Hewlett-Packard Company Drop count-based ink-jet pen servicing method
EP0631877A2 (en) * 1993-06-30 1995-01-04 Hewlett-Packard Company Print material variable support mechanism
EP0631877A3 (en) * 1993-06-30 1995-07-26 Hewlett Packard Co Changeable carrier mechanism for printing material.
US5565898A (en) * 1993-11-05 1996-10-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink ejecting printer having different cleaning timings
EP0694403A3 (en) * 1994-07-29 1996-09-11 Canon Kk Cleaning procedures for inkjet printers
US6382764B1 (en) 1994-07-29 2002-05-07 Canon Kabushiki Kaisha Printing method and apparatus for counting number of ejected ink droplets for controlling printhead recovery
US6231156B1 (en) * 1997-12-26 2001-05-15 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet printing apparatus and ejection recovery method of printing head
JP2005349780A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Canon Inc インクジェット記録装置
JP4695854B2 (ja) * 2004-06-14 2011-06-08 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
US8033636B2 (en) 2004-06-14 2011-10-11 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2804613B2 (ja) 1998-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04275155A (ja) インクジェット記録装置
JPH04255359A (ja) インクジェット記録装置
JP2752491B2 (ja) 液体噴射記録装置
JP2955396B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH0480041A (ja) インクジェット記録方法およびその装置
JPH07101081A (ja) インクジェット記録装置
JPH04212864A (ja) インクジェット記録装置
JPH1029321A (ja) インクジェットプリント装置およびプリント方法
JPH09201967A (ja) インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置
JPH06191060A (ja) インクジェット記録装置
JP3054115B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2766037B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3563883B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェットヘッド用基板
JPH03218841A (ja) インクジェット記録装置
JPH0439051A (ja) インクジェット記録装置
JPH07205453A (ja) インクジェット記録装置および吐出回復方法
JPH03256749A (ja) インクジェット記録装置
JP3047979B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH03247457A (ja) 記録装置
JPH04247963A (ja) インクジェット記録装置
JPH06305159A (ja) インクジェット記録装置
JPH04278358A (ja) インクジェット記録装置
JPH07132604A (ja) 記録装置
JPH03274164A (ja) インクジェット記録装置
JPH04176652A (ja) インクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080717

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080717

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090717

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090717

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100717

Year of fee payment: 12