JP5038110B2 - インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吐出口よりインク滴を吐出させて記録媒体に記録を行うためのインクジェット記録ヘッド、およびインクジェット記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置に関するものである。
近年インクジェット記録装置(以下、単に記録装置ともいう)は市場からの更なる高画質と高速度化の要求を実現するために、記録ヘッドおよびインクジェット記録装置は多色化、高密度化、小液滴化、多ノズル化が進んでいる。そして、普通紙へのテキストの記録や、特殊メディアに記録すれば銀塩写真と比べても遜色の無い写真画像を提供することができる。このようなインクジェット記録装置をユーザが使うにあたり、ランニングコストは記録装置を購入する際の大きな選択肢の1つである。このため、記録装置の製造メーカでは、高速、高画質といった性能以外にも、常に安定した画像を出力可能にする高い信頼性を少ないインク消費で実現する技術の開発にも力を入れている。
記録の際にインクを吐出する吐出口を備えた記録ヘッドにおいて、吐出口付近に付着したインク滴や記録メディアから発生したゴミ(紙粉等)、更には大気中の埃などによってインク滴の吐出が妨害されることがある。これによって、不吐出やヨレといった現象が発生し、記録画像の記録品位の低下を引き起こすことがある。このような現象に対してインクジェット記録装置では一般的に、記録に寄与しないインクを吐出する予備吐出や記録装置本体に装備されたゴム製のワイパ部材等で記録ヘッドの吐出口付近を拭き取るワイピングが行われている。
そしてこのワイピングを行うにあたり、記録ヘッドの吐出口を備えた面(以下、吐出口面ともいう)は、平滑である方がワイピングを行う際にクリーニング性がよく、効率的に拭き取ることができるため、高画質な記録を行う記録装置としての信頼性が高い。しかし記録ヘッドを設計、製造する上で吐出口を備えた面に、吐出口以外に凹部や凸部を設けることが多い。例えば、吐出口を備えたヘッドチップとそのヘッドチップに電気信号を供給する配線との接続部には凸部が形成されたり、特許文献1のように吐出口面に係る応力を緩和するために、吐出口周囲に凹部が形成される。また、特許文献2や特許文献3のように、吐出口の配置された面に対して、ワイパ部材の走査方向に凹部を設置して、その溝にワイパ部材で集めたインク滴やゴミを溜めるという技術も知られている。
特開2003−80717号公報 特開平11−277756号公報 特開2001−287378号公報
特許文献1,2,3に開示されているような、吐出口面に凹部を有する記録ヘッドでは、ワイピングによってインクの吐出状態が不安定になったり、混色が引き起こされたりするために、記録画像の品位を低下させることがあった。以下に、これら問題について説明する。
図12は、従来の記録ヘッドにおける吐出口列121と、その両側に応力緩和のために凹部122,125が設けられた吐出口面を示した図である。図12(a)は連続的に凹部125が設けられている記録ヘッドの吐出口面を示している。この記録ヘッドにおけるワイピング動作と、ワイピング後の吐出口面の様子を説明するための図が図12(b)である。同図において、ワイパ123は矢印α方向に移動することで、吐出口面のクリーニングを行う。しかしながら、ワイピングにより拭き取ったゴミが凹部122,125に引っ掛かってしまい、クリーニング後もゴミが吐出口面に付着していることがある。また、図12(c)は凹部122が断続的に設けられている記録ヘッドの吐出口面を示している。この記録ヘッドにおけるワイピング動作と、ワイピング後の吐出口面の様子を説明するための図が図12(d)である。図12(b)と同様に、ワイパ123が矢印α方向に移動することで、吐出口面のクリーニングを行うが、ワイピングにより拭き取ったゴミが凹部122に引っ掛かってしまい、クリーニング後もゴミが吐出口面に付着していることがある。そして、図12(b)、(d)のように、ワイピングによって凹部122、125に引っ掛かったゴミ124が吐出口に掛かってしまうと、所望の状態でインク滴を吐出することができないため、画像弊害を発生させるおそれがある。
また、記録装置を長時間使用しなかった場合等に、凹部に溜まった増粘したインクをワイパ123が掻きとりきれず、凹部を起点としてインクが引き伸ばされて、増粘インクが吐出口内へ入ってしまったり、吐出口を覆ってしまうことがある。この時、吐出口を覆ったインクの色と吐出口から吐出されるインクの色とが異なる場合、吐出の際には両方のインクが吐出されるために、記録結果には混色が発生する場合がある。従来この点に関しての対策としては、予備吐出を十分に行うことで混色を防止していた。しかし、近年のランニングコストの低減という観点からは、極力予備吐出を行うことなく、ワイピングによって記録ヘッドをクリーニングすることが求められている。
よって本発明は、吐出口面に凹部を備えた記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置において、記録画像の品位の低下を軽減することを目的とする。
そのため本発明は、インクを吐出するための吐出口と、凹部と、が設けられた吐出口面を有する記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記吐出口面を前記凹部、前記吐出口の順にワイピングするワイパを備え、前記吐出口と前記凹部は、前記ワイパのワイピング方向と交差する方向においてずれた位置に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、吐出口面に凹部を備えた記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置において、記録画像の品位の低下を軽減することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態のインクジェット記録装置(以下、単に記録装置ともいう)の内部がわかるようにケースカバーを取り除いた状態を示した斜視図である。本実施形態のインクジェット記録装置は、インクを吐出可能な記録ヘッド3を着脱自在に搭載するキャリッジ2と、これを移動させてインクジェット記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドともいう)3の走査を行うための駆動機構を備える。キャリッジ2には、本記録装置で用いるインクの種類に対応してインクカートリッジ6が着脱自在に搭載される。
また、記録媒体である記録紙Pを、キャリッジ2の移動方向と交差する方向に搬送する給紙機構5を備え、記録ヘッド3の走査に応じて記録紙Pを所定量で間欠送りする。さらに、本実施形態のインクジェット記録装置は、キャリッジ2の移動範囲の一端には、記録ヘッド3の吐出回復処理を行うための回復装置10を備える。このような記録装置において、記録紙Pは給紙機構5の搬送動作によって記録ヘッド3の走査領域に送り込まれ、記録ヘッド3の走査によって記録紙Pに画像や文字などの記録が行なわれる。
キャリッジ2が記録動作のために往復移動する範囲(走査領域)外の所定の位置(例えばホームポジションと対応する位置)には、記録ヘッド3の吐出性能を維持するための回復装置10が配設されている。この回復装置10は、記録ヘッド3の吐出口が備えられた面(以下、吐出口面ともいう)をキャッピングするキャッピング機構11と、記録ヘッド3の吐出口面をクリーニングするワイピング機構12とを備えている。そして、それらによって、記録ヘッド3の吐出口面に付着した、インク滴、記録メディアから発生したゴミおよび大気の埃を除去するなどの回復処理を行う。
図2は、図1に示した装置構成を備えたインクジェット記録装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。コントローラ600は、マイクロコンピュータ形態のCPU602、ROM603および記録ヘッド3における吐出の制御を行う。さらにコントローラ600は、キャリッジモータM1の制御、搬送ローラ用モータ103の制御を行う。そしてコントローラ600は、排出ローラ用モータ104の制御等の制御信号を生成する特殊用途集積回路(ASIC)605、画像データを展開する領域や作業用の領域等を設けたRAM604を備えている。さらにコントローラ600はセンサ群630からアナログ信号を入力してデジタル信号に変換するA/D変換器606、CPU602、ROM603、RAM604、ASIC605およびA/D変換器606等のデータ授受を行うシステムバス601を備えている。
ホストコンピュータ610は記録データの供給源であり、インターフェース(I/F)611を介して記録データ、コマンド、ステータス信号等をコントローラ600と送受信する。スイッチ群620は、電源スイッチ621、および記録ヘッド3の回復処理の起動を指示するための回復スイッチ622など、操作者による指令入力を受容するためのスイッチを有する。センサ群630は、上記スケール8と組み合わせて記録ヘッド3の移動を検出するキャリッジセンサ631、記録媒体の有無を機械的な機構を介して検出する後端センサ632、環境温度を検出する温度センサ633等から構成される。
図3は、本実施形態の記録装置のキャリッジ2とワイピング機構12のワイパ30との関係を表わした図であり、(a)はキャリッジ2が往方向(矢印A方向)に移動する時の図であり、(b)はキャリッジ2が復方向(矢印B方向)に移動する時の図である。図3(a)のようにキャリッジ2が往方向に移動する時は、ワイパ30が吐出口面31を払拭することでワイピングが行われるが、図3(b)のようにキャリッジ2が復方向に移動する時、ワイパ30は記録ヘッドの吐出口面31に当接しない位置まで退避している。従って記録ヘッドの吐出口面31は一方向のみからワイピングが行われる。
図4は、本実施形態の記録ヘッドの吐出口面31に設けられた吐出口列41と、その両側に応力緩和のために断続的に設けられた凹部42、43の位置関係を示した図である。本実施形態の記録ヘッドは、ワイパ30の走査方向(矢印44方向)で凹部42と吐出口Pとが直線上に重なることが無いように、ワイパの走査方向と交差する方向に互いにずれて設けられている。
従来の記録装置では、ワイパの走査方向において、凹部122と吐出口Qとが直線上で重なるように設けられていた(図12参照)。その結果、クリーニングによって除去できなかったゴミ124は、ワイパ123に引き連れられて凹部122からワイパの走査方向に設けられた吐出口Qに掛かることが多かった。
そこで本実施形態では、ワイピングの際に吐出口Pよりも先にワイパが通過する凹部42の位置を、ワイパの走査方向で吐出口Pと凹部42とが直線上で重ならないように設ける。これによって、凹部42に付着したゴミのうちワイピングで除去できなかったゴミが吐出に与える影響を低減することが可能となる。
なお、ワイパ30の走査方向は矢印44方向の一方向のみであるため、凹部43にゴミが引っ掛かったとしても、吐出口列41の吐出口Pの吐出に影響を与えることはない。したがって、ワイパ30の走査方向で吐出口と凹部43とが直線上で重なっても問題は無い。しかし、設計の容易化や両側からのワイピングも考慮した上で、本実施形態では凹部43についても、ワイパ30の走査方向で吐出口Pと凹部43とが直線上に重なることが無いように設けている。
ここで本発明の記録品位の向上に寄与する効果と、予備吐出で使用するインク量を抑制する効果とを説明するために、以下の2つの実験を行った。
(I)ワイピングによる紙ケバの除去性
記録ヘッドの吐出口面に一定量のゴミ(紙ケバ)をばら撒き、ワイピングを行った後に吐出口面の観察を行うという加速試験を行った。
図5は、この実験においてワイピング後に記録ヘッドの吐出口面を観察した様子を簡略的に示した図である。吐出口列41の両側に設けられた凹部42,43にワイピングで除去できない複数の紙ケバ50が凹部42を起点にワイピング方向に延在して付着していることが観察できる。しかし、ワイピング方向において、凹部42と吐出口Pとは同一直線上に無く、ずれた位置にあるため、紙ケバ50は吐出口Pには掛かっていない。実際にこの状態で記録を行ったところ、全ての吐出口Pから正常な吐出が行われていることが確認できた。
(II)増粘インクミスト付着時のワイピング後の必要予備吐出発数
記録ヘッドの吐出口面に一定量の増粘したインク滴を塗布し、ワイピング後に予備吐出を行わない状態でワイピングを行った後に、記録を行い各ノズルにおいて混色が解消されるまでの必要な吐出数のカウントを行った。このカウント数が少ないほど記録意外に使用するインク量を抑制することができる。
図6は、従来の記録ヘッドと本実施形態の記録ヘッドとで、最も混色していたノズルにおいて、その混色を解消するのに必要なドット数と、そのときに消費されるインク量を表にあらわしたものである。各記録ヘッドとも5plのインク吐出可能な記録ヘッドであり、ノズル数は128ノズルである。従来の記録ヘッドでは混色が解消されるまでに0.0010gのインクを吐出することが必要なのに対して、本実施形態の記録ヘッドでは、混色が解消されるまでに0.0003gのインクを吐出すればよい。この結果から本実施形態の記録ヘッドは、従来の記録ヘッドよりも少ない消費インク量で混色を解消できることがわかる。
このように、ワイピングの走査方向において、記録ヘッドの吐出口と凹部の配置が同一直線上に存在しないようにずらすことで、各吐出口のインクの吐出状態を良好に維持できるとともに、予備吐出のインク量を抑制することが可能である。
また図7は、他の実施例を示したものである。図7(a)は応力緩和の目的が達成できる範囲内で、凹部42の配置間隔を図4の600dpiよりも広くした実施例である。また、図7(b)はワイパ走査方向49を吐出口列41に対して斜めにした場合の実施例である。図7(a)と(b)どちらの記録ヘッドも、ワイピング方向48,49において、凹部42と吐出口Pとが同一直線上に存在しないように配置されているため、記録品位の向上、予備吐出のインク量を抑制することが可能である。
またさらに、図8も他の実施例を示したものであり、図7に示した実施例とは、吐出口列71に対するワイピングの方向70が異なる。この構成では、ワイパ74のワイピング方向70は吐出口Pの配列方向と同じ方向であり、複数の吐出口Pを順次ワイピングする構成である。この構成においても、ワイピング方向70において、凹部72と吐出口Pとが同一直線上に存在しないように配置されているため、前述の構成と同様の効果を奏する。
記録ヘッドのクリーニング方法には、上記実施形態で説明したようなワイピングによるもののほかに、吸引ポンプを用いて記録ヘッドの吐出口に負圧をかけることで行う方法もある。吸引ポンプによるクリーニング手段を備える記録装置では、吸引回復によって凹部に引っ掛かったゴミやワイパにより凹部から引き伸ばされたインクを回収することができる。しかし、コスト低減のために吸引ポンプを持たない記録装置もあり、このような記録装置では吸引回復によるゴミやインクの回収を行えないため、インクの吐出状態の悪化や混色等の問題に及ぼす影響は大きい。上記実施形態は、吸引ポンプによるクリーニング手段を備えていないインクジェット記録装置において、特に有効である。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。
本実施形態に示す記録ヘッドは、吐出口列が平行に2列配列した点で第1の実施形態の記録ヘッドとは異なるものであり、それ以外の構成は第1の実施形態と同様である。したがって、第1の実施形態において既に説明した内容はその説明を省略する。
図9(a)は、本実施形態の記録ヘッドの吐出口面に設けられた吐出口列81、82と、その両側に応力緩和のために断続的に設けられた凹部83の位置関係を示した図である。また、図9(b)は、本実施形態の別の実施例の記録ヘッドの吐出口面に設けられた吐出口列81、82と、その両側に応力緩和のために断続的に設けられた凹部83の位置関係を示した図である。
図9(a)において本実施形態の記録ヘッドは、ワイパの走査方向(矢印84方向)で凹部83と吐出口とが同一直線上に存在しないように、吐出口のピッチ600dpiに対して半ピッチ1200dpiずらした位置に凹部83を設けている。凹部85の位置については、ワイパ30の走査方向が矢印84方向であるため、凹部85に引っ掛かったゴミが吐出口列81、82の吐出口の吐出に影響を与えることは無い。したがって、ワイパの走査方向で吐出口と凹部85とが直線上で重なっても問題は無い。しかし、設計の容易化や両側からのワイピングも考慮した上で、本実施形態では凹部85についても、ワイパの走査方向で吐出口と凹部85とが直線上に重なることが無いように設けている。
また、図9(b)に示した実施例の記録ヘッドは、吐出口の配列方向に高記録解像度を実現するために吐出口列86,87が互いに半ピッチずれた構成となっている。同図において、吐出口列86と凹部88、89との位置関係は図9(a)と同様であるが、吐出口列87の吐出口は凹部88、89とワイピングの走査方向で直線上に重なるように配置されている。しかし、凹部88のワイピング後、先にワイパが通過する吐出口列86が凹部88とワイパ方向と交差する方向にずれているため、吐出口列87が凹部88とずれていなくとも、同様の効果を奏することができる。
ここで本発明の記録品位の向上に寄与する効果と、予備吐出で使用するインク量を抑制する効果とを説明するために、以下の2つの実験を行った。
(I)ワイピングによる紙ケバの除去性
耐久性能を簡易的に評価するのにあたり、記録ヘッドの吐出口面に一定量のゴミ(紙ケバ)をばら撒き、ワイピングを行った後に吐出口面の観察を行うという加速試験を行った。
図10は、この実験においてワイピング後に記録ヘッドの吐出口面を観察した様子を簡略的に示した図である。図10(a)は、従来の記録ヘッドを用いて比較用に実験を行ったものである。図10(b)、(c)が本実施形態の記録ヘッドであり、図10(b)が図9(a)に、図10(c)が図9(b)にそれぞれ対応している。従来の記録ヘッド(図10(a))では、ワイピングで除去できなかった紙ケバが吐出口に掛かっている様子が確認できる。この状態では正常な記録を行うことはできない。
一方、本実施形態の記録ヘッド(図10(b)、(c))では、ワイピングで除去できない紙ケバが凹部83を起点に付着しているが、紙ケバは吐出口列81の吐出口と吐出口の間には存在するものの吐出口自体には掛かっていないことが分かる。本実施形態の記録ヘッドで記録確認を行ったところ、全ての吐出口で正常な記録が行われていることが確認できた。
(II)増粘インクミスト付着時のワイピング後の必要予備吐出発数
記録ヘッドの吐出口面に一定量の増粘したインク滴を塗布し、ワイピング後に予備吐出を行わない状態でワイピングを行った後に、記録を行い各ノズルにおいて混色が解消されるまでの必要な吐出数のカウントを行った。このカウント数が少ないほど記録意外に使用するインク量を抑制することができる。
図11は、従来の記録ヘッドと本実施形態の記録ヘッドとで、最も混色していたノズルにおいて、その混色を解消するのに必要なドット数と、そのときに消費されるインク量を表にあらわしたものである。各記録ヘッドとも5plのインク吐出可能な記録ヘッドであり、ノズル数は256(=128×2列)ノズルである。従来の記録ヘッドでは混色が解消されるまでに0.0032gのインクを吐出することが必要なのに対して、本実施形態の記録ヘッドでは、混色が解消されるまでに0.0006gのインクを吐出すればよい。この結果から本実施形態のいずれの記録ヘッドも、従来の記録ヘッドよりも少ない消費インク量で混色を解消できることがわかる。
(I)の紙ケバ除去性の実験結果と同様に、最も混色解消に必要なインク量を要する記録ヘッドは図10(a)の従来の記録ヘッドであり、それに比べて図10(b)、(c)の本実施形態の記録ヘッドは少ない消費インク量で混色を解消できた。また図10(b)の記録ヘッドと図10(c)の記録ヘッドとで混色解消に必要なインク量に大きな差は無かった。
混色の原因は、凹部に溜まった増粘したインクをワイパが掻きとりきれず、凹部を起点としてインクが引き伸ばされて、増粘インクがノズル内へ入ってしまったり、ノズルを覆ってしまったりしているのである。つまり、ワイパ上流にある凹部がワイパ走査方向の下流にあるノズルへ影響してしまった結果であると考えられる。
このように、ワイピングの走査方向において記録ヘッドのインク吐出口と前述の凹部の配置を半ピッチずらして配置することで、各吐出口のインクの吐出状態を良好に維持できるとともに、予備吐出のインク量を抑制することが可能である。特に、複数の吐出口列を備える記録ヘッドでは、ワイパが凹部を通過した後、先にワイパの通過する吐出口列(第1の吐出口列)を前記凹部に対してワイパ方向と交差する方向にずらして配置することで、各吐出口のインクの吐出状態を良好に維持できる。また、第1の吐出口列のワイピング後にワイパの通過する吐出口列(第2の吐出口列)は、凹部に対してワイパ方向と交差する方向にずれて配置される方が、各吐出口のインクの吐出状態を良好に維持できる上、設計の容易性の点で好適である。
なお、本実施形態の記録ヘッドは、各吐出口列の吐出口が同じインク色、同じ吐出量(同じ吐出口径)のインクを吐出する場合に限らず、それぞれ別のインク色、異なる吐出量であってもよい。
また、応力緩和のための凹部に囲まれた領域に吐出口列が2列以上、例えば3列あってもワイパ走査方向に対して最も上流側のインク吐出口列と凹部の配置関係が上述したような関係になっていれば、同様の効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
図13(a)(b)は、その他の実施形態の記録ヘッドにおける吐出口面を示す図である。図13(a)に示す記録ヘッドは、吐出口面に平行に2列配列した吐出口列81、82と、その両側に応力緩和のために設けられた山型の形状の凹部83が設けられている。図13(b)は、図13(a)の記録ヘッドの吐出口面において、ワイピングで除去できなかった紙ケバが吐出口に掛かっている様子を示す図面である。
同図において、ワイパの走査方向(矢印84方向)で、凹部83の山型の頂点(吐出口に最も近い部分)と吐出口とが同一直線上に存在しないように、吐出口のピッチ600dpiに対して半ピッチ1200dpiずらした位置に凹部83の頂点が配置されている。ワイパにより掻き取られたゴミが、凹部83の特に頂点部分に引っ掛ると、吐出口に掛かってしまうことが多く、所望の状態でインク滴を吐出することができないおそれがある。しかしながら、図13に示す記録ヘッドのように吐出口に対して凹部の頂点を半ピッチずらすことで、ワイピングで除去できなかったゴミが吐出に与える影響を低減することが可能となる。
なお、吐出口列の吐出口数と凹部の数とが同数である必要はなく、それぞれが異なる数だけ配置された構成であってもよい。さらに、上記の説明のように、吐出口列の全吐出口が凹部に対してワイピング方向と交差する方向にずれている必要はなく、吐出口列の一部の吐出口のみがずれている場合であっても構わない。またさらに、上述の実施例のように、凹部を吐出口のピッチに対して半ピッチ分ずらして、凹部が吐出口と吐出口の真ん中に配置されるようにすれば、凹部のゴミが吐出口に掛かりにくく、各吐出口のインクの吐出状態を良好に維持できる。ただし、必ずしも凹部が吐出口に対して半ピッチ分ずれている必要はなく、そのずれ量は任意に設計できるものである。
また、第1の実施形態の図8のような吐出口の配列方向とワイピング方向とが同じ方向であり、複数の吐出口列の吐出口を順次ワイピングする構成であってもよい。このような構成でも直線上のワイピング方向において凹部と吐出口が重ならないように配置されていれば、本発明の範疇に含まれることはもちろんである。
第1の実施形態のインクジェット記録装置の内部がわかるようにケースカバーを取り除いた状態を示した斜視図である。 図1に示した装置構成を備えたインクジェット記録装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。 (a)は第1の実施形態の記録装置のキャリッジが往方向に移動する時のキャリッジとワイピング機構のワイパとの関係を表わした図であり、(b)はキャリッジが復方向に移動する時の図である。 第1の実施形態の記録ヘッドの吐出口列と、その両側に応力緩和のために断続的に設けられた凹部の位置関係を示した図である。 ワイピング後に記録ヘッドの吐出口面を観察した様子を簡略的に示した図である。 従来の記録ヘッドと本実施形態の記録ヘッドとで、混色を解消するのに必要なドット数と、そのときに消費されるインク量を表にあらわしたものである。 (a)第1の実施形態の他の実施例を示した図であり、(b)も第1の実施形態の他の実施例を示した図である。 第1の実施形態の他の実施例を示したものである。 (a)は、本実施形態の記録ヘッドの吐出口面に設けられた吐出口列と、その両側に応力緩和のために断続的に設けられた凹部の位置関係を示した図であり、(b)は、別の実施例の吐出口列と、凹部の位置関係を示した図である。 (a)は、従来の記録ヘッドを用いて比較用に実験を行ったときのワイピング後にヘッドの吐出口面を観察した様子であり、(b)、(c)が本実施形態の記録ヘッドの吐出口面を観察した様子である。 従来の記録ヘッドと本実施形態の記録ヘッドとで、混色を解消するのに必要なドット数と、そのときに消費されるインク量を表にあらわしたものである。 図12(a)は従来の記録ヘッドにおいて連続的に凹部が設けられている場合の吐出口面を示しており、(b)は図12(a)の吐出口面をワイパでクリーニングした後にゴミが付着している状態を示した図である。 (a)(b)は、その他の実施形態の記録ヘッドにおける吐出口面を示す図である。
符号の説明
2 キャリッジ
3 記録ヘッド
6 インクカートリッジ
10 回復装置
12 ワイピング機構
30 ワイパ
41 吐出口列
42 凹部
43 凹部
50 紙ケバ
81 吐出口列
82 吐出口列
83 凹部
85 凹部
121 吐出口列
122 凹部
123 ワイパ
124 ゴミ
125 凹部

Claims (7)

  1. インクを吐出するための吐出口と、凹部と、が設けられた吐出口面を有する記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記吐出口面を前記凹部、前記吐出口の順にワイピングするワイパを備え、
    前記吐出口と前記凹部は、前記ワイパのワイピング方向と交差する方向においてずれた位置に配置されることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. インクを吐出するための複数の吐出口が配列された吐出口列と、複数の凹部と、が設けられた吐出口面を有する記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記吐出口面を前記複数の凹部、前記吐出口列の順にワイピングするワイパを備え、
    前記吐出口列における複数の吐出口と前記複数の凹部は、前記ワイパのワイピング方向と交差する方向において互いにずれた位置に配置されることを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 前記複数の吐出口と前記複数の凹部は、前記交差する方向において前記吐出口列の半ピッチ分ずれた位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. インクを吐出するための複数の吐出口が配列された第1の吐出口列及び第2の吐出口列と、複数の凹部と、が設けられた吐出口面を有する記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記吐出口面を、前記複数の凹部、前記第1の吐出口列、前記第2の吐出口列の順にワイピングするワイパを備え、
    前記第1の吐出口列における複数の吐出口と前記複数の凹部は、前記ワイパのワイピング方向と交差する方向において互いにずれた位置に配置されることを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 前記第2の吐出口列における複数の吐出口と前記複数の凹部は、前記交差する方向において互いにずれた位置に配置されることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記第2の吐出口列における複数の吐出口と前記複数の凹部は、前記交差する方向において重なる位置に配置されることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  7. インクを吐出するための吐出口と、凹部と、が設けられた吐出口面を有し、インクジェット記録装置に備えられたワイパによって前記吐出口面を前記凹部、前記吐出口の順にワイピングされるインクジェット記録ヘッドであって、
    前記吐出口と前記凹部は、前記ワイパのワイピング方向と交差する方向においてずれた位置に配置されることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
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