JP3629944B2 - インクジェット印刷装置、印刷ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

インクジェット印刷装置、印刷ヘッドおよびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット印刷装置及び印刷ヘッドに関し、特に、ノズルプレートの表面構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット印刷ヘッドでは、ノズル出口の並んでいるノズルプレート表面に、インク滓や紙粉などのゴミが付着しがちである。そこで、これらのゴミを除去してノズルの目詰まりを防止するため、弾性材製のワイパーブレードをノズルプレート表面に押し当てて擦ること(以下、「ワイピング」という)がしばしば行われる。
【0003】
また、図1及び図2に示すように、印刷用紙との接触でノズル出口1が摩耗したり、ノズル出口1の周囲に施されている撥水層3が摩耗したりすることがないように、ノズルプレート表面5には周囲の領域7より5〜10μm程度凹んだ「ノズルクレータ」と呼ばれる領域9が形成されており、このノズルクレータ9内にノズル出口1が配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図1及び図2に示すように、ブレード11でワイピングを行っても、ノズルクレータ9内の特にワイピング方向下流側のエッジ13近傍にゴミ15が残ってしまうという問題がある。その主たる理由は、ブレード11がノズルクレータ9から出る際に、ブレード11の集めたゴミ15がクレータ9のエッジ13で掻き取られ(トラップされ)てブレード11から離脱してしまうからである。
【0005】
また、従来は、ブレード11がノズルプレート表面の5のノズルクレータ9の手前の領域で集めたゴミが、ノズルクレータ9内に入ってしまい、それが上述したようにしてクレータ9のエッジ13近傍に溜まってしまうという問題もある。
【0006】
従って、本発明の目的は、ノズルプレート表面のワイピングにおいて、ノズルクレータ内からゴミを確実に除去できるようにすることにある。
【0007】
本発明の別の目的は、ノズルプレート表面のワイピングにおいて、ワイパーブレードが掻き集めたゴミがノズルクレータ内に入らないようにすることにある。
【0008】
本発明の更に別の目的は、ノズルプレート表面のワイピングにおいて、ワイパーブレードが掻き集めたゴミが他の領域に及ばないようにすることにある。
【0009】
本発明の更にまた別の目的は、ワイピング中にワイパーブレードからゴミを除去する(リフレッシュする)ことができるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面に従うインクジェット印刷装置及びインクジェット印刷ヘッドでは、ノズルプレート表面のノズルクレータが、そのワイピング方向下流側の辺部に、主表面に対して傾斜した傾斜面を有している。ワイピングでブレードがノズルクレータから出る際、ブレードは掻き集めたゴミを捕らえたまま傾斜面を登り、ゴミをノズルクレータ外へ掃き出す。
【0011】
本発明の第2の側面に従うインクジェット印刷装置及びインクジェット印刷ヘッドでは、ノズルクレータのワイピング方向下流側のエッジが鈍角であるか又は丸められている。ワイピングでブレードがノズルクレータから出る際、ワイパーブレードが掻き集めたゴミはノズルクレータの鈍角又は丸まったエッジではトラップされにくいので、良好にノズルクレータ外へ掃き出される。
【0012】
本発明の第3の側面に従うインクジェット印刷装置及びインクジェット印刷ヘッドでは、ノズルクレータよりもワイピング方向上流側の位置又は下流側の位置に、ゴミをトラップしやすいトラップ溝が配置されている。上流側にトラップ溝がある場合には、ワイパーブレードが上流側で掻き集めたゴミがそのトラップ溝でトラップされるので、ブレードがリフレッシュされ、ノズルクレータにゴミが入りにくい。下流側にトラップ溝がある場合は、ノズルクレータから掻き出されたゴミがそのトラップ溝でトラップされ、ブレードがリフレッシュされ、さらに下流側へはゴミが及ばない。トラップ溝に入ったゴミは、ノズルプレートにキャップを当てて行うインク吸引動作によって、容易に排除できる。
【0013】
トラップ溝は、ワイピング方向に直角な方向へ、ノズルクレータの存在範囲をカバーする範囲にわたって伸びていることが望ましい。または、複数個のトラップ溝を、ワイピング方向に直角な方向へ、ノズルクレータの存在範囲をカバーする範囲にわたって配列することも望ましい。
【0014】
本発明の第4の側面に従うインクジェット印刷ヘッドの製造方法は、フィルムに穴を空ける工程と、穴の空いたフィルムをノズルプレートの表面に接合する工程とを有する。フィルムに穴を開ける工程では、ノズルプレート表面のノズル出口をカバーする領域に穴を開け、その穴の辺部には傾斜面を形成する。これにより、上述した第1の側面又は第2の側面に従う構成のインクジェット印刷ヘッドのノズルプレート表面を形成することができる。
【0015】
本発明の第5の側面に従うインクジェット印刷ヘッドの製造方法は、ノズルプレートの表面のノズル出口をカバーする領域にレジスト層を形成する工程と、その後にノズルプレート表面に電鋳メッキ法により金属層をレジスト層よりも高く成長させる工程と、その後にレジスト層を除去する工程とを有する。電鋳メッキ工程で、レジスト層のエッジの箇所で金属層が湾曲した傾斜面をもつように成長するので、上述した第1の側面又は第2の側面に従う構成のインクジェット印刷ヘッドのノズルプレート表面を形成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図3は、本発明の一実施形態にかかるインクジェット印刷ヘッドのノズルプレートの平面図を示し、図4は、同ノズルプレートの断面図を示す。
【0017】
ノズルプレート21の表面23には、他の領域(以下、「主表面」という)25より5〜10μm程度凹んだノズルクレータ27が形成されている。各ノズルクレータ27は短冊形の平面形状を有し、その底面28に多数のインクジェットノズル29の出口31がノズルクレータ27の長手方向に沿って一列に配置されている。
【0018】
各ノズルクレータ27は、そのワイピング方向下流側の辺部に、主表面25に対して緩く傾斜した傾斜面33を有している。よって、この傾斜面33と主表面25との交線に形成される各ノズルクレータ27の下流側のエッジ35は、その断面角度が従来のような直角ではなく、鈍角であり、それによりゴミがトラップされにくくなっている。一方、各ノズルクレータ27のワイピング方向上流側の辺はこの実施形態では主表面25に垂直な壁であるが、この上流側の辺部にも下流側と同様の傾斜面を形成して、そのエッジ37を鈍角にしてもよく、特に、ワイピングを双方向に行う場合にはそうすべきである。
【0019】
各ノズルクレータ27の上流側および下流側の外方の各ノズルクレータ27に近接した箇所には、細長い2本のトラップ溝39が形成されている。各トラップ溝39は、ノズルクレータ27の全長より若干長い範囲にわたって、ノズルクレータ27に沿って伸びている。各トラップ溝39のワイピング方向上流側及び下流側の辺は共に、主表面25から直角に切れ落ちた垂直壁である。よって、この垂直壁と主表面25との交線に形成される各トラップ溝39の両側のエッジ41、43は共に90度の断面角度を有し、このエッジ41、43でゴミがトラップされ易くなっている。
【0020】
このような構造のノズルプレート表面23を、ゴムや発泡樹脂などの弾性材料製のブレード45でワイピングすると、図4に示すように、ブレード45はまずノズルクレータ27の上流側の主表面25でゴミ47を掻き集めるが、このゴミ47の大部分は、ノズルクレータ27の上流側のトラップ溝39のエッジ43でトラップされてトラップ溝39内に溜まる。こうしてブレード45はリフレッシュされ、続いてノズルクレータ27内に入る。よって、主表面25のゴミ47はノズルクレータ27内に殆ど入らない。続いて、ブレード45はノズルクレータ27内からゴミ49を掻き集め、そして、そのゴミ49を捕らえたまま傾斜面33を登って、ゴミ47をノズルクレータ27外へ掃き出す。このゴミ49はノズルクレータ27の下流側のトラップ溝39にトラップされる。以上のワイピング動作が、各ノズルクレータ27について行われる。トラップ溝39にトラップされたゴミは、後にノズルプレート表面23にゴムキャップ等を被せて真空吸引を行うことにより除去される。
【0021】
このように、ノズルクレータ27に傾斜面33があるために、ノズルクレータ27内のゴミ49はノズルクレータ27外へ良好に掃き出される。傾斜面33がこの作用をなす原理は、第1に、傾斜面33の表面がブレード45の先端と良好に接触を保てること、第2に、ノズルクレータ27のエッジ35が鈍ってゴミがそこを通過し易くなることにあると考えられる。この2つの原理に個別に着目すると、ノズルクレータ27の断面形状は必ずしも図4と同じである必要はなく、種々の変形例が考え得る。例えば、図5に示すように、傾斜面33が凹状にカーブしていてもよく、或いは、図6に示すように、傾斜面33が凸状にカーブしていてもよく(極端な場合、エッジを単に丸めた(アールをつけた)て尖ったエッジ35を無くしただけでもよく)、或いは、図7に示すように、傾斜面33がノズルクレータ27の底面28から直接立ち上がらずに、底面28から僅かな垂直壁51を経て傾斜面28になっていてもよい。このような変形例であっても、効果の大小は別として、従来に比較すれば良好なゴミ掃き出し効果が期待できる。
【0022】
トラップ溝39は上述のように、ゴミをトラップしてブレード45をリフレッシュし且つゴミがノズルクレータ27や他の場所へ行かないようにする作用をなす。このトラップ溝39についても幾つもの変形例が考え得る。例えば、図8に示すように、図3,4に示した実施形態よりも多くの本数のトラップ溝39を設けてもよい。逆に、例えば、2本のノズルクレータ27の間のトラップ溝39の本数を1本だけとしたり、片方向にのみワイピングを行う場合に最下流側のノズルクレータ27の下流のトラップ溝39を省略したり、というようにトラップ溝39の本数をもっと少なくしてもよい。また、図9に示すようにノズルクレータ27よりも長さの短いトラップ溝39、或いは図10に示すように、「溝」よりむしろ「穴」と呼ぶにふさわしいような形状のトラップ溝39を、ノズルクレータ27の長手方向(つまり、ワイピング方向に直角な方向)に沿って複数個並べてもよい。図9、10のような場合、ノズルクレータ27の全長が必ずどれかのトラップ溝39によってカバーされるように、複数のトラップ溝39をノズルクレータ27の長手方向で互いにオーバーラップするようにして千鳥状に配置することが好ましい。また、図11に示すようにトラップ溝39が蛇行形状や、その他の形状にデザインされていてもよい。
【0023】
ノズルクレータ27の傾斜面33と、トラップ溝39とは必ずしも組み合わせされなければならないわけではなく、単独で用いてもそれぞれの効果を発揮する。
【0024】
次に、上述した構造をもつノズルプレート表面23を製造する方法の実施形態について説明する。
【0025】
図12は、張り合わせ法による製造方法の実施形態を示している。すなわち、ノズルプレート21の元々プレーンな表面に、例えばプレスなどの方法で穴の開けられたフィルム61を接合する。フィルム61の穴は、ノズルクレータ27やトラップ溝37の場所をカバーする位置に開けられており、特にノズルクレータ27となる穴の辺部には傾斜面33が形成されている。
【0026】
図13〜図20は、電鋳メッキ(電気メッキ)法による製造方法の実施形態を示している。
【0027】
まず、図13に示すように、ノズルプレート21の元々プレーンな表面上に薄い紫外線硬化フィム(UVフィルム)61を転写する。次に、図14に示すように、ノズルクレータ及びトラップ溝に対応する箇所に穴の空いたマスク63を通して、UVフィルム61のノズルクレータ及びトラップ溝に対応する部分65、67だけを紫外線で露光する。次に、図15に示すように、現像処理を行ってUVフィルムの非硬化部分を除去し、それにより、ノズルクレータ及びトラップ溝に対応する部分65、67だけがレジスト層として残る。次に、図16に示すように、残ったレジスト層65、67の上に別の若干厚めのUVフィルム69を転写し、そして、トラップ溝に対応する箇所にのみ穴の空いたマスク71を通して、その第2のUVフィルム69のトラップ溝に対応する部分73だけを紫外線で露光する。次に、図17に示すように、現像を行って、第2のUVフィルムの非硬化部分を除去し、トラップ溝に対応する部分73だけをレジスト層として残す。これにより、ノズルプレート21のノズルクレータに対応する部分の表面上には高さの低いレジスト層65が、トラップ溝に対応する部分の表面上には高さの高いレジスト層75が形成される。
【0028】
次に、図18に示すように、例えばニッケルなどの金属層77を電鋳メッキ法によりノズルプレート21の表面に成長させる。金属層77は、ノズルクレータに対応するレジスト層65よりは高く、トラップ溝に対応するレジスト層75よりは低い高さまで成長させる。電鋳メッキ法では電界方向に沿って金属層77が成長していくので、ノズルクレータに対応するレジスト層65のエッジ近傍では、図示のように金属層77が湾曲又は傾斜した外表面を形成するように成長し、これが、前述したノズルクレータ27の傾斜面33を形作る。一方、トラップ溝に対応するレジスト層75の周囲は、金属層77で完全に埋まる。
【0029】
次に、図19に示すように、レジスト65、75を除去する。次に、図20に示すように、全体の表面に薄い撥水処理層79(たとえば、ニッケルにテフロンを混入させたもの)をメッキ法により形成する。以上で、前述した形状をもったノズルクレータ27とトラップ溝39とが完成する。
【0030】
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態はあくまで本発明の説明のための例示であり、本発明をこれら実施形態にのみ限定する趣旨ではない。従って、本発明は、上記実施形態以外の様々な形態でも実施することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のインクジェット印刷ヘッドのノズルプレートの平面図。
【図2】図1のA−A線に沿った同ノズルプレートの断面図。
【図3】本発明の一実施形態にかかるインクジェット印刷ヘッドのノズルプレートの平面図。
【図4】図3のB−B線に沿った同ノズルプレートの断面図。
【図5】第1の変形例にかかるノズルプレートの断面図。
【図6】第2の変形例にかかるノズルプレートの断面図。
【図7】第3の変形例にかかるノズルプレートの断面図。
【図8】第4の変形例にかかるノズルプレートの平面図。
【図9】第5の変形例にかかるノズルプレートの平面図
【図10】第6の変形例にかかるノズルプレートの平面図。
【図11】第7の変形例にかかるノズルプレートの平面図。
【図12】本発明の製造方法の第1の実施形態を説明する断面図。
【図13】本発明の製造方法の第2の実施形態のUVフィルム転写工程を説明する断面図。
【図14】本発明の製造方法の第2の実施形態の第1露光工程を説明する断面図。
【図15】本発明の製造方法の第2の実施形態の第1現像工程を説明する断面図。
【図16】本発明の製造方法の第2の実施形態のUVフィルム再転写および第2露光工程を説明する断面図。
【図17】本発明の製造方法の第2の実施形態の第2現像工程を説明する断面図。
【図18】本発明の製造方法の第2の実施形態の電鋳メッキ工程を説明する断面図。
【図19】本発明の製造方法の第2の実施形態のレジスト除去工程を説明する断面図。
【図20】本発明の製造方法の第2の実施形態の撥水処理層メッキ工程を説明する断面図。
【符号の説明】
21 ノズルプレート
23 ノズルプレート表面
25 ノズルプレート主表面
27 ノズルクレータ
29 ノズル
31 ノズル出口
33 ノズルクレータの傾斜面
35、37 ノズルクレータのエッジ
39 トラップ溝
41、43 トラップ溝のエッジ
45 ワイピング用ブレード

Claims (4)

  1. インクジェットノズルの出口が配置された表面を持つノズルプレートと、前記ノズルプレートの表面をワイパーブレードによりワイピングする機構とを備え、
    前記ノズルプレートの表面が、主表面と、前記主表面から凹んだ領域であってこの領域内に前記ノズル出口が配置されている、短冊形の平面形状を持つノズルクレータと、前記ノズルクレータよりもワイピング方向上流側の位置及び下流側の位置の双方に配置されたトラップ溝と、を有しており、
    前記ノズルクレータが、ワイピング方向下流側の辺部に、前記主表面に対して傾斜した傾斜面を有しており、
    前記トラップ溝が、前記ワイピング方向に直角な方向へ、前記ノズルクレータの存在範囲をカバーする範囲に亘って前記ノズルクレータに沿って伸び、且つ前記ワイパーブレードのごみを前記トラップ溝のエッジで保持可能なように該ワイパーブレードが前記トラップ溝の底面に接触しない程度の幅と深さとを有しているインクジェット印刷装置。
  2. 前記ノズルクレータが、ワイピング上流側の辺部にも、前記主表面に対して傾斜した別の傾斜面を有している請求項1記載のインクジェット印刷装置。
  3. 前記ノズルクレータのワイピング方向下流側のエッジが、鈍角であるか又は丸められている請求項1記載のインクジェット印刷装置。
  4. インクジェットノズルの出口が配置された表面を持つノズルプレートと、前記ノズルプレートの表面をワイパーブレードにより所定方向にワイピングすることが可能な機構とを有し、前記ノズルプレートの表面が、主表面と、前記主表面から凹んだ領域であってこの領域内に前記ノズル出口が配置されているノズルクレータと、前記ノズルクレータよりもワイピング方向上流側の位置及び下流側の位置の少なくとも一方に配置されたトラップ溝と、を有しており、前記ノズルクレータが、ワイピング方向下流側の辺部に、前記主表面に対して傾斜した傾斜面を有しており、前記ノズルクレータのワイピング方向下流側のエッジが、鈍角であるか又は丸められているインクジェット印刷ヘッドの製造方法において、
    前記トラップ溝を、前記ワイピング方向に直角な方向へ、前記ノズルクレータの存在範囲をカバーする範囲に亘って前記ノズルクレータに沿って伸びるように前記ノズルプレートの表面に形成する工程と、
    前記ワイパーブレードを、前記ワイパーブレードのごみを前記トラップ溝のエッジで保持可能なように、前記トラップ溝の底面に接触しない程度の幅と深さとに形成する工程と、
    前記ノズルプレートのプレーンな表面に第1の紫外線硬化フィルムを転写する工程と、
    前記ノズルクレータ及び前記トラップ溝に対応する箇所に、穴の開いたマスクを通して前記第1の紫外線硬化フィルムの前記ノズルクレータ及び前記トラップ溝に対応する部分だけを紫外線で露光する工程と、
    現像処理を行って前記第1の紫外線硬化フィルムの非硬化部分を除去する工程と、
    残ったレジスト層の上に別の若干厚めの第2の紫外線硬化フィルムを転写し、そして、前記トラップ溝に対応する箇所にのみ穴の開いたマスクを通して、前記第2の紫外線硬化フィルムの前記トラップ溝に対応する部分だけを紫外線で露光する工程と、
    現像処理を行って、前記第2の紫外線硬化フィルムの非硬化部分を除去し、前記トラップ溝に対応する部分だけをレジスト層として残す工程と、
    金属層を電鋳メッキ法により前記ノズルプレートの表面に、前記ノズルクレータに対応するレジスト層よりは高く、前記トラップ溝に対応するレジスト層よりは低い高さまで成長させる工程と、
    前記レジストを除去する工程と、
    全体の表面に薄い撥水処理層をメッキ法により形成する工程と、
    を備えるインクジェット印刷ヘッドの製造方法。
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